NONWOVENS REVIEW On-Line No.231
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┏☆INDEX ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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1.国内ニュース
2.海外ニュース
3.製品開発

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■自工会
 自動車生産実績が13ヵ月連続で前月比プラスに

 日本自動車工業会はこのほど11月の自動車生産台数を発表したが、それによ
ると四輪車は103万3,349台で、前年同月に比べ7万971台・7.4%増となり13ヵ月
連続で前年同月を上回った。
 四輪車のうち乗用車は87万8,825台で前年同月比8.8%増と13ヵ月連続のプラ
ス、トラックは14万6,134台で同1.2%の減で2ヵ月連続のマイナス、バスは8,390
台で同25.6%の増で22ヵ月連続のプラス。なお、四輪車の国内需要は45万2,629
台で前年同月比2.3%の減少で、輸出は前年同月比124.6%。また1〜11月の生
産累計は1,052万9,193台で、前年同期に比べ61万4,300台・6.2%の増加であっ
た。
http://www.jama.or.jp/stats/product/20061227.html
(12/27)


■7〜9月の化繊生産
 産業資材用が鈍化し25期連続で前年割れ

 日本化学繊維協会がまとめた2006年第3・4半期の「内外の化繊工業の動向」
によると、国内の化繊生産は前年同期比2.6%減の306,000tとなった。衣料用は
昨年の厳冬で冬物製品在庫が一掃され好調に推移したが、車両資材を中心とし
た産業資材用の伸びが鈍化、インテリア・寝装用は輸入品との競合で低調な荷
動きとなり25期連続で前年割れとなった。化繊全体の操業率は前期比横ばいの
68.8%。一方、中国は生産、輸出とも大幅な拡大基調が続いており、化繊生産
は1〜10月で昨年の年間実績を上回った。
 国内の合繊生産は同0.9%減の272,000t。四期ぶりに前年割れとなったポリエ
ステル短繊維をはじめ主要四品種揃って減少した。ポリエステル短繊維は紡績
用、不織布用が好調だったのに対し製綿用の荷動きが鈍かった。産業資材向け
内需はポリエステル長繊維のカーシート用途が弱含み、ナイロン長繊維もタイ
ヤコード、エアバッグ向けが頭打ち傾向にある。輸出はポリエステル短繊維と
アクリル短繊維が減少、輸入は四品種とも増加した。
(化学工業日報12/28)


■ポリオレフィン
 東アジアで反発、1月積み1,300ドル前後で交渉

 ポリオレフィンの価格が東アジアで反発している。中国向け輸出価格は各樹
脂とも11月積みで1,200ドル前半(運賃込み)まで落ち込んだが、現在進行中の
07年1月積み交渉では1,300ドル前後での成約が出つつある。韓国・麗川NCCの定
期修理明け後(11月末)のトラブルによるエチレン上昇や誘導品ライン停止な
どに反応しているようだ。9月積みのピーク時には1,450ドル前後まで上昇した
が、9月後半からは原油価格の軟化や中国需要家の買い控えなどで落ち込んで
いた。
 但し今回も、一時的にエチレンが上昇しバランスが崩れたためとの見方が強
い。麗川NCCはトラブル解消後は年産35万tのクラッカー増設を予定しているし、
中国の茂名石化64万t、蘭州石化の増設クラッカーも来春には本格稼働すると見
られる。また中国のポリオレフィン需要は通例3月まで不需要期であり、ポリ
オレフィンは年明け後に再び弱含む可能性がある。
(化学工業日報12/26)


■ナイロン原料
 韓国・台湾向け12月積み分値上がり

 ナイロン原料となるカプロラクタムの韓国・台湾向け輸出価格が2ヶ月連続
で上昇した。12月積みは1t2,189ドルと11月比で30ドル(1.4%)高い。需要の
引き締まりを背景に、宇部興産など大手メーカーが需要家のナイロン各社に求
めていた値上げが通った。
 供給は減っている。11月下旬にプラントの定期修理を終える予定だった国内
メーカーがトラブルにより再立ち上げを12月下旬に延期した。いっぽう需要は
繊維、樹脂向けとも好調だ。ナイロン各社は当初、製品への転嫁が進んでいな
い事を理由に価格据置きを主張したが、米国や台湾での生産トラブルから原料
ベンゼンに先高感が台頭していることもあり、当初70ドルだった上げ幅を圧縮
するかたちで受け入れた。
 宇部興産は26日、07年1月積みの韓台向け価格を2,280ドルと、06年12月比で
100ドル(4.6%)高く打ち出す事も決めた。現在の需給環境と原料高が続くと
判断した。
(日経12/27)


■宇部興産
 ガス分離膜用ポリイミド中空糸を増産

 宇部興産は、ガス分離膜用ポリイミド中空糸の生産能力を増強する。窒素分
離膜、アルコール脱水膜を中心に世界的に急増する需要に対応する。8月に発
表した増産に続く措置で、これによりポリイミド中空糸は現状の年産50万kmが
08年1月までに180万kmになる。また同中空糸を使ったモジュールの生産能力は
現在の約2万本から約8万本になる。対象は宇部ケミカル工場(山口県宇部市)
およびモジュールを生産する堺工場で、設備投資額は約15億円。
(日刊工業12/28)


■松下電器、松下電池工業
 第3世代高容量リチウムイオン電池を開発

 松下電器と同社連結子会社の松下電池工業はリチウムイオン電池用合金系負
極を開発し、エネルギー密度740Wh/Lの第3世代高容量リチウムイオン電池を試
作した。
 リチウムイオン電池はノートパソコン、携帯電話やデジタルスチルカメラな
どユビキタス社会を支えるモバイル機器やデジタル機器の電源としてその需要
が大きく伸びている成長商品だが、市場からはさらなる「高容量化」と「安全
性向上」とが求められている。今回、同社では負極に従来のカーボン系材料に
代わり合金系材料を開発、この負極を採用した第3世代高容量リチウムイオン
電池の充電電圧は4.2Vで従来世代のリチウムイオン電池と同じだが、最適放電
終止電圧は2.0Vになり、利用電圧範囲は第2世代電池よりもさらに拡大する。
 合金系負極は、従来のカーボン系負極と比較し電極容量が向上するため、さ
らなる高容量化が期待されるものの、充放電の繰り返しで極板が膨張・収縮し
て破壊されるためサイクル寿命性能が低下するなどの課題があり、実用化が困
難であると言われていた。同社では負極組成の最適化と新工法の採用により、
極板の膨張・収縮を緩和させることに目処をつけた。これにより負極の寿命性
能を従来のカーボン負極と同等レベルに向上させ、その結果、高容量化と寿命
性能とを両立し、当社従来電池比40%アップのエネルギー密度740Wh/Lの第3世
代高容量リチウムイオン電池の試作が可能となった。
 同社では今後も更なる長寿命化技術に注力し、第3世代高容量リチウムイオ
ン電池の開発を加速し、「高容量」と「安全」の両立を追求しユビキタス社会
の発展に貢献していく考え。
http://panasonic.co.jp/mbi/news/news/070109.html
(1/9)


■ジーエス・ユアサ
 大型リチウムイオン二次電池の大規模量産体制を計画

 ジーエス・ユアサ コーポレーションは、本社のある京都事業所内で大型リ
チウムイオン二次電池の大規模量産体制を構築する新事業計画を策定した。ハ
イブリッド自動車電源用として使える高品質電池の本格的供給に備えることが
目的。投資額は数10億円で、来期から工事に着手する。今後、順次設備を導入、
最終的には同電池の生産能力を現在の5倍程度に引き上げる方針である。
(化学工業日報12/27)


■日清紡
 電気二重層キャパシタなどの事業強化で化学品事業本部新設

 日清紡は電気二重層キャパシタおよび燃料電池セパレータなどの化学品事業
を同社グループ発展の大きな柱にすべく、07年4月1日付で化学品事業本部を創
設する。これにともない現行の化成品事業本部と開発事業本部を廃止する。概
要は以下の通り。
(1) 化学品事業再編
 化学品事業を成長事業、成熟事業、整理・撤退すべき事業に分け、成長事業
へ人材・資金等の経営資源を集中的に投入するとともに迅速な意思決定を行う。
 製品ごとに営業・開発・製造を一体化した事業部にするとともに人材を機動
的に活用して事業展開のスピードと効率の向上を図る。
(2) 生産拠点の集約
 千葉工場を電気二重層キャパシタおよび燃料電池セパレータの量産拠点とし、
化学品事業の開発・製造拠点を千葉工場と徳島工場に集約する。将来的にはフ
ァインカーボン関連事業も集約し千葉工場を化学品事業の旗艦工場とする。
 ○キャパシタ事業部;これまで研究開発センターで試作品レベルの生産を進
  めてきたが、千葉工場内に本格的な量産設備を導入し、生産拠点は同工場
  に一本化する。今秋には生産開始の予定。初年度の投資額は約10億円を見
  込む。
 ○燃料電池事業部(燃料電池セパレータ);これまでの美合工場に加え、千
  葉工場内に設備を新設する。08年度中には生産を開始する予定であるが、
  設備投資の内容等詳細計画は現在策定中。
 設備投資後、当面は美合工場と2拠点での生産体制となるが、将来的に千葉
工場へ集約することを考慮しながら、市場動向等もふまえ最適生産体制を整え
ていく。
(1/9)


■日清紡
 銅イオン導入新素材の感染抑制効果を確認

 日清紡は同社開発素材“GAIACOT”に導入した銅イオンの細菌・ウイルスに対
する効果研究を帯広畜産大學と共同で行っており、鳥インフルエンザウイルス
に続き実感染が起きている人インフルエンザA型、牛ロタウイルスについても
研究を実施してきたが、このほどエンベロープ膜をもつインフルエンザウイル
スに加え、一般消毒薬剤に抵抗性があるエンベロープ膜を持たない小型球形タ
イプのロタウイルスに対しても高い対ウイルス性(感染力価抑制効果)がある
ことを確認した。
 同社はウイルスの接触・飛沫・空気伝播の感染リスクに対し、GAIACOTをマス
ク・フィルター・衣類にほか各種製品の構成材として感染源と非感染者間の伝
播リスクに対する安全性を高められるものとして位置づけている。織物・不織
布などの展開が可能であるGAIACOTの素材特性を活かし、医療現場から畜産養鶏
業界、一般生活商品分野まで、必要とされる機能を満たした製品化を進め安全
性と快適性を両立した素材としての展開を図っている。
http://www.nisshinbo.co.jp/press/index.html
(12/27)


■立体型マスク
 インフルエンザの流行に伴い販売が好調

 インフルエンザの流行に伴い、ドラッグストアやスーパー、コンビニなどで
立体型マスクの販売が好調だ。通常のマスクに比べ密着性が高いうえ、話しや
すいなど使い勝手も良い点が受けている。
 セブン−イレブン・ジャパンでの売れ筋はユニ・チャームの“かぜ用 超立
体マスク”(3枚入り198円)など。マスク売り場の品揃えも昨年より2種類増
やし11種類とした。ユニ・チャームの超立体マスクは出荷高が昨年比20%増と
いう。
 ドラッグストア、CFSコーポレーションでは興和の“クリーンラインコーワ三
次元マスク”(5枚入り希望小売価格630円)が前年比5%増。同社は使い捨て
型から立体型に重点を移行。立体型は口紅が付きにくく、女性に好評と言う。
 ローソンでは高機能マスクの品揃えを強化。玉川衛材の“ウイルス花粉 吸
着分解マスク”(5枚入り398円)や白元の“快適ガードプロ”(5枚入り458円)
などの販売も始めた。大手メーカーでもユニ・チャーム、ライオン、佐藤製薬
に続いて花王も12月18日から“花王立体マスク”(8枚入りオープン価格)を発
売した。
(日経12/26)


■ローソン
 花粉関連商品コーナーを設置

 ローソンは春の花粉飛散シーズンに向け花粉関連商品を集めたコーナーを設
置、07年2月6日から全国のローソン店舗で展開する。
 07年シーズンは花粉の飛散量は少ないと予測されているが、これは06年夏に
北日本、東日本で天候不順だったため。しかし、同社では飛散量は少ないもの
の潜在ニーズは依然高いことに変わりはないとして、関連商品の品揃えを充実
させるもの。
 07年シーズンから新たに採用になった商品には、マスクの内側に装着するフ
ィルター“ライオン アルフレッシュウェットフィルター”、鼻腔塗布クリーム
“フマキラー 花粉鼻でブロック 5g”などがある。また前年から引き続く商品
として保湿BOXティッシュ“ネピア 鼻セレブティッシュ220W”、不織布マスク
“ユニチャーム 超立体マスクかぜ用3枚”なども揃えている。こうした商品を
1ヵ所に集めて花粉関連商品コーナーとして展開する。コーナー展開期間は07
年2月6日〜4月2日。
http://www.lawson.co.jp/company/news/1144.html
(12/27)


■オカモト
 昭和電工プラスチックプロダクツの食品用脱水・調湿シート事業の
 営業権を譲受

 オカモトは昭和電工の子会社である昭和電工プラスチックプロダクツから食
品用脱水・調湿シート事業の営業権を譲受する。
 昭和電工は合成樹脂加工事業の再編を継続的に実施しており、今般、本事業
の譲渡を決定したもの。オカモトは食品包装業界を通じて、食品包装用フィル
ム・食品衛生用品を中心に食品流通業界に幅広く営業活動を行っているが、脱
水・調湿シート事業を加える事でより充実した品揃えとなる。
 譲渡日は07年4月1日で、商品名、パッケージデザインなどはそのまま継承。
発売元、商標権はオカモトに移動する。
http://www.okamoto-inc.jp/news/20061226.html
(12/26)


┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■展示会
 SINCE '07が10月に上海で開催

 SINCE'07が(The 12th Shanghai International Nonwovens Conference and
Exhibition;第12回上海国際不織布展示会・会議)が今年10月22〜24日の3日間、
中国・上海のINTEX(上海国際見本市会場)で開催される。
 同展示会は2年に1度の開催で、05年の第11回は同じ会場の展示面積1万2,000
m2に内外から240社以上が出展、来場者も2万人を超えるなど年々盛況さの増す
国際不織布展となっている。
 なお、同展示会概要はウエブサイトwww.since2007.comに掲載。
(1/9)

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.232
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1.国内ニュース
2.海外ニュース
3.製品開発

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■2006年化学繊維生産動向
 世界の06年化学繊維生産は5%増の3,700万t、日本は3%減の121万tに

 日本化学繊維協会はこのほど「内外の化学繊維生産動向」(2006年)を発表
した。それによると、06年の世界の繊維生産(推定)は前年比4%増の6,350万t
で、前年の減少から増加に転じ過去最高を記録、化学繊維は5%増、綿は2%増
であった。
 まず天然繊維を見ると、綿が米国、ウズベキスタンで減少したものの、中国、
インドなどで増加し2,510万t、前年比2%の増加が見込まれ、04年の史上最高
記録に次ぐ史上2番目の水準となる見通し。羊毛は、干ばつにより最大生産国
のオーストラリアが減少となり、世界全体では2%減となる見込み。化学繊維
については前年比5%増の3,700万t、うち合繊は5%増の3,410万t、セルロース
繊維は10%増の288万tと5年連続の増加となり、1989年(294万t)以来の高水
準であった。化学繊維の繊維生産全体に占める割合は58.3%、合繊は53.8%。
前年に比べ、それぞれ0.8ポイント、0.6ポイントのシェアアップとなった。
 主要国・地域別に化学繊維生産をみると、中国が前年比15%増と依然2桁増
を続け、インドが11%増となったほかは軒並み減少となり、中印2強時代の本
格的な到来を印象づけるものとなった。中国の世界に占める割合は前年の47%
から06年は50%強に拡大したと推定される。インドも台湾、米国に迫る勢いで、
07年には中国に次ぐ世界第2位の化繊生産国に台頭するものとみられる。
 その他の国・地域については、韓国、台湾はポリエステルを中心に減少が続
き、それぞれ11%減、5%減であった。ASEANはポリエステルの減少で2%減。
アクリル、レーヨンで企業撤退があった米国は8%減となった。産資用が堅調
な西欧は2%減と、前年の8%減から減少幅が縮小した。
 主要品種別に見ると、ポリエステルはフィラメントが前年比7%増の 1,590
万t、ステープルが6%増の1,130万tと、化繊生産の増加を牽引。ナイロンは2%
増の395万tで、近年は400万t前後で横ばい状態。アクリルSは5%減の252万で
2年連続の減少となり、1999年(250万t)以来の低水準。セルロース繊維はフ
ィラメント、ステープルともに増加し、全体では10%増の288万tであった。
 日本の06年における化学繊維生産は121万t(推定)、前年比3.0%減。合成繊
維同2.4%減の106万tで6年連続の減少。ポリプロピレン(1.9%増)が増加、
ポリエステルS、ナイロンFはほぼ横ばいにとどまったが、ポリエステルF、アク
リルSが減少した。また、セルロース繊維の生産は15万t、同7.2%減。レーヨン
Sは微減ながら、アセテートが大きく減少した。なお、主要品種のなかで唯一
伸びているポリプロピレンでは、不織布用好調によるフィラメント(3%増)の
増加が目立っている。
http://www.jcfa.gr.jp/f2-pres.html
(1/16)


■再生繊維・原料
 輸出増や発生減で国内価格が軒並み高騰

 再生ポリエステルなど再生繊維や、反毛(はんもう)など再生繊維原料の国
内価格が軒並み高騰している。中国への輸出増や国内紡績業の縮小に伴う発生
量の減少で流通量が減り、国内需要が引き締まったことが主因だ。合成繊維や
天然繊維など一般の繊維が値上がりしていることも再生品の価格を押し上げる
要因になっている。
 ペットボトルを粉砕したチップから作る再生ポリエステル短繊維の市中価格
は170〜190円/kg前後で前年同期比で20〜25円(12〜13%)高い。
 毛織物の裁断くずで作る反毛の価格は上質品が600円/kgと1年前に比べ10〜
15%上昇。カシミヤの紡績過程で生じる落ち綿から作る中間原料(ノイル)は
7,500円/kgと、この3年で50%上がった。亜麻の落ち綿で作る紡績原料・コッ
トンナイズドファイバーは20単糸向けが300円/kgと前年同期比で20円(7%)高
い。
 国内需給は引き締まっている。再生ポリエステルの場合、原料となるペット
ボトルの中国向け輸出が伸び、国内流通量の減少につながった。反毛も国内紡
績業の縮小でメーカーからの発生量が減少している。粗原料である農畜産物や合繊
原料の値上がりも、競合する再生品の価格を押し上げる要因になっている。羊
毛の場合、指標となるオーストラリア産の価格は干ばつの影響で昨年10月から
11月にかけて110豪セント(15%)上昇、その後も高値での推移が続き、競合す
る反毛への引き合い増につながっている。
 合成繊維の場合、再生原料となるペットボトルの粉砕チップの価格が上昇し、
再生繊維の価格をも押し上げた。再生ポリエステル大手の帝人ファイバーは再
生ポリエステル短繊維の需要家向け価格を紡績用で昨年4月と10月に引き上げ
ている。
(日経1/6)


■三井化学
 4月から3事業本部制を敷き新成長戦略

 三井化学は、合併10周年を迎える2007年度を機に、今後10〜15年をにらんだ
新たなグループの成長戦略を推進する。2015年前後をターゲットとした長期経
営目標として営業利益1,500億円以上、総資産営業利益率(ROA)10%以上の収益
目標とともに、環境対策において温室効果ガス(GHG)原単位指数を90年度対比90
以下にするなどの数値目標を設定する。
 これら長期目標に向けた取り組みの第一弾として、今年4月から既存の「石
油化学」「基礎化学品」「機能化学品」「機能樹脂」の4つに区別されている
事業グループを、石化、基礎化を統合した「基礎化学品」、エラストマーや機
能性ポリマーなどの「機能材料」、精密化学品や先端農薬分野などを含む「先
端化学品」の3事業本部制に再編する。また新製品開発の加速を目的として、
事業本部直結の開発センターを設置するなど、研究開発体制の強化も同時に実
行していく方針。
(化学工業日報1/9)


■ホギメディカル
 150億円を投資して手術キット生産能力を倍増

 ホギメディカルはメスや注射器、糸など手術に使う医療用具のフルキット製
品“オペラマスター”の生産能力を2倍にする。2011年3月期までに約150億円
を投じ、筑波工場(茨城県牛久市)内に自動生産ラインと減菌施設を新設。約400
施設に安定納入できる体制を築く。手術原価などの情報管理システムと組み合
わせ、病院経営を効率化できることを訴求して拡販する。
(日経産業1/11)


■水資源事業
 日本企業により世界各地で拡大

 日本企業が海外で飲料・工業用水をつくり出す水資源事業を拡大している。
 旭化成は中国で2件の大型施設向けで水処理に使う精密濾過膜を受注した。北
京市郊外では3万5,000t/日の汚水処理施設用に、浙江省では発電所向けに5万t
/日を淡水化する前処理施設用に納入する。中国での06年の受注額は前年比5割
増で推移し、昨夏に水処理膜の現地生産を始めた杭州工場はフル稼働中だ。ま
た米国ミネソタ州でも、36万t/日の浄水場向けに水処理膜を受注。100万人の水
を賄う施設でシステムを含む納入額は20〜30億円。同社の水処理事業の売上高
は06年で約100億円だが、10年には500億円に引き上げる。
 東レは地中海に面するアルジェリアとイスラエル、マルタで海水の淡水化に
使う逆浸透膜を受注した。アルジェリアの設備はアフリカ最大の淡水化プラン
トで20万t/日を造水、イスラエルやマルタも同5〜9万t規模になる。東レは逆浸
透膜では世界3位で、水処理関連事業の売上高は今後10年以内に3倍の1千億円
を目指す。
 逆浸透膜で米ダウ・ケミカルに次ぐ世界2位の日東電工も、中国浙江省など
で発電所の淡水化設備向けに3件の受注に成功した。10年後には売上高を現在
の2倍の280億円に増やす。
 大手商社は中東などで海水淡水化や上下水道整備など大型施設の運営に乗り
出している。三菱商事はサウジアラビアで地元企業などと組み、発電と淡水化
を組み合わせ、総事業費で2,300億円前後とされるプラント建設の優先交渉権を
得た。三井物産や丸紅、住友商事なども受注活動や水道会社への投資を強化す
る。
(1/14日経)


■協和
 今シーズンのランドセル市場動向を発表

 ランドセルメーカーの協和は、ランドセル商戦のピークを迎え今シーズンの
市場動向を発表した。主な内容は以下の通り。
 (1) 市場規模
 06年度入学児童数;118万565人
 ランドセル購買予測数量;約100万個
 その他の簡易ランドセル;約全体の10〜15%の児童が使用
 (2) 市場の動向
 入学児童数が120万人を割り、昨年度の入学児童数と比較すると約7,000人、
今年卒業を迎える6年生の人数と比較してみても約5万人減少。少子化傾向から
か、購入者の保護者はより良いランドセルを選び、早期購入の傾向。ここ数年、
ランドセルに付加されている機能で重視するポイントは、ほとんどの保護者が
「子供の安全」で、その半数が「子供に防犯ブザーを持たせる」という回答だ
った。
 (3) カラー化
 女の子のローズ系カラーがさらに増える傾向。カラーのランドセルは、百貨
店において多く購入される傾向にある。
 (4) デザイン
 04年頃からのカラー化に伴いデザインも多様化、百貨店、専門店などでは取
扱いが多くなっている。売り場にはカラフルなランドセルが並んでいるが、実
際に購入されるカラーは黒系赤系のバリエーション。昨年よりピンク系の人気
が高まっており、従来の人気色である赤を追い越している。定番の赤の色も、
明るい赤色に変化してきている。
 (5) 素材
 地域により多少の購入傾向があるものの、全体的に人工皮革の購入が圧倒的
である。関西地区(静岡以西);人工皮革95%、天然皮革5%、関東地区(静岡
以北);人工皮革90%、天然皮革10%。
http://www.kyowa-bag.co.jp/index.html
(1/12)


■東レ
 家庭用浄水器“トレビーノ アクアマイスター”を発売

 東レはこのほど浄水能力・機能に加えキッチン用品としてのデザイン性も高
めた“トレビーノ”ブランドの最高機種“トレビーノ アクアマイスター”を1
月中旬から一部の百貨店、インテリアショップ、通信販売で発売開始する。
 この商品は(株)ウォータースタジオとのコラボレーションで生まれた。ミネ
ラルウォーターの利用頻度が高く、水にこだわる都市部生活者で浄水器は使用
していない人に対して調査・分析を行い、機能面・デザイン面などのすべてに
おいてターゲットとする消費者が満足できるコンセプトを追求した。主な特長
は以下の通り。
 (1) アクアマイスター専用中空糸フィルター;中空糸フィルターの膜厚を従
来比1.5倍にし、中空糸フィルターの耐圧性能を約1.8倍に高めた。中空糸フィ
ルターは外壁に0.1μm単位の微細な孔が緻密に並び、内層に向かって疎になる
東レ独自の多層構造を形成。この中空糸フィルターを束ねた約4,000cm2の膜面
積をもつ中空糸モジュールが濁り、鉄サビなどのミクロの汚れや、一般細菌、
大腸菌、原虫類などをしっかり除去する。 
 (2) 抗菌粒状活性炭;1gあたり1,000m2の表面積をもち、粒度が細かく優れ
た除去性能をもつ抗菌粒状活性炭を採用し遊離残留塩素、カビ臭(2-MIB)、ト
リハロメタン、テトラクロロエチレン等の有機塩素化合物をしっかり除去する。
 (3) イオン交換体;鉛管由来の溶解性鉛を効率よく除去するイオン交換体を
採用。
 (4) 液晶デジタルディスプレイお知らせ機能;本体に搭載した「液晶デジタ
ルディスプレイ」は、浄水器を最適な状態で使いこなすためのお知らせ「初期
排水時間」「浄水の流量超過」「本体への温水流入」「カートリッジ交換の目
安」「電池交換」を表示する。
http://www.toray.co.jp/news/consumer/nr070115.html
(1/15)


■ライオン
 衣類同士の摩擦を大幅に減ずる木材由来パウダーを開発

 ライオンは、繰り返し洗濯をしても繊維の手触りやふっくら感を損なわない
技術を開発した。洗剤に2種類の木材由来のパウダーを加えたもので、繊維の
一本一本をコーティングして衣類同士の摩擦を約20%に減らす効果があった。
また、繊維の間に入り込んで衣類のふっくら感を維持できるという。摩擦を減
らしても、洗浄力は変わらなかった。同社ではこの技術を使った洗剤を3月に
販売する計画だ。
 開発したパウダーは、針葉樹と広葉樹をそれぞれ粉状にして、化学的に修飾
している。主成分が綿と同じセルロースのため、綿との親和性が高い。針葉樹
のパウダーは摩擦の低減、広葉樹のパウダーはふっくら感を出すのに効果があ
る。百種類以上の化合物から選んだ。
(日刊工業1/16)


■白十字
 賀詞交歓会に400名以上が出席

 白十字では1月10日、東京都千代田区の薬業健保会館において「2007年白十
字グループ賀詞交歓会」を開催し、会場には取引先企業など423名(263社)が
来場した。
 冒頭、年頭の挨拶に立った天田忠正代表取締役社長は、いざなぎ景気を上回
るとされながら景気回復の実感に乏しかった昨年を、「12月は暖冬気味で消費
意欲が鈍っていたようだが、ノロウイルスの発生で消毒関連商材に多少の活気
があったのは救いだった」と振り返った。その上で、第3四半期を昨年12月で
終了した同社の業績が新製品の寄与で増収だったことを報告しながらも、「販
売価格の下落、原油価格の影響を受けた原材料価格の高止まりが収益を圧迫し
ており、より一層の生産コストへの引き下げを進めていく」と改めて今後の方
針を示した。
 次いで、白十字親和会会長の岡本良彦不二ラテックス椛纒\取締役社長の祝
辞の後、天田代表取締役社長に加えて今井久純サンマルイ椛纒\取締役社長、
大久保温イチジク製薬椛纒\取締役社長、岡本正敏森川産業椛纒\取締役社長、
松浦由治ピッププトウキョウ椛纒\取締役社長、松村誠一ピジョン椛纒\取締
役社長らによる鏡割りが行われた。岡本多計彦オカモト椛纒\取締役社長の音
頭で乾杯した後、会場は和やかな歓談に入り、國米規正取締役会長の御礼の挨
拶をもって散会した。
(1/10)


■日本バイリーン
 第3回国際水素・燃料電池展に出展

 第3回国際水素・燃料電池展(FC EXPO 2007)が2月7日(水)〜9日(金)、東京
ビッグサイト東展示棟で開催されるが、日本バイリーンは今回「スタック部材
ゾーン」で不織布による新たな提案製品を出展する。
 具体的な出展品としては、(1) ガス拡散多孔体(炭素繊維材料を使用しない
新しいタイプのガス拡散多孔材料)、(2) ナノ繊維不織布(ナノ繊維から構成
された薄くて高い空隙率もった不織布)、(3) 燃料電池用フィルタ(燃料電池
システムに清浄な空気を供給する除塵・脱ガスフィルタ)、ほかを予定してい
る。
http://www.vilene.co.jp/news/list/n505.htm
(1/12)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■エルク社(米国)
 ビルディング社からの買収の受け入れを回避

■ダイアモンド・ワイプス・インターナショナル社(米国)
 米国東部、カナダでの事業拡張を目指し、オハイオ工場を購入

■トルッツシュラー・グループ(ドイツ)
 水流絡合機器メーカー、フレッスナー社の買収で不織布事業を強化

■アルビス社(欧州)
 イタリアのアルビス社が、12月にドイツ工場で初のスパンレースラインを稼
 働開始

■ジオティップテクス社(ハンガリー)
 5m幅のニードルパンチラインを購入

■キンバリー-クラーク社(ブラジル)
 ブラジルの子会社、キンバリー-クラーク・ケンコ・インダストリア・エ・
 コメルチオ社株の残り30%を買収

■欧州
 11月のポリプロピレン、ポリエステル価格は低下、レーヨン価格は安定

■ブラック&デッカー社(米国)
 不織布製ヘッドを使用した電池式クリーニング製品を販売

■マクエアレイズ・フリースストッフェ社(米国)
 ドイツのマクエアレイズ社が、米国バージニア州工場にサニタリー・医療・
 フィルター・食品パッケージング用8ラインを設置

■オンテックス社(欧州)
 欧州のサニタリー製品加工業者を買収計画

■ポリマー・グループ(米国)
 スタンダード&プアーズ社が、ポリマー・グループの信用格付けを安定的か
 ら弱含みに変更

■ロックライン・インダストリーズ社(米国)
 細菌汚染の自社ブランド、ウェットワイパーをウォルマート・ストア、サム
 ズ・クラブから回収

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■P&G
 天然消臭ポリフェノール配合の“ウィスパーナチュラル消臭”を発売

 P&Gは生理用品ウィスパーから、パンティライナー“ウィスパーナチュラル消
臭”を07年1月下旬より全国で新発売する。
 新製品ウィスパーナチュラル消臭は表面シートにポリフェノールを採用し、
約12倍の消臭効果を実現した。製品の主な特徴は以下の通り。
(1) ポリフェノール配合で12倍の消臭効果;表面シートに天然消臭ポリフェノ
  ールを配合。約12倍の消臭効果を実現
(2) すべすべコットンシート採用;つけ心地のよさを追求し、表面シートに優
  しい素材の不織布“すべすべコットンシート”を採用。すべすべしていて
  コットンのようなやわらかい肌触り。
(3) バックシートにはグリーンリーフを採用;さわやかな気分で使えるように
  と願い、グリーンリーフをバックシートにプリント
http://jp.pg.com/news/2007_01/200701/20070111p01.htm
(1/11)


■明治製菓
 花粉用マスク“花粉立入禁止マスク”を発売

 明治製菓は花粉症のアレルギー症状を引き起こす原因物質である「花粉アレ
ルゲン」を徹底的にブロックする、新しいコンセプトの花粉用マスク“花粉立
入禁止マスク”を、1月16日全国で発売する。
 この花粉立入禁止マスクは3枚入り・473円(希望小売価格、税込)、ドラッ
クストア、一部コンビニエンスストア、スーパーなどで発売する。販売目標金
額は4億円/年。主な特長は以下の通り。
 (1) 新開発の“3D吸着フィルター”が今まで防ぎきれなかった「花粉アレル
   ゲン」を吸着し離さない
 (2) 花粉を99.9%ブロックする
 (3) 呼気中の水分による花粉吸着力の減衰がない
 (4) 3次元的にからめとるので吸着容量が格段に多い
http://www.meiji.co.jp/corp/news/2007/0110_01.html
(1/10)

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.233
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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■クラレ/スーパー繊維“ベクトラン”の生産設備を増強
■帝人ファイバー/リサイクル可能な高性能防水透湿素材“エコストーム”を
 開発
■旭化成ケミカルズ/アメリカ最大級規模の浄水場設備に中空糸ろ過膜“マイ
 クローザ”受注
■住之江織物・東洋紡/鉄道用シートなどポリエステル製クッションを増販
■BASF/高吸水性樹脂で間接食品接触用途におけるFDA認可を取得
■テスコ/無機系難燃剤3種を輸入販売
■王子キノクロス/富士宮の加工設備を富士工場へ移設・集約化
■東洋紡/「ADVANCE」をテーマに第48回SURE SPORTSR展を開催

<催事:互礼会・賀詞交歓会>
■日衛連/賀詞交歓会を開催、活性化準備委員会による組織見直しの概要を発
 表
■日本不織不協会/賀詞交歓会に関東100名以上,関西300名以上が参集

<製品開発>
■ユニ・チャーム/生理用品“センターイン”全面刷新・ブランド強化
■エステー化学/防虫剤“ムシューダ1年間有効ウォークインクローゼット専
 用”を発売

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■クラレ
スーパー繊維“ベクトラン”の生産設備を増強

 クラレはこのたびポリアリレート系のスーパー繊維“ベクトラン”の需要増
加に対応するため、クラレ西条での生産設備を増強する。総額7億円を投じ、
紡糸設備の新設と熱処理設備のデボトルを行い、現在の600t/年から1,000t/年
体制にもっていく。完工時期は07年10月の予定。
 このポリアリレート系繊維ベクトランは、一般的には「スーパー繊維」と呼
ばれる高強力高弾性率繊維として位置づけられ、また高機能繊維として優れた
低クリープ性・非吸湿性・極低温下での高強力物性・耐湿磨耗性など他のスー
パー繊維には見られない種々の特長をもつ。国内では水産資材などの既存用途
に加えて、イヤホンコード・成層圏飛行船膜材のテンションメンバー、バレー
ボールやテニスのネットロープ、海洋調査用ロープ、プラスチックの補強材料
などベクトランの性能が際立って活かせる用途での利用が進んでいる。また最
近の欧米市場では防護手袋、ロープ、膜体の基布といった広範な用途に展開さ
れ、土木・建築資材、光ケーブル、さらには新規用途の分野でも一層の成長が
期待されている。
 同社ではCAMI社を買収したことにより、大市場である欧米市場を自ら手掛け
ることで、市場ニーズ・情報をより早く的確に捉えることができるようになり、
さらには一貫生産・販売を行うことで日・米・欧3極におけるベクトラン事業
拡大のスピードアップが可能になっており、今回の設備投資はグローバル戦略
の第一歩と位置づけられる。
 設備概要は以下の通り。
(1) 場  所;クラレ西条株式会社(愛媛県西条市朔日市892)
       社長・広瀬靖弘氏、資本金1,000万円(クラレ100%)
(2) 設備投資;7億円
(3) 生産能力;増強分400t(600t/年→1,000t/年)
(4) 完工時期;07年10月予定
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/070122.html
(1/22)


■帝人ファイバー
 リサイクル可能な高性能防水透湿素材“エコストーム”を開発

 帝人ファイバーはこのほど、リサイクル繊維を使用したポリエステル100%の
防水透湿素材“エコストーム(R)”を開発し、本格的に展開していく。
 エコストームは再生繊維を使用しながら最高水準の防水透湿性能を実現した
もので、ポリエステル100%であることから、使用済みとなった製品を回収すれ
ば帝人ファイバーが展開している完全循環型リサイクルシステム“エコサーク
ル(R)”で新たな繊維に再生することが可能。快適性能と環境性能を高次元で融
合した、これまでにない画期的な素材と言える。特徴は以下の通り。
(1) 帝人グループが世界に先駆けて開発したケミカルリサイクル「繊維to繊維」
  の技術により、使用済み製品から石油由来のものとまったく同品質の繊維
  を再生することができるため、リサイクル繊維を用いて顧客ニーズに応じ
  た高性能な表地をさまざまなバリエーションで実現できる。
(2) 高い耐水圧・透湿性を持つ耐久性の高い薄膜タイプのポリエステルフィル
  ムをラミネート加工することにより、アウトドアやスポーツ用のジャケッ
  ト、レインウェアに求められる高い防水性・撥水性・透湿性・防風性機能
  を有するとともに、耐久性や薄くて軽くてソフトな風合いも兼ね備える。
(3) ポリエステル100%のため、ラミネートするポリエステルフィルムの製造に
  際して有機溶剤を使用しておらず、燃焼時の有毒ガスの発生が最小限に抑
  えられる。
(4) 最終製品を使用後に回収すれば、エコサークルによるケミカルリサイクル
  が可能なため、石油使用量や廃棄物の削減に加えエネルギー使用量や二酸
  化炭素排出量も大幅に削減することができる。
(5) 基本性能は、耐水圧20,000mmH2O 以上(JIS L1092 B)、透湿性5,000g/m2
  ・24hr 以上(JIS L1099 A-1)、15,000g/m2・24hr 以上(JIS L1099 B-1)
 環境意識の高い国内外のスポーツアパレルに加え、グリーン購入が求められ
る官公庁や自治体、環境配慮志向が高まっている企業のユニフォームなどを中
心に需要の拡大が期待されることから、帝人ファイバーではエコストームをエ
コサークルの拡充に向けた戦略素材と位置づけ、今後グローバルに展開してい
く考え。
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/index.html
(1/24)


■旭化成ケミカルズ
 アメリカ最大級規模の浄水場設備に中空糸ろ過膜“マイクローザ”受注

 旭化成ケミカルズではこのたび、アメリカミネソタ州ミネアポリス市の浄水
場で同社の中空糸ろ過膜“マイクローザ”の採用が決定した。
 アメリカでは、動物に感染する寄生性原虫クリプトスポリジウムからの汚染
防止の規制が強化された。これにより、従来の凝集・沈殿、砂ろ過法から膜に
よるろ過方式が進展することが見込まれている。
 今回受注したのは、水量36万m3/日の超大型設備で、アメリカでも過去最大級
の規模で、日本国内の膜処理能力総水量62万m3/日(05年度)の58%に相当する。
ミネアポリス市では26万 m3/日の第1期に続く2期設備だが、同社が開発してき
た高機能中空糸ろ過膜マイクローザが高く評価され今回の受注となった。受注
内容は以下の通り。
 <ミネアポリス市Fridley(フリドリー)浄水場>
(1) 場  所;アメリカ ミネソタ州ミネアポリス市Fridley浄水場
(2) 処理能力;360,000m3/日 処理水量
(3) 稼動時期;09年7月膜システム納入、11年1月フル稼動
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2006/ch070117.html
(1/17)


■住之江織物・東洋紡
 鉄道用シート向けなどポリエステル製クッションを増販

 住之江織物や東洋紡がポリエステル製クッションの販売を伸ばす。リサイク
ルし易い構造に加工できるため、新幹線など鉄道車両のシート用クッションを
中心に採用が拡大している。繊維のヘタリが少なく通気性も高い。リサイクル
などの体制を整備しながら、鉄道会社への売り込みを強める。
 住之江織物は2007年5月までにポリエステルクッションの新型加工成形設備
導入に1億円強を投入、1個当たりの生産効率を11倍に高める。ポリエステル綿
を真空状態から減圧、膨張させた後で蒸気の熱で型をつける。同社では帝人と
共同でポリエステル製品のリサイクルシステムを構築。帝人から原料を調達し、
製造工程で出る端材は自社で、使用済み製品は帝人が再生している。環境配慮
型の新製品として、クッションに直接貼り付けられ、再生の工程が容易なポリ
エステル 100%の鉄道座席シートも開発中だ。09年度にはポリエステルクッシ
ョンで06年度比33%増の8億円の売り上げを見込む。
 東洋紡の弾性ポリエステル樹脂は07年から運行する新型新幹線車両への採用
が決まった。ウレタンに比べ通気性と耐久性、弾力性で3割性能を高めた。使
用後はボタンなど別の用途の樹脂に再生できる。介護用など高級ベッドのマッ
トとしての展開も好調だ。生産設備の余力はあり、08年度には販売量が05年度
比3倍弱の500tへと増える見通し。
 現在のクッションの主流はウレタンだが、ポリエステルのシェアも2割程度
まで上がってきた。環境配慮型素材として今後採用が増え、09年度には3割に
達するとみられる。鉄道車両の国内市場は横ばいだが日系車両メーカーが中国、
台湾からの受注を増やすなど海外市場が拡大している。
(日経産業1/18)


■BASF
 高吸水性樹脂で間接食品接触用途におけるFDA認可を取得

 BASFの高吸水性樹脂(SAP)が、米食品医薬品局(FDA)から間接食品接触用途に
おける使用認可を取得した。食肉や果物などのパッケージに使用すれば、食品
から出る水分などを吸収して鮮度を保持できる。SAPは紙おむつ向けに需要が伸
びているが、今回の認可により食品が新たな需要分野となる可能性が出てきた。
(化学工業日報1/22)


■テスコ
 無機系難燃剤3種を輸入販売

 テスコ(東京都千代田区岩本町)では、このほど独ナバルテック社から、環
境配慮型の水酸化アルミニウム系難燃剤“APYRAL”と特殊耐熱水酸化アルミニ
ウム系難燃剤“APYRAL AOH”(ナノ粒子状ベーマイト)および水酸化マグネシ
ウム系難燃剤“APYMAG”の輸入を開始した。なかでもポリマーの加工上限温度
が320℃と高耐熱性の“APYRAL AOH”を目玉に売り込む考え。
 REACHなど、有害化学物質への規制が強まるEUでの販売実績を持つ独ナバルテ
ック社から、ノンハロゲンかつ特定有害物質も使用しないため、既存の難燃剤
に代替される製品として輸入を開始した。ユーザーの要望に合わせて粒度調整、
製造元への差別化商品の製造を提案していく考え。3年後、電子材料向けを中
心に販売目標は年間1千tとしている。
http://www.kk-tesco.jp
(化学工業日報1/17)


■王子キノクロス
 富士宮の加工設備を富士工場へ移設・集約化

 王子キノクロスでは1月8日、富士宮工場内にあった加工設備を新築の富士工
場構内倉庫2階へ移設し稼動させる。
 移設・稼働の加工設備は平判裁断機(ナイフ裁断)1台、油圧式抜型裁断機
2台、トレーマット裁断機2台、ホットメルト貼合機1台、スリッター1台、四つ
折機1台、各種包装機。これにより原紙から加工の生産機能を集約し、顧客への
品質・クイックデリバリなどのサービス向上が図られることになる。
http://www.kinocloth.co.jp/news/news070116.htm
(1/18)


■東洋紡
「ADVANCE」をテーマに第48回SURE SPORTSR展を開催

 東洋紡の合繊スポーツウエア素材を取り扱う衣料ファイバー事業部は、08年
春夏向け展示商談会「SURE SPORTSR展 XLVIII」を開催する。
 今回のテーマは「ADVANCE」(前進)。概要は以下の通り。
(1) 日時;大阪1月23〜26日10:00〜17:00、東京1月31日〜2月2日10:00〜17:00
  (いずれも最終日は16:00まで)
(2) 場所;大阪・東洋紡本社ビル12F大ホール
     東京・東洋紡東京支社ビル3F TBホール
(3) テーマ;「ADVANCE」(前進)。未来に向かって前進していくシュアスポー
  ツグループの新しい確かな機能素材を提案。
  出展点数は生地約250点、縫製品約40点の予定。
http://www.toyobo.co.jp/press/press258.pdf
(1/19)

┏☆ 催事:互礼会・賀詞交歓会 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日衛連
 賀詞交歓会を開催、活性化準備委員会による組織見直しの概要を発表

 (社)日本衛生材料工業連合会(日衛連;高原慶一朗会長)は1月17日、東京
駅八重洲北口・ルビーホールにおいて「平成19年新年賀詞交歓会」を開催し、
会員企業など約200名が来場した。
 賀詞交歓会に先立ち、日衛連副会長で傘下の各工業会会長である、天田忠正
全国衛生材料工業会会長、神田博至全国紙製衛生材料工業会会長、松村誠一日
本清浄紙綿類工業会会長、鎌田真全国マスク工業会会長らの臨席で記者会見が
行われた。
 会見では、昨年9月よりスタートした“活性化準備委員会”(天田忠正委員長)
において検討されてきた連合会組織の見直しについての概要が発表された。
 それによると、同委員会設立の背景として、昨年度の全国マスク工業会の発
足により傘下工業会が5工業会へと増加し正会員数も144社と拡大した結果、対
象商品群も拡大し、各工業間の情報交換・意思疎通が不十分となってきた。そ
うしたことを踏まえ、(1)横断的な問題解決と組織の強化、(2)日衛連としての
意思決定の明確化、迅速化の必要、(3)医薬行政、環境行政の情報収集活動と対
応体制、組織内外への広報活動の強化、などを活動の目的として結成された。
同委員会のメンバーは16名で、天田委員長と新体制となった事務局を中心に、
高原会長、各工業会会長、総務委員長、財務委員長、各工業会の実務代表者で
構成され、昨年9月から3ヵ月間にわたり、組織活性化のための検討を続けてき
た。
 具体的な組織改正案としては、「政策委員会(正副会長会議)」(日衛連正
副会長5名、各委員長などを含む13名)を新設し、その下に「広報委員会」「環
境委員会」「法制委員会」「技術委員会」の4つの委員会を設置する。「政策
委員会」では日衛連の横断的な政策を検討し、スピーディーな意思決定を目指
す。今年度3月の総会で決議後、7月からの新組織に移行する予定。
 さらに会見では、それぞれの工業界の状況を交えて各会長から年頭の挨拶が
行われた。大要は以下の通り。

 全国衛生材料工業会・天田忠正会長;「衛生材料工業会の活動状況としては、
昨年9月が最終であった改正薬事法により、局方から医療機器への表示の変更
が行われた。各メーカーの協力で順調にスタートしたことがもっとも大きな出
来事であった。今後とも、皆様には引き続きご指導賜りたい」

 全国紙製衛生材料工業会・神田博至会長;「我々の扱う紙おむつや生理用品
は、全国の約4,000万世帯ほどで使用されており、規模が大きいだけに社会に対
する負荷も大きいと考えている。環境問題は非常に大きなテーマだが、いかに
ユーザーに分かりやすく、負担をかけることなく取り組むかが課題だと思って
いる。CO2を出さない素材や業界としてのゴミの削減、またコンパクト化への取
組みなど、各メーカーの個別解決と業界全体としての方針をうまく調和させつ
つチャレンジしなければいけないと実感している」

 日本清浄紙綿類工業会・松村誠一会長;「日衛連設立から57年が経ち、時代
の変化や消費者のニーズにきちんと応えられるよう組織の活性化を図り、社会
の責任の一旦を担っていきたい」

 全国マスク工業会・鎌田真会長;「日衛連の中ではもっとも新しく、05年に
設立したばかりの工業会だが、会員企業数はすでに43社を数え、大変活発な活
動を行っている。改めて申し上げるまでもなく、ノロウィルスや鳥インフルエ
ンザの影響により、身近なマスクが大きくクローズアップされる事態が続いて
いる。今後もこのようなトレンドが続くことを前提に、工業会として広告表示
や性能表示の規準に取り組んでおり、具体的な文言の作製に着手している段階。
極力、今年度早期の完成を目指している。さらに、業界の統一規準として技術
委員会をとおしてフィルターの機能などについての客観的機能評価の策定にも
着手していきたいと思っている。今年はいよいよ工業会の運用元年となるので、
参加企業の賛同を得ながら活動していきたい」
 次いで行われた新年賀詞交歓会では、昨年半ばより体調を崩し療養していた
高原会長が回復した姿を見せ、冒頭の挨拶に立った。大要は以下の通り。
「昨年半ばより体調を崩し、皆様には大変ご心配をお掛けしたことをお詫び申
し上げたい。当連合会においては、天田副会長のリーダーシップのもとに会員
の皆さんが力をあわせ運用されていることに対してお礼を申し上げたい。厚生
労働省の指導のもと、当連合会は全国で144社の会員を数え、年商は5,000億規
模に成長した。これもひとえに皆さんの努力の賜物であると思う。今年度の運
営については、天田副会長に委員長をお願いして立ち上げた活性化準備委員会
で、横断的な事業活動や広報体制の強化などが進むと思う。今後も、日衛連の
社会的使命である“健康で快適な国民の生活の提案”を推進していきたい。引
き続きこの業界に対してご指導ご鞭撻頂きたい」
 来賓祝辞に中垣俊郎 厚生労働省医薬食品局審査管理課課長、堀口光 経済産
業省商務情報政策局医療・福祉機器産業室室長、次いで天田副会長の挨拶・乾
杯で会場は歓談に入り、神田副会長の中締により散会した。
 また、当日は平成18年度表彰式で特別功労賞(8名)、功労賞(38名)の表彰、
経済ジャーナリストの岸宣仁氏による新年記念講演会「中国が世界標準を握る
日」も併せて行われた。
(1/17)


■日本不織不協会
 賀詞交歓会に関東100名以上,関西300名以上が参集

 日本不織不協会(金井宏彰会長、金井重要工業代表取締役副社長)は1月18
日、東京都千代田区・霞ヶ関ビルの東京會舘において関東地区の新春賀詞交歓
会を開催し、会員企業など116名が参集した。
 冒頭、年頭の挨拶に立った金井会長は、 昨年5月に開催されたANNEXの成功に
ついて感謝の意を述べたうえで、大要以下の通り述べた。
「不織布協会は3つの支部をかかえ、昨年は事務所を東京から大阪に統合し、
組織の見直しも行った。賀詞交換会の登録者数も大阪が306名、東京も116名と
右肩上がりで、この数字は我々の業界の売上なり業績と連動しているのではな
いかと思う。実際昨年は、生産ベースでほぼ約5%を超える数字で終えること
ができた。しかし、原料価格やエネルギーの高騰といった負の要因も多く、海
外から日本への不織布製品の輸入もますます増加している。すでに日本の3倍
となった中国での不織布の生産により、中国から海外への輸出が増え、さらに
は台湾、韓国、最近ではタイやマレーシア、インド、インドネシアなどでも不
織布生産が増加している。
 そういった状況のなかで、日本、台湾、中国、韓国の4カ国で設立したアジ
ア不織布協会の会長を、この1月1日から務めることになった。今後、こうした
アジアの国々を敵とするのか、また上手くコラボレーションして味方とするの
かは、将来非常に重要なポイントになってくると思う。そういう意味で、いち
早い情報やアジアでの日本の位置づけといったところで、日本の不織布メーカ
ーの皆様のお役に立てるよう、微力ながら尽力していきたい。
 また,この7月で会長の任期が終了となるが、組織のさらなる活性化の実現
に向け、残りの半年間でしっかり取り組んでいきたい」
 来賓祝辞に松尾武志 経済産業省製造産業局繊維課繊維企画官、次いで前会長
である田中裕理事(日本バイリーン(株)代表取締役社長)の乾杯で会場は歓談
に入り、木村光夫監事(ダイニック(株)執行役参与 不織布事業統括)の中締
により散会した。
 また、同協会では15日に関西地区、19日に四国地区でそれぞれ賀詞交歓会を
開催した。関西地区では300名以上の参加者を数え、盛況のうちに終了した。
(1/18)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ユニ・チャーム
 生理用品“センターイン”全面刷新・ブランド強化

 ユニ・チャームは06年6月、資生堂グループより生理用品“センターイン”
ブランドを譲り受け、“ソフィ”と“センターイン”の2ブランドで生理用品
事業を展開してきたが、07年春ユニ・チャームはセンターインがもつ特長はそ
のまま継続し、その魅力を最大限に引き出すため、これまで生理用品事業で培
ってきた商品開発・マーケティング力を活用しセンターインを全面リニューア
ルし3月2日から全国で発売を開始する。
 新提案は以下の通り。

<センターイン“フィットスリム”“デオドラントクリーン”>
 コンパクトな個包装のスリムナプキンとして高い評価を得ているが、ネーミ
ングの不統一やパッケージの大きさなどから、購入時にその特長が十分に伝わ
っていないということが同社調べでわかった。そこで、同社はセンターインの
魅力を最大限に引き出すため、センターイン“コンパクト”シリーズとして新
たに以下の通り提案する。
(1) 特長がひと目でわかるネーミング;“フィットスリム”を“コンパクト”、
 “デオドラントクリーン”を“デオドラント コンパクト”に名称を変更。
(2) 特長がひと目でわかる薄型パッケージ;パッケージの奥行きが約半分に。
  薄型パッケージで、外見からもコンパクトな個包装。
(3) 目を惹く雑貨感覚のポップなデザイン;まるでインテリアショップで扱う
  雑貨感覚のデザインに一新。
(4) 巾着型パッケージを全業態に展開;小パックには巾着型パッケージを採用。

<センターイン“ふわふわタッチ”“サラサラタッチ”>
 それぞれ不織布タイプ、メッシュタイプの表面素材を用いたナプキン。同社
は生理用品メーカーとしての知見を活かし、吸収機能とヨレ防止機能を強化す
ることによって以下の通りナプキンの基本機能を改善。
(1) まん中吸収機能の強化;同社技術を活用し、ナプキン中央部分のセンター
  インパッドに柔軟化加工を施し、吸収スピードを168%アップ(従来品比)。
  従来の吸収量は維持したまま、吸収スピードを高めることで吸収機能を高
  めモレトラブルを防ぐ。
(2) ヨレ防止機能の強化;同社独自のドットタイプストップラインへ変更する
  とともに、後方部(おしり側)のラインを追加しダブルストップライン構
  造にした。これにより、ナプキンの浮きモレや後ろモレを防ぐ。

<パンティライナー“センターイン コンパクトライナー”>
 同製品もセンターインブランドの生理用品として発売。センターインナプキ
ン同様、おしゃれなデザインで、3つのタイプ(無香料・ピュアソープの香り
・消臭)から選ぶことができる充実のラインナップ。
 同社では今後ともソフィとセンターインの2大生理用品ブランドを通じ、多
様化・高度化する女性のニーズをより迅速・的確に捉え商品やサービスに反映、
女性がいつでも普段通りに過ごせるよう尽力し、その結果生理用品総合メーカ
ーとしてより高い支持が得られるよう生理用品事業を強力に推進していく考え。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
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■エステー化学
 防虫剤“ムシューダ1年間有効ウォークインクローゼット専用”を発売

 エステー化学では、大型化してきたウォークインクローゼットなどの衣類の
収納スペースに対応するニオイがつかないタイプの防虫剤“ムシューダ 1年間
有効ウォークインクローゼット専用”を2月8日から全国のスーパー、ドラッグ
ストア、ホームセンターなどで新発売する。
 新製品はは大型収納空間・ウォークインクローゼットに対応したニオイがつ
かない防虫剤。住環境の変化にともない衣類の収納方法が多様化するなか、大
型収納空間、ウォークインクローゼットの人気は年々高まっている。その普及
率は1997年の8.4%から2006年には23.7%とおよそ3倍近くに拡大し、そのうち
2畳までの広さのウォークインクローゼットがおよそ75%を占めている(同社
調べ)。今回発売の新製品は1箱に3個入りで、2畳タイプのウォークインクロー
ゼットに3個吊るすだけでしっかりと防虫する専用設計の防虫剤となっており、
大空間に対応した少ない量でも空間の隅々まで効果が行き渡る新しい防虫成分
「プロフルトリン製剤」を採用している。
http://www.st-c.co.jp/topics/070124.html
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.234
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季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>

■旭化成/中計初年度は順調に推移
■日本化成/長時間吸湿する特殊シリカの用途開発を加速
■ダイキン工業/ストリーマ放電技術によるノロウイルス分解を実証
■東芝/自動車用リチウムイオン電池に参入
■クラレ/発電能力2倍の燃料電池用電解質膜を開発
■日本バイリーン/ガス拡散多孔体とフィルターで燃料電池分野に参入
■トヨタ紡織/2月1日付で組織変更と人事異動
■王子ネピア/赤ちゃん用おむつの新ブランド“nepia GENKI !”を立ち上げ
■産業技術総合研究所/2層カーボンナノチューブの高効率合成技術を開発

<海外ニュース>
■ドナルドソン社(米国)/第1四半期売上・収益の2ケタ成長 ほか

<製品開発>
■コナミスポーツ&ライフ、セブン-イレブン・ジャパン/
 貼るサプリ“アロマ@フィットネス”を同時発売

<催事>
■日本不織布協会/2月19日 環境対応・ナノ繊維不織布をテーマに分科会
■日本包装学会/ 2月22日 第42回シンポジウム

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■旭化成
 中計初年度は順調に推移

 旭化成の蛭田史郎社長は23日、大阪市内で記者会見を行った。この中で蛭田
社長は「中計1年目としての業績はほぼ順調に推移しており、2010年に向けて
06年度にやるべき手も概ね打ち終え、各セグメントの方向付けもできた」と初
年度を総括した。07年度は「大型投資を決定するタイミングの年」と位置づけ、
4,000億円を予定する、新中計での新たな戦略投資案件を決定していく方針を強
調した。06年度業績は売上高で1兆6,000億円、純利益で620〜640億円程度と、
中間期に公表した期末業績の予想通りに落ち着く見通し。
 中計最終年度を見据えた戦略展開では「ケミカルズでは、アクリロニトリル
で世界トップになるべく新技術によるタイでの増設を考えている」ほか、水処
理精密濾過膜、リチウムイオン電池用セパレータ、ドライフィルムレジストな
どの増設をそれぞれ実行あるいは完了したことを明らかにした。
 繊維事業では「成長と拡大へのギアチェンジをキーワードにして必要な手を
打った」年とし、昨年赤字に終わった独ランクセスから買収したスパンデック
ス繊維事業については「昨年9月以降、米では月次で黒字になったし、独、米で
は設備増強分が稼働するので黒字事業に変わる」と好転する見通しのほか、旭
化成ブランドであるロイカも「タイ、中国での増設検討」に入る計画とした。
このほかセルロース繊維のベンベルグでは「中国でしっかりとした商圏を築く
し、不織布事業は新規製品プレシゼ設備を今年9月から稼働させる」との予定
を明らかにした。
(化学工業日報1/24)


■日本化成
 長時間吸湿する特殊シリカの用途開発を加速

 日本化成は吸湿機能を長期間維持できる特殊シリカ(二酸化ケイ素)“メゾ
ピュア”の用途開発を加速する。このシリカは表面に微細な穴が無数に空いて
いて、湿度が上がると空気中の水分を吸収し、温度が下がると水分を放出する。
表面の穴は4〜25nmの範囲で1nm刻みに調整でき、目標とする湿度を設定出来る
という。同社では従来の粉末に加え、不織布に挟んでシート状にした製品や、
コーティング用に液状に加工した製品を新開発。既に製品化したテント用シー
トに加え、精密機器内部の防湿や自動車のヘッドランプの曇り止め用など、幅
広い需要を掘り起こす。
(日経産業1/25)


■ダイキン工業
 ストリーマ放電技術によるノロウイルス分解を実証

 ダイキン工業は、空気浄化技術としてのストリーマ放電技術がノロウイルス
を分解することを、神戸大学大学院医学系研究科の加納和孝助教授と共同で実
証した。
 これは、ストリーマ放電技術がノロウイルス表面のタンパク質を破壊するこ
とで、ノロウイルスが容易に分解される、らせん状のRNA(リボ核酸)が露出し
た構造に変化したためであると考えられる。
 試験方法はマイクロウエルにノロウイルス抗原溶液を10μL入れ室温で乾燥
させ、乾燥ノロウイルス抗原にストリーマ放電を24時間照射。照射後のノロウ
イルス抗原を100μLの希釈液で洗い出し、ノロウイルス抗原濃度を検査キット
のELISA(エライザ)プロトコルに従って測定した。吸光度分析装置によりノロ
ウイルス抗原の分解率を測定した結果、96%以上のノロウイルス抗原が分解さ
れたことが確認された。今回、ストリーマ放電によってノロウイルスの抗原タ
ンパク質が簡単に分解できることが世界で初めて実験的に確認されたことにな
り、同社では今後はこの技術をさらに向上させていく考え。
http://www.daikin.co.jp/press/2007/070125/index.html
(1/25)


■東芝
 自動車用リチウムイオン電池に参入

 東芝は、自動車用リチウムイオン電池に参入する。家庭用電源で充電するプ
ラグイン式のハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの搭載を狙い、同
社が持つモーターやインバーターなどと組み合わせたシステムでの納入を目指
す。日系自動車メーカーを中心に国内外からの受注を狙う。早ければ2010年に
量産を始める方針で、国内で新工場建設を視野に入れる。設備投資額は100億円
規模になる模様。自動車関連を強化する同社は、電池事業をその中核ビジネス
に育てる考えだ。
 自動車の環境対応では、リチウムイオンなど大容量電池の技術開発が最大の
鍵となる。トヨタとホンダは次世代電池の開発を独自で行う方針だが、富士重
工業はNECと電池開発の合弁を解消、NECでは日産との合弁会社設立を検討する
など、一部で開発に向けた連携の流動化が見られる。23日には三菱重工業が参
入を表明した。このため東芝も連携のチャンスをうかがい、共同開発を視野に
入れて開発を進める方針。
(日刊工業1/26)


■クラレ
 発電能力2倍の燃料電池用電解質膜を開発

 クラレは、直接メタノール型燃料電池(DMFC)用炭化水素系電解質膜で、メタ
ノールクロスオーバー(MCO)を大幅に抑制する技術を開発、最大発電能力をフッ
素系の約2倍に向上することに成功した。昨年開発した膜同様、柔軟性や機械
的耐久性にも優れるほか、イオン伝導度の安定性もフッ素を上回り、DMFC搭載
機器の起動時間短縮に貢献する。すでに量産技術確立のめども得ており、需要
の立ち上がりに応じ体制を構築していくとともに、将来は膜・電極接合体(MEA)
にビジネスモデルを進化させる考え。
(化学工業日報1/26)


■日本バイリーン
 ガス拡散多孔体とフィルターで燃料電池分野に参入

 日本バイリーンは固体高分子型燃料電池(PEFC)用ガス拡散多孔体と定置型燃
料電池用フィルターで燃料電池分野に進出する。ガス拡散多孔体はカーボン粒
子と合成樹脂、不織布などで構成されたまったく新しい多孔体で、保湿性の高
い緻密な構造により自動車用など高温低加湿環境での発電性能に優れる。また
柔軟性と機械的耐久性の両立に加え、現在主流のカーボンペーパーと異なりコ
ストの高い炭素繊維を使わないため、ガス拡散層(GPL)としての価格も1m2当た
り1,000円も視野に入っており、2月末ごろからサンプル供給を開始、2007年度
上期には東京工場(茨城県古河市)にロール生産による試験量産設備も設置す
る。一方、フィルターは排気ガスやごみを除去することで、電池寿命の向上を
図るもの、自動車用や室内用エアコン向けで培った技術をベースに開発したも
ので、まずスタンダードサイズのサンプル供給をスタートする。
 同社では東京ビッグサイトで2月7日(水)〜9日(金)開催される第3回国際水素
・燃料電池展にガス拡散多孔体、燃料電池用フィルタ、ナノ繊維不織布などを
出展する予定。
(化学工業日報1/30)


■トヨタ紡織
 2月1日付で組織変更と人事異動

 トヨタ紡織は、2月1日付で組織変更を行う。主な組織変更の狙いと内容は下
記の通り。
(1) コンプライアンス強化のために;監査改良室を「監査役室」と「監査改良
  室」(いずれも部組織)に分離。組織能力推進本部に「法務室」(部組織)を
  新設
(2) グローバル対応強化のため;人事部を「人材開発部」に名称変更、「人材
  育成室」を新設、生産管理部に「グローバル生産企画室」を新設
(3) マネジメント改革・プロセス改革強化のため;経営企画部に「業務プロセ
  ス改革室」を新設。技術管理部の技術管理室を「開発能力向上推進室」に
  名称変更
(4) 指示命令系統の明確化と人材育成・人事管理面の強化のため室制を導入;
  グローバル業務部に「第1プロジェクト推進室」「第2プロジェクト推進室」
  「SPTT推進室」を新設。原価企画部に「シート原価企画室」「トリム原価企
  画室」を新設し、フィルタ・パワートレイン機器企画室よりフィルター原
  価企画業務を移管、「FPTグループ」を新設
(5) ファブリック事業強化のため;技術開発本部に「ファブリック先行開発室」
  (部組織)を新設
(6) 号口納入不良撲滅のため;品質保証部およびグローバル品質管理部にある
  号口不良対応組織を統合し、品質保証部に「品質調査室」を新設(1月1日
  付で実施)
(7) 一貫体制強化のため;メタル生技部の溶接技術室を「シート生技部」に移
  管。工機部を「メタル生技部」に統合し、「工機室」とする
(8) 環境安全衛生業務をより生産現場に密着した活動にするため;環境安全衛
  生部の所属本部を組織能力推進本部から「生技生産本部」に変更、「安全
  衛生部」に名称変更するとともに環境管理室を「生技管理部」に統合
(9) 生産現場の管理スパン適正化のため;猿投工場を「猿投製造管理部」と「猿
  投製造部」に分離。豊橋東工場を「豊橋南工場」に統合
(10) OJTによる人材育成強化のため;技能系職場に「工長・職長・班長制」を
  導入
 なお、今回の組織変更に併せ取締役および執行役員の担当変更も行われた。
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07012901.pdf
(1/29)


■王子ネピア
 赤ちゃん用おむつの新ブランド“nepia GENKI !”を立ち上げ

 王子ネピアでは1988年に赤ちゃん用おむつブランド“ドレミ”を発売して以
来、今年で20年を迎えるが、このほど赤ちゃん用おむつの画期的な商品を開発
し新しいブランド“nepia GENKI!”を立ち上げ、ドレミをリブランディングす
る。
 この新ブランドのコンセプトは、「赤ちゃんのあふれる元気 ママとパパの
あふれる愛情」で、乳幼児から圧倒的に支持されているアンパンマンと契約し、
パッケージのデザインに使用される。第1弾は、4月20日に“nepia GENKI!ハ
イキャッチ”を発売。「尿便分離パンツ」により、カブレの原因の一つである
「アンモニア」の発生を抑える。また、一度キャッチしたうんちはポケットに
すっぽり入ったまま、逆戻りを防ぎモレたりこぼれたりしない。おむつ換えに
ストレスを感じさせない新型パンツで、サイズは M、L、Bigサイズの3種類。
第2弾は、6月20日に伸縮自在パンツ“nepia GENKI!ごきげんフィット”(L、
Bigサイズ)、高通気性テープ“nepia GENKI!深呼吸シート”(新生児用)、
超幅広テープ“nepia GENKI!まるごとガード”(S、M、Lサイズ)と、赤ちゃ
んの成長に合わせたニーズを満たす3ラインを発売する。
 また育児の応援プロジェクトとして、「AKACHAN!GENKI!PROJECT!」を立ち
上げ、1月29日にオープンするプロジェクトWEBサイトhttp://genki-project.jp
を軸に育児・マタニティ雑誌やTV、店頭などを通じて活動。TVCM、育児・マタ
ニティ雑誌、屋外広告なども展開していく。さらに、アンパンマンのテーマパ
ーク、「横浜アンパンマンこどもミュージアム」が nepia GENKI!ハイキャッ
チの発売と同日に開園予定である。
http://www.ojipaper.co.jp/
(1/29)


■産業技術総合研究所
 2層カーボンナノチューブを高効率合成する技術を開発

 2層カーボンナノチューブ(CNT)を高純度で合成する技術を産業技術総合研究
所のグループが開発した。純度99.95%、含有率85%を実現し、2層CNTを基板上
から垂直に成長させた構造体は高さ2.2mmに達した。「スーパーグロース法」と
いう合成技術が単層CNTだけでなく2層CNTにも有効なことを実証した。
 CNTは1991年、飯島澄男NEC特別主席研究員が世界で初めて発見した炭素材料
で、細くて軽く機械的強度が高いほか、電気をよく通し、熱を伝えやすいなど
多くの優れた性質がある。トランジスタや燃料電池、ディスプレー、分子セン
サー、薬物送達システム(DDS)、複合材料など幅広い応用が期待されている。
(日刊工業1/29)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ペガス・ノンウーヴンズ社(チェコ)
 チェコとポーランドで株式公開

■コーク・インダストリーズ社(欧州)
 ジョージア-パシフィック社の欧州事業の売却を計画

■ドナルドソン社(米国)
 大手自動車用フィルター加工業者、ドナルドソン社が、第1四半期売上・収
 益の2ケタ成長を報告

■ファイバーウェブ社(米国)
 サウスカロライナ州のスパンレースラインに、コットンとテンセル繊維の柔
 軟性強化機能を追加

■ロックライン・インダストリーズ社(カナダ)
 8月21日〜11月17日にカナダで店舗販売されたベビー用ワイパーを細菌汚染
 により回収したと発表

■スオミネン社(フィンランド)
 コットン繊維を使用したワイパー素材を生産

■アールストローム社(フィンランド)
 フィルトレーション2006インターナショナル・コンファレンス&エクスポジ
 ションで、水フィルター市場向けウェットレイドガラス繊維、アルミナナノ
 ファイバーフィルターメディアの開発成功を発表

■クリーン&サイエンス社(韓国)
 紙とPBTメルトブローン製のフィルターメディアを発表

■ジョンズ・マンヴィル社(米国)
 マイクロフィルター用にポリプロピレンとPBTメルトブローンを発表

■ライドール社(米国)
 マイクロガラスメディアの2006年売上が、前年比50%増加したことを発表

■ノラフィン社(ドイツ)
 2007年売上を20〜25%増加して、3,000万ユーロを目指すことを発表

■テクセル社(カナダ)
 ニードルパンチメーカー、テクセル社が、急激な静電荷の消散問題を解決でき
たとして、数年前に発売・回収したポリプロピレン/アラミド・エレクトレッ
ト・エアフィルター素材の再発売に踏み切る


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■コナミスポーツ&ライフ、セブン-イレブン・ジャパン
 貼るサプリ“アロマ@フィットネス”を同時発売

 コナミスポーツ&ライフ(以下、KONAMI)とセブン-イレブン・ジャパンは、
衣服の内側に貼るだけで、いつでもどこでも手軽に使えるヘルスケア商品“ア
ロマ@フィットネス”全3種類を、全国のコナミスポーツクラブ およびセブン-
イレブンにおいて1月31日から発売する。
 アロマ@フィットネスはKONAMIが開発したもので、KONAMI のヘルスケア商品
をコンビニエンスストアで販売するのは今回が初めて。同商品は植物成分由来
の天然ハーブを使用し、定量かつ安定的に香りの成分が放出される特殊シート
を採用。ラベンダー、カモミール&グレープフルーツ、サンダルウッドの3種
類の香りのなかからその日の体調や気分にあわせて選べ、安全で簡単な “心と
体の健康” をサポートする貼るタイプのアロマシート。
http://www.konamisportsandlife.co.jp/
http://www.sej.co.jp/news/h19kami/012501.html
(1/25)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本不織布協会
 産業資材部会 分科会を開催

 日本不織布協会では環境対応の原料素材およびナノ繊維不織布の状況につい
て、下記の講演を分科会として開催する。

 日本不織布協会 産業資材部会 分科会

日時:平成19年2月19日(月)13:30〜16:30
場所:大阪産業創造館5階研修室A・B
   大阪市中央区本町1-4-5
定員:70名(会場の都合により、受付は先着70名まで)
演題:
1.「環境調和型エマルジョンラテックス」
  講師:大日本インキ化学工業株式会社スペッシャリティー樹脂事業部
  紙繊維ディスパージョン技術G主任研究員 松崎 進氏
2.「脱ハロ(環境対応)難燃剤の現状および今後」
  講師:大和化学工業株式会社 F-4000チーム 難燃剤開発チーム
  グループリーダー 山田 衛氏
3.「エレクトロスピニングナノフアイバー不織布」
  講師:日本バイリーン株式会社 研究所
  第3担当 担当部長 川部 雅章氏

申込締切:平成19年2月9日(金) 先着順70名にて締切
申込先: 日本不織布協会
FAX:06-6233-0843


■日本包装学会 第42回シンポジウム
 −社会環境の変化と容器包装の課題−

「本格的少子高齢化社会の到来とともに、社会環境は大きく変化してきており、
それに伴い、多様化したライフスタイルに合った生活者視点の容器包装開発が
求められてきております。一方、地球環境問題からゴミ問題まで、環境への配
慮は、容器包装の開発には不可欠な視点となっております。
このような社会変化を背景に、包装業界・生活者等の視点からご講演いただき、
これからの包装に何が求められているのかを参加者の皆様とともに考えたいと
思います」(日本包装学会 ホームページより)

日時:平成19年2月22日(木) 9:30〜16:50
定員:100名(先着順、定員になりしだい締め切り)
場所:きゅりあん 6F 大会議室
〒140-0011 東京都品川区東大井5-18-1 電話:03-5479-4100
(JR・東急・りんかい線 大井町駅下車
 駐車場がありませんので車でのご来場はご遠慮願います)
[プログラム]
9:30〜10:50 「少子・高齢化時代を迎えての包装産業の将来について」
       工学博士 沖 慶雄 氏
11:00〜12:20 「消費者・生活者からみた包装について」
       エイジング社会研究所 代表 高岡 眞佐子 氏
13:20〜14:40 「『お客様第一主義』の実践と社会問題の解決への取り組み」
       (株)高島屋 CSR推進室 副室長  片岡 不二恵 氏
14:50〜16:10 基礎講座「ガラス容器の科学(その2)
       −ガラスびんの検査・表宇綿処理と加工−」
       東洋ガラス株式会社 生産本部 技術部 大柴 一元 氏
16:20〜16:50 <維持会員の開発・製品紹介>
       伸張紙「ウェイビーウェイビー」の用途展開について
       日本製紙株式会社 商品研究所  小川 秀憲 氏

参加費:維持会員15,000円(注1)、企業に属する個人会員10,000円
    その他の個人会員および学校・公的機関の会員5,000円
    エキスパート会員 2,000円
    学生2,000円、非会員25,000円(注2)
(注1)企業会員で1社2名以上申込まれた場合は、更に1名が無料。
(注2)申込み時に会員登録(年会費8,000円)すれば個人会員として参加可能。

申込締切: 平成19年2月13日(火) 先着順にて締切
申込先: 日本包装学会 事務局
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-20-3 バラードハイム703
TEL:03-5337-8717 FAX:03-5337-8718
http://wwwsoc.nii.ac.jp/spstj/event/sympo.html


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