NONWOVENS REVIEW On-Line No.251
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007. 6. 5☆━

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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■JAMA/07年4月の自動車生産実績を発表、2ヵ月連続で前年同月を下回る
■トヨタ自動車/自動車リサイクル法に基づく06年度再資源化の実績を公表
■帝人/東邦テナックスを完全子会社化へ
■帝人/パラ系アラミド繊維の生産を日本でも増強
■クラレなどPVA大手4社/ナフサ高騰から値上げ
■ユニ・チャーム/生理用ナプキン“センターイン”の新CMをスタート
■大王製紙
/6月2日“おむつの日”制定を記念し『赤ちゃんに関する意識調査』を発表
■日本バイリーン/第20回インターフェックス ジャパンに出展
■松山毛織/電磁波シールド繊維で提案活動を強化
■ダイキン工業、ドイツ・ランクセス社
/防汚性・耐候性に優れた水性フッ素コーティング剤を共同開発
■三菱鉛筆
/環境に優しい繊維染色用インク“uni COLOR FOR Textile”の開発に成功
■大阪大学/ナノファイバー不織布の変形作用を発見
■コスモケミカル/殺菌酵素フィルターの販売を開始

<海外ニュース>
■レンチング・グループ(インド)/インドにレーヨン繊維工場を建設 ほか
<製品開発>
■わかもと製薬、ニプロ
/防腐剤フリーを可能にするフィルター付き点眼容器を共同で開発
■日本製紙
/生活臭やホルムアルデヒドを分解する光触媒マットコート紙“PDASH(TM)”
■東芝コンシューママーケティング
/世界初・新機構で紙パック一杯まで強い吸引力を維持するクリーナーを発売
■近澤製紙所
/介護用ドライタオル“おもいやり心 ドライメッシュタオル”をリニューアル
■クレノートン/プリント基板向け不織布研磨ホイールを開発

<催 事>
■第20回インターフェックスジャパン
/アジア最大の医薬品製造機器・技術展が東京ビッグサイトで開催
■ITMA2007/9月13〜20日ドイツ・ミュンヘンで開催
■四国紙パルプ研究協議会/07年度総会および講演会を6月13日に開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■JAMA
 07年4月の自動車生産実績を発表、2ヵ月連続で前年同月を下回る

 日本自動車工業会(JAMA)はこのほど07年4月の自動車生産実績と自動車輸出
実績を発表した。
 それによると四輪車生産台数は 87万639台で前年同月の 90万4,821台に比べ
3万4,182台・3.8%の減少となり、2ヵ月連続で前年同月を下回った。車種別で
は乗用車の生産が74万9,929台(前年同月比2.2%減)で2ヵ月連続のマイナス、
トラックは11万2,861台(同13.7%減)で3ヵ月連続のマイナス、バスは7,849台
(同8.2%増)で27ヵ月連続のプラスとなった。
 一方、輸出実績では四輪車が48万4,702台で前年同月比よりも 1万1,070台・
2.3%の増加となり、21ヵ月連続で前年同月を上回った。車種別では乗用車 42
万8,674台 (内KD車1万3,714台) 前年同月比 6,506台・1.5%増、トラック 4万
7,182台(内KD車1万7,710台)同 2,808台・6.3%増、バス 8,846台(内KD車1,071
台)同1,756台・24.8%増。輸出金額は車両分86億1,921万ドル、部品分26億152
万ドルで総額112億2,073万ドルとなり、前年同月の105億8,400万ドルに比べて
6億3,673万ドル・6.0%の増加となった。
http://www.jama.or.jp/stats/product/20070530.html
(5/30)


■トヨタ自動車
 自動車リサイクル法に基づく06年度再資源化の実績などを公表

 トヨタ自動車は、自動車リサイクル法に基づく ASR・エアバッグ類・フロン
類の特定3物品の06年度(06年4月〜07年3月)再資源化等の実績を公表した。
 それによると、 ASRの引き取りは96万台、重量にして19万t、うち13万tを再
資源化した。 ASR再資源化率は通年で66%となり、2010年度法定基準50%を上
回るとともに、とくに年後半は約71%で2015年度法定基準70%を上回る結果と
なった。これは、 ASRリサイクル施設やリサイクル率の高い全部再資源化施設
への重点投入を通じて実現したもので、車両のリサイクル実効率に換算すると
通年で約94%に相当する。さらに、エアバッグ類の引き取りは19万台(43万個)
で、回収での再資源化率は94%と、法定基準85%を上回る水準を確保した。フ
ロン類についても適正に破壊処理を行った。
 同社が特定3物品の再資源化などに要した費用総額は、社内のシステム関連
費、専任人件費を含めて 84億3,407万円となり、資金管理法人から払い渡しを
受けた顧客からの預託金総額80億9,185万円を3億4,222万円上回った。
http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/May/nt07_0515.html
(5/30)


■帝人
 東邦テナックスを完全子会社化へ

 帝人は9月1日付で東邦テナックスを完全子会社とする株式交換を行うと発表
した。5月28日開催のそれぞれの取締役会において決定したもので、東邦テナ
ックスの普通株式1株に対し帝人の普通株式1.15株を交付する。東邦テナック
スの株式は8月28日に上場廃止(最終売買日は8月27日)となる予定。
 帝人が00年2月に東邦レーヨン(現東邦テナックス)の普通株式の過半数を
取得以降、帝人グループは炭素繊維事業をコアビジネスとして位置づけ、積極
的な経営資源の投入を行ってきた。その後の第三者割当増資の引き受けなどに
より、帝人の持株比率は現在 68.41%となっている。今回の完全子会社化は、
帝人グループにおけるコアビジネスとしての炭素繊維事業の位置づけをさらに
強固にし、引き続き高い成長率が予想される炭素繊維への需要増大に対応する
もの。さらに帝人グループの技術・知見を活用し、帝人グループ事業との共同
展開を一層促進させ、東邦テナックスの事業拡大を通じて帝人グループ全体の
企業価値を向上させることを目的としている。
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(5/28)


■帝人
 パラ系アラミド繊維の生産を日本でも増強

 帝人はアラミド繊維事業を強化する。年平均 9%以上で成長するパラ系アラ
ミド繊維の需要に対応し、設備増強に加え、新規用途開発も積極推進すること
で、グローバル市場での地歩を強固にしていく方針。すでにオランダで増強に
着手している“トワロン”については、需要増の対応以外に“サルフロン”の
市場投入も視野に入れている。また国内で生産する“テクノーラ”についても
まだ構想段階ながらプロジェクトを発足し、50%前後の増強を検討している。
 次世代人工皮革“ロエルU”についても今秋以降の本格投入を目指し市場調
査を開始した。
(化学工業日報 5/30)


■クラレなどPVA大手4社
 ナフサ高騰から値上げ

 合成樹脂のポバール(PVA)を生産する大手4社が、そろって値上げを打ち出
した。基礎原料のナフサ(粗製ガソリン)が高騰しており、コスト上昇分を転
嫁する。ポバールは繊維や紙の加工剤や接着剤が主要な用途。高品位品を薄く
引き延ばして作る光学用ポバールフィルムへの値上げ波及を警戒する声が、偏
向板メーカーから出始めている。
 対象は国内出荷向けで、値上げ幅は信越化学の子会社である日本酢ビ・ポバ
ールとクラレが5月21日出荷分から1kg当たり25円を、日本合成化学と電気化学
工業が6月1日出荷分から同30円の値上げ実施を目指し、需要家との交渉に入っ
た。
 ポバールの原料は、エチレンや酢酸を合成させた酢酸ビニール。酢ビの大手
メーカーも、5月上旬に1kg当たり8〜10円の値上げを表明済み。ポバールの製
造には2倍の酢ビが必要で、酢ビが10円値上がりすれば、ポバールは20円上昇
する計算。ただ、重油や物流費などの高騰分や、06年夏の前回値上げ時の目標
未達分として5〜10円を上乗せしたと見られる。
(日経産業 5/30)


■ユニ・チャーム
 生理用ナプキン“センターイン”の新CMをスタート

 ユニ・チャームは、今春全面リニューアルした生理用ナプキン“センターイ
ン”のCMを6月1日より全国で放送開始した。
 “センターイン”(コンパクト・デオドラント コンパクト・ふわふわタッチ
・サラサラタッチ)は06年6月に同社が資生堂グループから譲り受け、07年春に
全面リニューアル。新CMでは、同ブランドのおしゃれでセンスが良いというイ
メージに合う、モデルの中村さくらさんと伽奈さんの二人が登場、さくらさん
が『まんなか吸収』するから広がらず、安心・快適という、“センターイン”
独自の機能を伽奈さんに教えるという内容。同世代の女性たちに向けて、モデ
ルの 2人が“センターイン”の魅力をシンプルにわかりやすく伝えるCMに仕上
がっている。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(5/30)


■大王製紙
 6月2日“おむつの日”制定を記念し『赤ちゃんに関する意識調査』を発表

 大王製紙では今年4月に発売した最高級プレミアムおむつ“GOO.N プレミア
ム”の発売を記念し、「理想のおむつがある生活」を通じて健やかな赤ちゃん
の成長を願い、「オ(0)ム(6)ツ(2)」(おむつ)と語呂を合わせ6月2日をおむつ
の日に制定した。この「おむつの日」に先立ち、同社では赤ちゃん市場に関し
『赤ちゃんに関する意識調査』を実施したが、これは家庭に赤ちゃんがいる20
〜35歳400名(以下、「ママパパ世代」)、孫をもつ55歳以上400名(以下、「祖
父母世代」)を対象に赤ちゃんに関する意識を調査したもの。
 それによると、現代の“赤ちゃん消費”は付加価値を重視した“プチ贅沢”
主義の傾向が強いことがわかった。具体的には、赤ちゃんに費やす月平均金額
は今も昔も変わらず、1ヵ月3万円未満が最も多いのに対し、おむつに費やす月
の平均金額はこの30年で3倍にも上がっていた。また、“紙おむつ派”は祖父
母世代と比べて約5倍増加し、ママもパパも自分の趣味を我慢して赤ちゃんへ
投資する傾向があった。投資したお金で子供にやらせたい事NO1 は、昔は『勉
強』、今は『スポーツ』だった。さらに、もしも1億円あったら祖父母世代は
「貯める」、ママパパ世代は「つかう」という結果が出た。
 この調査結果について、お茶の水女子大学生活科学部長の御船美智子教授は
「ママパパ世代は節約し、こどもに金銭を費やしている」と述べており、同社
でも、子供に費やす金額は世代間で変化はないが、付加価値のある商品やサー
ビス、赤ちゃんに付加価値のつく教育意識により金銭を費やす対象が変化して
いると分析している。
http://www.daio-paper.co.jp/newsrelease/index.html
(5/31)


■日本バイリーン
 第20回インターフェックス ジャパンに出展

 日本バイリーンは、6月20〜22日東京ビッグサイト(東展示場)で開催される
アジア最大の医薬品製造機器・技術の商談展「第20回インターフェックス ジャ
パン」(主催;リードエグジビションジャパン)に出展する。
 同社は滅菌・クリーン化ゾーンの「3-23」に出展し、「無限の可能性を秘め
た不織布」をテーマに、マスク類(防じんマスク・打ち抜きマスク・プリーツ
マスクほか)やワイピング類などを展示・紹介する予定。
http://www.vilene.co.jp/news/list/n517.htm
(5/31)


■松山毛織
 電磁波シールド繊維で提案活動を強化

 産業資材布や一般医療織物を手掛ける松山毛織(愛知県一宮市)は、耐久性
に優れる電磁波シールド繊維の提案活動を強化する。独自のメタルファイバー
を使用することで、従来の塗布型シールド材の課題だった剥離し易さなどの課
題を解決した。
 同技術は、電磁波吸収性能を持つ各種金属と繊維を組み合わせる。金属を練
り込むタイプのため剥離しにくく、耐久性に優れているのが特徴。繊維製品の
ため軽量で加工性が良く、通気性にも優れる。使用する金属・繊維の組み合わ
せなどにより、シールド率が異なる多目的なシールド材をつくることが可能だ。
 同社では金属布タイプやメッシュタイプなどを揃えている。オフィスの建材
をはじめ、オペレーターのユニフォーム、医療機器の安全保護用途のほか、高
速道路におけるETCの誤作動防止などの用途へ展開する。
(化学工業日報 5/30)


■ダイキン工業、ドイツ・ランクセス社
 防汚性・耐候性に優れた水性フッ素コーティング剤を共同開発

 ダイキン工業株式会社はドイツ・ランクセス社と協業で、環境にやさしく、
防汚性・耐候性・耐薬品性に優れた水性フッ素コーティング剤を世界で初めて
開発した。
 有機溶剤系の耐候性に優れたフッ素コーティング剤は建築をはじめ幅広い分
野で使用されているが、 VOC規制にともない環境にやさしい水性商品のニーズ
が高まっている。水性にするととくに耐水性、耐薬品性などの物理特性、防汚
性が不十分とされていた。
 今回の共同開発はダイキン工業の「フッ素化学技術」とランクセス社の「ポ
リウレタン化学技術」を融合させ、有機溶剤系と同等以上の物理特性、防汚性
などの特性をもつ VOCフリーの水性フッ素コーティング剤を製品化することに
成功したもの。ランクセス社はウレタンコーティング剤で同社が世界的な実績
をもつ皮革市場の自動車内装(カーシート)、家具、靴などの用途に本製品の
拡販をめざす。ダイキン工業もフッ素塗料の販売で培った経験を活かして建築、
自動車、航空機、工業用市場を中心に参入を図る。
http://www.daikin.co.jp/press/2007/070605/index.html
(6/5)


■三菱鉛筆
 環境に優しい繊維染色用インク“uni COLOR FOR Textile”の開発に成功

 三菱鉛筆では筆記具用インク開発から生まれた顔料分散技術を展開し、環境
に優しい繊維染色用インク“uni COLOR FOR Textile” の開発に成功した。熱
処理や洗浄を行うことなく着色剤を繊維に均一に固着させるという環境に優し
い染色技術で、微細化顔料による鮮明な色相・色調、優れた堅牢性、柔軟な風
合い品質を達成したもの。
 これまでの繊維染色加工業界では、さまざまな面で問題をもつ顔料による繊
維着色はほとんど使用されなかったが、同社はナノサイズまで微細化した顔料
を特殊ポリマーでコーティングすることで、繊維表面に均一で強固なマイクロ
コート化を可能にする技術を開発した。また、従来の繊維染色工程での水使用
量を約95%、エネルギー使用量を約40%と大幅削減し、環境に優しい染色工程
の実現を可能にする。
 これにより、同社はクラボウ繊維事業部とインクマックスとの 3社共同で、
「未来の地球環境を考える」をコンセプトに、染色工程における「エコプロセ
シング」技術の開発をスタートさせた。
http://www.mpuni.co.jp/newsrelease/2007/1180655319.html
(6/1)


■大阪大学
 ナノファイバー不織布の変形作用を発見

 大阪大学の宇山浩教授(応用化学)は、ナノファイバー不織布の変形作用を
発見した。
 当初研究室の学生がポリフェノールを付着させた空気浄化用フィルターを作
ろうとして、電界紡糸法で作った直径約1.5μmのアクリル樹脂繊維からなる不
織布を40℃のアルコールと水の混合液に漬けたところ、数秒で面積が1/10に狭
まり、厚さは逆に増すのを偶然見つけた。
 この変形はアルコールと水の割合によって度合いが変わり、最大で縦横10mm
・厚さ60μmのシートが縦横1mm・厚さ3mmの棒状にまで変形した。走査型電子顕
微鏡で観察したところ、1.5μmだった繊維の太さが、5μmにまで膨れており、
このため集合体であるシートが棒状になったものと見られる。ナノファイバー
では全く知られていなかった性質だ。
 宇山教授は、他の素材の不織布でも同様の効果があるか確認を進めている。
これまでに、スチレン樹脂のシートを有機溶媒のハイドロカーボンに漬けたと
ころ、アクリル樹脂と同様に棒になるのを確認した。これらのシートはいった
ん棒になると元に戻らないが、分子量も成分も変化しないという。
(朝日 5/25・日経産業 6/4)


■コスモケミカル
 殺菌酵素フィルターの販売を開始

 コスモケミカル(静岡県富士市)では特殊な酵素を利用し、空気中に浮遊す
る細菌やカビ、ウィルスなどを分解する殺菌酵素フィルターの販売を開始した。
空調機器などの内部で菌が増殖するのを防止できるため、地元・近県の食品工
場や病院などに向けて提案型の営業を進めていく。同社はこのところ食品工場
向けの事業を強化しており、今回の新製品もその一環。昨年秋から販売してい
る悪臭対策剤も含めて取り扱いアイテムを増やし、積極的な販売展開を図って
いく。
 今回の殺菌酵素フィルターは、安全性の高い溶菌酵素をフィルター繊維全体
に固定化させたもので、捕捉した細菌などを即座に死滅させることが可能。酵
素が細菌などの細胞壁を分解し、内部浸透圧によって破裂させる。同様のメカ
ニズムにより、ほとんどのウイルスも不活性化させることができる。
 酵素自体は日揮が開発したもので、フィルターは三菱重工業が製作している。
すでに 4年ほどの実績があり、無菌室・手術室・クリーンルームなどで多数の
導入実績をもつ。コスモケミカルではこの販売権を取得し、地元商圏の食品工
場や病院などに売り込むことにした。既存のフィルターと付け替えることが容
易であるほか、新設の需要にもきめ細かく応じる。
 一方、悪臭対策剤もバイオ技術を利用した製品で、開発元はサナ(埼玉県所
沢市)。バクテリアによって臭気を除去する仕組み。食品工場の廃棄汚泥の臭
気対策用として昨年秋から販売を始めたところ、非常に活発な引き合いを得て
いるという。
(化学工業日報 6/4)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■セレックス・アドバンスト・ファブリックス社(米国)
 ナイロン製スパンボンド不織布メーカー、セレックス・アドバンスト・ファ
 ブリックス社が、13年間で4回目の所有者交代

■トラキア・プラスチックス社(米国)
 米国のLINQインダストリアル社を買収

■レンチング・グループ(インド)
 インドにレーヨン繊維工場を建設

■オンテックス社(欧州)
 欧州大手プライベートレーベル紙おむつ・女性用サニタリー製品加工業者、
 オンテックス社がヘルスケア事業を売却し、財政再建へ

■欧州
 原材料価格が上昇。中でもレーヨン価格は、前年同月(4月)比で12%増のキ
 ロ当たり1.63〜1.68ユーロに

■ファイバーウェブ社(英国)
 生産効率向上とコスト削減計画が遅れ、第1四半期に収益が800万ポンド減少

■テサルカ社(スペイン)
 スペインのスパンメルトメーカー、テサルカ社が、軽量のバックシート・ト
 ップシート素材、レッグカフ素材を販売開始


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■わかもと製薬、ニプロ
 防腐剤フリーを可能にするフィルター付き点眼容器を共同で開発

 わかもと製薬とニプロの両社は防腐剤フリーを可能にするフィルター付き点
眼容器(以下、NP容器)を共同で開発、このたび製品化する。
 ニプロがNP容器を製造し、わかもと製薬に供給、薬剤を充填し点眼薬として
販売。両社はNP容器を国内外に広く供給し、わかもと製薬ではNP容器専用の充
填ラインを用いて受託生産も展開する。NP容器での最初の製品となる“ニプラ
ジロール点眼液0.25%『わかもと』”の製造販売承認は3月15日に取得済みで、
準備が整い次第積極的に販売を開始する。
 このNP容器の特徴は、親水性と疎水性フィルターの 2種類のフィルターを装
着することにより、内溶液の無菌性を保って特に防腐剤である塩化ベンザルコ
ニウムなどの使用を控えることが可能な点。同容器は現在汎用されている点眼
容器と同じコンパクトなサイズで、ノズルの視認性やボトルの透明性にも配慮
した。
 通常、点眼薬には腐敗や細菌汚染を防ぐため、塩化ベンザルコニウムなどの
防腐剤が使用されているが、近年、防腐剤による角膜障害やアレルギーなどの
角膜・涙液系に対する影響が注目されつつあり、防腐剤濃度の低い点眼薬や防
腐剤無添加の点眼薬が望まれていた。
http://www.wakamoto-pharm.co.jp/info/pdf/070529news.pdf
(5/30)


■日本製紙
 タバコなどの生活臭やホルムアルデヒドを分解する光触媒マットコート紙
 “PDASH(TM)”を発売

 日本製紙では、A2マットコート紙に光触媒機能を持たせた新製品「PDASH(TM)
(ピーダッシュ)」を発売する。従来品と同等の印刷適性と耐久性を保持しな
がら、紙表面に塗布した酸化チタンに光が当たった時の化学反応を利用して空
気清浄効果をもたせた。主にカレンダーやポスター、カタログ表紙向けに6月
から本格販売に乗り出すとともに、新たな用途開発を進める。
 製品名はPhotocatalysis Paper(光触媒紙)の頭文字「P」と、打ち砕くという
意味をもつDASHを組み合わせた造語で、DASH=だっしゅ=「脱臭」の意味ももた
せた。製品特徴は、 (1)空気清浄効果、(2)優れた印刷適性、(3)優れた耐久性
などで、 (1)に関しては日本化学繊維検査協会においてタバコのにおいの主成
分と言われるアセトアルデヒドの濃度が20時間後に99%以上低下した実績を確
認した。従来の技術では、光触媒反応により塗工層が劣化するが、独自の技術
で劣化の低減に成功し、(3)を実現させた。
 今後の用途開発としては、気密性が高い空間で、かつ臭気対策が必要な場所
での利用を想定し、カレンダーやポスターのほか、バスの社内吊り広告、タク
シーのポケット広告、企業の環境報告書など幅広い用途を提案する。
http://www.np-g.com/news/news07053101.html
(5/31)


■東芝コンシューママーケティング
 世界初・新機構で紙パック一杯まで強い吸引力を維持するクリーナーを発売

 東芝コンシューママーケティングは6月16日より、紙パックが一杯になるま
で強い吸引力を維持する紙パック式クリーナー“タイフーンロボパック”の2
機種VC-20TP、VC-10TPを発売する。
 同製品では、細塵(微細な粉ゴミ)で紙パックが目詰まりして吸引力が低下
するという従来の紙パック式クリーナーの問題点を、新採用の (1)「タイフー
ン分離方式」 (2)「目詰まりクリアロボ」から成る新機構「タイフーン分離ロ
ボ」で解決。 (1)では本体内の風路を、紙パック側と細塵を吸い込む新風路に
二分させた。紙パック内にゴミがたまるにつれて空気の流れが新風路に移り、
吸引力を維持する。さらに (2)では、スイッチを切るたびにこの新風路上のフ
ィルターに付着した細塵を自動で叩き落とし、送風により紙パックに戻す。こ
れにより、常に紙パック側とは別に空気を吸い込む為の風路が確保され、紙パ
ックが一杯になるまで、強い吸引力を維持する。加えて、この新風路により紙
パック内の臭気を含んだ排気が少なくなるだけでなく、新採用のトリプルゼオ
ライト脱臭フィルターにより、同社従来比約2倍の脱臭効果を実現した。また、
使いやすい 360度回転ホースや床ブラシには隅のゴミが取りやすい「快走コン
パクトパワーヘッド」を搭載した。
http://www.toshiba.co.jp/tcm/pressrelease/070531_j.htm
(5/31)


■近澤製紙所
 介護用ドライタオル“おもいやり心 ドライメッシュタオル”を
 リニューアル発売

近澤製紙所では “介護用タオル”をリニューアルし“おもいやり心 ドライ
メッシュタオル”として新発売した。
 風合いのある極厚メッシュタイプの不織布は従来品に比べ 2倍の厚みで、さ
らに丈夫に使いやすくなった。価格は20枚(ケース入数20袋)・希望小売価格
(袋・税込) 630円、100枚(同6袋)・同3,150円。商品の主な特長は、(1)丈夫で
破れにくい、極厚メッシュシート使用、 (2)素早い水分吸収力で水気や汗をふ
き取る、(3)お湯や水に濡らして気持ちよく使える、(4)30cm×50cmのゆったり
サイズ、 (5)環境にやさしい自然素材を使用しているため、地中に埋めても自
然分解し、燃やしても有害物質を排出しない、など。
http://www.chikazawa.co.jp/new.html


■クレノートン
 プリント基板向け不織布研磨ホイールを開発

 クレノートン(広島県呉市)は、プリント基板向けの不織布研磨ホイール、
“MIGAX ZERO(ミガックスゼロ)”を開発した。極細の繊維を使い、樹脂コーテ
ィングの薄膜化技術によって研磨時に発生するカス(バフカス)の超微細化を
実現した。
 ミガックスゼロは (1)薄膜化で粒コーティングの均一性が向上し、ムラの無
い研磨面が得られる (2)バフカスが微細なためプリント基板のスルーホールに
つまりにくい (3)スクラッチの発生がなく、仕上げ面が均一 などが特徴。
 プリント基板の穴あけ後のバリ取りやドライフィルムのラミネート前研磨な
どに適している。
(日刊工業 5/30)


┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■第20回インターフェックスジャパン
 アジア最大の医薬品製造機器・技術展が東京ビッグサイトで開催

 アジア最大の医薬品製造機器・技術の商談展「第20回インターフェックスジ
ャパン」(主催;リード エグジビション ジャパン)が6月20〜22日の3日間、東
京ビッグサイトにて開催される。
 出展は過去最多となる 1,300社で、不織布関連企業では小津産業、住友スリ
ーエム、日本製紙クレシア、日本バイリーン、旭・デュポン フラッシュスパ
ン プロダクツなどが出展の予定。展示会出展分野は、原料加工、プロセス測
定・検査、滅菌・クリーン化など。同時開催の「専門技術セミナー」では製薬
企業トップが将来ビジョンを語る「基調講演」をはじめ、医薬品業界の最新動
向がわかるセミナーが多数開催される。
http://www.interphex.jp/jp/


■ITMA2007
 9月13〜20日ドイツ・ミュンヘンで開催

 CEMATEX(欧州紡織機械工業連盟)が中心となって開催する、世界最大の紡織
機械専門見本市「ITMA2007」が9月13〜20日の8日間、ドイツの新ミュンヘン国
際見本市会場で開催される。
 同展示会は1951年来、4年ごとに異なる会場で開催されている世界最大の紡
織機械・関連機器業界国際専門見本市。出展製品は、紡績準備機械・化学繊維
機械・不織布用機械・フェルト用機械・ワインダー・タフティングマシン・ラ
ボ検査機器・繊維産業向け染料など、広範囲にわたって多くの製品が展示・紹
介される。
http://www.itma-munich.com/ja/50860


■四国紙パルプ研究協議会
 07年度総会および講演会を6月13日に開催

 四国紙パルプ研究協議会では6月13日、07(平成19)年度総会および講演会を
愛媛県四国中央市の愛媛県紙産業研究センターにおいて開催する。
 講演会内容は以下の通り。
(1) 「地域に密着したバイオマス利用のあり方」愛媛大学 農学部森林資源
   学教育コース 木質バイオマス変換研究室 准教授・枝重有祐氏
(2) 「ロータリースクリーン印刷・コーティング技術について」ストーク プ
   リント ジャパン(株) 営業アシスタントマネージャー・藤原育生氏
(3) 「泡仕上げ、泡コーティングの可能性」ハンツマン・ジャパン(株)テキ
   スタイル機能材事業部機能加工部門 アジア・リュージョン・テクニカ
   ルマネージャー・横山吉徳氏
(4) 「ポリプロピレン用親水化剤“イルガサーフHL560” とポリオレフィン
   用ノンハロゲン系難燃剤“フレームスタブNOR116”」チバ・スペシャリ
   ティー・ケミカルズ(株)プラスチック添加剤セグメント ビジネスデベ
   ロップメント・香川正氏

●お詫びと訂正━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 このNONWOVENS REVIEW On-Line NO.249 の記事のうち、「日本バイリーン
/自動車向けが牽引して決算は4期連続増収」で誤りがありました。以下のよ
うに訂正しお詫びいたします(編集部)。
「ハイブリッド自動車向けニッケルカドミウム2次電池用…」(誤り)→「ハイ
ブリッド自動車向けニッケル水素2次電池用…」(訂正)

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.252
━━☆No.252☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007. 6.12☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
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季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■日系自動車メーカー/BRICsで生産急拡大し3年後には380万台に
■東レ/スエード調人工皮革を自動車内装向けに強化
■セーレン/自動車内装材用の本革加工に参入
■旭化成・東レなど/水処理膜事業を世界市場で攻勢
■宇部興産/ガス分離膜事業でさらなる増設へ
■巴川製紙所/低弾性で高い接着性を持つPCB用フィルムを開発
■ユニ・チャームペットケア
 /北米でネスレ・ピュリナと提携しペット用トイレタリー製品を販売へ
■ニッポン高度紙工業/中国アンチダンピング調査に対し「行政不服申立」
■三菱製紙/すべての紙生産拠点でFSC森林認証(CoC認証)取得を終了
■セーレン、KBセーレン
 /光の透過を防止する遮光性ポリエステル素材“ホワイエ”を開発
■三島製紙/人事異動を発表
■ホギメディカル/執行役員の異動を発表

<製品開発>
■日立マクセル
 /インデックス式不織布ケース入りデータ用DVD-Rディスクパックを新発売
■ニプロ
 /異物除去フィルター付き“ニプロ輸液セット ミクロチェック(R)”を発売

<催  事>
■日本不織布協会/不織布基礎講座を関西地区で6月13日に、四国地区は21日
■伝統みらい研究センター/2007年第2回講演会を7月27日に京都で開催
■日本不織布協会
 /ITMA'07とSINCE 2007の開催に合わせ視察ツアーを企画

<ノンウーヴンズレヴュー最新号発行のお知らせ>
■Nonwovens Review Vol.19 No.1目次


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日系自動車メーカー
 BRICsで生産急拡大し3年後には380万台に

 日系自動車メーカーBRICs諸国で生産台数が2010年に380万台規模に拡大する
ことが分かった。06年の4ヵ国の生産実績は約210万台弱で、各社の増産計画を
もとに予測すると06年比で80%以上伸びる。今後、世界の自動車生産拠点とし
てBRICs の存在感は大きく増す。10年にはBRICsの総生産台数が1,800万台程度
(06年実績1,332万台)になる見通しで、特に日本勢が牽引し、その生産シェア
も現在の15%から20%を超えるのは確実だ。
(日刊工業 6/5)


■東レ
 スエード調人工皮革を自動車内装向けに強化

 東レは、自動車内装用のスエード調人工皮革“アルカンターラ”のグローバ
ル展開を強化、採用モデル数(累計)を10年に 250モデルまで拡大する。多く
の実績を持つ日本、欧州市場に加え、天然皮革が主流の米国、中国市場の開拓
に注力する。主力のシート材とともに、天井材やドアパネル向けで採用拡大を
目指す。
 東レは、自動車向けの人工皮革を“アルカンターラ”の統一ブランドで展開、
日本と欧州拠点の伊アルカンターラからグローバルに供給している。日本・欧
州を中心に、世界での累計採用数は約150モデル。
“アルカンターラ”の特徴は極細繊維の細かい起毛と、本皮に比べ優れた透湿
性・通気性による快適な接触温感、特有の柔らかさ、適度なホールド性、耐久
性の4つ。これに特殊染色技術や難燃加工などにより顧客の要望に合わせたさ
まざまなバリエーションをそろえている。
 日・欧に加え、今後は本皮志向の強い米国でもデトロイトに販売事務所を設
け本格展開を開始した。また中国市場の開拓に向けマーケティング戦略を練っ
ていく。
 今後は衣料用途などに展開する“エクセーヌ”の原綿を使うファッション性
の高い製品の開発や、抗菌・防臭や防汚機能など新機能付与に向けた研究を進
める。自動車用シートにおける人工皮革の比率はまだ 1%強程度。顧客ニーズ
に応じたカスタムメード的製品開発を進めることで、“アルカンターラ”の機
能性を訴求し採用拡大を目指す。
(化学工業日報 6/7)


■セーレン
 自動車内装材用の本革加工に参入

 セーレンは自動車内装材用の本革加工に参入する。開発と量産化に向け、マ
ザープラントとなる「LNセンター」を同社の生活科学総合ステーション(福井
県坂井市)内に建設、 9月の完成を目指す。総投資額は10〜25億円。本革のほ
か人工皮革・合成皮革など非繊維系素材を使う自動車シートの表皮開発や、フ
ァッション、インテリアなどの分野の開発機能も集約する。量産は09年以降を
見込む。
(日刊工業 6/6)


■旭化成・東レなど
 水処理膜事業を世界市場で攻勢

 旭化成や東レなど合成繊維大手が水処理膜事業の海外展開を加速する。旭化
成は2008年に中国の生産拠点を2倍に増強、東レは中国で研究開発の人材を5割
増員する。東洋紡は08年度をめどに岩国事業所に15億円を投じ、海水を淡水化
する「逆浸透膜」に使う中空糸を増産、生産能力を5割増の月産60tに増やす計
画。これにわりサウジアラビアで三菱重工業が受注した海水淡水化プラント向
け水処理膜の供給を拡大する見通しである。
 世界的な水不足を背景に水処理施設の需要が拡大しており、各社は合繊で培
った高分子技術を武器に浄水技術の核である水処理膜分野で攻勢をかける。
(日経 6/12)


■宇部興産
 ガス分離膜事業でさらなる増設へ

 宇部興産はガス分離膜事業で新たな増設計画を進める。昨年、2期・3期と立
て続けに増設を決定、08年には現在の4倍への生産能力増強を決めた同社だが、
バイオエタノール市場の急増に合わせアルコール脱水膜ニーズが高まるため、
「さらなる増強も検討中」として早晩、新たな投資も行われる見通し。
 ガス分離膜は窒素や水素、酸素などの産業ガスを分離する中空糸膜。宇部興
産ではモジュールから装置まで一貫生産できるポリイミド(PI)を事業化、特
に世界で唯一、有機膜でアルコール脱水できる特殊技術を確立、同市場で強み
を発揮する。中期計画では3年後に売上高、利益ともに2.5倍以上に引き上げる
計画だが、新増設でそれ以上の収益拡大が見えてきた。
(化学工業日報 6/6)


■巴川製紙所
 低弾性で高い接着性を持つPCB用フィルムを開発

 巴川製紙所は、低弾性の高接着性を持つフィルム“ELEPHANE TLF”を開発し
た。エポキシ系樹脂を用いたフィルムで、同社が有するフィルム加工技術、絶
縁材料の設計技術などを組み合わせ、より低弾性を発揮しつつ高い絶縁性も実
現している。小型化・高密度化が進むプリント配線板(PCB)への接着フィルム
として広く利用でき、ポリイミド、シリコンチップ、ガラス、金属、ガラスエ
ポキシ基板など幅広い異種材料との接着に適合している。同社では製品評価を
行いながら、さまざまな用途展開を進める予定。
(化学工業日報 6/6)


■ユニ・チャームペットケア
 北米でネスレ・ピュリナと提携しペット用トイレタリー製品を販売へ

 ユニ・チャームペットケアは、北米においてペットフード・ペットトイレタ
リー製品の開発・製造・販売を手がけるネスレ ピュリナ ペットケア カンパ
ニー社(本社;米国ミズーリ州)およびネスレ カナダ社の担当部門であるネ
スレ・ピュリナ カナダ(本社;カナダ・オンタリオ州)と販売契約を締結す
る。これにより同社は、北米市場にペット用トイレタリービジネスを拡大する。
ネスレ ピュリナおよびネスレ ピュリナ カナダは同社からトイレタリー製品
の販売独占権を獲得し、製品販売にあたって自社ブランドを使用する計画。
 米国ペットケア市場は飼育犬猫頭数 1億6,000万頭余りと日本市場(2,500万
頭)の約6倍で、犬猫用フード・トイレタリーは約2兆円の市場である。日本同
様、米国都市部では小型犬が増加しペットの室内飼育が増加傾向にある。それ
にともない、ペットトイレタリー製品市場が拡大してきている。同社は今回の
提携を、これまでの国内事業での経験と実績を活かし北米市場に参入する好機
としている。
http://ir.eol.co.jp/EIR/2059task=download&download_category=tanshin&id=466171&a=b.pdf
(6/6)


■ニッポン高度紙工業
 中国アンチダンピング調査に対し「行政不服申立」

 ニッポン高度紙工業では中国アンチダンピング調査に関し、 4月17日の中国
商務部による最終決定公告に対して6月5日、同商務部に「行政不服申立」を行
った。
 今後の動向としては、同国商務部は同社の申立を受理した日から60日以内に
同申立に対する決定を行うこととなっている。なお、同社は同件による当期業
績への影響について、不透明ではあるものの現段階では軽微としている。
http://www.kodoshi.co.jp/0508-psd/190606.pdf
(6/6)


■三菱製紙
 すべての紙生産拠点でFSC森林認証(CoC認証)取得を終了

 三菱製紙はドイツ子会社の三菱ハイテクペーパー・フレンスブルグにおいて、
「FSC森林認証(CoC認証)」を取得した。三菱ハイテクペーパー・フレンスブル
グは情報用紙を年間3万t生産し、ヨーロッパを中心に販売する三菱製紙の連結
子会社。これにより、三菱製紙グループにおけるすべての紙生産拠点が CoC認
証を取得したことになる。
 同社は01年に八戸工場で製紙工場としては日本初のCoC認証を取得、FSC森林
認証紙の生産を始めた。これまでチリ自社植林地(チリ第[、\州)での FSC
森林認証取得による認証材の安定的な確保、および国内の紙生産工場(北上、
高砂)でのCoC認証取得による認証製品の拡大を行ってきた。さらに、06年7月
にはドイツ子会社の三菱ハイテクペーパー・ビーレフェルドにおいて CoC認証
を取得し、 FSC認証製品の海外での生産・販売を始めた。市場要望への対応と
ともに企業の社会的責任(CSR)の一環として、同社がヨーロッパでの森林認証
紙の生産・販売体制を整備したもの。
http://web.infoweb.ne.jp/mpm/news/070607_01.pdf
(6/7)


■セーレン、KBセーレン
 光の透過を防止する遮光性ポリエステル素材“ホワイエ”を開発

 セーレンとグループ会社であるKBセーレンでは、白を基調としたカラー展開
での透け防止・盗撮防止・UVカット機能を備えた遮光性ポリエステル素材“ホ
ワイエ”を開発した。
 高レベルの遮光性により、紫外線をカットすることによる日焼け防止機能、
赤外線を遮蔽することによる盗撮防止機能、さらに水に濡れていても透けにく
い、優れた透け防止機能を実現させた。第一段階として水着などのスポーツア
パレル向けの販売を進めるため、 6月19日より開催予定のセーレンのスポーツ
素材商談会にて初出展し、販促活動をスタートさせる。さらに今後、インナー
・シャツ・ブラウスなどファッション用途、白衣・介護衣料などユニフォーム
用途、さらにインテリア用途などでの展開も予定している。
 同素材の使用原糸は、遮光効果のある超微粒子の酸化チタンを主成分に、数
種類の改質剤を加えて練り込んだ、KBセーレンの独自技術のポリエステルフィ
ラメント“イマージュ”で、この原糸とセーレンの加工技術の組合せによって
“ホワイエ”が誕生した。他素材との複合化による交織・交編にも適しており、
肌への刺激などもなく安全性も確認されているという。
http://www.seiren.com/news/news2007/whiet.html
(6/4)


■三島製紙
 人事異動を発表

 三島製紙では6月28日付で、洋紙営業本部洋紙営業部長に荒井正好氏(旧・洋
紙営業本部洋紙営業部長代理)、機能品事業部機能品部長に瀬戸井伸夫氏(旧
・機能品事業部機能品部長代理)の異動を行う。
http://www.mishimapaper.co.jp/news/topics20070605.pdf
(6/5)


■ホギメディカル
 執行役員の異動を発表

 ホギメディカルでは、6月8日付で執行役員製品管理部部長兼学術部部長に徐
吉夫氏(旧・執行役員製品管理部部長)が就任することを決定した。
http://www.hogy.co.jp/
(6/8)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■日立マクセル
 インデックス式不織布ケース入りデータ用DVD-Rディスクパックを新発売

 日立マクセルでは、コンパクトに収納できて検索が容易なインデックス式不
織布ケース入りインクジェットプリンター対応データ用DVD-Rディスク “らく
らくスリムBOX”(20枚入り・50枚入り)パックを6月11日より発売した。
 今回発売するデータ用DVD-Rディスク(16倍速記録対応)は、通常の10mm厚ケ
ースの50枚分に比べて約4分の1サイズ(50枚入りパック品の場合)のコンパク
トな「検索・収納BOX」に収納されており、 ヘッドインデックス式不織布ケー
スを採用することで、記録した DVD-Rディスクをインデックスタイトル別に簡
単に検索を行うことができる。
 また、“らくらくスリムBOX”はカバー部分が背面まで開き、DVD-Rディスク
の検索・取り出しが簡単に行える。そのほか主な特長は下記の通り。同社では、
今回発売する“らくらくスリムBOX”パックと3月24日に発売した不織布入りラ
イブラリーケースパックとあわせ、保管や収納に便利なケースソリューション
を展開していく方針。
 (1) 検索に便利で省スペース設計
 (2) ディスクをやさしく守り、検索に便利なヘッドインデックス式不織布ケ
   ース入り
 (3) インクジェットプリンター対応でレーベル面の白さが内周部まで均一な
   「ひろびろ超美白レーベル」を採用
 (4) 16倍速記録でも安定した記録特性と優れた保存性能を実現
http://www.maxell.co.jp/jpn/news/2007/news070608.html
(6/8)


■ニプロ
 異物除去フィルター付き“ニプロ輸液セット ミクロチェック(R)”を発売

 ニプロでは、輸液セットに孔径5μmの小型フィルターを組み込んだ輸液セッ
ト“ニプロ輸液セット ミクロチェック(R)”の販売を開始した。
 輸液薬剤の混合調剤時には、ガラスアンプル容器開封時のガラス片やバイア
ルゴム栓への針刺入によるゴム切片の混入をはじめ、混合された薬剤成分同士
の化学反応による沈殿物あるいは用時溶解剤での不溶性残留微小異物などが発
生する可能性がある。同製品は、異物除去フィルターにより薬剤が生体に投与
される直前にそれらの微小異物を有効に除去することができる。主な特徴は以
下の通り。
 (1) 孔径5μmのフィルターがライン中に組み込まれているため、日本薬局方
   で規定される注射剤中の不溶性微粒子の最小異物径基準10μm以上の粒
   子はほぼ完全に除去可能
 (2) 小面積フィルターでありながら、輸液投与速度として必要な流量を確保
   できる
 (3) フィルターを最小化し、優れたコストパフォーマンスを実現
http://www.nipro.co.jp/topics/070606.pdf
(6/6)


┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本不織布協会
 関東地区での不織布基礎講座を6月8日に開催

 日本不織布協会(ANNA)では6月8日、関東地区での不織布基礎講座を千代田
区の(財)総評会館にて開催した。
 同講座は社員教育の一環として役立つよう、不織布の基礎をわかりやすく解
説する内容の講座で、毎年恒例となっている。当日は同協会事務局長の土谷英
夫氏を講師に、@不織布とは(概念、定義)、A不織布の原料、B製造方法;
ウェブの形成法、繊維の接着/結合法、C用途と機能、D試験方法、E統計の
項目で講座が進められた。講座参加者には今回の講座にあわせて改訂した冊子
「不織布の基礎知識」(第5版)が配布された。
 なお、同講座は関西地区6月13日、四国地区6月21日に順次開催される予定。


■伝統みらい研究センター
 2007年第2回講演会を7月27日に開催

 伝統みらい研究センターでは 7月27日、京都市中京区の京都文化博物館別館
ホールにおいて「伝統みらい研究センター2007年第2回講演会」を開催する。
 同講演会では文化財保存に焦点を当て、科学技術で文化財を守るためにどの
ような活動がなされているか講演が行われる。講演内容は以下の通り。
 (1) 「繊維文化財の材質分析に関する話題―どこまで採取試料量を少なくで
   きるか―」奈良国立文化財研究所、伝統みらい研究センター特任教授/
   佐藤昌憲氏
 (2) 「修理技術者と紙の科学」(株)墨光堂、伝統みらい研究センター特任教
   授/岡 岩太郎氏
 (3) 「鉱物化した繊維から古代の技術を探る〜保存方法一考の試み」東北芸
   術工科大学、文化財保存修復研究センター/手代木美穂氏
 <問合せ先>
 京都工芸繊維大学
 教育プロジェクトセンター 伝統みらい研究センター
 TEL 075-724-7850 FAX 075-724-7844


■日本不織布協会
 ITMA'07とSINCE 2007の開催に合わせ視察ツアーを企画

 日本不織布協会(ANNA)では、9月13〜20日にドイツの新ミュンヘン見本市セ
ンターで開催されるITMA'07 (テキスタイル機械国際見本市)、および10月22〜
24日に中国・上海のINTEX Shanghaiで開催されるSINCE 2007 (上海国際不織布
見本市)にあわせ、それぞれ視察ツアーも企画し、現在参加者を募集している。
 ITMAは 4年ごとに開催されており、今回の出展内容は繊維・アパレル産業関
連機械・設備・技術全般で出展社数は約1,300社。前回の来場者数は12万5,000
人だった。ツアーは 9月12〜18日の期間で、見本市の視察のほかにノイマーク
社を訪問し、 エリコン・サウラー・テキスタイル・グループの不織布部門中3
社の機械総合展示場も見学する予定。
 またSINCE 2007は中国・上海のINTEX Shanghaiにて開催されるもので、同展
の出展内容は不織布加工機器、産業用テキスタイル製造機械・機器、原料、関
連サービス。出展社数は中国・海外を含む 300社余りとなっている。視察ツア
ーの期間は10月21〜24日で、郊外に立地する現地工場の視察も予定されている。
 <問合せ先>
 (株)インセンティブ
 TEL 06-6543-8875 FAX 06-6543-8856


┏☆ ノンウーヴンズレヴュー最新号のお知らせ ☆━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ノンウーヴンズレヴューNo.1 が、まもなく発行されます。
 今回は高機能・高付加価値製品と先端技術の特集です。

<Nonwovens Review Vol.18 No.1 目次>
●特集/高機能・高付加価値製品と先端技術

[寄 稿]
○「不織布の市場動向と高機能・高付加価値化」
 矢井田修 京都女子大学教授、日本繊維機械学会不織布研究会委員長
○「鳥インフルエンザウイルス抑制フィルター“AIフィルター”の開発」
 奥恭行 三菱製紙(株)開発事業部営業推進部フィルター事業室
○「エレクトロスピニング法によるナノファイバー作成技術を学ぶための文献
  紹介」
 山下義裕 滋賀県立大学工学部材料科学科講師
○「スターフルーツ葉を用いたアレルゲン不活化剤の開発」
 鶴岡理文 大和化学工業(株)東京工場研究開発部

[企業動向]
○中空糸膜“マイクローザ”による水処理設備を米国・アジアから相次いで受
 注 旭化成ケミカルズ(株)膜・水処理事業部事業開発担当部長 浜口正夫 氏
○低コストの画期的技術で燃料電池分野への進出を果たす
 日本バイリーン(株)研究所所長 山崎洋昭 氏、担当部長 中村達郎 氏、
 担当課長 木村浩二 氏
○世界初のV-Lap設備導入により高機能不織布事業の本格展開へ
 帝人ファイバー(株)短繊維事業部長 籔谷典弘 氏
○植物由来の消臭素材“DEOATAK(デオアタック)”を開発
 高砂香料工業(株)研究開発本部 平本忠浩 氏、同生産本部 長島司 氏、同
 フレグランス・アロマケミカル事業本部 佐藤忠 氏

[展示会]
○nano tech 2007
 ナノテク実用化の進展促す国際総合展に─不織布関連企業も最新技術を紹介
○第17回FINETECH JAPAN
 FPD市場拡大で関連技術も多彩に─総来場者数5万6,000人を超え記録更新
○TOKYO FIBER '07
 斬新・個性的な作品でハイテク繊維の魅力を訴求
○2007 NEW環境展
 「地球を守る」各種素材も提案─来場者16万人以上で過去最大規模に
○エコ・グリーンテック2007
 緑化と環境保全の最新不織布技術も展示
○第8回コンバーティング機材・特殊印刷展
 「人を結び、技術を競う」をテーマに5万人が来場
○CPhI JAPAN、ICSE JAPAN 2007
 医薬・製薬関連の最新技術が一堂に

[その他]
○業界動向
・吸水性樹脂工業会・アジアの国際的団体ASPIAを設立
・日本衛生材料工業連合会・施設から出る使用済み紙おむつの処理方法につい
 てアンケート調査を実施
○催 事
・日本繊維機械学会・第60回年次大会を開催
・四国紙パルプ研究協議会・07年度総会および講演会を開催
・日本不織布協会・注目先端技術の最新動向を紹介─ナノファイバー、サニタ
 リー、燃料電池をテーマにANNA講演会
・日本繊維機械学会・不織布研究会が第49回研究例会を開催─サニタリー、ナ
 ノファイバーなど4講演
○ニュース
 国内ニュース、海外情報、製品開発ニュース
○データ
 不織布統計、特許・実用新案出願公告一覧

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NONWOVENS REVIEW On-Line No.253
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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■日衛連/2007年から2011年までの排泄ケア用品の需要予測を見直し
■日本化学繊維協会
 /世界的に需要が増加するレーヨンSについて化繊協会がレポートを発表
■日本化学繊維協会/07年5月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)発表
■東レ/原料高・円安でポリエステル繊維を値上げ
■大王製紙/P&Gの大人用紙おむつブランド“アテント”を買収
■大王製紙/30年前と現在のおむつ代を調査
■ホギメディカル/日東電工マテックスのインドネシア子会社を孫会社化
■東レ/水処理用逆浸透膜およびエレメント生産設備を増強
■東レ/東レ科学技術研究助成候補者および東レ理科教育賞を募集
■P&G/多様性推進のための啓発ブックを発行
■フランドル、帝人ファイバー/完全循環型リクルートスーツを展開
■三共理化学/研磨布紙を10%生産能力増強
■京都大学・三菱樹脂/プラスチックシートにCO2で微小穴制御
■東京工業大学/燃料電池の電解質を中空繊維に変えて小型化
■ホンダ/次期ハイブリッド車へのリチウムイオン電池採用を先送り
<海外ニュース>
■SGLグループ/炭素繊維事業を拡大し5年後に年産1万t体制へ
<催  事>
■日本包装学会/第16回年次大会・第7回国際包装セミナーを7月5〜6日に開催
■光触媒工業会/国際光触媒展2007を10月17〜19日に開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日衛連
 2007年から2011年までの排泄ケア用品の需要予測を見直し

(社)日本衛生材料工業連合会では今年 4月、紙おむつや軽失禁パッドなどの
06年実績がまとまったのを機会に、昨年公表した向こう 5年間の需要予測の見
直しを行い、日衛連紙おむつニュースNo.59で公表した。
 それによると、テープタイプ・パンツタイプを合わせた大人用紙おむつでは
07年以降の需要予測を上方修正した。
 これは06年の生産実績が予測値より 4.2%上回り、それを基準に07年以降の
試算を行ったことと、06年版では1枚当たりの紙おむつの重量を99.5g、1日の
使用枚数を 1.7枚として計算していたものを、07年版では06年実績に基づきそ
れぞれ99.0g/枚、1.8枚/日として計算しているため。
 その結果、07年の予測値は前回が 9億5,800万枚なのに対し今回は10億1,400
万枚であり、同様に10年の予測値では、前回の推計値 10億7,400万枚に対し今
回は11億3,800万枚とおよそ6%増えている。
 その一方で、主に紙おむつと併用して使用する尿取りパッドと、主におむつ
カバー等と併用使用するフラットタイプの紙おむつを合わせた需要見通しは、
前回の予測に比べてやや低い伸び率となった。06年の予測値は 29億300万枚で
あったが、実績は27億6,600万枚にとどまった。
 フラットタイプの紙おむつはここ数年の傾向に沿って微減であるが、尿取り
パッドは06年実績でも対前年比113%と着実な伸びを見せている。
 また、1枚当たりの重量、1日当たりの使用枚数が06年予測では45.7g/枚、
5.4枚/日であったものを、07年版の予測では06年実績に基づきそれぞれ46.7g
/枚、5.1枚/日に変更している。新たな予測での10年の需要は32億2,300万枚
と見られ、06年実績比で116.5%の伸びが予想されている。
 また軽失禁用パッド・ライナーについては、前回の需要予測は04〜05年の 1
年間のみの伸長率からの算出であったが、今回07年版の需要予測では、04〜06
年の 3年分のデータを基に新たに算出した。需要予測では06年実績 5億2,700
万枚に対し、11年には2.1倍の10億9,700万枚に増加すると予測している。大人
用紙おむつ、尿取りパッド、軽失禁用パッドなどの需要は、わが国の高齢者数
の増加にともなって今後も増えるものと見られる。
 一方、乳幼児用紙おむつのマーケットは、毎年新生児の減少が続くという環
境のなかでも意外に健闘している。06年の実績は 73億6,900万枚で、前回需要
予測の 73億2,700万枚を上る結果となった。これは昨今紙おむつの使用月齢が
伸びる傾向にあることが、結果として紙おむつの使用人口の減少に一定の歯止
めとなっていると見られる。新生児の減少は20年には対00年比で76%に減ると
予測されるものの、乳幼児用紙おむつの需要は微減にとどまると予測されてい
る。
 なお07年版での10年の需要予想は71億9,200万枚で、06年実績比で 97.5%と
予想されている。
http://www.jhpia.or.jp/japanese/pdf/news59.pdf
(6/19)


■日本化学繊維協会
 世界的に需要が増加するレーヨンSについて化繊協会がレポートを発表

 世界的なレーヨンS 需給ひっ迫を背景に新増設計画が相次ぎ発表されている
が、日本化学繊維協会は環境素材として注目されるレーヨンS について最大生
産国・中国に焦点をあてながら最近の世界動向をまとめた。
 それによると世界のレーヨンS 生産は、コスト高や公害規制を背景に合繊に
代替される形で減少を続けていたが、99年の154万tを底に回復傾向にあり、06
年は231万tまでに増加している。07年の主要国の状況をみても、インドは 1〜
2月で前年同期比3.9%減(4.4万t)となっているものの、中国は29.5%増(42
万t、長繊維を含む。1〜3月)、台湾は7.2%増(4.9万t、1〜4月)、日本では
20.7%増(1.0万t、1〜3月)と増加を続けている。
 世界的な需要増を背景に設備投資も活発化しており、中国では06年から07年
にかけて32〜37万tの新増設が計画され、07年は約15〜20万tほどの生産増とな
る見通し。中国の06年末のレーヨンS生産能力は年産97万t(中小を含めると約
115万t)と推定される。中国化繊工業会の見通しでは、08年末は150万t、10年
は180万t前後に拡大する。
 同協会では、木材が原料で製品が土に返るレーヨンが環境素材として注目さ
れているとして、バイオマス原料のレーヨンが再び脚光をあびる時代が来るか
もしれないとレポートを結んでいる。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-gyokai.html
(6/10)


■日本化学繊維協会
 07年5月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)発表

 日本化学繊維協会はこのほど07年5月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)
を発表した。それによると化学繊維生産は10万2,270t、(前年同月比2.9%減)、
うち合成繊維生産は8万9,323t(同2.5%減)。主要品種ではナイロンF 9,806t
(同1.4%減)、アクリルS 2万1,203t(同0.7%減)、ポリエステルF 2万2,178t
(同4.9%減)、ポリエステルS 1万7,865t(同3.3%減)だった。
 化学繊維在庫(生産者)は11万1,319 t、前月比1.5%増、前年同月比0.3%減、
うち合成繊維在庫は 9万6,523t、前月比1.3%増、前年同月比0.3%の減。主要
品種では、ナイロンF 1万3,981t(前月比0.5%減)、アクリルS 1万1,774t(同
5.2%減)、ポリエステルF 2万6,404t(同1.5%増)、ポリエステルS 2万6,764t
(同5.2%増)だった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/seizai/seizai0705.pdf
(6/15)


■東レ
 原料高・円安でポリエステル繊維を値上げ

 東レはポリエステル長繊維・短繊維を値上げする。上げ幅は国内、輸出とも
1kg20円(約5%)。原油価格の上昇で原料が値上がりしている事に加え、円安
が進んでいることが理由。東レはポリエステル繊維の国内最大手で値上げは 9
ヵ月ぶり。一服感が出ていた国内繊維各社の値上げの動きに、再び拍車がかか
る可能性が強まってきた。
(日経 6/14)


■大王製紙
 P&Gの大人用紙おむつブランド“アテント”を買収

 大王製紙は、P&Gが国内で展開する大人用紙おむつ “アテント”の事業を買
収した。買収額は非公表。今回“アテント”の商標権および生産設備を買収し
たことにより、同社は市場シェア第 2位となり、加工分野のより一層の競争力
アップにつなげる。
 大人用紙おむつ市場は、人口の高齢化を背景に年率 5〜10%の成長を続けて
いる。“アテント”製品は対象小売店の約80%で販売されており、同社ではそ
の高いブランド価値を継承しさらに高めることで、最大限のシナジー効果を発
揮させる方針。
http://www.daio-paper.co.jp/newsrelease/index.html
(6/14)


■大王製紙
 30年前と現在のおむつ代を調査

 1歳未満の子供をもつ世帯が1ヵ月に支払うおむつ代は約 3,000千円と、30年
前の3倍に増えていることが大王製紙の調べで分った。 繰り返し使える布製お
むつの使用率が下がり、紙おむつが普及したため。子供への支出総額に大きな
変化がないことから、同社は玩具や衣料品ではなく、日用品で高級化が進んで
いると分析している。
 1歳未満の子供がいる20〜35歳の「ママパパ世代」400人と、孫をもつ55歳以
上の「祖父母世代」400人を対象にアンケートを実施した。
 子供に支払ったおむつ代の月額平均は、祖父母世代の4割で1,000円未満だっ
たが、ママパパ世代では7割強が3,000円以上と回答した。紙おむつと布おむつ
の使用割合を尋ねると、祖父母世代で「ほとんど紙おむつ」「ほぼ紙おむつの
方が多い」と答えた人は2割にとどまったが、ママパパ世代では9割超に達した。
 いっぽう、子供に費やす毎月の平均金額は両世代で「1万円以上」「3万円以
上」が6割を占めており大きな変化はなかった。
 大王製紙では「赤ちゃんへの出費額は変わっておらず、家具やベビーベッド
など特別なものでははなく、紙おむつのような身近な商品で高級品の購入が増
えている」と分析している。
(日経MJ 6/15)



■ホギメディカル
 日東電工マテックスのインドネシア子会社を孫会社化

 ホギメディカルは同社子会社のP.T. Hogy Indonesia により、日東電工マテ
ックスの子会社であるP.T. Nitto Matex Indonesiaの株式を取得し孫会社化す
ることを決めた。
 これはホギメディカルの取締役会(6月8日)およびP.T. Hogy Indonesia の
取締役会(同14日)において決議したもの。ホギメディカルは主力製品の一つ
である医療用不織布の一部製造をコスト削減のために子会社であるP.T. Hogy
Indonesiaに委託し、P.T. Nitto Matex Indonesia から一部部材を調達してい
る。今回の株式取得は今後ホギメディカル・グループの中長期的な企業基盤の
強化、医療用不織布の安定した生産・高品質の維持を図るのが狙いとなってい
る。
http://www.hogy.co.jp/
(6/15)


■東レ
 水処理用逆浸透膜およびエレメント生産設備を増強

 東レでは、愛媛工場および同社100%出資の米国新会社トーレ・メンブレン・
USA社において、 海水・かん水淡水化プラントや半導体製造工程用の超純水製
造装置に使用される逆浸透膜エレメント“ロメンブラ”の生産設備増強に着手
した。設備投資の総額は、日米合わせて約70億円。最新鋭技術に基づく高速ポ
リアミド複合膜製造設備およびエレメント自動巻囲機を導入し、今秋には日米
併せて年間生産能力を造水量換算で従来の 1.8倍にあたる725万m3/日相当まで
引き上げる。
 愛媛工場は今年11月稼動予定、米国新会社については昨年 6月に設立、新工
場は今年4月から操業を開始した。これにともない、従来のGE/Ionics社との合
弁会社トーレ・メンブレン・アメリカ(TMA)社は、今年6月末をもって解散する。
 現在、同社は逆浸透膜事業を日米欧 3拠点体制で推進しており、欧州ではス
イスのトーレ・メンブレン・ヨーロッパ(TMEu)社を拠点に、欧州・中東地域へ
の販売を行っている。同社では、06年 4月策定の長期経営ビジョン、同年10月
からスタートした新中期経営課題でも水処理事業を2010年以降の収益拡大の柱
とする「戦略的育成事業」に据えている。膜売り事業を中心に水処理システム
事業も併せてグローバルに推進中で、とくに海水淡水化分野においてはトップ
シェアを競っており、造水量換算の累積受注実績は190.0万m3/日となる。
 逆浸透膜市場は世界的な水不足の深刻化や環境に配慮した水資源確保の要請
などから、年率約 8%で拡大を続けており、今後も米国、欧州、中東・北アフ
リカ、中国を中心に着実な成長が予想されている。
http://www.toray.co.jp/news/water/nr070612.html
(6/12)


■東レ
 東レ科学技術研究助成候補者および東レ理科教育賞を募集

 東レでは1960年に科学技術の基礎研究を助成振興し、科学技術および文化の
向上発展に寄与することを目的として(財)東レ科学振興会を設立して若手研究
者対象の大型助成をおこなっているが、このたび平成19年度(第48回)東レ科
学技術研究助成の候補者、および第39回東レ理科教育賞を募集する。
 科学技術研究助成候補については同会が推薦を依頼した学協会の推薦により
応募する。候補者の対象は、国内の研究機関において自らのアイディアで萌芽
的基礎研究に従事し、今後の研究の成果が科学技術の進歩・発展に貢献すると
ころが大きいと考えられる若手研究者(原則として推薦時45才以下)で、従来
の研究の多くが海外で行われていても構わない。研究助成金は総額1億3,000万
円で、1件3,000万円程度まで10件程度としている。
 また東レ理科教育賞については、理科教育を人間形成の一環として位置づけ
たうえで、中学校・高等学校レベルでの理科教育における新しい発想と工夫考
案にもとづいた教育事例を対象としている。よりよい理科教育のための指導展
開や効果的な実験法、自発的学習をうながす工夫など、論説や提案だけでなく、
教育の場で実績のあるものが求められる。中学校・高等学校の理科教育を担当
・指導または研究する人が応募の対象となる。
http://www.toray.co.jp/tsf/index.html


■P&G
 多様性推進のための啓発ブックを発行

 P&Gでは組織における多様性の推進を啓発する “ダイバーシティブックレッ
ト Vol. 3”を5月に発行した。
 同社ではダイバーシティ推進を経営戦略のひとつと位置づけ、すべての社員
が最大限に能力を発揮できる組織を構築することを目指し、日本でも約15年前
から推進に取り組んでいる。日本のP&G における全従業員に占める女性比率62
%、課長級に占める女性比率26%、部長級に占める女性比率27%(06年6月末現
在)など、同社の女性比率の高さはダイバーシティ推進の成果と言える。 2年
毎に発行する啓発ブックはその取組みの一環で、今回で3冊目の発行となる。
 同ブックレットでは、同社の多様な社員の日常業務におけるダイバーシティ
推進に基づく体験談や、マネジメントのダイバーシティ尊重への思いなどを中
心にまとめられた。初回発行部数は 1万2,000部で、P&Gグループ社員とその家
族へ配布するほか、地元自治体や地域社会において男女共同参画活動に取り組
む人々にも参考にしてほしいとしている。
http://jp.pg.com/news/2007_01/200706/20070613p01.htm
(6/13)


■フランドル、帝人ファイバー
 完全循環型リクルートスーツを展開

 フランドルは帝人ファイバーが展開するポリエステル繊維の完全循環型リサ
イクルシステム“エコサークル(R)” と連動したレディス向けリクルートスー
ツの新企画を展開する。
 この新企画によるリクルートスーツは、帝人ファイバーが世界で初めて開発
した「繊維to繊維」リサイクル技術による再生ポリエステル繊維を採用してお
り、また、使用後に不要となった際には、フランドルにて製品を回収し、エコ
サークル(R) によって帝人ファイバー松山事業所内にあるリサイクル工場に運
搬・投入されて、新しいポリエステル繊維に再生されることになっている。
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(6/15)


■三共理化学
 研磨布紙を10%生産能力増強

 研磨布紙国内最大手の三共理化学は、本社工場(埼玉県桶川市)に新設備を
建設、生産能力を増強する。今年11月をめどに竣工、試運転を経て今期中の本
格稼動を目指す。投資額は約12億円で、生産能力は現状の10%アップとなる。
中国を中心とする木工分野の海外市場拡大に加え、国内でのIT関連製品の伸長
などを受けて同工場はフル稼動となっている。生産性および品質の向上を図る
ため老朽化ラインを更新、それに合わせて新設備を稼動させ、拡大する需要と
ユーザーニーズに対応していく。
(化学工業日報 6/15)


■京都大学・三菱樹脂
 プラスチックシートにCO2で微小穴制御

 京都大学の大嶋正裕教授と三菱樹脂は大きさが均一の微小な穴が無数に開い
たプラスチックシートを開発した。穴の直径は 40〜500nmで制御できる。燃料
電池の電解質膜に使うと燃料電池を高効率化できる。今後三菱樹脂に技術を移
転、1年後の実用化を目指す。
 プラスチックの一種であるポリプロピレンの繊維とゴムの複合シートを材料
に使った。二酸化炭素(CO2)を高圧の超臨界という特殊な状態にしてゴムに吸
収させると、ゴム分子の隙間にCO2分子が1つずつ入り込む。圧力を下げて加熱
するとゴムの中でCO2が気化し、微小な泡が出来る。超臨界状態で吸収させる
CO2の量や加熱の条件などを変える事で穴の直径を制御できると言う。
 電解質膜は燃料電池内で水素と酸素を発電部分に取り入れ、発電で発生した
水を取り除くのに利用される。微小な穴が開いたポリプロピレン製電解質膜は
実用化されているが、シートを作る際に自然に出来た穴を利用しており、穴の
大きさを制御できなかった。比較的大きな穴があるとその穴を通じ水素と酸素
が反応し発熱するため、シートを厚くする必要があった。新シートは穴の大き
さが均一なため、その反応を抑えられる。シートをより薄く出来るためシート
自体の電気抵抗が下がり、燃料電池の効率が高まると言う。
(日経産業 6/15)


■東京工業大学
 燃料電池の電解質を中空繊維に変えて小型化

 東京工業大学の谷岡明彦教授と松本英俊助教授らは、燃料電池の電解質を従
来のフィルムから中空繊維に変えた。現在の燃料電池の大きさを 10〜20分の1
に小型化できそうだという。携帯電話やパソコンの電源などに応用を見込んで
いる。
 小型の電子機器の電源向けに期待されている固体高分子型燃料電池は、フッ
素系高分子材料のフィルムを電解質に使っている。谷岡教授らは材料を、マカ
ロニのような中空繊維状に加工した。繊維の直径は 0.4〜2μmの範囲で調整で
き、中心部に 0.2〜1μmの中空の穴を作れるという。繊維の内側に水素などの
原料を流し、外側を空気中の酸素と触れる仕組みにすれば、通常の燃料電池の
ように発電する。
 電解質の形状を中空繊維に変更すると単位体積当たりの反応効率が大幅に高
まり、電池自体の小型化が可能。繊維状の電解質が実現すると着衣型の燃料電
池なども開発できるという。5〜10年後の実用化を目指す。
(日経 6/18)


■ホンダ
 次期ハイブリッド車へのリチウムイオン電池採用を先送り

 ホンダは09年に発売する新型の専用ハイブリッド車(HV)に、リチウムイオ
ン電池を採用しないことを明らかにした。新型HVは小型車になる計画で、コス
トを重視し当面は既存のニッケル水素電池を使う。トヨタ自動車も次期“プリ
ウス”(09年春に発売予定)でリチウムイオン電池の搭載を見送ることを決めた
ばかり。HVは環境先進性で販売を伸ばしてきたが、今後は販売価格に見合った
燃費性能が重視されることになりそうだ。ホンダは現在、HV用のニッケル水素
電池を三洋電機と松下電器産業から調達している。新型HVは年20万台の販売を
計画している。
(日刊工業 1/18)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■SGLグループ
 炭素繊維事業を拡大し5年後に年産1万t体制へ

 炭素や黒鉛製品大手の SGLグループは、炭素繊維事業の拡大に向けた大型投
資計画に乗り出した。08年末の稼動をめどに、英スコットランド・インヴァネ
スへ年産1,500tの第3の生産ライン増設に乗り出すとともに、ドイツに今後5年
以内に年産3,000〜6,000tの大型プラントを新設することを決めた。
 一連の投資により 5年後には最大で1万tの供給体制を確立することになる。
新増設によって必要となる原料のポリアクリロニトリル(PAN)は、レンチング
との合弁による生産とともに、三菱レイヨンとの戦略的提携に基いて確保して
いる。
  SGLグループは炭素繊維などの研究開発体制を強化するため、欧米に分散し
ている機能を集約した研究開発センターの新設も決めている。生産体制を大幅
に増強することで、炭素繊維事業を抜本的に強化する。
(化学工業日報 6/19)


┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本包装学会
 第16回年次大会・第7回国際包装セミナーを7月5〜6日に開催

 日本包装学会では第16回年次大会・第7回国際包装セミナー(IPS`07)を7月
5〜6日の2日間、東京大学 弥生講堂において開催する。第16回年次大会では、
「材料」「装置」「加工」「包装」「輸送」「環境・安全」などのセッション
における口頭発表やポスター発表、展示コーナーの設置に加え、包装に関する
最新の情報を紹介する招待講演も計画している。
 第 7回国際包装セミナーでは、包装と安全をテーマに海外・国内の先端的な
研究者を招聘する予定。
 <問合せ先>
 日本包装学会事務局
 TEL 03-5337-8717 FAX 03-5337-8718


■光触媒工業会
 国際光触媒展2007を10月17〜19日に開催

 国際光触媒展(GPJ)2007(主催;光触媒工業会、東京ビッグサイト)が10月
17〜19日の 3日間、東京ビッグサイトにて開催される(同時開催;危機管理産
業展2007、アスベスト対策環境展'07)。国内最大級の光触媒の専門展で、今回
で 4回目となる。出展分野は光触媒の原材料から内・外装材などの建材関連、
日用品に至るまで幅広い内容となっており、基礎技術だけでなく脱臭装置や光
触媒効果を持たせた繊維など、より身近な応用製品が年々増加している。期間
中にはスペシャルカンファレンス、出展社プレゼンテーションも併催される予
定。
 <問合せ先>
 国際光触媒展事務局
 TEL 03-3503-7641 FAX 03-3503-7620


┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS REVIEW On-Line No.254
━━☆No.254☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007. 6.26☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■王子製紙、特種東海ホールディングス/業務・資本提携を発表
■化繊協会
 /韓・台の一部ポリエステル短繊維に対する不当廉売関税が延長に
■レーヨン短繊維/原料のパルプ高で2社が再度値上げ
■旭化成せんい/スパンボンド不織布全品種を値上げ
■東レ/ナイロン6製ユニフォームのケミカルリサイクルを本格化
■日東電工/10年後の売上5倍を目標に水処理事業を拡大
■新日化サーマルセラミックス
 /セラミックファイバーで自動車用途展開を加速
■ユニチカ/自動車用途でナノコンポジットナイロンを増産
■トヨタ紡織/組織変更および人事異動を発表
■トヨタ自動車・松下電器産業
 /株式を持ち合い、HV用電池の開発・生産で連携強化
■旭化成グループ/07年次世代認定マーク「くるみん」を取得
■日本化学繊維協会/第1四半期における化繊工業の内外動向を発表
■日衛連/新会長に天田忠正氏が就任し新執行体制でスタート

<海外ニュース>
■GM/燃料電池技術の量産化に向けて体制を強化

<製品開発>
■王子ネピア/防腐剤不使用の“さらさらおしりふき”新発売
■王子特殊紙
 /究極の再生微塗工ファンシーペーパー“再生PSコート”を販売開始

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■王子製紙、特種東海ホールディングス
 業務・資本提携を発表

 王子製紙と特種東海ホールディングス(特種東海HD)は業務・資本提携で合
意したことを発表した。特殊紙事業分野における相互 OEM生産・新商品共同開
発・共同研究開発などを柱に、今後両者で具体的内容の検討を進める。
 王子製紙は特種製紙が保有する特種東海HD株式を 300万株(発行済株式総数
の 1.8%)取得する。特種製紙は、王子製紙による自己株式処分の引受けによ
り王子製紙株式を150万株(発行済み株式総数の0.1%)取得する。また、王子
製紙は当該取得の後、市場内または市場外の取引により特種東海HD株式を別途
100万株取得し400万株(発行済株式総数の2.4%)とする予定。
http://www.ojipaper.co.jp//release/make_pdf/070619_teikei.pdf
(6/19)


■化繊協会
 韓・台の一部ポリエステル短繊維に対する不当廉売関税が延長に

 韓国と台湾産ポリエステル短繊維の一部に対する不当廉売関税の課税期間延
長が決定される見込みとなった。これは、財務省・経済産業省の諮問を受け関
係審議会が延長決定支持の答申を行ったもので、日本化学繊維協会の延長申請
が認められる格好となり、正式に決定されれば課税期間延長は国内で初のケー
スとなる。
 この課税決定は02年 7月26日に行われ、今年6月30日までの5年間が適用期間
とされていた。しかし、帝人(帝人ファイバー)、東レ、ユニチカ(ユニチカ
ファイバー)の 3社は、課税対象品であるポリエステル短繊維を巡る貿易動向
などから適用期間の満了後も韓国・台湾からの不当廉売輸入およびそれによる
わが国産業の実質的な損害が継続、または再発するおそれがあると判断。昨年
6月30日に関係規程に基づいて、適用期間延長のための申請書を当局に対して
提出し、財務省・経済産業省より厳正な調査が行われてきた。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/sonota/AD(KoreaTaiwanE)extended.pdf
(6/19)


■レーヨン短繊維
 原料のパルプ高で2社が再度値上げ

 不織布などに使うスフわた(レーヨン短繊維)メーカー2社は、7月から出荷
価格を引き上げる。原料となる木材パルプが中国など世界的な需要拡大で高騰
していることが理由。 4月にも値上げしたが、以後も原料高が続いているため、
再度値上げする。
 上げ幅はオーミケンシが1kg15円(7%程度)、ダイワボウレーヨンが同20円
(5%程度)。スフ糸も両社とも値上げする。先高感も強く、ダイワボウレーヨ
ンは10月に再度1kg30〜40円の値上げをする見通し。
(日経 6/22)


■旭化成せんい
 スパンボンド不織布全品種を値上げ

 旭化成せんいは21日、7月1日出荷分からスパンボンド不織布全品種を値上げ
すると発表した、現行価格に比べナイロンおよびポリエステル製を 5%、ポリ
プロピレン製を 8〜10%値上げする。いずれも原燃料価格の高騰で事業採算が
悪化したとして是正に踏み切る。
(化学工業日報 6/22)


■東レ
 ナイロン6製ユニフォームのケミカルリサイクルを本格化

 東レでは廃棄物処理法の特例制度である「広域認定」を取得、ナイロン6 製
ユニフォーム事業におけるケミカルリサイクルを本格展開させる。回収量は初
年度8,000点(5t)、3年後には6万点(40t)/年を予定している。
 このリサイクルシステムは、同社のナイロン6 を使用して製造したユニフォ
ームに、環境省所管の公益法人である(社)環境生活文化機構交付の「リサイク
ルマーク」を付けて販売、使用後に日本通運の物流網を活用し、回収するもの。
回収したユニフォームは、同社の名古屋事業場内にある自社設備で原料のカプ
ロラクタムに戻した後、ナイロン6 の製造工程で再利用し、さまざまな用途に
展開する。
 ケミカルリサイクルによって製造されるナイロン6 は、石油由来の通常のナ
イロン6 に比べ製造エネルギーは約30%、また排出される二酸化炭素の量も約
30%で大きなレスエナジー効果が期待できる。またユニフォームの回収に際し、
廃棄物処理法の特例制度である「広域認定」を取得することで全国すべての都
道府県から製品を回収することが可能となった。
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr070618.html
(6/18)


■日東電工
 10年後の売上5倍を目標に水処理事業を拡大

 日東電工は海水淡水化や排水処理に使う逆浸透膜を核に、水処理事業の売上
を10年後に現在の5倍強の1,000億円に増やす計画である。これは、世界的な水
不足を背景に成長が見込まれる水処理事業を収益成長の牽引役に据えようとの
考え。
 今年 1月には水処理ビジネス拡大の鍵を握る戦略拠点、カシッドテクノロジ
ー(米カリフォルニア州)を三菱レイヨンと折半出資で設立した。米国にはプ
ラントメーカーも多く、そうした会社との関係強化で、中近東・アフリカなど
の水処理プラントへの採用を目指す。日東電工は逆浸透膜の大手メーカーであ
り、三菱レイヨンは水中の雑菌やゴミを取り除く精密濾過膜(MF膜)に強みを
持つ。新会社では逆浸透膜に合ったMF膜を開発するほか、保守ビジネスに必要
なノウハウの蓄積も狙う。
 日東電工は07年 3月期にアルジェリアやスペインで大型案件を受注、水処理
事業の連結売上高は前期比27%増の 177億円となった。世界では約11億人が水
不足に悩むとされ、現在は年間 600億円規模の逆浸透膜市場も高成長が見込ま
れる。日東電工は3割の世界シェアをもつが、首位を争うダウ・ケミカルや3位
の東レとの競争は激しさを増す。
(日経産業 6/19)


■新日化サーマルセラミックス
 セラミックファイバーで自動車用途展開を加速

 新日化サーマルセラミックスは、自動車分野における用途展開を推進する。
排気システムなどの断熱・遮熱や吸音用途をはじめ、摩擦材、フィルター、金
属複合材料(MMC)向け材料としてセラミックファイバーの採用拡大に取り組む
もの。欧米での採用実績を参考にグループ内の密接な連携により国内市場を開
拓していく計画で、3〜4年内に同分野の売上高を2倍に引き上げたい考え。
 セラミックファイバーは、アルミナとシリカを基本組成とする無機繊維で、
1,000℃以上の高温域で使用可能なことから、耐火・断熱材料として鉄鋼・窯
業・石油・化学分野で用いられている。また近年ではペーパーや成形品などの
2次製品の開発により、エアバッグのフィルター部品など自動車産業をはじめ
とした幅広い分野で急速に普及してきている。
(化学工業日報 6/22)


■ユニチカ
 自動車用途でナノコンポジットナイロンを増産

 ユニチカは、ナノコンポジットナイロンを増強する。08年春までに宇治事業
所で1,000t増やし年4,000t体制を整える。自動車エンジンカバー向けを軸とし
た旺盛な需要に対応する。また今後の需要拡大をにらみ次期増強に向けた検討
も開始した。現在のバッチ式設備ではこれ以上の増産対応が困難となるため、
連続重合設備の導入を検討している。現在は技術開発に取り組んでいる段階で
設備能力は5,000tとなる見通し。
 ナノコンポジットナイロンは、独自技術で重合段階で特殊層状ケイ酸塩をナ
イロン6 樹脂中に超微分散させた複合材料。非強化で通常のナイロン6 樹脂の
倍の剛性を発揮し、従来使われていたガラス強化ナイロン樹脂に比べ、約 2割
軽い。自動車の軽量化に寄与できる素材として、ユニチカは一層の安定供給体
制構築を目指す。
(化学工業日報 6/22)


■トヨタ紡織
 組織変更および人事異動を発表

 トヨタ紡績では6月21日付で組織変更および人事異動を行った。
 このうち組織変更の狙いと内容は、 (1)世界の各地域の全社機能を横断的に
統括するグローバル統括制のなかに国内事業を統括する“国内事業統括”を新
設、 (2)先行開発の充実を図るため先行開発業務を行う部署を集約して“先端
技術開発センター”を新設、 (3)トヨタ紡織独自の技術であるケナフ製ドアト
リムをはじめとした植物材料開発体制を強化するため“バイオ技術開発部”を
新設し先端技術開発センターに設置、の3点をあげている。
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07062101.pdf
(6/21)


■トヨタ自動車・松下電器産業
 株式を持ち合い、HV用電池の開発・生産で連携強化

 トヨタ自動車と松下電器産業が株式の持ち合いに踏み切った。トヨタは07年
3月期末までに約 400億円を投じて松下株の0.84%を取得。松下も数100億円で
トヨタ株を買い増した。両社はハイブリッド車用電池の開発・生産で提携して
おり、株持ち合いで連携体制を強化する狙い。自動車の電子化が加速するなか
で、自動車と電機メーカーの異業種提携の動きが加速しそうだ。
(日経 6/26)


■旭化成グループ
 07年次世代認定マーク「くるみん」を取得

 旭化成グループは次世代育成支援対策推進法第13条に基づき、厚生労働省の
次世代育成支援に積極的な企業としての認定を取得した。これは、同グループ
における仕事と育児の両立支援施策の充実・周知や年次有給休暇取得促進、長
時間労働削減等への取組みが認められたことによるもの。
 同グループでは、育児支援など仕事と家庭の両立を図る社員のためにさまざ
まな制度・施策を準備し、社員各人がそれぞれの状況に合わせて働き方が選択
できるよう、今後も継続してサポートしていく方針。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/csr/news/2007/20070619.html
(6/19)


■日本化学繊維協会
 第1四半期における化繊工業の内外動向を発表

 日本化学繊維協会ではこのほど「内外の化繊工業の動向(07年第1四半期)」
をまとめた。
 それによると、国内の繊維景況は衣料用では制服の更新による需要、高密度
織物の好調な輸出など明るい側面も見られたが、末端需要の低迷もあり全体と
して厳しい状況となった。寝装用は国内需要の減退、インテリア用は製品輸入
増加により、ともに低調だった。産業資材用は公共投資の減少による影響、ま
た堅調に推移していた自動車関連需要で新車販売台数が前年比減少など不安材
料を抱えているものの堅調に推移した。また、不織布は車両資材・生活資材な
ど順調に推移している。繊維の国内生産(1〜3月平均、2000年=100)は前年比
3.7%減の 61.9 で、うち化繊は 0.9%減の 73.4、紡績は 3.4%減の 43.2 と
減少を続けている。繊維品輸出は、ドルベースで 19.9 億ドル(前年比 5.9%
増)、円ベースで 2,376 億円、(同 7.9%増)だった。
 一方、海外では韓国の繊維産業が依然厳しい状況が続き、 第1四半期の合繊
生産(推定) は前年同期比 7%減の 35.4 万tだった。中国は引き続き拡大を
続け、第1四半期の化繊生産は前年比 16.9%増の 537.4 万tだった。米国の化
繊工業の景況は引き続き低迷、欧州化繊工業は品種により斑模様があるものの
総じて回復の兆しが見られた。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/shihanki/shihanki2007-1q.pdf
(6/21)


■日衛連
 新会長に天田忠正氏が就任し新執行体制でスタート

 日本衛生材料工業連合会では 6月21日、東京都千代田区のホテルメトロポリ
タンエドモントで「第56回通常総会」を開催、新執行体制に向けた役員人事を
含む5つの議案が審議され、そのすべてが可決承認された。
 このうち役員人事では新会長に天田忠正氏(白十字社長)が就任するととも
に、副会長および全国衛生材料工業会会長に岩月宏昌氏(イワツキ社長)が新
たに選出され、また前会長の高原慶一朗氏(ユニ・チャーム会長)は新たに設
けられる名誉会長への就任予定が決まった。このほか新任の委員会委員長とし
て、総務委員会委員長に玉川博之氏(玉川衛材会長)、広報委員会管掌に松村
誠一氏(ピジョン会長)、環境委員会委員長に辻本由起子氏(P&G取締役)、
法制委員会委員長に川本晴男氏(川本産業会長)、技術委員会委員長に高原豪
久氏(ユニ・チャーム社長)がそれぞれ就任し、新たな執行体制がスタートす
ることになった。


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■GM
 燃料電池技術の量産化に向けて体制を強化

 GM社は、研究開発施設で研究に携わる 500名の燃料電池技術のエキスパート
を同社の中核的なエンジニアリング部門に異動させることで、燃料電池技術の
量産化に向けた体制強化を図る。約 400名のエンジニアがGMパワートレイン・
グループの直属となり、燃料電池システムの量産エンジニアリングを開始、残
りの約 100名がGMグローバル製品開発部門に異動して燃料電池を自動車に組み
込む技術を開発する。
 今回の組織変更は、エネルギーの多様化を通じ化石燃料を使わない自動車を
生産するという同社の取組みをさらに促進させるのが目的。また、 150名程度
の燃料電池の研究開発者およびプログラムサポーターは、これまで通りGM研究
・開発センターに残留し、水素貯蔵タンク、燃料電池、プログラムの商用化に
関する先端研究を続ける予定。
 同社開発の第5世代燃料電システムは、4月に行われた上海自動車ショーにお
いてE-flex仕様の燃料電池自動車、シボレー・ボルトの公開にともなって詳細
が明らかにされた。このシステムは先代システムの半分のサイズでありながら、
先代に匹敵するパワーと性能を発揮する。一方、同社の第 4世代燃料電池シス
テムはシボレー・シークエルおよびエクイノックスに搭載されている。シーク
エルは水素タンク1つを搭載し、 電気のみで駆動する初の燃料電池車として、
最長300マイル(約483km)を超える走行距離を達成した。さらに、この第 4世
代燃料電池システムは、渋滞の有無にかかわらず排気ガスが発生せず、真のゼ
ロ・エミッションを実現する。
http://www.gmjapan.co.jp/system/news/detail.asp?code=608
(6/19)

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■王子ネピア
 防腐剤不使用の“さらさらおしりふき”新発売

 王子ネピアは“nepia GENKI!さらさらおしりふき”を07年6月20日より新発
売する。
 同社では赤ちゃん用紙おむつの新ブランド“nepia GENKI!”の全ラインナ
ップを 6月20日に全国発売するが、これにあわせておしりふきも新発売するも
の。
 商品の特長は、 (1)赤ちゃんのおしりのことを考えた2つの新処方、(2)さら
さらおしり新処方&防腐剤(パラベン)不使用のおしりふき(さらさらおしり
新処方;拭いた後のベタつきもなく、すっと乾いて、さらっと自然な肌触りが
続く。(3)肌にナチュラルなやさしさ、防腐剤(パラベン)不使用 のおしりふ
きを実現。さらに、ノンアルコール、弱酸性、低刺激、無香料、無着色)、な
ど。種類はBOX (80枚)、詰替え用(80枚×3個パック)、 おでかけ用(20枚
×2個コパック)がある。
http://www.ojipaper.co.jp/release/cgi-bin/back_num.pl5?sele=5&page_view_selected_=1
(6/25)


■王子特殊紙
 究極の再生微塗工ファンシーペーパー“再生PSコート”を販売開始

 王子特殊紙は、原紙に古紙 100%を使用するとともに今まで再利用できなか
った古紙原料中の塗工顔料を再生利用した“再生PSコート”を 6月より販売開
始する。
 通常、再生紙は古紙中の繊維部分のみを原料として利用し、古紙に含まれて
いる顔料など繊維分以外は焼却処分した後、セメント原料や埋め立て処分して
いる。今回の新製品再生PSコートは、従来再利用できなかった古紙中の顔料を
再生顔料「PS:Paper Sludge-Ash」としてもう一度塗工顔料に使用する技術を
確立し、原紙はもとより塗工顔料まで古紙から再生されたものを使用できる究
極の再生紙が完成したもの。
 製品特長として優れた印刷再現性はもちろん、柔らかな風合いをもつマット
感のある上品な白紙面と印刷した際のグロス調の印刷効果により高級感あるフ
ァンシーペーパーとして仕上げた。色は風合いを重視した「ホワイト」と古紙
らしさを重視した「シルバー」の2種類。
http://www.ojipaper.co.jp/release/cgi-bin/back_num.pl5?sele=2&page_view_selected_=1
(6/22)

┏☆ NONWOVENS REVIEW Vol.19 No.1 記事の訂正とお詫び ☆━━━━━━━
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 先日刊行したNONWOVENS REVIEW Vol.19 No.1のなかに、誤りがありました。
40頁「nano tech 2007」の記事の、右段上方の部分です。
 訂正するとともに、お詫びを致します。

〔訂正後〕
「(前文略)ワイピング、テキスタイル関連などへの用途開発を考えており、
その一環として、美容関連用品を上市した。」

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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