NONWOVENS REVIEW On-Line No.248
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007. 5.15☆━

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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■ナフサ/アジアで最高値
■三井化学/3月期連結決算で過去最高を更新
■帝人グループ/初の1兆円大台へ、連結決算で売上高1兆96億円
■東洋紡/06年度決算は3期連続で過去最高益を更新
■ユニチカ/3月期決算は環境、天然繊維、不動産事業の収益減少で利益低迷
■ユニ・チャーム/売上高で過去最高を達成
■帝人ファイバー/米2社と提携関係を構築し繊維リサイクル事業を強化
■帝人コードレ/6月から人工皮革を2年半ぶりに値上げ
■住友化学、チタン工業/無機酸化物微粒子に関し包括的な共同開発など合意
■ニッポン高度紙工業
 /中国アンチダンピング調査最終決定公告に行政不服申立
■日東電工、三菱レイヨン/水処理膜技術の開発会社を合弁設立
■東燃化学/自動車用向けLiBセパレータ生産開始
■GSユアサ、三菱商事、三菱自動車/共同でリチウムイオン電池新会社設立へ
■日本化学工業/リチウムイオン電池向け電解液用の不燃化材料を事業化
■富士経済
 /リチウムイオン電池は2012年度に1千億円超規模へ-市場調査結果から予測
■ユニチカ/新代表取締役に安江氏、中木氏が内定

<催 事>
■日本不織布協会/恒例の基礎講座を3地区で開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ナフサ
 アジアで最高値

 ナフサのスポット買い価格がアジア市場で上昇している。指標となる東京オ
ープンスペックは、さる9日1tあたり695ドル(運賃込み、中心値)と前日に比
べて7ドル高く、年初比では29%上昇し昨年7月の最高値691ドルを10カ月ぶり
に更新した。アジアでの石化プラント増設に伴う需要拡大が背景だ。ナフサか
ら作る合成樹脂などの取引価格を一段と押し上げる要因になる。
(日経5/10)


■三井化学
 3月期連結決算で過去最高を更新

 三井化学の3月期連結決算は売上高1兆6,881億円(前期比14.6%増)、営業利
益917億円(同56.2%増)、経常利益955億円(同54.0%増)、当期純利益523億円
(同18.5%増)と大幅に増加し、売上高、営業利益、経常利益、純利益とも過去
最高を更新した。
 このうち営業利益では、ナフサなどの原燃料価格高騰などにより売上原価が
大きく増加したが、製品価格の是正に努めたことや販売数量増加による効果な
どにより大幅に伸長した。
<セグメント別の概況>
・機能化学品;
 売上高2,140億円(前期比213億円増)、営業利益135億円(同27億円増)
・機能樹脂;
 売上高3,173億円(同356億円増)、営業利益222億円(同121億円増)
・基礎化学品;
 売上高5,535億円(同792億円増)、営業利益110億円(同108億円減)
・石油化学;
 売上高5,599億円(同729億円増)、営業利益454億円(同295億円増)
・その他;
 売上高434億円 (同67億円増)、 営業利益21億円(同15億円増)
http://www.mitsui-chem.co.jp/ir/index.htm
(5/10)


■帝人グループ
 初の1兆円大台へ、連結決算で売上高1兆96億円

 帝人グループの3月期連結決算は売上高が初めて1兆円の大台に乗り、1兆96
億円(前期比7.6%増)となった。また、営業利益751億円(同2.2%減)、経常
利益605億円(同11.3%減)となったが、当期純利益は平成2年度の262億円を上
回り、16年ぶりに過去最高を更新し、341億円(同37.3%増)となった。
 売上高については、戦略的投資を通じた業容拡大や原燃料価格高騰に対応し
た価格是正等を行ったことで、全事業が増収となった。営業利益では、需給が
逼迫している合成繊維の高機能繊維分野や、昨年4月の薬価引下げを克服し販
売が順調に推移した医薬医療事業が利益を伸ばしたが、化成品事業で樹脂分野
の主力であるポリカーボネート樹脂の価格下落等で減益となったこともあり、
ほぼ前年並みに終わった。
時期連結業績見通しについては、売上高1兆300億円(合成繊維事業、流通・
リテイル事業を中心に全セグメントで増収)、営業利益800億円(ポリエステル
繊維分野、高機能繊維分野を中心に増益)、経常利益 690億円、当期純利益390
億円とそれぞれ過去最高を予想している。
<事業別概況>
(1) 合成繊維事業;
  売上高2,933億円(前期比12.4%増)、営業利益173億円(同19.2%増)
(2) 化成品事業;
  売上高2,879億円(同8.8%増)、営業利益339億円(同17.2%減)
(3) 医薬医療事業;
  売上高1,131億円(同7.1%増)、営業利益212億円(同9.7%増)
(4) 流通・リテイル事業;
  売上高2,665億円(同2.6%増)、営業利益54億円(同1.5%増)
(5) IT・新事業他;
  売上高488億円(同3.5%増)、営業利益43億円(同14.9%増)
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(5/7)


■東洋紡
 06年度決算は3期連続で過去最高益を更新

 東洋紡の06年度連結決算は、売上高4,267億円(前期比6.1%増)、営業利益
304億円(同1.8%増)、営業利益率7.1%、経常利益253億円(同3.1%増)、当期純
利益135億円(同7.0%増)となり、3期連続で過去最高益を更新し、安定収益体質
をアピールする結果となった。06年度決算の概況としては、原燃料価格高騰の
66億円を吸収して増益を確保したほか、財務体質も着実に改善し、D/Eレシオ
は1.45と目標を前倒しで達成させた。事業別概況は以下の通り。
(1) フィルム・機能樹脂;
  売上高1,246億円(前年比83億円増)、営業利益153億円(同4億円増)
  液晶工学用フィルム、自動車用エンプラが堅調で、原料高の中で全体では
  2.6%増益となった。
(2) 産業マテリアル;
  売上高744億円(同55億円増)、営業利益59億円(同1億円増)
  エアバッグ用基布、機能フィルター、スーパー繊維が堅調。
(3) ライフサイエンス;
  売上高326億円(同30億円増)、営業利益56億円(同±0)
  薬価改定の影響を受けたがバイオ関連の安定収益継続などで利益横ばいを
  確保。
(4) 衣料繊維;
  売上高1,496億円(同71億円増)、営業利益44億円(同10億円増)
  機能衣料への絞込みや構造改革の効果が現れた。
(5) その他;
  売上高454億円(同10億円増)、営業利益25億円(同5億円減)
http://www.toyobo.co.jp/annai/zaimu/zaimu/2007.htm
(5/8)


■ユニチカ
3月期決算は環境、天然繊維、不動産事業の収益減少で利益低迷

ユニチカの3月期連結決算は、売上高2,205億7,200万円(前期比46億1,400万
円増)、営業利益111億7,100万円(同30億3,400万円減)、経常利益84億5,800
万円(同32億3,600万円減)、当期純利益25億6,200万円(同19億4,200万円減)
と前期比、売上高は増加したものの各段階の利益は低迷した。原燃料価格の高
騰で製品価格の改定が十分進まなかったことに加え、環境、天然繊維、不動産
の各事業において収益が減少した。事業別の概況は以下の通り。
(1) 高分子事業;
  売上高661億9,800万円(前期比37億800万円増)、
  営業利益76億4,000万円(同6億4,800万円減)
(2) 環境・機能材事業;
  売上高289億4,700万円(同19億1,300万円増)、
  営業利益22億7,600万円(同1億500万円減)
(3) 繊維事業;
  売上高1,032億3,600万円(同2億2,900万円増)、
  営業利益21億1,200万円(同5億9,200万円減)
(4) 生活健康・その他事業;
  売上高221億9,000万円(同12億3,600万円減)、
  営業利益21億7,000万円(同17億7,500万円減)
http://www.unitika.co.jp/news/news-data/ir-00135.html
(5/11)


■ユニ・チャーム
 売上高で過去最高を達成

 ユニ・チャームの3月期連結決算は売上高3,018億8,000万円(前期比11.7%増)
で過去最高となり、営業利益299億2,900万円(同4.9%増)、経常利益300億7,100
円(同4.5%増)、当期純利益150億5,800万円(同1.5%減)となった。国内ではパー
ソナルケアおよびペットケアの両事業で新需要創造型製品や高付加価値製品を
発売し、順調に売上高を伸ばした。中核事業であるベビーケア事業は少子化の
影響を受けて減収となったが、フェミニンケア事業で新たに取得した生理用品
ブランド“センターイン”の売上高も加わったことで増収となった。
 一方、海外ではアジアの参入各国において、フェミニンケア、ベビーケア各
事業の売上高を順調に伸ばした結果、566億4,400万円となった。そのほか、ヨ
ーロッパにおける大人用失禁製品及びベビー用紙おむつ、中東地域におけるベ
ビー用紙おむつの売上高が順調に拡大した結果、全ての海外法人で増収となり、
海外法人の外部顧客に対する売上高は、949億8,800万円となり、連結売上高中
31.5%を占めるに至った。
<主な部門別営業の概況>
(1) パーソナルケア事業部門;
  売上高2,568億7,200万円(同12.2%増)
  営業利益246億9,400万円(同3.4%)
(2) ペットケア事業部門;売上高341億500万円(同12.3%増)
  営業利益39億7,500万円(同16.6%増)
(3) その他;売上高109億200万円(同2.1%減)
  営業利益11億5,200万円(同0.4%増)
http://www.unicharm.co.jp/ir/08.html
(4/27)


■帝人ファイバー
 米2社と提携関係を構築し繊維リサイクル事業を強化

帝人ファイバーは繊維などのリサイクル事業を強化する。アウトドア衣料品店
の米パタゴニア(カリフォルニア州)からフリースの古着を回収、再生したポ
リエステル繊維をフリース製造の米ポーラーテック(マサチューセッツ州)に
供給する提携関係を構築。初年度に約150tの再生ポリエステル繊維を販売する。
(日経産業5/15)


■帝人コードレ
 6月から人工皮革を2年半ぶりに値上げ

 帝人コードレ鰍ヘ、人工皮革“コードレ”6月から値上げする。上げ幅は1
mあたり100〜200円(5〜10%)前後。値上げは04年秋以来2年半ぶりで、原油
高を背景に基布の材料となるポリエステルやナイロンが前回の値上げ時点から
1.3倍程度上がり、工場の操業コストも上がっているため、転嫁を急ぐ。
 人工皮革は、中国の大幅な増産の影響で世界的な需要は緩和している。帝人
コードレでは価格競争の厳しい汎用品の取り扱いを縮小しており、高度な分野
に特化し値上げの浸透を目指す。
 同社の人工皮革は輸出が中心で、米国のブランド靴メーカーのスニーカーや
スポーツ用品、カバンなどに利用されている。人工皮革では、国内最大手のク
ラレが“クラリーノ”を4月から値上げしている。
(日経5/10)


■住友化学、チタン工業
 無機酸化物微粒子に関し包括的な共同開発などで合意

 住友化学とチタン工業はこのほど、無機酸化物微粒子に関する包括的な共同
開発の可能性を検討することで合意した。
 住友化学はチップ抵抗用、自動車プラグ用等に使われる低ソーダアルミナや、
蛍光体、透光管などに使用される高純度アルミナといったアルミナ製品をはじ
め、各種無機材料について幅広い事業展開を行っている。一方、チタン工業は
特殊顔料やトナー等に使用される二酸化チタンや酸化鉄を主力製品に事業を展
開している。住友化学のアルミナを基盤とした析出・焼成技術と、チタン工業
の二酸化チタン、酸化鉄を基盤とした表面処理・分散技術を組み合せることで、
より高分散性の機能性無機酸化物微粒子を合成し、顧客のニーズに適合した製
品の創出が可能となることから、共同開発の可能性を検討していくこととした
もの。
http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/gnews/news_pdf/20070511_1.pdf
(5/11)


■ニッポン高度紙工業
 中国アンチダンピング調査最終決定公告に行政不服申立

 ニッポン高度紙工業は中国アンチダンピング調査に関して、去る4月17日の
中華人民共和国商務部による最終決定公告に対し、同国政府に対して「行政不
服申立」を行うことを決定した。同件による当期業績への影響については、不
透明ではあるが現段階では軽微としている。
http://www.kodoshi.co.jp/
(5/7)


■日東電工、三菱レイヨン
 水処理膜技術の開発会社を合弁設立

 日東電工と三菱レイヨンは、将来の水処理事業の統合を視野に入れ、第一段
階として水処理膜技術の開発会社を合弁で設立することを決定した。
 今後成長が期待できる海水淡水化および排水再利用分野などにおいて、両社
の技術シナジーを活かし、世界市場で競争力のある最先端の新製品を開発して
いく考え。この合弁会社での開発により、両社は5年後に100億円の売り上げ増
を目指す。
<新会社の概要>
・会社名;Kathyd Technology,LLC(カシッド テクノロジー)
・所在地;米国 カリフォルニア州オーシャンサイド市
・資本金;100万US$(設立時)
・出資比率;米国HYDRANAUTICS 50%、米国 三菱レイヨン50%
・代表者;日東電工メンブレン事業部長兼HYDRANAUTICS CEO 菊岡 稔氏、三菱
     レイヨン・エンジニアリング取締役アクア事業部長 寺倉正人氏
・設立;平成19年6月1日
・事業内容;海水淡水化前処理用および膜分離活性汚泥処理などの排水処理用
 MF膜モジュールの開発、新会社で開発したMF膜とRO膜とを組合せた実用化技
 術の開発
http://www.mrc.co.jp/press/p07/070509b.html
(5/9)


■東燃化学
 自動車用向けLiBセパレータ生産開始

 エクソンモービル。ケミカルグループの東燃化学は、ハイブリッド電気自動
車(HEV)や電気自動車(EV)用の次世代リチウムイオン二次電池(LiB)セパ
レーター(微多孔膜)の商業生産を開始したと発表した。生産は東燃化学那須
(栃木県)が担当する。他社に先駆けて商業生産をスタートさせ、市場のニー
ズに積極的に対応していく考え。
 同社のセパレーターは独自開発の湿式、二軸延伸プロセスを採用。高耐熱の
特殊ポリマーとの共押出フィルムで、同社製品の特徴である均質性や低温シャ
ットダウン特性、優れた機械的強度を維持しつつ、従来に比べイオン透過性を
高めたほか、溶融後の形状保持性や高温メルトダウン温度を引き上げたことで、
シャットダウン温度を超える温度域での信頼性を大幅に向上している。
(化学工業日報5/10)


■GSユアサ、三菱商事、三菱自動車
 共同でリチウムイオン電池新会社の設立を目指す

 ジーエス・ユアサ コーポレーション、三菱商事、三菱自動車工業の3社は、
電気自動車(EV)に使用可能な大容量リチウムイオン電池を製造する合弁会社
の設立に向け、具体的な協議を開始した。半年以内をめどに細部を詰め、新会
社の設立を目指す。
 出資比率はGSユアサ51%、三菱商事34%、三菱自動車15%とする予定。本社
はGSユアサの京都本社内に置き、第1段階として30億円規模の投資を行い、GS
ユアサの京都本社工場内に年産20万個の自動化量産ラインを新設、09年までの
稼動を計画。
 新会社が製造する電池は、GSユアサが現在日本で唯一量産している大型リチ
ウムイオン電池“LIMシリーズ” をベースに、構造や電極材料などを見直しエ
ネルギー密度や出力密度を向上したもので、ハイブリッド車用電池の10倍程度
の大容量を持ち、EVに最適。三菱自工が10年までに市場投入を目指す次世代電
気自動車“i MiEV(アイ・ミーブ)”への供給を予定するほか、他社のEVや電
力貯蔵目的などの産業用途にも供給可能。またこの電池はエネルギーの出し入
れが速く、電力会社で検討されている急速充電仕様にも対応すると同時に、プ
ラグイン−ハイブリッド車(P-HEV)の要求にも応えられる潜在能力がある。
<合弁新会社の概要>
・合弁会社名:未定
・設立時期:半年以内をめど
・本社および工場所在地:京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地
 (GSユアサ 京都本社内)
・工場延べ床面積:7000m2
・資本金:30億円程度
・生産規模:初年度 年産20万個
http://www.mitsubishicorp.com/jp/pdf/pr/mcpr070508.pdf
(5/8)


■日本化学工業
 リチウムイオン電池向け電解液用の不燃化材料を事業化

 日本化学工業はブリヂストンからリチウムイオン電池用の電解液不燃化材料
の独占的な製造・販売権を取得し、事業化することを決定した。
 同社は赤燐系を主体にした無機系難燃剤のほか、日本化学工業の独自技術で
あるホスフィン誘導体を中心とした有機リン系難燃剤の開発にも力を入れてお
り、有機事業の主力テーマとして難燃剤事業を展開している。その難燃剤事業
の一環として、各種ホスファゼン化合物によるリチウムイオン電池の不燃化技
術の開発検討を長年行ってきた。そのなかで、ブリヂストンとはお互いの分担
をもってリチウムイオン電池の不燃化についての開発をしてきた。また両社間
で、日本化学工業は長年のリン系化合物の合成技術の経験を生かしてホスファ
ゼン化合物の製造化技術の開発を担当してきた。
 今回の決定の背景には、日本化学工業はリチウムイオン電池の正極材につい
て製造販売を行っており、業界に精通していること、ホスファゼン化合物も含
めた有機リン化合物の製造技術の蓄積があり、各種プラントを所有しているこ
とがある。
 今後の予定として、日本化学工業では07年中にホスファゼン化合物の供給体
制を確立する。化審法の届け出に合わせ、07年12月以降に10t未満、08年以降
は10t以上を見込んでいる。設備面では一期工事として30〜50t/年の設備導入
となる3億円程度の追加投資を行う。将来的には大幅な需要増を見込んでいる
ことから、二期工事として年間生産量500tのプラントの建設を計画している。
http://www.nippon-chem.co.jp/whats/news_detail.php?id=26
(5/9)


■富士経済
 リチウムイオン電池は2012年度に1千億円超規模へ−市場調査結果から予測

 富士経済はこのほど大型2次電池を搭載する4分野35製品における大型2次電
池と部材の市場を調査し、その結果を報告書「エネルギー・大型二次電池・材
料の将来展望2007(上・下巻)」にまとめた。
 調査結果のうち、種類別大型蓄電デバイス市場と予測概要は以下の通り。
   種  類     06年度見込 2012年度予測 12/06年度比
 リチウムイオン電池    51億円  1,111億円   2178.4%
 ニッケル水素電池    818億円  1,488億円    181.9%
 電気二重層キャパシタ   19億円    64億円    336.8%
 その他        1,744億円  2,136億円    122.5%
 合 計        2,632億円  4,799億円    182.3%
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/070514_07036.pdf
(5/14)


■ユニチカ
 新代表取締役に安江氏、中木氏が内定

 ユニチカでは5月11日、代表取締役統括執行役員に安江健治(やすえ・けん
じ)氏、中木明郎(なかぎ・あきお)氏が就任することを内定した。また、現代
表取締役会長の江藤紀海氏は退任し同社取締役会長に、現代表取締役統括執行
役員の木瀬公士氏も退任し同社常任顧問にそれぞれ就任の予定。
 なお、正式には6月28日開催予定の第197回定時株主総会後の取締役会におい
て決定する予定。
 <新代表取締役・略歴>
 安江健治(やすえ・けんじ);愛知県出身、1947(昭和22)年6月13日生まれ。
70年3月 京都大学工学部卒業。同年4月同社入社、95(平成7)年4月 中央研究所
プラスチック研究部部長、99年6月中央研究所長、2000年4月執行役員、02年6
月取締役、06年6月取締役統括執行役員。
 中木明郎(なかぎ・あきお);愛知県出身、1949(昭和24)年11月30日生まれ。
72年3月 弘前大学理学部卒業。同年4月同社入社、95(平成7)年6月 日本エステ
ル岡崎工場技術部長、99年10月同社岡崎工場製造部長、02年6月ユニチカファ
イバー取締役岡崎工場長、03年4月ユニチカ執行役員、同年6月同社取締役、06
年6月同社取締役上席執行役員
http://www.unitika.co.jp/news/news-data/company-00137.html
(5/11)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本不織布協会
 恒例の基礎講座を3地区で開催

 日本不織布協会は恒例となっている「不織布基礎講座」(製法・用途・試験
方法および統計)を今年も関東、関西、四国の3地区で開催する。今回のテー
マは「不織布の基礎知識」で、開催概要は以下の通り。
(1) 関東地区
  講師;土谷英夫氏(日本不織布協会・事務局長)
  日時;6 月 8 日13:30〜16:30
  場所;総評会館 4 階 402 号室
(2) 関西地区
  講師;内海章氏(同協会技術委員、日本バイリーン・製造技術部長)
  日時;6 月13 日13:30〜16:30
  場所;大阪産業創造館5 階研修室A・B
(3) 四国地区
  講師;近石尚樹氏 (同協会技術委員、倉敷繊維加工・企画開発部長)
  日時;6 月21 日13:30〜16:30
  場所;愛媛県紙パルプ工業会館
 なお、参加費は1人8,000円(テキスト含む)
http://www.anna.gr.jp/news/image/0705kouza01.pdf
(5/ 9)

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.249
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007. 5.22☆━

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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■日本化学繊維協会/4月度化学繊維生産・在庫の概況速報
■日本バイリーン/自動車向けが牽引して決算は4期連続増収
■豊田通商/協力関係強化目指し福助と資本・業務提携
■帝人グループ/企業倫理ハンドブックの改訂版を発行
■クラレ/クラレ倉敷事業所が移転完了
■セーレン/産業用資材分野に重点を置き今期175億円を投資
■日華化学/来年5月に台湾で新工場など内外で相次ぎ設備増強
■P&G/組織再編、主要役員の変更を発表
■大王製紙/新代表取締役社長に井川意高氏が内定
■ハビックス/代表取締役および役員の異動を発表
■タキロン/IC工場向けにナノチューブを使った帯電防止樹脂を開発
■東レ/植物繊維強化ポリ乳酸プラスチックを開発
■帝人ファイバー/エコバッグが全国百貨店共通レジ袋に採用
■日本不織布協会/生活資材部会 分科会を開催

<海外ニュース>
■ファイバーウェブ社(欧州・米国)
 アールストローム社にスパンレース事業を売却 ほか

<製品開発>
■東芝コンシューママーケティング
 /排気から雑菌を取り除く紙パック式掃除機
■藤波タオルサービス/天然素材100%の“アロマペーパータオル”
■モチガセ
 /抗ウイルスマスク“Barriere(バリエール)”が出荷300万枚を突破

<催 事>
■機能紙研究会/07年度機能紙研究発表・講演会を11月15日に開催
■京都工芸繊維大学 繊維科学センター/第1回大阪地区講演会を6月8日に開催
■ユニ・チャーム
 /期間限定新デザイン“マミーポコパンツ”でキャンペーン実施


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本化学繊維協会
 07年4月度化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

 日本化学繊維協会は、07年4月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表
した。それによると、化学繊維生産は10万1,525t(前年同月比5.0%増)、うち
合成繊維生産は8万8,428t(同4.0%増)だった。主要品種では、ナイロンF9,691
t(同1.9%減)、アクリルS2万1,548t(同19.0%増)、ポリエステルF 2万2,326t
(同1.1%増)、ポリエステルS 1万6,830 t (同6.6%減)となった。
 化学繊維在庫(生産者)は前月比3.7%増の11万339t(同4.7%増)、うち合成繊
維在庫は前月比4.3%増の9万5,328t (同3.4%増)だった。主要品種では、ナイ
ロンF 1万3,927t(前月比4.0%増)、アクリルS 1万2,416t(同8.3%増)、ポリエ
ステルF 2万6,051t(同5.1%増)、ポリエステルS 2万5,451t(同2.8%増)だった。
http://www.jcfa.gr.jp/press_release/seizai/seizai0704.pdf
(5/18)


■日本バイリーン
 自動車向けが牽引して決算は4期連続増収

 日本バイリーンの3月期決算は、北米の自動車事業が伸びた事で売上高は前
期比8.6%増の563億円となった。4期連続の増収。営業利益も同21%増の37億
円、経常利益は同15%増の46億円、純利益は同16.5%増の29億円となった。営
業利益では4期連続、経常利益では5期連続、純利益では6期連続の増収増益。
 セグメント別では衣料資材(同8.9%減の46億円)、メディコン資材(同0.2
%減の69億円)、産業資材(同3.0%減の104億円)が減収となったが、自動車
資材(同25.3%増の239億円)が気を吐き全体を押し上げた。空調資材(同2.1
%増の87億円)も健闘した。特に北米での自動車向けフロアマットが日系企業
を中心に好調に推移、大きく寄与した。また産業資材でもハイブリッド自動車
向けニッケル水素2次電池用セパレーターは伸びたが、全体をカバーできなか
った。
 今期は引き続き自動車資材の好調と電池用セパレーターなどの産業資材など
が好調に推移、売上高 590億円、営業利益38億円、経常利益48億円、純利益30
億円を見込む。
(化学工業日報5/17)


■豊田通商
 協力関係強化目指し福助と資本・業務提携

 豊田通商は福助との業務における協力関係を構築すべく、資本・業務提携契
約を締結し、同契約に基づき同社が福助の株式を取得することに合意した。取
得株式数は7,000株(発行済株式総数の23.2%)で,株券交付日は5月11日。同社
は福助に取締役1名を派遣する。
 同社はコア分野の自動車関連事業に加え、生活産業関連事業等の拡大により
バランスのとれた収益構造への変革を目指している。一方、福助はレッグウエ
ア・インナーウエアを事業の中心とし、今後さらなるプレゼンスの向上とシェ
ア拡大を目指している。こうした背景のもと、さらなる信頼・協力関係を構築
し、お互いの強みを活かしたパートナーシップを結ぶこととなった。両社は今
後、商品企画、生産調達、物流、販売など、各機能における互いの強みを活か
し、レッグウエア、インナーウエア関連商品やライフスタイル全般に関する事
業の展開等を推進する方針。
http://www.toyota-tsusho.com/press/20070517_1.cfm
(5/17)


■帝人グループ
 企業倫理ハンドブックの改訂版を発行

 帝人グループは、4月に改定した企業行動規範・行動基準を盛り込んだ企業
倫理ハンドブック改訂第4版(日本語版)を国内すべてのグループ会社の社員
に配布した。同グループはCSR中期経営計画において「社員にとってCSRの実践
は、企業理念、企業行動規範の実践である」と定め、05年度には従来の企業行
動規範の見直しを行い、最近の CSR要請に沿った内容に改めた。06年度には企
業行動規範を役員・社員の具体的な行動レベルまでブレークダウンした企業行
動基準(98年制定)について本格的な見直しを行い、 CSRとしての必要項目をす
べて盛り込んだ内容に改定し、社内外に公表した。今回、 CSR的観点から新た
にハンドブックに盛込んだ内容は以下の通り。
・環境、防災・安全、健康の維持を調達(サプライチェーン)にまで拡大
・地域社会との相互理解と協働
・ステークホルダーの意見や通報への誠実な対応
・パワーハラスメントの禁止
・個人の能力開発の支援とワークライフバランスの向上
・政治献金の禁止
・社員の発明に対する補償
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(5/14)


■クラレ
 クラレ倉敷事業所が移転完了

 クラレでは05年8月より同社倉敷事業所をクラレ発祥の地・倉敷市酒津地区
から同玉島地区への移転・建設工事を進めてきたが、今年3月末に移転を完了
し新年度をスタートさせた。
 同社は新事業創出を経営の最重要課題の一つに掲げ、研究開発体制の整備・
強化を図るため05年7月に倉敷事業所の再編を決定した。これまでの同事業所
は、開発・生産拠点の「倉敷事業所(酒津)」、研究開発拠点の「倉敷事業所
(研究所)」、生産拠点の「倉敷事業所(新倉敷)」の3ヵ所で構成されてい
たが、酒津は建物・施設の老朽化が進み、抜本的な改修・建て替えが課題とな
っていた。 また、周辺が市街地化したこともあり、開発機能の大半を新倉敷
へ移転・統合させて「生産・技術開発センター」を開設した。また、酒津の生
産設備および間接部門も、一部を除き新倉敷へ移転し、インフラの有効活用を
図りながら効率的生産体制の構築を行う。酒津にはメディカル関連の生産設備
が残り、研究所も酒津から開発機能の一部を移転し、それぞれ効率的な運営を
行う。
「倉敷事業所(新倉敷)」内にて開所した「生産・技術開発センター」には、
開発用の最新設備に加え、地球環境保護を意図した空調・照明・装置・動力な
ど、省エネ・新エネ対策としての最新技術を導入した。「倉敷事業所」に呼称
変更し、新事業創出のための生産・開発拠点ならびに現行製品の生産拠点とし
て、同社グループの先端事業所にふさわしい機能・役割を担う。
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/070518.html
(5/18)


■セーレン
 産業用資材分野に重点を置き今期175億円を投資

 繊維大手セーレンの08年3月期の設備投資計画は前期実績比60億円増の175億
円と過去最高になる。プラズマテレビの電磁波シールド材を生産する工場の建
設など、産業向け資材の投資を加速。自動車やテレビなどのメーカーの増産に
対応する。
 電磁波シールド材の工場は福井県坂井市に50億円かけて建設する計画。自動
車のシートに使う人工皮革・合成皮革の生産プラントや、金属やガラスに染色
する技術などの新規事業に約20億円を投資する。
 既存工場の生産ラインも合理化し、工場の設備入れ替えなどに50〜60億円を
充てる。このほか08年の創業 120周年に合わせて建て替える本社の建設費用に
35億円を計上する。
 投資資金には手持ちに残る現金に加え、長期・短期合わせて新たに約80億円
の資金を借り入れて対応する。
(日経産業5/16)


■日華化学
 来年5月に台湾で新工場など内外で相次ぎ設備増強

 日華化学は国内外で生産設備の増強を実施する。このほど浙江日華化学(中
国浙江省)に約6億円を投資し第2期工事に着手したのに続いて、台湾日華化学
(台北市)が新規工場用地を取得、原料からの一貫生産体制を視野に入れた新
工場を来年5月に稼動する。投資額は約15億円。また国内の鯖江工場ではユー
ザーの多様な要望に対応出来るマルチパーパス設備を1年後稼動を目標に建設
する。これらの投資計画で、07年度の設備投資額は前年比3倍近い37億円に拡
大する。
(化学工業日報 5/18)


■P&G
 組織再編、主要役員の変更を発表

 P&Gは7月1日付けでビジネスユニットを見直し、主要役員の変更を行うこと
を発表した。
 同社のグローバル・ビジネスユニットである「ビューティケア」「グローバ
ル・ヘルス&ウェルビーイング」「ハウスホールドケア」の3つは、プレジデ
ント−グローバル・ビジネスユニットに就任するスーザン・E・アーノルド氏
(現P&Gビューティ&ヘルス/バイス・チェア)が統括する。同氏は引き続き
A・G・ラフリー取締役会会長、社長兼最高責任者にレポートし、シンシナティ
(米国)に勤務する。
 また,新たに市場展開に関わる広範な責務に加えて、すべてのグローバル・
オペレーションならびにグローバルファンクションを統括する「チーフ・オペ
レーティング・オフィサー」の役職を設ける。同職にはロバート・A・マクド
ナルド氏(現グローバル・オペレーションズ/バイス・チェア)が就任する。
同氏は、引き続きラフリーにレポートし、シンシナティに勤務する。
 同社ではクレイロール、ウエラ、ジレットといった3つの大きな買収によっ
て、事業規模は00年と比較して約2倍に、新製品・新規ビジネス導入の頻度は
これまでの3倍となった。規模がより拡大して多様化が進み、グローバル化す
るビジネスに伴って,変化するニーズに対応するのに適した組織単位、リーダ
ーシップが発揮できる組織構造に再構築するため、今回の変更が行われる。
http://jp.pg.com/news/2007_01/200705/20070518p01.htm
(5/18)


■大王製紙
 新代表取締役社長に井川意高氏が内定

大王製紙では5月18日付で新代表取締役社長に井川意高氏を内定、現代表取
締役社長の二神勝利氏は代表取締役会長に、現代表取締役会長の井川俊高氏は
代表取締役顧問にそれぞれ就任する。なお、正式には6月28日開催予定の株主
総会および株主総会終了後の取締役会にて決定する予定。
http://www.daio-paper.co.jp/newsrelease/index.html
(5/18)


■ハビックス
 代表取締役および役員の異動を発表

 ハビックスでは5月18日付で現代表取締役会長の福村善光氏が退任、相談役
に就任することを内定した。なお、正式には6月28日開催予定の定時株主総会
およびその後の取締役会において決定する。
 福村氏は1983(昭和58)年より代表取締役社長,2001年(平成13)年より代表取
締役会長として社業の発展に貢献したが、経営体制の強化に一定の目途がつい
たことから、任期満了にともない退任する。この異動により、同社代表取締役
は現社長の酒井正吾氏のみになる予定。
http://www.havix.co.jp/ir/pdf/ir_press/press190518.pdf
(5/18)


■タキロン
 IC工場向けにナノチューブを使った帯電防止樹脂を開発

 タキロンは筒状の炭素分子であるカーボンナノチューブ(CNT)を均一に混ぜ
込んだ新しい帯電防止樹脂を開発した。IC工場の検査台や運搬用トレーなどに
使い、ICが電気を帯びないよう電気を通す性質を持つ。
 従来品は直径数μmの粒子状炭素を混ぜていたが、工場内で炭素が飛散する
問題があった。新製品はこれを解決し工場をクリーンに保てる。2〜3年後の実
用化を目指す。
(日経産業5/16)


■東レ
 植物繊維強化ポリ乳酸プラスチックを開発

 東レではポリ乳酸(PLA)とセルロースを主成分とする植物繊維をコンパウン
ド(混練)して、耐熱性と剛性および成形性を向上させた植物繊維強化PLAプラ
スチックを開発した。バイオマスプラスチックで世界最高レベルの 150℃の耐
熱性をはじめ、従来のPLAプラスチックに対して2倍の剛性と成形時間の大幅短
縮を実現したほか、植物繊維を混ぜても優れた成形外観が得られるなど、バイ
オマスプラスチックの物性を抜本的に改良した。同社では、今回の開発品を自
動車部品、電気・電子部品、土木・建築資材、家具等、幅広く用途開発を進め
る考え。
 これまで、 PLAの強度を向上させるために補強材として植物繊維を配合する
技術が開発検討されてきたが、均一に混ざらないことによる成形品の外観不良
をはじめ、 PLAが成形時に分解しやすいこと、さらには射出成形時の成形サイ
クルが長く耐熱性も低いなど、実用的なプラスチック材料としては用途展開に
限界があった。今回の技術により、量産性に優れた射出成形法で、既存の石油
系プラスチック同等以上の耐熱性と剛性を有する PLAプラスチック製品の生産
が可能になる。この技術は、昭和丸筒と昭和プロダクツの協力で、独自の樹脂
コンパウンド技術と新開発の結晶化促進技術の融合により実現した。
http://www.toray.co.jp/news/pla/nr070517.html
(5/17)


■帝人ファイバー
 エコバッグが全国百貨店共通レジ袋に採用

 帝人ファイバーでは,ポリエステル繊維の完全循環型リサイクル“エコサー
クル(R)”による再生ポリエステル繊維製エコバッグが、日本百貨店協会の「My
スマートレジ袋」として採用された。同協会を通じ、6月15日より全国の百貨店
266店舗にて1個500円(税込)で、2万個販売される。
 食料品売り場などでの使い捨てレジ袋の代替利用を主な目的とした「Myスマ
ートレジ袋」は、従来各百貨店が独自に製作・販売してきたマイバックとは違
い、百貨店業界を挙げての取組みとして生まれた全国の百貨店共通のレジ袋と
なる。大きな取っ手が肩に掛けられ、たたむと付属のポケットに収まる。また、
薄くて軽く、かつ丈夫で、重い荷物や繰り返し使うための強度も十分に備えて
いる。
 エコサークル(R) は同社が世界で初めて開発したポリエステルのケミカルリ
サイクル技術を核とした完全循環型リサイクルシステムで、賛同する国内外の
アパレルメーカーやスポーツメーカー75社との共同による商品の開発およびそ
の回収・リサイクルが進められている。回収した製品は化学的に分子レベルま
で分解し、石油からつくるものと同じ品質の製品に再生されるため、従来型リ
サイクルの課題であった品質の劣化を回避できる。また、何度でも繰り返しリ
サイクルすることが可能なため、新たな石油資源の使用を抑え、廃棄物削減を
実現。石油からポリエステル原料を作る場合に比べると、エネルギー消費量、
二酸化炭素排出量ともに約80%の削減が可能となる。
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/index.html
(5/18)


■日本不織布協会
 生活資材部会 分科会を開催

 日本不織布協会では5月21日、大阪市中央区の大阪産業創造館において生活
資材部会分科会を開催した。当日は、近年注目を集めている素材、技術の最新
動向について下記の通り講演が行われた。
(1) 「ポリ乳酸の特性と不織布への応用展開」
  ユニチカ・テラマック事業開発部部長 村瀬繁満氏
(2) 「フレクスター(新規スチームジェット素材)の機能と展開可能性について」
  クラレクラフレックス・企画管理本部フレックスター推進部部長
  新井田康郎氏


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ファイバーウェブ社(欧州・米国)
 アールストローム社にスパンレース事業を売却

■オンテックス社(欧州)
 資金調達で負債が7億6,400万ユーロから4億8,800万ユーロに減少

■ヤコブ・ホルム社(欧州)
 ヤコブ・ホルム&ソナー社とLDエクィティ社は、ヤコブ・ホルム&サンズ社
 に関する8ヵ月間の提携を終了

■欧州
 サンドラー社(ドイツ)、テンテックス社(ポーランド)が第2スパンレースラ
 インを各1ライン購入

■プロクター&ギャンブル社(米国)
 米国地方裁判所がP&G社による対ファースト・クォリティ・ハイジーニック社
 タムブランド商標権・トレードドレス侵害訴訟を棄却

■パンテックス・インターナショナル社(イタリア)
 米国化粧品メーカーとの提携で乳児用紙おむつのトップシートを開発

■プレスティージ・アメリテック社(米国)
 中国など海外生産マスクメーカーが多い中、良質のマスク製品を国内生産


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■東芝コンシューママーケティング
 排気から雑菌を取り除く紙パック式掃除機

 東芝コンシューママーケティングは、排気から雑菌を取り除く紙パック式の
掃除機を6月1日に発売する。3種類のフィルターで微細なゴミを段階的に捕集
し、排気に雑菌が残りにくい構造にした。吸引力が落ちないに本体内の空気の
流れを工夫した。
 発売するのは“VC-PW7D”“VC-PW7E”の2機種。本体後部の吹き出し口近く
に発光ダイオード(LED)による光触媒抗菌フィルターを付けた。吸入した空気
は幾重ものフィルターで雑菌やホコリが取り除かれた後に、外に出される仕組
み。このほかに、ダニの死骸やスギ花粉を吸着分解するフィルターや、細かい
ゴミを集めるフィルター、ニオイを抑えるフィルターを装備した。
(日経産業5/21)


■藤波タオルサービス
 天然素材100%の“アロマペーパータオル”

 藤波タオルサービス(東京都国立市)では、柑橘系の爽やかな香りが付いた
ペーパータオル(おしぼり)“アロマペーパータオル”を発売した。
 飲食店、美容室、エステサロン向けに開発。原料は天然素材 100%の“生分
解性素材(レーヨンとパルプ)。石油系化学繊維や接着剤不使用で環境に優し
い。
 保水性のある短繊維を強度のある長繊維で挟んだ3層構造。特殊なスパンレ
ース構造により厚手で使い易い。1枚の大きさは265×270mmでレモングラスか
ら抽出したアロマオイルを配合。
 価格は1ケース900本入り14,175円。姉妹品に、おしぼりの蒸し器庫内にセッ
トするだけで、おしぼりに芳香を染み込ませることができる専用芳香剤も用意。
(日経MJ 5/16)
http://www.fujinami.co.jp/cate01.html


■モチガセ
 抗ウイルスマスク“Barriere(バリエール)”が出荷300万枚を突破

 モチガセ(鳥取市)の抗ウイルスマスク“Barriere(バリエール)”が、発売
3年で累計出荷数 300万枚を超えた。同社では鳥インフルエンザ、花粉症対策
などが売り上げを伸ばした要因と見ている。最近では備蓄用として企業の大口
購入も増えている。
“バリエール”は天然鉱石のドロマイドを超微細技術で不織布に付着させた商
品。ドロマイドはカルシウムやマグネシウムが主成分で、食品としても使われ
ており、抗ウイルス効果があるという。これに撥水性フィルターを使い、ウイ
ルス侵入阻止機能を強化した。価格は1枚入り500円。
(日刊工業5/17)


┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■機能紙研究会
 07年度機能紙研究発表・講演会を11月15日に開催

 機能紙研究会は「07年度・第46回機能紙研究発表・講演会」を11月15日、高
松市のサンポートホール高松にて開催する。当日はポスター研究発表および新
製品展示会や交流会、また翌16日には見学会も予定している。研究発表・講演
の主題は未定。
 なお昨年度の研究発表・講演会は「未来を創造する機能紙」をメインテーマ
に、全国一の紙どころである静岡県富士市で開催し、 300人を超える参加者が
集い盛況であった。
http://www.ehime-iinet.or.jp/kinoushi/


■京都工芸繊維大学 繊維科学センター
 第1回 大阪地区講演会を6月8日に開催

 京都工芸繊維大学 繊維科学センターは第1回大阪地区講演会を6月8日、大阪
市中央区の大阪商工会議所(5F・502会議室)にて開催する。定員は80名、参加
費は無料となっている。主な講演内容は下記の通り。
(1) 「特別講演/最近の繊維機械あれこれ」
  日本繊維機械学会会長・西村太良氏
(2) 「微生物産生ポリエステルの繊維化とフィルム化」
  インテリジェント繊維開発室バイオナノファイバー分野・山根秀樹氏
(3) 「ポリ乳酸繊維の最新動向と将来展望」
  繊維科学センター特任教授・望月政嗣氏、ほか
http://research.web.kit.ac.jp/fts/osaka/program.pdf


■ユニ・チャーム
 期間限定新デザイン“マミーポコパンツ”でキャンペーン実施

 ユニ・チャームはミッキーマウスなどディズニーキャラクターで人気のベビ
ー用紙おむつ“マミーポコ”ブランドから、6月20日より期間限定新デザイン
のリロ&スティッチ柄“マミーポコパンツ”を発売し、同時に合計 1,000名に
商品が当たる「お宝GET!キャンペーン」を実施する。
 ディズニーのキャラクターを登場させ、おむつ替えの楽しさを提供してきた
“マミーポコ”ブランドでは,07年のテーマを「仲良し二人組」として、季節
性を考慮したキャラクターを採用し定期的に発売する。その第1弾として、03
年公開の大ヒットディズニー映画「リロ&スティッチ」柄の“マミーポコパン
ツ”を期間限定発売(6月20日〜8月20日頃まで。なくなり次第終了)する。サイ
ズは、M(46枚・72枚)、L(36枚・58枚)、ビッグ(32枚・52枚)でいずれもオープ
ン価格。次回の期間限定デザインの発売は11月を予定している。
 また、07年の“マミーポコ”ブランドは定期的にキャンペーンを実施する。
1回目となる今回は、リロ&スティッチのなかよし2人組グッズが当たるキャン
ペーン(期間;6月20日〜8月20日)で、第2弾は07年11月、第3弾は08年2月の実
施を予定している。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(5/16)


┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS REVIEW On-Line No.250
━━☆No.250☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007. 5.29☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■5月の合成繊維価格/原料値上がりを反映して東アジアで上昇
■綿花の国際価格
 /春先の上昇は短期で収まり収穫増で今後は安定
■トヨタ紡織
 /「猿投技術棟(仮称)」新設で自動車用内装システムの開発機能を集約
■トヨタ自動車/リチウムイオン二次電池の08年採用を見送る
■三菱製紙/事前警告型の買収防衛策導入を発表
■帝人デュポンフィルム/すべての事業所でゼロエミッションを達成
■スーパーレジン工業/炭素繊維複合材を増産する加工工場が本格稼動
■福助工業/東日本に新生産拠点の設置を検討開始
■ユニ・チャーム/子育て支援企業の認定を取得
■群馬県繊維工業試験場、平田農園、野口染色
 /アロエを用いた抗菌・防臭性フィルターを開発
■石原産業/製造コストを大幅に下げた酸化チタンを開発
■ダイニック/人事異動を発表
■巴川製紙所/人事異動を発表
■吸水性樹脂工業会/アジアの国際的団体を設立
■加藤組/吸水性樹脂による道路用保水剤の実用化にめど
■ユニ・チャーム
 /お掃除用品“ウェーブ”で「ハワイの旅プレゼント」キャンペーン実施
■エコ・グリーンテック2007
 /「環境至上時代と深化する技術」をテーマに1万8千人が来場
■2007 NEW環境展/過去最大規模の開催で来場者数16万8,000人を記録

<製品開発>
■サカタのタネ/屋上緑化基盤材を個人向けに拡販

<催 事>
■日本繊維機械学会/第60回年次大会を5月31日・6月1日に開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■5月の合成繊維価格
 原料値上がりを反映して東アジアで上昇

 東アジア市場で合成繊維の取引価格が再び上昇して来た。5月はナイロン、
アクリルなど主要品目が前月比1〜4%値上がりした。原油が高値圏で推移し
ていることを背景に、カプロラクタムなど中間原料が値上がりしていることが
理由。秋冬物衣料などの生産シーズンに入り、生産基地の中国の需要も堅調だ。
日本国内の出荷価格にも影響が出る可能性がある。
(日経 5/25)


■綿花の国際価格
 春先の上昇は短期で収まり収穫増で今後は安定

 綿花の国際価格が長期安定を続けている。遺伝子組み換え綿花の普及を背景
に、収穫の拡大などによって相場水準が下がり変動幅も小さくなった。国内の
綿糸取引価格も安定しており、原料高で合成繊維などが値上がりする中、対照
的な動きを示している。「春先の上昇は短期で収まり、最近は相場が大きく動
くことはない」(商社)
 国際価格の指標となるニューヨーク先物市場の期近価格は春先に1ポンド55
セント前後まで急上昇した。これは米国の綿花農家が、エタノール需要の拡大
をにらんでトウモロコシの作付けを進め、そのあおりで綿花の作付けが減ると
の観測が台頭したからだ。しかしすぐに沈静化し、23日時点で1ポンド49.14セ
ントと落ち着いた。
 00年以降の綿花相場は1ポンド45〜55セント程度の範囲を行ったり来たり。
例外は一時的に中国の買い付けが集中した03年だけ。「90年代まで中心相場は
60〜70セント前後だったのと比べると様変わりだ」(商社)との指摘は多く、
レンジは確実に切り下がり「低位安定」してきた。
 背景には世界的な収量増加と安定化がある。生産国などで構成する国際綿花
諮問委員会によれば、06年8月〜07年7月の綿花年度における世界生産予想は00
〜01年度より30%多い2,534万tで、特に中国は 672万9千tと52%増。中国国内
の需要増に対応している。
「害虫などに強い遺伝子組み換え綿花が米国を皮切りに中国など世界各地に普
及した。生産性向上、収穫の安定に加え、殺虫剤などが不要となり農家のコス
ト負担も軽くなったため、値段が下がりやすくなった」(日本紡績協会)
(日経 5/25)


■トヨタ紡織
「猿投技術棟(仮称)」新設で自動車用内装システムの開発機能を集約

 トヨタ紡織は自動車用内装システムの開発体制強化を図るため、愛知県豊田
市の猿投工場内に新技術棟「猿投技術棟(仮称)」を建設し、09年6月より稼動
する予定。約72億円を投資し、08年1月より着工する。
 同社はこれまでも事業の3本柱である自動車用内装事業、フィルター・パワ
ートレイン部品事業、繊維・外装品事業において、それぞれ最適な開発・生産
体制の構築に取り組んできたが、今回新たに技術棟を建設し、シート、ドアト
リム、天井、フロアカーペットなどすべての内装部品の開発機能を集約するこ
とで、車室空間をトータルに提案できる内装システムサプライヤーとして、さ
らなる機能強化を図る。
 新技術棟が完成すると、これまで分かれていた猿投工場、藤岡工場(愛知県
豊田市)、大口工場(愛知県丹羽郡)の開発機能が集約され、内装システム開
発において設計から生産技術まで各工程でより強固な開発体制が整う。加えて
乗り心地評価や安全実験等を充実させることで、より付加価値の高い内装シス
テムの開発が可能となる。
<新技術棟の概要>
(1)施設名;トヨタ紡織 猿投技術棟(仮称)
(2)所在地;愛知県豊田市亀首町金山88番地(猿投工場内)
(3)延床面積;約38,000平方メートル
(4)階数;地上7階 地下1階建て
(5)収容人数;2,000名
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07052101.pdf
(5/21)


■トヨタ自動車
 リチウムイオン二次電池の08年採用を見送る

 トヨタ自動車は27日、08年秋発売予定の新型“プリウス”に搭載を計画して
いたリチウムイオン二次電池の採用を断念したことを明らかにした。06年にソ
ニー製の同電池を使ったパソコンが出火したなどの事態を重く見て「安全性を
最優先」(幹部)する。一部関連メーカーには5月に入り、同決定を通達した
と言う。
 自動車向けリチウムイオン電池の開発・製造を巡っては、4月に日産自動車
がNECと、5月には三菱自動車もGS・ユアサとそれぞれ協業を発表・自動車各社
は次世代の中核技術になるとして開発を急ぐなど、活発な動きを見せていた。
(日刊工業 5/28)


■三菱製紙
 事前警告型の買収防衛策導入を発表

 三菱製紙は5月25日付で事前警告型の買収防衛策の導入を発表した。
 敵対的買収者が現れた場合に、新株発行権を無償で既存株主に割り当てるこ
とで対抗する。6月28日開催予定の株主総会で過半数の賛成が得られれば導入
する。
http://web.infoweb.ne.jp/mpm/ir/etc/070525_01.pdf
(5/25)


■帝人デュポンフィルム
 すべての事業所でゼロエミッションを達成

 帝人デュポンフィルムでは、このたび茨城事業所において廃棄物をほぼ全量
再資源化または有効活用できるようになり、これによって全ての事業所でのゼ
ロエミッションを達成した。事業所はほかに03年より継続している岐阜事業所
(開発センターを含む)、04年より継続している宇都宮事業所の合計3ヵ所で、
帝人グループの基準である廃棄物の総発生量に対する非有効活用廃棄物の排出
量の割合が安定的に1%以内となった。
 帝人グループでは06年度からの中期計画において、11年度末までに非有効活
用廃棄物の排出量を05年度対比50%削減するという目標を掲げて取り組んでい
る。しかし、ポリエステルフィルムを生産する帝人デュポンフィルムの各事業
所では発生する廃棄物の種類や性状が多岐にわたり、廃棄物の有効活用が大き
な課題となっていた。こうしたなか、同社では03年より各事業所での取り組み
を強化し、ゼロエミッション推進を宣言してゴミの分別の徹底による有価売却
の推進や処理委託による再資源化、イントラネットによる活動推進などの活動
を展開してきた。
 同社は今次達成したゼロエミッションを今後も確実に実行していくため、毎
月の関連データを継続的にモニタリングし、引き続き廃棄物発生量や非有効活
用廃棄物の排出量のさらなる削減を推進していく方針。
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(5/21)


■スーパーレジン工業
 炭素繊維複合材を増産する加工工場が本格稼動

 スーパーレジン工業(東京都稲城市)は、炭素繊維複合材料(CFRP)専門の
成型加工工場である津久井工場(神奈川県相模原市)の本格稼動に入る。約5
億円を投じて工場の2階部分で進めてきた第2期増設工事が完了した。航空機
や液晶露光装置の基礎テーブル(定盤)など引き合いの活発化に対応する。こ
れらの増産効果で、08年8月期には会社全体で20億円だった売上高を、08年8月
には30億円とする計画。
(日刊工業 5/28)


■福助工業
 東日本に新生産拠点の設置を検討開始

 福助工業は、東日本に新たな生産拠点を設ける。同地域での顧客対応強化な
どを目的とするもので、立地や設立時期などについて本格的な検討を開始した。
また海外についても、一昨年の中国・上海工場に続く第4の拠点構築を09年以
降に具体化していく考え。
 同社はポリエチレンフィルムの大手メーカーだが、食品容器、ラミネート、
不織布なども手がけて包装資材・パッケージングの総合企業を志向して業容を
拡大している。この基盤となる生産拠点は国内15工場、海外3工場を配置して
いるが東日本地域は埼玉工場のみで、デリバリー面などを含め同地域での顧客
対応を充実する必要から、新たな生産拠点の設置が必須との結論に達し、立地
を含めて本格的な検討を開始した。
(化学工業日報 5/28)


■ユニ・チャーム
 子育て支援企業の認定を取得

 ユニ・チャームは5月10日付で子育て支援企業の認定を取得した。同社が次
世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画を策定・実施し、その結
果が一定の要件を満たしていることから、東京労働局の認定を受けたもの。
 05年4月1日から今年3月31日の2年間を一般事業主行動計画期間として、積立
保存休暇(失効した年次有給休暇を一定日数まで積立保存したもの)を21日目
まで育児休業にも充当できるように改定したり、妻が専業主婦の男性社員も育
児休業を取得できるように改定するなど、社員が育児のための休暇を取得しや
すい風土を作ることで育児への参加を促し、男女の区別なく全ての社員が仕事
と育児を両立しやすい企業へと改革してきた。同社は今後も支援策の充実と運
用に取り組む考え。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(5/24)


■群馬県繊維工業試験場、平田農園、野口染色
 アロエを用いた抗菌・防臭性フィルターを開発

 群馬県繊維工業試験場では、平田農園、野口染色と連携し、アロエを使用し
た環境や人体への影響が少ない抗菌・防臭性フィルターを開発した。
 現在、主に繊維製品の抗菌剤には安価で強力な抗菌性を付与できる銀や銅、
亜鉛などの金属化合物が使用されているが、金属アレルギーや重金属毒性が懸
念されている。今回開発された“アロエを用いた抗菌防臭性繊維素材”は、黄
色ぶどう球菌や大腸菌などの病原菌に対して抗菌性があり、アンモニアガスに
対する防臭性も有している。植物原料のため生分解性もあり、廃棄や焼却をし
ても有害物質を出さない。
 アロエ乾燥葉粉末、キダチアロエ生葉を圧搾した後の絞りかす、または抽出
液を樹脂(糊剤)に混入し、プリント加工技術を用いてシート状の織物や不織
布、プラスチックなどへ均一に塗布(プリント)することで抗菌・防臭性を付
与する。また、市販のマスクと口の間に挟み込むことで抗菌・防臭の役割を果
たす。マスクに挟むフィルター以外にも、今後は抗菌防臭マスクや枕カバー、
紙おむつ等医療用の製品化に取り組む考えで、使い心地や効果の実感などを病
院でモニター試験していく予定。
http://www.ttrl.pref.gunma.jp/oshirase2/os2top.html


■石原産業
 製造コストを大幅に下げた酸化チタンを開発

 石原産業は、製造コストを大幅に下げた光触媒酸化チタンを開発した。表面
処理剤に白金ではなく安価な鉄化合物を用いることで1kg2〜3万円程度のもの
が半額程度に抑えられ、性能も劣らないという。蛍光灯などの可視光に反応す
るタイプで、防臭、防汚効果を持つ。割安な価格を売り物に建材、繊維メーカ
ーなどに売り込む。
(日経産業 5/25)


■ダイニック
 人事異動を発表

 ダイニックでは、下記の通り人事異動を行う。
<6月28日付>
滋賀工場長 井野周一(旧・滋賀工場副工場長)
<7月1日付>
 知的財産管理部長 藤田 昇(旧・開発技術センター長)
 開発技術センター長兼第二事業部市場開拓販売グループ長 羽田 章
 (旧・第二事業部市場開拓販売グループ長)
 事業部門統括付技術開発担当 矢部明
 (旧・第一事業部紙クロス技術グループ長)
 滋賀工場副工場長兼技術開発推進担当 安藤眞
  (旧・滋賀工場資材グループ長)
 滋賀工場資材グループ長 倉秀人
 (旧・第二事業部電子特材製造グループ長)
 第二事業部電子特材製造グループ長代行 福田明治
 (旧・第二事業部電子特材製造グループ仕上チーム長)
 第一事業部紙クロス技術グループ長 菅野英典
 (旧・第一事業部紙クロス技術グループ主任研究員)
 生産部門統括付全社設備担当 中村正彦(旧・滋賀工場施設グループ長)
 滋賀工場生産技術支援グループ長 池田正孝
 (旧・滋賀工場生産技術グループ長)
http://www.dynic.co.jp/ir/press/070524/jinji.pdf
(5/24)


■巴川製紙所
 人事異動を発表

 巴川製紙所では、5月21日付で下記のとおり人事異動を発表した。
 執行役員機能紙事業部長 岩本清志
(旧・執行役員機能紙事業部長兼機能紙ユニット長)
 機能紙事業部機能紙ユニット長兼製造グループマネージャー兼生産技術チー
 ムリーダー 中田祐司(旧・機能紙事業部機能紙ユニット製造グループマネ
ージャー兼生産技術チームリーダー)
http://www.tomoegawa.co.jp/topics/topics143.html
(5/21)


■吸水性樹脂工業会
 アジアの国際的団体を設立

 吸水性樹脂工業会(宇野優会長、住友精化・専務取締役機能樹脂事業部長)
は5月22日、東京・六本木の泉ガーデンタワーにおいて第13回通常総会を行う
とともに、アジア吸収性樹脂工業会(ASPIA;Asia Superabsorbent Polymers
Industry Association)が正式に発足したことを発表し両工業会の合同懇親パ
ーティを開催した。
 今回発足した ASPIAの設立目的は、「吸水性樹脂におけるRC活動や化学品総
合安全管理活動などの種々の活動を通じ、アジアにおける吸水性樹脂事業の持
続可能な成長の基盤を創造する」ことで、初代会長にはサンダイヤポリマーの
取締役国内営業担当兼国内営業部長の藤村昇氏が就任した。 ASPIAの設立メン
バーは、吸水性樹脂の事業拠点をアジアにもつ以下の7社(アルファベット順)。
 ・BASF East Asia Regional Headquarters Ltd.(香港)
 ・Formosa Plastics Corporation(台湾)
 ・Kolon Chemical Co.,Ltd.(韓国)
 ・日本触媒(Nippon Shokubai Co.,Ltd)
 ・サンダイヤポリマー(San-Dia Poluymers, Ltd.)
 ・Songwon Industrial Co.,Ltd.(韓国)
 ・住友精化(Sumitomo Seika Chmicals Co.,Ltd.)
(5/22)


■加藤組
 吸水性樹脂による道路用保水剤の実用化にめど

 加藤組(愛知県岡崎市)は、粉体状の吸水性樹脂を用いた保水性舗装道路向
け保水剤の実用化にめどをつけた。保水力は従来製品の約2倍。温度により保
水力が変化し、高気温時には排水で冷気を得るなどの使い方が出来る。実証を
経て、08年春の商品化を目指す。
 水に同保水剤を5%程度混ぜて道路表面から散布する。保水剤は道路内部の
すき間に隅々まで行き渡り、ゲル化してとどまる。降水がなくても約1週間ほ
ど保水できる。使用した吸水性樹脂は一定温度で排水する性質を持ち、約1万
回以上、吸排水を繰り返す試験で安定性が実証された。
 保水性舗装道路は内部に水を保持できる道路で、路面温度の上昇を抑え、都
市のヒートアイランド現象対策に効果がある。同社は保水剤を道路向けのほか、
屋上緑化用や園芸の保水シートなどさまざまな用途を見込む。
(日刊工業 5/25)


■ユニ・チャーム
 お掃除用品“ウェーブ”で「ハワイの旅プレゼント」キャンペーンを実施

 ユニ・チャームは、お掃除用品“ウェーブ”ブランドより、クイズに答えて
ハワイ旅行3泊5日が当たるプレゼントキャンペーン「ウェーブで夏もスッキリ
きれいに! ハワイの旅プレゼント」を、 7月1日から8月31日まで実施する。
「○ェーブで夏もスッキリきれいに!」の○にあてはまる1文字を答えるクイ
ズに応募すると、正解者の中から人気リゾートホテルが選べるハワイ旅行がペ
アで6組合計12名に当たるほか、特典として1組につき6万円のおこづかいもプ
レゼントする。さらにWチャンス賞として、豪華ハワイのおみやげセットが500
名に当たる。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(5/24)


■エコ・グリーンテック2007
「環境至上時代と深化する技術」をテーマに1万8千人が来場

 花や緑、環境保全や景観創造に関する最新技術や資材が集う「エコ・グリー
ンテック 2007(第11回環境・緑化産業展)」が、「環境至上時代と深化する技
術」をテーマに5月23〜25日の3日間、東京ビッグサイトにて開催された(主
催;エコ・グリーンテック実行委員会/環境緑化新聞)。
 出展社数は107社・220小間で期間中18,396人が会場を訪れた(併設企画「団
塊まつり-2016年東京オリンピックをもう一度-」)。主な出展内容は、屋上(特
殊)緑化、河川・のり面緑化、ビオトープ・水環境、肥料・薬品・土壌改良材
などで、期間中は特別講演やセミナーも行われた。
 不織布に関連する企業としては、田島ルーフィング(屋上緑化システム・G
ウェイブ)、日本不織布(スプリトップ防草シート、油吸着シート“スプリト
ップ)、東邦レオ(屋上緑化技術“R-パレットシステム”、樹木地下支柱“フィ
ット・スーパーマグ”)などが出展し、それぞれ展示・紹介を行った。
http://www.interaction.co.jp/event/egt/index.html


■2007 NEW環境展
 過去最大規模の開催で来場者数16万8,000人を記録

 アジア最大の環境関連産業の展示会で第16回目となる「2007 NEW環境展(N-
EXPO 2007)」が、 5月22日〜5月25日の4日間、東京ビッグサイトにて開催され
た(主催;日報アイ・ビー)。「守ろう地球 創ろう共生社会」をテーマに、出
展社数は過去最大の575社・2,421小間で、来場者数は16万7,939人を記録した。
 同展示会は東京会場での開催後、9月に大阪会場、11月には名古屋会場にて
順次開催される予定。広い会場を4パビリオン・14のゾーンに分け、土壌・水
・大気の改善対策、新エネ・省エネ、廃棄物処理・リサイクル、環境対応の包
装材や容器・素材など、出展分野は多岐にわたる内容となった。
 素材・不織布分野の関連企業では、生分解性プラスチックを紹介する「バイ
オプラ通り」と銘打った一角に、東レ(エコディア)、ユニチカ(テラマック)、
クラレ(ジオダイナ)、ダイニック(エコニックビオシリーズ)、三菱化学(GS
Pla)などが出展。製紙分野では、レンゴー(ビスコパール)、山陽製紙(ロハス
な紙各種)などが出展し、それぞれ展示・紹介を行った。
http://www.nippo.co.jp/n-expo007/


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■サカタのタネ
 屋上緑化基盤材を個人向けに拡販

 育苗大手のサカタのタネは、業務用屋上緑化基盤材の個人向け販売を強化す
る。昨年夏に出した軽量・薄型タイプの新商品“エコカーペット”を販売会社
を通じて年内にもインターネットなどで発売。オーダーメード販売も検討する。
管理の手軽さから園芸用品としての引き合いが予想以上に強いためで、環境配
慮と扱いやすさの両方を訴えて拡販する。
“エコカーペット”は、火山灰土壌を焼成・発泡処理した“シラスバルーン”
を基板材に使用。厚さは5cm程度と従来製品比で半分以下。軽くて保水性能が
良く、夏でも10日程度水をやらなくても植栽した芝の美しさを保てる。大きさ
は縦横30cm角を1単位とし、基盤材としては標準価格帯の1,800円。最低6単位
から販売する。今夏にも鹿児島の販社が楽天で発売するほか、サカタのタネは
自社カタログでの販売も検討する。08年5月期には4,000万円の売り上げを狙い、
3割程度が個人向けになる見通し。
(日経産業 5/23)


┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本繊維機械学会
 第60回年次大会を5月31日・6月1日に開催

 日本繊維機械学会では、5月31日と6月1日の2日間、大阪市西区の大阪科学技
術センターにおいて第60回年次大会を開催する。同大会では、A〜Dの4つの会
場でそれぞれセッションが行われ、「テキスタイルの科学と工学」のテーマで
は「エレクトロスピニング法を用いた医療用ナノファイバーの製作技術」山下
義裕氏ほか(滋賀県立大学)や、「産業と安全、安心、生活環境保全」のテーマ
では「保湿性を有する不織布/パルプ複合不織布の開発(第2報)パルプの種類
の影響」矢井田修氏(京都女子大学)、鈴木慎司氏ほか(高知県立紙産業技術セ
ンター)などの発表が行われる。
 このほかセッションでは「繊維機械の化学と工学」「環境対応技術と繊維廃
材の有効利用」「繊維強化複合材料」などをテーマとする予定。また、繊維全
般にわたっての新製品や関連する製造方法、機械装置について紹介する“新製
品紹介セッション”、35歳未満の若手を対象とした“若手研究者セッション”、
時間的制約なしに発表者と意見交換のできる“ポスターセッション”には「学
術研究発表コーナー」と「新製品紹介コーナー」の2つを設ける。特別講演会
では、「繊維における文明と文化」西島康則氏(京都市産業技術研究所所長)が
行われる。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/tmsj/japan/misc/meeting.html


┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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URL : http://nonwovens-review.com/
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