NONWOVENS REVIEW On-Line No.267
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007.10. 1☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■日本化学繊維協会/「内外の化繊工業の動向(2007年第2四半期)」を発表
■旭化成メディカル/ウィルス除去フィルター“プラノバ”の組立工場増設が
 竣工
■旭化成ケミカルズ/世界最速性能の「リン吸着剤」開発に成功
■トヨタ紡織/国内子会社6社の事業再編を発表
■日本バイリーン/北米の自動車フロアマット事業3社を統合
■アキレス/日射の温度上昇を抑制する暗色系遮熱シートを開発
■ユニチカ/ビニロン繊維を3割増産
■群栄化学工業/高機能繊維“カイノール”を増産
■日清紡/「危機管理産業展2007」に高機能繊維素材“ガイアコット”を出展
■繊維評価技術協議会/光触媒利用で認証制度
■花王/かぶれ予防など肌対策の生理用品を強化
■小松精練/撥水・透湿・防水機能と柔軟性を両立させた布地加工技術を開発
■三井金属・住友金属鉱山・JOGMEC/ニッケル水素電池から希少金属を回収す
 る技術を共同開発

<海外ニュース>
■米国デュポン社/ケブラー(R)の生産能力拡大で5億ドルの投資計画を発表

<製品開発>
■旭化成ホームプロダクツ/耐久性に優れ水切れのよい独自構造のキッチンス
 ポンジを開発
■花王/蒸気で目を温める“めぐりズム蒸気でホットアイマスク”を新発売
■日本トイザらス/世界初・スヌーピー起用のベビー用紙おむつをリニューア
 ル発売
■小林製薬/おりものシート“サラサーティSARA・RI・E(さらりえ) ”特別仕
 様で新発売
■ユニ・チャーム/“シルコットウェットティッシュ アルコール除菌ウェッ
 トタオル”新発売
■ユニ・チャーム/男性向けの軽い尿もれ専用パッド“ライフリー メンズガ
 ード(R)スリム”を新発売
■クラレ、レナウン/レナウンのメンズ基幹ブランドからクラレの高級人工皮
 革使用のダウンコートを発売

<催 事>
■日本繊維機械学会/「創立60周年記念式典」を10月12日、大阪科学技術セン
 ターにて開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本化学繊維協会
「内外の化繊工業の動向(2007年第2四半期)」を発表

 日本化学繊維協会は「内外の化繊工業の動向(2007年第2四半期)」をまとめ、
その概要を発表した。
 それによると、国内需要(化繊)は衣料用では「レギンス(スパッツ)」の
流行、アウター分野に使用される高密度織物の輸出需要など明るい要因はあっ
たものの、全体では力強さに欠けた。家庭・インテリア用では、自動車関連は
乗用車の好調な輸出に支えられ堅調だったが、生産台数、国内販売台数ともに
一時の勢いを失いつつあり先行きが懸念される。寝装関連、インテリア関連は
総じて厳しい状況で、産業資材用では自動車関連はエアバッグが堅調、またタ
イヤコードは特殊車両用大型タイヤ需要が堅調だったが、主力の乗用車用は勢
いを失いつつあった。建築関連は依然低調で、不織布に関しては車両資材・生
活資材などが順調に推移していた。
 繊維の国内生産(4〜6月平均、2000=100)は前年比 3.8%減の 61.5 だった。
うち化繊は0.1%増の73.6と下げ止まったものの、紡績は8.3%減の42.1と減少
を続けている。また 6月末在庫は、化繊は前期比2.6%減の 70.5、一方紡績は
3.4%減の42.3 とともに減少したことにより、繊維全体でも1.8%減の64.2とな
った。
 化繊生産は30.2万t(前年比0.1%減)とほぼ横ばいだった。うち合繊は26.4
万t(同0.2%増)とわずかながら00年第2四半期以来7年振りの増加となったが、
セルロース繊維は3.8万t(同2.1%減)と3期振りの減少となった。品種別では、
主力合繊四品種ではアクリルSのみが 7.6%の増加となった。セルロース繊維で
は、レーヨンSは世界的なレーヨンブームにより10.3%増と引き続き好調、また
キュプラfも 2.8%と増加したが、アセテートf(同6.7%減)、S(同7.5%減)が
減少した。
 化繊輸出(繊維原料〜 2次製品)は19.0万t(前年比3.2%増)となった。レ
ーヨンSは引き続き米国が前年比8.5倍になるなど、韓国、トルコ向けの好調に
より4.0倍の 2,964tと大幅に増加した。合繊ではナイロンF 0.4%減、ポリエス
テルF9.0%減、ポリエステルS 3.1%減、アクリルS 0.2%減と主力 4品種は減
少したが、ビニロンSは36.7%(4,558t)と大幅に増加した。合繊紡績糸は28.4
%の大幅減、合繊織物は長繊維織物が0.3%増、短繊維織物は3.4%増とともに
増加。また合繊不織布もフィラメントが16.0%増、ステープルが27.3%増とと
もに増加した。
 海外の繊維産業の状況については、アジアでは中国が引き続き拡大を続けて
いる一方、韓国・台湾は厳しい状況が続いている。米国は国内紡織工業の低迷、
製品輸入の増加などにより引き続き低迷し、欧州は域内需要の減速や輸入の増
加などにより、全般に停滞感が 強まっている。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/shihanki/shihanki2007-2q.pdf
(9/25)


■旭化成メディカル
 ウィルス除去フィルター“プラノバ”の組立工場増設が竣工

 旭化成メディカルでは、約 7億円を投じ06年10月より着工していた宮崎県延
岡市でのウィルス除去フィルター“プラノバ”の工場増設がこのたび竣工した。
これによりプラノバの生産能力は現在の倍増となる年産4万m2となり、同社で
は2010年度に80億円(06年度の5割増)以上の販売を見込む。
 プラノバは銅アンモニア法再生セルロースを原料とした中空糸型ウィルス除
去フィルターで、世界のバイオ医薬品の製造工程で使用されている。ウィルス
除去用に設計された世界初のフィルターとして、1989年の発売以来、日本を始
め世界の国々で生物学的製剤の製造工程に導入され、優れた性能と品質に各方
面から高い評価を得ている。近年、生物学的製剤のウィルス安全性に対する要
求が高まっていることに加え、モノクローナル抗体を中心としたバイオ医薬品
の開発が盛んになってきていることから年々需要が増加し、今後も需要増が継
続すると予想されている。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2007/me070914.html
(9/14)


■旭化成ケミカルズ
 世界最速性能の「リン吸着剤」開発に成功

 旭化成ケミカルズは、水環境の悪化の要因となっているリンを、世界最速の
スピードで除去できる画期的「リン吸着剤」、および同吸着剤で除去したリン
を資源として回収できる「リン吸着・回収システム」の開発に成功した。この
技術は世界的な水環境問題やリン資源問題の解決に対する貢献が期待され、同
社ではこの技術を重点戦略事業である膜・水処理事業の技術の柱の一つとする
計画。
 同社の新「リン吸着剤」は球形の粒の表面と内部に数ミクロンの孔とサブミ
クロンの孔を持つ多孔構造を有しており、排水中のリン酸イオンなどのリン成
分を高速かつ低濃度まで吸着することができる。リン選択性が高いため、排水
のように種々の不純物が含まれる場合でも、回収されたリン酸塩は純度が高く、
肥料などのリン資源として使用することができる。また、「リン吸着・回収シ
ステム」は吸着・脱着・回収の 3工程から構成されており、生活排水や産業排
水、さらには湖沼などの水域からのリン除去への適用が考えられ、高速でリン
を除去できるため、システムもコンパクトで低コスト化が可能となる。
 同社は現在、日本下水道事業団との共同研究において、下水 2次処理水から
のリンの除去および回収を目的に08年度完了の予定で実証パイロット運転を実
施しており、日本の下水処理場への展開が期待されている。さらに、米国や中
国・アジアへの市場開拓も同時に進めている。同社では「マイクローザ」の膜
分離技術を組合わせた複合商品としてのビジネス展開を計画しているほか、リ
ン以外の吸着にも展開可能なことから、従来の膜分離技術と今回の吸着技術を
コア技術として、膜・水処理事業を強化・拡大していく計画。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2007/ch070919.html
(9/19)


■トヨタ紡織
 国内子会社6社の事業再編を発表

 トヨタ紡織は、総務・福利厚生、物流、建築・営繕、人材派遣などの業務を
行う国内子会社6社の事業を10月1日付で再編し4社に統合する。
 同社は04年10月の合併以降、国内外の生産体制の最適化や業務プロセスの改
革を進めてきたが、今回の子会社の再編によりさらなる効率化と専門性を活か
した業務運営を進め、トヨタ紡織グループ全体の事業の効率化と拡大をはかる
考え。再編の概要は以下の通り。
 (1) 福利厚生と保安警備の「エーアールサービス」(愛知県豊田市)と「ア
   イホー」(愛知県刈谷市)を合併、「TBコーポレートサービス」(愛知
   県豊田市、トヨタ紡績・高岡工場内)とする
 (2) 物流会社の「ティービーサービス」(岐阜市柳津町)と「TBトランスポ
   ート」(愛知県豊田市)を合併、「TB物流サービス」(岐阜市柳津町、
   トヨタ紡績・岐阜工場内)とする
 (3) 建築設備などの「グリーン化成」(愛知県豊田市)は「TBテクノグリー
   ン」(同)に社名変更し、一部業務をTBコーポレートサービスに移管
 (4) 採算や教育業務の「TBクリエイトスタッフ」(同、トヨタ紡績・高岡工
   場内)の給食業務などをTBコーポレートサービスに移管
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07092501.pdf
(9/25)


■日本バイリーン
 北米の自動車フロアマット事業3社を統合

 日本バイリーンは、連結子会社である北米の自動車フロアマット事業会社の
3社を1社に組織再編する。再編実施期日は08年1月1日の予定。
 会社組織形態を簡略化する事が目的で、北米の自動車フロアマット工場(カ
リフォルニア工場、テネシー工場)を運営している以下の「VIAM(バイアム)」
グループ3社を1社に統合する。存続会社となるVIAM Manufacturing.Inc. の本
社は実態に合わせ、現在のカリフォルニア州からテネシー州へ移転する。
 08年 3月期の業績への影響については、連結子会社同士の組織再編であり、
影響はないとしている。また実質的な事業運営においても大きな変更はない。
〔合併する当事会社〕
VIAM Manufacturing.Inc. 所在地カリフォルニア州、従業員89名
VIAM (TN)Limited Partnership 所在地テネシー州、従業員311名
VIAM Management(CA).Inc. VIAM (TN)Limited Partnershipへの出資会社
〔再編後の子会社の概要〕
 (1) 商号 VIAM Manufacturing.Inc.
 (2) 事業内容 自動車用フロアマットの製造販売
 (3) 本店所在地 87 Park Tower Drive, Manchester, TN 37355 USA
 (4) 代表者 松本隆司
 (5) 資本金 17,600千USドル
 (6) 決算期 12月31日
 (7) 当社持株比率 VIAM Holding.Inc.(当社100%子会社)100%
(9/27)
http://www.vilene.co.jp/news/list/img/newsp_n526.pdf#


■アキレス
 日射の温度上昇を抑制する暗色系遮熱シートを開発

 アキレスは、日射による温度上昇を抑制する暗色系遮熱シートを開発した。
 このシート“アキレスサーミオンクール-dc”は、 近赤外線透過性特殊黒色層
と高反射白色層の 2重構造となっており、暗色系でありながら太陽の熱線を効率
よく遮蔽するのが特徴。従来の暗色系シートに対し最大で19℃低減することが可
能。同社では、車両内装材の PVCレザーやポリウレタン合成皮革などに応用展開
していく。
(化学工業日報 9/21)


■ユニチカ
 ビニロン繊維を3割増産

 ユニチカは、アスベスト(石綿)代替品として需要が見込める合成繊維ビニ
ロンの出荷を拡大する。建材メーカー各社がセメントの補強材として石綿の代
わりにビニロンを使い始めているため。
 08年10月をめどに坂越事業所(兵庫県赤穂市)に新設備を導入し、年間生産
量を現在の1万tから1万3,000tへと3割高める。投資額は20億円。今後は補強材
向け出荷を8,000tに増やし、ビニロン全体の売上高も現状の年60億円から80億
円へと拡大させる計画。
 同社のビニロン生産能力増強は18年ぶり。新設備には従来品より太く長くて
強度が約 1割高い繊維を作れる機能をもたせ、輸入品などに対する競争力を高
める。
 ユニチカはクラレとともにビニロンの大手だが、内需は年1万4,000t と低迷
している。ユニチカは石綿代替品の普及が遅れている東欧、東南アジアなどへ
の輸出も始め、事業をてこ入れする。
(日経産業 9/20)


■群栄化学工業
 高機能繊維“カイノール”を増産

 群栄化学工業は、フェノール樹脂系の高機能繊維“カイノール”の生産体制を
拡充する。現有能力の倍以上となる年産1,200t体制を視野に、30億円前後を投じ
本社工場(群馬県高崎市)の隣接地に新工場を建設、第1段階として08年5月をめ
どに年600t規模の設備を稼動させる計画。
 これまで生産を行ってきた高崎工場(約500t)は安定供給力確保のため新工場
と並行稼動させた後、同年10月までに閉鎖する。生産効率化などを図る新工場に
生産集約することでコスト競争力を高めながら、防護衣料用途など拡大する需要
に応えていく。
 “カイノール”(ロボノイド繊維)は、宇宙ロケットにも使われる高機能繊維。
有機繊維のなかで最高レベルの難燃性・防炎性を持ち、炎にさらされても有害な
煙が発生せず形状を保ちながら炭化する。強酸や有機溶剤に優れた耐性を発揮し、
高温水蒸気による劣化も極めて少ない。またカイノールからは柔軟性に富む炭素
繊維、高い吸着性をもつ活性炭繊維が容易に得られ、織物やフェルトなどへの加
工も容易である。群栄化学が世界唯一のメーカーで、消防服や防災頭巾、ガスケ
ット、ブレーキライニング、ケーブル難燃被覆材など向けのほか、除電材・電極
材、溶剤回収ユニット、高性能キャパシターなど幅広い用途で採用実績をもつ。
特に航空機・車両のファイヤーブロッキングレイヤー(FBL)、溶剤回収向けに内
外で旺盛な引き合いが続いている。
(化学工業日報 9/21)


■日清紡
「危機管理産業展2007」に高機能繊維素材“ガイアコット”を出展

 日清紡は10月17〜19日の 3日間、東京ビッグサイトにて開催される「危機管
理産業展(RISCON TOKYO)2007」に、高機能繊維素材“GAIACOT(ガイアコット)”
を出展する(同社ブース;バイオセーフティー対策ゾーン 西2ホール 2D-54)。
同素材を使用したウェアやマスクなどのアイテムは、災害時の衛生環境確保、
新型インフルエンザ対策における従事者および対象者の安全性向上などに効果
を発揮する。
 ガイアコットはバインダー不使用で、コットン繊維内部にゼオライト結晶を
合成させたシート状ゼオライト。ゼオライトのイオン交換能により金属イオン
を導入し、高い抗菌効果、ウイルス感染力抗制効果、ならびに消臭効果を同時
に発揮する高機能素材となっている。
http://www.nisshinbo.co.jp/press/pdf/070925_caiacot-riscon.pdf
(9/25)


■繊維評価技術協議会
 光触媒利用で認証制度

 社団法人繊維評価技術協議会は、光触媒を利用した抗菌加工繊維製品の認証
制度を創設する。
 10月1日から認定基準を施行し、合格した製品には「SEKマーク」の表示を許
可し、その効果を消費者に提示できる制度として運用を開始するもの。11月に
は1回目の認証判定作業を行う予定である。
(化学工業日報 9/21)


■花王
 かぶれ予防など肌対策の生理用品を強化

 花王は、かぶれ予防など肌対策が特徴の生理用品を拡充する。医薬部外品と
して生理時の肌のかぶれを予防する効果を認められたスプレータイプの液剤、
“ロリエエフ デリケートスキンフレッシュナー” を発売した。肌の不快感を
減らす効果のある生理用ナプキンとして04年秋に立ち上げた人気ブランド「ロ
リエエフ」の商品として販売する。
 このスプレーは生理用ナプキンの交換時に、トイレットペーパーに数回に分
けて噴射し使用する。ナプキンに吸収されず肌に残った経血などを拭き取り、
清潔に保つ。生理期間中に多い肌のかぶれやただれを防ぐため消炎剤も配合し
た。価格はオープンで、店頭実勢は500円前後の見込み。08年3月期に 7億円の
売上高を目指す。
(日経産業 9/25)


■小松精練
 撥水・透湿・防水機能と柔軟性を両立させた布地加工技術を開発

 小松精練(金沢市)は、表面に撥水、裏面に透湿・防水機能を施しながら柔
らかさを保つ布地加工技術を開発、繊維製品“ディマ・カルテット”として10
月1日に発売する。価格は撥水・透湿・防水の機能を持つ同社既製製品の3割高。
スキーウェアなどのアウトドア衣料向けに初年度2万mの販売を目指す。
 透湿・防水・撥水・柔軟性の 4機能を並立させながら、従来の透湿・防水膜
に比べ膜圧を半分に抑えたのが特徴。同社独自の特殊ウレタン樹脂に数10nm大
の特殊材料を組み合わせ、0.5〜30μmの微細な気孔を均一に分布させたことで、
従来品は50μm必要だった膜厚が半分でも、従来品と同等の耐水圧性をもつ。
 また表面の撥水加工は摩擦による機能低下が問題だったが、今回は新開発の
薬剤と表面処理技術により耐久性を向上させた。従来製品と同等の使用条件で
も濡れずに水を弾く。
(日刊工業 9/25)


■三井金属・住友金属鉱山・JOGMEC
 ニッケル水素電池から希少金属を回収する技術を共同開発

 三井金属と住友金属鉱山、および独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資
源機構(JOGMEC)はハイブリッド車に使われるニッケル水素電池から希少金属
(レアメタル)を回収する技術を共同開発した。精錬技術を応用し、電池に含
まれる 9割以上のニッケルやコバルトなどを取り出せる。レアメタルの需要増
に備えて調達手段を確保するとともに、ハイブリッド車の普及をにらみ、事業
化の時期を検討する。
(日経産業 9/25)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■米国デュポン社
 ケブラー(R)の生産能力拡大で5億ドルの投資計画を発表

 米国デュポン社は防弾・防刃チョッキの素材や消防士の出動服、また車両の
外装など安全および防護の分野で高いシェアを占める、デュポン(TM)ケブラー
(R)高機能パラ系アラミド繊維の生産拡大計画を発表した。同社は投資額5億ド
ル超の数段階にわたる生産拡大を計画しており、まず始めに今年後半、ヴァー
ジニア州リッチモンドにあるケブラー(R)ポリマー生産施設の拡張を行う。 同
社では今回の生産拡大により、同計画が完了する10年にはケブラー(R) の生産
能力が25%以上向上すると予想しており、これは同製品が販売開始された1965
年以来の最大規模の拡張となる。
 軽量と剛性の特長をあわせもつデュポン(TM) ケブラー(R)への需要は、安全
および防護に対する世界的なニーズの高まりにともない大幅に増加しており、
近年ではエネルギー価格の上昇の影響から航空宇宙、石油・ガス、自動車とい
った産業からの需要が伸びているという。
 同社では近年、ケブラー(R)およびノーメックス(R)ブランドのアラミド繊維
への投資に注力しており、00年から06年にかけてヴァージニア州リッチモンド
と北アイルランドのメイダウンに所在する生産拠点において、 4つのデュポン
(TM)ケブラー(R)繊維生産拡大プロジェクトを推進している。 近年の拡大計画
においては、同社が開発・特許を取得した専有技術、ニュー・ファイバー・テ
クノロジー(NFT)を採用し、06年8月には1億ドル超の投資により、デュポン(TM)
ノーメックス(R)繊維および紙製品の生産能力をおよそ10%向上させる3段階の
能力拡大計画を発表した。このノーメックス(R)拡大計画の第1段階は、今年後
半の開始を予定している。
http://www2.dupont.com/ja_JP/NewsEvents/news/2007/article20070921.html
(9/21)

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■旭化成ホームプロダクツ
 耐久性に優れ水切れのよい独自構造のキッチンスポンジを開発

 旭化成ホームプロダクツは、従来のネットスポンジへの不満を解決する独自
構造のキッチンスポンジ“ズビズバ へたりにくく長持ちするネットスポンジ”
を旭化成せんいとのコラボレーションで開発し、10月1日より新発売する。
 同製品は従来のネットスポンジの「へたりやすく長持ちしない」「水切れが
よくない」などユーザーの不満を解決する商品となっており、旭化成せんいが
開発した復元力に優れた素材と形態保持性と弾力性をあわせもつ 3次元立体編
物構造を採用している。旭化成グループの技術力を活かすことで、キッチンス
ポンジ分野においてまったく新しい構造を実現させた。
 同社では03年より特殊アクリル不織布を使用し水だけで汚れを落とす“ズビ
ズバ”スポンジを発売し、「洗剤による手あれを避けたい」「洗剤の使用を控
えたい」というユーザーから支持を得てきた。さらに「がんこな汚れを落とし
たい」という声に応え、昨年末“研磨粒子付きキッチンスポンジ”を発売、高
い好評を得ている。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 表面生地にはごしごし洗っても破れにくい、丈夫な「サラン」繊維を使
   用
 (2) 内部構造は従来のウレタンスポンジを使わず、旭化成せんい開発の復元
   力に優れたPTT繊維「ソロテックス」を使った3次元立体編物「フュージ
   ョン」を採用。スポンジを押した時の反発力の保持に優れ、使い始めか
   ら最後まで変わらない使い心地で、ウレタンスポンジに比べへたりにく
   く長持ちする
 (3) ウレタンスポンジ不使用のため、水切れがよくて乾きも早く、雑菌が繁
   殖しにくく衛生的。さらに塩素系漂白剤も使用可能で、汚れや黒ずみも
   きれいに漂白、殺菌でき清潔に保てる
 (4) 丈夫で硬い「サラン」繊維の編み目がこびりついた汚れをしっかりかき
   落とし、フッ素加工品も傷つけない
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2007/li070920.html
(9/20)


■花王
 蒸気で目を温める“めぐりズム蒸気でホットアイマスク”を新発売

 花王は、働き続けた目を蒸気で気持ちよく温めるアイマスク“めぐりズム蒸
気でホットアイマスク”(5枚入、14枚入)を、10月5日より全国で新発売する。
 近年インターネットが生活に浸透し、その利用端末が携帯電話、 PHSなどの
携帯情報端末へと広がることで情報化社会が急激に進んでいる。総務省発表の
「06年度通信利用動向調査」によると、インターネット人口は 8,754万人(普
及率68.5%)にのぼり、とくに20〜30代の女性は1日平均7時間以上も液晶画面
と向き合っている(07年花王調べ)。情報の85%は目から入るとも言われてお
り、液晶画面と向き合う時間が長くなることでストレスを受けやすくなる。
 こうした背景を受け、同社では目を酷使する場面が増えている現代人に「目
を温めてリラックスする」という新習慣を提案、同製品を新たに発売する。商
品の主な特長は以下の通り。
 (1) ほどよい蒸気を含んだ約40℃の温熱効果で、つけた瞬間から心地よい温
   かさがじんわりと広がり目元をやさしく包みこむ
 (2) 温熱効果は5〜10分続き、1日の緊張感が解き放たれて奥からじんわりほ
   ぐれていく
 (3) 特許取得済(蒸気が出るアイマスク)【第3629956号】
http://www.kao.co.jp/corp/news/2007/3/n20070921-01hh.html
(9/21)


■日本トイザらス
 世界初・スヌーピー起用のベビー用紙おむつをリニューアル発売

 日本トイザらスは、プライベートブランド“エスペシャリー・フォー・ベイ
ビー”のベビー用紙おむつ“ウルトラプラス”シリーズを全面リニューアルし、
10月 5日より全国のトイザらス・ベビーザらスの各店舗や同社オンラインショ
ッピングサイトにて販売を開始する。
 手ごろな価格はそのままに、肌へのやさしさとモレ防止などの機能を中心に
クオリティーを向上させた。さらに今回は、ユナイテッド・メディアとライセ
ンス契約を締結し、パッケージや紙おむつのデザインでは世界で初めてとなる
スヌーピーを起用した。
 同シリーズにはテープ型(新生児、S、M、L)・パンツ型(M、L、BIG)をラ
インナップしており、テープ型は「肌へのやさしさ、使いやすさ」「やわらか
さの向上」をコンセプトに、「やわらかバックシート」や表面素材に「新ふん
わりさらっとシート」、ウエスト・脇部のムレを防ぐ「全面通気性シート」な
どを採用。パンツ型はこうしたコンセプトに加え、より下着に近づけるようお
腹と背中部分をすっきりさせて服を着ても目立たない形状に仕上げた。テープ
型・パンツ型ともに、全面スヌーピーの楽しいデザインを採用している。その
ほか商品の主な特長は以下の通り。
“ウルトラプラス 紙おむつ(テープ型)”
 (1) ぬれると黄色から青色に変る「お知らせマーク」の採用で、おむつ交換
   のタイミングが分かりやすい
 (2) 脚まわりのギャザーがゆるゆるうんちのモレ・染み出しを確実にガード
“ウルトラプラス 超うすパンツ(パンツ型)”
 (1) 極細シャーリングとやわらか素材の採用で、すっきりスタイルを実現。
   はかせやすく、ゴムあとがつきにくい
 (2) 気になるお腹と背中部分がすっきり。薄型吸収体とのコンビネーション
   で、服を着ても目立たない
 (3) 高さのある立体ギャザーがぴったりフィットして、やわらかうんちもも
   らさない
http://www.toysrus.co.jp/truj/press/2007/pdf/20070920.pdf
(9/20)


■小林製薬
 おりものシート“サラサーティSARA・RI・E(さらりえ) ”を
 特別仕様で新発売

 小林製薬はウェットフリー製法で 1日さらりと過ごせるおりものシート“サ
ラサーティSARA・RI・E (さらりえ) ”(無香性・ 80個、ナチュラルリネンの
香り・80個)の個包装限定プリント品を、9月18日より全国で発売している。
 同製品は根強い人気のある蝶々型の窓から限定プリントを施した個包装が見
える個包装限定プリント品で、パッケージには“今だけ限定”のコピーを挿入
して稀少性を表現した。同社では斬新なパッケージデザインの同製品を発売す
ることで、店頭での訴求をさらに強化し、特に若い女性の新規トライヤーの獲
得を図るとともに、おりものシート市場をさらに拡大させていく考え。商品の
主な特長は以下の通り。
 (1) シート表面に水分を残さず、素早く吸収体に引き込む「ウェットフリー
   シート」を採用
 (2) 表面シートはさらっとしていて、やわらかでなめらかな肌触り
 (3) バネのように元に戻ろうとする繊維をシートの内側に使用したヨレにく
   い構造
 (4) ヘタリにくいしっかりシートで、長時間快適が持続する
 (5) 無香性とナチュラルリネンの香りの2アイテムをラインナップ
http://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/0813/index.html
(9/18)


■ユニ・チャーム
“シルコットウェットティッシュ アルコール除菌ウェットタオル”を新発売

 ユニ・チャームは、ユーザーから「ふんわり厚手のやわらかシートで、肌に
やさしいなめらかな拭き心地」と好評を得ている“シルコットウェットティッ
シュ”シリーズに、アルコールでしっかり除菌できる“シルコットウェットテ
ィッシュ アルコール除菌ウェットタオル”を加え、11月5日から全国にて新発
売する。
 近年、さまざまな病原菌などが流行している影響から消費者の衛生意識が高
まり、ウェットティッシュ市場では、除菌タイプの商品が大きく成長している。
こうした背景を受け、同社では「しっかり除菌したい」というユーザーのニー
ズに応え、高濃度のアルコールを配合して強力に除菌できるボックスタイプの
同製品を新発売する。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 高濃度の「アルコール」配合で手指はもちろん、食卓やキッチンまわり
   の気になるところも、拭くだけで簡単にしっかり除菌する
 (2) 天然除菌成分のグレープフルーツ種子エキスと、手にやさしい保湿成分
   のアロエエキスを配合
 (3) 「粘着による容器・つめかえ袋一体化構造」の新技術で、使いやすいボ
   ックスタイプの容器を実現。詰め替えもしやすく経済的で、環境にもや
   さしい
 (4) シンプルでコンパクトなデザインで、お部屋のいろいろな場所に調和す
   る。フックなどにかけることもできて便利
 (5) ふんわり厚手でなめらかな拭き心地のシートを採用
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(9/21)


■ユニ・チャーム
 男性向けの軽い尿もれ専用パッド“ライフリー メンズガード(R)スリム”を
 新発売

 ユニ・チャームは普段の下着に取り付けて使う、男性向けの軽い尿もれ専用
パッド“ライフリー メンズガード(R)スリム”(Mサイズ 8枚入、Lサイズ 7枚
入)を11月5日から全国にて新発売する。
 尿もれは年齢を重ねれば誰にでも起こりうる生理現象の一つで、一般的には
女性に多い症状と言われているが、男性でも約60万人もの人が週 1回以上ズボ
ンを濡らすほどの尿もれを経験していると推定されている。これまで女性向け
のライナーやパッドなど専用の対処品が多数発売されてきたのに対し、男性向
けの商品はあまり発売されず、対処している人はほとんどいないのが実情だっ
た。
 これに対し同社は今年4月、男性用の尿ケア専用紙パンツ“ライフリー 吸水
下着 スリムウェア”を発売し、ユーザーから高い評価を得たが、今回さらに
短時間の外出や在宅時に普段の下着に取り付けるだけで交換が便利な、男性向
けの軽い尿もれ専用パッドの同製品をラインアップに追加し新発売する。商品
の主な特長は以下の通り。
 (1) 男性の尿ケア専用に開発された三角形状のうす型パッドで、普段の下着
   と一緒に使うためアウターにひびかず、他人に気づかれない
 (2) 男性の局部だけをしっかり包み込むパッドタイプで、おしり側にパッド
   がまわりこまず、快適なつけ心地を実現
 (3) 軽い尿もれに最適な吸収量100ccで、パッドの交換がしやすく便利
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(9/20)


■クラレ、レナウン
 レナウンのメンズ基幹ブランドからクラレの高級人工皮革使用のダウンコー
 トを発売

 クラレとレナウンの両社が共同開発した高級人工皮革“アマレッタZ” が、
レナウンのメンズ基幹ブランド「ダーバン」のダウンコート素材に採用され、
10月末より「ダーバン」トータル店舗約 140店舗で発売を開始する。ハーフ丈
のダウンフード付コート(S、M、L、LL)でフードのトリミングにはシルバーフ
ォックスファー付、カラーは黒とこげ茶の2色を揃えた。店頭では「ダーバン」
ブランドの下げ札に加え、“アマレッタZ” の素材説明下げ札もつけて販売
する。「ダーバン」は1971年に誕生し、ターゲットを「ジャスト40」、コンセ
プトを「コンテンポラリーアーバンスタイル」として、日本のビジネススタイ
ルを提案しつづけてきたメンズブランド。
 ファッションマーケットで使用されている衣料用人工皮革素材はスェード・
ヌバック調の起毛系が大半を占め、表革タイプは独特の風合いを表現するのが
難しいとされてきたが、両社はより天然皮革に近い風合いを実現させるため05
年から2年をかけて共同開発を行った。この“アマレッタZ”は天然皮革と同じ
三次元構造で、超極細マイクロファイバーの不織布をベースに独自の表面加工
を施し、天然皮革のカーフに見られるシボ感(革の表面にでる文様〈しわ〉の
こと)を再現。生地表面に色の陰影をつけ、天然皮革に近いナチュラルな表面
感を実現した。さらにソフトな肌触りと天然皮革と比べて約30%軽量、イージ
ーケア性が高い特長を併せ持ち、完成度の高い表革タイプの人工皮革を完成さ
せた。
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/070926.html
(9/26)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本繊維機械学会
「創立60周年記念式典」を10月12日、大阪科学技術センターにて開催

 日本繊維機械学会では創立60周年を迎えることを記念し、「創立60周年記念
式典」を10月12日、大阪科学技術センター(大阪市西区)にて開催する。当日
は同会会長挨拶のほか記念講演会や各種表彰式、記念パーティー(会員限定)
などが行われる予定。記念講演会の内容は以下の通り。
 (1) 「事業転換の歴史と技術戦略」坂元龍三氏(東洋紡績 代表取締役社長)
 (2) 「繊維機械に想う」村田純一氏(村田機械 代表取締役会長)
 (3) 「経済産業省の産業人材施策について」吉見庄司氏(近畿経済産業局地
   域経済部産業人材政策課課長)
〔問合せ先〕
日本繊維機械学会
TEL 06-6443-4691 FAX 06-6443-4694
http://wwwsoc.nii.ac.jp/tmsj/japan/


┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.268(訂正)
━━☆No.268☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■JAMA/07年8月自動車生産・輸出実績/生産が3ヵ月ぶりに前年同月上回る
■東レ、東レエンジニアリング/インド SRF社に産業用ポリエステル長繊維製
 造プラントの技術を輸出
■東洋紡/エアバッグ用途など機能材事業の売上高を2015年までに倍増
■東レ、東レ合繊クラスター/石川、福井でのオープンラボ・新規繊維加工試
 験設備を導入
■帝人、米カーギル社/ジョイントベンチャー設立ネイチャーワークス社に共
 同出資
■帝人ファイバー/「第2次産地プロジェクト」の概要を発表
■グンゼ/人工硬膜“シームデュラ”“ネオシーム”が製造販売承認へ
■王子キノクロス/新タイプの包装資材“キノクラフト”を発売
■大王製紙/静岡に大人用紙おむつ新工場を建設
■兵庫県立大/低湿度で使用可能な燃料電池用プロトン導電膜を開発
■東芝・日立・松下など/携帯向け燃料電池を来年以降に商品化
■日清紡/繊維事業などを再編
■トヨタ紡織/人事異動を発表
■トヨタグループ5社/共同で事業所周辺5ヵ所に託児所を開設
■特種東海ホールディングス/東海パ100周年事業の「南アルプス白籏史朗写
 真館」が完成
■阿波製紙/徳島ビジネスチャレンジメッセ2007に出展

<海外ニュース>
■ファースト・クォリティ・エンタープライゼズ社(米国)
 2008年春の開設をめざし、ベビー用紙おむつ加工工場を建設 ほか

<製品開発>
■住友スリーエム/樹脂部品塗装仕上げ用のディスク状フィルム研磨材新発売
■グローバル/アレルギーを抑えるフローリングワイパーを発売
■朝日電器/銀イオンで抗菌・防臭する掃除機用集じんパックを発売
■エステー/柔らかタッチの使いすてカイロ“貼らないオンパックス ソフト”
 3タイプを新発売
■ユニ・チャーム/“マミーポコ”“マミーポコパンツ”で期間限定の新デザ
 イン登場

<催 事>
■ANNA/衛生部会分科会を10月30日大阪で開催
■伝統みらい研究センター/07年第4回講演会を11月9日に京都で開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■JAMA
07年8月自動車生産・輸出実績/生産が3ヵ月ぶりに前年同月上回る

 日本自動車工業会(JAMA)は07年8月の自動車生産・輸出実績をまとめた。
 それによると、8月の四輪車生産台数は86万4,285台で、前年同月の81万1,944
台に比べ5万2,341台・6.4%の増加となり、3カ月ぶりに前年同月を上回った。
 車種別では,乗用車 73万1,761台・前年同月比7.8%増(普通車 43万7,215台
で92,653台・26.9%増、小型四輪車 19万6,169台で31,430台・13.8%減、軽四
輪車 9万8,377台で8,168台・7.7%減)で 3ヵ月ぶりのプラス、トラック 12万
4,494台・同1.5%減(普通車 5万7,949台で2,563台・4.6%増、小型四輪車2万
8,955台で2,965台・9.3%減、軽四輪車3万7,590台で1,549台・4.0%減)で7カ
月連続のマイナス、バス 8,030台・同18.2%増(大型1,012台で26台・2.6%増、
小型 7,018台で1,211台・20.9%増)で31ヵ月連続のプラスとなった。
 8月の国内需要は34万7,307台で、前年同月比 3.3%の減少だった(うち乗用
車 27万7,556台・同2.1%減、トラック 6万8,350台・同7.9%減、バス1,401台
・同2.6%減)。また、1〜8月の生産累計は745万1,727台で、前年同期の749万
7,941台に比べ4万6,214台・0.6%の減少となった(乗用車 638万5,726台で2万
2,037台・同0.3%増、トラック100万372台で7万6,780台・同7.1%減、バス6万
5,629台で 8,529台・同14.9%増)。
 一方、 8月の四輪車輸出台数は50万8,156台で、前年同月の45万255台に比べ
ると5万7,901台、12.9%の増加となり、 25ヵ月連続で前年同月を上回った。車
種別内訳は、乗用車44万8,823台 (内KD車1万3,600台) 前年同月比 5万2,223台
13.2%増、トラック5万947台 (内KD車1万8,192台)同 5,159台・11.3%増、バス
8,386台 (内KD車 1,142台) 同519台・6.6%増だった。輸出金額は、車両分92億
2,573万ドル、部品分24億8,139万ドルの総額117億712万ドルとなり、前年同月
の101億4,042万ドルに比べると15億6,670万ドル、15.5%の増加となった。
http://www.jama.or.jp/stats/product/20070928.html
http://www.jama.or.jp/stats/export/20070928.html
(9/28)


■東レ、東レエンジニアリング
 インドSRF社に産業用ポリエステル長繊維製造プラントの技術を輸出

 東レと東レエンジニアリングは、インドのSRF Limited(以下、SRF社)との
間で、タイヤコードやコンベアベルトなどの産業用ポリエステル長繊維製造プ
ラントの技術輸出契約を締結した。プラントの生産能力は年産 1万5,000tで、
09年春の稼働を予定。インドにおける産業用ポリエステル長繊維製造プラント
の本格的な技術導入は、今回のケースが初めてとなる。
 インドではこれまで主にトラックやバスなど大型車両向けにナイロンタイヤ
コードが多く用いられてきたが、急速な経済発展とインフラ整備にともなう一
般乗用車の増加により乗用車に用いられるポリエステルタイヤコードの需要が
拡大中で、あわせて10%近い経済成長率をベースに各種産業の発達にともない
産業用途、なかでもコンベアベルトの需要も拡大している。 SRF社はインド最
大のナイロンタイヤコードメーカーとして市場を牽引してきたが、こうしたポ
リエステルタイヤコードおよびコンベアベルトの国内需要の拡大に対応するた
め、今回産業用ポリエステル長繊維製造プラントの技術導入に至った。
 東レグループは、産業用ポリエステルおよびナイロン長繊維の製造プラント
の技術輸出に関して、1983年の南アフリカSANS社向けをはじめ全世界を対象に
実施してきた。同グループ工場で実際に生産実績のある製造プラントを輸出す
ることに加え、建設指導や技術者へのトレーニングの提供などにより、プラン
ト引き渡し直後から保証値を満足する生産が可能である点が評価され、現在ま
でに5ヵ国8社の実績をあげている。
 インドには89年、CEAT社に対し産業用ナイロン長繊維製造プラントの技術輸
出を行い、その後95年にSRF社が同社を買収、技術輸出契約は現在までSRF社が
引き継いでいる。 東レとSRF社は今回の技術輸出を通じ両社の友好関係を一層
深め、インドにおける多面的な技術協力を推進していく考え。
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr071002.html
(10/2)


■東洋紡
 エアバッグ用途など機能材事業の売上高を2015年までに倍増

 東洋紡はエアバッグ用原糸・基布を中心とした機能材事業の売上を2015年
度に06年度比2倍の600億円に拡大する。国内外のエアバッグ市場の需要拡大と、
強みを持つキャビン用とエンジン用フィルターとで、さらなる市場拡大を図る。
 エアバッグ事業で提携関係にあるドイツのポリママイド・ハイ・パフォーマ
ンス(PHP)と協力関係の強化を検討しており、自動車メーカーのグローバル生
産体制への対応を進める。
(日刊工業 9/25)


■東レ、東レ合繊クラスター
 石川、福井でのオープンラボ・新規繊維加工試験設備を導入

 東レはこのたび、同社および東レ合繊クラスターが進めている産学官連携の
取組みの一環として、07年 9月より石川県と福井県のそれぞれにオープンラボ
の新しい繊維加工試験設備を導入した。この 2件の設備導入では、それぞれ中
部経済産業局ならびに近畿経済産業局の「平成18年度電源地域産業資源機能強
化事業等補助金」の交付を受けている。
 石川県では、石川県工業試験場内に炭素繊維のブレイド(組みひも)を作成す
るための装置を設置する。通常、炭素繊維は引きそろえたり織ったりした後に
樹脂と複合した状態から成形加工されて各種用途に使用されるが、ブレイドは
繊維を経(たて)方向と斜め2方向の計3方向に組んだ状態で樹脂と複合する。こ
の構造は織物に比べて柔軟で、加工時にさまざまな形をとりやすいことや生産
効率が良いなどの利点がある一方、効率的なブレイド化には高度な技術を要し、
その習得に課題があった。今回の導入によって、ブレイド作成技術や複合材料
の品質高度化を進めることが可能となり、炭素繊維の更なる用途開発が期待で
きる。開発にあたっては、ブレイド技術の権威である京都工芸繊維大学の濱田
教授からの指導も受けており、同設備ではアラミド繊維など他の機能性繊維に
ついても活用可能なことから、今後幅広い開発を進める予定という。
 一方、福井県では福井大学の地域共同研究センター内に、高エネルギーの電
子線を照射できる電子線照射装置を設置する。この装置は繊維などの高分子材
料に電子線を照射することで材料を構成しているポリマー自身を改質し、素材
の持つ性能の向上や新たな機能の付与を可能にし、既存の繊維のさらなる高付
加価値化や、繊維先端素材の商品開発・用途開発の推進が期待できる。同設備
導入に際しては、福井大学堀教授および福井県が支援を行った。
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr070927.html
(9/27)


■帝人、米カーギル社
 ジョイントベンチャー設立ネイチャーワークス社に共同出資

 帝人と米国カーギル社は10月 1日、100%植物由来の“NatureWorks(R)”バイ
オポリマーのメーカー、ネイチャーワークスLLC に折半出資することで合意し
た。同ジョイントベンチャーは、関係当局の認可後、正式に発足することにな
る。
 グローバル規模でポリマーを製造する帝人とカーギル社が提携することによ
り、両社は今後、ネイチャーワークス社のグローバルな売上拡大が加速し、製
品がプラスチックおよび繊維の幅広い市場に向けて拡大していくことを期待し
ているという。また今回の提携により、ネイチャーワークス社の米国の PLAポ
リマープラントは生産能力を拡大する計画。なお、ネイチャーワークス社の本
社および経営陣は引き続きミネソタ州ミネトンカとし、経営幹部の異動なども
予定していない。
 ネイチャーワークス社は 100%バイオ由来の原料を用いて石油由来の包装資
材や繊維に匹敵するコストと品質を持つ低カーボンフットプリント(二酸化炭
素排出量を抑えた)ポリマーを商業ベースで製造した初めての企業。05年以来、
米国、欧州、アジアで急成長し、現在は“NatureWorks(R)”および“Ingeo(R)”
ブランドで硬軟両タイプの生鮮食品用パッケージ、耐久消費財、飲料用パッケ
ージ、衣料、ホームテキスタイル、パーソナルケア、衛生用品などの分野で製
品開発を展開している。
 今回の提携について帝人の長島徹社長は、「帝人グループは先般『環境経営
宣言』を行い、『環境経営』戦略をグローバルに展開していくためにふさわし
い投資先を求めていたが、ネイチャーワークス社はまさに最適であった。両社
の連携により、 PLAポリマー事業のさらなる成長を図っていきたい」とコメン
トを寄せている。
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(10/2)


■帝人ファイバー
「第2次産地プロジェクト」の概要を発表

 帝人ファイバーは06年より各産地企業と共同で新商品開発や市場開拓を行う
「産地プロジェクト」を展開しているが、その第 2次プロジェクトの概要が決
定し、このたび発表した。今回は 7つのテーマを設定し、いずれのテーマでも
同社と産地企業が「1対1」で共同開発を推進、同社側は長繊維技術や加工技術
の提供、マーケティング資金のバックアップ、製品化のアレンジなどを含めた
トータルコーディネーションを提供する。プロジェクトの進捗管理には、各テ
ーマごとに課長、課長代理クラスの営業担当を実行責任者として配置させる。
同社では第 2次産地プロジェクトの売上高として、08年度に約10億円を見込ん
でいるという。
 このプロジェクトは、世界でも水準の高いテキスタイル産地企業の加工技術
と、同社の技術やマーケティング力のコラボレーションによって、市場に価値
のあるものを提供していくことを目的として昨年からスタートした。第 1次の
産地プロジェクトでは、一般衣料関連、高齢者市場関連などの非衣料、機能衣
料、エコ・環境関連、輸出関連など30のテーマについて15社の産地企業と取り
組みを開始した。すでに第1次プロジェクトの成果は07年度売上高で8億円に達
する予想で、順調に推移している。同社では「産地と共に成長」をモットーに、
今後も引き続き産地技術と市場を結びつける役割を積極的に果たす考え。なお、
第2次産地プロジェクトの特徴は以下の通り。
 (1) 産業資材用途でのテーマ選定を中心に、これまで衣料用展開をしてこな
   かった産業資材用特殊原糸の衣料用途向け、ならびにナノファイバーや
   “バイオフロント(TM)”繊維などの新規用途向けなど、各産地での用
   途拡大を目指す
 (2) 第 1次が産地企業サイドからの提案を受け入れる形であったのに対し、
   今回は産地提案に加え、開発確度を高めるための徹底的な産業資材の市
   場分析を実施し、ターゲット設定した
 (3) 販売については、第 1次では該当テーマを担当した産地企業が主体とな
   ることが多かったのに対し、今回は帝人ファイバーが積極的に関与する
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(10/2)


■グンゼ
 人工硬膜“シームデュラ”“ネオシーム”が製造販売承認へ

 グンゼにより独自開発された脳外科手術用の生体内吸収性人工硬膜(代用硬
膜)が、厚生労働省から製造販売の承認を取得する見込みとなった。販売名は
“シームデュラ”“ネオシーム”で、承認取得は国内メーカーでは 2社目とな
る。
 開発した人工硬膜は、グリコール酸重合体の不織布を生分解性プラスチック
で上下からはさんだ構造で、厚さは 0.2mmのシート状となっている。事故など
で欠損した脳硬膜を補修し、脳硬膜が再生してくると体内に吸収される機能が
ある。同社製品は欧州ではすでに販売実績がある。
 価格や販売目標は今のところ未定としており、今後正式な承認取得や医療保
険適用の手続きなどを進め、来春にも販売に乗り出したい考え。
http://www.gunze.co.jp/press/pdf/20070928.pdf
(9/28)


■王子キノクロス
 新タイプの包装資材“キノクラフト”を発売

 王子キノクロスは、木材パルプ素材のソフトな不織布“キノクロス”と、破
れにくい「クラフト紙」を貼り合せ、クッション性と合成を兼ね備えた包装資
材をこのほど開発した。ソフトなキノクロス面は保水性を備えているため切り
花などの包装にも適しており、廃棄処理も容易に行える。商品の主な特長は以
下の通り。
 (1) 発泡ポリエチレン、スチレンペーパーなどの緩衝用包装資材の代替品に
   も好適
 (2) ガラスやビン、陶器など傷つきやすく壊れやすい商品の包装に適してい
   る。ソフトなキノクロスがデリケートな表面を保護しながら、クラフト
   紙でしっかりと包む
http://www.kinocloth.co.jp/news/newgoods.htm
(9/19)


■大王製紙
 静岡に大人用紙おむつ新工場を建設

 大王製紙は08年夏をめどに大人用紙おむつの工場を静岡県に新設する。
 米P&Gから大人用紙おむつ事業を買収して国内 2位になったのを機に、P&G
から継承した“アテント”ブランドの製品を増産する。P&Gからの設備移管と
新工場を合わせて生産能力を7割増の月間4,700万枚へ引き上げ、首位ユニ・チ
ャームを追撃する。
 大王のグループ会社であるエリエールペーパーテック(栃木県さくら市)が
静岡県富士宮市に新工場を建設する。生産能力は月間 1,000万枚、投資額は13
億円程度の見通し。
 大王は6月にP&Gが日本で手掛けていた大人用紙おむつ事業を買収。9月に業
務移管を終えて“アテント”と“テークケア”の 2ブランドを扱う体制になっ
た。来年 1月にはP&Gから取得した生産設備をペーパーテックの本社工場に移
管する。
 大王の同事業の07年度売上高は 160億円の見込み。少子高齢化を背景に、紙
おむつ市場はベビー用が縮小する一方で、大人用は拡大が続いている。
(日経 9/29)


■兵庫県立大
 低湿度で使用可能な燃料電池用プロトン導電膜を開発

 兵庫県立大学の矢澤哲夫教授らは柔軟性と耐熱性を持つプロトン(水素イオ
ン)導電膜を開発した。実験では多孔質ステンレス管に導電膜を被覆し、電極
・導電膜一体型の燃料電池単セルを作成し、電気エネルギーを取り出した。現
在主に使われている導電膜は、高い導電性維持のために高加湿条件が必要だが、
開発した導電膜は 200℃の耐熱性を持ち、低湿度でも使用できる。単セルを集
積すれば大出力化も可能で、自動車用燃料電池用への応用が期待できる。
(日刊工業 9/27)


■東芝・日立・松下など
 携帯向け燃料電池を来年以降に商品化

 東芝、日立製作所、松下電器産業などが携帯電話やパソコンなどの電源に使
う小型燃料電池を08年以降、順次商品化する。日米韓の電機大手が中心になっ
てIT(情報技術)機器用燃料電池の国際規格を08年中に策定、燃料成分や安全基
準を統一して低コスト生産を可能にする。
 燃料電池の搭載でIT機器の CO2排出量を半減できる。地球温暖化に対応する
新たなエネルギー源として自動車や家庭用電源向けに開発が進む燃料電池が、
まずIT機器用で実用段階に入ることになる。
(日経 9/29)


■日清紡
繊維事業などを再編

 日清紡は10月1日付で、下記の通り機構改革を行った。
 (1) 繊維事業本部第 3部門業務部、技術部、マーケティング部、商品開発セ
   ンター、グローバルオペレーション推進室を再編し、繊維事業本部事業
   統括部、企画開発部、海外事業部とする(第3部門は廃止)
 (2) 精密機器事業本部カラーシステム事業部を廃止し、精密機器事業本部営
   業部、技術部に編入する
http://www.nisshinbo.co.jp/press/pdf/071001_kikou.pdf
(9/27)


■トヨタ紡織
 人事異動を発表

 トヨタ紡織は10月1日付で、下記のとおり人事異動を行った。
〔参与〕
 共和産業株式会社(出向) 森下勇夫氏(旧・製品統括センターEPM)
 製品統括センターEPM兼第1シート設計部主査 高井洋氏(旧・第1シート設
計部部長兼バイオ技術開発部主査)
〔基幹職1級〕
 第1シート設計部部長兼第2シート設計部部長兼バイオ技術開発部主査 山内
英治氏(旧・第2シート設計部部長兼第22シート設計室室長兼バイオ技術開発部
主査)
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07100101.pdf
(10/1)


■トヨタグループ5社
 共同で事業所周辺5ヵ所に託児所を開設

 豊田自動織機、デンソー、トヨタ車体、ジェイテクト、トヨタ紡織のトヨタ
グループ5社は10 月1 日、共同で運営する社員向け託児所“たっちっちハウス”
を開設した。この託児所は、各社の事業所周辺の5ヵ所(愛知県刈谷市3ヵ所、
愛知県額田郡幸田町1ヵ所、三重県いなべ市1ヵ所)に設置し、5社の社員が共同
で利用する。複数の託児所を共同で利用することにより、通勤経路や住居近く
などの勤務地以外でも子供を預けることが可能になるなど、利便性の向上を図
るねらい。託児所の運営形態はタッチケアが運営・管理を受託し、同社より保
育業務をTKサポートに委託する。対象年齢は0歳(産後8週以降)〜小学校就学前
まで、受け入れ数は最大50名/棟としている。
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07100102.pdf
(10/1)


■特種東海ホールディングス
 東海パ100周年事業の「南アルプス白籏史朗写真館」が完成

 特種東海ホールディングスの子会社である東海パルプは、南アルプス大井川
源流に所有する社有林(2万4,430ha)内に、創立100周年を記念して「東海パル
プ株式会社100周年事業 南アルプス白籏史朗写真館」を建設、10月 2日に竣工
を迎えた。
 白籏史朗氏は山岳写真の第一人者として著名な人物で、同館の 2階展示室に
は同氏が撮影した四季折々の井川山林の大型写真パネルが常時20点ほど展示さ
れる。また、 1階研修室には南アルプス荒川岳周辺の周氷河地形および高山植
物の解説パネル(静岡大学理学部増沢武弘教授監修)を展示する。建物の木材
は井川山林内から自然環境に配慮した方法で切り出された木材をふんだんに使
用した。3,000m級の山々を擁す井川山林は古くから登山者に親しまれ、近年で
は大井川沿いの新緑や紅葉を楽しみに訪れる人も増えているという。
http://www.tokai-pulp.co.jp/ir/pdf/071002_kaiji.pdf
(10/2)


■阿波製紙
 徳島ビジネスチャレンジメッセ2007に出展

 阿波製紙は、三木康弘社長が実行委員会会長を務める『徳島ビジネスチャレ
ンジメッセ2007』に出展する。
 10月11〜13日の 3日間、「アスティとくしま」での開催で、同社は環境コー
ナーに出展、空気浄化をテーマに「ホルマリン吸着シート」「活性炭繊維シー
ト」「消臭・VOC除去シート」「抗菌紙」を、 紹介パネルとともに実物もあわ
せて展示する。同展示会では「阿波の心意気」フェア特別企画として、小学生
以下を対象にものづくりを中心とした「仕事」を楽しみながら体験してもらう
企画『ココロイキjobツアー』 が催されるが、同社では子どもたちに「紙づく
り」を体験してもらう予定。さらに、11・12日には『徳島経済飛躍サミット〜
徳島の強みを活かした新たな産業の創出・集積〜』(主催:徳島県、徳島貿易
協会、ジュトロ徳島貿易情報センター、徳島健康科学総合センター)が同時開
催される。11日には飯泉徳島県知事を議長として、徳島県産業界を代表するメ
ンバーにより徳島の強みを活かした新たな産業の創出や集積について、地域の
総力と各界の叡智を結集した「集中討議」が行われるが、同社の三木社長がメ
ンバーとして参加する予定。
 また、 9月28日に京都で開催された「バイオ材料技術の産業化を目指して
《ここまで来たバイオ材料技術》」シンポジウムにて、同社取締役常務執行役
員のM義紹氏が「バイオナノファイバーシート化技術の実用化開発」と題して
講演を行った。同シンポジウムでは「環境に優しいバイオ材料技術」をテーマ
に、最先端の研究内容と日常生活用品、工業用製品への応用が紹介された。
http://www.awapaper.co.jp/company/news91.html
http://www.awapaper.co.jp/company/news90.html
(10/1)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ファースト・クォリティ・エンタープライゼズ社(米国)
 2008年春の開設をめざし、ベビー用紙おむつ加工工場を建設

■バッカイ・テクノロジーズ社(米国)
 6年間で最高の業績を発表

■プロペックス社(米国)
 2007年7月1日までの半期で、純収入が前年同期比15%減の3億3,840万ドルと
なり、310万ドルの損失を計上

■ダニッシュ・エアレイド・テクノロジー社(デンマーク)
 初の商品となる食品用パッドを欧州の顧客に向けて出荷

■フロイデンベルク・ポリテックス社(イタリア)
 フロイデンベルク・ノンウーヴンズ社の子会社、ポリテックス社が、イタリ
ア・ノヴェドラーテ工場で生産能力6,400t/年の第2リサイクルポリエステル繊
維ラインの稼働を開始

■ハルトマン‐コンコ社(米国)
 不織布製創部ケア用新製品4品目を発表

■ヘルマン・ウルトラシァルテヒニーク社(ドイツ)
 素材、ソノトロード間の摩擦抵抗を減少してラインスピードを速めるオフセ
ット超音波ボンディング・システムを開発

■ホリングスワース&ヴォース社(米国)
 煙突用カーボン製表面材、避雷用ニッケルコートカーボン製表面材、強化プ
ラスチック製品用カーボン製表面材の軽量特殊不織布3品目の生産を開始

■キンバリー‐クラーク社(米国)
 5〜12歳の子供用下着タイプ製品「グッドナイト・スリープ・ボクサーズ」、
「スリープ・ショーツ」を米国で販売開始

■モナドノック・ノンウーヴンズ社(米国)
 研究に 5年を費やしたメルトブローン「ハラー」、ポリプロピレン製フィル
ターメディアを販売開始

■プレイテックス・プロダクツ社(米国)
 ウェットワイパーのラインナップに、アルコール・香料を含まない保湿材・
植物エキス入り敏感肌用製品を追加

■欧州
 欧州各地での工場閉鎖の影響で、ポリプロピレン価格が引き続き上昇、ポリ
エステル価格は安定、レーヨン価格は横ばい

■ダウ・ケミカル社(米国)
 世界中でアクリル酸とエステル価格を値上げ

■ダウ・ヨーロッパ社(欧州)
 ポリエチレン樹脂価格を値上げ

■ライドール社(米国・欧州)
 米国ニューハンプシャー州とフランス・セントリバレインにあるフィルター
部門の工場を改良

■ポリマー・グループ(北米)
 2008年末の稼働開始予定で、米国・メキシコのサニタリー市場向け極細繊維
スパンボンドラインを北米に設置

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■住友スリーエム
 樹脂部品塗装仕上げ用のディスク状フィルム研磨材を新発売

 住友スリーエムでは、自動車やデジタル家電製品などの樹脂部品の塗装工程
で発生した微小欠陥(ブツ)を取り除くのに最適なディスク状フィルム研磨材、
“〈トライザクト〉フィルム266LA A2”の販売をこのほど開始した。
 同製品は、3M独自の高精細表面テクノロジーを活用した塗装仕上げ用のディ
スク状フィルム研磨材で、外径32ミリ・厚さ75ミクロンのポリエステル基材に
2ミクロン(6000番手相当)の酸化アルミニウム砥粒を三角錐の形状の中に結合
剤で接着した、精密かつ規則正しい立体構造の表面パターンをもつ。使用する
に従い三角錐の形状が崩れることで常に新しい研磨粒子が働き、凹凸のある立
体構造の表面パターンは目詰まりしにくく、切り粉による 2次的な深キズを発
生しにくい。また、水を併用することにより目詰まりをおさえながら粉じんの
発生を抑制する。フィルムの裏面には粘着剤が塗布され、専用に開発したブツ
取りサンダーを使用する際の研磨材の交換も容易となっている。精密な研磨目
のため、同社の従来品(4000番手相当)と比較し、後工程のバフィング工程時
間がおよそ3分の2から半減し、トータルでの補修時間の削減を可能にする。
 京都議定書の締結以降、自動車の燃費改善に対応するため、バンパーやサイ
ドミラーカバーなど樹脂部品の採用による軽量化が急速に進んでいる。塗装工
程で発生した微小欠陥(ブツ)を取り除くには、従来より“トライザクト”フ
ィルムや砥石、サンドペーパーなどが主に使われていたが、樹脂部品の場合は
塗装工程で発生した微小欠陥の大きさは鉄板のものと比べ小さく、より精細な
研磨材が求められていた。
http://www.mmm.co.jp/news/2007/20071003.pdf
(10/3)


■グローバル
 アレルギーを抑えるフローリングワイパーを発売

 グローバル(大阪市淀川区)は、花粉やダニなどのアレルギー原因物質の働
きを抑える、各社共通に使えるフローリングワイパー“アレルバスター フロ
ーリングウェット”を発売した。
 積水化学工業が開発した抗アレルゲン加工剤を不織布シートに含ませた。
花粉やダニのふん・死がいなどのアレルゲンの90%以上を抑制する。家具など
の拭き掃除に使える“アレルバスター 拭き掃除用ウェットシート”も用意。
いずれも参考価格は298円で20枚入り。
(日経MJ 9/25)


■朝日電器
 銀イオンで抗菌・防臭する掃除機用集じんパックを発売

 朝日電器(大阪府大東市)は、銀イオンの力で抗菌・防臭する掃除機用集じ
んパック“ELPA(エルパ) 銀イオン そうじ機用紙パック”を発売した。
 抗菌効果がある銀イオン繊維を紙パックに織り込んだ。ダストボックス内の
雑菌の繁殖や悪臭の発生を抑える。赤ちゃんや室内ペットの居る家庭に好適。
紙パックを2重5層構造とした。細かいごみを逃さず、通気性も備える。実勢価
格は5枚入りが400円前後、10枚入りが700円前後。
(日経MJ 9/26)


■エステー
 柔らかタッチの使いすてカイロ“貼らないオンパックス ソフト”3タイプを
 新発売

 エステーは、カシミヤのように手に優しく柔らかな肌触りの不織布を採用し
た、使いすてのカイロ“貼らないオンパックス ソフト”、 ミニサイズの“貼
らないオンパックスミニ ソフト”を10月中旬から順次、全国で新発売する。
 同製品は、女性の体調に関する悩みについての調査結果(エステー調べ)に
基づき、上位にランキングされる“冷え性”に着目し開発された。“貼らない
オンパックス ソフト” は、最高温度65℃、平均温度51℃で持続時間が24時間
のロングタイプ、ミニタイプの最高温度は70℃、平均温度は57℃で持続時間は
7時間となっている。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 現行品の約 3倍の柔らかさの新不織布を採用し、まるでカシミヤのよう
   な素材の貼らない使いすてカイロに仕上げた
 (2) 触り心地がよく、冷えを感じる手先などをやさしい感触で温める
 (3) 柔らかいため、ポケットに入れていてもかさばらない
http://www.st-c.co.jp/topics/2007/071003.html
(10/3)


■ユニ・チャーム
“マミーポコ”“マミーポコパンツ”で期間限定の新デザイン登場

 ユニ・チャームは、 ウォルト・ディズニー・ジャパン コンシューマ・プロ
ダクツ部門とのライセンス契約により、期間限定の新デザインでミッキー&ミ
ニーのパーティ柄“マミーポコ”(テープタイプ)、“マミーポコパンツ”(パ
ンツタイプ)を11月9日から全国にて発売し、同時に合計1,000名様に賞品が当
たる『わくわくツアーキャンペーン 第2弾』を実施する。
 近年、子どものおしゃれを楽しむママたちが増えており、ベビー用紙おむつ
のデザインに対する意識も高まっている。こうした中、“マミーポコ”ブラン
ドはミッキーマウスをはじめとするディズニーキャラクターを登場させ、おむ
つ替えの楽しさを提供してきた。今年は「なかよし2人組」をテーマに、6月か
ら「リロ&スティッチ」柄の“マミーポコパンツ”を発売、好評を得た。今回、
第 2弾としてクリスマスやお正月などイベントの多い季節にぴったりの「ミッ
キー&ミニーのハッピーフレンズパーティ」柄の同製品を、期間限定(07年11
月9日〜2008年1月20日頃まで。なくなり次第終了)で発売する。
 さらに、07年6月に実施した「わくわくツアーキャンペーン」の第2弾を実施
する。対象商品のパッケージについているキャンペーンマークを集めて応募す
ると、抽選で合計1,000名にポータブルDVDプレーヤーなどの賞品が当たる。
対象商品はマミーポコ・マミーポコパンツ全品(マミーポコパンツ L5枚入り、
ビッグ4枚入りを除く)で、キャンペーン期間は07年11月9日〜08年1月31日(当
日消印有効)まで。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(10/3)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ANNA
 衛生部会分科会を10月30日大阪で開催

日本不織布協会(ANNA)衛生部会では10月30日、大阪市中央区のドーンセン
ター(大阪府立女性総合センター)において分科会を開催する。今回は衛生関
連不織布の課題である吸収性・デオドラント機能に焦点を当て、下記の講演が
行われる。
 「ナノレベルの超微細セルロース繊維(MFC)/不織布複合体の開発と衛材分
野への展開」鈴木磨氏(日本吸収体技術研究所・代表取締役社長)
 講演内容;衛材商品と不織布の関わり、MFC/SAP/不織布の複合シート状吸収
体、MFC/スパンメルト複合体からなるノンフィルムバックシート
 〔問合せ先〕
日本不織布協会
TEL 06-6233-0842


■伝統みらい研究センター
 07年第4回講演会を11月9日に京都で開催

 伝統みらい研究センターでは11月 9日、京都市下京区の京都高度技術研究所
(ASTEM)において、「伝統を知って、そしてビジネス」をテーマに07年第4回
講演会を開催する。参加費は無料。当日は下記の講演のほか、大学院生による
伝統に関連した研究成果の発表も行われる予定。
 (1) 「伝統資源活用による地域イノベーション創出―『地域伝産学官連携』
   による伝統工芸と先端科学技術の協働・融合―」岡本信司氏(独立行政
   法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター)
 (2) 特任准教授講演「伝統文化をプロデュースする」濱崎加奈子氏(伝統み
   らい研究センター特任准教授・合資会社伝統文化プロデュース連)
 (3) 「技術を核とした産学連携の新たな取組み」孝本浩基氏(財団法人京都
   高度技術研究所 産学連携事業部)
 〔問合せ先〕
 京都工芸繊維大学 伝統みらい研究センター(事務担当・井田)
 TEL 075-724-7850

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS REVIEW On-Line No.269
━━☆No.269☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007.10.15☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■経済産業省統計/不織布の国内生産拡大が鮮明に
■綿花の国際価格/3年ぶりの高値圏に
■東レ/名古屋に「オートモーティブセンター」を設置
■東邦テナックス/炭素繊維をドイツで増産
■長瀬産業、オー・ジー/中国繊維関連事業の統合で合弁会社設立へ
■クラレリビング、三井物産/カーボンナノチューブを応用した導電繊維の開
 発に成功
■ダイワボウノイ/機能性素材“ミルククラウン”のヘルス&ケア関連分野へ
 の素材供給を開始
■キトサンコーワ/重金属を吸着する不織布を開発
■ユニ・チャーム/ファッションコーディネート提案の「マスクコレクション
 2007」を開催
■トヨタ/東京モーターショーで「サステイナブル・モビリティ」を提案
■トヨタ紡織/第40回 東京モーターショーに「感動車室空間」を出展
■日本バイリーン/INCHEM TOKYO 2007に初出展
■サンゲツ/新テレビCM「機能性壁紙−ライフスタイル編」10月12日から放映

<海外ニュース>
■中国/EUと繊維輸出監視で合意 ほか

<催事>
■繊維学会め「07年度繊維学会関東支部講演会」を12月に開催
■INCHEM TOKYO 2007め11月6〜9日に東京ビッグサイトで3展示会を開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■経済産業省統計
 不織布の国内生産拡大が鮮明に

 自動車の内装材などに使う不織布の国内生産が拡大している。月間生産量は
8月まで34ヵ月連続で前年を上回り、年間でも4年連続で増加する見通し。自動
車向けなどを中心に需要が伸びている。織物などの生産低迷が続くなか、国内
繊維需要の牽引役となっている。
 経済産業省の統計によると、8月の国内生産量(速報)は26,915tで前年同月
比 1.8%増。用途別に集計した 7月の生産量では、自動車など車両用の5,067t
(同10.7%増)、半導体工場向けなどのその他産業用の4,980t(同12.7%増)
の伸びが目立つ。
(日経 10/5)


■綿花の国際価格
 3年ぶりの高値圏に

 綿花の国際価格が 3年ぶりの高値圏で推移している。指標となるニューヨー
ク先物相場は取引量の多い期近12月物が 9日時点で1ポンド62.98セント。ここ
数年、期近の水準は45〜55セント前後だった。しかし、年初から値上がりが目
立つようになり、夏以降は60〜65セント前後が定着してきた。
 世界で生産が 3番目に多く、最大の輸出国でもある米国の生産減少見通しが
原因。米政府が原油の高騰を受けてガソリン代替燃料としてエタノールの利用
を奨励したため、農家が原料のトウモロコシに作付けをシフトしている。米農
務省によると、07〜08綿花年度(07年8月〜翌年7月)の生産高は 1,781万俵
(1俵=480ポンド)となり、前年度に比べ17%減る見通しだ。
 米国の生産減をある程度穴埋めし、相場高騰の歯止め役となっているのが、
世界生産1、2位を占める中国とインド。とくに中国は最大輸入国でもあり、国
際相場への影響力も大きいが、07〜08年度の生産高は約 3,250万俵。豊作だっ
た前シーズンとほぼ同水準の収穫が見込まれ、輸入は例年並みにとどまる見通
し。世界の総生産高も約1億1,720万俵。2%減と減少幅は少ない。
 ただ、来春には米国の綿花の作付けが今春よりさらに減少、国際的な需給が
一段と引き締まるとの見方が出ている。夏以降、大豆が米先物市場で 3年振り
に 1ブッシェル10ドル台を付けるなど、他の商品作物の値上がりが続いている
ことが背景である。採算を重視する米農家が綿花からの作付けシフトを一段と
押し進める可能性が現実味を帯びてきた。
 価格高騰が、実需の減退を招く懸念はあまりない。競合するポリエステル短
繊維の東アジア市場での取引価格が1kg1.25ドルと03年初めから約6割上昇する
など、各種繊維が軒並み値上がりしているため。
 綿花の国際相場は1990年代まで60〜70セント前後で推移、00年前後から遺伝
子組み換え綿花が世界的に普及したことで収量が安定し、値下がり傾向となっ
た。エタノール需要をきっかけとした今年の相場反発は、中長期的にも転換点
になる可能性がある。
(日経産業 10/11)


■東レ
 名古屋に「オートモーティブセンター」を設置

 東レは先端材料の拡大による高収益企業への転換を加速するべく、名古屋事
業場を「自動車・航空機」分野向けの中核工場として機能転換を図る基本構想
を策定、その第一段階として自動車向けの技術開発拠点「オートモーティブセ
ンター(AMC)」の設置を正式に決定した。投資額は約25億円で、08年6月の開所
を予定。
 AMC では環境・エネルギー問題に大きく貢献する車体軽量化技術や次世代自
動車用部材開発(ハイブリッド自動車、燃料電池車など)、また非石油系素材
適用化技術やカーエレクトロニクス対応などを中心に技術開発を推進させる。
開所当初の設備は軽量化対応技術の確立に必要な設備を導入し、テーマに応じ
て随時設備の拡充を図っていく。
 その後も、愛媛工場と滋賀事業場のコンポジット(炭素繊維複合材料成形品)
技術開発機能を移転し「アドバンストコンポジットセンター(仮称)」を新設、
既存の「樹脂応用開発センター」と合わせて自動車・航空機向けの総合技術開
発拠点「A&Aセンター」(Automotive & Aircraft Center)」を整備する。同時
に生産機能についても見直しを図り、自動車・航空機向けの樹脂、コンポジッ
ト、高機能ケミカル製品の各生産体制を順次構築していく。なお、名古屋事業
場の構造改革は10年までに完了する計画で、総投資額は約 200億円を見込んで
いる。
 同社ではこの AMCを活用することで、短期的には既存技術の横展開、日系自
動車メーカーのグローバル生産に対応しながら事業拡大を図り、中長期的には
自動車産業の変革に沿った先端材料・技術開発を進め、新規需要の取り込み・
創出を推進する。これらの取り組みにより自動車向け事業売上高を、06年度実
績の1,240億円から、15年度には3,500億円へと拡大させる考え。
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr071009.html
(10/9)


■東邦テナックス
 炭素繊維をドイツで増産

 東邦テナックスは、ドイツ拠点で炭素繊維を増強すると発表した。09年 8月
稼動を目標に、 1,700t/年の新ラインを建設する。現在、三島事業所(静岡県)
で同2,700t設備を建設しているが、産業用途や航空機用途での需要拡大に対応
するため追加投資を決めた。日米欧3拠点の総生産量は同1万3,500tに引き上げ
られる。基本方針とする「利益ある成長への明確なシフト」に向け、コア事業
である炭素繊維事業のグローバルオペレーションを一層強化する。
 設備増強を行うのは、 100%出資拠点「Toho Tenax Europe(TTE)」。オーバ
ーブルフ工場に炭素繊維製造設備および付帯設備を増強し、生産能力を1,700t
増の同5,100tに拡大する。投資額は 5,100万ユーロ。最新プロセス導入により
生産性を高める考え。原料となるプリカーサーは、現在増強工事を行っている
三島事業所から供給する。
(化学工業日報 10/12)


■長瀬産業、オー・ジー
 中国繊維関連事業の統合で合弁会社設立へ

 長瀬産業とオー・ジーは両社が中国で行っている染料・助剤・ケミカルなど
繊維加工のための副原料を販売する繊維関連事業を統合するため、日本に合弁
会社「オー・エヌ・コラボ株式会社」を設立する。資本金 7,000万円を両社の
折半出資とし、 11月1日に設立、大阪市淀川区のオー・ジー内に本社を置く。
07年度に22億円、13年度には50億円の売上を、また両社の中国現地売買を含め
た売上規模では07年度46億円、13年度には 100億円を目指す。代表者は、社長
をオー・ジーの加納達夫氏、副社長は長瀬産業の市野勝彦氏が務める。
 新会社は両社の中国繊維関連事業の全体を統括し、長瀬産業が中国・上海に
保有の現地法人「長瀬有色技術(上海)有限公司」と、オー・ジーが同じ中国
・上海に保有する「上海欧積織染技術有限公司」を子会社化することにより、
現地機能を共有化し中国繊維関連事業の拡大を図っていく。
http://www.nagase.co.jp/news/pdf/20071005.pdf
(10/5)


■クラレリビング、三井物産
 カーボンナノチューブを応用した導電繊維の開発に成功

 クラレリビングと三井物産の両社は北海道大学古月文志教授の指導の下、カ
ーボンナノチューブ(以下CNT)分散水溶液技術を用いCNTを被覆した導電繊維
(CNTコーティングポリエステル加工糸)の開発に成功した。
 クラレリビングは、三井物産が販売する多層カーボンナノチューブ(MWCNT)
を水に分散した CNT分散水溶液を用い、精密糸染色技術を応用して、ポリエス
テルマルチフィラメント加工糸に CNTを均一にコーティングしネットワークを
形成する方法を確立、CANA-ANTMの開発に成功。今回の開発で確立したCNT分散
水溶液および精密糸染色技術による CNTネットワーク形成技術は、ポリエステ
ル織編物やポリエステル以外の繊維素材への適用も可能で、 CNTの各種特性を
生かした商品開発を進めており、両社は今後 CNTを用いた製品の商業化を目指
す方針。
 静電気帯電防止は、放電による電子データの破損防止、精密電子部品の製造
工程における欠陥による損失低減、揮発性ガスの防爆などに必要不可欠な機能
となっている。現在、帯電防止に用いられる導電繊維はモノフィラメントに導
電カーボンをコーティング処理したものや、導電カーボンを練り込んだポリマ
ーを用いた溶融複合繊維が主流で、年間30百万ドル以上の市場がある。 CANA-
ANTMの主な特長は以下の通り。
 (1) 安定した抵抗値;電気抵抗値は102〜1010Ω/cmの範囲で任意に設定可能。
   とくに帯電防止布帛に最も適する105Ω/cmの抵抗値も安定して得られる
 (2) 全面伝導性;繊維全体で良好な接触導電性を発揮する
 (3) 高耐久性;CNT は強力なバインダーで繊維表面に固着されていて脱落が
   ほとんど発生せず、組み込んだ布帛は洗濯後も良好な帯電防止性能を有
   する。また、破断するまで伸張変形しても抵抗値はほぼ変らず、高い耐
   久性を示す
 (4) ソフトな風合い;従来の導電糸に比べ単糸の細いポリエステルマルチフ
   ィラメント加工糸の1本1本へのコーティングにより、柔らかい風合いを
   実現
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/071009_02.html
http://www.mitsui.co.jp/release/2007/1177613_1767.html


■ダイワボウノイ
 機能性素材“ミルククラウン”のヘルス&ケア関連分野への素材供給を開始

 ダイワボウノイは機能性素材“Milk Crown(ミルククラウン)”の新展開と
して、ヘルス&ケア関連商品向け素材供給を開始した。
 これは、百貨店のヘルス&ケア関連商品に強い販売実績をもつカインドウェ
ア・プラナの新商品企画に参画し、原糸から製品までの一貫 OEM供給を行うと
いうもの。同素材がこの分野向けの製品一貫 OEM販売を手がけるのは初めての
ことで、10月中旬より販売を開始し、アイテムとしては特殊仕様の肌着からス
タートする。
 ミルククラウンは、同社グループのダイワボウレーヨンが雪印乳業の北海道
産ミルク成分で開発した、ミルクプロテイン練り込みレーヨンをコットンとミ
ックスした生地で、ソフトでしなやかな風合いと保湿性をあわせ持つ天然由来
原料の安心素材。綿 100%生地と比べ吸湿・保湿に優れており、ミルクのやさ
しいイメージも手伝って、発売以来、寝装品やタオルなどに広く採用されてい
る。
http://www.daiwabo.co.jp/ir/pdf/2007_1003.pdf
(10/3)


■キトサンコーワ
 重金属を吸着する不織布を開発

 キトサンコーワ(東京都八王子市)は、重金属などの環境汚染物質を吸着す
る不織布“キトサンコートアルギン酸繊維不織布”を開発し、10月中旬に発売
する。
 カニやエビの殻から取れるキトサンの吸着作用を利用し、産業排水などに含
まれる有害化学物質や重金属の95%以上を吸着・除去することに成功した。価
格はキトサン繊維 5%含有の標準タイプのシートで、1m2当たり2,500円から。
工業や農業の排水処理向けに年間売り上げ1億5,000万円を目指す。
(日刊工業 10/12)


■ユニ・チャーム
 ファッションコーディネート提案の「マスクコレクション2007」を開催

 ユニ・チャームは立体型マスク“ユニ・チャーム 超立体マスク” と、女性
ブログサイト『GiRLSGATE.com とのコラボレーション企画「マスクコレクショ
ン2007」(通称;「マスコレ2007」)を10月9日より開催する。
 かぜの季節の必須アイテムとなりつつあるマスクだが、外見を気にするため
に敬遠する女性も多いことから、同社では“超立体マスク”を使ったファッシ
ョンコーディネートを提案、女性にアピールするもの。同社では今年 9月、女
性向けに数量限定でソフトピンクのカラーマスク “ユニ・チャーム 超立体マ
スク かぜ用 ピンク”を発売している。
 今回の女性ブログサイトとの協力開催は、マスクを使ったファッションコー
ディネートの紹介とベストコーディネートを選ぶコレクション企画となり、 3
人のミスマスクがオフィス篇、おうち篇、お出かけ篇と、 TPOに分けてマスク
を使った冬のファッションコーディネートを提案。お気に入りのコーディネー
トに投票すると抽選でプレゼントが当たるほか、それぞれもっとも人気のあっ
たベストコーディネートを発表する。
 実施期間は10月9日〜12月3日(投票期間;10月9〜29日、結果発表;11月6日
〜12月3日)で、『GiRLSGATE.com』サイト内に専用Webサイト(http://www.
girlsgate.com/tieup/071009_unicharm/index.html)を設置する。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(10/9)


■トヨタ
 東京モーターショーで「サステイナブル・モビリティ」を提案

 トヨタは10月27日〜11月11日に、千葉・幕張の日本コンベンションセンター
(通称;幕張メッセ)にて開催される第40回 東京モーターショーに出展、「サ
ステイナブル・モビリティ」の実現を目指し、新しいクルマのあり方を提案す
るコンセプトカーなど、トヨタブランドの参考出品車 9車種、市販乗用車12車
種を展示・紹介する。
 今回は「Harmonious Drive(ハーモニアス ドライブ)人と、地球と走る、新
しい明日へ。」をテーマに、環境への配慮をはじめとした、人と地球が共生で
きる同社のクルマづくりへの姿勢を提示するとともに、クルマの本質的な魅力
である、走る歓び、使う楽しさを具現化した車両を紹介する。参考出品車は以
下の通り。
 (1) 環境コンセプト「1/X(エックス分の1)」;車両重量を“X分の1”にま
   で軽量化するなど、クルマのあり方を原点から見つめ直した環境コンセ
   プトカー
 (2) 心健やかコンセプト「RiN(リン)」;ドライバーが、クルマとの関わり
   の中で自分自身を見つめ直し、さらに社会や自然に目を向け、心と体に
   良いリズムが生まれることを目指したコンセプトカー
 (3) 新パーソナルモビリティ「i-REAL;近い将来の実用化に向け、より“人”
   に近づいたパーソナルモビリティ
 (4) 超高効率パッケージ「iQ CONCEPT」;プレミアムでありながら全長3m
   を切るコンパクトなコンセプトカー
 (5) 次世代都市型ヴィークル「Hi-CT」 ;若者の嗜好や生活から生まれた次
   世代都市型ヴィークル
 (6) 新世代高級ミニバン「FT-MV」;存在感あふれる新世代高級ミニバン
 (7) ハイブリッド高級セダン「CROWN HYBRID CONCEPT(クラウン ハイブリッ
   ド コンセプト)」;走行・環境・安全性能を高い次元で融合させ、“人
   の心に響く性能”を追求した次世代の高級セダンのあり方を提示
 (8) ハイブリッドスポーツコンセプト「FT-HS」 ;一切の妥協をせず、走り
   の感動と環境への思いやりを追求したハイブリッドスポーツコンセプト
   カー
 (9) F1カー「TF107」;F1参戦6年目を戦い、空力性能に優れ高い信頼性をも
   つエンジンが特長のF1カー
http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Oct/nt07_063.html
(10/10)


■トヨタ紡織
 第40回 東京モーターショーに「感動車室空間」を出展

 トヨタ紡織は 第40回 東京モーターショーに出展、「夢つむぎ…感動車室空
間を世界に」をコンセプトに健康、快適、環境をキーワードとした次世代の車
室空間を提案する。主な展示製品は以下の通り。
 (1) プレジャー&コンフォート コンセプト
   次世代の新しいコンパクト車室空間としてクルマのなかでもリビングそ
   のままに、家族や仲間との快適で楽しい時間を過ごせる空間を創りだし
   た。通常は3列シートだが、2列目シートを 3列目シート下に収納するこ
   とでさまざまなコミュニケーション空間を演出し、展示会では中央にテ
   ーブルを配した開放的な空間の「カフェモード」と、車両前方側にスク
   リーンを降ろし、映画を楽しめる「シアターモード」を紹介する。天井
   のデザインにもこだわり、魅力ある大型照明を配置した。
 (2) パーソナル リラクゼーション シート
   最上級の快適性を目指し、「近未来の最高級車リアシート」を提案。乗
   員の頭部をキャノピーで深く包み込み、パーソナルな自分の空間を楽し
   める「癒し」をテーマとしたシートとなっている。リクライニングとオ
   ットマンで、人が最もリラックスできる姿勢をつくりだし、酸素富加と
   アロマ、バイブレーター機能でリフレッシュが図れるほか、シートに座
   った人にしか見えない映像やパーソナル音響、空調により「癒し」の空
   間を体感することができる。
 (3) その他
   環境を追求した「バイオ ファブリック シート」、軽量薄型構造の「ス
   リム スタイル シート」、レクサスLS のリアシート体験コーナー 、エ
   アフィルター花粉脱臭機能体験コーナー、フィルター・パワートレイン
   機器部品など。
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07101101.pdf
(10/11)


■日本バイリーン
 INCHEM TOKYO 2007に初出展

 日本バイリーンは11月 6〜 9日の 3日間、東京ビッグサイトにて開催される
「INCHEM TOKYO 2007“先端材料展(ADvanced MATerials Show)”」に初出展
する。
 ブース(F-15、先端材料展ブース)では“Vilene for Future〜不織布から先
端材料への提案〜”をテーマに、開発品を中心に広く不織布の可能性を提案、
ナノファイバー不織布、液体ろ過フィルター、有機HEPAフィルター、 CO2吸脱
着フィルター(開発品)といずれも新しい不織布の追求から生まれた高機能製
品を展示・紹介する予定。
http://www.vilene.co.jp/news/list/n528.htm
(10/10)


■サンゲツ
 新テレビCM「機能性壁紙−ライフスタイル編」を10月12日から放映

 サンゲツは新しいテレビCM「機能性壁紙−ライフスタイル編」を10月12日よ
り、日本テレビ系列全国ネット「金曜ロードショー」内で放映する。このCMで
はリフォームや新築において内装仕様を決める際に、「汚れを落としやすい壁
紙」や「いやなニオイを消臭する壁紙」を選ぶことで、快適な住環境の実現を
図ることを提唱する。また、新CMの放映に合わせて、ウェブサイト内に「サン
ゲツブログ壁紙編」を立ち上げ、消費者向けに壁紙選びをサポートする情報発
信を強化させる。資料を希望する消費者には、機能性壁紙の解説や壁紙のお手
入れ方法などの情報を掲載した小冊子「ライフアートブック(機能性壁紙)」
も進呈する。
 新CMで紹介している機能性壁紙は、表面に特殊フィルム加工することにより
汚れを落としやすくして抗菌効果を持たせた“汚れ防止壁紙”と、配合した消
臭剤が化学反応により室内の臭気ガスを吸着・分解して消臭する消臭壁紙“ル
ームエアー”の 2種類。ブログやライフアートブックでは、このほかにも「ス
ーパー耐久性」「マイナスイオン」「調湿」などの機能性壁紙を紹介している。
http://www.sangetsu.co.jp/pdf/pr/379.pdf
(10月)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■中国
 EUと繊維輸出監視で合意

 欧州連合(EU)と中国は9日、中国の繊維製品について新たに輸出監視体制を
導入することで合意した。05年からの輸出数量規制は今年末で失効、今後は輸
出許可証の審査などでEU市場への大量流入を抑える。仏伊などの加盟国では安
価な中国繊維への反発がなお強いが、EUと中国はひとまず通商摩擦を回避した。
 新たな監視体制はEUと中国がそれぞれ繊維製品の通関をチェックする枠組み。
中国は企業への輸出許可証の発行を管理し、EUは流通企業などの輸入量が極端
に増えぬように通関審査を強める。輸出監視は08年末まで実施し、EU市場への
中国繊維の急激な流入を防ぐ。セーターやTシャツなど幅広い製品を対象とす
る方針だ。
(日経 10/10)


■スヴェンスカ・セルローサ社(スウェーデン)
 1株当たりの収益が5年間低下したため、最高経営責任者(CEO)のジャン・ア
ストロム氏を解雇し、国内の炭鉱会社の社長であるジャン・ヨハンセン氏を新
CEOに任命

■ファースト・クォリティ社(米国)
 ペンシルバニア州で土地を購入し、地域での拡張を続行

■ファイバーウェブ社(英国)
 下半期の業績悪化により株価が下落

■ウェスタン・ノンウーヴンズ社(米国)
 投資会社コード・ヘネシー&シモンズ社が、ウェスタン社をGEキャピタル社
とゲルベロス・キャピタル・マネジメント社に売却

■テン・ケイト社(米国)
 業界の予想に反し、サウスカロライナ州の工業用乾式不織布工場を売却せず
に保持することを発表

■デュニ社(スウェーデン)
 2008年の新規株式公開に向けて、取締役会の新メンバーを2名任命

■INEOS社(ノルウェー)
 INEOS社がボレアレスのノルウェーの石油化学製品事業を2億9,000万ユーロ
で買収することに対し、欧州委員会が承認

■イノベーティブ・ファイバーズ社(米国)
 スタイン・ファイバーズ社とコリア・シンセティック・ファイバーズ社の合
弁企業、イノベーティブ社が、サウスカロライナ州スパータンバーグでリサイ
クルポリエステル繊維製造工場を第1四半期に稼働開始

■レンツィング・グループ(オーストリア)
 半期売上がほぼ16%増の6億1,800万ユーロ、収益が45%増の4,610万ユーロ
になったことを発表

■ローム・アンド・ハース社(インド)
 米国のローム・アンド・ハース社が、インド・チェンナイで第2のアクリル
エマルジョン工場を開設

■バロー・ブランズ社(メキシコ)
 ロックライン・インダストリーズ社とグルポP.I.マーベ社の合弁企業、バロ
ー社が、環境に配慮した紙おむつ製品を販売

■ウィナー・メディカル・グループ(中国)
 欧州の医療製品メーカー用高品質包帯の商業生産を開始

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■繊維学会
「07年度繊維学会関東支部講演会」を12月に開催

 繊維学会関東支部では12月19・20日の両日、東京都目黒区の東京工業大学大
岡山キャンパスにおいて「07年度繊維学会関東支部講演会」を開催する。今回
は「安全、健康、持続可能社会を目指したファイバー材料」をテーマに、さま
ざまな分野からの講演を予定している。2日間で行われる講演は以下の通り。
 〔第1日目・19日〕
 (1) 「安全安心健康を目指したウェアラブル」板生清氏(ウェアラブル環境
   情報ネット推進機構)
 (2) 「日本技術を活かす次世代宇宙服開発へ向けて」小田原修氏(東工大院
   総理工)
 (3) 「次世代防火服の開発」小川孝裕氏(日本防炎協会)
 (4) 「南極地域観測隊・装備ウェアーのデザイン性と機能性について」
   伊豆原月絵氏(大阪樟蔭女子大)
 (5) 「機械遺産;オリンパスガストロカメラGT-1からその後の内視鏡の進歩
   について」中村靖夫氏(オリンパス梶j
 (6) 「金ナノ粒子触媒による空気浄化とグリーンケミストリー」春田正毅氏
   (首都大院都市環境科学)
 〔第2日目・20日〕
 (7) 「ファイバーとの接触を通じて<からだを知る、変える、サポートする>」
   跡見順子氏(東大名誉教授)
 (8) 「ベビー用紙オムツへの繊維材料の応用」酒井吉弘氏(花王潟Tニタリ
   ー事業グループ)
 (9) 「繊維技術が支える個の健康―繊維型DNAチップ―」秋田隆氏 (三菱レ
   イヨン褐、究開発統括部ゲノムグループ)
 (10)「世界の水問題と膜利用水処理技術」辺見昌弘氏(東レ樺n球環境研究
   所)
 (11)「帝人ファイバーのリサイクルへの取り組み〜繊維を中心に〜」
   池田裕一郎氏(帝人ファイバー潟Gコ事業推進チーム)
 〔問合せ先〕
 東京工業大学 谷岡研究室
 TEL 03-5734-2426
http://www.fiber.or.jp/Division/Kanto/index.html


■INCHEM TOKYO 2007
 11月6〜9日に東京ビッグサイトで3展示会を開催

 材料利用者のための先端材料の専門展示会「先端材料展<ADMAT>」をはじめ、
「プラントショー」「ECO-MAnufacture 2007〜製造業環境・エネルギー対策展
〜(エコマ)」の3展と、関連特別展示・技術シンポジウムで構成される「IN-
CHEM TOKYO 2007(総称)」が11月6〜9日の4日間、東京ビッグサイトにて開催
される。
 INCHEM TOKYO 2007全体での展示規模は 400社1,200小間となり、同時開催と
して「メンテナンス・テクノショー 2007」「非破壊評価総合展2007」 もあわ
せて行われる。3展それぞれの主な出展対象は以下の通り。
 (1) 「先端材料展<ADMAT>」 ;エレクトロニクス/情報通信/自動車・部品
   /エネルギー/環境/ライフサイエンスなど
 (2) 「プラントショー」;エンジニアリング/プラント部材・付帯設備/化
   学機械・流体輸送機器/制御・計測、安全機器・装置など
 (3) 「ECO-MAnufacture 2007〜製造業環境・エネルギー対策展〜(エコマ)」
   ;環境対策(大気・水・土壌・騒音ほか)/エネルギー対策/新エネル
   ギー技術/環境経営支援など
http://www.jma.or.jp/inchem/ja/admat.html

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.270
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2007.10.22☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■富士経済 調査/サニタリー市場で大人用失禁対策品が高成長
■東レ/タイで自動車材料事業を拡大
■トヨタ紡織/米インディアナ州に内装部品生産会社を設立
■出光興産/市販灯油による家庭用燃料電池システムを市場導入
■クラレ/独自の金属ナノ微粒子複合技術による新規導電性繊維を開発
■クラレ/新規熱可塑性エラストマー“Qポリマー”を開発
■東邦テナックス/炭素繊維“テナックス(R)”を生産増強へ
■デュポン社/熱可塑性樹脂製品の価格を世界規模で改定
■ダイニック/大連錦宮事務用品有限公司の子会社化を発表
■ホギメディカル/11年3月期稼動をめざす手術キット新工場建設計画
■ユニ・チャームペットケア/三重工場でペット排泄シートを増産
■巴川製紙所/SEMICON Japan 2007に出展

<海外ニュース>
■日本化学繊維協会/「ドイツにおける繊維研究」の概要を発表

<製品開発>
■花王/IHヒーター清掃用“キッチンマジックリン たわしシート”を新発売
■小林製薬/“メガネクリーナふきふき”に大容量の40包タイプを追加発売

<催 事>
■日本不織布協会/「ANNA講演会」を大阪で11月28日に開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■富士経済 調査
 サニタリー市場で大人用失禁対策品が高成長

 富士経済では4〜8月にかけて、トイレタリー用品市場11分野の主要89品目に
ついて06年実績、07年見込み、メーカーシェア、新製品動向、今後の方向性な
どを調査した。その結果、高齢化や少子化によるベビー用紙おむつの停滞に対
し、大人用については1997年から07年見込みまでの伸び(軽失禁市場は01年よ
り)が際立っており、今後さらに伸びると予測している。
 (1)ベビー用紙おむつ
 ベビー用紙おむつの市場規模は06年・07年見込みとも1,190億円と変わらず、
対97年比では13.5%減少している。
 この分野ではすでに普及が上限に達していること、少子化の影響で需要が減
少していることから90年代後半から縮小を続けている。高単価のパンツタイプ
に注力しても、少子化の進行や、競争が激化し低価格化が進んで歯止めがかか
らない。07年は王子ネピアが20年振りの新ブランドを投入し好調であることや、
パンツタイプの単価が低下したことで需要が回復し 4年ぶりに市場の縮小傾向
に歯止めがかかり、市場規模は横ばいになる見込みである。パンツタイプは使
用期間が延びて数量は増加するものの、少子化の進行や競争激化による低価格
化の影響を受け販売金額は伸びないと見込まれる。各メーカーは高単価のパン
ツタイプの新商品やリニューアル品を次々と投入することで収益の確保に努め
ているが、今後もベビー用紙おむつ市場の拡大は困難な状況が続くものと予測
される。
 (2)大人用紙おむつ
 介護を必要とする人が利用する尿漏れ対策商品をこの調査では指す。市場規
模は06年が698億円、07年見込みが740億円、対97年比では68.9%と大幅に増加
している。
 80年代から高齢化が進行して一般向け商品が投入され家庭に普及した。以後
01年を除き拡大が続いている。パンツタイプが市場を牽引して、市場が拡大し
ている。パッドタイプはとくに尿漏れ機能を強く訴求することで需要は年々拡
大している。パンツタイプは交換が容易であることから介護者・被介護者双方
にとって利便性が高いことで広く受け入れられ、現在は市場の約60%を占める
商品となっている。トップメーカーはユニ・チャームで、07年6月にP&Gから事
業譲渡を受けた大王製紙がシェア 2位となる見込み。市場は今後も拡大を続け
る見通し。
 (3)軽失禁ライナー・パッド
 介護を必要としない人が利用する尿漏れ対策商品で、市場規模は06年が 125
億円、07年見込みが150億円で、対01年比で219.1%と、これも大幅に増加して
いる。90年に花王が製品を投入して市場が形成された。各メーカーが次々と商
品を投入し、03年頃から各メーカーが積極的に宣伝したことで急速に認知度が
高まり、男性の需要も獲得して市場は順調に拡大し続けている。軽失禁ライナ
ー・パッドは購入する際に消費者が抵抗を感じることが多いため、メーカーと
販売店が一体となって買いやすい売場づくりを進めている。トップメーカーの
ユニ・チャームはライナーとパッドの両タイプで独自にブランドで展開してお
り、市場の50%弱のシェアを獲得している。高齢者の増加とともに市場規模は
前年比20%前後の拡大が続いており、今後も拡大はしばらく続くと予測される。
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/07074.html


■東レ
 タイで自動車材料事業を拡大

 東レは、タイで自動車材料事業を拡大する。繊維では原糸から基布まで現地
生産しているエアバッグ用ナイロン66素材の引き合いが急増しているため、引
き続き能力増強を図る計画で、とくに基布は織機を増設し月産120万mまで生産
能力を引き上げていく。一方、樹脂ではエンプラのコンパウンド生産を拡大。
このほど稼動を始めた新系列を含め、来年にはフル稼働が見込めることから、
新立地での生産や、これまでタイで手掛けていないポリフェニレンサルファイ
ド(PPS)の生産も視野に次期計画を詰める。また金型などの技術支援を中心と
したテクニカルセンターを新たに開設、樹脂のほか将来はフィルムまで現地顧
客に対する技術サービスを拡大していく考え。これらにより今年はタイにおけ
る自動車材料の売上高を前年比4割増の140億円に引き上げる。
(化学工業日報 10/16)


■トヨタ紡織
 米インディアナ州に内装部品生産会社を設立

 トヨタ紡織は、米インディアナ州プリンストン市に自動車用内装部品を生産
する新会社「トヨタ紡織インディアナ(TOYOTA BOSHOKU INDIANA, LLC.)」を
設立することを決定し、10月15日(現地時間)、インディアナ州で記者会見を行
い正式に発表した。新会社は北中南米地域におけるトヨタ紡織グループの23番
目の拠点となる。
 新会社は、トヨタ紡織の北米統括会社であるトヨタ紡織アメリカ(米ケンタ
ッキー州、TBA)が出資、TBAの子会社でシート、ドアトリムなどの内装品を生
産するトータルインテリアシステムズアメリカ(米インディアナ州、TISA)に、
シートフレーム、シートウレタンを納入する予定。新会社はTISAに隣接して生
産を行うため、トヨタ紡織グループの北米における最適生産・最適物流体制が
より一層進むことになる。新会社の概要は以下の通り。
 〔新会社概要〕
 (1) 会社名;TOYOTA BOSHOKU INDIANA, LLC.
 (2) 設 立;2007年11月
 (3) 所在地;米国インディアナ州プリンストン市
 (4) 資本金;4,000万US ドル(約46億円※)
 (5) 出資比率;トヨタ紡織アメリカ 100%
 (6) 生産品目;自動車用シートフレーム、シートウレタン
 (7) 操業開始;2010年(予定)
 (8) 生産数量;年17万セット
 (9) 従業員数;230名(予定)
 (10)投資額;5,700万US ドル(約66億円※)
 (11)用地面積;24エーカー(9万8,000u)
 (12)建屋面積;1万9,000u
※為替レートは1US ドル=115円で計算
http://www.toyota-boshoku.co.jp/jp/whatsnew/pdf/07101601.pdf
(10/16)


■出光興産
 市販灯油による家庭用燃料電池システムを市場導入

 出光興産は東芝燃料電池システムが開発した、一般に家庭などで用いられる
市販灯油を使用する家庭用燃料電池システムを08年度に市場導入すると発表し
た。
 同社はこれまで、東芝から LPG型家庭用燃料電池システムの提供を受けて大
規模実証事業に参画する一方、市販灯油を燃料とした燃料電池システムの商業
化に向け、東芝に水素製造技術の提供を行ってきた。東芝では LPG型家庭用燃
料電池システムを改良、市販灯油型の燃料電池システムの開発に成功したこと
により、同社は08年度に東芝製の灯油型家庭用燃料電池システムを10台程度、
一般家庭に設置する。実稼動のもとで運転データを取得し、今後の商業化に向
けた取り組みを推進する。東芝と同社は今後、他の石油元売会社へ同システム
の供給を働きかけ、灯油型燃料電池システムの普及に努める考え。
 市販灯油はインフラが全国に整備されているために利便性が高く、また他の
燃料に比べて経済性が優れた燃料であることから、燃料電池向けの燃料として
も期待されている。しかし灯油は、都市ガスなどに比べて炭素数が多く硫黄分
も多く含むために、燃料電池の燃料として使用するには高度な脱硫、改質技術
が必要とされていた。同社では世界で唯一、実証試験レベルにおいて市販灯油
から水素をつくり出す技術を保有している。
http://www.idemitsu.co.jp/company/information/news/2007/071010.html
(10/10)


■クラレ
 独自の金属ナノ微粒子複合技術による新規導電性繊維を開発

 クラレは、独自の金属ナノ微粒子複合技術を用いた新しいタイプの導電性繊
維“クラロンEC”の開発に成功した。
 今回開発した新製品は、ポリビニルアルコール分子の水酸基が種々の金属イ
オンと相互作用することに着目し、繊維内部に硫化銅のナノ微粒子を微細に形
成させた高導電性ポリビニルアルコール繊維。現在、導電性繊維はミクロンサ
イズのカーボンブラック粒子を練り込んだものが汎用されているが、同製品は
ナノサイズの金属微粒子を複合することで、比表面積の増大と粒子間距離の減
少効果によって高い導電性を発現することに成功したもの。
 主な性能として次の3点があげられる。
 (1) 導電粒子のナノサイズ効果で高い導電性を発現する
 (2) 導通経路が繊維内部にあるため屈曲・磨耗などによる外部損傷を受け難
   く耐久性に優れる
 (3) 形態自由度が高く導電性の制御が可能
 具体的な応用例では静電・帯電防止材や電磁波シールド材、センサー・スイ
ッチ材などがある。とくに将来のユビキタス社会では、情報・データ通信ツー
ルの多様化にともなう電磁波対策の必要性がクローズアップされており、自動
車・電車などの車内あるいはオフィスなどの閉鎖空間での電界エネルギー低減
を狙った、軽量かつ加工自由度の高い繊維状電磁波吸収材の提案といった展開
を図っていく。
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/071012.html
(10/12)


■クラレ
 新規熱可塑性エラストマー“Qポリマー”を開発

 クラレは熱可塑性エラストマー商品群“セプトン”“ハイブラー”“クラミ
ロン”の高性能・高機能化の一環として、耐摩耗性・耐傷つき性・軽量性・耐
加水分解性に優れたポリマーアロイの設計に適する新規熱可塑性エラストマー
“Qポリマー”を開発した。現在、数100t/年のパイロットスケールでの試験生
産体制を整え、10年には本格的な商業生産を開始する予定。
 Qポリマー は同社が開発したポリマーアロイ技術をセットにして、高性能な
各種用途において末端の製品メーカー、部材メーカー、成形加工メーカー等と
の共同開発を進めていくほか、コンパウンドメーカー各社がもつ独自のさまざ
まなコンパウンド技術を組み合わせることで、開発の加速化、さらなる用途の
拡大を目指す。各メーカーと親密な連携を図り、数年後には数1,000tの規模に
育てることで同社は同製品を新たな核のひとつに加え、エラストマー事業の拡
大を目指す方針。
 Qポリマー はその特徴である各種樹脂との良好な相容性を生かし、同社が開
発した各種熱可塑性樹脂とのアロイ化技術により、従来の“セプトン”をベー
スとしたコンパウンドに対しては、力学物性、耐摩耗性、耐傷つき性を大幅に
改善、また“クラミロン”に対しては、軽量性、オレフィン系材料との複合成
形性、耐加水分解性に優れ、両者の長所を併せもつ画期的な材料となっている。
自動車部品、電気・電子部品、各種スポーツ用品などの分野で、従来品では参
入が困難だったより高い性能が要求される用途への展開が期待できる。
http://www.kuraray.co.jp/release/2007/071016.html
(10/16)


■東邦テナックス
 炭素繊維“テナックス(R)”を生産増強へ

 帝人グループの東邦テナックスは、100%子会社のToho Tenax Europe GmbH
(ドイツ)において、09年 8月の稼動を目標に炭素繊維製造ラインを増設する
ことを決めた。設置するのはオーバーブルフ工場で投資額は 5,100万ユーロ、
生産能力は年産1,700tとなり、現在同社三島工場において増設中(08年 4月立
ち上げ予定)の年産2,700tの新ラインとあわせると、帝人グループの炭素繊維
の生産能力は年産 1万3,500tとなる予定。同グループでは、今回の増設により
欧州需要の拡大に対応するほか、産業用途や民間航空機用途の需要増にも対応
していく考え。
 炭素繊維は航空・宇宙、一般産業およびスポーツ・レジャーとそれぞれの分
野で幅広く使用される高強度、高弾性の特性をもつ高機能繊維で、同グループ
のコア素材のひとつ。その需要は民間航空機用途および産業用途の拡大により、
05年から10年まで年率15%前後の高い成長を維持すると見込まれ、10年の総需
要は4万tを超えると予測されている。
http://www.tohotenax.com/tenax/jp/data/pdf/0710newline_japanese.pdf
(10/11)


■デュポン社
 熱可塑性樹脂製品の価格を世界規模で改定

 米国デュポン社のエンジニアリングポリマー事業部は、北米および南米、ヨ
ーロッパ、中東、アフリカ、およびアジア太平洋地域において、11月 1日出荷
分より熱可塑性樹脂製品の値上げを実施すると発表した。
 デュポンでは価格の高騰に対し、生産性プログラムなどの抑止策で埋め合わ
せるべく努力を続けてきたが、原材料およびエネルギーコストの上昇率が昨年
実績を大きく上回っていることに加え、堅調な製品需要に応え世界規模での新
製品、技術および用途開発力という形で顧客重視の革新を遂げる必要があるこ
とから、今回の値上げを決定した。標準的グレードの上げ幅は以下の通り。な
お、特殊グレードおよびカラー品については、いずれも下記より高い率での値
上げとなる。
 (1) “ザイテル(R)ナイロン”および“ミンロン(R)”;南・北米地域 1ポン
   ド当たり12セント、日本を含むアジア太平洋地域kg当たり25セント、ヨ
   ーロッパ地域kg当たり13ユーロセントの値上げ(以下同様に)
 (2) “クラスティン(R)PBT”;南・北米地域12セント、日本を含むアジア太
   平洋地域25セント、ヨーロッパ地域13ユーロセント
 (3) “デルリン(R)ポリアセタール樹脂” ;南・北米地域10セント、日本を
   含むアジア太平洋地域20セント、ヨーロッパ地域13ユーロセント
 (4) “ハイトレル(R)熱可塑性ポリエステルエラストマー” ;南・北米地域
   15セント、日本を除くアジア太平洋地域25セント、ヨーロッパ地域20ユ
   ーロセント
 (5) “ザイテル(R)HTN”“ライナイト(R)PET”“ゼナイト(R)LCP”“サーミ
   ックス(R)高機能ポリエステル” ;南・北米地域12セント、日本を含む
   アジア太平洋地域25セント、ヨーロッパ地域13ユーロセント
http://www2.dupont.com/ja_JP/NewsEvents/news/2007/article20071015.html
(10/15)


■ダイニック
 大連錦宮事務用品有限公司の子会社化を発表

 ダイニックは、同社の連結子会社である大連大尼克辧公設備有限公司とキン
グジムとの合弁会社である、文具事務用品の製造・販売の「大連錦宮事務用品
有限公司」について、関係国の企業結合審査当局の承認が得られることを条件
として、キングジムが保有する全株式を取得することを発表した。株式譲渡契
約書締結を10月下旬、株式取得は11月中旬を予定している。今回の子会社化に
ともなう業績の修正は行わない。
 同社では09年 3月期を最終年とするグループ中期経営計画に基づき、各事業
の収益改善および企業価値の最大化に向けて、事業戦略の検討・推進を進めて
おり、大連錦宮事務用品有限公司については同社自らがスピード感をもってさ
らなる構造改革および収益改善に向けた諸施策を強化・断行することが必要だ
と判断し、キングジムとの合弁を解消、同社の完全子会社とするもの。
http://www.dynic.co.jp/ir/press/071017/info.pdf
(10/17)


■ホギメディカル
 11年3月期稼動をめざす手術キット新工場建設計画

 ホギメディカルは今年度から2012年 3月期までの中期計画を発表した。最終
年に売上高で今年度見込比48%増の424億円、営業利益で44%増の122億円を目
指す。期中累計で240億円、減価償却費を約100億円上回る設備投資を計画する。
 投資の中心は総合手術キット“オペラマスター”の新工場建設で、11年 3月
期中の稼動を目標とする。疾患ごとの医療費支払制度(DPC)導入病院の増加に
対応する。新工場は既存工場(茨城県筑波)の隣接地を購入し建設し、既存と
合わせた能力は500施設(病院)とする予定で、現在より2〜2.5倍の規模となる。
新工場にかかる投資分は、土地購入を含め175億円の予定。
 “オペラマスター”は同社の戦略商品で、DPCを採用する病院が現在の2.7倍
の1,000施設まで増加する見通しを受け、需要増大に備える。
(化学工業日報 10/16)


■ユニ・チャームペットケア
 三重工場でペット排泄シートを増産

 ユニ・チャームペットケアは、ペット排泄シートを増産する。三重工場(三
重県名張市)に約5億円を投じて生産ラインを増強、年間の生産能力を3割高め
る。今月から猫用消臭シートに加え、犬用に尿の吸収力を高めた新型ペットシ
ート“ドライペットシート ZERO-ワン”を新たに生産開始した。ペットを飼え
るマンションが首都圏などで伸びていることに対応するためで、排泄シートの
需要も伸びると判断した。
(日経産業 10/17)


■巴川製紙所
 SEMICON Japan 2007に出展

 巴川製紙所は12月5〜7日の3日間、幕張メッセにおいて開催される「SEMICON
Japan 2007 」に、気密封止パッケージ用リッドおよび当該製品に付随する精
密加工技術(ダイシング技術・印刷技術・検品技術)を出展する(出展ブース
; 9ホール〔9B-305〕)。さらに、新技術としてリッドにスペーサー構造を導
入したギャップ制御用リッドを同展示会にて初出展する予定。
 今回の「気密封止パッケージ用リッド〜エレファンCS〜」では、エポキシ樹
脂を Bステージ状態に制御したシール剤付き気密封止用リッドを展示・紹介す
る。接着剤の他、ダイシング、印刷、検品の各技術を加えたトータルサポート
により、ユーザーの工程簡略化と多様なニーズに応える。
http://www.tomoegawa.co.jp/topics/topics149.html
(10/15)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本化学繊維協会
「ドイツにおける繊維研究」の概要を発表

 日本化学繊維協会は、第46回国際人造繊維会議(オーストリア)においてド
イツ繊維研究協議会のDr.Walter Begemann(ドイツ)より報告された「ドイツ
における繊維研究(2015年への展望)」の概要を公表した。
 それによると、ドイツ繊維研究協議会はドイツ繊維産業連盟、地域団体、業
界団体および研究機関によって構成され、共同研究プロジェクトの推進・調整
を行っている。ドイツ国内での共同研究が主体だが、テーマによっては欧州各
国との連携も視野に入れている。同協議会のコーディネートによって、繊維品
の付加価値チェーンを支える各種研究プロジェクトが、化学繊維、染色加工、
繊維機械など繊維関連業種の共同で実施されている。研究テーマは、 (1)ユー
ザーの用途開発能力を増強させるプロダクト・イノベーション、 (2)経済効率
が良く環境に優しいプロセス・イノベーション、 (3)繊維品の付加価値チェー
ン全体での協力とコミュニケーションに関するものが優先的に取り上げられ、
ドイツ連邦経済省の研究支援を受け国内17の繊維研究機関(公設および民間研
究機関、大学)と連携して進められている。
 規模的には計21の会員団体で構成され、各団体の会員企業総数は 1,500社以
上にのぼるが、そのほとんどが中小企業。各種研究による新技術が 350億ユー
ロを超えるドイツの繊維品売上高を支え、かつ約25万人を雇用するドイツ繊維
産業の維持にも大きな貢献を果たしている。2015年に向けての主要テーマとし
て「健康」「移動性」「安全性」「コミュニケーション」「感覚」の 5つのテ
ーマが設定され、研究開発の一例として「体内吸収性テキスタイルの開発」や
「テキスタイル軽量構造物の開発と快適性の追求(車輌用の軽量で燃費向上に
寄与する繊維強化材の開発、カーシートの快適性および機能性の向上など)」、
また「テキスタイルを用いた景観保護の検討」などがある。
 このようにドイツ繊維研究協議会によってコーディネートされた繊維研究活
動は、ドイツのみならず世界の雇用、競争力、および付加価値向上に影響を及
ぼしている。分野別には以下の通り。
 (1) 技術力;研究プロジェクトの3分の1以上が繊維産業の生産性向上および
   新製品の開発に関するものであり、国内繊維産業の技術競争力が強化さ
   れている
 (2) 自動車関係;ドイツにおける乗用車の生産は90年から00年の間に10%増
   加して 513万台超となり、同時に自動車用繊維品の生産も同48%増加し
   12.4万tに。その使用量は20年には75%増加し、1台あたり35kgになると
   予測
 (3) 土木・建築・輸送関係;85年から00年のドイツのジオテキスタイル生産
   量は300%増の1億m2に
 (4) 防護関係;ドイツでは約100社が防護服を生産。年産額は7億ユーロ以上
   で、今後もさらなる成長が見込まれる
 (5) 航空関係;民間航空機分野における欧州メーカー・Airbusのシェアが拡
   大
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news.html
(10/10)

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■花王
 IHヒーター清掃用“キッチンマジックリン たわしシート”を新発売

 花王は9月8日より、キッチン用の新しいおそうじシート“キッチンマジック
リン たわしシート”を発売した。従来品の“レンジクイックル”に代わる新
製品で、汚れをかき取る表面シートの繊維の密度を工夫した「たわし構造」に
より、レンジまわりの油はねや電子レンジのこびりつき汚れなどを、かきとり
面ですっきりと落とせて二度拭きの必要がない。含浸させた洗浄剤にはオレン
ジオイルを配合、洗浄力は従来品の 2倍となり除菌・消臭効果も付与。清掃能
力を高め、家庭で最近増えてきたIHクッキングヒーターの洗浄用途を狙う。
6枚入りで店頭実勢価格は250円前後。
http://www3.kao.co.jp/magiclean/mcl_brush_sheet_00.html
(日経産業 10/12)


■小林製薬
“メガネクリーナふきふき”に大容量の40包タイプを追加発売

 小林製薬ではメガネのレンズについた指紋や脂汚れを、軽く拭くだけですっ
きりと落とすウェットティシュタイプのメガネクリーナ“メガネクリーナふき
ふき”に、40包入りの大容量タイプをアイテム追加し10月17日から全国で新発
売する。
 これまでと同様に、シートの乾燥を防ぐ個包装は携帯に便利で、40包の大容
量タイプのため「10包」「20包」に比べ 1枚あたりの単価も割安で経済的。パ
ッケージには携帯電話の表示画面の汚れを気にするユーザーが多いことから、
「携帯電話にも使えます」という表現を追加した。さらに、個包装であること
が分かりやすいよう、パッケージ側面に個包装のイラストを配した。
 「メガネレンズ拭き取りシート市場」は年々伸長し、06年度には市場規模が
12億円に達するなか、同製品は94年の発売以来順調に売上げを伸ばし、市場を
牽引する商品となっている。同製品は継続購入するロイヤルユーザーが非常に
多いことから「10包」の発売後、「20包」、 BOXタイプ「30枚」をアイテム追
加し、売上伸長を図ってきたが、従来品の大容量 BOXタイプ「30枚」は個包装
ではないため、「長期間経過するとシートが乾燥しやすい」「携帯できない」
といったユーザーの不満もあった。そこで今回、ユーザーからの要望に応えた
個包装に改良し、さらに大容量(40包)にすることでユニットプライスも抑え
た。商品の特長は以下の通り。
 (1) 個包装タイプのお得な大容量40包入り
 (2) レンズの指紋や脂汚れを軽く拭くだけでスッキリと落とす
 (3) 速乾性のウェットティッシュタイプで、から拭きが不要
 (4) 除菌効果でメガネを清潔に保つ
 (5) 携帯電話の画面、時計のガラス面、サングラスなどにも使用できる
http://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/0828/index.html
(10/17)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本不織布協会
「ANNA講演会」を大阪で11月28日に開催

 日本不織布協会(ANNA)では11月28日、大阪市中央区の大阪産業創造館にお
いて「ANNA講演会」を開催する。今回は、近年進展の目ざましいマスク関連の
テーマに加え、同協会の産官学連携活動の一環として、 2大学からの繊維材料
の最新技術、産官との連携の取組みについてのテーマを取り上げた。
 当日は同協会の金井宏彰会長が挨拶に立ち、その後以下の内容で講演が行わ
れる予定。
 (1) 「繊維産業技術の新たな取組みと不織布を取り巻く動向〜信州大学繊維
   学部の取組みを通じて〜」平井利博氏(信州大学繊維学部学部長 教授
   工学博士)
 (2) 「最近の不織布マスクの開発動向」林洋雄氏(ユニ・チャーム グロー
   バル開発本部第2商品開発部 部長)
 (3) 「繊維改質処理の最近の研究と実用化例」「福井大学における産官連携」
   堀照夫氏(福井大学大学院工学研究科ファイバーアメニティー工学専攻
   教授 副学長〔国際交流担当〕工学博士)
 〔問合せ先〕
 日本不織布協会事務局 TEL 06-6233-0842


┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.271
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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■日本化学繊維協会/07年9月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表
■宇部興産/英国・ICL社とPUDの技術ライセンス契約を締結
■帝人/ポリ乳酸繊維を使った自動車内装材をマツダと共同開発
■積水化成工業/耐熱性150℃のポリ乳酸発泡体を開発
■花王/情緒的な感情である「快適感」の定量化に成功
■東燃ゼネラル石油/電池セパレーター用微多孔膜で新会社設立
■萩原工業/コンクリート補強用プラ繊維を土木・建築向けに拡販
■デュポン/プラスチックをUVから長時間保護する酸化チタンを発売
■日清紡/水処理用微生物固定化担体事業を強化
■リンテック/主力粘着紙・粘着フィルムの価格改定へ
■ユニ・チャーム プロダクツ/「ファミリー・フレンドリー企業部門 香川労
 働局長優良賞」を受賞
■ユニ・チャーム/“ムーニー”“ムーニーマン”でキャンペーンを実施

<海外ニュース>
■エリコン・ノイマグ社(欧州)
 スイスの不織布機器メーカー、エリコン社とチェコのエルマルコ社が、共同
で吸音素材を生産するナノファイバー用機器を開発 ほか

<製品開発>
■東レ/08年の干支・ねずみ柄の“お年賀トレシー”を発売開始
■東リ/タイルカーペット2種を新発売

<催 事>
■日本不織布協会/「ANNA講演会」を大阪で11月28日に開催(再掲載)

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本化学繊維協会
 07年9月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

 日本化学繊維協会は07年 9月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表
した。それによると、化学繊維生産は9万7,800t(前年同月比5.1%減)、うち
合成繊維生産は 8万4,034t(同7.3%減)だった。 主要品種では、ナイロンF
9,784t(前年同月比0.7%減)、アクリルS 1万9,172t(同11.7%減)、ポリエ
ステルF 2万232t(同8.5%減)、ポリエステルS 1万7,083t(同4.1%減)だっ
た。
 一方、化学繊維在庫(生産者)は10万7,585t・前月比3.5%減・前年同月比2.3
%増、うち合成繊維在庫は 9万5,759t・前月比3.6%減・前年同月比1.7%の増
だった。主要品種では、ナイロンF 1万3,289 t(前月比2.7%減)、アクリルS
1万3,070t(同2.8%増)、ポリエステルF 2万5,523t(同7.2%減)、ポリエス
テルS 2万6,286t(同1.3%減)だった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/seizai/seizai0709.pdf
(10/19)


■宇部興産
 英国・ICL社とPUDの技術ライセンス契約を締結

 宇部興産は英国のICL社(Industrial Copolymers Ltd.)とPUD(水系ポリウ
レタン・ディスパージョン)に関する技術ライセンス契約を締結し、環境コー
ティング材料分野に本格参入する。同社では03年から PUDの研究開発を進めて
きたが、市場拡大に対応し先行メーカーからの技術導入で事業化を早めること
が得策と判断、欧州市場を中心にコーティング用途で PUDの製造・販売に長年
の実績を有するICLとのライセンス合意に至ったもの。
 PUDは数10〜数100nmレベルの微粒子が水中に分散した樹脂製品で、各種塗料
・コーティング材、人工皮革、接着剤、ガラス繊維集束材など幅広い用途で年
率5〜10%の成長を続けている。近年ではとくにVOC排出規制の材料の一つとし
て、自動車用内外装コーティングを中心に需要が急伸している。
 同社の機能品・ファインカンパニーでは、環境コーティング材料をグローバ
ルな戦略事業と位置づけており、 PUDも当初は国内およびアジア市場を主要タ
ーゲットとするが、中長期的には ICLとの協力関係の拡大可能性も含めて、世
界的な製造、販売、技術サービス体制の構築を目指す考え。
同社はPUDの中間原料であるPCD(ポリカーボネート・ジオール)をすでに日
本とスペインで事業化しており、さらにPCD原料のDMC(炭酸ジメチル)と 1.6
ヘキサンジオールも自製している。DMCは宇部で増産対応済みで、1.6ヘキサン
ジオールについては宇部、堺、スペインに続きタイでの工場建設を検討してい
る。同社の機能品・ファインカンパニー(ファインケミカルビジネスユニット)
内に今年4月に新設した「環境コーティング材料グループ」では顧客へのPUDサ
ンプルワークを始めており、既存製品の市場導入に加えて自製原料を利用し、
個別ニーズに対応するカスタム・グレードの開発も積極的に推進する。供給体
制は当面の市場導入期にはパイロット設備と ICLへの委託生産で対応するが、
年産 2000t規模の自社量産工場を09年度半ばまでに国内で新設、稼働させる予
定。
http://www.ube-ind.co.jp/japanese/news/2007/2007_14.htm
(10/23)


■帝人
 ポリ乳酸繊維を使った自動車内装材をマツダと共同開発

 マツダは10月26日から幕張メッセで開催される東京モーターショーに、08年
度から市場投入を予定している環境対応車“プレマシーハイドロジェンREハイ
ブリッド”を初公開する。これは水素でもガソリンでも走行可能な環境対応車
だが、もう一つの環境配慮の目玉として、帝人と共同開発したポリ乳酸(PLA)
繊維を内装材に採用している。
 帝人が開発した耐熱性バイオプラスチックを繊維にして、座席シートの表面
やドア内側のドアトリムの素材に使う。マツダも繊維の表面処理技術を投入し、
自動車の内装に求められる難燃性の向上を図った。マツダは石油資源を原料に
含まない素材を作れる技術が、環境負荷の低減に向けて大きな基礎となると見
ており、環境に配慮した素材の採用に意欲的だ。
  PLAは一般に熱に弱く耐久性の向上が課題だったが、帝人は武蔵野化学研究
所(東京都中野区)と共同でPLAを改良し、210℃に耐えられるバイオプラスチ
ックを開発、08年度に事業化する方針を打ち出している。マツダの新型車への
採用は、その第一弾に位置づけられる。
 帝人は新開発の耐熱性バイオプラスチックを繊維やフィルム、樹脂といった
事業領域で順次商品化していく計画。“バイオフロント”という統一ブランド
で、自動車向けなどの産業資材だけでなく衣料用途も開拓する方針だ。岩国事
業所(山口県岩国市)での量産化も準備に入っており、10年をめどに年間1万t
に近い規模の生産体制を整え、採算確保を急ぐ。
(日経産業 10/18)


■積水化成工業
 耐熱性150℃のポリ乳酸発泡体を開発

 積水化成工業は、耐熱性を150℃に高めたポリ乳酸の発泡体を開発した。
 ポリ乳酸は環境負荷は少ないが、60℃程度の熱で変形してしまう欠点があっ
た。同社は製造法の改良で、耐熱性のほか耐油性や耐候性も高めた。自動車部
品や食品容器、建築資材の原料として売り込む。
 従来、ポリ乳酸の耐熱性を高めるために結晶密度を高めると、加工がしにく
くなっていた。同社は成形中に加熱して結晶密度を高める技術を開発し、高温
に耐えられるようにした。
 奈良県天理市の工場にあるプラントで製造する。年産能力は120t。2〜3年後
をめどに年産能力600tの新プラントを導入する計画。汎用樹脂のポリスチレン
に比べ 3倍程度の製造コストがかかるが、量産効果や用途拡大で補う。
(日経産業 10/24)


■花王
 情緒的な感情である「快適感」の定量化に成功

 花王の香料開発研究所は、日常生活で感じる「快適感」の分析とその測定方
法について感情心理学の実験手法を用いて検討した結果、「快適感」は16種類
の感情で構成されることを解明し、その内容や強さの定量的な測定方法の開発
に成功したと発表した。さらに、日常生活の代表的な「快適感」は「癒し型」
「満足型」「愛情型」「娯楽型」「達成型」「ときめき型」の 6タイプに分類
可能だとした。
 この調査研究は「快適感」を感じる商品やサービスの開発を目的に行われた
もので、快適感を表現していると思われる言葉を辞書などから約 1,700語を抽
出、そのなかで類義語を整理して226語を選び出し、558名の被験者に快適だっ
た場面でどの言葉に共感が得られるかを 4段階で採点してもった。その回答を
因子分析した結果、快適感の測定に適した言葉は「満足」や「安静」といった
16種類の感情から構成されることを発見した。
 次に、この16種類の感情を表す言葉(落ち着いた、すっきりした、わくわく
したなど)とそれを表現する言葉(約48語)のセットを使い測定することで、
抽象的だった快適感の内容(質)と強さを数字によって表した。この快適感測
定方法は、16種類の感情を表す言葉を被験者がどのくらい感じているかを答え、
これを解析することで「快適感」の内容や強さを定量的に判定する測定方法を
開発したもの。これにより日常生活におけるさまざまな場面ごとの「快適感」
の内容(質)や強さを具体的に数値で評価できるようになり、種々の商品やサ
ービスの評価、消費者意識の調査などへの応用が可能になるとしている。
 さらに、快適感測定法の実用例として日常生活で経験する場面での快適感も
評価した。まず 1,144人に快適な場面を自由に答えてもらい、回答の多かった
代表的な30種類の生活場面を選出、別の 1,047名に開発した測定方法で快適感
を評価してもらった。その内容を解析した結果、日常生活の代表的な生活場面
で感じる「快適感」は 6タイプ(癒し型、満足型、愛情型、娯楽型、達成型、
ときめき型)に分類できることを見出した。同社ではこうした調査結果を、機
能性に加え情緒性が高い商品開発へ活用したい考え。
http://www.kao.co.jp/corp/news/2007/4/n20071022-01re.html
(10/22)


■東燃ゼネラル石油
 電池セパレーター用微多孔膜で新会社設立

 東燃ゼネラル石油は、リチウム電池のセパレーターとして使用される微多孔
膜(MPF)事業の新会社「東燃機能膜合同会社」を11月1日付で設立する。東燃
ゼネラル石油子会社の東燃化学と東燃化学那須それぞれの MPFの製造、販売に
関する事業についての権利義務を新会社に継承する。本社は栃木県那須塩原に
ある東燃化学那須の本社敷地内に置き、社長には東燃化学那須のアンドリュー
・マルキン社長が就く。
 効率的な事業運営を目的に子会社 2社が手掛ける同事業を一本化、組織体制
として機動的な事業運営が可能な「合同会社」を選択した。特殊石油化学品の
利益は同社石油化学製品全体の約3割に達しており、同社はMPF事業について今
後も成長確保のための設備増強などを適宜実施する方針を示している。
(化学工業日報 10/18)


■萩原工業
 コンクリート補強用プラ繊維を土木・建築向けに拡販

 萩原工業(岡山県倉敷市)は土木・建築向けのコンクリート補強繊維“バル
チップ”を拡販する。ポリプロピレン(PP)製で、同社が得意とするプラスチ
ック延伸技術を生かして10年ほど前に開発したもの。ここ4〜5年で採用例・施
工例が目立って拡大しており、特徴ある戦略商品としてさらなる発展を目指す。
(化学工業日報 10/22)


■デュポン
 プラスチックをUVから長時間保護する酸化チタンを発売

 米デュポンは、紫外線(UV)からプラスチックを長時間保護する酸化チタン
を開発した。
 新製品の “ライトスタビライザー210”は、デュポンが開発した酸化チタン
製造技術にもとづく最初のナノスケール製品群となる。UVの吸収特性に優れた
酸化チタン微粒子を利用したもので、これを添加することでプラスチック製品
をUVによる損傷から保護する。UV吸収特性および効果が長期間安定しているた
め、多様な用途・分野に応用可能という。
 粒子サイズが極めて小さいことから、従来の酸化チタン顔料よりもさらに広
い範囲の紫外線A波(UVA)、同B波(UVB)を吸収する利点もある。日本市場で
は11月以降に販売開始する予定。
(化学工業日報 10/22)


■日清紡
 水処理用微生物固定化担体事業を強化

 日清紡は、水処理用微生物固定化担体“APG”事業を強化する。
“APG”は、水膨張ポリウレタンフォームを用いた立方体スポンジ状担体で、
親水性、微生物付着効率、耐摩耗性に優れている。実績を持つ工場排水処理分
野に加え、工業用水の再生分野へ進出する。3〜5年後に事業を本格的に立ち上
げたい考え。また窒素や鉄分の除去効果も確認できているため、将来的には上
水分野への展開も期待できる。再生水分野への展開により、事業規模を20億円
程度まで引き上げる。
(化学工業日報 10/25)


■リンテック
 主力粘着紙・粘着フィルムの価格改定へ

 リンテックは電気製品や食品をはじめ、事務・家庭用品、自動車など幅広い
分野で使われている主力のシール・ラベル用粘着紙・粘着フィルムの全アイテ
ムを対象に12月1日出荷分から販売価格の引き上げを実施する。
 同社では、原燃料高騰などにより粘着紙・粘着フィルムの製造コストが大幅
にアップして収益を圧迫するなか、今年 3月出荷分から一部製品で価格改定を
実施するとともに徹底した合理化とコストダウンに取り組んできた。しかし、
予想以上に長期化する原燃料高騰の影響はそうした自助努力の範囲を超えるも
のとなっていことから、引き続き製品を安定的に供給し品質を維持・確保して
いくためには価格転嫁せざるをえないと判断、シール・ラベル用粘着紙・粘着
フィルムの全アイテムを対象に、紙ベース製品については現行価格の15%、フ
ィルムベース製品については同20%の引き上げを実施することにしたもの。
http://www.lintec.co.jp/news/2007/071024_a/
(10/24)


■ユニ・チャーム プロダクツ
「ファミリー・フレンドリー企業部門 香川労働局長優良賞」を受賞

 ユニ・チャーム100%出資の製造子会社であるユニ・チャーム プロダクツは、
厚生労働省及び香川労働局が実施する「07(平成19)年度均等・両立推進企業
表彰 ファミリー・フレンドリー企業部門 香川労働局長優良賞」を受賞した。
同賞は、地域において仕事と育児・介護が両立できるさまざまな制度を持ち、
多様でかつ柔軟な働き方を労働者が選択できる取組みを推進する企業を表彰す
るもの。
 今回の同社の受賞では、仕事と育児・介護が両立できる各種制度の周知を図
り、制度を利用しやすい環境整備に努めたこと、また積立保存休暇(時効によ
り失効した年次有給休暇を一定日数まで積立保存したもの)を上限 7日に限り
育児休業に充当できるよう制度改正を行い有給化したことで、社員が育児休業
を取得しやすくなったことなどが評価された。 表彰式は、11月1日「仕事と生
活の調和を考えるフォーラム in かがわ」の席上で行われる予定。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(10/24)


■ユニ・チャーム
“ムーニー”“ムーニーマン”でキャンペーンを実施

 ユニ・チャームは、ベビー用紙オムツ“ムーニー”“ムーニーマン”を対象
商品とした、合計1,000名にプレゼントが当たる2種のキャンペーンを07年11月
1日から08年1月15日まで実施する。キャンペーンの内容は以下の通り。
 (1) 「一緒におでかけしたい乗りものコース」;クイズ『ママの手みたいな
   ○○○○で、ずっとさらさら、ずっと快適♪』に答えて応募すると、正
   解者の中から抽選で、家族のおでかけが楽しくなる人気の小型車「ルノ
   ーカングー」を 1名に、高性能ベビーシート付き電動自転車「アンジェ
   リーノアシスタ」を20名にプレゼント
 (2) 「一緒にあそびたい安心素材のおもちゃコース」;対象商品“ムーニー”
   “ムーニーマン”についているキャンペーンマーク 3枚を集めて応募す
   ると、抽選で300名(男の子用・女の子用各150名)に「プラントイのおも
   ちゃ詰めあわせ」、Wチャンスとして679名に「フリースブランケット」
   をプレゼント
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(10/18)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■中国
 付加価値税制の変更により加工業者に負担

■クワントRX・バイオメディカル社(米国)
 P&G社からの支援でサニタリー製品を販売

■コヴィディエン社(米国)
 旧タイコ・インターナショナル社のヘルスケア事業部、コヴィディエン社が、
業績不振の紙おむつ・女性用サニタリー製品部門を 4億5,000万〜6億ドルで売
却へ

■イーストマン・ケミカル社(メキシコ)
 メキシコの複合企業、ALFA社が、イーストマン社のメキシコ、アルゼンチン
のPET(ポリエチレン・テレフタレート)樹脂生産設備、関連事業を買収

■エクソンモービル・ケミカル社(シンガポール)
 2011年稼働開始を目指し、シンガポールに生産能力世界第 2位のスチームク
ラッカー工場の建設を計画

■ドン&ロウ社(英国)
 スコットランドのポリプロピレン織物・不織布メーカー、ドン&ロウ社が、
建設・航空機・自動車用素材、複合素材の開発に 14万4,000ポンドの政府援助
金を獲得

■デュポン社(米国)
 石油採掘業界に製品を提供しているトータル・セパレーションズ・ソリュー
ションズ社が、仕上流体の濾過用にデュポン社の「ハイブリッド・メンブレン
・テクノロジー」を使ったメディアを指定

■ポリングスワース&ヴォース社(米国)
 アクリルバインダー使用セルロース・ポリエステル繊維湿式不織布でステッ
チ数の多い刺繍用基布の新製品「グレード3045」を販売開始

■プロクター&ギャンブル社(米国)
「パンパース・ステージズ」製品シリーズの新製品、「スウィパーズ・ワイプ
ス」を販売開始

■キンバリー‐クラーク社(欧州)
 2009年始めの稼働開始を目指して、ロシア・東欧市場向けのサニタリー製品
「ハギーズ」とティシュ製品「クリネックス」生産工場をロシアに建設する計


■エリコン・ノイマグ社(欧州)
 スイスの不織布機器メーカー、エリコン社とチェコのエルマルコ社が、共同
で吸音素材を生産するナノファイバー用機器を開発

■欧州
 ポリプロピレン価格が引き続き上昇し、前年9月比で7.6%増加。ポリエステ
ル、レーヨン価格は安定

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■東レ
 08年の干支・ねずみ柄の“お年賀トレシー”を発売開始

 東レは、08年の干支である「子(ねずみ)」のイラストを絵柄にした高機能ク
リーニングクロス“お年賀トレシー”(08年ねずみ柄)を発売する。19×19cmお
よび24×24cmの2サイズ展開となり、ノベルティーは10月下旬から受注を開始、
店頭では11月中旬より全国の眼鏡店などにて発売する予定で、50万枚の販売を
見込んでいる。
 同製品は、クリーム色を基調にカラフルなギフトボックスをねずみの街に見
立て、ねずみたちが楽しそうに動き回っているにぎやかで明るい絵柄となって
いる。環境への負荷を考慮し、包装は今年も 100%再生紙を使用、パッケージ
とのし袋を一体化させ、「水なし印刷」を採用している。この“お年賀トレシ
ー”シリーズは、92年に「さる」柄で登場して以来、毎年その年の干支をモチ
ーフとした絵柄で展開している。
 同社の“トレシー”は、直径約2ミクロンの超極細繊維(ポリエステル100%)
を用いた「ハイテクメガネ拭き」として86年の発売開始以来、独自のコンセプ
トに基づき幅広いクリーニンググッズを展開している。
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr071023.html
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■東リ
 タイルカーペット2種を新発売

 東リは、タイルカーペットGXソコイタリシリーズの “ソコイタリ インスピ
レーション”と視覚障害者誘導用タイルカーペット“SGカーペット(ステンレ
ス) ”(受注生産品)を新発売した。
“ソコイタリ インスピレーション”は地模様と追風(おいかぜ)模様の2柄9色
の全18アイテムで、防炎、制電、防汚などの機能を有している。パイル糸の光
沢差とパイルの高低により立体的な質感を表現しており、地模様はやわらかな
広がりを表現、追風(おいかぜ)模様では1枚1枚の柄が異なるため、無限の組
合せが生まれる。どちらの柄も流し貼りが可能となっている。
 一方、受注生産品の“SGカーペット(ステンレス)”は「警告用 点状タイプ」
と「誘導用 線状タイプ」の2種で、突起部はステンレス製のため錆びにくく、
かつ高級感を演出する。さらに弱視者を配慮し、ステンレス表面には光沢を増
す加工を施した。この突起物は一体加工のため、破損の可能性が極めて少ない
形状となっている。
なお、同社ではタイルカーペット“GA-100ECO”の廃番を9月28日に実施した。
http://www.toli.co.jp/newsrelease/news20071025.html
(10/25)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本不織布協会
「ANNA講演会」を大阪で11月28日に開催

 日本不織布協会(ANNA)では11月28日、大阪市中央区の大阪産業創造館にお
いて「ANNA講演会」を開催する。今回は、近年進展の目ざましいマスク関連の
テーマに加え、同協会の産官学連携活動の一環として、 2大学からの繊維材料
の最新技術、産官との連携の取組みについてのテーマを取り上げた。
 当日は同協会の金井宏彰会長が挨拶に立ち、その後以下の内容で講演が行わ
れる予定。
 (1) 「繊維産業技術の新たな取組みと不織布を取り巻く動向〜信州大学繊維
   学部の取組みを通じて〜」平井利博氏(信州大学繊維学部学部長 教授
   工学博士)
 (2) 「最近の不織布マスクの開発動向」林洋雄氏(ユニ・チャーム グロー
   バル開発本部第2商品開発部 部長)
 (3) 「繊維改質処理の最近の研究と実用化例」「福井大学における産官連携」
   堀照夫氏(福井大学大学院工学研究科ファイバーアメニティー工学専攻
   教授 副学長〔国際交流担当〕工学博士)
 〔問合せ先〕
 日本不織布協会事務局 TEL 06-6233-0842


┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
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