NONWOVENS REVIEW On-Line No.284
━━☆No.284☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2008.02.04☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■ナフサ/27年ぶり最高値
■アジア市場の石化製品/三菱化学の事故が響いてジリ高に
■旭化成せんい/キュプラを20年ぶりに値上げ
■クラレクラフレックス/乾式不織布とメルトブローン不織布の原反・製品価
 格を改定
■日東紡/ロックウールを値上げ
■トーア紡マテリアル/PP繊維を3月出荷分から40円値上げ
■自工会/07年自動車生産・輸出を発表−生産台数は6年連続のプラス
■NECグループ/自動車用リチウムイオン電池関係の2社を統合
■大阪ガス/自動車用リチウムイオン電池負極材料を開発
■東工大/燃料電池向け炭化水素系高分子膜を新開発
■FDK/東芝グループのアルカリ乾電池全量を受託生産
■帝人グループ/新社長に大八木氏が就任しグループ各社の社長も交代
■クレハ/炭素繊維を増産
■旭化成ケミカルズ/膜技術を軸に水のリサイクル分野を強化
■旭化成メディカル、旭化成ファーマ/ウイルス除去フィルター“プラノバ”
 の新紡糸工場を建設
■シキボウ/ノロウイルス吸着繊維を開発
■P&G/「パンパース・ユニセフタイアップキャンペーン」を開始

<海外ニュース>
■デュポン社/07年通期の業績発表−売上・営業利益ともに前年実績を上回る
■中国/07年の石油化学製品生産が大幅増加

<製品開発>
■サンゲツ/より良い室内空気環境の実現に貢献する高品質壁紙を新発売
■ユニ・チャーム/発育段階別対応と吸収体が1/2の薄さの紙おむつを新発売

<催 事>
■日本不織布協会/メディカル分科会を2月27日大阪で開催
■日本不織布協会/「index'08」の視察旅行を企画
■ANEX2009/出展社を募集 −09年5月20〜22日・上海開催−
■日本繊維機械学会/「第14回春季セミナー」を3月6・7日大阪で開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ナフサ
 27年ぶり最高値

 石油化学製品の基礎原料ナフサが27年半ぶりに最高値を更新した。昨年10−
12月の国内基準価格は1月30日、7−9月期に比べ1,900円(3%)高い、 1klあた
り61,600円(速報値)に決まった。
 原油高、アジアの需要拡大などを背景に 1年前に比べ28%高くなった。住友
化学や三井化学などは樹脂価格を値上げする方向で、建築資材、自動車、日用
品など幅広い製造業にコスト増圧力が強まる。
(日経 1/31)


■アジア市場の石化製品
 三菱化学の事故が響いてジリ高に

 アジア市場で、石油化学製品がジリ高となっている。昨年12月に三菱化学の
鹿島事業所で起きた火災事故が原因で、需給がタイトになっている。
 合成樹脂などの原料エチレンは現在 1,390ドル/t(運賃込み、中心値)と今
月初めに比べ60ドル(5%)高い、事故前からは1割強上昇した。
 事故により国内生産の 6%に当たるエチレンの供給が停滞し、同社は商社な
どを通じて確保を急いでいる。川下製品の合成樹脂も供給不安を受けて値上が
りした。包装フィルムに使う
低密度ポリエチレンは1,710ドル/tと今月初めから50ドル(3%)上昇した。日
用雑貨などになるポリプロピレンも10ドル(1%)高い1,460ドル/tとなってい
る。ともに過去最高の更新が続いている。
(日経 1/25)


■旭化成せんい
 キュプラを20年ぶりに値上げ

 旭化成せんいは再生繊維の“キュプラ”をほぼ20年ぶりに値上げする。 3月
から糸や織物の出荷価格を10%引き上げる。上げ幅は標準的な糸(84dTEX)で
100円/kg強。原料となる綿花の種子を包む「コットンリンター」が急騰してい
るため。
 キュプラは高級裏地素材を中心に肌着など衣料関連に使われる。同社は世界
最大手。バイオ燃料として注目を集めるトウモロコシの作付拡大のあおりで、
米国で綿花の収穫が減少、コットンリンターも品薄になっている。衣料素材と
して世界的なブームが続くレーヨンの原料にもなるため需要も伸びている。
 コットンリンターの国際価格は、昨秋の北半球での綿花の収穫期以降、 2倍
となった。原油高にともなう燃料費の高騰もあり、転嫁値上げを決めた。
(日経 1/26)


■クラレクラフレックス
 乾式不織布とメルトブローン不織布の原反・製品価格を改定

 クラレクラフレックスは乾式不織布“クラフレックス”およびメルトブロー
ン不織布“クラフレックス−MB”の原反・製品価格を 2月12日出荷分より改定
する。
 これは昨年 7月以来の値上げ発表となるが、原油・ナフサ価格のさらなる高
騰による原燃料価格の上昇が、前回価格改定の効果と自助努力によるコスト削
減の範囲をはるかに超えるものであり、依然として事業収益が悪化しているこ
とから、再度価格改定を実施することにしたもの。
 価格改定の対象商品は、家庭用製品向け原反全般(衛生材料・ウエットティ
シュ、ほか)、業務用製品全般(カウンタークロスなどのふきん類)、産業用
製品および原反全般で、改定幅は一律10%アップとし 2月12日出荷分より実施
する。
http://www.kuraray.co.jp/release/2008/080131.html
(1/31)


■日東紡
 ロックウールを値上げ

 日東紡は住宅やビルの断熱材に使うロックウールを値上げする。原燃料コス
トの上昇を理由に、4月1日出荷分から15〜20%引き上げる方針で、来月から需
要家との交渉に入る。値上げは約1年ぶり。
 対象はロックウールと、ロックウール化粧天井板。主原料であるフェノール
樹脂や燃料のコークス、包装用フィルムなどの価格が上昇しており、現在の価
格のままでは事業展開が難しいと判断した。
 同社は昨年 1月にも原燃料コストの上昇を理由に15〜20%の値上げを打ち出
したが、他メーカーが追随しなかったこともあり、十分に浸透しなかった。
(日経 1/30)


■トーア紡マテリアル
 PP繊維を3月出荷分から40円値上げ

 トーア紡コーポレーションの子会社であるトーア紡マテリアルは、ポリプロ
ピレン(PP)繊維を3月1日出荷分から値上げする。「トーア紡ポリプロ」全品
種が対象で、1kg当たりそれぞれ40円の上げ幅で、需要家と交渉を開始した。
 ナフサ価格高騰の影響で、PP繊維の原料であるPP樹脂の価格が上昇し、自助
努力ではコスト上昇分を吸収するのは難しいと判断、価格改定を決めた。
 同社のPP繊維は原着綿が主体で、主にニードルパンチカーペットの原料に使
用されている。
(化学工業日報 1/31)


■自工会
 07年自動車生産・輸出を発表−生産台数は6年連続のプラス

 日本自動車工業会(JAMA)は07年の四輪車生産実績を発表した。
 それによると、07年の自動車生産台数は 1,159万6,327台で、前年の1,148万
4,233台に比べ11万2,094台・1.0%の増加となり、6年連続のプラスとなった。
うち乗用車は994万4,637台(前年比1.9%増)で4年連続のプラス、トラックは
153万8,020台(同 6.3%減)で 4年連続のマイナス、バスは11万3,670台(同
128.2%)で3年連続のプラスだった。
 また、07年国内需要は 535万3,645台で前年に比べ 6.7%の減少となり、3年
連続のマイナス。うち乗用車は 440万297台(同 5.2%減)、トラックは 93万
7,731台(同13.2%減)、バスは15,617台(同11.3%減)。輸出台数は655万173
台で、前年の 596万6,672台に比べ58万3,501台・9.8%の増となり6年連続の増
加となった。車種別では、乗用車581万1,862台(前年比51万6,365台・9.8%増)、
トラック 61万6,546台(同 3万8,572台・6.7%増)、バス 12万1,765台(同2万
8,564台・30.6%増)だった。
 生産に占める輸出の割合は生産の56.5%(同52.0%)で、市場別動向では中近
東(81万1,887台・構成比12.4%・前年比37.5%増)やアフリカ(33万978台・
同 5.1%・同22.6%増)が前年比で大きくポイントを伸ばしたのに対し、北米
(245万5,098台・37.5%・1.3%減)、大洋州(43万4,268台・同6.6%・同1.7%
減)などはポイントを落とした。
http://www.jama.or.jp/stats/product/20080130.html
http://www.jama.or.jp/stats/export/20080130.html
(1/30)


■NECグループ
 自動車用リチウムイオン電池関係の2社を統合

 NEC グループは、日産自動車との共同事業である自動車用リチウムイオン電
池開発会社「オートモーティブ・エナジー・サプライ」に、同じ車載用リチウ
ムイオン電池の開発子会社「NECラミリオンエナジー」と年内にも統合する。
 同グループのリチウムイオン電池関連の経営資源を集約し、09年に予定して
いる日産や仏ルノーのハイブリッド車向けの本格量産に備え、体制を整える狙
い。共同事業会社の人員も生産技術や販売部門を中心に増員する考えだ。
(日経産業 1/24)


■大阪ガス
 自動車用リチウムイオン電池負極材料を開発

 大阪ガスは、リチウムイオン電池の高入出力を可能とした負極材料“ICOKE
(アイコーク)”を開発した。単位時間当たりに取り出せる電流は従来の負極材
料より約30%大きく、ハイブリッド自動車に応用した場合、加速性能の向上に
役立つ。
 リチウムイオン電池の負極材料は炭素網面が積層した構造をもつ。今回、負
極材を2,000〜2,200℃で処理し網面を乱層構造とした結果、リチウムイオンの
蓄積スペースが減り、同イオンの移動部分が増えたことにより高入出力が可能
となった。電池メーカーの試験評価を経て実用化を目指す。
(日刊工業 1/28)


■東工大
 燃料電池向け炭化水素系高分子膜を新開発

 東京工業大学資源化学研究所の山口猛央教授ら研究グループは、携帯電話や
ノート型パソコンの電源として期待される直接メタノール型燃料電池(DMFC)
向けの新しい高分子膜を開発した。
 基材となるポリイミド薄膜に形成した 100nmほどの無数の穴に、微細加工技
術を駆使してスルホン化ポリエーテルスルホンをすき間なく充填した。燃料の
メタノールが高分子膜を透過して漏れ出る「クロスオーバー現象」を従来素材
の 1/300に減らせる。メタノールを効率よく使用でき、稼動時間を大幅に伸ば
すことが可能になる。
(日経産業 1/28)


■FDK
 東芝グループのアルカリ乾電池全量を受託生産

  FDKは東芝グループのアルカリ乾電池全製品の受託生産を始める。これによ
り、アルカリ電池では国内首位の松下電器産業に匹敵する生産シェアを獲得し、
収益拡大の道筋が見えてきた。
 FDKは今年8月をめどに、東芝電池(長野県佐久市)が保有する単三型アルカ
リ電池の製造設備(月産能力1,000万本相当)を4億円前後で買収する。 FDKは
大株主の富士通ブランド製品に加え、資本業務提携するソニーや三菱電機のア
ルカリ電池の全量を受託。東芝が加わることで国内生産シェアは 4割弱と、同
4割強の松下に迫る。
 同社のこの後の課題は 6期連続で営業赤字が続く、主力の電子部品事業の再
建に移る。
(日経産業 1/29)


■帝人グループ
 新社長に大八木氏が就任しグループ各社の社長も交代

 帝人は 6月20日付で、代表取締役社長 CEO(最高経営責任者)に大八木成男
氏(現・専務取締役CSO 兼医薬医療事業グループ長兼帝人ファーマ椛纒\取締
役社長)が就任することを内定した。現社長の長島徹氏は取締役会長に、取締
役会長の興津誠氏は顧問役に就任する予定。
 また、グループ各社についても4月1日付で、次の通り新社長が内定している。
 東邦テナックス 三嶋孝司(帝人グループ執行役員、東邦テナックス鰹務
取締役 炭素繊維・複合材料事業本部長)
 帝人デュポンフィルム 戸田敬二(現・帝人グループ常務執行役員CMO補佐
兼帝人デュポンフィルム且謦役営業部門長兼帝人フィルム且謦役)
 帝人化成 酒井和幸(現・帝人グループ常務執行役員、帝人デュポンフィル
ム椛纒\取締役社長兼帝人フィルム椛纒\取締役副社長)
 帝人ファーマ 西川修(帝人グループ常務執行役員、帝人ファーマ椛纒\取
締役専務取締役医薬事業本部長兼医薬開発技術部門長)。
 なお、帝人新社長となる大八木氏の経歴は以下の通り。
 大八木成男(おおやぎ・しげお)氏
 1947年5月17日生まれ・60歳、東京都出身。71年3月慶応大学経済学部卒業、
同年3月同社入社。92年2月医薬営業企画部長、98年6月東京支店長、99年6月執
行役員(東京支店長)、2000年 4月 執行役員(医薬営業部門 副部門長)、01
年6月常務執行役員(医薬営業部門長補佐)、02年6月帝人グループ専務執行役
員(医薬事業本部長)、03年 4月帝人グループ専務執行役員(医薬医療事業グ
ループ長兼医薬事業本部長)、同年10月帝人グループ専務執行役員(医薬医療
事業グループ長兼帝人ファーマ椛纒\取締役社長)、05年6月常務取締役(CIO
兼医薬医療事業グループ長 兼帝人ファーマ椛纒\取締役社長)、06年6月専務
取締役(同)、07年4月専務取締役(CSO兼医薬医療事業グループ長兼帝人ファ
ーマ椛纒\取締役社長)、08年6月代表取締役社長(CEO)就任(予定)。http://www.teijin.co.jp/japanese/news/news2008a.html
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(1/29)


■クレハ
 炭素繊維を増産

 クレハは、断熱材に使う炭素繊維の生産能力を大幅に増強する。
 いわき事業所(福島県いわき市)では12年までに炭素繊維原糸の年産能力を
現在比 6割増の1,800tに、原糸を使った断熱材など加工製品の年産能力は現在
比 2倍に引き上げる。また同時に中国・上海の炭素繊維製造会社でも断熱材の
年産能力を12年に現在比 3倍に高める。
 シリコンウエハーなど、高熱の熱処理工程が必要な分野の需要拡大に対応す
る。総投資額は約60億円。この積極投資により、炭素繊維事業の売上高を12年
度に07年度比2倍の120億円に拡大させる。
 炭素繊維原糸はまず09年春までに現在の1,100t/年から同1,450tにまで拡大、
その後は12年春までに同1,800tに増やす。いっぽう上海では「上海呉羽化学」
が上海市嘉定工業区南区から同じ工業区の北区へ09年秋に移転するのに併せ、
断熱材の年産能力を段階的に引き上げる。
 同社の炭素繊維はピッチ系と呼ばれ、世界需要は約3,000t。ここ数年、需要
は年率15〜20%のペースで伸長しているという。
(日刊工業 1/29)


■旭化成ケミカルズ
 膜技術を軸に水のリサイクル分野を強化

 旭化成ケミカルズは、膜技術を核に水処理事業の拡大を図る。独自の中空糸
膜“マイクローザ”とリン吸着剤などを組み合わせることで、ソリューション
の幅を広げるとともに、下水からの工業用水再生など膜を生かした水ビジネス
にも乗り出す。水のリサイクルサービスなどを提供していく考え。
 地域的には北米、中国、中東を強化する。中国に続き北米で膜分離活性汚泥
法(MBR)の本格展開を進める。中東は海水淡水化の前処理分野を狙っており、
パートナーシップの構築など年内に事業展開の枠組みを作る計画だ。
(化学工業日報 1/30)


■旭化成メディカル、旭化成ファーマ
 ウイルス除去フィルター“プラノバ”の新紡糸工場を建設

 旭化成メディカルはウイルス除去フィルター“プラノバ”の紡糸工場を新た
に建設し、中空糸生産能力を4万m2/年増強することを決定した。これにより、
プラノバの中空糸生産能力は、現在の3万m2/年と合わせて7万m2/年となる。
 これは07年 9月に竣工した増設に続く新工場建設となるもので、約42億円を
投資して宮崎県延岡市のプラノバ組立工場東側更地に新工場を建設する。08年
4月着工、09年3月竣工予定。同社では今後も積極的に研究開発、設備投資を行
い、高性能、高品質の製品を開発していく方針。
 プラノバは工業用のウイルス除去フィルターで、血漿分画製剤やバイオ医薬
品といった生物製剤の製造工程において広く使用されている。その優れたウイ
ルス除去性能とタンパク質の透過性能は国内外で高い評価を得ており、現在で
は90%弱のユーザーが欧米を中心とした海外となっている。近年、世界におい
て生物製剤のウイルス安全性に対する要求が高まっていることに加え、モノク
ローナル抗体を中心としたバイオ医薬品の開発が盛んになってきたことから年
々需要が増加しており、今後もこうした世界的な動きが続くと予想されている。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2007/me080129.html
(1/29)


■シキボウ
 ノロウイルス吸着繊維を開発

 シキボウは、ノロウイルス対策繊維“ARGON(アルゴン)”を開発した。
 食中毒の原因となるノロウイルスに効果をもつ繊維は、これまでほとんどな
かったという。 “ARGON”は洗濯しても効果を長期間発揮できるのが特徴で、
08年秋冬商品から、食品産業・福祉施設用ユニフォームを中心に、寝装品関連
やタオル、下水処理施設・空気清浄機用フィルター向けに展開する。売り上げ
目標は初年度1億円、3年後に3億円を目指す。
“ARGON”は、安全性の高い有機化合物をセルロース繊維に架橋結合したもの
で、優れたウイルス捕捉効果を発揮する。ノロウイルスは、細胞のなかでしか
生存できず、同繊維に吸着し続けることで死滅する。
 また50回の洗濯を繰り返した後でも同効果が持続するなど洗濯耐久性にも優
れている。開発には近畿大学の坂上吉一教授の協力のもと、同ウイルスのモデ
ルであるネコカリシウイルスを使用し、試験を実施してきた。
(化学工業日報 1/31)


■P&G
「パンパース・ユニセフタイアップキャンペーン」を開始

 P&G の乳幼児用紙おむつブランド“パンパース”と日本ユニセフ協会は、開
発途上国の厳しい状況におかれた赤ちゃんの命を守る目的で「あなたに守れる、
命がある。〜パンパースで、あなたはちいさな命を守れます〜」をテーマに、
昨年に続き第 2回目となる「パンパース・ユニセフタイアップキャンペーン」
を2月1日より開始する(3月31日まで)。
 同キャンペーンではパンパースがユニセフと共同で、開発途上国における予
防接種の重要性をキャンペーンウェブサイトなどで啓発するほか、キャンペー
ン期間中のパンパース1パックにつき、破傷風ワクチン1本相当額をユニセフに
寄付し、カンボジアで生まれる赤ちゃんの命を予防接種によって守る活動を支
援する。 TVCMや店頭ポスター・POP、パンパース採用病産院のポスターでもキ
ャンペーンの告知を行い、寄付金額は2,000万円を見込んでいる。
 キャンペーン対象商品は“パンパース乳児用紙おむつ”(おしりふきを除く)、
“コットンケア”(新生児、S、M、Lサイズ)、“コットンケアパンツ”(Mサ
イズ)、“フィットパンツ”(L、ビッグ)、“卒業パンツ”“夜用パンツ”
で、期間中パッケージにはキャンペーンのステッカーを貼付する。
http://jp.pg.com/news/2008_01/200801/20080124p01.htm
(1/24)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■デュポン社
 07年通期の業績を発表−売上・営業利益ともに前年実績を上回る

 米国デュポン社は1月22日、07年通期および第4四半期(10月〜12月)の業績
を発表した。
 それによると、07年通期売上は293億7,800万ドル(前年同期比7.1%)、税引
前営業利益は37億4,300万ドル(同12.4%)、純利益は29億8,800万ドル(同5.1
%)となり、売上高と税引前営業利益が前年実績を上回る成長を見せた。各部
門別の売上高は農業・食品関連事業 68億4,200万ドル(同8%増)、塗料・色材
技術事業66万900万ドル(同5.1%増)、電子・情報技術事業 37億9,700万ドル
(同6.3%増)、高機能材料事業 66億3,000万ドル(同7.3%増)、安全・防護
事業 56億4,100万ドル(同2.6%増)となっている。
 同社では08年も大きな成長を見込んでおり、この 3年間で遂げた進歩を今後
も継続させることで収益を伸ばすことが可能だとして、08年の 1株あたりの利
益を3ドル55セントと予想している。
http://www2.dupont.com/ja_JP/NewsEvents/news/2008/article20080124.html
(1/24)


■中国
 07年の石油化学製品生産が大幅増加

 中国における主要石油化学製品の生産が大幅に伸びている。石油化学工業協
会などによると、07年のエチレン生産が初めて1,000万tの大台に乗ったのをは
じめ、ポリエステル、ポリオレフィンなどそれぞれ06年に比べて 2桁の伸びを
示している。とくに、ポリエステルは前年の1,614万tから1,918万tと19%もの
大幅増で、同分野では中国の一人勝ちという構図が一段と鮮明になっている。
 需要はいずれも生産量を大幅に上回っている。ただ、今年後半からは中東の
大型設備が相次いで稼動すること、また中国国内で進展する設備増強が相まっ
て、市場にどのような影響をもたらすのか注目される。
(化学工業日報 2/1)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■サンゲツ
 より良い室内空気環境の実現に貢献する高品質壁紙を新発売

 サンゲツは化学物質の発散を最小限に抑えた壁紙“ISM壁紙”の見本帳を1月
28日に発行し、同時に収録商品を発売する。見本帳には使いやすい無地調を中
心に、68 点が収録されている。
 ISM はインテリア・セーフティ・マテリアルの略で、基準の制定・改正、工
場審査、製品審査、品質管理体制の確認までの全てを第三者機関である「 ISM
機構」が行い、日本壁装協会が管理運営を行う壁紙の品質基準。建築基準法の
シックハウス規制が、ホルムアルデヒドとクロルピリホスのみを対象としてい
るのに対し、 ISMでは住まい手の健康を守るために、厚生労働省が室内濃度指
針値を発表している13種の化学物質のすべてに対し、製品からの化学物質の放
散速度、TVOC(揮発性有機化合物の総排出量)、製品製造時の原材料の使用に
制限を設けた壁紙の安全基準値を定めている。また、塩化ビニルモノマーや重
金属類に対しても基準値を設定している。
 同製品は製品の基準値だけでなく、 ISM機構の審査に合格した工場で製造す
るなど、流通、施工段階に至るまで、幅広い視野での自主規制を行っている。
http://www.sangetsu.co.jp/pdf/biz/452.pdf
(1/28)


■ユニ・チャーム
 発育段階別対応と吸収体が1/2の薄さの紙おむつを新発売

 ユニ・チャームは、ウォルト・ディズニー・ジャパン潟fィズニー・コンシ
ューマ・プロダクツとのライセンス契約により、赤ちゃんの発育段階別のニー
ズにきめ細やかに対応したパンツ型ベビー用紙おむつ“ムーニーマン ハイハ
イパンツ”“ムーニーマン たっちパンツ”と、吸収体が1/2の薄さの“ムーニ
ーマン スリムパンツ”を3月11日から全国にて発売する。
 ハイハイ期からの赤ちゃんは運動機能が短期間で著しく変化する一方、内臓
機能の発達はまちまちでうんちの状態が硬かったりゆるかったりと安定しない。
ハイハイパンツ・たっちパンツは、パンツ型紙おむつを使うきっかけとなるハ
イハイ期、つかまり立ち期の赤ちゃんの発育・成長に応じた特長をもたせた。
また、ハイハイパンツにはベビープー、たっちパンツではたっち期にぴったり
のプーさんデザインと、かわいいプーさんのデザインが成長段階で変化してい
く。
 一方、“ムーニーマン スリムパンツ”は、吸収体のうすさを従来品の1/2に
することで赤ちゃんの軽やかなはき心地、携帯の利便性、環境への配慮の全て
を実現した。パンツ型紙おむつの機能改良により、近年はモレない・かぶれな
いなどの基本機能についての不満は少なくなってきたのに対し、かさばるため
持ち運びに不便、はかせるとモコモコするといった厚さに関する不満は残って
いた。さらに同社では、環境に対する社会の意識が高まるなか、紙おむつの環
境負荷低減への取組みの観点からも吸収体専門メーカーとして技術を結集、吸
収体を今までの2分の1の薄さにすることに成功した。
 各商品の主な特長は以下の通り。

“ムーニーマン ハイハイパンツ”
 (1) 「 2倍のび〜るギャザー」でウェストがぐ〜んと伸びて、赤ちゃんがど
   んなに動き回ってもサッとはかせられる
 (2) ゆるゆるうんちをしっかりせき止めて、背中からのモレをストップする
   「立体うんちストッパー」採用
 (3) おしっこをすると浮き出てくる「くまのプーさん お知らせサイン」で、
   取替え時期がひと目でわかる

“ムーニーマン たっちパンツ”
 (1) 「おしりすっぽり吸収体」がたっちを始めたばかりの時期の赤ちゃんに
   多い、ゆるいうんちもしっかりガードする
 (2) うんちの時はパッと破れる「らくらくステッチ」で脱がしやすく、手も
   汚れない

“ムーニーマン スリムパンツ”
 (1) うすさ2分の1(同社従来品比)で軽やかなはき心地の「スーパースリム
   吸収体」が、体にぴたっとフィットしてずれにくい。かさばらず、携帯
   にも便利
 (2) スリム化によりCO2の排出量を約35%削減し、地球環境にやさしい(従来
   品比較。CO2は製品1枚あたりのライフサイクルにおける排出量の比較)
 (3) 発育段階に合わせたくまのプーさんデザインを、それぞれ 6種類ライン
   ナップ
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(1/24)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本不織布協会
 メディカル分科会を2月27日大阪で開催

 日本不織布協会メディカル部会は 2月27日、大阪市中央区の大阪産業創造館
において医療関係における品質とその製造工場管理をテーマに分科会を開催す
る。講演内容は下記の通り。
 「医療機器製造工場の総合環境管理/製品、原料の品質および製造における
異物混入防止など現場に即した効果的環境管理などについて」筒井正造氏(ア
ース製薬サービス且謦役開発部部長)
 [問合せ先]
 日本不織布協会/TEL 06-6233-0842


■日本不織布協会
「index'08」の視察旅行を企画

 日本不織布協会ではEDANA(欧州不織布協会)が4月15〜18日の4日間スイス
・ジュネーブで開催する国際不織布展示会「index'08」の視察ツアーを企画、
現在参加者を募集している。
 同展示会はアジアのANEX、米国のIDEAと並び3年周期で開催されている世界3
大不織布展示会のひとつで、ツアーでは不織布機械・設備メーカーの見学や研
修なども行われる予定。不織布全般にわたる見学が可能で、業界の最新動向が
把握できるツアー内容となっている。申込締切は3月7日。
 (1) Aコース;4月14〜20日(5泊7日)、機械メーカー・ディロ社、アラン−
   チボー社に加え、フィルターなど機能不織布メーカーのシアン・ノルデ
   ィファ社の見学など追加研修を予定。
 (2) Bコース;4月14〜19日(4泊6日)、展示会を主眼とするが、希望者はス
   パンメルト・スパンレース設備メーカーのリーター・パーフォジェット
   社の見学が可能。
〔申込み・問合せ先〕
 日本不織布協会/TEL 06-6233-0842
 インセンティブ/TEL 06-6543-8875


■ANEX2009
 出展社を募集 −09年5月20〜22日・上海開催−

 09年5月20〜22日の3日間、インテックス上海および上海マートにて開催され
る、アジア最大級の国際不織布産業総合展示会「ANEX2009」(合同開催;SINCE
2009、主催;ANFA、CTMA)では、現在出展社を募集している。
 今回のANEXではジャパンパビリオンが設置される予定。出展対象製品は不織
布関連素材、機械、装置、サービスなどで、アイテムとしては農業関連、靴関
連、芯(衣服用)、自動車関連、衣服関連、寝具関連、おむつ、医療関連、ヘ
ルスケア、ニードルパンチカーペットなど。
 同展示会は米国のINDA、欧州のINDEXと並ぶ世界3大不織布展のひとつで、そ
れぞれの地域で 3年に一度開催されている。今回のANEXは、03年に同地区で開
催された時の成功経験を活かし、再び世界の生産拠点および消費地として注目
される中国・上海での開催が決定した。
 [問合せ先]
 ANEX日本事務局・担当;劉(リュウ)/TEL 03-5296-1020


■日本繊維機械学会
「第14回春季セミナー」を3月6・7日大阪で開催

 日本繊維機械学会は 3月6・7の両日、大阪府茨木市の追手門学院大学におい
て学会創立60 周年記念として「第14回春季セミナー」を開催する。
 今回は「繊維産業の明るい未来への道しるべ−つながりとブランド−」をメ
インテーマに、(1)シーズとニーズのつながり、(2)一気通貫型生産システ
ム構築のための地域や企業の取組み、 (3)製品にブランド価値をつける企業
や地域の取組みをコンセプトとして、多彩なプログラムを企画した。また、毎
年好評を得ているポスターセッションは「われらのシーズ」をテーマに開催し、
ポスター発表、ショートプレゼンテーションに加え、希望者には課題講演とし
てポスターの内容を長めに発表できる場も設ける。講演の内容は下記の通り。

[第1日目]
 〈特別講演会〉
 (1) 「産地企業集団と産学官連携“東レ合繊クラスター”」大河原秀康氏
   (東レ葛Z術センター・生産本部担当常務取締役)
 (2)「繊維科学技術の拡がりと展望」白井汪芳氏(信州大学理事・特任教授)

[第2日目]
〈A会場;繊維産業における製品のブランド価値を高める戦略とヒント〉
 (1) 「ICタグの活用による織物生地管理システムの開発」内橋義人氏(潟
   イズ・ラブ代表取締役社長)
 (2) 「産学官連携による先染織物・試織の新生産システム開発」片山象三氏
   (兜ミ山商店代表取締役社長)
 (3) 「百貨店のプライベートブランド今後の方向性」岩下俊彦氏(椛蜉ログ
   ループ本社百貨店事業本部マーケティング企画室部長)
 (4) 「消費者の観点からみた地域ブランド」田中道雄氏(大阪学院大学流通
   科学部教授)
 (5) 「“今治タオル”ブランディング」藤高豊文氏(四国タオル工業組合理
   事長/鞄。高代表取締役)
 (6) 「ジョイント・尾州ブランドの構築と活性化」山田克博氏((財)一宮地
   場産業ファッションデザインセンター主査)

〈B会場;繊維技術開発の基となるシーズとニーズのぶつかり合い/ニーズ〉
 (1) 「若者が求める繊維・ファッション−未来への提言」辻幸恵氏(追手門
   学院大学経営学部教授)
 (2) 「未来社会に向けて、先端繊維技術に期待〜こんな繊維、製品あったら
   いいな!」中村信氏(ダイキン工業潟eクノロジー・イノベーションセ
   ンター推進室)
 (3) 「土木・建築構造物の耐震技術と繊維性能」柳原純夫氏(渇恆コ組関西
   土木技術部長)

〈B会場;繊維技術開発の基となるシーズとニーズのぶつかり合い/シーズ〉
 (1) 「廃棄物処分場キャッピング材料の開発と評価」西村正樹氏、赤井智幸
   氏(大阪府立産業技術総合研究所繊維応用系)
 (2) 「CAEのための織物3次元モデルの生成(仮題)」太田幸一氏(愛知県産
   業技術研究所尾張繊維技術センター)
 (3) 「“ネオファイバーテクノロジー”の基盤技術と要素技術」木村良晴氏
   (京都工芸繊維大学繊維科学センター長)
 (4) 「京都工芸繊維大学 伝統みらい研究センター 伝統を知って、それを
   活かす」仲井朝美氏(京都工芸繊維大学伝統みらい研究センター准教授)
 (5) 「繊維の創製および新規加工法」家元良幸氏(福井大学大学院工学研究
   科附属繊維工業研究センター長)
 (6) 「ゾル−ゲル法による繊維および樹脂の高機能化に関する研究」荻原隆
   氏(福井大学大学院工学研究科教授)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/tmsj/japan/
[問合せ先]
 日本繊維機械学会第14 回春季セミナー実行委員会/TEL 06-6443-4691

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS REVIEW On-Line No.285
━━☆No.285☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2008.02.12☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■帝人ファイバー、昭和シェル石油/パラキシレン事業における合弁会社を設
 立
■パナソニックEVエナジー/HV用電池の生産を増強
■ダウ・ケミカル日本/三菱重工からサウジ向けRO膜を受注
■ダウ・ケミカル/北京の水処理施設3ヶ所にRO膜を供給
■旭化成ケミカルズ/米大型イオン交換膜法食塩電解設備受注で累積1,500万t
 達成
■旭化成せんい/ポリエステル繊維リサイクル事業に本格参入
■鉄建建設、宇部日東化成/特殊PP繊維でコンクリート剥落防止の新工法を開
 発
■日華化学/40億円投じて茨城県に新工場を建設
■三菱化学/火災事故の鹿島第2プラントを3月に稼動再開か
■ムーンスター、同志社大/竹素材による氷上防滑靴底開発に成功
■ライオン/「ハニカムエンボスシート」による効率的な脂質の吸収を確認

<海外ニュース>
■化繊協会/タイの07年繊維品輸出を公表−繊維輸出は5年連続で増加
■日華化学/中国浙江省で防炎加工剤工場を稼動
■出光テクノファイン/車シート素材を中国展開 ほか

<製品開発>
■ライオン/「リード」からヘルシークッキング提案の4アイテムを新発売
■ユニ・チャーム/多い日用タンポン“チャーム ソフトタンポン スーパープ
 ラス”を新発売

<催 事>
■日本繊維機械学会/「海外の研究紹介講演会」を3月18日大阪で開催
■日本木材学会/「第58回日本木材学会大会」を3月17〜19日つくばで開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■帝人ファイバー、昭和シェル石油
 パラキシレン事業における合弁会社を設立

 帝人ファイバーと昭和シェル石油の両社は、パラキシレンの販売を目的とす
る合弁会社を設立する合弁契約を締結した。
 両社は混合キシレンの安定的な供給およびパラキシレンの安定的な製造・販
売について相互に協力し、製品の付加価値向上に努める。資本金は 1億円、出
資比率は帝人ファイバー50.1%、昭和シェル石油44.9%、三菱商事 5.0%で、
初年度売上は 450億円を目標とする。両社は今回の事業提携を契機として発展
的な協力関係を確立し、同事業以外の分野においても提携の可能性を積極的に
模索する方針。
 4月1日に営業を開始する合弁会社は「TSアロマティックス株式会社」で、東
京都千代田区霞が関の帝人グループオフィス内を所在地とする。昭和シェル石
油は混合キシレンの供給先を安定的に確保するとともに、石油化学分野である
パラキシレン事業への進出を果たし、帝人ファイバーは混合キシレンの安定調
達先を確保することにより、パラキシレンからの一貫生産によるポリエステル
事業の競争力強化を図る。これまで帝人ファイバーは松山工場で年産約 29万t
のパラキシレンを生産し、自社をはじめとする帝人グループ内のポリエステル
原料として使用する一方、一部を外部に販売していた。
 現在、国内で生産されるパラキシレンの規模は06年度で約336万t、国内需要
は約107万t。アジアを中心としたポリエステル需要の拡大を背景に、ポリエス
テルチェーン(ナフサ−混合キシレン−パラキシレン−テレフタル酸−ポリエ
ステル)の各段階における需要は堅調に推移しており、なかでもパラキシレン
はアジア地域を中心としたテレフタル酸製造設備の相次ぐ新設や増設により市
場規模が拡大している。
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/index.html
(2/4)


■パナソニックEVエナジー
 HV用電池の生産を増強

 パナソニックEVエナジー(以下PEVE)は、ハイブリッド車(HV)用電池の生
産体制を強化する。大森工場(静岡県湖西市)に新工場棟を稼動したのに合わ
せ、08年のニッケル水素電池の生産量を07年比10万台分増しの60万台分に引き
上げる。
 同社の電池はほぼ全量ずトヨタ自動車向け。トヨタは10年代初頭にHVの年間
生産台数100万台を目指しており、PEVEも早期に100万台分の体制を構築する。
 PEVEは、大森工場と本社にある境宿工場の計 2工場で、HV用のニッケル水素
電池を生産している。07年3月に稼動した大森工場ではトヨタのHV「プリウス」
向けを手掛けている。
 新工場でもプリウス向けが中心となる見通し。投資額は 200億円前後と見ら
れる。 2月末には本社も大森工場に移転。管理・技術部門などが移転するため
今後は大森工場が主要拠点となる。さらに10年までには、家庭用電源で充電で
きるプラグインHV向けのリチウムイオン電池の量産ラインも設置する計画。
 トヨタの現在のHVの生産能力は50万台弱。10年初頭には、HVの年間生産台数
を 100万台に引き上げる計画を掲げている。このためトヨタ自動車九州(福岡
県宮若市)でHVユニットの生産工場を今夏稼動するなど、生産体制の整備を進
めている。中核部品の電池は生産量が足りない状況で、能力増強が大きな課題。
トヨタではPEVEでの生産能力増強を加速させ、HVの拡大戦略をスムーズに進め
たい考えだ。
(日刊工業 2/8)


■ダウ・ケミカル日本
 三菱重工からサウジ向けRO膜を受注

 ダウ・ケミカル日本はこのほど、三菱重工からサウジアラビアの海水淡水化
設備向けの逆浸透(RO)膜を受注した。ダウ・ケミカルはマーケットフォーカ
スの一つとして水関連の総合的な事業展開に取組んでおり、海水淡水化プラン
トで実績のある三菱重工業向けの採用で、膜、イオン交換樹脂などウォーター
ソリューション事業展開に弾みをつけたい考え。
 三菱重工業は昨年 2月、サウジアラビアのシュケイク水・電力会社から日量
216,000tの海水淡水化設備の建設を受注した。同設備は 2段のRO膜を使って海
水を濾過し、脱塩するプラント。この膜としてダウ・ケミカルの“フィルムテ
ック”の“アイレック”タイプの採用が決まった。受注量は合計約 1万本で、
来年9月から納入を開始、10年1月納品完了を予定している。
(化学工業日報 2/6)


■ダウ・ケミカル
 北京の水処理施設3ヶ所にRO膜を供給

 ダウ・ケミカルはRO膜“フィルムテック”を北京の 3ヶ所の水再生・再利用
施設に供給する。北京オリンピックの開催に向けて進められている、都市下水
の水処理関連プロジェクトに使われるもので、“フィルムテック”を用いる処
理量は、関連プロジェクトで最大量となる日量45,000m3におよぶ予定。
(化学工業日報 2/7)


■旭化成ケミカルズ
 米大型イオン交換膜法食塩電解設備受注で累積1,500万t達成

 旭化成ケミカルズは、米国ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(ダウ・ケミカ
ル)の米国テキサス州Freeport工場向けイオン交換膜法食塩電解設備を受注し、
設備供給契約書を締結した。今回の新プラント建設により、同社はイオン交換
膜法食塩電解プロセスの累積1,500万t(100%苛性ソーダベース)受注を達成し
た。
 イオン交換膜法食塩電解プロセスは、イオン交換膜を使用して食塩水を電気
分解して、塩素と苛性ソーダを生産するシステムで、同社は1975年に販売を開
始。05年11月に累積受注量1,000万tを突破して以来、その後 2年間で累積受注
量1,500万tを達成し、08年 1月現在では世界19か国・98工場で採用され、トッ
プシェアとなっている。
 同社の技術は、水銀、アスベストなど環境汚染物質を使用しないため環境に
優しいことや、電力消費量や蒸気消費量が少ないこと、高純度の塩素が製造で
きて塩素を液化することなく二塩化エチレン製造工程へ供給が可能などの特長
がある。また、同社開発の「アシプレックス」イオン交換膜は優れた電解性能
をもち、電解電圧、電流効率、塩水不純物耐性などで世界トップレベルの性能
を有している。
 中国やインドでは、塩ビや基礎化学品である苛性ソーダの需要が増加するの
にともない、イオン交換膜法食塩電解プロセスの引き合いも活発化しているほ
か、電力コスト上昇で既存の水銀法、隔膜法からイオン交換膜法への転換案件
も顕在化している。
 今後同社は、イオン交換膜と電解槽、陽極、陰極、運転技術を含むすべての
食塩電解プロセス技術を供給する世界で唯一のメーカーであることを活かし、
2010年までに累積2,500万t受注達成を目指す。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2007/ch080205.html
(2/5)


■旭化成せんい
 ポリエステル繊維リサイクル事業に本格参入

 旭化成せんいは、ポリエステル繊維のリサイクル事業に本格参入する。第一
弾として、ケミカルリサイクル繊維“エコセンサー”を使用した作業着を同社
グループの工場に導入する。さらに設備増強を実施して他企業のユニフォーム
や非衣料分野への導入を推進、差別化を図る。
 “エコセンサー”は、ポリエステル製品や PETボトルを原料段階まで化学分
解し、再び繊維に戻して製品化するリサイクル繊維。宮崎県延岡市の同社工場
では現在、年3,000tの供給能力があり、今年3月には約4,000tまで引き上げる。
 現在、同工場の作業着はエコセンサー 100%のものに切り替えており、旭化
成グループ全体に同製品を段階的に広げていく意向。また今回の導入を機に、
コンビニエンスストアなどのユニフォームに導入を呼び掛けていく。
 一方、非衣料分野では。出光興産のガソリンスタンドで使われている広告用
のぼりで、昨年からエコセンサーが採用されている。現在の供給量は年間8tだ
が、全体では年間1,600tの需要があると見ており、今後拡大を図っていく。
http://www.asahi-kasei.co.jp/fibers/ecosensor/index.html
(化学工業日報 2/4)


■鉄建建設、宇部日東化成
 特殊PP繊維でコンクリート剥落防止の新工法を開発

 鉄建建設は宇部日東化成と共同で、新たなコンクリート剥落防止工法を開発
した。宇部日東化成が開発した特殊ポリプロピレン繊維“シムテックス”を主
材としたメッシュ状フィルムを活用し、従来に比べ軽量で湿潤対応など施工性
を向上させたのが特徴。作業工数が少なく、価格も従来に比べ半減できた。ト
ンネル覆工やRC表面保護など補修工事での用途に特化し、08年度には3,000〜
4,000m2の受注を目指す。
 両社が開発したのは「タフメッシュ工法」。“シムテックス”の持つ軽量、
薄さ、伸縮性などの特性により、コンクリートの剥落防止に特化した。従来必
要だった中塗りや保護塗装の必要もないため使用材料、作業工数の低減に寄与
する。これにより施工費を従来比で半減できるという。
 また、優れた伸縮性からトンネル覆工の目地としても活用できる。炭素・ア
ラミド繊維シートに比べ10%以上の優れた伸び性能を保持し、温度変化などに
よる伸縮を吸収する目地の役目も持つ。これまで厳しかった湿潤環境にもプラ
イマー開発で施工を可能とした。
(化学工業日報 2/5)


■日華化学
 40億円投じて茨城県に新工場を建設

 日華化学茨城県神栖市に約40億円を投じて新工場を建設すると発表した。繊
維用の防炎加工薬剤などの原料を生産する。10月に着工し10年3月に第1期工事
を完成。千葉県旭市にある関東工場の生産機能を順次移管して、第 2期工事が
終わる12年 3月には完全移転する。生産能力を増強することで11年には約30億
円の売上高の上積みを見込む。
 新工場は茨城県神栖市の鹿島コンビナート内で、6日付で旭硝子から約5万m2
の土地を取得した。2期工事後の工場の延べ床面積は約17,000m2になる予定。
 新工場では繊維加工剤・業務用洗剤の主要原料となる非イオン界面活性剤の
生産を手がける。年間生産能力は関東工場の倍となる4万tになる見込み。港か
ら近い立地を生かし、物流費用を減らすことでも生産コストは1〜2割削減でき
るという。生産担当人員は 2期工事完成後で65人を見込み、約10人は現地で雇
用する。
 中国など新興国で繊維加工剤の需要が伸びているのに加えて関東工場が老朽
化しており、新たな生産拠点が必要と判断した。
(日経産業 2/8)


■三菱化学
 火災事故の鹿島第2プラントを3月に稼動再開か

 関係筋によると、三菱化学は火災事故で停止している鹿島事業所の第 2エチ
レンプラントについて、当局の認可を得られれば 3月にも稼動できる見通しだ
と取引先に伝えていることが明らかになった。
 同社はすでに 1月末に同プラントの点検作業を始めている。火災と直接関係
のない6つの炉だけでも再開できれば、約47万tの同プラントの生産能力のうち、
8割の生産が可能になる模様。作業が終われば部分再開が可能となることから、
取引先の供給不安解消のため再開のめどを示したものとみられる。ただし再開
に向けては事故調査や再発防止策の検討などに時間がかかるため、消防なと関
係当局の認可がすぐにおりるかどうかは不透明。
(日刊工業 2/6)


■ムーンスター、同志社大
 竹素材による氷上防滑靴底開発に成功

 ムーンスターは、雪寒地の氷上防滑靴底として22年間の実績をもつガラス繊
維配合靴底“スペラン”に耐水処理した竹繊維を加え、氷上や濡れた雪氷路面
での防滑性を一層向上させた靴底“竹スペラン”を開発した。これは同志社大
学 竹の高度利用センターとの2年間にわたる共同研究によるもので(共同特許
出願中)、今年9月発売の雪寒地向けの靴に搭載される予定。
 竹は軽くて丈夫で成育も早いため、持続的再生可能な天然素材としてさまざ
まな用途への利用が研究されているが、今回の研究開発では雪や氷上で防滑効
果を発揮させるため、もともと強度に優れた竹繊維を一層硬くする処理を施し
た。また、本来吸水性の高い竹繊維に耐水処理を施すことにより、吸水による
硬度低下を防ぎ、凍結や濡れた雪氷面での硬度の維持を実現させた。靴の底材
となるゴムにこれらの処理を施した竹繊維を充填させることで、雪や氷に刺さ
りスパイク効果を発揮する。
 この竹スペランは、耐寒ゴムによる「路面密着性機能」(グリップ効果)、
耐水処理竹繊維とガラス繊維による「路面引っ掻き性機能」(氷刺効果)、卵
殻と天然ガラスによる「路面と靴底の間の水排除機能」(吸水効果)の3大機
能を有し、適切な素材が必要部位に最適配置されている。なお、今回の研究成
果は07年7月、国際複合材料学会(ICCM-16)にて論文発表された。
http://www.moonstar.co.jp/corporate/news/archives/news_20080131html.html
(1/31)


■ライオン
「ハニカムエンボスシート」による効率的な脂質の吸収を確認
 
 ライオンのリビングケア研究所は、揚げ物を温め直す際、電子レンジで加熱
するとコレステロールなど食材内部の脂質も溶出させることを確認した。さら
にこれらの余分な油を効率的に取り除き、揚げ物の脂質・コレステロールをカ
ットするには、パルプ繊維を絡めた立体構造の不織布シートにハニカムエンボ
ス加工を施したシートが効果的であることを確認、“リード チンして油を吸
いとるシート”として商品化した(特許出願中)。
 同研究所によると、ハニカムエンボス加工を施した立体不織布シートを用い
て、電子レンジ加熱で揚げ物を温め直した際の脂質とコレステロールの除去率
は、揚げ物に含まれる総脂質量に対し約20%、総コレステロール量に対し10〜
20%の除去率を確認した(食材の種類や調理方法、加熱時間によって値は異な
る)。油分は温められると粘度が下がり流れやすくなるが、電子レンジではマ
イクロ波の照射により食材全体が温められ、コレステロールなど食材内部の脂
質が溶け出すことがわかった。その際、揚げ物の下に吸収性シートを敷くと脱
油量が増えることから、高吸油性シートの開発が進められた。
 研究では、紙の一般的な製法で作られた繊維間の距離が小さい“抄紙(しょ
うし)”に比べ、油の吸収性が高いパルプ繊維を用い、立体構造のエアレイド
法で作られた繊維間距離のある「立体不織布」の油の飽和吸収量が、約 2.5倍
多いことがわかった。 また、立体不織布が食材との接触部分でスポット的に
油を吸収しているのに対し、“抄紙”は油がシートに広がるように拡散する性
質も確認した。さらに、エンボス加工を施すことで油の拡散性が付与されて吸
油量が向上すること、さらにエンボス面積率(シート全面に対する圧縮部面積
の割合)が約 4割で最大値を示すことが明らかとなった。エンボスの形状につ
いては、四角形、円形と比べてハニカム形(六角形)の拡散性がもっとも高い
ことを確認した。
http://www.lion.co.jp/cominfo/sectop/index10.htm
(2/4)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■化繊協会
 タイの07年繊維品輸出を公表−繊維輸出は5年連続で増加

 日本化学繊維協会はタイ繊維研究所がまとめた「07年タイの繊維品輸出」を
公表した。
 それによると、07年のタイの繊維輸出額は69億7,550万ドル・前年比2.1%の
増加となったた。タイでは06年から続くバーツ高の影響で輸出企業の多くが経
営上苦戦しているが、繊維品輸出は03年以降 5年連続の増加となっている。タ
イ商務省によると、07年の輸出総額(速報値)は前年比17.5%増の 1,524.8億
ドルで、繊維品は輸出全体の4.6%を占めた。
 繊維品輸出額を品目別でみると、紡織品が10.1%増、化繊フィラメント、ス
テープルが15.4%増といずれも2桁増であったのに対し、衣類(付属品を含む)
は33億7,290万ドルと4.9%減少した。繊維品輸出額に占める衣類(付属品を含
む)の割合は近年減少傾向にあり、07年のシェアは48.4%と半分を割った。一
方で、糸・織物など紡織品と化繊フィラメントおよびステープルを併せた割合
は、03年の31.2%から07年は36.2%に拡大している。
 市場別では、シェア28%を占める最大輸出先の米国が 19億7,180万ドルと前
年比5.4%の減少となった。繊維輸出全体は拡大傾向にあるが、米国向けは2年
連続の減少となり、米国に次ぐ仕向先であるEUも13億2,580万ドルと0.7%増の
微増にとどまった。一方、ASEAN域内向けの輸出は 9億2,560万ドルで15.2%の
増加。ASEANの国別ではベトナムが43.1%増の 2億220万ドルの大幅増だったほ
か、インドネシア(1億5,970万ドル・18.5%増)、シンガポール(1億2,170万
ドル・19.0%増)など計5ヶ国で 2桁増となり、ASEAN域内の紡織品供給におけ
るタイの役割が拡大している様子が伺える結果となった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-gyokai.html
(12/20)


■日華化学
 中国浙江省で防炎加工剤工場を稼動

 日華化学は中国の子会社、浙江日華化学(浙江省)で増設中だった新工場を
このほど稼動させた。繊維用の防炎加工剤をはじめ約300品目の薬剤を製造し、
年間生産能力は従来の3倍となる約36,000tとなる。研究棟も新設し、研究・生
産機能を兼ね備えた中国市場開拓の中心拠点として位置づける。
 浙江日華にある約17,000m2の土地に 2つの工場と倉庫・研究棟などを建設し
た。総投資額は約6億5,000万円。増設に合わせて製造ラインの人員も81名から
95名に増やす。
 中国では繊維の生産が年々拡大しており、生産した薬剤は主に中国で消費す
る。浙江日華の08年3月期の売上高は前期比2割増となる28億円を見込む。
(日経産業 2/4)


■出光テクノファイン
 車シート素材を中国展開

 出光興産子会社の出光テクノファインは、自動車シート向けを中心とした素
材事業を中国で本格的に展開する。このほど上海に販売子会社「出光精密化学
貿易」を設立。外部へ委託の形で09年にも現地生産を始める方針。
 主力製品は自動車用シートの人工皮革“プロテインレザー”。粉末状のたん
ぱく質と特殊な樹脂を混合して成形したもので、天然皮革に近い質感がありな
がら吸湿・放湿などで高い性能を持つのが特徴。シート材は日本でも売り上げ
を伸ばしており、潜在需要が大きい中国でも拡大を目指す。
(日経産業 2/5)


■ストラテライン・インダストリーズ社(米国)
 古いラインを使用し新会社でワイパーを生産

■ナイスパック社(米国)
 自社ブランドの製品を市場投入

■アンドリュー・インダストリーズ社(米国・中国)
 バグフィルターメディアメーカーのアンドリュー社が、スレーター・フェル
ト社の老朽化した米国ミズーリ工場を閉鎖し、2008年の中国工場ニードルパン
チライン新設による生産能力倍増を計画

■フロイデンベルク・ノンウーヴンズ社(ドイツ)
 2009年1月からフィルター加工部門を不織布事業から分離

■アールストローム社(米国)
 マサチューセッツ州ベリンガムとサウスカロライナ州ダーリントンのエアフ
ィルター生産拠点を、サウスカロライナ州ベシューンの旧ファイバーウェブ社
の工場に統合

■コヴィディエン社(米国)
 サニタリー事業の非現金資産減損費が2億5,500万ドル

■インターナショナル・ペーパー社(米国)
 1,000万ドルを投じて、ルイジアナ州バストロプ工場を改造し、製紙からフラ
ッフパルプへ生産転換

■ロウ&ボナール社(欧州)
 英国のロウ&ボナール社が、ドイツのコート素材メーカー、MTXグループを1
億6,600万ユーロで買収

■ウェルマン社(米国)
 ニューヨーク証券取引所への上場廃止で、店頭売買へ


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ライオン
「リード」からヘルシークッキング提案の4アイテムを新発売

 ライオンは「リード」ブランドからヘルシークッキングを提案する新製品と
して、余分な油を吸収してカロリーをおさえる電子レンジ加熱用シート“リー
ド チンして油を吸いとるシート”、改良新発売の“リード ヘルシークッキン
グ ペーパー”“リード アクも油もとるシート” “リード チンして簡単温野
菜バッグ”の4種を3月26日より発売する。各商品の主な特長は以下の通り。

“リード チンして油を吸いとるシート”
 (1) 同社独自の「ハニカムエンボス加工」を施した超厚手のシートを採用。
   電子レンジで揚げ物を温め直す際、下に敷くだけで余分な油をしっかり
   吸収してカロリーをおさえるほか、食品からしみ出すコレステロールも
   吸収してくれる
 (2) 吸収した油はシート内部に取り込まれて食品に触れにくいため、揚げ物
   がサラッと仕上がる
 (3) 油がたれ落ちないので、捨てるときにキッチンまわりを汚さない

“リード ヘルシークッキング ペーパー”
 (1) 厚手で丈夫な特殊構造のペーパーで、水分・油分の保持力を向上
 (2) 電子レンジのターンテーブルにぴったりの大きさ
 (3) パッケージは「ビタミンまもる。カロリーおさえる。」の特長を明記し
   たデザインにリフレッシュ

“リード アクも油もとるシート”
 (1) シート中央と周辺に採用した「アクティブスリット」により、煮汁表面
   との密着性が向上。シートの両面で油とアクをしっかり吸着し、鍋の隅
   々まで逃さず捕らえる
 (2) シートの厚みを増すことで油とアクの保持力が高まり、カロリーダウン
   効果が向上
 (3) 落としぶたとしても、また圧力鍋でも使用できる

“リード チンして簡単温野菜バッグ”
 (1) 電子レンジで温野菜ができ、ゆでた時の1.5倍ビタミンCが残る
 (2) 食品から出る余分な水分を吸収して袋内で循環させる「蒸し効果」によ
   り、蒸し物がふっくらと仕上がる
http://www.lion.co.jp/cominfo/sectop/index10.htm
(2/4)


■ユニ・チャーム
 多い日用タンポン“チャーム ソフトタンポン スーパープラス”を新発売

 ユニ・チャームは生理用タンポン「チャーム ソフトタンポン」シリーズに、
高吸収で安心な特に量の多い日用タンポン“チャーム ソフトタンポン スーパ
ープラス”を追加し、3月4日から全国にて発売する。
 これまでの量の多い日用“チャーム ソフトタンポン スーパー”に比べて約
1.3倍の吸収力をもち、「もっと吸収力の高いタイプがほしい」というユーザ
ーのニーズに応える。同社によると、量の多い日用では吸収力が足りず、経血
モレに対する不安を感じているユーザーが約 3割いた。商品の主な特長は以下
の通り。
 (1) 吸収体のファイバーを、より吸収性能の高い素材に変更。量の多い日用
   に比べ、約1.3倍の高い吸収力を実現
 (2) 先の丸いアプリケータータイプは簡単挿入で使いやすいうえ、太さは量
   の多い日用と変わらないため、スムースに使用できる
 (3) 開けやすくて戻しやすい個包装「かんたんラップ」は便利で清潔
 (4) 経血の吸収後、吸収体が矢羽状に広がるため、抜き取りも抵抗が少なく
   スムース
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(2/7)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本繊維機械学会
「海外の研究紹介講演会」を3月18日大阪で開催

 日本繊維機械学会は 3月18日、大阪市西区の大阪科学技術センターにおいて
「ナノテクノロジーのテキスタイル産業への応用」をテーマに、「海外の研究
紹介講演会」を開催する。同講演会は、海外におけるナノテクノロジーの繊維
技術への応用に関する研究動向を紹介し、基礎から応用までを幅広くカバーす
る内容となっている。講演内容は以下の通り。
 (1) 「テキスタイルにおけるナノテクノロジー」岡野志郎氏(日本繊維製品
   品質技術センター)
 (2) 「エレクトロスピニング法によるナノファイバーの作製と機能化に関す
   る海外の研究動向」木村裕和氏(大阪府立産業技術総合研究所)
 (3) 「各種ナノ粒子の新しい合成方法と合成ナノ粒子の特性と応用」安井康
   二氏(海外資料研究会運営委員)
 (4) 「新しいクレイナノコンポジットの開発」和田邦身氏(日本化学繊維検
   査協会)
 (5) 「ポリマー/カーボンナノチューブ・コンポジットの最新動向」安倍俊
   三氏(安倍繊維技術士事務所)
 (6) 「ポリアニン/γFe2O3・TiO2ナノ粒子含有コンポジット繊維の合成」
   山崎隆氏(京都教育大学名誉教授)
 (7) 「金属ナノ粒子およびカーボンナノチューブによるテキスタイル加工―
   UVブロック性の付与を中心に」米田守宏氏(奈良女子大学)
[問合せ先]
 日本繊維機械学会/TEL 06-6443- 4691
http://wwwsoc.nii.ac.jp/tmsj/japan/


■日本木材学会
「第58回日本木材学会大会」を3月17〜19日つくばで開催
 
 日本木材学は3月17〜19日の3日間、茨城県つくば市のつくば国際会議場(エ
ポカルつくば)にて「第58回日本木材学会大会」を開催する。大会では口頭発
表や企業等展示、学会賞授与式などが行われるほか、ポスター発表では優秀ポ
スター賞を選定し、最終日のクロージングセレモニーにて表彰する予定。
 第 1日日に行われる公開シンポジウムでは「木質バイオマスのマテリアル利
用とエネルギー利用〜その環境への貢献」をテーマに、服部順昭氏(東京農工
大学教授)がコーディネーターを務め、下記の通り講演が行われる。
 (1) 「木材資源循環と二酸化炭素削減」外崎真里雄氏(森林総合研究所木材
   特性研究領域長)
 (2) 「石油枯渇時代の製紙産業の可能性―過去に学ぶ」二瓶啓氏(日本製紙
   連合会常務理事)
 (3) 「木質バイオマスのエネルギー利用とLCA」美濃輪智朗氏(産業技術総合
   研究所バイオマス研究センター)
[問合せ先]
 森林総合研究所内 第58回日本木材学会大会事務局(担当;総務・秦野)
E-mail wood2008@jwrs.org
http://www.jwrs.org/wood2008/pdf/gaiyou.pdf


┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS REVIEW On-Line No.286
━━☆No.286☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2008.02.18☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<国内ニュース>
■経済産業省・不織布統計(速報)/07年生産は33万8,293t・対前年比102.2%
 を記録
■出光興産、住友化学、三井化学/「コンビナート副生分解C4留分の有効活用
 によるプロピレン生産システム」を着工
■トヨタ紡織/50億円を投じ静岡県裾野市にシート工場を建設
■東洋紡績/中東の大型海水淡水化設備で“ホロセップ(R)”が採用へ
■東レ/ABS/PCアロイ樹脂の大幅改良で新素材プラスチックを創出
■帝人/早期事業化目指す分野で研究開発投資を倍増
■旭ファイバーグラス/芯材から一貫生産した真空断熱材を販売
■凸版印刷/保存可能なDVD/CD綴じ込みパッケージを開発
■富士経済/光機能性材料とその応用製品の市場を調査

<海外ニュース>
■トヨタ紡織/米国ミシシッピで鍬入れ式を実施
■セーレン/チェコの自動車内装材メーカー買収を検討

<製品開発>
■上商/室内空気を浄化する壁紙“エアピュアレ”
■ユニ・チャーム/「ライフリー」から尿とりパッドとパンツ型オムツ 3種を
 改良新発売
■ピジョン/尿とりパッド“ハビナース”の長時間用・夜用を新発売
■ピジョン/母乳パッド“はじめてのフィットアップ”を新発売
■ニチバン/救急絆創膏キャラクターに「ミッフィー」が新登場

<催 事>
■炭素繊維協会/「第21回複合材料セミナー」を2月19日東京で開催


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■経済産業省・不織布統計(速報)
 07年生産は33万8,293t・対前年比102.2%を記録

 経済産業省は07年不織布統計(速報)を発表した。生産・出荷・在庫は以下
のとおり。
・生 産 33万8,293t(対前年比102.2%)
・出 荷 32万3,523t(同102.4%)
・在 庫  2万364t(同102.6%)
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/result/ichiran/05_seni.html
(2/14)


■出光興産、住友化学、三井化学
「コンビナート副生分解C4留分の有効活用によるプロピレン生産システム」を
 着工
 
 出光興産、住友化学および三井化学の3社は2月7日、06年4月より共同開発し
ている「コンビナート副生分解C4留分の活用による高効率プロピレン生産シス
テム」の主要研究設備の建設に着工した。
 主要研究設備の設計が終了し、関係官庁の認可が取得できたことから建設に
着手したもので、プロピレン生産能力は年産 15万tを目標とする。研究開発費
は約100億円(負担比率:出光50%、住友25%、三井25%)で、三井化学の市原
工場内に建設される。実証試験開始は09年度第三四半期を予定しており、同シ
ステムが完成すると、3 社の千葉地区でのプロピレンのエチレンに対する生産
比率は一般的なエチレン分解炉の 0.6に対し、アジアのコンビナートでもトッ
プクラスの 0.9以上となり、より付加価値の高いプロピレン系製品への転換が
促進される見込み。
 千葉地区において 3社はそれぞれの工場が石油製品とオレフィン、アロマを
原料とする誘導品の一大生産拠点となっており、複数のエチレン分解炉と流動
接触分解装置(FCC)が近接立地し、パイプライン網も整備されている。競争力
強化の観点からこれらの立地条件を活用し、製油所および石油化学工場から発
生する副生C4留分とエチレンを原料として、クリーン燃料ならびにプロピレン
を高効率で生産するシステムを開発すべく、「石油コンビナート高度機能融合
技術開発事業(RINGIII事業)」の一環として06年4月より共同で開発に取り組
んでいたもの。
http://www.idemitsu.co.jp/company/information/news/2007/080213.html
(2/13)


■トヨタ紡織
 50億円を投じ静岡県裾野市にシート工場を建設

 トヨタ紡織は10年 8月稼動をめどに、自動車シート工場を建設する。関東自
動車工業向けにシートなどを供給する御殿場工場(静岡県御殿場市)を移転す
る。新工場の建設・移転で生産の効率化を進めるとともに、将来の生産量増加
に備える。生産能力は現在検討中で、投資額は50億円となる見通し。
 新工場は、裾野市が新たに造成する新富士裾野工業団地に建設する。敷地面
積は6万m2、延べ床面積は2万m2と、工場規模では御殿場工場より40%程度拡張
する計画。御殿場工場は敷地に余裕がなくも生産効率の向上に向けた刷新が難
しかった。
 生産品目はシートのほか、ドアトリム、フロアカーペット。御殿場工場と同
様、ほぼ全量を輸出用カローラなどを生産する関東自の東富士工場(同裾野市)
に納める。
(日刊工業 2/15)


■東洋紡績
 中東の大型海水淡水化設備で“ホロセップ(R)”が採用へ

 東洋紡績は中東湾岸諸国で最大級の海水淡水化設備において、同社の逆浸透
膜モジュール“ホロセップ(R)”の採用が決定したと発表した。また、 アル・
ジュベイル地区(アラビア湾側)の既存大型海水淡水化設備への交換膜として
もホロセップ(R)が採用された。
 サウジアラビアにおいてラービグ案件に続きシュケイク地区(紅海沿岸)に
建設される大型海水淡水化設備は、10年 5月に商業運転を開始する予定。海水
淡水化能力は逆浸透膜法としては中東湾岸諸国で最大級となり、同膜は海水か
ら日量24万立方メートルの淡水を生産する。同設備は、三菱重工業がサウジア
ラビアで配電・給水事業を行う特別目的会社(SPC)であるシュケイク水・電力
会社から、サウジアラビアのシュケイク地区に火力発電設備とともに受注した
もの。
 一方、サウジアラビア・アラビア湾側で最大級の逆浸透膜プラントであるサ
ウジアラビア淡水化公団所有のアル・ジュベイル海水淡水化設備(日量9万m3)
では、全15系列のうち11系列の交換膜として同膜が採用された。受注した11系
列のうち5系列がすでに稼動しており、残りの 6系列も順次ホロセップ(R)に交
換される。
 ホロセップ(R) には、微生物や藻の増殖を防ぐための塩素殺菌に対し優れた
耐久性を持つ三酢酸セルロース製の中空糸膜が使用されており、これまで国内
外で多くの運転実績があるが、とくに水不足が深刻な中東湾岸諸国で海水淡水
化膜の50%以上のシェアを誇っている。
http://www.toyobo.co.jp/press/press292.htm
(2/12)


■東レ
 ABS/PCアロイ樹脂の大幅改良で新素材プラスチックを創出

 東レは、2種類以上の樹脂をナノオーダーで最適に混合(アロイ)する同社独
自の「ナノアロイ」技術をもとに、混合する樹脂の特性を向上させるだけでな
く、新たな特性も付与できる革新的なナノアロイ樹脂の開発に成功した。
 今回の開発技術を用いて、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)
樹脂とポリカーボネート(PC)樹脂のアロイで、これまで不可能とされていた
3次元連続構造を世界で初めて安定的に作り出すことに成功した。開発材はABS
樹脂の成形加工性と加飾性、およびPC樹脂の耐衝撃性と耐熱性などすべての特
性を同時に実現する一方、ABS/PCアロイ樹脂の弱点とされる耐薬品性、またPC
樹脂の課題である耐湿熱性や肉厚成形品での耐衝撃性についても飛躍的に高性
能化させることに成功した。
 同社では自動車部品をはじめ、電気・電子部品、シート等向けに同樹脂の用
途開発を進め、 1年以内の本格発売開始を目指す。なお、同社では今回の試作
サンプルを2月13〜15日に東京ビックサイトで開催された「nano tech 2008 国
際ナノテクノロジー総合展・技術会議」で出展。
 今回、アロイ樹脂の特性を飛躍的に高めることができたのは、高エネルギー
光源(シンクロトロン光)を用いた放射光X線散乱構造解析法を新たに導入し、2
種類の樹脂が分子レベルで混合された領域(界面)を測定、解析したことによる。
この界面を精密制御することで、ナノオーダーの 3次元連続構造をより安定的
に形成させることに成功した。
http://www.toray.co.jp/news/pla/nr080208.html
(2/8)


■帝人
 早期事業化目指す分野で研究開発投資を倍増

 帝人は08年度、早期の事業化目指す分野の研究開発投資として約 100億円を
計上する。ここ数年の投資規模は50億円程度で、ほぼ倍増の水準となる。
 新たな開発拠点「先端技術開発センター」(山口県岩国市)を四月に開設す
るのに合わせ、炭素繊維製品の拡大など実用研究を加速する。07年度の同期連
結事業は2期連続の経常減益の見込みで、収益力の強化を急ぐ。
(日経産業 2/13)



■旭ファイバーグラス
 芯材から一貫生産した真空断熱材を販売

 旭ファイバーグラスは真空断熱材の製造・販売事業を本格化する。グラスウ
ールメーカーとしてのノウハウを生かし、断熱性能の高い真空断熱材“ピップ
エース”を製品化した。家庭用電気冷蔵庫、自動販売機や冷凍食品保冷庫など
向けに販売する。
 芯材として使用するグラスウールの繊維をマイクロメートル単位で調整し、
一般の真空断熱材に比べて断熱性を高く、厚さを薄くした。同社では湘南工場
(神奈川県寒川町)に設備を導入し、芯材のグラスウールから一貫生産できる
強みを生かしていく。
 CO2 削減に貢献する高性能の断熱材市場が今後拡大すると同社は考え、真空
断熱材の製造を始めた。今後、従来主力の住宅、建設分野から事業拡大を図り、
総合断熱材メーカーとして多様なニーズに対応していく。
(日刊工業 2/14)


■凸版印刷
 保存可能なDVD/CD綴じ込みパッケージを開発

 凸版印刷はDVD/CD綴じ込みパッケージ“ディスクとっとくん2”を開発(特
許出願中)、出版用途を中心に 2月13日より本格的に販売を開始させ、初年度
に30媒体での採用を目指す。 
 同製品は本への綴じ込みが可能で、かつ本から切り離した後も保管しやすく
保存性も高いディスクパッケージ“ディスクとっとくん”シリーズの新バージ
ョン。従来品の特長を継承し、読者が本から切り離した後にパッケージの一部
を折り込むだけで背表紙を作ることができるよう、独自設計の折り込み加工を
加えた。背表紙ができることで本棚などに保管する際に閲覧性、コレクション
性を高める。
 出版市場では現在、 DVD付録添付誌が増加しているが、従来の添付形態では
切り離した後の保存に適さない、もしくは保存性には優れるが本に綴じ込めず、
本とセット販売するためコスト高になるなどの課題があった。商品の主な特長
は以下の通り。
 (1) パッケージには強度を保つカード紙を使用。本への綴じ込み適性に優れ、
   切り離した後も保存用パッケージとして利用可能
 (2) カード紙に対応できるよう加工設備を改良。手加工によるセット工程が
   不要で、生産効率の向上を実現
 (3) カード紙は両面白色で美粧性に優れ、自由度の高いパッケージデザイン
   が可能
http://www.toppan.co.jp/news/newsrelease670.html
(2/12)


■富士経済
 光機能性材料とその応用製品の市場を調査

 富士経済は、エレクトロニクス分野を中心として、塗料・インキ・接着剤分
野でも世界的に需要が拡大している感光性材料とその応用製品の市場を調査し、
その結果を報告書「2008年 光機能材料・製品市場の全貌 上巻」にまとめた。
 同報告書では、光機能性材料および関連材料12品目とその応用製品として、
レジスト分野15品目、テープ・フィルム・薄膜分野(テープ、コート、薄膜、
フィルム類)8品目、塗料・接着剤・その他分野(塗料、コーティング、接着剤、
シール材)15品目の市場を分析している。
 同報告書によると、07年の光機能性材料の世界市場はアジア地域での応用製
品の市場拡大にともない、前年比16.9%増の5,063億円だった。とくに原料価格
の高騰により金額ベースの伸びは著しく、海外メーカーは汎用品を中心に日本
市場への進出を進めている。日系メーカーは付加価値の高い製品へ注力する戦
略をとっているが、日本市場が飽和状態にあるため大手はアジアへの展開を図
っている。ただし、欧米メーカーや現地メーカーとの価格競争が激しいため採
算は厳しい状況にあり、今後は環境規制へ対応した材料が海外販売を左右する
と見られる。光機能性材料応用製品の世界市場の 2012年予測は 1兆7,424億円
(07年比142.0%増)としている。各応用製品、また注目応用製品の世界市場予
測は以下の通り。
 [応用製品]
 (1) レジスト;07年4,021億円(前年比13.9%増)、12年予測5,298億円(12/07
   131.8%)
 (2) テープ/フィルム・薄膜;同3,157億円(同20.4%増)、同4,848億円(同
   153.6%)
 (3) 塗料・接着剤・その他;同5,096億円(同10.8%増)、同7,278億円(同
   142.8%)
 [注目応用製品]
 (1) Deep UVレジスト;同435億円、同1,000億円(同229.9%)
 (2) カラーレジスト;同1、100億円、同1、500億円(同136.4%)
 (3) 光ディスク用コーティング剤・接着剤(Biu-ray・HD DVD用);同6.2億
   円、同52.6億円(同848.4%)
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/08009.html
(2/7)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■トヨタ紡織
 米国ミシシッピで鍬入れ式を実施

 トヨタ紡織は米国ミシシッピ州における生産拠点「トヨタ紡織ミシシッピ」
の鍬入れ式を2月6日工場建設用地のミシシッピ州イタワンバ郡にて行い、ミシ
シッピ州ヘイリー・バーバー州知事やトヨタ紡織の豊田周平社長をはじめとす
る350名が出席した。
 同工場はトヨタ紡織アメリカ100%出資で、投資額は7,400万USドル(約85億
円)、用地面積は40エーカー(16万m2)で従業員数は500名となる予定。同工場
では、トヨタ紡織の北米統括会社「トヨタ紡織アメリカ」(米ケンタッキー州)
が受注したトヨタハイランダーのシート、ドアトリム、フロアカーペットなど
の内装品を年間15万セット生産し、Toyota Motor Manufacturing Mississippi,
Inc.に供給する計画で、2010年頃の操業開始を予定している。
http://www.toyota-boshoku.co.jp/pdfset/release/08020701.pdf
(2/7)


■セーレン
 チェコの自動車内装材メーカー買収を検討

 セーレンは、チェコの自動車内装材メーカーのフェツコを買収し、完全子会
社化する検討に入った。日系自動車メーカーの東欧工場などに、カーシート材
を現地供給する生産拠点を確保する。フェツコの工場を活用することで、立ち
上げ負担を軽くする狙い。グループ化すれば、同社初の欧州の拠点となる。買
収額など詳細は今後詰める。
 フェツコの06年度の売上高は約80億円。欧州の自動車メーカーや、トヨタ自
動車のチェコ工場などにシート用表皮材を供給している。セーレンは当初、フ
ェツコに生産販売を委託する方針だったが、傘下に収め、現地で開発から販売
までの事業運営を円滑にする考え。フェツコの社長はセーレンから派遣する方
針だ。
(日刊工業 2/8)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■上商
 室内空気を浄化する壁紙“エアピュアレ”

 金属屋根材の製造・販売を主力に建築工事などを手掛ける上商(じょうしょ
う)では現在、自社開発の内装壁紙“エアピュアレ”に注力している。
 室内空気を浄化するのが特徴で、吸放湿・吸着性能を持つゼオライトと、光
触媒作用を働かせる酸化チタンを組み込んだ。
 シックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドなどの揮発性有機
化合物(VOC)や、たばこなどの嫌なにおいを多孔質のゼオライトが吸着、光触
媒の作用で分解する。またゼオライトは湿気を吸ったり吐いたり呼吸するので、
室内の湿度を快適に保つ。
 公的機関による性能評価も入念に行い、JISのホルムアルデヒド発散等級で
はF☆☆☆☆の認定を受けるほか、国土交通省の不燃認定を受けている。
 販売に際しては代理店なども募り、付加価値を持たせた壁紙の普及に情熱を
注ぐ。
http://www.kamisho.co.jp/airpurelet.html
(日刊工業 2/13)


■ユニ・チャーム
「ライフリー」から尿とりパッドとパンツ型オムツ3種を改良新発売

 ユニ・チャームは「ライフリー」ブランドから、テープ止めタイプの大人用
紙オムツと組み合わせて使用する尿とりパッド“ライフリー あんしん尿とり
パッド”(レギュラー/スーパー、男/女用)、さらに体の状態に合わせて選
べる大人用パンツ型オムツ“ライフリー うす型軽快パンツ”(S/M/L/LL)、
“ライフリー うす型あんしんパンツ”(M/L)、“ライフリー リハビリパン
ツ”(S/M/L/LL)の3種を3月25日から全国にて改良新発売する。
 尿とりパッドは尿が表面に逆戻りしないよう吸収保水機能をアップ、一方パ
ンツ型オムツではより下着らしいやわらかさと十分な強度を実現させた。各商
品の主な特長は以下の通り。
“ライフリー あんしん尿とりパッド”
 (1) 2層構造の吸収体で尿の逆戻りを軽減。上層のキャッチ層でしっかり尿
   を引き込み、下層のキープ層でしっかり閉じ込めることでパッド表面へ
   の逆戻りを防ぎ、さらさら感が大幅アップ
 (2) 吸収量別の安心ラインナップ。レギュラータイプはおしっこ約 2回分を
   安心吸収し、ズレ止めテープがおむつの中でのズレによるモレを防ぐ。
   スーパータイプはおしっこ約 3回分をしっかり吸収し、ズレ止めテープ
   に加え立体ギャザーがスキマをつくらずモレを防ぐ。
“ライフリー うす型軽快パンツ”“ライフリー うす型あんしんパンツ”“ラ
イフリー リハビリパンツ”
 (1) 新改良のやわらか素材を採用。新技術の「柔軟仕上げ」で素材をやわら
   かく改良し、より下着に近い履き心地を実現したことで肌へのやさしさ
   が向上
 (2) パンツの丈夫さと上げ下げのしやすさは従来通り。素材の強度と適度な
   伸縮性はそのままに、やわらかさを向上させることに成功
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(2/13)


■ピジョン
 尿とりパッド“ハビナース”の長時間用・夜用を新発売

 ピジョンは介護者の悩みに応える“ハビナース 尿とりパッド長時間用・夜
用 ワイドタイプ”を2月15日より全国で一斉に新発売する。
 この新製品は「もれない」「肌にやさしい低刺激」の2つのニーズに対応し
た高機能尿とりパッド。サイズは幅32cm×長さ60cmの大判サイズ。高さ40mmの
立体ギャザーで股からのモレを防ぎ、背モレ防止ポケットにより、背中からの
モレを防ぐ。また、pH(ピーエイチ)コントロール不織布を採用しているため、
長時間の装着でもお肌への刺激が少なく、消臭ポリマー配合により気になるに
おいも防ぐ。
 尿とりパッドの市場は、レギュラータイプから吸収量の多い長時間用・夜用
タイプにシフトし、その需要は年々拡大している。この傾向は今後さらに大き
くなっていくものと予想されるが、これは介護保険法改正による環境の変化と
「夜ゆっくり休みたい。交換回数を減らしたい」という顧客ニーズの変化が背
景にある。「高齢化の進行」「少人数世帯の増加」により介護者の負担が大き
くなり、また介護保険法の改正により、施設ではなく在宅で介護を行う方が増
え、在宅介護の負担が大きくなってきた。そのため介護する方の悩みは多様化
しているのが現状である。
 今回の新製品発売により長時間用・夜用タイプのラインナップが増え、顧客
にとって選択しの幅が広がったことになる。
http://www.pigeon.co.jp/release/books/book08_2_14.htm
(2/14)


■ピジョン
 母乳パッド“はじめてのフィットアップ”を新発売

 ピジョンは、はじめて出産するママ、敏感肌のママのための母乳パッド“は
じめてのフィットアップ”(34枚入り/102枚入り)を2月12日より全国で新発
売する。
 この新製品は、ダメージを受けやすい乳首をやさしく守り、より快適に母乳
育児を続けるための新形状の母乳パッド。新生児期の赤ちゃんをもつママの乳
首が敏感な時期や、ムレてお肌があれやすい方に最適。乳首のあたる部分はふ
わふわのやわらかいクッションを使用し、こすれやキズなどのダメージを受け
やすい乳首を守る。また、母乳専用瞬間吸収ポリマーや全面通気性シートを採
用することにより、母乳をすばやく吸収し、パッドに閉じ込めて、逆戻りやム
レを防ぐ。さらに、新立体構造が、ヨレや型くずれを予防し快適なフィット感
が得られる。
 主な特徴は以下のとおり。
 (1) 乳首のあたる部分は、ふわふわのやわらかいクッション。こすれやキズ
   などのダメージを受けやすい乳首をやさしく守る。敏感肌のママも安心。
 (2) 胸まわりはすっきりスリム加工をしているので、はりつきを防ぎ、さわ
   やかなつけ心地。また、母乳専用瞬間吸収ポリマー使用のため、母乳を
   すばやく吸収し、パッドに閉じ込めて、逆戻りを防ぐ。ムレを解消する
   全面通気性シート採用。
 (3) 新立体構造がヨレや型くずれを予防する。モレの心配がない。
 (4) 新生児期の大量の母乳もしっかりキャッチする。抜群の吸収力。
http://www.pigeon.co.jp/release/books/book08_2_7.htm
(2/7)


■ニチバン
 救急絆創膏キャラクターに「ミッフィー」が新登場

 ニチバンは、かわいくて快適な貼り心地の救急絆創膏“ケアリーヴ(R) ”キ
ャラクターシリーズから、新キャラクター「ミッフィー」と「ハローキティ」
「ウサハナ」「チャーミーキティ」「スーパーマリオ」の新デザイン(16枚入)
5規格を、3月10日に新発売する。
 同シリーズは業界で初めて高密度ウレタン不織布に印刷を施したキャラクタ
ー救急絆創膏で、小さな子どもにも安心して使用できるかわいらしさと高機能
をあわせ持つ。皮ふの動きにしっかりフィットし、やさしい肌触りで快適な貼
り心地を実現した。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) ディック・ブルーナの「ミッフィー」、サンリオの「ハローキティ」
   「ウサハナ」「チャーミーキティ」、任天堂の「スーパーマリオ」と人
   気キャラクターをパッケージと絆創膏本体に採用
 (2) 子どもの指にフィットするジュニアサイズが16枚入り、絵柄はそれぞれ
   6種類
 (3) 防水・防菌・透湿フィルム採用で水の浸入をシャットアウト。しかも水
   に強い粘着剤を採用
 (4) 高密度ウレタン不織布だから肌にしっかりフィットする
 (5) 通気性のよいテープで白くふやけにくく、いつでも快適な貼り心地
 (6) キズぐちにつきにくいやさしいパッドで、小さな子どもにも安心
http://www.nichiban.co.jp/news/08-02/01.html
(2/7)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■炭素繊維協会
「第21回複合材料セミナー」を2月19日東京で開催

 炭素繊維協会は 2月19日、東京都港区のコクヨホールにて「日本が世界をリ
ードする炭素繊維 ―空に、地上に、未来に―」をテーマに、「第21回複合材
料セミナー」を開催する。講演では、炭素繊維のリサイクルや土木建築分野で
の補修工法など多用なテーマを取り上げる。講演内容は以下の通り。
 (1) 「PAN系炭素繊維の現状と将来」大西盛行氏(東レ潟gレカ事業部門長)
 (2) 「ピッチ系炭素繊維の現状と将来」深川敏弘氏(三菱化学産資樺Y素繊
   維事業部事業部長)
 (3) 「炭素繊維の健康影響調査」大前和幸氏(慶應大学医学部衛生学公衆衛
   生学教室 教授)
 (4) 「USE OF CFRP FOR STRENGTHENING STEEL STRUCTURES AND BRIDGES」
   Dr.Rizkalla (NC STATE University)
 (5) 「炭素繊維のリサイクルに関して」永田康久氏(炭素繊維協会リサイク
   ル委員会委員長)
 (6) 「Recent Research、 Development and Growth of the Carbon Fiber
   Recycling Industry in Europe and North America」Mr.Charles Segal
   (Firebird Advanced Materials Company VP Advanced Planning)
 (7) 「自動車の軽量化と樹脂化について−炭素繊維の可能性−」大庭敏之氏
   (日産自動車轄゙料技術部シニアエンジニア)
 (8) 「Airbus Structure Technology and Composite Material」山之内憲夫
   氏(エアバスジャパン シニアアドバイザー)
http://www.carbonfiber.gr.jp/images/seminar.pdf


┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS REVIEW On-Line No.287
━━☆No.287☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2008.02.25☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

季刊誌ではフォローできない不織布に関する最新の情報を,本誌購読者および
クライアントの皆様にいち早くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■東レ/PAN系炭素繊維“トレカ”の生産体制を増強
■クラレ/水処理トータルサービスの合弁会社を設立
■トクヤマ、旭化成ケミカルズ/高性能DMFC用炭化水素系電解質膜を開発
■東洋紡/熱や変形によって色が変わる新規ポリエステル素材を開発
■旭化成せんい/W型断面PET繊維を衣料資材向けに展開
■富士ケミカル/ノーバインダーで繊維に後加工できる抗菌剤を開発
■サンダイヤポリマー/内外でSAP増強し年間20万t体制に
■レンゴー/セロハンを応用した空調フィルターを開発
■沖電気工業、帝人ファイバー、チクマ/ OKIグループが全従業員のユニフォ
 ームをリサイクル開始
■川島織物セルコン/再生タイルカーペットの国内販売を本格化
■同志社大学、大和合成など/竹繊維強化プラ材料の安定量産技術を確立
■巴川製紙所/株式交換により巴川物流サービスを完全子会社化
■日本化学繊維協会/08年1月度化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

<海外ニュース>
■プロクター&ギャンブル社(欧州・中東)/稼働中の厚手サニタリーナプキ
ン加工ライン(ハンガリーの2ライン、サウジアラビアの1ライン)をダビッド
社を通じて競売へ ほか

<製品開発>
■アセンティー/植物由来の油吸着分解材“スノムマット500”
■ユニ・チャーム/おりものと尿をケアする“チャームナップ 吸水さらフィ
 ライト”新発売
■和光堂/“赤ちゃんのための水だけコットン”とママ用清浄綿の 2種を新発
 売
■ジョンソン・エンド・ジョンソン/伸縮力に優れ貼っても目立たない“キズ
 パワーパッド(TM) スポットタイプ”を新発売

<催 事>
■日刊工業新聞社主催特別セミナー/「不織布の商品開発を探る」 3月11日に
 大阪で開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■東レ
 PAN系炭素繊維“トレカ”の生産体制を増強

 東レは、 PAN系炭素繊維“トレカ”の生産設備増強を決定した。同社愛媛工
場に、年産能力1,000tの産業用特殊細物炭素繊維焼成設備を増設し、09年 7月
からの稼働開始を目指す。
 今回の決定にともなう、プリカーサー(炭素繊維原糸)製造設備と炭素繊維焼
成設備の増設、ならびに工場敷地の整備費用を合わせた総投資額は約 160億円
となる見込み。今回の増設により、愛媛工場の炭素繊維生産能力は 8,300t/年
(現7,300t/年)、同社グループ生産能力は1万8,900t/年(現1万4,300t/年)に拡
大する。同社は世界最大の炭素繊維複合材料メーカーとして、2010年に世界販
売シェア38%(07年現在34%)、連結売上高目標1,700億円を目指して炭素繊維
複合材料事業の拡大に取り組む。
 同社は今回の決定に基づき、産業用の特殊細物炭素繊維の専用生産設備を 1
系列増設する。現在、細物炭素繊維は産業用途で各種用途向けに需要が急拡大
する一方、航空機用途においてもボーイング、エアバス各社の新型旅客機プロ
グラムの本格立ち上げを受けて需給バランスが逼迫していることから、同社は
今回の増設により安定供給体制の構築を図る。同社はさらにこれに加え、航空
機の一次構造材向け中弾性高強度糸の生産系列と一般産業用炭素繊維の大型新
設備を愛媛工場に増設する計画にも着手した。 
 07年現在、PAN系炭素繊維の世界需要は約 3万5,000t/年と推定され、今後も
年率15%以上の高成長が見込まれており、10年には 5万3,000t程度に拡大する
と予測されている。
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr080219.html
(2/19)


■クラレ
 水処理トータルサービスの合弁会社を設立

 クラレは急拡大が見込まれている水処理関連市場において、素材開発・販売
から装置・プラントの設計、メンテナンスに至るトータルなサービスを提供す
ることを目的に、野村マイクロ・サイエンスとの合弁会社「クラレアクア株式
会社」を設立した。資本金は 1億円(出資比率;クラレ55%、野村マイクロ45
%)で08年4月に事業を開始し、2015年には売上400 億円を目指す。
 クラレアクアは、同社が保有する高分子中空糸膜およびPVA ゲル素材を用い
た水浄化技術と、野村マイクロが超純水装置製造・販売会社として培ってきた
エンジニアリング技術を組み合わせることによって、主に民間企業向けの浄水
設備・排水処理設備や排水リサイクル設備など、世界的に市場が拡大する分野
において多様なニーズに応える。両社の技術を背景とした成果として、同社の
余剰汚泥減容システム“ゼクルス”と、野村マイクロのRO技術を組み合わせた
プラントを台湾にて受注しており,現在化学工場排水から上水レベルへ85%の
水回収を目標として試運転段階に至っている。
 同社は水処理事業を今後拡大していく重要な事業領域のひとつとして位置づ
け、クラレアクアを核にクラレグループのプラントエンジニアリング会社であ
るクラレエンジニアリング、活性炭メーカーのクラレケミカル、商社であるク
ラレトレーディングなどとの連携を図り、早期の事業拡大を図る考え。
http://www.kuraray.co.jp/release/2008/pdf/080218.pdf
(2/18)


■トクヤマ、旭化成ケミカルズ
 高性能DMFC用炭化水素系電解質膜を開発

 トクヤマと旭化成ケミカルズは直接メタノール型燃料電池(DMFC)用カチオ
ン型炭化水素系電解質膜の共同開発において、DMFC用電解質膜の性能を大幅に
改善することに成功した。
 今回開発に成功した新規電解質膜は、高出力タイプ、低メタノール透過タイ
プの2種類。高出力タイプは130mW/cm2以上の出力が可能で、低メタノール透過
タイプはメタノール透過性をフッ素系電解質膜の20分の1 にする画期的な炭化
水素系電解質膜となっている。高出力タイプで 1,000時間以上、低メタノール
透過タイプで 3,000時間以上の耐久性を確認し、すでにDMFC開発メーカー各社
へのサンプルワークを共同で開始している。
 メタノールを利用するDMFCは、携帯電話やノートパソコンなどのモバイル電
子機器の電源として小型化や長時間使用が可能となるなど、今後の市場成長が
期待されている。
 両社では今回開発した新技術をベースに、今後も共同でDMFC用カチオン型炭
化水素系電解質膜の性能向上(高出力化、低メタノール透過性、高耐久性)、
量産化、低コスト化など将来の事業化に向けた検討を進めていく考え。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2007/ch080218.html
(2/18)


■東洋紡績
 熱や変形によって色が変わる新規ポリエステル素材を開発

 東洋紡績は、米国ケースウエスタンリザーブ大学のヴェダー教授らの研究グ
ループと共同で、ポリエステル樹脂に新規な蛍光染料をブレンドした新規ポリ
エステル素材を昨年末に開発した。
 熱や変形といった外部刺激により色が変化する同開発品は、既存のポリエス
テル製造工程をそのまま利用でき、パッケージング材料、産業資材、ポリマー
の構造解析など広範な用途への応用が期待できる。同開発品の主な特長は以下
の通り。
 (1) ポリエステルと親和性をもつ新規蛍光染料(凝集状態では橙色、分散状
   態では緑色を発光)を含有。熱や変形などの外部刺激により、緑色と橙
   色の間で発光を変えることができる新開発の蛍光染料をポリエステルに
   練り込んだ
 (2) 熱により色が変化する。あらかじめ蛍光染料を分散させたポリエステル
   フィルムは緑色を発光するが、熱を加えて蛍光染料を凝集させると発光
   は橙色に変化する。検知温度と応答時間は自由に制御可能で、蛍光染料
   濃度を2%まで高めれば、数秒の応答時間で色を変化させることができ
   る
 (3) 変形により色が変化する。あらかじめ蛍光染料を凝集させたポリエステ
   ルフィルムは橙色を発光するが、延伸などの物理的変形により蛍光色素
   を分散させると、発光は緑色に変化し変形センサーとしての利用が期待
   できる
 (4) 既存のポリエステル製造工程をそのまま利用可能。製造には既存のポリ
   エステル製造工程をそのまま利用でき、安価なセンサー素材の製造が可
   能
http://www.toyobo.co.jp/press/press294.htm
(2/19)


■旭化成せんい
 W型断面PET繊維を衣料資材向けに展開

 旭化成せんいは、W型断面ポリエステル(PET)短繊維“テクノファイン NS”
を衣料資材向けに展開する。同社はすでに“テクノファイン NS” を使用した
中綿を“テクノサーモ”や日本バイリーンが開発した“airpack BT”に供給し
ており、今年の秋冬から本格的に市場開拓に乗り出す。また、スポーツタオル
や不織布などにも用途拡大を図っていく方針。
 テクノサーモでは“テクノファイン NS”、 ポリトリメチレンテレフタレー
ト(PTT)繊維“ソロテックス”、PET中空糸の 3素材を複合した。テクノファイ
ン NSはW型異型形状によって小空間が多数形成されることで空気の対流を抑え、
暖かい空気を逃がさない構造となっており、優れた保温性を有する。また 3素
材を複合することで嵩高性も維持できるほか、風合いや回復性にも優れる。
 一方、日本バイリーンでは airpackシリーズに“airpack BT”を新製品とし
て市場に投入する。従来の超微細PET繊維に、“テクノファイン NS”とキュブ
ラ繊維“ベンベルグ”を複合。保温性、しなやかさ、むれの低減、静電気抑制
効果などの特徴を持つ素材として展開していく。
 このほか旭化成せんいでは、“テクノファイン NS” と綿を混紡したスポー
ツタオルの展開も図っていく。これを使用したタオルは、脱水しただけでも半
乾きの状態となるほか、綿100%のタオルに比べ、洗濯を 50回繰り返しても風
合いの低下が少ないなどの特徴があるという。
(化学工業日報 2/18)


■富士ケミカル
 ノーバインダーで繊維に後加工できる抗菌剤を開発

 富士ケミカル(大阪府枚方市)では、ノーバインダーで繊維などに後加工で
きる無機系抗菌剤“バクテライト”(商品名)を開発、今春から本格販売を開始
する。外観はペースト状で、銀・ゼオライト系抗菌剤“バクテキラー”(商品
名)と同等の機能を持ちながら、バインダーを使わずに繊維や不織布などに後
加工できる。耐久性も、繊維評価技術評議会(SEK)の耐洗濯性基準をクリアし
ている。
 無機系抗菌剤を後加工する場合、対象となる素材に付着させるためにバイン
ダーが必要となり、加工プロセスも煩雑となる。“バクテライト”は加工時に
カチオン化剤を添加するとともに、銀イオンも利用してバインダー無しでも強
力に繊維などの表面に付着する。業務用のワッシャー洗液で50回程度洗濯して
も機能を維持できる耐洗濯性を確保し、 SEKの基準をクリアした。また従来の
練り込みタイプに比べて添加量が少なくて済むなど、コスト面でもメリットが
出る可能性もある。
 同社では、病院や食品関連の衣料や寝装品などの繊維製品向け、不織布向け
などをターゲットとして普及を進め、初年度 5,000万円程度の売り上げを見込
んでいる。将来的には世界市場への投入も視野に入れており、年率 2ケタの拡
大を期待している。
 同社は無機系抗菌剤の国内トップメーカー。「バクテキラー・シリーズ」と
して樹脂や繊維向けに幅広く展開している。
(化学工業日報 2/18)


■サンダイヤポリマー
 内外でSAP増強し年間20万t体制に

 サンダイヤポリマーは、高吸水性樹脂(SAP)の生産を強化する。
 ボトルネック解消および生産プロセスの革新により来年度中に中国子会社を
含めた総生産能力を、現在の約10%増の年間20万t 以上に引き上げる。昨年中
国で増設を行ったばかりだが、紙おむつ向けの需要が増加していることから能
力増強を継続する。
 さらに次期増設について現在、新工場の建設を含め事業化調査(FS)を進め
ており、09〜10年をめどに実施したいとしている。
(化学工業日報 2/18)


■レンゴー
 セロハンを応用した空調フィルターを開発

 レンゴーは住宅やオフィスで、室内の熱を逃がさず効率よく換気ができる空
調システム用フィルターを開発した。
 CO2 や臭気は通さないが、熱をもった水分は通すセロハンの技術を活用し、
室内から出される空気がもつ熱を、室外から入ってくる冷たい空気に伝導させ
ることで暖房効率を高める。利用者にとっては電気代の節約になるほか、発電
に伴うC02排出の削減にもつながる。
(日経産業 2/18)


■沖電気工業、帝人ファイバー、チクマ
 OKIグループが全従業員のユニフォームをリサイクル開始

  OKIグループは、使用済みのユニフォームを回収し再び繊維に戻すしくみを
導入し、半永久的なリサイクルを開始する。
 これまで廃棄されていた同グループのすべてのユニフォームは、帝人ファイ
バーの「繊維to繊維」技術を中核とした完全循環型リサイクルシステム「エコ
サークル」を通じて再びポリエステル繊維に生まれ変わり、その繊維を使って
チクマが「完全循環型ユニフォーム」を縫製、OKIグループへ再納入する。
 この完全循環型ユニフォームには、日本環境協会が認定する「使用後回収・
リサイクルする衣服」基準をクリアした「エコマーク」が縫着される09年 3月
までにOKIグループでは約2,000着、総重量約1.2tのリサイクルを計画しており、
同量のユニフォームを新たに石油から製造する場合と比べると、CO2を約3.7t
削減することができる。 OKIグループでは、このエコマーク付きユニフォーム
採用の周知と、チクマの広域認定制度を活用することで、使用済みユニフォー
ムの回収・リサイクルを確実かつ適正に実施し、資源として循環させていく考
え。
 今回の取組みは、 OKIグループが環境負荷低減のため推進している、リデュ
ース、リユース、リサイクルの3R活動の一環となるもので、チクマが取得した
産業廃棄物のリサイクルに係る特例制度である「広域認定制度」を活用した回
収・リサイクルシステムとなっている。
 http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(2/20)


■川島織物セルコン
 再生タイルカーペットの国内販売を本格化

 川島織物セルコンは米インターフェイス社(ジョージア州)、リファインバ
ース(東京都中央区)と提携し、再生産した環境配慮型タイルカーペットの国
内販売に本格的に乗り出す。提携により改修工事から回収した使用済みタイル
カーペットをリサイクルするシステムを構築し、同カーペットを市場投入する。
これにより、日本のカーペット市場全体のシェア 5%獲得を、川島織物セルコ
ンでは目指す考え。
 従来、カーペットの表面の繊維部分とバッキングの塩化ビニール部分の分離
は困難だったため、回収したカーペットは細かく裁断して埋め立てていた。
 ファインリバース社が独自に開発した分離技術を使うことで、使用済みタイ
ルカーペットの塩ビ部分を再樹脂製造し、再生化することが可能になった。こ
の技術に世界最大手のタイルカーペットメーカーである米インターフェイス社
が注目し、バッキングにこのリサイクルシートを採用した。
 同カーペットは三井住友銀行の店舗改修工事での採用が決まった。同銀行は
07〜09年度の3年間で順次店舗を改修していく計画。50m2程度の店舗約200店に
このカーペットを導入した場合、従来品に比べ製造工程での CO2排出量が減り、
3年間で15.5tのCO2削減効果が見込めるという。
 開発当初の03年頃は、従来のカーペットに比べ価格が 2割程度高かったため
普及が伸び悩んだが、再生塩ビのリサイクル技術を高めることなどで、従来の
カーペットと同程度の価格で提供できるようになったため、今後は国内販売を
本格化させていく。
(日刊工業 2/18)


■同志社大学、大和合成など
 竹繊維強化プラ材料の安定量産技術を確立

 同志社大学工学部の藤井透教授と大和合成など産学官グループは、竹繊維で
強化したプラスチック「竹繊維強化グリーン複合材料」の安定量産技術を確立
した。
 ガラス繊維を含有した従来プラスチックに比べて軽量化できるほか、放置竹
林対策にも役立つ。自動車部品や家電、食器用途などへの活用を期待しており、
09年度の事業化へ向けて広く産業界や自治体に技術の活用を呼びかける。
(日刊工業 2/21)


■巴川製紙所
 株式交換により巴川物流サービスを完全子会社化

 巴川製紙所は08年4月1日付で、株式交換により同社の連結子会社である「巴
川物流サービス株式会社」を完全子会社とすることを決定した。株式交換契約
締結は2月15日。
  TOMOEGAWAグループにおける構内作業、運搬、保管、配送を担う物流子会社
である巴川物流サービスを完全子会社化することにより、一体的な企業運営と
迅速な意思決定を可能にし、物流効率化を促進させて企業グループ全体のコス
ト競争力の強化を図る。
http://www.tomoegawa.co.jp/topic/2007/topic20080215_2.html
(2/15)


■日本化学繊維協会
 08年1月度化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

 日本化学繊維協会は、08年 1月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発
表した。
 それによると、化学繊維生産は9万6,355t(前年同月比6.8%減)、うち合成
繊維生産は8万3,042t(同6.8%減)だった。主要品種では、ナイロンF 9,547t
(同2.8%減)、アクリルS 1万6,020t(同17.2%減)、ポリエステルF 2万1,901t
(同6.4%減)、ポリエステルS 1万6,762 t(同7.8%減)だった。
 一方、化学繊維在庫(生産者)は11万3,902 t(前月比2.5%増・前年同月比1.0
%増)、うち合成繊維在庫は10万1,299t(同2.6%増・同3.4%増)だった。 主要
品種では、ナイロンF 1万4,204t(前月比2.2%増)、アクリルS 1万8,188t(同
0.9%減)、ポリエステルF 2万6,655t(同2.4%増)、ポリエステルS 2万4,069t
(同5.1%増)だった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/seizai/seizai0801.pdf
(2/20)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ファイバーマーク社(米国)
 アメリカン・セキュリテーズ社に売却

■ヴィタ・ノンウーヴンズ社(米国)
 操業停止ラインを導入して生産能力を拡張

■アヴゴル・アメリカ社(米国)
 アヴゴル社が第4ラインをモックスビル工場に設置するために、ノースカロ
ライナ州の地方自治体2ヵ所が合計50万ドル相当の奨励金を助成

■ジェーンズビル・アコースティックス社(米国)
 不織布を使用した自動車用製品メーカー、ジェーンズビル社が、25万ドルを
投じてノースカロライナ州オールドフォート工場を拡張し、29名を増員

■ペガス・ノンウーヴンズ社(チェコ)
 計画していた第 9スパンメルト生産ラインのための子会社、ペガスNS社を設


■ポリマー・グループ(米国)
 一部不織布部門の設備の売却または閉鎖を計画

■ボイド・テクノロジーズ社(米国)
 アパレル業界向け素材メーカー、ウェリントン・カスタム・ファブリックス
社を買収

■フロイデンベルク・ノンウーヴンズ社(イタリア)
 イタリアのスパスチアニ・エア・フィルター社の買収によりフィルター事業
を拡張し、欧州におけるフィルター事業を強化

■プロクター&ギャンブル社(欧州・中東)
 稼働中の厚手サニタリーナプキン加工ライン(ハンガリーの 2ライン、サウ
ジアラビアの1ライン)をダビッド社を通じて競売へ


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■アセンティー
 植物由来の油吸着分解材“スノムマット500”

 油吸着材メーカーのアセンティー(山口県防府市)は、植物由来の油吸着材
を使った生分解性処理マット“スノムマット500”を全国発売した。 生分解性
の外袋に、マメ殻を粉末化し撥水性をもたせた吸着材を詰めたもので、油だけ
を吸着。さらに混合されたバクテリアが油分を分解する。従来の合成樹脂製オ
イルマットに代わる資材として、水域の油処理や工場・機械のメンテナンス、
オイル交換時の油滴処理向けに10社程度の代理店を通じ販売する。初年度 1億
円の売り上げを目指す。
 使われている油吸着分解材「スノムワイド」は、多孔質のマメ科植物の殻を
0.5mm大に砕き、特殊技術により撥水剤、バクテリアを添加したもの。バクテ
リアは約1ヶ月で油を分解する。多孔質構造にC重油、潤滑油などを閉じ込める
ため再流出がなく、回収後も雨などで油が染み出ることがない。撥水性が高い
ため固まったりカビが生えることもない。
 このスノムワイドを、トウモロコシ澱粉を原料とする植物性不織布の外袋に
詰めたのが“スノムマット500”。 外袋は二重構造となっており、従来オイル
マットで不得意としていた軽油、灯油、 A重油など軽質油による油膜もキャッ
チする。最長 3ヶ月水に浮き、その後も沈むことがないため回収容易なのも特
徴。外装はコンポスト化などの高温多湿環境で 1週間で崩壊し、最終的には水
とC02になる。
 商品形状は1枚50cm四方、厚み0.4cmで500g。油吸収量は1,100ml。 オープン
価格だが3万円程度を想定している。
「スノムワイド」は山口県内の日進工業と周防運輸が開発、両社により設立さ
れたアセンティーが 04年から市場投入していた。“スノムマット500”は06年
に商品化、中国地区で試験販売してきたが今回、水域・土壌などへの環境負荷
低減を前面に全国展開することにした。
(化学工業日報 2/14)


■ユニ・チャーム
 おりものと尿をケアする“チャームナップ 吸水さらフィ ライト”新発売

 ユニ・チャームは、おりものと尿の両方をケアするパンティライナー“チャ
ームナップ 吸水さらフィ”シリーズに“チャームナップ 吸水さらフィ ライ
ト”(無香料48枚/フレッシュローズの香り44枚)を追加し、 3月25日から全
国にて新発売する。一般的なパンティライナーと同じサイズの長さ14cmであり
ながら、約3倍の尿を高吸収し、尿モレを気軽にケアできる。
 現在、30〜50代の女性の約 4割に尿もれ症状があるといわれ、尿ケア用品市
場は年率20%以上の拡大をみせる成長市場となっている。しかし、尿ケア用品
の購入に抵抗感のあるユーザーも多いことから、同社では気軽に尿ケアできる
商品として、おりものも尿もケアできるパンティライナータイプの“チャーム
ナップ 吸水さらフィ”を05年9月に発売、高い支持を得た。今回、さらに小さ
なサイズを求めるユーザーからの声に応えた。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 尿ケア専用のドライポリマーを配合した高吸収シートを採用し、一般的
   なパンティライナーと同じサイズの長さ14cmでありながら、尿の吸収力
   はパンティライナーの約3倍で肌はさらっと快適。
 (2) 表面の不織布シートは肌に優しいコットンのような肌触りで、毎日安心
   して使用できる。
 (3) 「無香料」と「フレッシュローズの香り」の 2タイプから、好みに合わ
   せて選べる
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(2/14)


■和光堂
“赤ちゃんのための水だけコットン”とママ用清浄綿の2種を新発売

 和光堂は“大きな清浄綿ナップクリンL”(40包)と“赤ちゃんのための水だ
けコットン”(60包)の2品を3月6日から新発売する。
 清浄綿は殺菌剤の水溶液を脱脂綿にしみこませて 1包ずつ滅菌した医薬部外
品。目や局部のほか授乳時の乳首や乳房、また乳児の皮膚・口腔の清浄・清拭
などに使用され、一定の需要はあるものの、近年ではベビー用おしりふきや手
口ふきなどの普及により、その市場はここ数年約40億円と縮小傾向にある。し
かし、同社が子どもをもつ母親に行った調査によると、清浄綿を授乳時の乳首
の清拭に使用している人は80%を超え、産後の悪露(おろ)の処理に70%、赤
ちゃんの顔の清拭に50%の人が使用していた。そこで“ママ用”“赤ちゃん用”
と目的に応じて使用用途を明確にし、それぞれの商品特長をわかりやすく伝え
るネーミングとパッケージデザインを工夫した。各商品の主な特長は以下の通
り。
“大きな清浄綿ナップクリンL”
 (1) 殺菌剤の水溶液を天然コットンシートにしみこませ、 1包ずつ高圧蒸気
   滅菌
 (2) 産後のママのために大判サイズ(同社比2.2倍)の13×9.5cmで、産後の
   衛生処理など使用用途に適した安心サイズ
“赤ちゃんのための水だけコットン”
 (1) 殺菌剤を使わず、精製水だけを天然コットンシートにしみこませ、 1包
   ずつ高圧蒸気滅菌
 (2) 清浄綿と同じように1包ずつ滅菌することで、衛生的に使用できる
 (3) 肌にやさしい厚手タイプ(同社比120%)
http://www.wakodo.co.jp/company/release/20080218_napp_cotton.html
(2/18)


■ジョンソン・エンド・ジョンソン
 伸縮力に優れ貼っても目立たない“キズパワーパッド(TM) スポットタイプ”
 を新発売

 ジョンソン・エンド・ジョンソンコンシューマーカンパニーは、優れた伸縮
性で顔に貼っても目立たない“バンドエイド(R) キズパワーパッド(TM) スポ
ットタイプ”(10枚入)を3月3日より全国で発売する。
「貼っても大げさにならず目立たないものを」「子ども用に小さいサイズを」
というニーズから開発された同製品は、優れた伸縮性をもち、手のひらなど動
きの多い部分に貼っても邪魔にならず、はがれにくさとフィット感がさらに向
上した。また、半透明のパッドはピンポイントで使いやすい楕円形で、顔に貼
っても目立ちにくい。
 バンドエイド(R) キズパワーパッド(TM)は、医療現場で使用されているハイ
ドロコロイド素材を一般家庭向けに応用することで、家庭でも「モイストヒー
リング」(キズをぴったり覆うことでキズ口から出る体液〈滲出液〉を保持し
て早くきれいに治す方法)を実践できるよう開発された。商品の主な特長は以
下の通り。
 (1) ハイドロコロイド素材を厚く六角形に、そのまわりを極薄に特殊加工す
   ることで伸縮性が向上。さらに六角形にすることで、極薄部分をバラン
   スよく配置でき、どの方向から力が加わっても優れた伸縮性を発揮する
 (2) パッドがコンパクトな楕円形で、動きをジャマせずキズを目立たせない
 (3) 従来の「早く、きれいに、痛みをやわらげて治す」特長を維持
http://www.jnj.co.jp/group/press/2008/0214_1/index.html
(2/14)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日刊工業新聞社主催特別セミナー
「不織布の商品開発を探る」3月11日に大阪で開催

<講演内容>
1.世界の不織布の動向 〜北米・ヨーロッパを中心として〜
 清水技術士事務所 所長 清水忠治氏
2.V-Lap不織布の商品開発
 帝人ファイバー株式会社 短繊維事業部短繊維技術課 担当課長 鈴木篤氏
3.不織布を用いた医療用白血球除去フィルターの開発
 旭メディカル株式会社 セパセル事業部 主幹研究員 福田達也氏
4.燃料電池用ガス拡散多孔体
 日本バイリーン(株) 研究所所長 中村達郎氏
5.家電用高機能エアフィルターの開発 〜多機能エアフィルター“アレルスイ
 ープT”〜 三菱製紙株式会社 開発事業部フィルター事業室長 奥恭行氏
6.高機能クッション材の開発 〜3次元網状構造体「ブレスエアー」〜
 東洋紡株式会社 機能材開発部 リーダー 山中昌樹氏

日 時 : 2008年3月11日(火) 10:00〜17:00
会 場 : 日刊工業新聞社 大阪支社 セミナー会場
     〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東2-16
主 催 : 日刊工業新聞社 協 賛 : 日本不織布協会
聴講科 : 42,000円(一般)36,750円(日本不織布協会 会員)
    (資料代、昼食代、消費税等を含む)
http://www.nikkan.co.jp/edu/semi/o080311.html

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━