NONWOVENS REVIEW On-Line No.293
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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■自工会/7ヵ月連続で自動車生産台数がプラス−08年2月の自動車生産・輸出
 実績を発表
■富士経済/大型二次電池と部材4分野35製品の国内市場を調査
■三菱化学/09年秋からリチウムイオン電池用正極材を量産
■広島大学、三菱レイヨン/「包括的研究協力に関する協定」を締結
■経産省/繊維ファッション産業の魅力を発信する冊子2誌の配布を発表
■経産省/バイオ由来PP研究開発を加速
■新日石プラスト/芝山工場で“ワリフ”の生産能力を増強
■三井化学/子会社・三井化学エンジニアリングと合併契約を締結
■リンテック/新中期経営計画「LIP-U」を策定
■リンテック/PET系太陽電池用バックシートを本格投入
■阿波製紙/「とくしま地球環境倶楽部」に参加
■クラレ/伊藤文大新社長が就任挨拶
■経済産業省・不織布統計(速報)/08年2月の生産は2万8,136t・前年同月比
 1.8%増を記録

<海外ニュース>
■日本化学繊維協会/近年の欧米・アジアの不織布貿易の推移を発表
■台湾プラスチックス/炭素繊維の生産を大幅増強

<製品開発>
■ゴールドウイン/バンブー繊維複合素材使用のTシャツを発売

<催 事>
■国際光触媒展(GPJ)2008/10月開催に向け出展者を募集
■ANNA/生活資材部会分科会を4月25日に大阪で開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■自工会
  7ヵ月連続で自動車生産台数がプラス−08年 2月の自動車生産・輸出実績を
発表

 日本自動車工業会(JAMA)は 2月の自動車生産・輸出実績を発表した。それ
によると、四輪車生産台数は109万8,245台で、前年同月の100万7,379台に比べ
9万866台・9.0%の増加となり、7ヵ月連続で前年同月を上回った。また、四輪
車輸出台数は58万7,825台で、前年同月の51万9,695台に比べると6万8,130台・
13.1%の増加となり、31ヵ月連続で前年同月を上回った。
 四輪車生産のうち乗用車は94万7,160台・前年同月比9.0%増で 7カ月連続、
トラックは13万7,661台・同5.9%増で 2ヵ月連続、バスは1万3,424台・同58.8
%増で37ヵ月連続のプラスとなった。ただし、2月の国内需要は50万2,617台で
前年同月比0.5%の減少となった。また、07年4月〜08年2月の生産累計は1,068
万5,400台で、前年同期の1,042万1,020台に比べ 26万4,380台・2.5%の増加だ
った。
 四輪車輸出は乗用車51万8,650台(内KD車1万8,492台)で前年同月比 5万6,462
台・12.2%増、トラック 5万5,352台(内KD車1万9,422台)で同6,239台・12.7%
増、バス1万3,823台(内KD車927台)で同 5,429台・64.7%増となった。輸出金額
は、車両分111億3,803万ドル、部品分 27億2,185万ドルの総額138億5,988万ド
ルとなり、前年同月の117億9,033万ドルに比べると 20億6,955万ドル・17.6%
の増加となった。
http://www.jama.or.jp/stats/product/20080331.html
http://www.jama.or.jp/stats/export/20080331.html
(3/31)


■富士経済
 大型二次電池と部材4分野35製品の国内市場を調査

 富士経済は大容量の二次電池とその部材 4分野35製品の国内市場を調査し、
その結果を報告書「エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望 2008 上・下
巻」にまとめた。
 それによると、4分野35製品における07年度の大型二次電池市場は前年比13.
7%増の 2,802億円と見込まれ、13年度には5,400億円に達すると予測されてい
る。現状では依然鉛電池が全体市場の50%以上を占め,主要な二次電池となっ
ているが、今後需要の拡大が予想される有望な二次電池は、ニッケル水素電池
やリチウムイオン電池と見込まれる。また、需要はまだ少ないものの、電気二
重層キャパシタも高出力特性を活かした用途開発やエネルギー密度向上などの
技術革新やコスト低減により、需要拡大が期待される有望な蓄電デバイスと見
られている。
 同報告書では、携帯電話やノートPCなど小型民生機器を除く、電動工具や電
動アシスト自転車以上の大型製品に使用される二次電池を大型二次電池と定義
し、自動車/輸送機器分野12製品、電力貯蔵/負荷平準化分野 6製品、家電/
DIY機器分野4製品、産業用機械/工作機械分野13製品の合計 4分野35製品の市
場と、その製品に搭載される大型二次電池の市場を分析している。各分野にお
ける市場は以下の通り(A=07年度見込、B=13年度予測、C=伸び率)。
 (1) ハイブリッド自動車(乗用車)
 応用製品市場(国内生産台数);A 40万台、 B105万台、C262.5%
 大型二次電池市場;A 668億円、B 2,234億円、 C 334.4%
 (2) 電動工具
 応用製品市場(国内生産台数);A303万台、B 310万台、C 102.3%
 大型二次電池市場;A 215億円、B 202億円、C 94.0%
 (3) 無線基地局(携帯電話)
 応用製品市場(国内設置台数);A2万4,000台、B 1万6,000台、C 66.7%
 大型二次電池市場;A 142億円、B 81億円、C 56.3%
 リチウムイオン電池;A 106億円、B 851億円、C 802.8%
 ニッケル水素電池;A 809億円、B 1,874億円、C 231.6%
 電気二重層キャパシタ;A 19億円、B 66億円、C 347.4%
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/08022.html
(3/27)


■三菱化学
 09年秋からリチウムイオン電池用正極材を量産

 三菱化学は、09年以降の発売が見込まれる次世代ハイブリッド車向けのリチ
ウムイオン電池用正極材を09年秋から量産する。20億円を投じ水島事業所(岡
山県倉敷市)に年産600tの設備を導入する。
 リチウムイオン電池は正極材と負極材、電解液、セパレーターなど 4つの主
要部材で構成する。三菱化学は自動車を円滑に駆動させるために高出力を短時
間で得られるよう機能を強化した正極材を量産。同社は今後1〜2年でセパレー
ターも事業化し、電池関連部材で1,000億円以上の売り上げを目指す。
(日経 3/28)


■広島大学、三菱レイヨン
「包括的研究協力に関する協定」を締結

 広島大学と三菱レイヨンは、高分子素材を中心とした新規材料分野、素材技
術とプロセス技術を応用した環境分野において、最先端の技術開発を相互に連
携協力することで合意し、「国立大学法人広島大学と三菱レイヨン株式会社と
の包括的研究協力に関する協定」を締結した。
 広島大学は教育・研究に加えて、基礎研究成果などシーズの実用化をはじめ
とする社会貢献を重要な使命の一つとして位置づけているのに対し、三菱レイ
ヨンは有機合成技術、高分子合成技術、高分子賦形技術などをコアテクノロジ
ーとして新事業領域の創出を目指していることから、今回の連携により研究開
発の強化・迅速化とともに、新規有用テーマの発掘、また三菱レイヨン中央技
術研究所所在地が広島県であることからインターンシップ・社会人ドクターな
どの相互交流による人材育成促進などが期待できる。両者はこれまでも個別に
共同研究を行なってきたが、昨年の秋より広島大学産学連携センターの支援の
下で事前協議を開始し、研究テーマとその推進策の検討を行った結果、今回の
協定の締結に至った。この協定での主な取り組みは以下の通り。
 (1) 高分子構造制御技術を応用した高機能新規素材の開発
 (2) 機能膜技術を発展させた環境分野における新技術の創出
 (3) 新規材料分野における基盤技術強化
 (4) 研究協力委員会発足
 (5) 情報の共有化、進捗管理による新研究テーマの探索・開発のスピードア
   ップ
http://www.mrc.co.jp/press/p08/080327.html
(3/27)
 

■経産省
 繊維ファッション産業の魅力を発信する冊子2誌の配布を発表

 経産省の製造産業局繊維課は、繊維ファッション産業の魅力発信冊子「SHIN
−ZUI(しんずい)」「SHIN−KA(しんか)2008」を配布する。冊子の作成は中
小企業基盤整備機構が担当している。
 斜陽産業のイメージのある繊維産業だが、産地で逆境を乗り越え生き残って
いる企業のなかには、優れた匠の技で国際的にも高い評価を得ている企業が少
なくない。同冊子では、経験と技術に裏打ちされ、大きな可能性を秘めた日本
の繊維産業の魅力を国内外に発信する内容となっている。
 各誌の内容としては、自立事業実施により自力で企画・販路拡大を行う繊維
産業次世代の担い手をクローズアップして紹介する情報誌「SHIN−ZUI(しんず
い)」と、日本の繊維・ファッション産業のクリエーション力の情報発信を目
的に、ものづくりの背景にある物語や魅力を表現した情報資料「SHIN-KA(しん
か)2008」となっている。いずれも、世界に通用する日本の繊維事業者の実力
と魅力が再認識できる貴重な資料となっている。
http://www.meti.go.jp/press/20080324001/20080324001.html
(3/24)


■経産省
 バイオ由来PP研究開発を加速

 経済産業省は、バイオエタノールを出発原料とするプロピレンの製造技術確
立に向けた研究開発を加速する。
 バイオプラスチックとしてのポリプロピレン(PP)に対する産業界の強いニ
ーズを踏まえ、15年の技術確立を目指す。この時期には 1リットルあたり40円
のコストでセルロース由来のバイオエタノールが供給されることを前提にベン
チマークを設定した。年産 20〜30万t規模のプラントを想定、プロピレン変換
コストを 1kgあたり35〜47円として実用化技術確立に向けたロードマップを作
成する。
(化学工業日報 4/2)


■新日石プラスト
 芝山工場で“ワリフ”の生産能力を増強

 新日本石油 100%出資の新日石プラスト(宍戸淑郎社長)は、ポリオレフィ
ン製の高機能不織布“ワリフ”について、芝山工場(千葉県山武郡)の生産能
力を増強し、兄弟会社である米ANCI社(ジョージア州アトランタ)との合計生
産能力を年産4億m2弱まで拡大させる。
 投資額は10数億円で、10年 4月の稼動を目指す。ここにきてロシア、ブラジ
ルなどの新興国市場でプロデュースパック向けに需要が立ち上がり、現有設備
では数年後にもフル稼働に達する見通しとなったことから、日本拠点で供給能
力を拡大してグローバルな需要拡大に対応する。
(化学工業日報 4/3)


■三井化学
 子会社・三井化学エンジニアリングと合併契約を締結

 三井化学は7月1日付で、100%子会社の三井化学エンジニアリングと合併(簡
易合併・略式合併)すると発表した。
 三井化学エンジニアリングは主に同社グループのエンジニアリング業務を受
託しているが、同社グループの新規製造プロセスの開発および既存製造プロセ
スの改良を加速するため、案件の予備調査や開発段階におけるエンジニアリン
グ業務の強化及び効率化を図ることを目的として、今回吸収合併する。
http://www.mitsui-chem.co.jp/release/2008/2008_0402.htm
(4/2)


■リンテック
 新中期経営計画「LIP-U」を策定

 リンテックグループは、08年4月から11年3月までの 3カ年を対象とする新中
期経営計画「LIP-U」を策定した。
 前中期経営計画「LIP212 (LINTEC Innovation Plan 212)」(05年4月〜08年3
月)における成果や反省を踏まえ、新たに策定された同計画では、最終年度の
11年3月期に売上高2,400 億円、営業利益210 億円、売上高営業利益率8.5%以
上、ROE(株主資本当期純利益率)9.5%以上を目指す(連結ベース)。「“飽くな
きイノベーション”に挑戦し、持続的成長と収益基盤の強化・拡大を目指す」
とのビジョンのもと、グループ内に変革への意識をさらに浸透・定着させ、生
産体制の再構築などによる中核事業の高付加価値化や成長分野(半導体・情報
電子・光学・炭素繊維関連)における一層の事業拡大、新たな海外市場を視野
に入れたグローバル化の推進、産官学の技術提携を含めた研究開発力の強化へ
の取組みなど、市場や時代の変化に即応できる企業へと進化させる。
 また、CSR(企業の社会的責任)を基本に置いた企業活動を強化・推進するこ
とでさらなる企業価値の向上を図り、あらゆるステークホルダーから評価され、
信頼される企業づくりを推進させる。
 さらに同社では「LIP-II」のスタートに当たり、新しい企業ブランドスロー
ガン「Linking your dreams」を策定した。 これは、顧客をはじめ異業種の企
業や研究機関、さらには幅広い一般消費者のさまざまな「夢」を、独自の技術
でつなぎ合わせ、ユーザーと共にそれをカタチにしていこうという意志を表明
したもの。この新しい企業ブランドスローガンは、今月から日経、朝日、毎日、
讀賣、産経の各新聞をはじめ、各種媒体への広告掲載を予定している。
http://www.lintec.co.jp/news/2007/pdf/080331_a.pdf
http://www.lintec.co.jp/news/2007/080331_b/
(3/31)


■リンテック
 PET系太陽電池用バックシートを本格投入

 リンテックグループは、太陽電池向けに信頼性とコスト競争力を高次元で両
立した新規バックシートを開発、本格投入した。
 従来のポリフッ化ビニリデン(PVF)に代え、高い耐候性を持つフッ素系樹脂
をポリエステル(PET)フィルムにコーティングした。長期耐久性、水蒸気バリ
ア性、電気絶縁性、封止剤との接着性などに優れ、需給タイトな PVFフィルム
を使っていないため安定供給も可能。バックシートの主力製品として欧米市場
に加え日本でのマーケティングも強化し、今年4,000万ドルの販売を目指す。
(化学工業日報 4/1)


■阿波製紙
「とくしま地球環境倶楽部」に参加

 阿波製紙は、事業活動の環境管理についての情報交換および地域での環境活
動を目的に「とくしま地球環境倶楽部」に入会した。これにより同社は、県内
企業と環境問題について協働で取り組み、地域の環境、地球環境の保全・創造
に貢献していく考え。
 「とくしま地球環境倶楽部」は、環境 ISO認証取得企業や省エネルギ−法の
エネルギ−管理指定工場などが自らの事業活動の環境管理について情報交換を
行ったり、地域での環境活動について共通の取り組みを行う団体で、製紙メー
カーでは王子製紙兜x岡工場や日本製紙鰹ャ松島工場が、繊維メーカーでは倉
敷紡績鞄ソ島工場などが参加している。
http://www.awapaper.co.jp/company/news106.html
(3/27)


■クラレ
 伊藤文大新社長が就任挨拶

 クラレでは4月1日、新社長に伊藤文大氏が就任し、大要以下のような就任挨
拶を述べた。
 「現在、金融市場の混乱や資源・原油価格の高騰、加えて政局の混乱など、
企業は厳しい経営環境に見舞われているが、こうした現象の底流にある重要な
ポイントには、市場は世界一体化し国内外の境界は消滅しつつあること、新興
国の経済成長を背景に資源価格が高騰を続けることは間違いないと思われるこ
との2つがある。この2点をはっきり認識したうえで当社グループの将来像を描
き、その実現に向けてグループの各レベルで中・長期的視点に立った戦略を練
り、それをベースに各人の役割と、今何をなすべきかを明確にし、一人ひとり
にそれを確実に実行していただきたい。私も社長としてこれを実行していく。
 同時にクラレグループのリーダーとして、私から皆さんへの要望が 3点ある。
1つは「安全と安心」、2つ目は「よき市民である」こと、3つ目は自分の仕事
に関して「出来ない理由は考えない」ことである。今日から中期経営計画「GS
-21」の最終年度である2008 年度が始まり、年度計画の目標数値の達成に向け
てグループ一丸となって取り組んでいくことになる。長期ビジョンである2015
年度の 1兆円企業への実現を視野に入れ、グループの知恵を結集し、次期中期
計画を策定すべき重要な一年となる。この重要な一年をグループ全社員が明る
く元気に仕事に取り組み、充実した毎日を送ることができるよう念願する。皆
さんの努力と支援を切にお願いしたい」
(4/1)


■経済産業省・不織布統計(速報)
 08年2月の生産は2万8,136t・前年同月比1.8%増を記録

 経済産業省は08年 2月の不織布統計(速報)を発表した。生産・出荷・在庫
は以下のとおり。
 ・生 産;2万8,136t(前月比1.3%,前年同月比1.8%)
 ・出 荷;2万7,146t(同2.2%,同4.5%)
 ・在 庫;2万584t(同▲0.2%,同▲1.3%)
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/result/ichiran/
resourceData/05_seni/sokuho/h2dff200802s.xls
(3/31)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本化学繊維協会
 近年の欧米・アジアの不織布貿易の推移を発表

 日本化学繊維協会は、近年における欧米・アジアの不織布貿易の推移をまと
め発表した。
 それによると、不織布素材は「軽量」「嵩高」といった性質から、以前には
長距離輸送に適さず貿易には不向きと考えられ、輸出入は特殊品などに限られ
る傾向にあったが、近年では大手不織布メーカーの経営グローバル化や特定の
拠点で生産される機能性素材の充実、二次製品メーカーの海外生産拡大などで、
不織布の貿易は世界的に拡大傾向にあることが分かった。
 06年の輸出額ではEU15ケ国、米国、日本、中国、韓国、台湾の 6地域合計で
48.4億ドルとなり、00年対比で86.2%増となった。地域別にみると、最も輸出
規模が大きいのはEU15ケ国で16.9億ドル(00年対比94.8%増)、次いで米国の
15.1億ドル(同94.5%増)、日本5.4億ドル(同38.1%増)、中国4.4億ドル(同
371.3%増)、韓国4.4億 ドル(同48.6%増)、台湾2.2億ドル(同25.2%増)
となっている。
 貿易超過率(総貿易額〈輸出額+輸入額〉に占める出超額〈または入超額〉
の割合)をみると中国以外の5地域はすべて輸出超過で、その率はEU15、米国、
日本が30〜40%の範囲、内需規模が小さく輸出依存度が高い韓国、台湾は40〜
50%の範囲で推移している。輸入超過にある中国は国内の不織布生産の拡大に
伴い、超過率は00年当時の43.8%から06年には14.8%、07年には 8.3%まで縮
小し、近い将来不織布原反の輸出国に転じる見通し。 6地域の不織布輸出入状
況は概ね以下の通り。
 (1) EU15ヵ国;域外輸出の柱は東欧向け(6.2億ドル)、米国向け(2.5億ド
   ル)で、それにトルコ向け(0.9億ドル)、中国向け(0.9億ドル)が続
   いている。
 (2) 米 国;仕向地の中心はメキシコ(3.3億ドル)、カナダ(2.9億ドル)、
   EU15(2.6億ドル)、中国(2.1億ドル)など。
 (3) 日 本;輸出は機能素材などの差別化品、自動車部材用などのスペック
   品、不織布をベースとした複合材や加工品などが中心。輸出の仕向地は
   中国(1.4億ドル)、香港(1.0億ドル)と米国(1.0億ドル)が中心でこ
   の3地域で全体の約6割を占める。
 (4) 中 国;06年の輸出実績では仕向地は香港(0.6億ドル)、米国(0.4億
   ドル)、日本(0.4億ドル)、韓国(0.3億ドル)が中心で、それにイン
   ド、サウジアラビア、ベトナム、インドネシア、英国、ロシアなどが続
   く。
 (5) 韓 国;06年の輸出実績では主な仕向地は中国向けが1.0億ドルで最大、
   次いで日本(0.6億ドル)、香港(0.5億ドル)などだが、ベトナム(0.5
   億ドル)とインドネシア(0.3億ドル)が中心のアセアン向けが合計1.2
   億ドルとなる。
 (6) 台 湾;台湾の不織布貿易額は2.9億ドル(輸出2.2億ドル、輸入0.7億ド
   ル)と規模は小さい。 06年の輸出をみると最大仕向地は中国(0.5万ド
   ル)、次いで香港(0.4億ドル)、日本(0.3億ドル)、ベトナム(0.3億
   ドル)など。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news.html
(3/30)


■台湾プラスチックス
 炭素繊維の生産を大幅増強

 台湾プラスチックスは、炭素繊維の生産能力を大幅に増強する。 4月に従来
の年3,500tの約 2倍となる年6,000t体制を確立する。風力発電用の翼など一般
産業用途が世界的に伸びていることへの対応。これにより同社では、東レなど
日本勢に続く第2勢力の地位を固めることになる。
 同社の場合、炭素繊維は自家消費する割合が多く、外販比率は同業他社より
も比較的少なかった、しかし能力増強により、今後は外販市場で従来より攻勢
を強めていくことが予想される。
(化学工業日報 4/1)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ゴールドウイン
 バンブー繊維複合素材使用のTシャツを発売

 ゴールドウインのアウトドアブランド「LATERRA(ラテラ)」は、竹からでき
た素材の特長を活かしたさわやかな着心地のTシャツ“ラテラ バンブーカノコ
プリントTシャツ”3種(レディース)を 4月15日より全国のラテラ取扱店で販
売する。
 同製品は、竹のもつ抗菌・防臭性や余分な湿気を吸収・放出する吸放湿性と
いった特長を活かした東レのバンブー繊維複合素材「爽竹(そうたけ)」を使
用し、さらにUVカット機能もプラスした。ソフトな風合いも特長のひとつで、
「山頂より望む雲海」「悠々と流れる川」など自然界のシチュエーションをモ
チーフにしたイラストがそれぞれデザインされている。
http://www.goldwin.co.jp/pr/080325/index.html
(3/25)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■国際光触媒展(GPJ)2008
 10月開催に向け出展者を募集

 日本発の光触媒技術の唯一の専門展である「国際光触媒展(GPJ)2008」(主催
;光触媒工業会、潟rッグサイト)が10月8〜10日の3日間、東京ビッグサイト
にて開催されることが決定し、展示会事務局では出展者を募集している(申込
み締切り 5月30日)。同時開催は「危機管理産業展2008」「アスベスト対策環
境展'08」の2展。前回の07年出展者数・規模は87社・92小間、入場者数は約 2
万4,000人だった。
 光触媒は日本発の技術で、防汚、防曇、防菌防カビ、空気浄化など環境分野
において幅広い応用が可能で、新たな応用製品についての研究開発も進んでお
り、今後のさらなる発展が期待されている。同展示会の出展対象は以下の通り。
[素材分野]
 光触媒原材料;光触媒用酸化チタン、アパタイト被覆酸化チタン、酸化チタ
        ンナノシート、可視光応答型光触媒
 光触媒中間材;光触媒コーティング材、光触媒塗料、光触媒フィルタ
[技術分野]
光触媒技術;測定機器・試験機器、分解・分析装置、光源・照射装置
光触媒施工・メンテナンス
[機能分野]
光触媒応用製品;ビル・住宅・商業施設関連、塗料関連、道路関連、車両関連、
        電気電子関連、光学関連、医療関連、農業関連、日用品関連
[問合せ先]
国際光触媒展事務局
TEL 03-3503-7641


■ANNA
 生活資材部会分科会を4月25日に大阪で開催

 日本不織布協会(ANNA)生活資材部会は 4月25日、大阪府中央区の大阪産業
会館において分科会を開催する。当日はオーミケンシ叶カ産技術開発事業部 
加古川研究所長の井上修氏を講師に迎え「地球環境にやさしいレーヨン繊維」
と題し、近年環境問題などの視点から改めて注目を集めているレーヨン素材の
最新動向に関する講演を行う。
 また、同協会は日本国内における不織布の生産推移や輸出入数量、また世界
の不織布統計などをまとめた「07年度不織布関係資料集」を発行した。前号ま
での12月発行を改め、今回より前年度分の統計を収録するために 3月31日の発
行とした。
[問合せ先]
日本不織布協会事務局
TEL 06-6233-0842

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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NONWOVENS REVIEW On-Line No.294
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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■東洋紡/高強力ポリエチレン繊維“ツヌーガ(TM)”を開発
■東邦テナックス/炭素繊維“テナックス(R)”の増設ラインが稼働開始
■リンテック/炭素繊維複合材向け工程紙を増産
■三菱レイヨン/水濾過膜生産、来夏4倍に増強
■新日石プラスト/“ミライフ”の新規用途拡大に注力し自動車部材などに
 展開
■トヨタ紡織/「グローバル研修センター」の建設に着工
■オエノンHD/苫小牧にバイオエタノール製造の実証プラントを建設
■日本製紙グループ、コスモ石油/バイオマスエタノール製造に関するフィー
 ジビリティ調査を開始
■日本バイリーン/不織布と不織布応用製品を値上げ
■巴川製紙所/4月16〜18日開催の「第18回ファインテック・ジャパン」に
 出展
■P&G/日経ウーマン実施「女性が働きやすい会社ベスト100」総合1位に

<海外ニュース>
■SAP/中国で生産能力拡大が進む

<製 品 開 発>
■王子ネピア/介護用おむつを「ネピアテンダーうららか日和」に刷新
■ユニ・チャーム/夏限定の“ムーニーマン 汗スッキリ”を改良新発売

<催 事>
■JFWジャパン・クリエーション2009 S/S/4月23〜25日に東京ビッグサイトで
 開催
■日本繊維機械学会 不織布研究会/「第50回研究例会」を4月24日大阪で開催
■日本繊維機械学会/「第61回年次大会」を5月29・30日に大阪で開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■東洋紡
 高強力ポリエチレン繊維“ツヌーガ(TM)”を開発

 東洋紡は、優れた軽さと耐切創性をもつ溶融紡糸式高強力ポリエチレン繊維
“ツヌーガ(TM)”を開発した。 7月より敦賀機能材工場にて年産200t規模で
商業生産をスタートさせ、優れた耐切創性を活かして作業手袋や防護衣料用途
向けに世界中への販売展開を進める。食品分野への展開も期待されていること
から、同社では新たなスーパー繊維をラインナップに加えることにより、さら
なる産業繊維分野の拡充を図る考え。
 今回開発された新スーパー繊維は、パラアラミド繊維を上回る優れた軽さと
耐切創性を実現しており、ポリエステル繊維やナイロン繊維に対しては 2倍以
上の耐切創性を示す(評価方法:クープテスト法〈EN388〉)。さらに光や水に
対する耐久性や耐薬品性にも優れるほか、原着が可能でさまざまな色に着色す
ることもできる。
http://www.toyobo.co.jp/press/press301.htm
(4/7)


■東邦テナックス
 炭素繊維“テナックス(R)”の増設ラインが稼働開始

 帝人グループで炭素繊維事業を展開する東邦テナックスは、06年 4月に着工
した三島事業所(静岡県駿東郡長泉町)の炭素繊維“テナックス(R)”製造設備
の増設ラインを竣工し、4月4日より稼働を開始させた。
 新ラインの生産能力は年産2,700tで、炭素繊維の生産設備としては現時点に
おいて世界最大規模の大型ラインとなる。風力発電のブレードや圧力容器など
の産業用途を中心に展開し、今後需要の増加が見込まれる自動車向け部品など
の用途も想定していく。
 同グループでは炭素繊維の旺盛な需要を受けて生産増強を進めており、今回
の三島事業所の新ライン稼働により同グループの炭素繊維生産能力は年産 1万
1,800tとなった。さらに、東邦テナックスの100%子会社である「Toho Tenax
Europe GmbH 」(ドイツ)においても、年産1,700tの炭素繊維製造ラインを現
在増設中で09年8月の稼働を目標としている。
 炭素繊維は航空機や一般産業、さらにスポーツ・レジャーの各分野で幅広く
使用される高強度・高弾性の特性をもつ高機能繊維で、航空機用途や風力発電
などの一般産業用途向けを中心に、年率15%前後の成長を維持している。10年
の総需要は年4万tを超えると予測されており、今後も高い成長が見込まれてい
る。
http://www.tohotenax.com/tenax/jp/data/pdf/0804_miniletter_teijin.pdf
(4/4)


■リンテック
 炭素繊維複合材向け工程紙を増産

 リンテックは炭素繊維複合材料の生産時に使う「工程紙」を増産する。
 最大25億円を投資し、三島工場か熊谷工場に新型設備を導入、10年秋に年産
能力を1億6,000万m2と 8割近く増産する。主要顧客である東レが航空機向け炭
素繊維複合材料を増産するのに対応する狙い。
(4/7 日経産業)


■三菱レイヨン
 水濾過膜生産を来夏4倍に増強

 三菱レイヨンは40億円を投資し、日本と中国の水処理膜の生産設備増強する。
 精密濾過膜(MF)と呼ばれる膜の生産規模を来年夏には 4倍にする。
 MF膜は、微生物の反応槽に膜を設置して水を濾過する、膜分離活性汚泥法(M
BR)の水処理設備で使用される。ポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂を使った
高機能膜で、豊橋事業所が生産拠点。今夏に生産規模を 2倍にした後、来夏に
は新工場棟を建設し 4倍に引き上げる。中空糸の成形設備などを増強する。
 また、浄水設備などで使う水処理膜ユニットの組み立て工場も拡充する。日
本の豊橋事業所と中国の大連麗陽環保機器(大連市)のユニット組み立て工場
の要員を増やす予定。
 同社の水処理膜の事業規模は約150億円と見られ、来期には200億円前後に伸
びる見通し。中国などアジアを中心とした水処理の世界的な需要増に対応し、
世界シェアの 2割確保を目指す。
(日経産業 4/4)


■新日石プラスト
“ミライフ”の新規用途拡大に注力し自動車部材などに展開

 新日石プラストは、新世代の不織布“ミライフ”の事業拡大に拍車をかける。
 “ミライフ”は世界でもっとも軽く、意匠性、機能性に優れた不織布として
需要が急拡大しており、08年度の販売量は前年比倍増となる見通し。ここにき
て、情報電子分野や自動車部材など、先端分野での用途開発案件も急増してい
る。このため、加工技術や他素材との複合技術などを駆使した新規用途の開発
を加速し、高付加価値の戦略商品として育成していく。
 “ミライフ”は、新日石プラストの主力商品であるポリオレフィン製の高機
能不織布“ワリフ”で培った繊維配列・延伸積層技術を応用して作られた新し
いポリエステル 100%の繊維積層体。きわめて軽量で強度が高く、加工が容易
という機能性の高さに加え、滑らかな肌触りや上品な光沢など、絹や和紙のよ
うな高級感ある風合いをもつなどの特徴を備えている。
 このため包装材料、インテリア、建材関係分野などで最近需要が急拡大して
おり、07年度の販売量は100t弱と06年度の約2倍に達している。
 海外の需要家からも注目を集めており、世界的ブラインドメーカーのハンタ
ー・ダグラス社が、環境に優しい高断熱ブラインドの素材としてミライフを採
用したほか、今年 1月には独フランクフルトで、欧州最大の家庭・業務用イン
テリア見本市「ハイムテキスタイル08」に出展、高い関心を集めた。
 さらに最近ではアルミ蒸着による電磁波シールド材、ベルベットとの複合化
による自動車用部材など、先端材料分野の開発案件も急増している。08年度の
販売量は200t規模を目標としている。
 新日石プラストでは、ミライフを高付加価値の戦略商品と位置づけており、
これら先端分野での用途開発に一段と注力していく考えだ。
(化学工業日報 4/10)


■トヨタ紡織
「グローバル研修センター」の建設に着工

 トヨタ紡織は、世界21ヵ国にまたがるトヨタ紡織グループ社員の人材育成・
強化を目的とした「グローバル研修センター」の建設に着工した。
 同施設は今年 9月に完成、10月より利用を開始する予定で、国内外の幹部教
育、出向者の赴任前教育、階層別教育などの教育拠点とするほか、海外事業体
の社員研修にも対応するため、複数言語を使って同時に会議・研修ができる通
訳ブース付の研修室や、宿泊施設も完備する。館内設備はオール電化で屋上緑
化や遮光ガラス、透水アスファルトを採用するなど、環境にも配慮した建物と
する計画で、一般も利用できるレストランを併設するなど、付帯設備も充実し
たものとする。
http://www.toyota-boshoku.co.jp/pdfset/release/08040702.pdf
(4/7)


■オエノンHD
 苫小牧にバイオエタノール製造の実証プラントを建設

 オエノンホールディングス(HD)は、北海道・苫小牧でバイオエタノール製
造の技術実証事業を行う。
 すでに同HDの合同酒精が工業用・醸造用アルコールの生産強化を目的として
新たに建設を進めている苫小牧工場内で、実証プラントの建設に着手している。
農水省が進める「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」として行うもので、米
を原料に年産15,000kl能力のプラントでバイオエタノールを製造する。設備投
資額は44億円。09年春から本格的な製造実証に入る予定。
 なお、酒類・工業用アルコール工場の生産能力は年産45,000kl、設備投資額
は32億円で操業開始は09年4月の予定。
 オエノンHDでは長年培ってきた酒造技術をバイオエタノール事業に生かして
いくとしている。
(化学工業日報 4/7)


■日本製紙グループ、コスモ石油
 バイオマスエタノール製造に関するフィージビリティ調査を開始

 日本製紙グループの日本製紙ケミカルとコスモ石油は、国内唯一の亜硫酸パ
ルプ製造工場である日本製紙ケミカル江津事業所(島根県江津市)で、バイオ
マスエタノール製造に関するフィージビリティ調査を実施することに合意した。
 今月から 1年間にわたって国内外の有力な技術を調査し、江津事業所の黒液
の性状などを評価するとともに、糖化技術の適用やエタノール発酵の生産性な
どの事前評価を行う。目標エタノール製造能力は10,000KL/年としており、さら
なる競争力強化に向けた技術課題の明確化を図り、バイオマスエタノール増産
の可能性についても検討する。
 バイオマスエタノール製造に関しては、食糧と競合しない第二世代(草本系
や木質系)原料からの製造法の検討が急務とされているが、技術課題のひとつ
としてセルロースやヘミセルロースからエタノール原料である糖を生成する工
程(糖化工程)が難しい点が指摘されている。
同事業所では亜硫酸パルプ製造工程でエタノール原料となる糖質を含有する
黒液が発生することから、両社は第二世代のバイオマスエタノール製造の実用
化に向け、同社のパルプ製造技術および黒液発酵技術をベースに検討を進める
ことが現実的ステップであるとの認識に立ち、技術課題の精査を含むフィージ
ビリティ調査を行うこととした。
http://www.np-g.com/news/news08041001.html
(4/10)


■日本バイリーン
 不織布と不織布応用製品を値上げ

 日本バイリーンは、08年度より不織布と不織布応用製品について、当面の対
応として5〜10%の値上げを実施する。
 今回の値上げについて同社は、「原油・ナフサ価格の高騰が続くなか、これ
まで主にファイバー原料のまとめ発注や徹底したムダの排除など、生産におけ
る収率向上を中心に効率的な製・販努力を強力に推進し、安定供給に努めてき
た。一方で、すでに特定分野・ユーザーには一定の負担をお願いしており、さ
らなる原油価格の高騰に起因する原材料費、エネルギーコスト、運送コスト、
副資材等の値上げにより、従来の合理化努力だけで吸収することが困難な状況
となったため」としている。
http://www.vilene.co.jp/news/list/n545.htm
(4/8)


■巴川製紙所
 4月16〜18日開催の「第18回ファインテック・ジャパン」に出展

 巴川製紙所は4月16〜18日の3日間、東京ビッグサイトにて開催される液晶・
プラズマ・有機ELなど薄型ディスプレイの研究開発・製造に関する専門展「第
18回ファインテック・ジャパン」に出展する。
 同社ブースは東5ホール(39-18)となり、NIRカット、光拡散性付与などの機
能を有する FPD用光学粘着フィルムや、優れた透明性と低複屈折で無溶剤塗工
により厚膜化が可能な耐熱光学フィルム“Si-Lux”、さらに電子部品や半導体
用途に使用できる高機能性接着剤シート、電子部品や半導体用途向けのポリイ
ミド静電チャックなどを展示紹介する。
http://www.tomoegawa.co.jp/topic/2008/topic20080402.html
(4/2)


■P&G
 日経ウーマン実施「女性が働きやすい会社ベスト100」総合1位に

 P&Gは、雑誌「日経ウーマン」が創刊20周年を記念して実施した「女性が働
きやすい会社ベスト100」調査において、前回に引き続き総合1位に選ばれた。
約3,900社を対象に行なわれ、うち約 400社が回答した同調査における上位100
社が4月7日発売の同誌上において発表されたもの。
 同調査は「管理職登用度」「女性活用度」「ワークライフバランス度」「男
女均等度」の4つの指標を軸に評価が行なわれ、同社はとくに女性管理職登用
度の高さと女性活用度が高く評価され、総合で1位を獲得した。同社の総合1
位は、 2年前に男女雇用機会均等法施行から20年目を記念して実施された前回
調査に続いて 2回目となる。同調査は詳細で多角的な質問項目をもとに構成さ
れ、公正な評価が行われていることから信頼度の高い調査結果と言える。
 同社ではダイバーシティ(多様性)を経営戦略の一つと位置づけ、社員一人
ひとりの個性を尊重し最大限の能力を発揮できる組織づくりを目指して16年前
から積極的な取組みを推進しており、06年からはこれまで社内で培った女性活
用の経験と知識を社会に還元するべく、女性支援活動にも取り組みはじめた。
同社は今後も社内をはじめ社外においても、引き続きダイバーシティ推進と活
用を目指していく考え。
http://jp.pg.com/news/2008_01/200804/20080409p01.htm
(4/9)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■SAP
 中国で生産能力拡大が進む

 中国における高吸水性樹脂(SAP)の生産能力拡大に拍車がかかってきた。
 台湾プラスチックグループ(FPG)が寧波(浙江省)で年産3万t設備の試運転
を進めており間もなく本格稼動に入るほか、BASFも揚子-BASFの2期計画で SAP
設備の建設を表明した。日系ではサンダイヤポリマーが南通(江蘇省)拠点で
昨夏に3万tの増強を行い、年産5万5,000t体制としている。
 中国のSAP需要は約 7万tで、現状では世界に占める割合は高くないものの、
年率20%以上の勢いで拡大が続いている。
(化学工業日報 4/4)

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■王子ネピア
 介護用おむつを“ネピアテンダーうららか日和”に刷新

 王子ネピアは介護用おむつを刷新しブランド名を“ネピアテンダーうららか
日和”に変更した。特徴は以下の通り。
 (1) 「風」のような心地よさ
   同製品のテープ・パンツ両タイプのシートは5,000g/u24hの高通気性。
   常におむつ内を爽やかに保ち、テープタイプ・パンツタイプの併用時に
   もムレやカブレを防ぐ。(フラットタイプを除く)
 (2) 「布」のようにやわらかな肌ざわり
   テープタイプ・パンツタイプの外側のシートにはネピア独自のクロスラ
   イク素材を使用、布のようにやわらかく、快適な履き心地を実現。
 (3) パッケージ前面には花のイラストを採用
   普段使うアイテムが一目でわかり、持ち運びやご家庭での保管にも配慮
   した。
 今回の新製品では、介護用紙おむつが買い手と使い手が異なるため、店頭で
の購入時に買いやすく、便利で使い方のわかりやすい製品となるように開発さ
れている。店頭想定価格はテープタイプ1,980円、パンツタイプ薄型1,580円前
後、パッド680円前後(30枚)など。
http://www2.nepia.co.jp/tender/lineup_tender.html
(3/21)


■ユニ・チャーム
 夏限定の“ムーニーマン 汗スッキリ”を改良新発売

 ユニ・チャームは、ウォルト・ディズニー・ジャパンディズニー・コンシュ
ーマ・プロダクツとのライセンス契約により、吸収体の薄さを従来品の2分の1
にすることで赤ちゃんの軽やかなはき心地、携帯の利便性、環境への配慮のす
べてを実現し、赤ちゃんの汗をケアするパンツ型ベビー用紙おむつ“ムーニー
マン 汗スッキリ”(L 36枚、ビッグ 32枚)を、5月20日から夏の期間限定で
全国にて改良新発売する。
 近年、紙おむつに求める機能は「肌にやさしい、ムレない」といった肌ケア
に関するニーズが増加傾向にあり、なかでも品質志向のお母さんが肌ケアを重
視する傾向が高まってきている。また、赤ちゃんの汗の量が増える夏場におい
ては、肌の不快感に関する不満が冬場の 2倍以上に達することから、同社は06
年5月、汗をケアするパンツ型紙オムツ“ムーニーマン 汗スッキリ”を新発売、
高い評価を集めたことから07年夏にも改良発売を行った。今回の改良では、従
来の2分の1のうすさの吸収体「スーパースリム吸収体」を搭載、優れたフィッ
ト性を実現させた。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) うすさ 1/2の「スーパースリム吸収体」で、吸収力はそのままにすっき
   り軽やかなはき心地を実現
 (2) スリムにすることで CO2の排出量を約35%削減し、地球環境にもやさし
   い(従来品との比較。CO2は製品1枚あたりのライフサイクルにおける排
   出量の比較)
 (3) 「汗吸いとる抗菌シート」が腰回りの汗をしっかり吸い取って肌に残さ
   ないので、赤ちゃんのお肌はいつもさらさら。さらに抗菌機能でシート
   の表面を清潔に保ってくれる
 (4) ナチュラルホワイト色の紙おむつのデザインは、元気でかわいいくまの
   プーさん柄が6種類
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(4/10)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■JFWジャパン・クリエーション2009 S/S
 4月23〜25日に東京ビッグサイトで開催

 繊維総合見本市「JFWジャパン・クリエーション2009 Spring/Summer」(主催
;有限責任中間法人 日本ファッション・ウィーク推進機構、JFWジャパン・ク
リエーション運営委員会)が4月23〜25日、東京ビッグサイトにて開催される。
 会場は商談重視の「ビジネステキスタイルゾーン」と情報発信の「プロモー
ションゾーン」で構成されるほか、バイヤー限定の商談会「クリエーション・
ビジネス・フォーラム」が同時開催される。JFW-JC発のトレンド情報「JAPAN
INFUSION」やファッショントレンド情報とテキスタイル最新情報が発信される
各種フォーラム、「RE-BIRETH(再生)」をテーマとしたデニムの耳の企画展な
ど、見どころ満載の見本市となっている。
 出展企業では繊維メーカーの東レ、東レ合繊クラスター、ユニチカサカイ
(ユニチカ)などが出展するほか、製紙関連企業では王子ファイバーが紙から
生まれた「第3の繊維」、天然紙糸繊維“OJO+(オージョ)”を展示紹介する。
[問合せ先]
有限責任中間法人 日本ファッション・ウィーク推進機構、JFWジャパン・クリ
エーション運営委員会
 TEL 03-3661-7321
http://www.japancreation.com/index.html



■日本繊維機械学会 不織布研究会
「第50回研究例会」を4月24日に大阪で開催

 日本繊維機械学会 不織布研究会は、平成元年の発足以来、今年で 20年目と
なることを記念し、「第50回研究例会」を 4月24日、大阪市西区の大阪科学技
術センターにおいて開催する。当日のプログラムの内容は以下の通り。
 (1)「天然植物繊維で高機能無機物を作る―その機能と応用」
   レンゴー梶@杉山公寿
 (2)「最近の不織布製造機械」潟eィ・ワイ・テックスほか2〜3社の製品紹介
 (3)ディスカッション
 [問合せ先]
 日本繊維機械学会
 TEL 06-6443-4691


■日本繊維機械学会
「第61回年次大会」を5月29・30日に大阪で開催

 日本繊維機械学会は 5月29・30日の両日、大阪市西区の大阪科学技術センタ
ーにおいて「第61回年次大会」を開催する。2日目の30日 A会場(401号室)で
は、不織布をテーマとした講演が以下の通り行われる。
【テクテキスタイルと不織布】
 座長・赤井 智幸氏(大阪府立産業技術総合研究所)
 「スパンレース不織布の性質に及ぼす製造条件の影響」京都女子大学・矢井
 田修氏
 「テキスタイルセンサーの応答性について」福井県工業技術センター・増田
 敦士氏、村上哲彦、近藤幸治氏/福井大学・佐々治俊典、家元良幸氏
 「テキスタイルセンサーの耐久性評価」福井県工業技術センター・増田敦士、
 村上哲彦氏/福井大学・佐々治俊典、家元良幸氏
【特別講演会】
 司会・田上 秀一氏(福井大学)
 「まだまだ面白い繊維の応用展開〜Future Textiles〜」福井大学・堀照夫氏
【テクテキスタイルと不織布】
 座長・ 増田敦士氏(福井県工業技術センター)
 「線状高分子混合処理土における固化処理土からの繊維の引抜き特性」
 大阪府立産業技術総合研究所・西村正樹、赤井智幸氏/京都大学・嘉門雅
 史氏
 「廃棄物最終処分場キャッピング用ジオコンポジットの土中でのガス透過性」
 大阪府立産業技術総合研究所・西村正樹、赤井智幸氏/京都大学・嘉門雅
 史氏
 「最終処分場の遮水工モニタリングに使用する繊維材料」太陽工業・山本実、
 青山克巳氏
 座長・西村正樹氏(大阪府立産業技術総合研究所)
 「光ファイバー織物を使用した拡散スクリーンの開発」福井県工業技術セン
 ター・増田敦士、村上哲彦氏/津谷織物・津谷益清氏
 /IDEC・木村春昭、稲垣幸彦氏
 「金属繊維の焼きなまし効果に関する研究」日本工業大学・全敏榮、兼子正
 生氏
 「電極用円盤状焼結体の製造に関する研究」日本工業大学・全敏榮、兼子正
 生氏
 [問合せ先]
 日本繊維機械学会
 TEL 06-6443-4691
http://wwwsoc.nii.ac.jp/tmsj/japan/news/20080529-30_meeting2_p.pdf

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS REVIEW On-Line No.295
━━☆No.295☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2008.04.22☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■帝人/環境保全の長期目標設定および「環境配慮設計」認定制度を新設
■旭化成ケミカルズ/「廃水リサイクルサービス事業」を本格展開へ
■三菱重工業/エネ削減40%可能な膜分離方式のエタノール脱水システムを開
 発
■東レ/炭素繊維の生産能力を2割増強
■松下電器産業/実用商品化レベルの家庭用燃料電池コージェネレーションシ
 ステムを開発
■JSR と日本ミクロコーティング/リチウムイオンキャパシターの量産工場を
 建設
■日生バイオ/発がん性物質を除去するバイオフィルターを開発
■レナウンユニフォーム/使用済みユニフォームでエコバッグを生産
■日本触媒/おむつ材料を保水に利用した植林実験を中国で計画
■リンテック/粘着素材の生産を2工場に集約
■レンゴー/創業100周年記念ロゴマークを制定
■ニッポン高度紙工業/コンデンサ用セパレータを30年ぶりに値上げ
■宇部興産/ナイロン6、66樹脂を再値上げへ

<海外ニュース>
■日本化学繊維協会/中国の化繊製造エネルギー消費量を公表

<製品開発>
■白十字/キズ処置シリーズに新商品2種を発売
■日本ビクター/不織布入り収納ケース仕様のDVD-Rディスクを新発売

<催 事>
■ANNA/生活資材部会分科会を4月25日に大阪で開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■帝人
 環境保全の長期目標設定および「環境配慮設計」認定制度を新設

 帝人グループは昨年 7月、「環境保全」「環境配慮設計」「環境ビジネス」
の 3つの視点から「環境経営」を推進する「環境経営宣言」を行ったが、今回
環境保全について宣言に際して定めた CO2排出量の削減目標に加え、化学物質
排出量および非有効活用廃棄物発生量の削減目標を設定した。また、「環境配
慮設計」については新たなガイドラインを制定し、認定制度を新設した。
 同グループは、昨年7月の環境経営宣言に際して「2020年度までにCO2の排出
量を1990年度対比20%以上削減する」という目標を設定したが、今回新たに化
学物質の排出量削減について「2020年度までに1998年度対比80%以上削減」、
廃棄物発生量の削減については「2020年度までに1998年度対比85%以上削減」
という長期目標を設定した。
 さらにこうした長期目標に加え、環境負荷の低減を製品やプロセス設計に反
映させる「環境配慮設計」を推進するため、帝人グループ独自の認定制度を新
設した。この認定制度は、原料調達から生産・販売・使用・リサイクル・廃棄
に至る製品ライフサイクル全体を通して環境負荷を低減するため、環境の 6つ
の側面(省エネ、省資源、安全性、環境保全性、情報の提供、製造段階におけ
る環境負荷低減)から評価し、「環境配慮設計」の認定を行うもの。この制度
を推進するため、運用ルールを定めた「帝人グループ環境配慮設計ガイドライ
ン」を制定し、このガイドラインに沿って評価対象の製品やプロセスについて、
前述の環境の 6つの側面から評価を行う。
 具体的には従来品または他社品と比較した結果を点数化し、それを新たに作
成した専用チェックリスト(原料・素材用、完成品用の2種類)に照らして判
定を行い、それらの評価の結果、適合基準を満たしたものを「環境配慮設計製
品・プロセス」として認定する。同グループはこの認定制度により、環境配慮
設計の方向性・基準を明らかにし、環境配慮設計製品やプロセスの現状を 6月
までに把握するとともに、7月より環境配慮設計を本格的に展開させる。
http://www.teijin.co.jp/japanese/index.html
(4/16)


■旭化成ケミカルズ
「廃水リサイクルサービス事業」を本格展開へ

 旭化成ケミカルズは、同社が廃水リサイクル設備を設計・建設・保有・運転
しリサイクルされた廃水を工業用水として供給する廃水リサイクルサービス事
業の第 1号案件を中国江蘇省蘇州市で受注、本格的に展開させる。稼動時期は
09年1月末の予定で、1日の廃水リサイクルサービス能力は約1,700tとなる。同
社は今後、良質な工業用水を供給し、アジアの水問題の解決に貢献していく考
え。
 今回本格的に事業展開する廃水リサイクルサービス事業は、顧客企業の工業
廃水の廃水二次処理水を膜で高度処理し、工業用水としてリサイクルする事業。
顧客が良質な工業用水を低コストで安定的に使用できるよう、従来までの膜モ
ジュールの販売にとどまらず同社が水処理設備を設計・建設し、運転管理・メ
ンテナンスまで設備運営全般を行う。ユーザーにとっては常に最新技術が利用
でき、工業廃水を効率よくリサイクルできるメリットがある。
 環境対応に力を入れている中国江蘇省蘇州市では、新増設する工場において
は工場廃水のリサイクル利用率を50%以上とする方針が打ち出されており、今
回の契約は蘇州市に立地する企業のなかでこの基準を達成する第 1号となる。
今回の案件では同社が廃水リサイクルプラントを所有運営し、ユーザーの工業
廃水を膜を用いて良質な工業用水にリサイクルし、リサイクルサービス料を受
け取る事業形態(BOO;Build Own Operate)となるが、ユーザーのニーズに応
じてさまざまな契約が可能だという。
 廃水リサイクルは個別企業レベルでの対応とともに、水不足に直面する大規
模な工業開発区で、リサイクル水を工業開発区が一括して買い上げ立地企業に
供給するなど、インフラ整備事業としての展開も期待されている。環境政策へ
の対応、用水確保の観点から水処理事業の新しいモデルとして今後水不足が心
配されるアジア地域で成長が見込まれている。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2008/ch080415.html
(4/15)


■三菱重工業
 エネ削減40%可能な膜分離方式のエタノール脱水システムを開発

 三菱重工業は、バイオエタノールの製造工程で用いる新たなエタノール脱水
システム(MMDS/Mitsubishi Membrane Dehydration System=商標登録申請中)
を開発した。セラミック膜分離方式を採用したシステムで、従来の脱水方式(P
SA法)に比べ、消費エネルギーを約40%削減できるのが特徴となっている。実
証プラントでの各種試験で所期の成果が得られたことから、同社では09年度内
の市場投入を目指す考え。
 同社が化学プラント分野で培った豊富な知見を駆使し開発された今回の新脱
水システムでは、無機膜で耐酸性に優れるセラミック多孔質型水分離膜が採用
されている。装置は「メインスキッド」と「膜スキッド」の 2段構成で、膜ユ
ニットの増減によりあらゆる容量のエタノールプラントに対応できる。年間処
理能力20万t規模の装置で従来方式の1/6以下という大幅なコンパクト化を実現
し、メンテナンスも膜モジュールの交換のみという容易さで、交換時にもプラ
ントの連続運転が可能となっている。実証試験は今年 2月、北米で稼動中の商
業エタノールプラントに実証機を設置し、膜分離脱水システム試験を実施、良
好な結果を得た。
 ガソリン代替燃料として注目さているバイオエタノールは、サウトキビやト
ウモロコシなどの原材料を溶液化したのち発酵、濃縮させて生産されるが、こ
のエタノール脱水システムにより、燃料用エタノールの製造に欠かせない脱水
工程を画期的に改善することが期待される。バイオエタノールは原油高を背景
に自動車燃料としての利用が急伸、米国、ブラジルを筆頭に欧州などでも市場
が急拡大しており、とくに米国は06年以降、エタノール生産設備を急テンポで
増強しており、05年から15年にかけて倍増することが見込まれている。
http://www.mhi.co.jp/news/story/0804144698.html
(4/14)


■東レ
 炭素繊維の生産能力を2割増強

 東レは炭素繊維の生産能力を 2割増強する。
 主力工場の愛媛工場に世界最大の生産設備を導入し、10年に稼動させる計画。
同社は日本、米国、フランスで炭素繊維を生産している。今回は主力の愛媛工
場に年産4,000tの能力をもつ世界最大の設備を設置する。投資額は10億円前後
とみられる。
 同社の炭素繊維の生産能力は、現在世界全体で14,300t。今年2月に日米仏で
能力を増強、09年夏までに総能力を3割増の18,900tに増やす計画を発表したば
かりだった。今回の計画追加により総能力は22,900tとなり、現在に比べ6割増、
09年夏に比べても2割増となる見通し。
 炭素繊維の世界市場では東レが3割強、帝人子会社の東邦テナックスが2割強、
三菱レイヨンが2割弱を握り、日本勢が市場の7割を押さえている。東レは相次
ぐ設備増強により、日本勢同士のシェア争いで優位に立つ考え。量産効果によ
りコストを下げ、風力発電向けの風車、燃料タンク、パソコンの筐体など一般
産業用の需要を開拓。さらに自動車向けの用途開拓も急ぐ。
(日経 4/12)



■松下電器産業
 実用商品化レベルの家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを開発

 松下電器産業 松下ホームアプライアンス社は、最高で39%(LHV)、500W〜1
kWの実用域で38%(LHV)以上という世界最高の発電効率と、耐用年数10年以上
を想定した4万時間の運転と起動停止4,000回の耐久性を実現した家庭用燃料電
池(PEFC)コージェネレーションシステムを開発した。滋賀県草津市の同社工場
内に生産設備を導入し、今年 6月より生産を開始させ、新規環境事業として09
年度からの本格的な事業化に取り組む。
 同社グループが05年度より実施した大規模実証事業でのPEFCコージェネレー
ションシステムの使用状況を分析した結果、一般的な家庭で運転した場合、発
電出力は 500W〜1kWの間で使われることが多いことがわかり、同システムでは
この実用域の効率を従来に比べ飛躍的に高めた。同システムは、
 (1) 高耐久MEA・セルスタック技術
 (2) 高効率で、広い範囲で安定動作が可能な燃料処理技術
 (3) 全域ソフトスイッチング昇圧低損失インバータ技術
の 3つの技術により実現し、さらに耐用年数10年以上を想定した住宅設備機器
としての耐久性能を確保した。従来のシステムでは燃料処理機の効率、インバ
ータ効率とも低出力側ほど低かったため、システムの発電効率は定格時がもっ
とも高く、低出力になるほど効率が低くならざるを得なかった。
 今回開発した新システムを一般的な家庭に導入して運転した場合、導入前に
比べ1次エネルギーを22%( 1年間運転した場合、3262kWh)削減できる。同社
従来比で約1.4倍向上しており、CO2排出量は全電源・原単位による試算で12%
(年間330kg-CO2)削減できる。また、大規模実証事業の新エネルギー財団試算
式(火力発電・原単位)の場合、37%(年間1175kg-CO2)削減となる。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080414-1/
jn080414-1.html?ref=news
(4/14)


■JSR、日本ミクロコーティング
 リチウムイオンキャパシターの量産工場を建設

 JSR と日本ミクロコーティングは、リチウムイオンキャパシター製造の折半
出資会社であるJMエナジーの量産工場を山梨県北杜市に建設する。
  4月17日に起工式を行い、10月に完成させる予定。当面年産30万セル規模で
稼動を始める。総投資額は約20億円。
 JMエナジーは昨年 8月に発足、東京都昭島市のパイロットプラントでサンプ
ル生産を行ってきた。事業を本格化するため量産工場の建設を決めた。同時に
本社と開発機能も山梨に集約し「本社山梨工場」として効率的な運用を図る。
土地の敷地面積は約13,000m2、延べ床面積は4,000m2。
 リチウムイオンキャパシターは自動車や電源向けなどに用途が広がっており、
需要動向に応じて生産能力を拡大していく。
(化学工業日報 4/17)


■日生バイオ
 発がん性物質を除去するバイオフィルターを開発

 日生バイオ(北海道恵庭市)は、サケ白子の二重らせんデオキシリボ核酸(D
NA)を利用し、有害物質を除去するバイオフィルターを開発した。
 平面的な構造を持つ物質を取り込む特性に注目、ダイオキシン類やベンゾピ
レンなどの発がん性のある有害物質の除去に応用した。
 二重らせんDNA は、塩基対にはしご状の架橋を持ち、そのすき間に平面的構
造の物質が取り込まれる。これまで同DNA は水に溶けやすく、熱に弱いという
欠点や、抽出コストが高いという課題があったが、製造工程や抽出法を改善し
製品化を実現した。
 すでに韓国でエアコンや空気清浄機向けに販売を始めている。今後は国内販
売も目指す。
(日刊工業 4/21)


■レナウンユニフォーム
 使用済みユニフォームでエコバッグを生産

 豊田通商グループのレナウンユニフォームは、ユニフォームのリサイクルシ
ステムで新たな展開を開始した。
 コンビニエンスストアから回収した店員の使用済みユニフォームを生地にリ
サイクル、それをエコバッグとして製品化、来店者に配布するというもの。消
費者を巻き込んだリサイクルチェーンを新たに構築、付加価値のあるサービス
を提供することでコンビニ、スーパーなど流通業を中心に顧客への提案を強め
ていく。回収は7月から開始され“マイバッグ”として来年4月から配布の予定。
(化学工業日報 4/14)


■日本触媒
 おむつ材料を保水に利用した植林実験を中国で計画

 日本触媒は中国の新疆ウイグル自治区で、紙おむつ材料の高吸水性樹脂を利
用した植林実験に乗り出す。
 水を大量に吸い込む樹脂を土中に埋めて保水に利用する。主力製品の高吸水
性樹脂は紙おむつ向けが 9割以上を占めるが、新しい分野である砂漠化防止で
実績を作り、環境素材として売り込む狙いがある。
(日経産業 4/11)


■リンテック
 粘着素材の生産を2工場に集約

 リンテックは総額45億円をかけ、10年までにシール・ラベル向け粘着素材の
生産体制を再構築する。
 主力生産拠点の龍野工場(兵庫県たつの市)に大型の粘着塗工機を新設する
一方で、熊谷工場(埼玉県熊谷市)での製造は中止する。龍野工場には自動搬
送装置や裁断機なども増設し、物流面の合理化も進める。
(日経産業 4/21)



■レンゴー
 創業100周年記念ロゴマークを制定

 レンゴーは来年創業 100周年を迎えることから、記念のロゴマークを制定し
た。
 この記念ロゴマークは「段ボールが社会と暮らしをつないでいる」イメージ
で、数字の100をモチーフに2つの「0(ゼロ)」をクロスさせ、段ボール箱をか
たどったデザインとなっている。「これからも物の流れと皆さまの暮らしをし
っかりと支え続けたい」という同社の決意と感謝の気持ちを具体的に図案化し
た。
 同社の創業は1909年(明治42年)、創業者の井上貞治郎氏が日本で初めて段ボ
ールをつくり、その名称を「段ボール」と名づけた。
http://www.rengo.co.jp/topics/2008/20080412.html
(4/12)


■ニッポン高度紙工業
 コンデンサ用セパレータを30年ぶりに値上げ

 ニッポン高度紙工業は6月1日出荷分より、同社の主力製品であるコンデンサ
用セパレータとその他絶縁紙を10〜15%値上げすると発表した。
 同社のコンデンサ用セパレータは、1973年の第 1次オイルショックおよび79
年の第 2次オイルショック時を除き、その後約30年の間、一度も値上げするこ
となく製品供給が継続されてきたが、昨今の度重なる原燃料の高騰等によるコ
スト上昇分がすでに自助努力で吸収できる限界を超えていることから、国内販
売および輸出ともいっせいに価格改定に踏み切る。
http://www.kodoshi.co.jp
(4/14)


■宇部興産
 ナイロン6、66樹脂を再値上げへ

 宇部興産は4月21日出荷分より、ナイロン6、66樹脂価格をそれぞれ30円/kg
(約4〜5%)値上げする。
 ナイロン6においては07年6月の30円打ち出し、ナイロン66は今年 1月の25円
打出しに続く再値上げとなる。主原料市況が高止まりしているなか、他の原料
であるアンモニア、硫黄、ガラス繊維、添加剤などの価格上昇がナイロン生産
コストを押し上げていることから、これを価格に転嫁するもの。
http://www.ube-ind.co.jp/japanese/news/2007/2007_32.htm
(4/17)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本化学繊維協会
 中国の化繊製造エネルギー消費量を公表

 日本化学繊維協会は、中国の部門別エネルギー消費状況、ならびに化繊製造
業のエネルギー消費状況をまとめ公表した。
 それによると、中国は第11次5ヵ年計画において「2010年までに1万元生産当
りのエネルギー消費量を05年の1.22t(石炭換算)から1t以下に引下げる」省エ
ネ目標を掲げており(国務院ガイドライン)、これに則して中国化繊製造業は
「化繊製造のエネルギー原単位(化繊を1t製造するのに必要なエネルギー量)
を05年比で10年までに10%引下げる」目標を掲げている。
 中国のエネルギー消費比率は工業が全体の71%を占め、以下、民生(10%)、
交通・運輸(8%)と続き、産業部門の比重を日本と比較すると1.7倍と大きく、
一方で交通・運輸部門は日本に比べて3分の1程度と小さい。
 中国統計年鑑によると中国の化繊製造業のエネルギー消費量は、04年から06
年にかけて1,303万tから1,424万 t(ともに石炭換算)へと9%増加している。
一方、この間の中国の化繊生産量は42%増(04年;1,425万t→06年;2,026万t)
を記録しており、省エネルギーが大幅に進展していることがわかる。使用燃料
は石炭が中心で、過去 5年程度の傾向で見ると石油の消費量が大きく減少して
いる。
 中国の化繊製造エネルギー原単位は、04年には915kg/t(化繊を1t製造するの
に915kgの石炭を必要とする)だったが、06年には703kg/tとなり、原単位は僅
か 2年間で23%改善されている。中国では00年以降、主力素材であるポリエス
テルの大増設が行われ、この間、旧型設備の更新並びに大規模新鋭設備(重合
および紡糸設備)の大量導入が急ピッチで進められており、これが原単位改善
に大きく寄与したものと考えられる。
 中国化繊工業協会の公表資料によれば、品種別エネルギー原単位は、ポリエ
ステルステープルとスパンデックスで国際水準より10%前後劣るものの、ポリ
エステルフィラメント、アクリル、レーヨンフィラメントの 3品種は国際水準
と同等レベルに到達しており、ナイロンフィラメントとレーヨンステープルで
はすでに国際水準を上回っているとされる。10年の目標に向けた、中国化繊製
造業のさらなる省エネ推進の行方が注目される。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news.html
(4/10)

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■白十字
 キズ処置シリーズに新商品2種を発売

 白十字はファミリーケアのキズ処置シリーズに、超極薄で肌と一体化する
“FCやわらかベ〜ルパッド”(S5枚入、M4枚入、L3枚入)と、簡単に手でカッ
トできる“FCワンタッチ包帯”(S、M)の2種を新発売した。商品の主な特長は
以下の通り。
“FCやわらかベ〜ルパッド”
 (1) 新開発0.01mmの透明な「透湿性超極薄フィルム」を粘着シート部に採用
   し、まるで着けていないような自然な装着感を実現
 (2) フィルムの装着感を防げず、貼っても目立たないベージュ色薄型パッド
   を採用
 (3) カーブ形状の粘着シートで、屈折部にもぴったりフィット
“FCワンタッチ包帯”
 (1) 患部に巻いて軽くひっぱるだけで、簡単にカットできる
 (2) クラレが開発した新素材“フレクスター(R)”を使用。粘着材不使用で、
   「ミクロクリンプ」と呼ばれる細かい繊維がしっかり絡み合って包帯ど
   うしがくっつく
 (3) 繊維の1本1本がらせん状のバネになっているため生地全体が伸縮し、
   激しい動きにもフィットする
http://www.hakujuji.co.jp/Topics/new_item.html
(4/8)


■日本ビクター
 不織布入り収納ケース仕様のDVD-Rディスクを新発売

 日本ビクターは、不織布入りの収納ケース仕様のDVD-Rディスク“VD-R120CS
25”を新発売する。
 同製品は日本製で高品質・高性能な高速16倍速記録対応のDVD-Rディスクで、
インクジェットプリンター対応のワイドプリント仕様レーベル面を採用してい
る。今回発売される DVD-Rディスクは全16モデルとなり、いずれも日本製のワ
イドプリント仕様のホワイトディスクで統一されている。商品の主な特長は以
下の通り。
 (1) 25枚のディスクが 1枚ずつ不織布ケースに入り、本体ケースの中に収納
   されている。各ディスクにタイトルカードが付属し、不織布ケースのタ
   イトルホルダーに入れると目的のディスクが簡単に見つかる
 (2) 日本製で高品質・高性能な高速16倍速記録対応の DVD-Rディスクで、各
   速度で安定した記録特性を実現。16倍速記録の場合、ディスク1枚(4.7
   GB)分の記録(ダビング、ムーブを含む)は最短約6分で終了
 (3) にじみを抑えた美しいプリントができる、インクジェットプリンター対
   応ワイドプリント仕様のレーベル面
 (4) デジタル・コンテンツの著作権保護技術CPRMに対応し、地上デジタル放
   送などの録画に対応
http://www.jvc-victor.co.jp/press/2008/vd-r120cm10.html
(4/15)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ANNA
 生活資材部会分科会を4月25日に大阪で開催

 日本不織布協会(ANNA)生活資材部会は 4月25日、大阪府中央区の大阪産業
会館において分科会を開催する。
 当日はオーミケンシ叶カ産技術開発事業部 加古川研究所長の井上修氏を講
師に迎え「地球環境にやさしいレーヨン繊維―最近の需要動向、地球環境との
関わり、機能レーヨンの紹―」と題し、近年環境問題などの視点から改めて注
目を集めているレーヨン素材の最新動向に関する講演を行う。なお、会場の都
合により申込は受付先着70名となっている。
[問合せ先]
 日本不織布協会事務局
 TEL 06-6233-0842
http://www.anna.gr.jp/news/n0804-02.html

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521 FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS REVIEW On-Line No.296
━━☆No.296☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆  NONWOVENS REVIEW On-Line
□■□ http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2008.04.28☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<国内ニュース>
■日衛連/07年の紙おむつ生産枚数は前年比7%増
■旭化成/株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)を導入
■帝人/岩国事業所内に「先端技術開発センター」を開設
■帝人/高耐熱バイオプラを09年に本格事業化
■積水化学工業/発泡する機能性微粒子を09年以降に増産
■ナイロン原料/輸出価格が2カ月連続で過去最高値を更新
■特種製紙/特殊紙全品種を15%以上値上げ
■オーウェンス コーニング ジャパン/ガラス繊維を5月から15〜20%値上げ
■化繊協会/08年3月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

<海外ニュース>
■化繊協会/「中国繊維産業調査」を発表

<製品開発>
■和光堂/ベビー用おしりふき“ふんわりももちゃん”を新発売
■ロッテ/飲むアイス“クーリッシュ”のパッケージに不織布を新採用

<催 事>
■繊維学会/複合材料・先進繊維に関するセミナーを東京・大阪で開催
■日本繊維機械学会/講演会「感性・機能で訴える繊維―原糸からの差別化」
 を大阪で開催
■情報機構/「エレクトロスピニング/ナノファイバー」セミナーを東京で
 開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日衛連
 07年の紙おむつ生産枚数は前年比7%増

 日本衛生材料工業連合会がまとめた、07年(1〜12月)の紙おむつの生産量は、
枚数で前年比7%増の123億8,231万枚、トン数で同5%増の520,112tとなった。
 超高齢社会を反映して大人用が伸び、また乳幼児用もパンツタイプで新製品
の発売や昨年の出生率増加を反映して伸びた。
 内訳は、大人用紙おむつのパンツタイプの生産量は、枚数が同 5%増の10億
189万5,000枚、トン数が同3%増の96,975t、パッド型そのほかが枚数で同10%
増の32億4,239万7,000枚、トン数で同13%増の124,895tとなった。大人用は超
高齢化社会のなかで、今後も伸長を続けると予想される。
 乳幼児用紙おむつのパンツ型は枚数で同 6%増の78億4,026万1,000枚、トン
数で同 4%増の27万7,965t。増加要因は、テープ式からパンツ式への移行期が
従来はLサイズ期だったものが、パンパースなどからMサイズパンツが発売され
たことにより Mサイズ期へとシフトし、テープ式よりも単価の高いパンツ式の
市場での比率が高まったことが考えられる。また06年の出生数が増加したこと
も要因とみられる。
(化学工業日報 4/24)


■旭化成
 株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)を導入

 旭化成は、同社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の導入を
決定した。
 このプランは同社株式の大量取得が行われる場合に、株主が適切な判断をす
るために必要・十分な情報と時間を確保するとともに、買収者との交渉の機会
を確保することなどを通じて、同社の企業価値・株主共同の利益を確保し、向
上させることを目的としている。同プランの適用対象は、同社株券などの保有
割合が20%以上となる買付などがなされる場合で、その概要は (1)買収者に対
する情報提供の要求と独立委員会による勧告・検討、 (2)新株予約権の無償割
当てによる同プランの発動、(3)新株予約権の同社による取得と同社株式の交
付、(4)同プランの有効期間・廃止(有効期間3年、継続の場合は3 年ごとに株
主総会の承認を求め、有効期間中でも廃止決議で廃止)となっている。
 同社では、企業価値を持続的に向上させていくためには多角化企業としての
シナジーを活かし、挑戦的風土やブランド力の活用・強化が必要不可欠とした
上で、株式の大量取得を行う者が同社グループの財務および事業の内容を理解
していることに加え、同社の企業価値の源泉を理解し、それを中長期的に確保
し向上させることができなければ、同社の企業価値、また株主共同の利益は毀
損されることになるとしている。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2008/ze080423.html
(4/23)


■帝人
 岩国事業所内に「先端技術開発センター」を開設

 帝人は、新事業開発の新たな拠点となる「先端技術開発センター」を完成さ
せた。同社岩国事業所(山口県岩国市)内に、昨年 2月より約50億円を投じて
建設を進めてきたもので、 4月23日には二井山口県知事、福田岩国市長など約
30名の来賓と同社から興津会長、長島社長などが出席し、開所式が行われた。
 同センターは帝人グループの新規事業開発のためのインキュベーションセン
ターと位置付けられ、従来岩国事業所内にあった先端技術研究所で開発してき
た研究成果を世の中に送り出すためのプロジェクト推進拠点として、また新た
に導入する社外に開かれた開発拠点「オープンラボ」などを融合した施設とし
て展開される。技術領域はポリマーサイエンス、ナノテクノロジー、バイオテ
クノロジー、エンジニアリングおよびこれらの融合領域で、具体的にはバイオ
プラスチック、新規炭素材料、水処理技術、次世代電子材料、機能性ナノ材料、
ナノ複合材料などの開発を手がける。
 同グループでは、長期経営ビジョンとして「グローバルエクセレンス獲得」
を掲げ、新規事業創出のための研究開発機能強化を図っており、同センターで
は開発研究からパイロットスケールでの事業化研究まで、それぞれの開発段階
に対応できる研究開発インフラを整備し、さらにオープンラボにおいてユーザ
ーとの共同開発や大学との連携を推進し、新規事業創出を加速させる。
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/2008/jbd080423.html
(4/23)


■帝人
 高耐熱バイオプラを09年に本格事業化

 帝人は09年をめどに高耐熱・高透明バイオプラスチック“バイオフロント”
の本格事業展開を始める。
 “バイオフロント”は、高純度のL乳酸とD乳酸を原料とした、ステレオ構造
をもつポリ乳酸(SC-PLA)。乳酸メーカーである武蔵野化学研究所と共同開発
した。従来のPLAを40℃上回る210℃の耐熱性を持ち、透明性はポリエチレンテ
レフタレート(PET)を上回る。耐熱性に優れるため、ポリエステル繊維と同様
に高温・高圧染色することも可能。
 帝人では年 1,000〜2,000tの量産設備を岩国事業所に設置し、繊維、フィル
ム、樹脂の各素材で用途提案を進める。カーシート素材などで開発が進む繊維
用途が先行する見通し。同社は環境を 1つのキーワードに新規事業創出を進め
ており、“バイオフロント”は期待する素材の 1つ。このほど岩国に開設した
先端技術開発センター(TTIC)を軸に製品化を進め、同社の将来を担う次世代
素材として育成する。
(化学工業日報 4/25)


■積水化学工業
 発泡する機能性微粒子を09年以降に増産

 積水化学工業は、機能性微粒子“アドバンセル”で、海外も含めた新たな供
給拠点の設置について検討する。
 同製品は、プラスチック部品などに充填することで大幅な軽量化を実現する
ことから、自動車向け大型内装部品などで近く本格採用が始まるほか、外装部
品での用途開発も進んでいる。このため、需要動向を見ながら09年度にスター
トする次期中期経営計画の期間に増産を決断し、事業拡大に拍車をかけていく
方針。
 “アドバンセル”は、プラスチック製のセル(外殻)をもち、熱をかけると
中空バルーン状に膨張することでプラスチックを発泡構造にする“アドバンセ
ルEM”タイプと、中空率50%以上の高中空で、耐圧縮強度 30MPa以上の高強度
をもち、熱をかけることでそれ自体が消失しセラミックスや金属などを多孔構
造にする“アドバンセルHB”がある。
 このうち“アドバンセルEM”は、樹脂中空バルーンとして同社が世界で初め
て大型射出成形によるプラスチック部品への適用に成功したもので、約30%以
上という大幅な軽量化と良好な表面外観などが評価され、08年発売の新車の内
装材向けに本格採用された。また“アドバンセルHB”も、排出ガス浄化用のセ
ラミックスフィルター向けの用途開発が成功し、近々本格採用される見通し。
 開発中の主な用途は、化学系発泡では不可能な繊維系製品の発泡によるクッ
ション性・厚みの付与の分野、良好な外観特性を活かした自動車外装部品への
展開、さらにはコルクやケナフなど天然系素材への応用などがあり、一部は本
格採用が決定している。
(化学工業日報 4/25)


■ナイロン原料
 輸出価格が2カ月連続で過去最高値を更新

 ナイロン繊維原料のカプロラクタムは、4月積みの輸出価格が1tあたり2,520
ドル(指標の台湾向け)となり、 2カ月連続で過去最高値を更新した。前月比
では40ドル(2%)上がった。
 中国や台湾では自動車タイヤの強化材料向けにナイロン繊維の生産が拡大し
ている。原料カプロラクタムの消費量が増え、工場はフル操業状態という。
 カプロラクタムは主原料ベンゼンのほか、硫黄やアンモニアなど副原料も上
昇している。好調な需要を背景に、5月積みは2,550ドル前後に引き上げ、コス
ト増の転嫁を進めたい、との声も出始めた。
(日経 4/23)



■特種製紙
 特殊紙全品種を15%以上値上げ

 特種製紙は7月1日出荷分より、特殊紙全品種を15%以上値上げすると発表し
た。
 同社は06年10月に26年ぶりの値上げを行い、その後もコスト削減に取り組ん
できたが、予想を越える原燃料価格の高騰が続き収益性が急速に悪化、厳しい
経営状態となっていることから、再度の価格改定を打ち出したもの。
http://www.tokushu-paper.jp/02_TOPICS/2008/080422_n1.pdf
(4/21)


■オーウェンス コーニング ジャパン
 ガラス繊維を5月から15〜20%値上げ

 オーウェンス コーニング ジャパンは、ガラス繊維および関連製品を 5月
出荷分値上げする。
 国内品、輸入品が対象で、上げ幅は現行価格比15〜20%。原材料やエネルギ
ーコストの高騰に加え、紡糸炉に使われる白金、ロジウムの価格が今年に入り
2ケタ台の上昇を続けているため。自助努力の限界を超える製造コスト上昇に
より採算が大きく悪化していることから、製品価格に転嫁せざるを得ないと判
断した。
(日経 4/23)


■化繊協会
 08年3月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

 日本化学繊維協会は、08年 3月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発
表した。
 それによると、化学繊維生産は9万6,777t(前年同月比5.2%減)、うち合成
繊維生産は8万2,113t(同7.3%減)だった。主要品種では、ナイロンF 9,656t
(同4.3%減)、アクリルS 1万4,865t(同30.2%減)、ポリエステルF 2万1,407t
(同0.9%減)、ポリエステルS 1万7,311t(同0.5%減)となり,4品種揃って
前年同月比で減少した結果となった。
 他方、化学繊維在庫(生産者)は10万9,776t(前月比3.0%減・前年同月比3.1
%増)で、うち合成繊維在庫は9万5,967t(同3.0%減・同5.0%増)だった。主
要品種では、 ナイロンF 1万3,318t(前月比1.9%減)、アクリルS 1万5,004t
(同6.6%減)、ポリエステルF 2万5,873t(同3.4%減)、ポリエステルS 2万
2,922t(同0.3%減)と、こちらも4品種揃って前月比減少した。
(4/22)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■化繊協会
 「中国繊維産業調査」を発表

 日本化学繊維協会 調査委員会は、「中国繊維産業調査」をまとめ、その要
約を発表した。それによると、生産・設備投資ともに2 桁の拡大を続けてきた
中国繊維産業が、ここへ来て曲がり角に入ったことが伺える結果となった。
 中国の繊維産業の現状は、生産の拡大にともない企業収益が拡大している一
方で、企業の2 極化が進展し、競争力のない中小企業を中心に淘汰が始まって
いる。近年における中国の繊維産業の事業環境は、経済成長にともなう人民元
高や人件費の上昇、人手不足などが進展しているほか、制度的には新労働契約
法が制定されたのに加え、輸出時の増値税の還付率低減や加工貿易制限など優
遇措置が縮小されている。こうした変化は中国での生産コストを急上昇させ、
とくにこの1〜2年でその傾向が強まっており、今後は環境規制の影響も具体化
されることからコスト上昇傾向は当面続くと見込まれる。
 先に発表された第11次 5カ年規画では中国の繊維産業の成長方式の転換が急
務とされ、資源・エネルギー節約型で環境にフレンドリーな生産体制を整備す
ることで、外需依存を脱却した成長方式への転換を目標としている。これは繊
維大国から繊維強国への変貌を目指し、イノベーション・技術、独自ブランド
をキーワードに、労働集約的な部分の沿海部から中西部への移転も視野に入れ、
全体的な産業高度化を図る方向となる。
 こうした中国の繊維産業の事業環境の変化により、日本のアパレル・小売は
コストアップに加え、ある程度の「量」と「期間」のリスクを負わざるを得な
くなり、これまでのように「小ロット」で「速く」かつ「安く」作ることは難
しくなってきている。こうした変化は時間の経過とともに発注者にとってさら
に厳しさを増すが、これを契機に日本の流通のあり方を変え、世界に通じるビ
ジネスモデルへと変貌させるチャンスとも言える。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news.html
(4/24)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■和光堂
 ベビー用おしりふき“ふんわりももちゃん”を新発売

 和光堂は、ダブルのうるおい成分(ももの葉エキス&サクラ葉エキス)配合
のベビーローションを含ませた、やわらかな肌ざわりで赤ちゃんにやさしいお
しりふき“ふんわりももちゃん”(80枚、80枚×3コパック、おでかけももちゃ
ん〈携帯用〉30枚×2コパック)を新発売した。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) ももの葉エキスとサクラ葉エキスのダブルのうるおい成分配合のベビー
   ローションを含ませた、赤ちゃんの肌にやさしいおしりふき
 (2) ノンアルコール、無香料
 (3) ふんわりとやわらかな肌ざわり
 (4) 厚手でしっかり拭き取れる
 (5) 便利な携帯用(30枚×2コパック)もラインナップ
http://www.wakodo.co.jp/product/nyuuyouji/goods/funwari/index.html#A80
(4/22)


■ロッテ
 飲むアイス“クーリッシュ”のパッケージに不織布を新採用

 ロッテは、場所を選ばず楽しめる手軽さで人気の「飲むアイス」“クーリッ
シュ”から、春の新フレーバー「カフェモカ」と「甘熟白桃」を新発売した。
 今回、パッケージに新しく不織布を採用し、手に持ったときの冷たさを軽減
したほか、口栓のサイズをより大きくしたことでアイスの出やすさも改良した。
 新フレーバーのカフェモカは、コーヒーのほろ苦さとチョコレートの甘さの
絶妙なハーモニーが楽しめる大人の味わいに仕上げた。甘熟白桃は甘く熟した
白桃の果汁・果肉を使用し、フルーツ感たっぷりの瑞々しさと白桃独特のトロ
リとした美味しさが味わえる。なお,同製品の主なターゲットは20代社会人男
性を想定している。
http://www.lotte.co.jp/news/news594.html
(4/21)

┏☆ 催 事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■繊維学会
 複合材料・先進繊維に関するセミナーを東京・大阪で開催

 NRW.INVEST社および(株)エヌ・アール・ダブリュージャパン主催のセミナー
「次世代を支える複合材料・先進繊維 〜日本とドイツ NRW州の協働のチャン
ス〜」が、東京は 5月27日・ホテルニューオータニ東京(東京都千代田区)に
て、大阪は同29日・ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)においてそれ
ぞれ開催される。当日行われる講演プログラムは以下の通り(基調講演のみ東
京・大阪で異なる)。
 (1) 「未来産業を支える新複合材料ビジネスの発信地〜NRW州」 ゲオルグ・
   ロエル氏((株)エヌ・アール・ダブリュージャパン代表取締役社長)、
   ヴォルフガング・ヤンゼン氏(NRW.INVEST社プロジェクトマネージャー)
 (2) 基調講演(東京)「ナノファイバー技術の現状と未来展望」谷岡明彦氏
   (東京工業大学大学院理工学研究科 有機・高分子物質専攻 教授)、同
   (大阪)「バイオベースマテリアル/コンポジットの開発動向」木村良
   晴氏(京都工芸繊維大学 繊維科学センター長 教授)
 (3) 「イノベーティブ繊維を基礎とした材料 〜軽量化とマーケットチャン
   ス」トーマス・グリース氏(アーヘン工科大学 繊維技術研究所 教授)
 (4) 「carbon nanotubes」バイエル・マテリアル・サイエンス社(演者未定)
 (5) 〈Q&A〉Dr.ミヒャエル・ゼーダー(Currenta社 CHEMPARK取締役)
 (6) 「高機能ポリマーを利用した航空機用熱可塑性複合材」Dr.クリスチャ
   ン・バロン(エボニック・デグサ社 高機能ポリマー戦略プロジェクト
   担当副社長)
 (7) 「ChemSite−NRW州化学クラスターへの統合 スピーディな実践をモット
   ーに」Dr.マーガレーテ・ゲルゼマン(ChemSiteイニシアティブ 社長)
 (8) 宇都宮吉邦氏(帝人グループ 専務執行役員、東邦テナックス(株) 前代
   表取締役社長)
 (9) 「インダストリーパーク・オーバーブルッフ(IPO)〜技術志向企業が持
   続的に利益を生み出すために〜」ペトロネラ・ゲーラーツ氏(NUONエネ
   ルギー社 マーケティング部長)  
 (10)〈Q&Aおよびパネルディスカッション〉司会;谷岡明彦氏(東京工業大学
   大学院理工学研究科 有機・高分子物質専攻 教授)
[問合せ先]
 (株)エヌ・アール・ダブリュージャパン
 TEL 03-5210-2300
http://www.fiber.or.jp/Events/2008/fukugou-senshin-tokyo.html
http://www.fiber.or.jp/Events/2008/fukugou-senshin-osaka.html
(4/3)


■日本繊維機械学会
 講演会「感性・機能で訴える繊維―原糸からの差別化」を大阪で開催

 日本繊維機械学会は繊維製品の基本となる「原糸」の開発をテーマに、原糸
からの差別化に関する最新の試みを紹介する講演会「感性・機能で訴える繊維
―原糸からの差別化」を 5月15日、大阪市西区の大阪科学技術センターにて開
催する。
 当日の講演内容は以下の通り。
 (1) 「総論―衣料用特化繊維―原糸の展望」松尾達樹氏(SCI-TEX)、キーワ
   ード;衣料用特化繊維、産業的展望、技術的展望、歴史的展望、特化機
   能表示
 (2) 「複合技術と新商品開発事例」高橋正彦氏(東洋紡積(株)テキスタイル
   商品開発センター)、キーワード;複合、紡績
 (3) 「スポーツ&インナーウエアにおける機能繊維」出口潤子氏(旭化成せ
   んい(株)商品科学研究所)、キーワード;機能繊維、着用感、快適性、
   スポーツウエア、インナーウエア
 (4) 「差別化天然繊維の開発」鈴木洋行氏(倉敷紡績(株)繊維事業部)、キー
   ワード;新植物繊維、キュプラ、J-ファイバー、ジャパンテクノロジー
 (5) 「ケナフを用いた膜構造建築用膜材料の開発」豊田宏氏(太洋工業(株)
   技術研究所)、キーワード;ケナフ繊維、膜材料、リサイクル
[問合せ先]
 日本繊維機械学会
 TEL 06-6443-4691


■情報機構
 「エレクトロスピニング/ナノファイバー」セミナーを東京で開催

 情報機構は、 5月19日に東京で、フィルターや医療用チューブなど各種用途
展開にむけたエレクトロスピニング法を詳解するセミナー『エレクトロスピニ
ングによるナノファイバーのモルフォロジー制御と用途展開』を開催する。概
要は以下の通り。
講 師:京都工芸繊維大学 大学院 小滝雅也氏
日 時:2008年5月19日月曜日 12:30-16:30
会 場:[東京・御茶ノ水]中央大学駿河台記念館
受講料:1名39,900円(税込、資料代含)1社2名以上同時申込の場合、1名につき
    29,400円
<プログラム>
 (1) ナノファイバー;背景/作製技術/期待される特性
 (2) エレクトロスピニング法の概要;基本原理/特徴/歴史/世界・日本の
   研究動向/大量生産技術
 (3) モルフォロジー制御技術;繊維径制御/配向制御/ポーラス化/コンポ
   ジット化/芯鞘型ナノファイバー/中空ナノファイバー/ナノ粒子
 (4) 構造と物性;PVDFナノファイバーの構造と圧電特性/PLLAナノファイバ
   ーの構造と力学的特性/ CNT充填ナノファイバーの構造と電気特性/導
   電性高分子ナノファイバーの構造と電気特性
 (5) 用途展開;世界の動向/環境工学分野(フィルターへの応用など)/バ
   イオエンジニアリング分野/医療分野(医療用チューブなど)/電子工
   学分野/そのほか
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC080555.php

┏☆ 発 行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
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