NONWOVENS REVIEW On-Line No.260
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007. 8. 9☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■日本化学繊維協会
/06年の世界繊維需要と化合繊生産を発表−中国が合繊生産で世界の50%突破
■JAMA
/07年上半期の自動車生産・輸出実績を発表──四輪車の生産・輸出が6年連続
 プラス
■富士紡ホールディングス/子会社の事業再編を推進
■旭化成/「旭化成グループ CSRレポート2007」を発行
■東レ/中国で研究開発を強化
■P&G/新社長に桐山一憲氏が就任
■チバ・スペシャルティ・ケミカルズ/社名変更および本社統合を発表
■チバ・スペシャルティ・ケミカルズ/ポリマー用添加剤の値上げを発表
■米スリーエム/ソニーとリチウムイオン電池特許訴訟で和解
■矢野経済研究所/自動車用電池材料に関する調査結果を発表
■ダイニック/ジャパンゴアテックスに対し特許侵害訴訟を提起
■日清紡/日本無線株式を追加取得
■三菱レイヨン/120億円を投資して炭素繊維を3割増産
■ユニ・チャーム/第3の生理用ナプキン表面素材「FCLシート」を新開発
■吸水性樹脂工業会
/環境・安全対策を強化しASPIAと連携してアジア諸国にも拡大
■大原パラヂウム化学/抗アレルゲン剤を展開
■愛知県産業技術研究所
/CNF不織布や多孔質セラミックスなど新製品開発力を強化

<海外ニュース>
■三菱化学/中国にポリウレタン弾性繊維原料工場
■三菱化学
/米国における機能性樹脂製造設備の稼動開始および欧州でも事業展開

<製品開発>
■クラレプラスチックス、ムーンスター
/世界初のバイオマスシューズ“バイオマスはだしっこ”を開発
■花王/「エストブランド」からシートマスクを新発売
■P&G/生理用品“ウィスパー”を“さらふわシリーズ”としてリニューアル
■シンコールコーポレーション/一般家屋向け吸音性フェルト床材を9月発売

<催 事>
■機能紙研究会/研究発表会・講演会を高松で11月15日に開催


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本化学繊維協会
 06年の世界繊維需要と化合繊生産を発表−中国が合繊生産で世界の50%突破

 日本化学繊維協会は米国の Fiber Organon誌がまとめた06年の世界の繊維需
要と化合繊生産を発表した。それによると、合繊生産では06年も中国の拡大が
続き、世界に占める割合は51.8%と初めて50%を突破したことがわかった。
 06年の世界の繊維需要は前年比3.9%増の7,165万tと8年連続で増加した。化
合繊は3.4%増と前年の伸びより鈍化したが、天然繊維は綿花の増産もあり4.8
%増と化合繊を上回る伸びを記録した。化合繊需要の内訳は、セルロース繊維
が5.0%増、合繊(オレフィン繊維を除く)が3.9%増となったが、オレフィン
繊維は横ばいだった。天然繊維では、綿(コットン)が5.0%増と増産が続き、
2,500万tを突破した。羊毛は123万tと120万t超水準で横ばいが続いた。
 合繊生産を品種別にみると、ポリエステルは、フィラメントが 7.6%増と続
伸し全体の伸びを牽引した一方で、ステープルは 1.7%増にとどまった。地域
別にポリエステル生産をみると、中国(11.7%増)とインド(18.9%増)のみ
が増産となり、それ以外は軒並み減産となった。
 アクリルは米国、韓国で生産企業の撤退があり、全体で6.1%減の253.4万t
となった。 ナイロンF は欧米では減産となったものの、中国を中心にアジア
で増産となり、全体では2.0%増の352.2万tとなった。
 そのほか品種別セルロース繊維の生産では、フィラメントはいずれの品種も
減少したが、ステープルは中国の増産が寄与し、8.1%増の高い伸びとなった。
主要国地域別に合繊生産をみると、中国、インド、アセアンの生産が増加する
一方、その他の国・地域は減産となった。07年の直近の主要国の合繊生産をみ
ると、中国が引続き2桁を超える大幅増となる一方、その他は減少していた。
http://www.jcfa.gr.jp/index.html
(7/20)

■JAMA
 07年上半期の自動車生産・輸出実績を発表──四輪車の生産・輸出が6年連続
 プラス

 JAMA(日本自動車工業会)はこのほど07年上半期(1〜6月)の自動車生産・
輸出実績を発表した。
 それによると、07年上半期の四輪車生産累計は571万1,995台で、前年同期の
570万8,141台に比べ3,854台・0.1%の増加となり、上半期としては 6年連続の
プラスとなった。このうち、乗用車は491万5,535台で5万2,809台・前年同期比
1.1%の増加、トラックは74万6,532台で5万6,004台・同7.0%の減少、バスは4
万9,928台で7,049台・同16.4%の増加であった。また四輪車の国内需要は 284
万2,519台で、前年同期比7.4%の減少となった。
 他方、同上半期の自動車輸出実績も発表したが、それによると四輪車の輸出
台数は310万9,763台で、前年同期の285万5,260台に比べると25万4,503台、8.9
%増加となり、これも上半期では 6年連続のプラスとなった。車種別内訳は、
乗用車277万3,250台・前年同期比22万6,368台・8.9%増、トラック28万4,720台
・同1万7,588台・6.6%増、バス 5万1,793台・同1万547台・25.6%増だった。
http://www.jama.or.jp/stats/export/20070730.html#02
(7/30)


■富士紡ホールディングス
 子会社の事業再編を推進

 富士紡ホールディングスは、子会社の事業再編で吸収分割および吸収合併を
発表した。
 繊維事業の効率化・合理化を図ることを目的に9月1日付で、フジボウテキス
タイル(織物・ニット製品の製造・販売)の繊維製品事業をフジボウアパレル
(“B.V.D”ブランドなど繊維製品の製造販売)に吸収分割、ならびに繊維素材
事業をフジボウファイバー(紡績糸、織物および化成品の製造)に吸収合併す
ることを決定した。なお、フジボウファイバーは同日付けで商号をフジボウテ
キスタイルに変更する。
 合併当事会社はいずれも同社の 100%子会社であるため、合併比率の取り決
めや合併による新株式の発行はない。さらに同様の理由から合併会社であるフ
ジボウファイバーは、フジボウテキスタイルの株主に対価の支払は行わない。
また、今回の吸収分割並びに吸収合併はいずれも同社の完全子会社であるため、
連結・個別の業績に与える影響はないとしている。
http://www.fujibo.co.jp/jp/news/pdf/20070726_2.pdf
(7/27)


■旭化成
「旭化成グループ CSRレポート2007」を発行

 旭化成では、06年4月から07年3月までの同社グループの CSR(企業の社会的
責任)活動の取組みをまとめた「旭化成グループ CSRレポート2007」を発行す
る。
 同社グループでは、97年から「レスポンシブル・ケア(RC)報告書」を発行
し、環境・安全活動であるRC活動の取組みの年次報告を続けてきた。また、昨
年度からはRC報告書の開示内容を拡大し、法令遵守徹底への取組みやステーク
ホルダーとの関わりなどの非財務活動の情報を追加した 「CSRレポート」を新
たに発行し、本年度も引き続き同レポートを発行する。同レポートの主な内容
は以下の通り。
 (1) 対談;同社社長蛭田氏が語る旭化成のCSR活動の取組み
 (2) 世界 500箇所以上の水処理設備で採用されている水処理膜“マイクロー
ザ(R)”など、環境問題への貢献を目指す同社グループの製品紹介
(3) 法令などの遵守を徹底するための取組み
(4) 温室効果ガスの削減など、RC活動の取組み
(5) ステークホルダーとのコミュニケーションの状況
(6) 同社グループの人財育成やワークライフバランス実現への取組み
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2007/ze070802.html
(8/2)


■東レ
 中国で研究開発を強化

 東レは中国での研究開発をさらに強化・促進するため、東麗繊維研究所(中
国)有限公司(略称;TFRC)に、約1.2億人民元(約18億円)を投じ、繊維、樹
脂をはじめとする基盤事業での研究開発を強化するとともに、戦略的拡大・育
成事業と位置づける電子情報材料分野や医薬分野にも研究領域を拡げ、機能の
拡大と研究戦力の強化を行う。
 今回の設備増強において繊維の先端材料研究では、衣料用および産業用の新
機能・高機能繊維研究を充実させるため、南通本社研究所に産業資材棟の新設
や重合製糸棟の拡張を行い、人工気象室「テクノラマ」など新規評価設備の導
入や、その他試作設備の設置・拡充を実施する。一方、その他事業の先端材料
研究では研究領域と機能の拡大のため、上海分公司研究所において、これまで
の高分子材料研究所、水処理研究所の設備の新設・拡充に加え、隣接する敷地
に研究棟を新設し、クリーンルームなどの電子情報材料研究設備や新規創薬な
どの医薬研究設備、そのベースとなる有機合成装置等を導入し、07年10月から
の稼働開始を目指す。
 今回の南通・上海両拠点での大幅な研究機能拡大を機に、南通本社研究所で
は東レグループの繊維研究開発の重要拠点として日本国内の研究開発部署との
協同体制をさらに推し進め、グローバル市場への新製品投入を加速していく。
また、上海分公司研究所では国内の研究所と一体となった運営により、研究技
術開発の効率性と機動性を確保すると同時に、中国の大学・研究機関・企業と
の連携をより強化した研究開発を推進することで、基礎研究分野においても先
進的な研究成果を生み出し、東レグループ全体の事業展開の基盤を強化してい
く。
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr070731.html
(7/31)


■P&G
 新社長に桐山一憲氏が就任

 P&Gでは 9月1日付けで桐山一憲氏が代表取締役社長に就任する。また、現社
長のラヴィ・チャタベディ氏は、同日付で取締役会長に就任する予定。
 新社長・桐山氏の略歴は以下の通り。
 桐山一憲(きりやま・はつのり);1962年11月30日生まれ、大阪出身。1985
年同志社大学商学部卒業。85年 4月プロクター・アンド・ギャンブル・ファー
・イースト・インク(現・P&Gジャパン)入社、90年ナショナルチェーン担当
支店長、 92年東京支店長、95年アソシエートディレクター−マーケティング
アサインメント(カナダ)、97年ディレクター−カスタマーチーム(日本)、
2000年営業本部長(韓国)、02年営業統括本部長(日本・韓国)、05年ジェネ
ラルマネージャー−グローバルスキンケア (グローバル) 、06年ヴァイスプレ
ジデント−グローバルスキンケア(グローバル)
http://jp.pg.com/news/2007_02/200708/20070801p02.htm
(8/1)


■チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
 社名変更および本社統合を発表

 チバ・スペシャルティ・ケミカルズは9月1日付で「チバ・ジャパン株式会社」
(英文表記;Ciba Japan K.K.)に社名変更する。
 今年3月に開催されたチバ・スペシャルティ・ケミカルズ グループの株主総
会での決定に基づくもので、来年 3月までに各国のグループ会社名も「Ciba」
に随時変更される予定。さらに 8月20日以降、本社機能を東京本社に集約させ
る。これまで東京と大阪に分散していた本社機能を、東京都港区の東京本社に
統合して業務を行うもの。統合後、現在の大阪本社を「大阪営業所」とし、コ
ーティング機能材および製紙・水処理剤セグメントの関西での営業拠点と位置
づける。
 今回の社名変更により、特殊化学品(スペシャルティ・ケミカルズ)メーカー
の枠を超え、その周辺の技術や専門知識、サービスを含めて、顧客に「Value
beyond chemistry(化学を超えた価値)」を届けるという、設立当時からのス
ローガンに近づくことを目指す。
http://www.cibasc.com/ja/jp-nr-070801-corp-ja.pdf
(8/1)


■チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
 ポリマー用添加剤の値上げを発表

 チバ・スペシャルティ・ケミカルズでは9月1日以降納入分について、フェノ
ール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤を中心に約8%の価格改定を行う。
 今回の値上げについて同社では、高騰した原油価格の影響で、原材料価格が
高止まりを続けている厳しい状況に対応するためとしている。同社ではビジネ
ス継続のためのコスト削減努力を続けてきたが、今後も顧客に対し、革新的で
質の高い製品とサービスを持続的に供給するために不可欠な原資を確保する必
要があるとしている。
http://www.cibasc.com/ja/jp-nr-070730_pa-price-ja.pdf
(7/30)


■米スリーエム
 ソニーとリチウムイオン電池特許訴訟で和解

 米スリーエム(3M)は31日までに、ソニーに対して提訴していたリチウムイ
オン電池技術の特許侵害訴訟で同社と和解したと発表した。和解により、ソニ
ーは同電池の陰極素材に関する特許ライセンス提供を3Mから受けられることに
なった。
 3Mは今年 3月、ソニーと同社米国本社を相手取りミネソタ連邦地裁に特許侵
害訴訟を起こしたほか、米国際貿易委員会(ITC)にリチウム電池の輸入禁止を
求めて調査を依頼していたが、31日までにいずれも取り下げだ。和解金などを
含め詳細は明らかにしていない。3Mは日米中の電機メーカー11社を提訴してい
た。ソニーのほか、松下電器産業も5月に和解済み。
(化学工業日報 8/1)


■矢野経済研究所
 自動車用電池材料に関する調査結果を発表

 矢野経済研究所では、自動車産業のみならず全産業分野において注目度の高
い 2次電池市場について調査を行った。今回は電池の安全性や性能の向上に直
結する電池材料に焦点を当て、とくに注目度の高い自動車用 2次電池材料の現
状と今後について調査を行った。
 HEV・EV の特徴や課題を抽出するとともに、『電池材料』から見た自動車業
界の位置づけについて調査し、2020年までの 2次電池市場および電池材料市場
のトレンド、市場規模を推定した。調査結果の概要は以下の通り。
 (1) 民生用途でリチウムイオン電池による不具合についての発表が散見され
る。自動車用途の場合においてもその可能性は皆無ではないが、安全性を第一
優先項目として挙げた開発により、時期の変更はあっても搭載意欲は低下して
いない
 (2) 環境負荷低減は地球全体から求められている課題であり、今後は内燃機
関の高効率化やバイオエタノール、水素燃料とともに電気を利用したHEV/EVが
主役になる
 (3) 2020年、電池材料の進化にともない、これまで可能性が低いとされてき
たEV、P-HEVを含めると動力用電池を搭載した自動車は800万台以上となり、電
池業界でも大きな存在となりうる
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000264
(8/1)


■ダイニック
 ジャパンゴアテックスに対し特許侵害訴訟を提起

 ダイニックはジャパンゴアテックスに対し、同社が保有する特許権(特許第
3885150号)を侵害するものとして、「ゴアテックス デシカントシート」の製
造・販売の差止め、並びに損害賠償を求め、 7月24日、東京地方裁判所に提訴
した。
 同特許は、主に有機EL素子に使用される電子デバイス用吸湿材料に関する発
明だと言う。また、同特許権に関連して対応する特許が日本以外にも、アメリ
カ、韓国、台湾において成立している。同社は、今回の訴訟のような法的手段
も含め、今後とも知的財産の確保と活用を積極的に進める方針。
 有機EL素子は電圧をかけると発光する有機物質を利用した発光素子で、自発
光型、低電圧で高い輝度が得られること、応答速度の速さ、高い視認性などの
特徴がある。この特徴を生かして液晶、プラズマディスプレーに続く次世代デ
ィスプレーとして注目されており、すでに携帯電話や MP3プレーヤーなどに数
多く使用されている。有機EL素子は素子内に水分が存在すると発光不良が発生
することから、素子内への水分の侵入を防ぐための封止技術が重要な工程にな
るが、併せて素子内の水分を除去するために水分除去材が使われている。同特
許は、吸湿性能を損なうことなく水分除去材をシート化することによって、素
子内への装着を容易にできるようにしたもの。
http://www.dynic.co.jp/ir/press/070730/elsosho.pdf
(7/30)


■日清紡
 日本無線株式を追加取得

 日清紡は、 7月30日以降市場内の取引により日本無線の発行済株式数の10%
をメドとして追加取得すると発表した。
 現在の同社持株比率は24.2%。同社は、通信産業への参入および同社の戦略
的製品領域であるキャパシタ事業の早期事業化を積極的に推し進めていく上で、
日本無線グループとの技術連携が不可欠であり、グループとのパートナーシッ
プのさらなる強化のため、株式の追加取得を行うことにしたという。
http://www.nisshinbo.co.jp/press/pdf/070727ir_jrc.pdf
(7/27)


■三菱レイヨン
 120億円を投資して炭素繊維を3割増産

 三菱レイヨンは 2日、代表的な高機能繊維である炭素繊維の生産能力を2009
年に増強すると発表した。大竹事業所(広島県大竹市)に約120億円を投じ、原
料となる特殊なアクリル繊維を焼成して炭素繊維にする生産ラインを新設する。
同社の生産能力は33%増え年間10,850t となる。新しい生産ラインの能力は年
産2,700tトンで09年10月にも稼動させる。同社は 5月に豊橋事業所で生産設備
を増強したばかりだが、圧力容器や発電用風車の羽根などの産業用途で炭素繊
維の需要が拡大すると判断した。炭素繊維の世界市場は06年に28,000t 程度だ
ったが、同社は10年には45,000t を超えると見ている。三菱レイヨンは炭素繊
維の世界シェア3位で米国と英国にも生産拠点がある。
(日経 8/3)


■ユニ・チャーム
 第3の生理用ナプキン表面素材「FCLシート」を新開発

 ユニ・チャームは、従来の生理用ナプキン表面素材である「不織布シート」
「メッシュシート」に次ぐ第3の生理用ナプキン表面素材「FCLシート」(FCL;
Fluid Control Layerの略。流体コントロール層という意味)を新開発した。ま
た、 FCLシートを表面素材に用いた生理用ナプキンによる実験の結果、経血が
肌へつく量を10分の1 以下に低減することができたが、これらの研究結果を07
年10月の繊維学会秋季大会にて発表する予定である。
 この FCLシートは同社の独自製法によって開発した、隆起した部分と溝の部
分が交互に繰り返された、開口と凹凸構造をもつ新しい生理用ナプキン表面素
材。従来の不織布シートとメッシュシートのそれぞれの優れた特性を融合した
ような素材で、経血を速やかに透過させ、経血が肌へ付着しにくい状態をつく
る。主な特徴は以下の通り。
 (1) 表面に経血が広がらない;溝の部分にできた開口から、経血を速やかに
生理用ナプキン下層へ流し込むので、表面に広がらない
 (2) 表面にウェット感が残らない;隆起した部分は低密度になっているので、
経血が表面から生理用ナプキン下層まで一気に通り抜け、表面に過度なウエッ
ト感を残さない
 (3) 経血が肌に付着しにくい;表面の凹凸構造が、肌への接触面積を低減さ
せるので、いったん生理用ナプキン下層へ通り抜けた経血の逆戻りを抑えるこ
とで肌へつく経血量を1/10以下に低減し、経血が肌へ付着しにくくなる
(8/8)


■吸水性樹脂工業会
 環境・安全対策を強化しASPIAと連携してアジア諸国にも拡大

 吸水性樹脂工業会(会長・尾関研二氏 日本触媒取締役)は、環境・安全対
策に重点を置いた取組みを強化する。同工業会は、会員の共通課題である製品
の安全管理・環境対応に重点を置いており、欧米団体と連携しながら活動を推
進している。 JIS化に向けた作業を進めていくとともに、これらの取組みをア
ジアにも拡大。同工業会の呼びかけにより今年 5月に発足したアジア吸水性樹
脂工業会(ASPIA)と連携し、欧米で先行している環境・安全対策を韓国や台湾
などアジア諸国にも広げていく。
(化学工業日報 8/6)


■大原パラヂウム化学
 抗アレルゲン剤を展開

 大原パラヂウム化学(本社・京都市)では、協和発酵と共同で見出したアレ
ルゲン沈静化作用を有する特殊アミノ酸誘導体を製品化、“パラファイン”の
商品名で本格的な用途開拓に入った。ダニアレルゲンやスギ花粉などのアレル
ゲン活性を抑える効果が高いほか使用する素材を着色しない、 NOxによる黄変
を起こさないなど既存剤にない特徴をもつため空気清浄機にど家電製品をはじ
め日用雑貨、繊維製品といったきわめて広範囲な用途展開が可能と判断、今後、
大型抗アレルゲン剤として育成に取り組む。
(化学工業日報 8/9)


■愛知県産業技術研究所
 CNF不織布や多孔質セラミックスなど新製品開発力を強化

 愛知県産業技術研究所は県内地場産業である繊維、窯業の振興に向け新製品
開発力を強化する。08年度中に新素材による高機能製品を開発、新分野進出を
狙う。具体的にはカーボンナノファイバー(CNF)不織布や多孔質セラミックス
などの商品化に挑む。またデザインの研究にも着手し、新たな需要創出を目指
す。これらにより安価な中国製品などに押され低迷する地場産業の活性化を狙
う。
(日刊工業 8/8)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■三菱化学
 中国にポリウレタン弾性繊維原料工場

 三菱化学は 1日、ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)の主原料である
ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)の新工場を中国の浙江省寧波
市に設けると発表した。高成長が続く中国を始めとしたアジアでPTMGの需要が
急増していることに対応する。投資額は約50億円。年産能力は2万5,000t。 09
年9月の稼動を予定している。同原料で三重県四日市市に次ぐ2ケ所目の拠点と
なり、同社の生産能力は年6万tと1.7倍に増える。
 新工場は新たに設立する三菱化学の全額出資子会社「MCC高新聚合産品寧波」
が運営母体となる。新工場は寧波市の開発区に位置し、中国の中でも繊維産業
が集積する一大拠点となっている。同社はこの立地条件を生かし、拡大する需
要を取り込み、現在 3番手の世界シェアを2010年以降の早期に首位に引き上げ
る。
(日刊工業 8/2)


■三菱化学
 米国における機能性樹脂製造設備の稼動開始および欧州でも事業展開

 三菱化学(MCC)の100%子会社である三菱ケミカルパフォーマンスポリマー
ズ社(本社:米国サウスカロライナ州、以下MCPP)は、機能性樹脂コンパウン
ド設備の第2系列(能力4,600t/年)を予定通り07年6月に完工し、7月から生産
を開始した。
 MCPPは、02年よりサーモランR (オレフィン系熱可塑性エラストマー(以下
TPO))を自動車用エアバックカバー向け中心に北米市場にて製造・販売を行っ
てきた。今回の増設によって生産能力は9,200t/年となり、
北米市場にてTPOを製造する日系メーカーとしては、最大の生産能力となった。
 さらに、今回増設された第2系列設備は、第1系列設備で製造可能な非架橋タ
イプのサーモランR(TPO)に加え、自動車用内装シート材・モール類などの用
途にて需要拡大が見込まれる「動的架橋タイプ」の熱可塑性エラストマー(TPV、
商品名はTPOと同じくサーモランR)や、コンソールボックスなどの自動車用内
装部品への用途展開が期待されるスチレン系熱可塑性エラストマー(以下TPS、
商品名ラバロンR)など、すでに日本国内において実績のある他製品も製造可能
な設備となっている。これにより、自動車関連分野向けの熱可塑性エラストマ
ーに関して、日本とほぼ同様な供給体制を整えた。同社では今回の増設に加え、
さらなる設備投資も検討している。
 一方、グローバルな供給体制を構築すべく、欧州においても、MCCの100%子
会社である三菱化学ヨーロッパ社(本社;ドイツ・デュッセルドルフ市)が、
TPO生産を08年7月から委託生産(工場;フランス)にて開始することを予定し
ている。09年にはTPSの委託生産も同様に開始する予定。MCCグループでは、自
動車関連分野を重点市場領域と位置づけ、上記機能性樹脂に加えポリプロピレ
ンコンパウンド事業、エンジニアリングプラスチックについても、すでに中国
広東省への工場建設を進めている。
http://www.m-kagaku.co.jp/newsreleases/2007/20070802-2.html
(8/2)

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■クラレプラスチックス、ムーンスター
 世界初のバイオマスシューズ“バイオマスはだしっこ”を開発

 クラレプラスチックス(クラレグループ)とムーンスターの 2社は、共同で
地球温暖化防止、CO2 削減をテーマとした世界的な取組みに合わせ、いち早く
バイオマス素材(軟質ポリ乳酸樹脂)を使用したシューズ“バイオマスはだし
っこ”の開発に成功した。
 ポリ乳酸は、とうもろこしなどのデンプンから作られる材料として脚光を浴
びており、ムーンスターは数年前からシューズへの応用を検討してきた。一方、
クラレプラスチックスはポリ乳酸樹脂の硬くてもろい、熱に弱いといった欠点
を克服する軟質化にいち早く着手し、シューズ底材用に適した素材開発に成功。
かねてから新商品開発で協力関係にあった両社が、今回シューズ用底材料とし
ては世界で初めて商品化を実現させた。『軟質ポリ乳酸樹脂』をソールに、ア
ッパー材料にもポリ乳酸繊維を使用し、幼稚園児用の上履き「コーンなシュー
ズ」“バイオマスはだしっこ”として全国の百貨店を中心に順次販売する。商
品の特長は以下の通り。
 (1) 底もアッパーも植物由来のバイオマス素材を使用した、世界初のバイオ
マス素材のシューズ
 (2) 銀イオンの力で人体へも安全で清潔な抗菌・防カビ加工「サニタイズAg
抗菌加工」を採用
 (3) 幼児の足の実測データから設計した、爪先部が広がった足なり設計
 (4) サイズレンジが5mm刻みで、ぴったりのサイズが選べる
 (5) 「甲バンド調整」で甲周りが小さい子どもも面ファスナーによる調整が
可能で、足にぴったりフィット
 (6) ラスト、底設計、底材の組み立てにより足指が自由に動き、地面を感じ
る薄底で軽く、 屈曲性が良いはだし感覚の上履き
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/070801_03.html
(8/1)


■花王
「エストブランド」からシートマスクを新発売

 花王はデパート専用ブランド「est(エスト)」から、独自のフィルムでうる
おいを密封したシートマスク“エスト ディープアクティベート マスク”を 8
月25日に新発売する。
 同製品は特殊なフィルムで覆われた独自のシート構造により、うるおいを密
封して閉じこめて保湿効果を高める。また、マスクの形状は「上用」「下用」
の 2つのパーツからなり、抜けがちな鼻の横までしっかりとカバーする。顔全
体をすきまなく覆うことができる形状を開発したことで、肌への高い密着力を
実現した。1回15分間、週に 1〜2回のペースで使用することで、うるおいとハ
リに満ちたつややかな肌へと導く。商品の特長は以下の通り。
(1) 保湿成分をたっぷりしみこませたシート(不織布)に、特殊な透明フィ
ルムが一体化した2層構造のシートマスクで、今までにない密封力を実現
(2) 下用マスクが小鼻から目頭にかけての鼻の横部分まですっぽりと覆い、
高い密着感と効果感が得られる
(3) 複合保湿成分ネットワークEG配合(褐藻エキス、ユズエキス)
(4) 微香性・無着色
http://www.kao.co.jp/corp/news/2007/3/n20070731-02bc.html
(7/31)


■P&G
 生理用品“ウィスパー”を“さらふわシリーズ”としてリニューアル

 P&Gは生理用品“ウィスパー”から、“ウィスパーさらふわシリーズ”を9月
8日より全国で新発売する。
 同社の調査から、まだ多くの消費者が抱いていると判明した「“ウィスパー”
はすべての製品が『ドライメッシュシート』である」というイメージを払拭し、
同製品を正しく、より分かりやすく認識できるよう、「さらふわエアリーシー
ト」採用の“ウィスパーさらふわシリーズ”としてリニューアルしたもの。同
シリーズにはスリム、厚型、ライナーをラインナップし、これらすべての商品
の表面シートには、空気を多く含んでふわふわとやわらかなつけ心地の「さら
ふわエアリーシート」を採用している。
 また、同社では“ウィスパー”からのメッセージとして、女性が憂鬱な生理
期の 1週間を少しでも明るく、スマイルに過ごせるようにサポートしたいとの
願いから「 1週間をスマイルに」というメッセージを発信する。このメッセー
ジはTVコマーシャルのほか、雑誌広告でも展開していく予定。商品の特長は以
下の通り。
 (1) スリムナプキン;カラフルで可愛いプリント付き個装ナプキンと外装パ
ッケージを採用。 6倍吸収ジェルシステムで、安心の吸収力とさらさらなつけ
ごこち
 (2) 厚 型;「流れモレストップガード」を新採用。パッドに入ったステッ
チが、横モレ・後ろモレを防ぐ
 (3) パンティライナー;コットンのように柔らかい肌触りの「すべすべコッ
トンシートを採用。無香料・清潔なせっけんの香りのほか、消臭効果のある製
品も揃え、充実のラインナップ
http://jp.pg.com/news/2007_02/200708/20070801p01.htm
(8/1)


■シンコールコーポレーション
 一般家屋向け吸音性フェルト床材を9月に発売

 シンコールコーポレーション(東大阪市)では、高吸音性の床材“吸音フェ
ルト”を 9月中に発売する。同社製品である着脱が容易な床材“マットネラ置
き式”の下に敷き、床の遮音性を高める。同社は吸音性フェルト投入やマット
ネラのラインアップ強化で、09年度までに関連製品の売り上げを10億円まで引
き上げる計画。
 吸音フェルトはフェルト製のカーペット状床材。マットネラの下に敷くこと
で、マンションなどの集合住宅で遮音性が優れているとされる等級L45 相当を
実現した。価格は1m2当たり1,800円、厚さは4mm。マットネラ専用床材として、
一般家屋向けに内装工事店やハウスメーカーなどに販売する。同社では従来の
厚さ4mmに加え、低価格版の厚さ3mmのマットネラも 9月中に発売し、同製品群
を拡販していく。
(日刊工業 8/3)


┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■機能紙研究会
 研究発表会・講演会を高松で11月15日に開催

 機能紙研究会は11月15日、香川県高松市のサンポートホール高松で「周辺環
境の変化と機能紙」をテーマに第46回機能紙研究発表会・講演会を開催する。
 当日はポスター研究発表および新製品展示会や交流会も行われ、翌16日には
協和化学工業、ナベプロセス、愛媛県紙産業研究センターなどを視察する見学
会が行われる予定。講演内容は以下の通り。
(1) 「金属ナノ粒子を複合した導電性ポリビニルアルコール繊維」潟Nラレ
繊維カンパニー繊維資材事業部産資開発部・大前芳信氏
 (2) 「抄紙技術を用いた耐熱性傾斜機能材料の試作」京都工芸繊維大学・山
本博美氏、木村照夫氏、稲垣寛氏
 (3) 「二、三の機能を用いた新しい紙の開発」京都工芸繊維大学・井野晴洋
氏、木村照夫氏、稲垣寛氏
 (4) 「特別講演/ナノファイバー技術による新しい文化・産業創生」東京大
学大学院農学生命科学研究科教授・磯貝明氏
(5) 「特別講演/石油市場の現状と見通し;大きく分かれる価格高騰に関す
る見解」独立行政法人石油ガス・金属鉱物資源機構 主席エコノミスト・石井
彰氏
(6) 「インテリジェント機能を有する“紙”の創出と今後の展開について」
高知大学農学部 准教授・市浦英明氏/愛媛県紙産業研究センター・森川政昭、
二宮順一郎氏、ほか
 (7) 「中国機能紙の解説」三木特種製紙叶V素材開発・李忠富氏
 (8) 「保湿機能を付与した化粧用不織布の開発」高知県立紙産業技術センタ
ー 不織布・加工課 主任研究員・鈴木慎司氏、池典泰氏、河野製紙樺J口健二
氏、三昭紙業轄岡正明氏
 (9) 「RFID(無線ICタグ)の市場動向と将来展望」竃野経済研究所 情報
・通信産業本部課長、シニアアナリスト・松枝秀如氏
 (10)「トップブレイン;デンドリティックポリマーのインクジェット用紙へ
の応用」ディー・エス・エムジャパン叶V規事業開発事業本部長・山本喜一氏
 [問合せ先]
機能紙研究会・事務局(担当;森川・紀伊)
TEL 0896-58-2055 FAX 0896-58-6240


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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■三菱レイヨン/炭素繊維の生産能力を増強
■トヨタ自動車/心地良さを追求したシートヒーターを開発
■クラレ/弾性樹脂を増産
■クラレグループ/“マジックテープ”“セプトン”コンパウンドが
新幹線N700系車両シートに採用
■東洋紡績/米国における“ザイロン(R) ”繊維を用いた防弾ベストの訴訟の
提起に関する訴状を受領
■トヨタ紡織/トヨタ紡織ゲートウェイ(タイランド)の開所式を実施
■巴川製紙所/人事異動を発表
■ホギ・メディカル/筑波工場を主力品専用工場に
■協和発酵/「夜尿症に関するアンケート」を実施
■ガリレオ/熱に反応するCT触媒を使った消臭・抗菌剤を開発
■東洋クロス/汚れにくく柔らかな人工皮革を開発
■ロックウール工業会/住宅の保温・断熱性能を高める新工法
■熊本県産業技術センター/キトサンを微粒子化
■昭和電機/本社工場で壁面緑化

<海外ニュース>
■JETRO/インド北部へ樹脂・自動車関連部材など投資促進 ほか

<製品開発>
■服部製紙/おしゃれな容器の掃除シート“sndek(スンデク)”を発売
■エステー/消臭機能を加えた防虫カバーを新発売
■ニチバン/血液をジェル状に固め出血をスピーディにケアする救急絆創膏を
新発売
■NI帝人商事/超極細繊維ミクロスター(R)使用のスポンジ2製品を新発売
■ユニ・チャーム/大きい子どもでもゆったりはける“ムーニーマン スーパ
ーBig”を新発売

<催 事>
■伝統みらい研究センター/第3回伝統みらい研究センター講演会を
9月14日に開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■三菱レイヨン
 炭素繊維の生産能力を増強

 三菱レイヨンは炭素繊維市場の本格的な拡大期に備えるため約120億円 を投
資し、大竹事業所(広島県大竹市)に 2,700t/年の焼成ラインを建設すること
を決定した。09年第 4四半期(10月〜12月)の稼動予定で、高性能レギュラー
トウを生産する。
 同社グループでは今年5月、豊橋事業所で生産能力2,200t/年の焼成ラインを
稼働させたばかりだが、同事業所への生産場所の集中を防ぎ、リスク分散させ
ること、大竹事業所には炭素繊維の原料であるプレカーサー(アクリル繊維)
の工場があり物流の効率化となること、および将来の更なる増設を見据えた基
盤を作ることなどを理由に、今回の増設を決定した。
 炭素繊維はスポーツ・レジャー用途をはじめ航空宇宙関連用途やさまざまな
産業分野に市場を広げ、それにともない需要も拡大。2010年には 4万5,000tを
超える市場になると予想されている。今後、圧力容器、風力発電翼など産業用
途の一層の成長や、自動車関連の新市場の立ち上がりを前に、本格的な需要拡
大に向けて供給体制を整えることが急務となっている。
http://www.mrc.co.jp/press/p07/070802b.html
(8/2)


■トヨタ自動車
 心地良さを追求したシートヒーターを開発

 トヨタ自動車は、乗員の快適さと心地良さを追求し新しい機能を備えたシー
トヒーター“快適温熱シート”を開発、今月発売予定の新型車を皮切りに採用
を拡大していく。
 同製品では、人間工学の見地からシートヒーターの配置と温度分布を見直し
た。具体的には、長時間座っていると負担のかかりやすい肩にあたる部分にも
ヒーターを配置、さらに従来のシートヒーターは温度設定が均一であったのに
対し、負担のかかりやすい肩や腰、寒い日や冷房使用時に冷えやすい下肢をよ
り効果的に温めるため、箇所に応じて設定温度を見直した。これらにより、長
時間乗車する際もより快適な乗り心地を実現した。さらに、温度調節機能の採
用により、冬場のみならず、夏場の冷房使用時など、オールシーズン使用でき
る。
http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Aug/nt07_042.html
(8/7)


■クラレ
 弾性樹脂を増産

 クラレは柔軟性のあるアクリル樹脂の新素材、アクリル系熱可塑性エラスト
マー(弾性樹脂)を増産する。鹿島事業所に約 6億円を投じて、従来の試験プ
ラントを安定供給できるよう増強し、2008年前半に生産能力を現在より66%増
の年間500tにする。植物由来のポリ乳酸樹脂を配合してシート状に加工した材
料も子会社を通じて拡販する。
(日経産業 8/8)


■クラレグループ
 “マジックテープ”“セプトン”コンパウンドが新幹線N700系車両シートに
 採用

 東海道・山陽新幹線の第5世代として 7月1日から登場したN700系車両に、ク
ラレグループであるクラレファスニングの“マジックテープ”、クラレプラス
チックスの熱可塑性エラストマー“セプトン”コンパウンドが採用されている。
 この新車両は従来の 700系をベースに、東海道・山陽新幹線として最速のハ
イテク車両を目指し、走行性能・乗り心地や車内静粛性などの車内快適性・車
外騒音低減などの環境適合性の向上をコンセプトとして開発された。
 同社グループは、このN700系のコンセプトを実現するための鋭意製品開発を
行ってきた。今回、N700系の安全性・移動体としての軽量化を追求するととも
に、長時間座っていても疲れを感じさせず、ゆったりとくつろげる快適空間を
作り上げるための素材開発を行った。採用場所と採用製品は以下の通り。
 マジックテープ;ヘッドレストカバー(フックテープ/フリーマジックルー
プ)、座席表皮端末固定(フックテープ/ループテープ)、座席表皮端末固定
(耐熱粘着剤付きマジックテープ)、座席表皮浮き留め(薄型きのこ状フック
テープ)、クッションパッド(ニットループのマジックループ)
 セプトンコンパウンド;座席肘掛け(難燃グレードのセプトンコンパウンド)
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/070807.html
(8/7)


■東洋紡績
 米国における“ザイロン(R) ”繊維を用いた防弾ベストの訴訟の提起に関す
 る訴状を受領

 東洋紡績は米国における“ザイロン(R) ”繊維を用いた防弾ベストの訴訟の
提起に関する訴状を受領した。この送達手続きはヘーグ国際条約に従った国際
送達手続ではなく、米国政府(司法省)との協議に基づき同社が代理人弁護士
を通して米国で訴状を受領したもの。訴状の内容は以下の通り。
・訴訟の原因および提起に至った経緯;原告は米国政府。原告は、米国の防
弾ベストメーカーであるアーマーホールディングス社、ポイントブランク社、
ファーストチョイス社、ゲーターホーク社、プロテクティブプロダクトインタ
ーナショナル社から、同社の“ザイロン(R) ”繊維を用いた防弾ベストを購入
した。原告は「同社が防弾ベスト用途に販売した“ザイロン(R) ”繊維には欠
陥があるということと、“ザイロン(R) ”繊維は同社およびこれらの防弾ベス
トメーカーが表明したよりも早く劣化するということを同社が知っていた」と
主張している。さらに原告は、「同社の行為および表明の結果として、欠陥の
ある防弾ベストに対して金銭を支払った」と主張している。この訴訟において
は、同社および同社の米国子会社である東洋紡アメリカが被告とされている。
原告は、米国不正請求禁止法違反、詐欺、不当利得を理由に、損害賠償請求を
提起した。
・訴訟を提起した者;米国政府
・訴訟の内容および損害賠償請求金額;訴訟の内容/損害賠償および民事制
裁金の支払等を請求する訴訟 、損害賠償請求金額/記載なし
・今後の見通し;本件による同社業績への影響は現時点では不明
・その他の訴訟;現在、上述の防弾ベストに関連し、米国の防弾ベストメー
カーであるセカンドチャンス社との訴訟、同社製の防弾ベストに関する米国政
府との訴訟など米国において同社を被告とする複数の訴訟が係属している。な
お、セカンドチャンス社は04年10月にアメリカ連邦破産法に基づく破産の申請
を行っている。
http://www.toyobo.co.jp/press/press275.pdf
(8/6)


■トヨタ紡織
 トヨタ紡織ゲートウェイ(タイランド)の開所式を実施

 トヨタ紡織はタイにおいて自動車用内装部品を生産する会社「トヨタ紡織ゲ
ートウェイ(タイランド)」(タイ・チャチュンサオ県。以下TBGT)の開所式
を8月9日、現地にて実施した。
 これは、タイにおける関連会社であったTBGTを孫会社化(出資比率はトヨタ
紡織とトヨタ紡織アジアの折半)したため、新会社としての新たなスタートを
記念して開催したもの。開所式にはタイ政府関係者、同国チャチュンサオ県関
係者、 Toyota Motor Asia Pacific Co., Ltd.から佐々木良一社長をはじめ関
係者、トヨタ紡織から豊田周平社長ら総勢150名が出席した。当日、TBGT は新
会社発足を記念し、地域貢献活動の一環として、チャチュンサオ県へ医療器具
を寄贈した。なおTBGTでは、トヨタ自動車のタイ現地法人 Toyota Motor Thai
land Co., Ltd.のゲートウェイ工場向けに、カローラ、カムリなどのシート、
ドアトリムを生産している。
 TBGT発足の経緯としては、タイの生産体制を強化する目的で、日本発条(以
下ニッパツ)とトヨタ紡織の合弁会社であったタイオートモーティブシーティ
ングアンドインテリアのニッパツが所有する全株式を、トヨタ紡織のアセアン
統括会社のトヨタ紡織アジアが取得することで子会社化し、あわせて8月1日に
社名をTBGTに変更したもの。これにより、トヨタ紡織はタイを中心としたアセ
アン地域での開発、生産体制を強化し、またトヨタ紡織グループが世界各地域
で展開する自動車用内装システムサプライヤーとしての体制の構築を加速させ
る。
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07080901.pdf
(8/9)


■巴川製紙所
 人事異動を発表

巴川製紙所は 8月21日付けで、電子材料事業の早期拡大に向け、執行体制の
変更を以下の通り行う。
・代表取締役社長兼電子材料事業部長 井上善雄(旧・代表取締役社長)
・常務執行役員電子材料事業部副事業部長(半導体関連事業担当)兼基礎開
発グループマネージャー 奥野良蔵(旧・常務執行役員電子材料事業部長兼情
報メディア事業部長兼基礎開発グループマネージャー)
・執行役員電子材料事業部副事業部長(フラットパネルディスプレイ関連事
業担当)兼企画プロセスリーダー 丸田俊也(旧・執行役員電子材料事業部副
事業部長兼企画プロセスリーダー)
・情報メディア事業部長兼企画グループマネージャー 岩下亮介(旧・情報
メディア事業部副事業部長兼企画グループマネージャー)
http://www.tomoegawa.co.jp/topics/topics146.html
(8/9)


■ホギ・メディカル
 筑波工場を主力品専用工場に

 ホギ・メディカルは筑波工場(茨城県)を手術向け総合キット“オペラマス
ター”など主要製品の専用工場にする。同工場で生産している病棟用などの消
毒キットなどを同県下にある美浦工場に年内にも生産移管する。新設工場であ
る筑波はまだ償却負担が重いため、主力製品以外を固定費の少ない美浦に移し
コスト競争力を引き上げる。
(化学工業日報 8/8)


■協和発酵
「夜尿症に関するアンケート」を実施

 協和発酵は5歳以上の夜尿症児をもつ252家族に対して「夜尿症に関するアン
ケート」を実施した(期間;06年12月〜07年5月、調査方法;インターネット)
が、同調査の結果から、保護者・夜尿症児本人ともその多くがストレスを感じ
ていることが明らかになった。
 同調査によると、ストレスの原因は保護者では「夜尿の後片付け」51%、「夜
尿が治らないこと」49%、「宿泊行事への参加」46%、夜尿症児本人では「夜尿
が治らないこと」64%、「宿泊行事への参加」45%、「オムツに関すること」36
%という順番。過半数の児童は毎晩夜尿をしており、81%が週の半分以上夜尿
をしていた。ストレスに関しては、保護者が「よく感じている」「時々感じて
いる」の合計で83%、夜尿症児本人も合計で74%と、その多くがストレスを感
じていた。夜尿が治ってほしい時期については、5〜6歳、7〜8歳、 9〜10歳の
どの年代でも1〜2年後という回答が大半を占め、全体的に保護者よりも夜尿症
児本人のほうが、より早く治ってほしいと思っている傾向があった。
 なお同社では「夜尿症(おねしょ)ナビ」(http://www.kyowa.co.jp/onesho/)
を開設し、夜尿症に関する総合的な情報を提供している。
http://www.kyowa.co.jp/news/2007/documents/20070807_01.pdf
(8/7)


■ガリレオ
 熱に反応するCT触媒を使った消臭・抗菌剤を開発

 自動車販売のガリレオ(さいたま市)は 熱に反応して酸化と還元を繰り返
し、消臭・抗菌効果がある「CT触媒」の塗布技術を開発した。
 CT触媒はニッケル・マンガンなどで構成する白い粉末。消臭・抗菌効果のほ
かに汚れを落としやすくしたり、静電気を防止する効果もある。従来はスプレ
ーにすると接着成分が触媒を覆う皮膜を作るため、効果を出せなかった。
 今回、接着成分や乳化剤の配分を工夫。CT触媒がハチの巣のような六角形が
並んだ形状で塗布されるようにし、塗布後も触媒が表面に出るよう改良した。
  8月中旬にスプレーを発売、塗料を年内にも商品化する。暗い場所でも光触
媒と違い、効果がある。スプレーは“CT+(プラス)”の商品名で売り出す。
ガリレオは排ガス浄化などの研究を手掛ける環境部門を持つ。CT触媒技術は、
ファイラックインターナショナル(静岡県磐田市)から技術供与を受けた。
(日経産業 8/3)


■東洋クロス
 汚れにくく柔らかな人工皮革を開発

 東洋紡グループの合成皮革メーカー、東洋クロスでは柔らかさと汚れにくさ
を両立させた人工皮革をこのほど開発した。ソファやかばんに使われるポリウ
レタン(PU)製皮革の表面に、水や油をはじくフッ素系の樹脂を極めて薄く塗
布。フェルトペンやボールペンなど油性の汚れをティシュで拭くだけで落とせ
る。同社では白など汚れが目立ちやすい色でも人工皮革の商品を作りやすくし、
需要の拡大につなげたい、としている。
(日経産業 8/10)


■ロックウール工業会
 住宅の保温・断熱性能を高める新工法

 耐火、吸音性能に優れ建材などに幅広く用いられているロックウールが、保
温・断熱という環境性能の点で注目されている。従来主流だった「充填断熱」
「外張り断熱」という住宅での断熱工法に加え、両方を組み合わせた新たな工
法「ロックウール不燃ハイブリッド工法」が寒冷地を中心に普及の兆しがあり、
東京でも同工法を採用した住宅の建設が進んでいる。この事例では、無暖房住
宅の目安となる熱損失係数0.8W以下を目指している。同工業会では安心、安全、
快適をテーマに今後も普及を進めていく。
(化学工業日報 8/7)


■熊本県産業技術センター
 キトサンを微粒子化

 熊本県産業技術センターは、熊本大学大学院自然科学研究科の伊原博隆教授
と共同で、カニの甲羅などから得られるキトサンを微粒子化する新たな方法を
確立した。併せてキトサン微粒子が持つ保湿性や消臭性などの機能を明らかに
し、化粧品や抗菌剤などへの商品化を視野に3年後の実用化を目指す。
 開発にはこのほか第一製網、西日本長瀬、室町ケミカルが参加した。石油系
の有機溶剤などを使わず、環境に負荷がかからない水や乳酸、硫酸ソーダを用
いてキトサン微粒子を製造する。直径3μm以下の微粒子で、表面形態には多孔
質や非多孔質など5種類がある。
 保湿性は従来のキトサンの 5倍以上。酸性、中性領域で抗菌性を発揮し、大
腸菌などの発生を抑える効果がある。さらにアンモニアや魚臭などプラス荷電、
酢酸や体臭などマイナス荷電の化合物に吸着して消臭効果を発揮する。
 今後、リバテープ製薬(熊本県植木町)が医薬部外品で商品化するほか、化
粧品、抗菌剤、保湿剤、消臭剤、食品添加物分野などの商品化を検討している。
(日刊工業 8/8)


■昭和電機
 本社工場で壁面緑化

 昭和電機(大阪府大東市)が本社工場の一部で壁面緑化に取り組んでいる。
大阪府がヒートアイランド現象緩和の実証実験として行っている「みどりのカ
ーテン推進事業」に協力するかたちで実施。学校など 7カ所で事業が行われる
中、製造業者では同社が唯一の参加となっている。緑化用の植物はゴーヤやミ
ニトマト、リユウキュウアサガオなど。
 同社は 3年前に本社工場の屋上部の緑化に取り組むなど、環境に配慮した活
動に熱心だ。府による検証事業は 1年間だが、同社では将来は工場全体の壁面
緑化に取り組みたいと、環境対策に対する熱意を示している。
(日刊工業 8/14)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■JETRO
 インド北部へ樹脂・自動車関連部材など投資促進

 日本貿易振興機構(JETRO)は、インド北部2州と、樹脂・樹脂加工やフィル
ム、自動車関連部材、化学品物流など日経企業の投資拡大を目指す全面協力覚
書を締結した。日印両政府が合意したデリー・ムンバイ間産業大動脈(DMIC)
プロジェクトに沿ってデリー周辺で 2州政府が新たな工業団地を建設、同団地
への日系企業進出を JETROが全面支援する。デリー周辺は自動車および関連産
業がすでに進出済みだが、樹脂や金属加工などの周辺業種の投資拡大が求めら
れている。 JETROでは新たな工業団地整備で「積極的に樹脂加工などさまざま
な日系企業の現地進出」(JETROシンガポール)を促したい考え。
(化学工業日報 9/7)


■日本化学繊維協会
 近年におけるベトナムの繊維貿易の推移まとめる

 日本化学繊維協会は、現在世界でも有数のテキスタイル・衣料輸出国となっ
ているベトナムの繊維貿易の推移についてまとめ発表した。
 それによると、06年の同国の繊維輸出額は前年比20.8%増の58億ドルに達し
ており、96年時点の繊維輸出額は11.5億ドルにすぎなかったことから、この10
年間の輸出拡大のペースが非常に早いことがわかった。こうした繊維輸出の好
調を受け、ベトナムの繊維産業は10年の繊維輸出目標額を 100億ドルとしてお
り、それに向けた生産の合理化によるコスト低減で、国際競争力を増大させる
計画だと言う。目標達成に向け、07年の繊維輸出高は70億ドルを見込んでいる。
05年の繊維輸出の内訳をみると、その93%は衣料品であり、ファブリックとタ
オルがそれぞれ2%、糸類は1%、その他が 2%となっている。ベトナムは繊維
製品供給において海外の数々の主要市場で重要な位置を占めており、05年の実
績ではEUにおいては14番目の繊維輸入相手国であり、カナダでは10番目、米国
では7番目、日本では3番目に位置している。
 一方、ベトナムの繊維輸入は主に輸出用 2次製品に投入するファイバー、フ
ァブリック、衣料付属品などとなっている。04年の繊維品輸入額は46億ドルで、
00年の22.8億ドルと比べ 2倍以上の規模となった。ベトナムの繊維品輸入でも
っとも重要なものはファブリックで、同国の縫製産業は使用するファブリック
を大きく輸入に依存している。06年のファブリック輸入額は 29億5,400万ドル
だったが、 6年前の00年の輸入実績はわずか7億6,130万ドルであり、この間、
ベトナムのファブリック輸入額は 288%増となった。05年のファブリック輸入
を仕出国別にみると、中国が最大で全体の28%、次いで台湾23%、韓国22%、
香港10%、日本 9%などとなっている。そのほか、06年の綿糸および綿織物の
輸入額は37.2億ドルで、00年の10.9億ドルから 3倍以上となっている。化合繊
の輸入額は00年の8,910万ドルから04年には1億9,410万ドルと4年間で倍増した。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news.html
(8/10)


■ダン‐ウェブフォーミング・インターナショナル社(デンマーク)
 売却により新たな経営体制に

■アールストローム社(米国)
 マサチューセッツ工場を閉鎖し、サウスカロライナ工場に事業を移転

■ウォルマート社(米国)
 スタンダード&プアーズ社によれば、ウェルマートの大規模ショッピングセ
ンター開店数が予想より減っているが、それにより消費者製品関連企業に与え
る影響は少ないと発表

■サーティンティード社(米国)
 ノースカロライナ工場で4列ラミネート・ルーフィングシングルラインを稼
働開始し、同工場は世界最大規模のルーフィング工場に

■サータ・インターナショナル社(カナダ)
 米国のサータ・インターナショナル社が、ケベック州サータ製造工場の資産
を買収

■バセル社(米国)
 世界最大のポリプロピレン・高度なポリオレフィン製品メーカー、オランダ
のバセル社が、米国のハンツマン・インターナショナル社を96億ドルで買収

■JHチーグラー社(ドイツ)
 ステープル繊維不織布メーカー、チーグラー社が、 400万ユーロを投じて、
アーヘルン工場の生産能力拡張を含む設備改良を行うことを発表

■マイクロテック・メディカル社(米国)
 国内最大のヘルスケア購入ネットワークを運営するプレミア社とディスポー
ザブルドレープの提供に関する3年契約を取得

■ビステオン社(米国)
 自動車関連製品供給業者、ビステオン社が、ミズーリ州に自動車用内装部品
工場の建設を計画

■中国
 リサーチ&マーケッツ社によれば、中国の工業用・商業用ビル建設が増加、
フィルター用素材市場が急成長し、今後5年で倍増の予想

■欧州
 6月にポリプロピレン、ポリエステル価格が引き続き上昇、レーヨン価格は
横ばい

■エアプロダクツ・ポリマーズ社(北米)
 米国とカナダでアクリル系素材の価格を4セント/ポンド値上げ

■BASF社(ドイツ)
 世界中でアクリル酸とアクリル酸エステルを値上げ

■ポリマー・グループ(米国)
 世界中で原反と加工製品の価格を値上げ

■スタンダード&プアーズ社(米国)
 2007年建築材料関連企業の信用度は、住宅建設数の減少で「全体に安定的」
から「わずかにマイナス」へ


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■服部製紙
 おしゃれな容器の掃除シート“sndek(スンデク)”を発売

 服部製紙(四国中央市)は8月、おしゃれな容器の掃除用品“sndek(スンデ
ク)”を発売する。9種類の掃除シートとスプレー1種。掃除シートはガスレン
ジや冷蔵庫、台所の壁や床など用途別に 9種類を揃えた。シートの原紙にはパ
ルプやユーカリ繊維のリヨセル、コットンなどを使っている。油汚れに強く、
人体にもやさしい重曹電解水を染み込ませ、環境にも配慮した。価格は 450円
と600円。スプレーは重曹電解水入りのクリーナーで800円。いずれも首都圏の
インテリア店やインターネット経由などで販売する。ブランド名の“sndek(ス
ンデク)”には「住んでく」「澄んでく」「棲んでく」「清んでく」の意味を
込め、製造工程から使用後まで、海や地球を汚さないことを目指した。
https://ec.ecocolo.com/10701126?PHPSESSID=cab80039e082ca175d3cb709aee64149
(8/6)

■エステー
 消臭機能を加えた防虫カバーを新発売

 エステーは衣類を虫食いやホコリから守る防虫カバーシリーズに、消臭つぶ
を挟み込み消臭機能を加えた“ムシューダ防虫カバー消臭プラス”を 8月13日
から全国で新発売した。
 種類は丈の長さによって“ムシューダ 防虫カバー消臭プラス スーツ・ジャ
ケット用(3枚入り) ”と“ムシューダ防虫カバー消臭プラスコート・ワンピー
ス用(2枚入り) ”の 2タイプをラインナップした。初年度販売目標は合計60万
個としている。
 無臭タイプの防虫剤を使っている消費者に、さらに防虫剤にあったら良いと
思う機能をアンケートしたところ、防カビ機能、除湿機能に続いて、 3番目に
“消臭・脱臭”があがった。また、06年の防虫剤マーケットは全体が横ばいで
推移している中、カバータイプの防虫剤は前年比17%増と伸長しており、人気
のアイテムとなっている。商品の特長は以下の通り。
 (1) 防虫機能に加えて消臭つぶを不織布に挟み込み、消臭機能をプラス。さ
まざまな悪臭成分に高い消臭効果を発揮し、衣類などのニオイを消臭する
 (2) カバーの不織布は通気性に優れ、大切な衣類を1年間守ってくれる
 (3) サイドの一部が透明フィルム製になっていて、収納した衣類が見やすい
 (4) お取り替えシール付きで、効果の終了時期が一目でわかる
http://www.st-c.co.jp/topics/2007/070806_2.html
(8/6)


■ニチバン
 血液をジェル状に固め出血をスピーディにケアする救急絆創膏を新発売

 ニチバンは今年で発売10周年を迎えたウレタン不織布救急絆創膏ブランドの
“ケアリーヴ(R)”シリーズから、“ケアリーヴ(R)血を固めるタイプ”(Mサ
イズ・円型サイズ)を9月3日、全国の薬局・薬店、ドラッグストアなどで新発
売する。
 同製品は、天然コットンから生まれた吸収性高分子のはたらきで血液をジェ
ル状に固めるパウダー“m.doc(TM)パウダー” を日本で初めて絆創膏のパッド
部に配合したもの。これにより吸収した血液をジェル状に固め、キズをやさし
く保護する。テープ部には“ケアリーヴ(R)防水タイプ ”のやわらかい防水テ
ープを使用し、水にぬれても血がしみ出しにくく、パッド部とあわせて、出血
をスピーディーかつ快適にケアできる。同製品の発売によりケアリーヴ(R) シ
リーズは 4ライン(レギュラータイプ・防水タイプ・血を固めるタイプ・バイ
オパッド)・26アイテムのラインナップとなった。商品の特長は以下の通り。
 (1) 天然素材の血を固めるパウダーが、血液をジェル状に固める
 (2) 固めるパウダーと防水テープで血液のもれ・しみ出しを防ぐ
 (3) 貼るだけで血が固まるので、作業中の応急処置にぴったり
 (4) ケアリーヴ(R) ならではの高密度ウレタン不織布だから、白くふやけに
くく肌の動きにフィットする
http://www.nichiban.co.jp/news/07-08/01.html
(8/9)


■NI帝人商事
 超極細繊維ミクロスター(R)使用のスポンジ2製品を新発売

 NI帝人商事は超極細繊維ミクロスター(R)を使用した“あっちこっち(R)”シ
リーズとして、リニューアル商品“おふろ洗いスポンジ”“キッチンスポンジ”
を発売する。
 従来品である“おおきなスポンジ”“ちいさなスポンジ”のリニューアル商
品で、従来品にはない使いやすさと機能にこだわった。従来品と同価格であり
ながら、品質の向上を目指すことで消費者ニーズに応える商品に仕上げた。年
間販売目標は、“おふろ洗いスポンジ”が20万個(上代ベース売上1.1億円)、
“キッチンスポンジ”は30万個(上代ベース売上1.05億円)を計画している。
両製品ともに、クロス部分には従来どおり洗剤いらずのミクロスター(R) 生地
を使用した。スポンジ部分には、抗菌剤入りでかつ水切れの良い、抗菌剤入り
ウレタンフォームを使用している。商品の特長は以下の通り。
“あっちこっち(R)おふろ洗いスポンジ”
 (1) 縁以外は溶着剤不使用でソフトなためバスの隅々までスッキリ洗える抜
群の使いやすさ
 (2) 丸みを帯びた形状と柔らかいスポンジによりフィット感が向上。女性の
手でも持ち易いサイズに設計した
 (3) パンチ穴付きで同封の吊り下げテープを使えば使用後の乾燥にも便利
 (4) カラーはピンクとアクアブルー
“あっちこっち(R)キッチンスポンジ”
 (1) 裏面(網状)の縫い目を中央にすることで2つ折りがしやすく、コップ
の縁洗いもラクラク
 (2) 裏面のメッシュ部分は焦げ付き落としにも使えてとても便利
 (3) 細長い形状で、コップ洗いにも便利
 (4) 中身のスポンジは取り出しやすく、別々に洗浄・乾燥が可能。より衛生
的に活用できる
 (5) カラーはピンクとイエロー
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(8/6)


■ユニ・チャーム
 大きい子どもでもゆったりはける“ムーニーマン スーパーBig”を新発売

 ユニ・チャームは、はかせるおむつ“ムーニーマン”より、大きい子どもで
もゆったりはける新サイズの“ムーニーマン スーパーBig” (適応体重18〜
35kg)を9月14日から全国で新発売する。
 近年、子どもの心身の成長に合わせてトイレトレーニングを実施する考え方
が定着化し、おむつ離れが年々遅延化していることから、大きいサイズの紙お
むつへの需要が増加している。また、夜のおねしょ対策に就寝時のみ紙おむつ
をする子どももいる。こうした子ども向けむけに、同社は04年から“ムーニー
マン ビッグより大きいサイズ”(適応体重13〜25kg)を販売しているが、よ
り大きいサイズのおむつが求められていた。また、体重20kg以上の子どもの約
半数は、「ギャザー跡がつく」などの不満を感じていることが、同社の調査で
分かった。こうした背景を受け、従来の赤ちゃん用とは異なる下着のようなデ
ザインの男女別パンツ型紙おむつを開発した。商品の特長は以下の通り。
 (1) 体重35kgの子どもでもはける安心サイズ
 (2) からだに合わせたワイド設計の吸収体採用で、一晩分のおしっこもしっ
かり吸収
 (3) ウェスト周りには跡がつきにくい「やわらかタッチギャザー」を採用。
大きな子どもにもやさしくフィットする
 (4) 男女別で下着のような「シンプルデザイン」を採用
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(8/9)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■伝統みらい研究センター
 第3回伝統みらい研究センター講演会を9月14日に開催

 伝統みらい研究センターでは9月14日、「第3回伝統みらい研究センター講演
会」を京都府下京区の大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都にて開
催する。
 「伝統と複合化」をテーマに、以下の通り講演が行われる。参加費は無料。
 (1) 研究報告「日本の繊維技術を応用した先端複合材料の開発―Tailored
Designの概念の実現―」仲井朝美氏(伝統みらい研究センター専任教員)
 (2) 伝統の知恵をのぞく「京弓に見るハイブリッド構造の有効性―材料組み
合わせと弓の性能―」秀熊佑哉氏(先端ファイブロ科学専攻)
 (3) 研究シーズ報告「丹後ちりめんを用いた自動車内装用高品位射出成形品
の研究開発」「組物技術を用いたロボットアームの研究開発」「組物技術の航
空宇宙材料への応用」
 〔問合せ先〕
 京都工芸繊維大学 伝統みらい研究センター(事務担当;井田)
 TEL 075-724-7850、FAX 075-724-7844

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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■富士経済/国内の粘着剤・接着剤市場の調査を実施
■日本化学繊維協会/07年7月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表
■高吸水性樹脂/国内メーカー各社で増産が相次ぐ
■ソニー/リチウムイオン電池をシンガポールで量産
■リチウム電池/業界4団体が新安全基準を作成
■帝人/アラミド繊維を増産
■東レ・日産自動車/炭素繊維で自動車を軽量化する技術を開発
■三菱重工業/製紙機械から撤退し印刷機に集中
■宇部興産/部品製造用ガス炉向けに不織布製断熱材を開発
■GM、A123システムズ社/シボレー・ボルト用リチウムイオン電池を共同開発
■帝人ファイバー/ポリエステル製のクッション材“エルク(R)”が
 次世代新幹線『N700系』に採用
■クラレプラスチックス/スチレン系エラストマーコンパウンド生産設備を
 増設

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■富士経済
 国内の粘着剤・接着剤市場の調査を実施

 富士経済は環境対応や高機能化する粘着剤・接着剤の市場を調査し、その結
果を報告書「2007年 粘接着剤の用途・機能別マーケットの展望」にまとめた。
同報告書では「合板・木工」「包装・製本・紙加工」「建築・土木」「繊維・
皮革」「エレクトロニクス」「自動車・車両」「その他」の7つの用途分野と、
28の品目の両側面から分析し、用途分野別では最新需要動向、品目別では市場
推移や環境問題対策、用途開発動向などを明らかにした。そのなかで、粘着剤
・接着剤市場の2012年の予測を104.8万t(06年比8.7%増)、4,323億円(06年
比21.3%増)とした。
 同報告書によると、06年の国内粘着剤・接着剤市場は景気の回復を背景に緩
やかに拡大し,数量ベース96.4万t、金額ベース3,564億円となった。とくにエ
レクトロニクス分野向け需要が牽引し、数量ベースで前年比 1.8%増、金額ベ
ースでは、材料価格の高騰による製品価格の上昇で同 6.1%増となった。エレ
クトロニクス分野では液晶TV、パソコンなどの好調を受け、反射防止フィルム
やプロテクトフィルムなどの生産増にともない、粘着剤の需要が拡大した。ま
た、環境対応への関心が高まっており、ユリア樹脂系などのホルマリン系の接
着剤や、CR系など溶剤形接着剤の需要の減少が続いている。一方、溶剤形接着
剤に代わってエマルジョン形、ホットメルト形接着剤の需要が拡大している。
エマルジョン形やホットメルト形接着剤の中でもより機能性が求められており、
アクリル樹脂系エマルジョン形や反応型ホットメルト形接着剤の需要が拡大し
ているとまとめた。
[注目応用分野の数量と金額(各06年、07年見込み、06年比)]
(1)エレクトロニクス分野;6.5万t、8.0万t、123.1%/785億円、884億円、
  112.6%
(2)建築・土木分野;12.1万t、11.9万t、98.3%/517億円、522億円、
   101.0%

[注目粘着剤・接着剤の動向(06年の市場規模の数量と金額)]
(1)アクリル樹脂系感圧形接着剤;14.2万t(前年比11.0%増)、447億円
  (同23.5%増)
(2)アクリル樹脂系エマルジョン形接着剤;8.8万t(同2.7%増)、220億円
  (同5.5%増)
(3)反応型ホットメルト形接着剤;2,900t(同5.5%増)、30億円
  (同11.9%増)。
(4)変成シリコーン系接着剤(弾性接着剤);6,500t(同6.7%増)、78億円
  (同17.0%増)。
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/07063.html
(8/15)


■日本化学繊維協会
 07年7月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

 日本化学繊維協会は、07年 7月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発
表した。それによると、化学繊維生産は10万2,863tで前年同月比 1.4%増、う
ち合成繊維生産は9万1,146tで同0.001%(1t)の減だった。主要品種では、ナ
イロンFが1万170t(前年同月比2.1%減)、アクリルSが2万2,128t(同5.0%増)、
ポリエステルFが2万2,476t(同2.4%減)、ポリエステルSが1万7,144t(同2.6%
減)だった。
 一方、化学繊維在庫(生産者)は11万20tで前月比 1.3%増、前年同月比0.9
%減、うち合成繊維在庫は9万7,364tで前月比1.3%増、前年同月比 0.9%の減
だった。主要品種では、ナイロンFが 1万3,137t(前月比2.5%減)、アクリルS
が1万2,489 t(同1.4%増)、ポリエステルFが2万7,025t(同3.5%増)、ポリ
エステルSが2万5,680t(同2.3%減)だった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news.html
(8/20)


■高吸水性樹脂
 国内メーカー各社で増産が相次ぐ

 高吸水性樹脂(SAP)メーカーが相次いで設備の増設に乗り出している。日本
触媒が 7月から姫路製造所の新設備を稼動。住友精化は姫路工場で新プラント
による本格生産を開始する。サンダイヤポリマーも中国の南通工場で増設を進
めており、今夏以降、海外メーカーを含め供給能力が大幅に拡大する見通しだ。
 最大手の日本触媒は昨年、ベルギーの「ニッポンショクバイ・ヨーロッパ」
で年間3万t、姫路で同じく3万tの増設を実施、さらに今年姫路で同6万tの製造
プラントを新設。 7月から新プラントの商業運転を開始しており、これにより
同グループ全体の生産能力は同41万t に拡大した。同社は10年度までにさらに
同6〜9万t 程度の能力増強を計画しており、世界トップメーカーとしての地位
を堅持していく方針。
 住友精化はシンガポールで昨年、同約2万tの増産を行い年産5万5,000t の能
力を確保、さらに姫路工場で同3万tの製造プラントを完成。 8月から本格生産
に移る予定で、これにより姫路工場の能力は同8万5,000t となり、シンガポー
ルと合わせ総生産能力は同14万tとなる。
 SAPの世界需要は推定で同 120万t。紙おむつが主な用途で、近年では乳幼児
向けに加え、大人用紙おむつ向けにも需要が増加している。また中国、東南ア
ジア、中南米、中東といった地域で紙おむつの普及が進んでいることから、引
き続き年率5%程度の成長が見込まれている。
(化学工業日報 8/15)


■ソニー
 リチウムイオン電池をシンガポールで量産

 ソニーは14日、シンガポールでリチウムイオン電池を量産すると発表した。
日本円に換算して約 120億円を投じて自社工場内に生産設備を導入。当初は、
月百万個、10年後には月8百万個を生産する。
(日経産業 8/15)


■リチウム電池
 業界4団体が新安全基準を作成

 リチウムイオン電池の相次ぐ不具合を受け、関連企業が連携して同電池の新
しい安全基準をつくる。電池工業会ほか合わせて 4つの業界団体が合同で年内
にも安全検査を見直し、検査にパスしなければ販売しないよう自主規制する。
国内で販売する全製品が対象。
 経済産業省でも「消費生活用製品安全法」(消安法)で、基準に満たない製
品の販売を禁止する。リチウム電池は山洋電機、ソニーなど日本勢が世界シェ
アの6割強を占め、製造者の社会的責任が強く問われている。
(日経 8/16)


■帝人
 アラミド繊維を増産

 帝人は炭素繊維と並ぶ高機能繊維として市場拡大が期待されるアラミド繊維
を増産する。09年をめどに自動車用のホースなどに使う高強度製品の生産を5
割増やす。設備投資額は50億円程度になる見込み。高強度のアラミド繊維は同
社と米デュポンが世界市場を二分している。
(日経 8/16)


■東レ・日産自動車
 炭素繊維で自動車を軽量化する技術を開発

 東レは日産自動車などと共同で、炭素繊維を使い自動車の基幹部品である車
台(プラットフォーム)を大幅に軽量化する技術を開発した。自動車全体の重
量を 1割減らし、燃費性能を4〜5%改善、耐衝撃性も1.5倍に高まる。3年後を
めどに市販車への採用を目指す。温暖化ガスの排出削減に向けた世界的な燃費
規制の強化を背景に、鉄を主力にする自動車用素材の転換が加速しそうだ。
(日経 8/17)


■三菱重工業
 製紙機械から撤退し印刷機に集中

 三菱重工業は製紙機械事業から撤退する。国内の製紙機械市場が成熟化し競
争が激化しているため、需要が伸びているオフセット枚葉機などの印刷機械事
業に経営資本を集中する。すでに製紙機械の生産は停止している。同社は今後、
顧客に納入した製紙機械について、予備品の供給や保守、アフターサービスを
継続して行う。
(日刊工業 8/21)


■宇部興産
 部品製造用ガス炉向けに不織布製断熱材を開発

 宇部興産は、自動車部品製造に使うガス炉用の断熱材を開発した。セラミッ
クス製の不織布で、歯車など金属製の部品を熱処理する際に使うガス炉内部に
張り付けると炉内の温度を保ち、燃焼ガスの使用量を3割程度減らせるという。
 この不織布はシリコンやチタン、炭素などから作るセラミックス繊維が材料。
熱を伝え難いが1,500℃の高温でも変性しない。ガス炉の内壁に張り付けたり、
排気口のフィルターに使うと、熱が壁や天井から発散するのを抑えられる。さ
らに加熱すると遠赤外線を発生する性質をもつため炉内温度が均一となり、部
品の加熱ムラを防ぐ効果があり、結果的に燃料ガスの使用量を2〜3割減らせる
という。同社では主にガス炉メーカーに売り込み、10年3月までに5億円の売り
上げを目指す。
(日経産業 8/21)


■GM、A123システムズ社
 シボレー・ボルト用リチウムイオン電池を共同開発

 ゼネラルモーターズ(GM)とA123システムズ社の 2社は、A123システムズ社
製のnanophosphate化学電池を用いて、GM E-Flexシステムの電気自動車用に、
耐用時間が長く、安全かつ強力な電池の共同開発を行うと発表した。今回の契
約により、E-Flexシステムのプラグイン自動車だけでなく、さまざまな燃料電
池に対応する電池開発を促進することが期待されている。
 GMは今年、多種多様な電池の統合を含むバッテリー・パックの先進開発を目
的に、コンパクト・パワー社(CPI、韓国の電池メーカー LG化学社の子会社)
と、コンチネンタル・オートモーティブ・システムズ社( 1次サプライヤーで
あるコンチネンタルAG社の部門)の2社と契約を締結した。この2つの契約のう
ち、1つはCPI社と締結し、親会社であるLG化学社により開発された電池を使用
する。2つ目はコンチネンタル社と締結し、GMと A123システムズ社により共同
開発された電池を使用する。
 現在A123システムズ社では、年間1,000万個を越える電池を生産しnanophos
-phate化学電池の世界最大メーカーとなっている。これらの電池のほとんどが
充電式工具に使われているという。この電池の共同開発は交通輸送手段燃料の
多様化を図るもので、選択肢の幅を広げることで石油燃料の利用から脱却させ
たいとするGMの最新の取り組みとなる。また、GMはE-85燃料で駆動するバイオ
燃料車において業界トップの生産者であり、販売台数は200万台を超えている。
http://www.gmjapan.co.jp/system/news/detail.asp?code=638
(8/16)


■帝人ファイバー
 ポリエステル製のクッション材“エルク(R)”が次世代新幹線『N700系』に
 採用

 帝人ファイバーが生産・販売する高機能・新ポリエステルクッション材“エ
ルク(R)” が、次世代新幹線『N700系』の普通席車両のシート材として採用さ
れた。『N700系』は7月1日より営業運転を開始した高い車内快適性が実現され
た次世代新幹線で、“エルク(R)” はシート材として、背もたれの部分に採用
された。すでに納品して使用されているものも含め、同社はシート 6万個強に
相当するシート材を順次納入していく。同社では今回の採用を契機に、今後各
種用途への拡大展開を図っていく考え。なお、これとは別に、帝人化成の特殊
ポリカーボネート樹脂“パンライト(R)” 製の窓が『N700系』に採用されてお
り、帝人グループはより幅広い用途で『N700系』を構成する部材を供給するこ
とになる。
 今回採用されたシートの背もたれは、従来のシート材であるウレタンに比べ、
同体積で約20%の軽量化を実現しており、“エルク(R)”とPTT繊維“ソロテッ
クス(R)”の複合材料を用いた3次元構造体となっている。 “エルク(R)”は、
中空で嵩高性のある繊維と特殊バインダー繊維の交錯部を溶融結合することに
より作られ,耐久性に優れ弾力性が長持ちする。ウレタンタイプに比べて透湿
性に優れムレにくく、材質がポリエステルであるためリサイクルすることもで
きる。
 現在、日本全国のJRグループおよび私鉄各社が保有する全鉄道車両約 5万両
のうち、約20%が“エルク(R)”を使用したシートを装着しているという。
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/index.html
(8/14)


■クラレプラスチックス
 スチレン系エラストマーコンパウンド生産設備を増設

 クラレプラスチックスは,スチレン系エラストマーコンパウンドの世界的な
需要拡大に対応するため、生産設備の増設を決定した。伊吹工場(岐阜県不破
郡)に約3億円を投資し、年産2,500tを増強させる。完工は08年3月を予定して
おり,増強後の合計生産能力は年産5,000tとなる。
 スチレン系エラストマーコンパウンドは、スチレン系エラストマーにオレフ
ィン系樹脂、プロセスオイルや各種添加剤を混合した成形用材料で、同社では
クラレが開発した水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー(商標:“セプト
ン”)を主に使用し、耐熱・耐候・耐寒性などに優れたスチレン系熱可塑性エ
ラストマー:“セプトン”コンパウンドを生産している。“セプトン”コンパ
ウンドは、特にゴム弾性に優れ、硬度の幅が広く、自動車内装や家電・電子機
器部品、住宅部材関連、スポーツ用品などのほか、玩具や工具等の身の回りに
ある軟質素材として広く使われている。今後もさまざまな用途での需要拡大が
期待されており、同社ではバイオマスプラスチックの柔軟化やクラレが開発し
た高付加価値新規素材などを使用し、ユーザーニーズにマッチした機能性材料
開発を推進する考え。
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/070820.html
(8/20)


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<国内ニュース>

■三菱ケミカルホールディングス/三菱樹脂株式取得の詳細を発表
■帝人グループ/重金属を全く含まないポリエステルの生産拡大とライセンス
 供与を開始
■帝人テクノ/アラミド繊維を値上げ
■ソニー/ぶどう糖で発電するバイオ電池を開発
■ヤナセ/自動車用シートクッションをテンピュール社と共同開発し販売開始
■三菱レイヨン/化学物質排出削減計画の07年度目標を前倒しで達成
■東京都立産業技術研究センター/塩ビ系壁紙をリサイクルする技術を開発
■リンテック/自動車向け粘着製品の売上高を年率20%拡大へ
■デュポン/韓国・蔚山でナイロンコンパウンド増産
■三菱化学エンジニアリング/VOC分離膜設備を展開
■慶応義塾大学/「クモの糸」量産技術を開発
■大日本インキ/中空糸膜を使ったIJプリンター向け脱気モジュールを開発

<海外ニュース>
■フレッスナー社(ドイツ)/サニタリー/医療用に、蒸気を利用したウェブ
 結合の新技術を開発 ほか

<製品開発>
■大王製紙/キッチンペーパーとキッチンタオルの新製品を発売
■大王製紙/トイレットティシュ、トイレクリーナーなどの新製品を発売
■大王製紙/紙おむつ、おしりふき、生理用ナプキンなどの新製品を発売
■ユニ・チャーム/敏感肌にやさしい生理用ナプキン“ソフィ はだおもい(R) ”
 を新発売

<催 事>
■2007分析展/きょうから幕張メッセで開催
■繊維リサイクル技術研究センター/第6回講演会を10月2日に京都で開催
■日本繊維学会/テキスタイルカレッジなどを9〜10月に大阪で開催
■日本プラスチック日用品工業組合、NPO法人ガーデンを考える会
/「ジャパン・ハウスウェア・トレードショー2007」「ジャパンガーデンショ
 ー2007」を10月3・4日、東京ビッグサイトにて開催
■ギフト・ショー秋2007/9月4〜7日に東京ビッグサイトで開催


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■三菱ケミカルホールディングス
 三菱樹脂株式取得の詳細を発表

 三菱ケミカルホールディングスは 4月23日に公表した、三菱樹脂の完全子会
社化に向けた株式取得の詳細を発表した。今回取得するのは三菱樹脂の普通株
式 1億9,685万6,043株。三菱樹脂普通株を配当財産とした、三菱化学の同社に
対する「その他利益剰余金」から剰余金として取得する。取得日は9月20日。
 三菱ケミカルホールディングスグループは、機能材料分野において今後ます
ます多様化、高度化、複合化していくことが予想される顧客のニーズにさらに
的確に応えるため、迅速な意思決定と柔軟かつ効率的な経営体制の確立、グル
ープシナジーの最大化を図ることを目的として、三菱化学の機能材料分野の事
業並びに同社保有の機能材料事業子会社 4社の経営資源を再編・統合すること
を、今年2月8日に公表していた。
http://www.mitsubishichem-hd.co.jp/newsreleases/2007/pdf/20070823-1.pdf
(8/23)


■帝人グループ
 重金属を全く含まないポリエステルの生産拡大とライセンス供与を開始

 帝人グループは、重金属をまったく含まないポリエステルポリマー“ピュリ
ティ(R)” の生産拡大と、同製品について環境配慮企業へのライセンス供与を
積極的に展開する。
 同グループは、2001年にアンチモンなどの重金属をまったく含まない、地球
環境に優しい製品の提供を可能にするポリエステル重合触媒の開発に成功、そ
れを用いた重金属をまったく含まないポリエステルポリマーをピュリティ(R)
としてグループ内の製品に展開している。今後10年度までに同グループが国内
で生産する衣料用長繊維用途のほぼ全量をピュリティ(R) に移行し、08年度ま
でに PETボトル用途(国内生産のみ)の30%以上を同素材に移行する計画。ま
た、国内外の合繊メーカーおよび PETボトル用樹脂メーカーへのライセンス供
与を積極的に推進し、同技術の普及ならびに製品展開の拡大を図る。
 従来の一般的なポリエステル製造ではその用途に応じ、毒性が強く環境負荷
の大きいものが多いとされている重金属のアンチモンや、希少金属であるゲル
マニウムが PETボトルや一部の食品包装用フィルムの触媒として用いられてき
た。“ピュリティ(R)” は塩素などの有害元素を含まず、焼却処理してもダイ
オキシンなどの有害物質が発生しないポリエステルポリマーで、使用済みの製
品をリサイクルすることができる環境に優しいグリーン素材となっている。自
社開発のチタン系重合触媒を用いているため重金属を全く含まず、ポリエステ
ル製品の透明性向上やポリエステルフィルムの表面をより平坦化することが可
能となっている。
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(8/23)


■帝人テクノ
 アラミド繊維を値上げ

 帝人テクノプロダクツ(大阪市)は高機能繊維のメタ系アラミド繊維を10月
から一律 5%値上げする。原燃料価格の上昇を転嫁する。値上げは昨年 7月以
来となる。
 原油高に伴い、原料のイソフタル酸クロライドやメタフェニレンジアミンが
値上がりしている。操業・輸送コストも上昇している。製品価格は用途などに
より様々だが、産業資材向けり上げ幅は100〜150円前後。
 メタ系アラミド繊維は燃えにくい点が特徴で、産業用には焼却炉の灰を集め
るフィルターなどに使われる。衣料では消防服、作業用ユニホームが主な用途
だ。ここ5〜6年、需要が急速に伸びており、同社ではフル生産が続いている。
好調な需要を背景に値上げ浸透を目指す。
(日経 8/25)


■ソニー
 ぶどう糖で発電するバイオ電池を開発

 ソニーは、植物に含まれる栄養源である炭水化物(ぶどう糖)を酵素で分解
して活動エネルギーを取り出す生物のしくみを応用し、活動エネルギーのかわ
りに電気エネルギーを取り出して発電するバイオ電池を開発した。
 今回試作したバイオ電池は、パッシブ型バイオ電池の基礎研究成果として、
50mWの世界最高出力を達成している。また、試作したバイオ電池を使って、ウ
ォークマン(メモリータイプ)による音楽再生を実現した。
 世界最高の出力を実現するにあたっては、ぶどう糖を効率的に分解して電気
エネルギーを取り出せるよう、酵素と電子伝導を助けるための電子伝達物質を、
活性を維持した状態で高密度に電極(負極)に固定化する技術を開発した。ま
た、反応に必要な酸素を効率的に取り込めるように、電極(正極)内の水分を
適度に保つ技術を開発。これら 2つの技術に最適化された電解質を用いること
で高出力の発電が可能となった。さらに、独自のバイオ電池構造に最適化した
電解質を用いることで、電極表面に固定化される酵素の活性を効率的に引き出
せることを見出し、発電特性の大幅な向上に成功した。同社では、今回開発し
た技術を使って高出力・コンパクトのバイオ電池を試作。このバイオ電池は、
負極に接するタンクにぶどう糖溶液を滴下するだけで、溶液の攪拌は不要であ
り、酸素も外部からの自然拡散によって正極に取り込むパッシブ型となってい
る。
 ぶどう糖は地球上に豊富に存在する再生可能なエネルギー源で、ぶどう糖で
発電するバイオ電池は環境にやさしい将来のエネルギーデバイスとして期待さ
れる。同社では、今後も酵素固定化方法や電極材料の開発による発電性能や耐
久性の向上など、さまざまな要素技術の研究開発を行い、将来の実用化を目指
す方針。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200708/07-074/index.html
(8/23)


■ヤナセ
 自動車用シートクッションをテンピュール社と共同開発し販売開始へ

 ヤナセはテンピュール社と共同開発した自動車用シートクッション“TEMPUR
Car Comforter”(テンピュール カー コンフォーター)を、 全国のヤナセ
ネットワークでの限定取扱商品として9月1日より販売を開始する。
 近年の新型車にはさまざまなアジャスタブル機能を装備したシートが採用さ
れて快適性が高まる一方、さらなるフィット感を求める声が少なくなかったこ
とから、ヤナセがテンピュール社に製品化を要望したことで同製品が生まれた。
製品開発にあたっては、多種多様なシートに装着できるよう、さまざまな海外
自動車ブランドを取り扱うヤナセが実車装着テストを実施し、デザイン性や装
着方法も厳しくチェック。テンピュール素材ならではの快適性を生かした商品
に仕上げた。
 同社では、さらなる快適性、座り心地のよさを望む人や、シートと体型が合
わずクッションを敷いている人、またスポーツアスリートやマタニティなど体
をいたわる人、タクシーやトラックのドライバーなど運転業務に従事する人な
どに同製品をアピールしていく。商品の特長は以下の通り。
 (1) オープンセル(穴あきの細胞)で構成され、弾力性、通気性、復元力に
   富むテンピュール素材を採用。体温や体圧に合わせて快適なフィット感
   を提供する
 (2) 上下30cmの高さ調整可能のランバーサポート付き。体型に合わせて的確
   なポジションにセットでき、腰への負担を軽減する。クッションを取り
   外せば、背中部分をフラットにできる
 (3) 簡単に装着できる構造で車種を問わない。滑り止め付きの裏地はしっか
   り固定できて、乗降の際にずれたり外れることがない
http://www.yanase.co.jp/after/tempur.asp
(8/23)


■三菱レイヨン
 化学物質排出削減計画の07年度目標を前倒しで達成

 三菱レイヨンは化学物質の排出削減の取組みを加速する。
 07年度を目標年度とする第 3期化学物質削減計画を現在推進中。独自に取り
組んでいる物質を含めた「MRC-PRTR調査対象物質」について、06年度の総排出
量は国内外グループ含めて1,943tと、07年度目標の00年度比70%を前倒しでク
リアした。アセトンやジメチルアセトアミドなど VOC(揮発性有機化合物)で
の取組みが奏功したもの。
 同社では、今年度中に次期化学物質排出削減計画を策定するが、引き続き00
年度比70%目標を据え置き、事業拡大のなかで一段の取組み強化を図る。
(化学工業日報 8/22)


■東京都立産業技術研究センター
 塩ビ系壁紙をリサイクルする技術を開発

 東京都立産業技術研究センターなどは、ポリ塩化ビニール樹脂系の壁紙をリ
サイクルする技術を開発した、壁紙のほとんどは塩ビ樹脂とパルプ繊維を複合
した素材で、これまで両者の分離が難しかった。新技術は高い純度で分離でき、
それぞれを原料として再利用できるようにした。1〜2年後の実用化を目指す。
 この技術はリサイクル事業を手がける三喜産業(東京・千代田)、アールイ
ンバーサテック(東京・江東)と協力して開発した。
 国内では年間7億m2の壁紙が生産されており、うち9割が塩ビ樹脂を含む。塩
ビ樹脂とパルプ繊維を張り合わせたタイプが多い。たた分離が難しいことなど
からリサイクル率は1%未満にとどまっていた。
 新技術はまず2〜3cmほどに切った壁紙を、秒速150mで高速回転する粉砕装置
に入れる。内部の工具が塩ビ樹脂を直径 100〜300μm程度の微粒子に粉砕し、
パルプ繊維とある程度分離する。
 まだパルプ繊維に20%強の塩ビ樹脂の粉が含まれているため、振動を与えて
ふるいにかけたり、比重の差を利用したりしてさらに塩ビ樹脂を取り除く。最
終的に水と混ぜてかき回し、繊維の編み目の大きさを調節するなどして、塩ビ
樹脂の比率を1.5%以下まで減らす。
 回収した塩ビ樹脂はシートや床材などとして再利用できる。パルプ繊維も、
ポリエチレンテレフタレートの不織布と張り合わせて引っ張り強度や伸縮性を
高めれば、再び壁紙材料として利用できる。今後はさらにパルプ繊維中の塩ビ
樹脂の比率を低減する研究を進める方針だ。
(日経産業 8/22)


■リンテック
 自動車向け粘着製品の売上高を年率20%拡大へ

 リンテックは、自動車向け粘着製品の売上高の年率20%成長を目指す。塗装
代替フィルムやアルミホイール保護フィルムなど直接部材に重点を置き、海外
展開を強化する。10年後までに海外販売比率を倍の40〜50%にまで高める方針。
また、ドアサッシなどの黒塗装を代替するブラックアウトテープは生産能力を
倍増する。気泡が入らず貼り付けが容易という特性が評価され引き合いが活発
化しているためで、千葉工場に新設備を導入し近く本格稼動させる。顧客の省
力化に寄与する貼り付け技術・装置などの提案を併せて行うことで採用拡大を
図る。
(化学工業日報 8/23)


■デュポン
 韓国・蔚山でナイロンコンパウンド増産

 デュポンはアジア地域におけるエンプラの生産体制を強化する。この方針か
ら、自動車や電子産業を中心に需要が増大しているナイロン6 および同66“ザ
イデル”(商品名)のコンパウンド能力を韓国・蔚山で増強し、年産2万t体制
にした。
 同社はシンガポールでポリイミドパーツ“ベスペル”(同)のブランドや高
機能ナイロン樹脂“ザイテルHTN”(同) の重合工場を建設するプロジェクト
を進めている。一連の投資でアジア地域のエンプラ供給基盤を大幅に拡充する
ことになる。
(化学工業日報 8/23)


■三菱化学エンジニアリング
 VOC分離膜設備を展開

 三菱化学エンジニアリングは、樹脂生産時などに発生する VOCガスを分離す
る膜設備事業に進出する。オフガス中に含まれる未利用のエチレン、プロピレ
ンなどを効率よく回収し再利用できるもので、このほど三菱化学グループ2社
のポリオレフィン設備に第一弾の納入が決定した。
 同社が事業化するのは「メンブレン・セパレート・ユニット(MSU)」 と呼
ばれる膜装置事業。中国の大連欧科が開発したユニットを商社のハイケム(東
京・千代田区)を通じて輸入、システム化して特許とエンジニアリングを行う。
特許を保有している日東電工と通常実施権承諾契約を締結して国内展開に乗り
出す。展開するユニットは、独GKSSの膜シートを使ったスパイラルモジュール
を中核とするもので、排ガス自体の圧力を利用してこのモジュールにガスを通
過させ、膜によって窒素などとエチレンなどの炭化水素ガスとに分離するシン
プルな構造である。
 樹脂設備などから発生するオフガスは、従来は燃焼するか深冷分離、 PSAな
どの大型設備で回収するしかなかった。PSAと比べこの装置は建設費は1/1.5、
メンテナンス費は1/7、スペースは1/24で済み、動力不要で電力コストは0。投
資負担が少なくランニングコストに優れた回収・再利用が可能となる。原料の
有効活用による収率向上とともに、排ガス削減を通じた環境負荷の低減を同時
に実現する。膜分離によるオフガス対策の実用化は、海外では普及しているも
のの日本では初めてという。
(化学工業日報 8/28)


■慶応義塾大学
 「クモの糸」量産技術を開発

 慶応義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の学生が、たんぱく質の
合成で「クモの糸」大量生産する技術を開発、事業化に向けて会社設立の準備
を進める。クモ糸は次世代のバイオ繊維として注目される素材で、学生らは年
内にも起業を終え、3年後をメドに実用化段階に入りたい考えだ。
 開発したのは同研究所の博士課程 1年生、関山和秀氏。人工合成に適した微
生物を見つけ、組成時の制御技術を確立した。新会社は関山氏を代表に先端生
命化学研や、インキュベーション組織である 慶応大SIVアントレプレナー・ラ
ボラトリー(神奈川県藤沢市)のメンバーらが中心となって立ち上げる予定。
 クモ糸は化学繊維に代わる新素材で、軽量で強度に優れ、伸縮性や耐熱性も
ある。応用範囲は広く、医療用資材や衣料、FRP に加工して自動車や航空宇宙
産業にも実用化が期待されている。
(日経産業 8/28)


■大日本インキ
 中空糸膜を使ったIJプリンター向け脱気モジュールを開発

 大日本インキ化学工業は、中空糸膜を使った産業用のインクジェットプリン
ター向け脱気モジュールを開発した。普及が進むIJプリンターは、インクが流
れるノズルを塞ぐ気泡の除去が大きな課題で、同社は半導体製造装置などに使
用している既存モジュールを改造し、大きさとインクを流す圧力を 1/100にし
てプリンターへの採用を可能にした。千葉工場で量産し、2010年に約 5億円の
売り上げを目指す。
 同社の中空糸膜はポリ-4メチルペンテン1 と呼ばれるポリオレフィン系の樹
脂を使用した繊維で、外径200μm前後のストロー状。表面に薄い特殊な層を形
成させ、中空部分を通った液体の漏れを防ぎながら液体内の気泡を除去できる。
これまで超純水やレジスト現像液の脱気・脱泡に使用されてきた。同社が開発
した小型モジュールは束ねた中空糸を組み込み、毎分10ccのインクが処理でき
る。部品点数を見直すなどして小型化、中空糸の巻き方も改良し、低い圧力で
インクを流しても十分な脱気が可能になった。
(日経産業 8/28)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■コンパニーア・プロヴィデンシア社(ブラジル)
 競合企業のイソフィルメ社を買収

■フロイデンベルク社(アルゼンチン)
 バイコンポーネント繊維の合弁企業を設立

■フレッスナー社(ドイツ)
 サニタリー/医療用に、蒸気を利用したウェブ結合の新技術を開発

■ファイバーウェブ社(米国)
 サウスカロライナ州グレーコート工場ポリエステル製スパンボンドラインの
稼働を停止、マサチューセッツ州の綿繊維漂白事業を売却

■マン・ウント・フンメル社(ドイツ)
 自動車用フィルターメーカー、マン+フンメル社が次世代型ナノファイバー
キャビンエアフィルターを開発

■コヴィディエン社(米国)
 ニューヨーク、バミューダの両証券取引所に上場し、独立企業として取引を
開始

■ペガス・ノンウーヴンズ社(チェコ)
 主要株主のパンプローナ・キャピタル・パートナーズ社が、プラハ、ワルシ
ャワの両証券取引所でペガス社株の43.4%にあたる400万株を780コルナで売却

■オンテックス社(欧州)
 債務の再編成が完了し、ヘルスケア事業を保持

■プレイテックス・プロダクツ社(米国)
 エナジャイザー社がプレイテックス社を19億ドルで買収

■米国
 米国国際貿易委員会の決定により、北米自由貿易協定(NAFTA)加盟の米国、
カナダ、メキシコ間で、レーヨン素材のワイパー、タンポンの輸入関税を撤廃

■キンバリー‐クラーク社(米国)
 欧州、発展途上国での2ケタ成長により、第2四半期の売上が前年同期比8%
増の45億ドル、収益が22%増の4億6,180万ドルに

■テサルカ社、テクソール社(欧州)
 スペインのスパンメルトメーカー、テサルカ社とイタリアの穿孔加工業、テ
クソール社が、トップシート用不織布、不織布‐フィルム複合素材の共同開発
・生産へ

■欧州
 相次ぐプロピレン、ポリプロピレン工場における生産停止により、ポリプロ
ピレン価格が引き続き上昇。レーヨン価格も増加。ポリエステル価格はこの 6
ヵ月で初めて低下

■エルスナー・エンジニアリング・ワークス社(米国)
 体操用マットなど厚さ 1.5〜10mmの重量マット製品用コアレス自動リワイン
ダーを発表

■エリコン・ノイマグ社(ドイツ)
 エアレイド事業をデンマークの 旧M&Jフィブルテック社からドイツのノイミ
ュンスターのノイマグ社本社に移動

■セージ・プロダクツ社(米国)
 ニードルパンチメーカー、セージ社が、ヘルスケア製品購買グループ、アメ
リネット社と不織布製ウォッシュクロス、シャンプーキャップ、クリーニング
ワイパーに関する3年間の単独契約を獲得

■マン+フンメル社(チェコ)
 ドイツの自動車用フィルター加工業者、マン+フンメル社が、チェコ工場を
9,000m2拡張


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■大王製紙
 キッチンペーパーとキッチンタオルの新製品を発売

 大王製紙は、使いたいときに片手でさっと取り出せるシートタイプのキッチ
ンペーパー“エリエールラクらクックキッチンペーパー”(300枚・150組)を
9月21日より、揚げ物の余分な油を強力吸収できる“エリエールカロリーライ
トキッチンタオル” (50カット・2ロール入)を10月1日にそれぞれ新発売する。
 “エリエールラクらクックキッチンペーパー”は、「調理で忙しいときに、
両手を使わないとシートを切り取れない」「かさばるので置き場所に困る」
「パッケージがおしゃれじゃない」といったロールタイプのキッチンタオルに
対する不満を解消した、シートタイプのキッチンペーパー。一方、“エリエー
ルカロリーライトキッチンタオル”は、カロリー吸収量計算で2 倍(※同社品
比、同社調べ)の油を吸収できるキッチンタオルで、「健康は気になるけれど、
揚げ物は食べたい、食べさせたい」という消費者ニーズに応えた商品。商品の
特長はそれぞれ以下の通り。
“エリ エールラクらクックキッチンペーパー”
 (1) シートがティシューのようにポップアップで取り出せるので切り取る手
   間がかからず、使いたいときに使いたい量を片手でさっと取り出せる
 (2) 置き場所に困らないコンパクトサイズで、水にも強いビニールパッケー
   ジ
 (3) 濡れても破れにくい丈夫なシートで、ちょっとした拭き取りを始め、フ
   ライパンの汚れ落としのようなハードな拭き取り用途まで幅広く使用で
   きる
 (4) キッチン空間を楽しくする、キッチン雑貨を意識したポップなデザイン
   を採用
“エリエールカロリーライトキッチンタオル”
 (1) 厚手で低密度なシートを新開発。繊維の隙間に揚げ物の油をしっかり取
   り込み吸収する
 (2) 油をすばやく拡散できる、ナチュラルリーフエンボス
 (3) 油をシート内に引き込み、拡散を一層促進する油剤シート加工を採用
http://www.daio-paper.co.jp/newsrelease/index.html
(8/21)


■大王製紙
 トイレットティシュ、トイレクリーナーなどの新製品を発売

 大王製紙は 9月21日、上品で落ちついたトイレ空間を演出する“エリエール
トイレットティシューナチュラルプリント”、温水洗浄トイレット使用時の水
分吸収に最適な“エリエールシャワートイレ用”(リニューアル)、環境への
配慮をコンセプトとした “エルフォーレ トイレクリーナー”を、また10月21
日には、やわらかくなめらかな肌触りと生活空間を彩るデザインが好評のティ
シュペーパー“エリエールティシューキュート”(リニューアル)をそれぞれ
新発売する。商品の特長はそれぞれ以下の通り。
“エリエールトイレットティシューナチュラルプリント”
 (1) 優雅な高精度デザインエンボスに、落ちついた印象を与えるリーフ柄の
   デザインを施した。エンボスとプリントのデザインを活かす淡い黄色の
   シートに仕上げ、今までにない上品で安らぎを感じる雰囲気を演出
 (2) 同社独自の製法により、ふっくらとかさ高い紙質に仕上げた(ピュアパ
   ルプ100%)
 (3) 爽やかな森林の香り。
“エリエールシャワートイレ用”
 (1) 3枚のシートを重ねてできる2つの空気層がしっかり水分を引き込みたっ
   ぷり吸収し、空気層のクッション効果でふっくらやわらかく肌をやさし
   く包む
 (2) シートのしっかり感はそのままに、柔らかさがさらにアップ
 (3) 140カットから180カットに大幅増量
 (4) 表面の細かなエンボス加工で、敏感になった肌にもやさしい肌触り
“エルフォーレ トイレクリーナー”
 (1) 環境に配慮し、リサイクルパルプを中にはさんだ3層構造シートで、拭
   き取り性能を維持しながらバージンパルプの使用量を33%減らした
 (2) チャック付のパッケージで本体容器なしでもシートの潤いを保持
 (3) さわやかなグレープフルーツの香り付き
“エリエールティシューキュート 160W5P5”
 (1) 色彩豊かで華やかなフラワーアレンジメントのパッケージデザインに一
   新
 (2) フェイシャル用途に適したソフトでやさしい肌触り
 (3) 大きな取り出し口に再設計し、ポップアップが簡単に
 (4) 裏面にはくらしを楽しくする「花言葉」つき
http://www.daio-paper.co.jp/newsrelease/index.html
(8/21)


■大王製紙
 紙おむつ、おしりふき、生理用ナプキンなどの新製品を発売

 大王製紙は 9月21日、可愛い動物型容器で楽しいおむつ替えを提案する“グ
ーン 肌にやさしいおしりふき(本体・詰替え)”、 わかりやすさと使いやす
さを追求した大人用紙おむつ“テークケア やわらか安心パンツ(男性用/女性
用)・ぴったり安心パンツ・パンツにぴったりパッド” (リニューアル)、安
心感を追求した生理用ナプキン“elis(エリス)ウルトラガード(さらさらタ
イプ・ふわふわタイプ)”シリーズ(リニューアル)を、さらに11月21日には、
やわらかさで好評のベビー用紙おむつ “グ〜ンスキップパンツ ビッグより大
きいサイズ(男の子用/女の子用)”(リニューアル)を新発売する。商品の
特長は以下の通り。
“グーン 肌にやさしいおしりふき”(本体70枚、詰替70枚×3P)
 (1) 可愛らしい動物型本体容器を採用。高気密機構で、シートの潤いを長時
   間保つ
 (2) パラベン無配合で赤ちゃんのお肌にやさしい。水分たっぷりで凹凸のあ
   る柔らかシートで、こすらなくても汚れをかきとれる
“テークケア やわらか安心パンツ(男性用/女性用)・ぴったり安心パンツ・パ
ンツにぴったりパッド” (リニューアル)
 (1) あて方マークの採用で、マークを合わせるだけで初心者でも正確・簡単
   にパッドをパンツへ付けやすくなった
 (2) ウエスト回りの強度アップで、長時間の使用やパンツの急な引き上げで
   も破れにくく、初心者でも安心して使いやすい(やわらか安心パンツ・
   ぴったり安心パンツ)
 (3) ぴったり安心パンツの吸収スピード・さらっと感を改善することで、介
   護初心者でも不安を感じさせないパンツに
“elis(エリス)ウルトラガード(さらさらタイプ6種・ふわふわタイプ2種)”
 (1) “ウルトラガードDX360 羽つき さらさらタイプ”には、さらさらのシ
   ルクタッチシート採用。シートの凹凸の高低差を大きくし、肌との接触
   面積を減らすことにより、肌へのはりつきや経血吸収後のベタつきを防
   ぐ
 (2) “ウルトラガードDX360 羽つき ふわふわタイプ”には、なめらかなカ
   シミヤタッチシートを採用。同社従来の不織布に使われている繊維より
   約30% 細い繊維を使い、なめらかな表面素材にした。ふわふわ感とさら
   さら感を兼ね備え、ベタ付かず心地良いやわらかさが続く
 (3) からだのくぼみに入り込み、隙間をうめて伝いモレを防ぐ 「3D 立体吸
   収体」のやわらかさとクッション性をアップ(共通)
 (4) ハイパワーフィットギャザーが、ナプキンを持ち上げてからだにフィッ
   トさせ、横モレをしっかりガード(共通)
http://www.daio-paper.co.jp/newsrelease/index.html
(8/21)


■ユニ・チャーム
 敏感肌にやさしい生理用ナプキン“ソフィ はだおもい(R) ”を新発売

 ユニ・チャームは、生理用ナプキン“ソフィ はだおもい”(羽なし24枚、
羽つき20枚、夜用10枚)を9月26日から全国にて新発売する。
 同製品は従来の「不織布」や「メッシュ」とは異なる、20年ぶりに開発され
た新しい表面素材「ふんわりなみなみシート」(FCLシート) を採用し、かゆ
み発生の一因となる経血が肌につく量を10分の1 までカットした。これまで生
理用ナプキンは主に「モレない」快適性を求め、長さ・厚さ・形状・羽つき・
サイドギャザーなどの改良が施され、経血のモレに対する機能が強化されてき
たが、最近では多くの女性が生理中のモレよりも「かゆみ・カブレ・べたつき」
などの肌トラブルに悩んでいることが明らかになってきた。これに対し、同社
は生理中のかゆみの一因が経血そのものにあることに着目し、新しい表面素材
の研究に取り組んできた。商品の特長は以下の通り。
 (1) 「ふんわりなみなみシート」の溝部分にできた開口から経血が速やかに
   吸収され、ナプキン下層へと経血を引き込む。また、隆起した部分が低
   密度になっていて、表面に残った経血を高密度のナプキン下層へすばや
   く吸収。これにより、表面に残る経血を10分の1 に減少、生理中のかゆ
   み発生の一因といわれている経血が、肌につきっぱなしになるのを防ぐ
 (2) 表面のなみなみ構造がこすれ刺激を低減して、敏感肌にもやさしい肌触
   り
 (3) なみなみ構造がナプキン表面の空気の透過量を 2倍にし、湿気を逃がし
   て汗まで吸い取り、嫌なムレを抑える
http://www.unicharm.co.jp/company/news/
(8/23)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■2007分析展
 きょうから開催

 さまざまな分野に貢献する分析技術に関して日本最大規模で開催される総合
展示会「2007分析展(第45回)」が8月29〜31日の3日間、幕張メッセ国際展示
場にて開催される(主催;日本分析機器工業会)。さらに 280テーマ以上とな
る「新技術説明会」や、「JAIMAコンファレンス」「東京コンファレンス」 な
どもあわせて開催される。
「分析が拓く技術の扉」(Analysis, leading the way with new technology)
をキャッチフレーズに出展は 900小間を予定しており、基礎から最先端・最新
の分析技術、環境分野からライフサイエンスと、さまざまな分野に貢献する分
析技術が一同に会する。
http://www.jaimashow.jp/outline/index.html



■繊維リサイクル技術研究センター
 第6回講演会を10月2日に京都で開催

 京都工芸繊維大学の繊維リサイクル技術研究センターは10月2日、同大学3号
館において「新たな観点で繊維リサイクルを考える」をテーマに第 6回講演会
を開催する。
 講演内容は下記の通り。参加費は無料。
 (1) 「美術とリサイクル−新しい価値の創造−」並木誠士氏(プロジェクト
   研究員;京都工芸繊維大学造形工学部門 教授)
 (2) 「植物の炭素吸収について;植物原料およびプレミアム・クレジット」
   大沼あゆみ氏(慶応義塾大学経済学部教授)
 (3) 「サステナブルなケミカル資源の方向性とその活用」鈴岡章黄氏(京都
   工芸繊維大学繊維リサイクル技術研究センター特任教授帝人グループ執
   行役員)
http://www.kit.ac.jp/01/topics/2007/6kouenkai070824.pdf


■日本繊維学会
 テキスタイルカレッジなどを9〜10月に大阪で開催

 日本繊維学会では大阪科学技術センターにおいて、 9〜10月にかけてテキス
タイルカレッジなどを開催する。日時や内容など詳細は下記の通り。
〔9月28日〕テキスタイルカレッジ―産業資材用繊維の基礎と応用
 (1) 「TECHTEXTIL フランクフルト展にみる産業資材の最新動向」米長粲氏
   (ITS Mediaservice)
 (2) 「防護衣料に用いられる高機能繊維」和田典子氏(帝人テクノプロダク
   ツ)
 (3) 「耐震技術と繊維材料」柳原純夫氏(奥村組)
 (4) 「電磁波障害対策への繊維の応用」高木進氏(セーレン)
〔10月4、5日〕テキスタイルカレッジ―化合繊の基礎と最新の技術
 (1) 「化合繊概論」山崎義一氏(山崎繊維技術士事務所所長)
 (2) 「合成繊維のモノマー、重合、ポリマー、化学改質」小長谷重次氏(名
   古屋大学大学院教授)
 (3) 「合成繊維の繊維化プロセス、構造と物性の関係」石原英昭氏(龍谷大
   学RECフェロー)
 (4) 「再生セルロース繊維」中島千恵氏(旭化成せんい 商品科学研究所)
 (5) 「スーパー繊維とその用途展開」大田康雄氏(東洋紡績 総合研究所所
   長)
 (6) 「合成繊維の高次加工―糸加工、製布」藤田隆嘉氏(日本繊維技術士セ
   ンター)
 (7) 「合成繊維の高次加工―染色加工」峯村勲弘氏(日本繊維技術士センタ
   ー)
 (8) 「特化化合繊の開発動向」原田隆司氏(御幸毛織 技術顧問)
〔10月12日〕創立60周年記念式典(記念講演会)
 (1) 「経済産業省の産業人材施策について」吉見庄司氏(近畿経済産業局 
   地域経済部 産業人材政策課課長)
 (2) 「事業転換の歴史と技術戦略」坂元龍三氏(東洋紡積 代表取締役社長)
 (3) 「繊維機械に想う」村田純一氏(村田機械 代表取締役会長)

〔問合せ先〕
 テキスタイルカレッジ;日本繊維機械学会テキスタイルカレッジ委員会
 創立60周年記念式典;日本繊維機械学会
 いずれもTEL 06-6443-4691、FAX 06-6443-4694


■日本プラスチック日用品工業組合、NPO法人ガーデンを考える会
 「ジャパン・ハウスウェア・トレードショー2007」「ジャパンガーデンショ
 ー2007」を10月3・4日、東京ビッグサイトにて開催

 10月3・4日の両日、東京ビッグサイトにて開催予定の国内最大級の家庭用品
総合見本市「ジャパン・ハウスウェア・トレードショー2007(JHT)」 (主催
;日本プラスチック日用品工業組合)と、ジョイント開催の「ジャパンガーデ
ンショー2007」(主催;NPO法人ガーデンを考える会、メッセリンクス) の開
催概要が発表された。両展示会は今回初となるジョイント開催で、ハウスウエ
アとガーデン(家庭園芸)の相乗効果により、新規チャンネル獲得のチャンス
をねらう考え。
 JHTは出展者数 49社・141小間( 8/23現在)で、展示カテゴリーを「キッチ
ン」「バス・トイレ」「UD・介護・健康・防犯・防災」「新素材・新技術」な
ど 7つに分類し、来場者が分かりやすいよう工夫する。また、新製品やロング
セラー商品など出展各社おすすめのベスト製品を展示する「THE BEST OF JHT」
コーナーや、JPMによる安全・安心マークのパネル訴求など4つのコーナーも設
置する。
 一方、「ジャパンガーデンショー」は昨年までの10年間「ジャパンガーデニ
ングフェア」として開催を続けてきたが、ビジネスショーとしての役割を特化
させるべく、今回より展示会名を一新しての開催となる。メインテーマを「My
ポタジェ」 として新しいガーデンライフを提案、会場中央にはテーマガーデ
ンを設置し、来場者にアピールする。出展対象は、植物や用土・肥料・薬品、
緑化資材やエクステリアなど9分野。出展者数は180社を目標としている。
(8/23)


■ギフト・ショー秋2007
 9月4〜7日に開催

 日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市である「第64回東京イ
ンターナショナル・ギフト・ショー秋2007」が9月4〜7日の4日間、東京ビッグ
サイト全館にて開催される(主催;ビジネスガイド社)。『“グローバル化時
代”世界の逸品と日本固有の文化との競演』をテーマに約2,200 社が出展し、
生活者のライフスタイルに対応する新製品を主体に展示を行う予定。ステーシ
ョナリー、ファンシー&ホビー、ホームファニシングを始め、ペットグッズ、
IT関連&エンターテインメントグッズ、福祉・介護用品、防災・非常用品など、
多岐に渡るアイテムが展示・紹介される予定。
 出展内容はヤングファッション&キッズスタッフフェア、ベビー&キッズコ
ーナー、ステーショナリー&ペーパーグッズフェア、コレクション&メイキン
グホビーフェア、アクティブデザイン&クラフトフェア、アクティブデザイン
コーナー、ほか多数
http://www.giftshow.co.jp/tigs/64tigsinvitation/outline.htm


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