NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.317
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2008.10.06☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■自工会/08年 8月の自動車生産・輸出実績を発表/生産は13ヵ月、輸出は37
 ヵ月ぶりの減
■トヨタ自動車/景気減速にともない中国で1割減産
■豊田通商/生地生産事業を新会社に統合
■ユニ・チャーム/オーストラリアの紙おむつメーカーを買収
■東洋紡/日本政策投資銀行から環境格付評価による融資を受ける
■米国デュポン/エレン・J・クルマンを社長兼最高経営責任者に指名
■三菱レイヨン/人工皮革“グローレ”事業の撤収を発表
■東芝/新型リチウムイオン電池を月産300万個増産
■三洋電機/新日石と薄膜太陽電池で協業
■旭化成グループ/新事業会社の名称を「旭化成イーマテリアルズ株式会社」
 に決定
■旭化成ケミカルズ/宮崎・日向にリチウムイオン2次電池用セパレーター新
 工場
■クレハ/08年からの新中期経営計画で850億円の設備投資
■クラレグループ/“クラフレックス”および “クラフレックス−MB”の原
 反・製品を値上げ
■日清紡績/機構改革を発表
■群栄化学工業/カイノール繊維生産拠点が稼動
■豊田通商/10年からブラジル・フィリピン4ヵ所でバイオ燃料製販
■帝人/使用済みペットボトルのボトルへの再利用を休止
■日本原子力研究開発機構/耐久性を向上させた燃料電池用電解質膜を開発
■日本化学繊維協会/欧州繊維産業の研究開発プロジェクトを公表

<海外ニュース>
■トヨタ紡織/ポーランドに新工場
■ロックライン・インダストリーズ社(オランダ)/米国のワイパー加工業、
 ロックライン社が、オランダ工場を2009年 6月までに閉鎖し、生産を米国と
 英国にシフトする計画 ほか

<製品開発>
■スリーエムヘルスケア/消臭機能を有する断熱中綿素材“<3M><シンサレ
 ート>消臭/断熱中綿素材”新発売
■ユニ・チャーム/“ライフリー ズボンを脱がずに交換 リハビリパンツ”新
 発売
■ユニ・チャーム/体につける新型ナプキン“ソフィ シンクロフィット”新
 発売
■住友スリーエム/“<ネクスケア>マスク 夜に快適仕様NMY2”を新発売


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■自工会
 08年 8月の自動車生産・輸出実績を発表/生産は13ヵ月、輸出は37ヵ月ぶり
 の減

 日本自動車工業会は08年8月の自動車生産・輸出実績を発表した。
 それによると、 8月の四輪車生産台数は 76万9,829 台で、前年同月の 86万
4,283台に比べ 9万4,454台・10.9%の減少となり、13ヵ月ぶりに前年同月を下
回った。乗用車の生産は 65万3,485台(前年同月比10.7%減)で13ヵ月ぶりの
マイナス、トラックは10万6,911台(同14.1%減)で8ヵ月ぶりのマイナス、バ
スは9,433台(同17.5%増)で43ヵ月連続のプラスとなった。8月の国内需要は
31万091台で、前年同月比10.7%の減少だった(うち乗用車25万5,295台で前年
同月比8.0%の減少、トラック53,730台で同21.4%の減少、バスは1,066台で同
23.9%の減少)。
 また、1〜8月の生産累計は791万4,287台で、前年同期の745万3,972台に比べ
46万315台・6.2%の増加だった(このうち乗用車は6,78万9,088台で40万3,364
台・前年同期比6.3%増、トラックは1,03万1,763台で2万9,144台・同2.9%増、
バスは9万3,436台で2万7,807台・同42.4%増)。
 他方、8月の四輪車輸出台数は 49万6,735台で、前年同月の50万8,156台に比
べると 1万1,421台・2.2%の減少となり、37ヵ月ぶりに前年同月を下回った。
車種別内訳は、乗用車43万691台 (内KD車1万2,947台) 前年同月比 1万8,132台
・4.0%減、トラック5万4,363台 (内KD車2万1,202台) 同 3,416台・6.7%増、
バス 1万1,681台 (内KD車 1,007台)同3,295台・39.3%増だった。輸出金額は、
車両分94億9,924万ドル、部品分25億1,302万ドルの総額120億1,226万ドルとな
り、前年同月の117億4,874万ドルに比べると 2億6,352万ドル、2.2%の増加と
なった。
http://www.jama.or.jp/stats/product/20080930.html
http://www.jama.or.jp/stats/export/20080930.html
(9/30)


■トヨタ自動車
 景気減速にともない中国で1割減産

 トヨタ自動車は中国で減産に乗り出した。広東省の主力工場で中小型車の生
を1割程度減らす。
 広州汽車集団(広東省)と折半出資する広州トヨタ(同)の工場で能力年産
20万台のラインの速度を落とし、小型車“ヤリス”などの生産を調整する。
 トヨタは今春以降に米国の 2工場や英国とトルコの工場、トヨタ自動車九州
で減産に入っていた。中国は米国に次ぐ自動車市場であるが、世界景気減速の
影響で需要に急ブレーキがかかっている。
(9/28 日経)


■豊田通商
 生地生産事業を新会社に統合

 豊田通商は繊維事業を再編する。自動車用シートなどの生地生産子会社に、
豊通社内の衣料品用生地の生産部門を統合。新会社を発足させ、品質や納期管
理の精度を高める。
 新会社は豊通テキスタイル(大阪)。豊通の連結子会社で自動車用シートを
生産する東洋経編(同)の名称を変更したうえで、豊通のスポーツ衣料品向け
生地の生産事業を移管する。従業員数は64名で、10年 3月期に45億円の売上を
見込む。
(10/1 日経産業)


■ユニ・チャーム
 オーストラリアの紙おむつメーカーを買収

 ユニ・チャームは、オーストラリア第 2位の紙おむつメーカーである「APPP
 Parent Pty Limited」およびその子会社 6社(APPP社)を100%買収すること
で同社の既存株主と合意し、9月30日に株式を譲受した。  
 APPP社はベビー用紙おむつの“BabyLove”ブランドを主力とし、オーストラ
リア市場において「Kimberly-Clark Australia Pty Ltd.」に次ぐ第2位(約20
%)のシェアで高い認知度を有する。APPP社は同社グループに加わることで製
品ラインナップの強化、同社生産ノウハウの導入等が可能になり、大幅なシナ
ジー効果が見込めることから買収に応じたもので、09年 3月期中間決算より同
社の連結子会社となる。APPP社の直近の売上高(連結ベース、07年12月期実績)
は日本円で約90億円。
 同社グループは吸収体製品事業において、東アジア、 ASEAN各国を中心に積
極的な海外展開を図っており、直近の08年 3月期業績においては連結売上高に
占める海外売上高比率は35%にまで拡大している。今回の買収は、同社が目標
とするグローバル10計画(吸収体製品事業で世界シェア10%を獲得)に向けて、
オセアニア地域での橋頭堡を築くものとなる。同社は今後、収益力の更なる改
善により海外事業での収益の拡大を加速させていく考え。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/
(9/30)


■東洋紡
 日本政策投資銀行から環境格付評価による融資を受ける

 東洋紡は、日本政策投資銀行(政投銀)の「環境配慮型経営促進事業」であ
る環境格付評価による融資を19日に受けた。
 同事業は、政投銀の開発したクスリーニングシステムにより環境経営度の高
い企業を選定し、3段階の優遇金利を適用するもの。
(9/29 化学工業日報

 
■米国デュポン
 エレン・J・クルマンを社長兼最高経営責任者に指名

 米国デュポン社は10月1日付で、エレン・J・クルマン氏を同社の取締役社長、
09年1月1日付で最高経営責任者として選任する。会長兼最高経営責任者のチャ
ールズ・O・ホリデー・ジュニア氏は、 クルマン氏が会長職を引き継ぐまでの
間、デュポン社会長および取締役として在任する。
 クルマン氏は1988年、ゼネラルエレクトリック社を経て同社に入社した。06
年6月以降、同氏は同社首席副社長および最高経営幹部の1人として、デュポン
の5つの事業分野のうちの4つとマーケティング&セールス、エンバイロメンタ
ル・サステナビリティ部門を統括してきた。02年から06年 6月までは、当時創
設されたばかりの安全・防護事業部門の担当上席副社長として、売上を35億ド
ルから55億ドルに成長させた実績がある。
http://www2.dupont.com/DuPont_Home/ja_JP/NewsEvents/news/2008
/article20080925.html
(9/25)


■三菱レイヨン
 人工皮革“グローレ”事業の撤収を発表

 三菱レイヨングループ会社の三菱レイヨン・テキスタイル(MTX社)は、人工
皮革“グローレ”の事業を撤収するし、08年12月に生産を、09年 3月には販売
を終了する。同件による損失見込み額は連結ベースで08年上期に9億円。
 同社グローレ事業は長年にわたり衣料・家具などの分野で展開してきたが、
昨今の人工皮革市場の縮小やトレンド変化のなかで、同事業の採算性は急速に
悪化していた。こうした状況に対し同社は設備改造投資や MTX社への事業移管
などの経営努力を推進したが、収益性改善は困難と判断、今般同事業を撤収す
ることにしたもの。
 同社は今年5月に発表した第6次中期経営計画において、コア事業(アクリル
系事業)の拡大、次世代コア事業の育成とともに課題事業・不採算事業の構造
改革断行を重要課題として取組んでいる。
http://www.mrc.co.jp/press/p08/080929.html
(9/29)


■東芝
 新型リチウムイオン電池を月産300万個増産

 東芝は車載向けの新型リチウムイオン電池セルの生産能力を、10年中に月15
万個から同200〜300万個へ引き上げる。
 当面、電動自転車や電動フォークリフト向けに受注しながら、ハイブリッド
車用高密度品を開発していく。投資額は 200億円程度の見込みで、15年度には
売上高1,000億円以上の事業に育てたい考え。
(9/29 日刊工業)


■三洋電機
 新日石と薄膜太陽電池で協業

 新日本石油と三洋電池は、薄膜太陽電池の共同出資会社を設立する。
 三洋電機は低コストの薄膜系に進出することで単結晶・多結晶市場の切り崩
しを狙い、新日本石油はエネルギーを総合的にシステム提供する新事業の強化
につなげる。両社は今後出資比率など詳細を協議したうえで09年 4月に新会社
を立ち上げ、10年度中に年産能力50〜100MWの新工場建設を目指す。
 三洋電機は太陽電池事業を 2次電池事業と並んでエナジー事業領域の中心に
位置づけており、10年度までに700億円を投じ生産能力を600MWまで引き上げる
計画を立てている。
(10/1 化学工業日報)


■旭化成グループ
 新事業会社の名称を「旭化成イーマテリアルズ株式会社」に決定

 旭化成グループは、09年4月1日に新たに「エレクトロケミカル関連事業」を
行う事業会社を発足させるが、この新事業会社の名称(商号)を「旭化成イー
マテリアルズ株式会社」とすることを発表した。
 新会社の発足は、同社グループが 3月11日に開示した「グループ経営体制の
一部再編について」において発表しており、事業内容は半導体実装材料・表示
材料・電池材料など、化学技術をベースにしたエレクトロニクス用途の電子材
料事業を手がける(本社所在地;東京都千代田区神田神保町一丁目 105番地 
神保町三井ビルディング)。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/aboutasahi/business/080930.html
(9/30)


■旭化成ケミカルズ
 宮崎・日向にリチウムイオン2次電池用セパレーター新工場

 旭化成ケミカルズは30日、宮崎県日向市と立地協定を結んだ。同市にリチウ
ムイオン 2次電池用セパレーターを生産する新工場を建設する。
 建設予定地は旭化成の所有地で、設備投資額は約60億円。11月に着工し、10
年 2月の操業開始を予定する。新工場の生産能力は 2,000万m2で、従業員は新
規に21人を雇用する。同社は現在、滋賀県守山市の工場で年間 1億m2のセパレ
ーターを製造している。10年には両工場合計の生産能力を1億7,000万m2に拡大
する。
(10/1 日刊工業)


■クレハ
 08年からの新中期経営計画で850億円の設備投資

 クレハは、08〜12年度の 5ヵ年を対象とする新中期経営計画「グロウ・グロ
ーバリー(中計GG)」を策定した。グローバルな成長と新規事業の成果実現が
狙い。
 期間中に設備投資850億円、研究開発費350億円を投入する計画で、12年度に
売上高2,100億円(08年予想比29.6%増)、営業利益250億円(同78.6%)増、
総資産経常利益率10%以上を目指す。
 機能製品分野は炭素繊維、フッ化ビニリデン樹脂、負極用炭素材料、ポリグ
リコール樹脂(PGA)を成長製品に設定し約480億円の設備投資を計画。化学製
品分野は慢性腎不全用剤“クレメジン”の増産を中心に約140億円を投入する。
 樹脂製品分野では、業務用包装材の生産拠点のベトナム移管などを実施する
予定で、約160億円の設備投資を実施する。
 また研究開発は PGA事業の立ち上げを核に、リチウムイオン電池関連材料の
開発などを推進する。
 中計の折り返し点となる10年度の売上高は、1,850億円(08年度予想比14.2%
増)、営業利益は150億円(同7.1%増)が目標。
(9/25 日刊工業)


■クラレグループ
 “クラフレックス”および “クラフレックス−MB”の原反・製品を値上げ

 クラレグループのクラレクラフレックスは10月14日出荷分より、乾式不織布
“クラフレックス”およびメルトブローン不織布“クラフレックス−MB”の原
反・製品価格を一律10%値上げする。
 対象製品は、家庭用製品向け原反全般(衛生材料、ウェットティッシュほか)、 
業務用製品全般(カウンタークロス等のふきん類)、工業用製品全般(ワイパ
ー・マスクほか)となり、昨年7月、今年2月に続く価格改定となる。
 今回の値上げについて同社は、原燃料価格は一時の高騰の勢いは治まったと
見られるものの依然として高止まりの状態にあり、これまで自助努力によるコ
スト削減を継続しながら価格改定を行ってきたが、依然として事業収益が厳し
いことから、再度価格改定を実施するとしている。
http://www.kuraray.co.jp/release/2008/080930.html
(9/30)


■日清紡績
 機構改革を発表

 日清紡績は10月 1日付で、「千葉事業所」を「旭事業所」へ改称する機構改
革を行った。
http://www.nisshinbo.co.jp/press/pdf/081001_kikou.pdf
(9/29)

 
■群栄化学工業
 カイノール繊維生産拠点が稼動

 群栄化学工業の新工場が稼動した。投資総額は40億円。群馬県高崎市にある
本社の隣に立地し、延べ面積は7,000m2。
 新工場は同社が世界で唯一手掛けているカイノール繊維の生産拠点となる。
現在の生産能力は年間約600tだが、今後の需要の増加をにらみ、最大で年産約
1,200tまで拡大できる。生産能力の拡大に加え、分散していた生産拠点を新工
場に集約した。
 カイノール繊維はフェノール樹脂を繊維化したもので、防炎性製品や活性炭
機能をもつ繊維品など付加価値の高い製品に応用できる。
(10/2 日刊工業)


■豊田通商
 10年からブラジル・フィリピン4ヵ所でバイオ燃料製販

 豊田通商はブラジルとフィリピンでバイオエタノールの生産・販売事業を始
める方針を固めた。
 09年から現地企業との合弁などで 4ヵ所にプラントを建設し、順次生産を始
める計画。投資額は明らかにしていないが、1プラント当たり数100億円の見通
しだ。中でも11年以降に稼動予定のブラジル・ペルナンブコ州のプラントは、
年産 100万kl超という大規模プロジェクトとなる見通し。バイオエタノールの
需要が高まっている地域で生産基盤を確立する。
(10/2 日刊工業)


■帝人
 使用済みペットボトルのボトルへの再利用を休止

 帝人は、使用済みペットボトルから新しいボトルの原料を生産するリサイク
ル事業を休止すると発表した。繊維への再利用は続ける方針。
 使用済みボトルの調達単価が上昇したほか、再生ボトルの価格が低迷したた
め。政府はボトルが循環するリサイクルを支援してきたが、ペットボトルの循
環リサイクルに取り組むのは、帝人など 2社のみとなっていた。帝人の撤退で
リサイクルの仕組みは再考を迫られる。
 帝人ファイバー徳山事業所(山口県周防市)の設備は廃棄せず、使用済みペ
ットボトルから再生繊維を作るリサイクル事業を続ける方針だ。再生繊維は通
常の繊維よりも価格が2〜5割高く、ボトルよりも繊維へのリサイクルの方が工
程が少なく、コストを抑制できるという。
 今年度は使用済みペットボトルを入手できず、 6月以降工場を停止していた。
産業廃棄物処理業者などから使用済みペットボトルを調達し、事業の早期再開
を目指す。
(10/3 日経産業)


■日本原子力研究開発機構
 耐久性を向上させた燃料電池用電解質膜を開発

 日本原子力研究開発機構は、家庭用燃料電池に最適な発電特性と高い耐久性
をもつ電解質膜を開発した。
 芳香族炭化水素高分子膜に、プラスチック特性を改良するグラフト重合技術
を用いたもので、高温でも高い導電性と膜強度をあわせもつ。今後、 2年後を
めどに量産化技術の確立など実用化に向けた研究開発を進める。量産化すれば
コストは従来のフッ素系高分子膜に比べ10分の1程度の1m2あたり500〜1,000円
となるという。
(10/3 日刊工業)


■日本化学繊維協会
 欧州繊維産業の研究開発プロジェクトを公表

 日本化学繊維協会は、欧州でEU政府の支援のもと行なわれている、繊維関連
企業と大学・研究機関とのパートナーシップによる産学官連携による共同研究
について、現在実施中又は最近終了したプロジェクトの概要を公表した。各プ
ロジェクトの概要は下記の通り。
 (1)「POLYTECTプロジェクト」(自然災害による被害を回避する多機能テクニ
   カルテキスタイルの開発)
    自然災害による建造物や構造物の被害を未然に察知して回避できるよ
   うな建築・土木用の多機能テクニカルテキスタイルの開発を目指して、
   06年 9月から10年8月までの4年間、EU12ヵ国から27社・機関(うち17社
   が中小繊維企業)が参加して進められている。研究費は総額1020万ユー
   ロ(約16.3億円)で、このうちEU(第6次研究開発プログラム)が660万
   ユーロ(約10.6億円)を支援する。
 (2)「ConTextプロジェクト」(着用者のストレスを測定するスマートガーメ
   ントの開発)
    着用者のストレスレベルを測定するための非接触センサーを組込んだ
   スマートガーメントの開発を目指して、06年1月から08年6月までの 2年
   半、EU5ヵ国から 6社・機関が参加して進められた。研究費は総額370万
   ユーロ(約5.9億円)で、このうちEU(第6次研究開発プログラム)が230
   万ユーロ(約3.7億円)を支援した。
 (3)「Flexifunbarプロジェクト」(各種分野で使用可能な多機能テキスタイ
   ルの開発)
    建築用、インテリア用、車両用及び医療用等、さまざな分野で使用可
   能な多機能テキスタイルの開発を目指して、04年10月から08年 9月まで
   の 4年間、EU13ヵ国から45社・機関(うち約半数が中小繊維企業)が参
   加して進められた。研究費は総額1100万ユーロ(約17.6億円)で、EU(第
   6次研究開発プログラム)の支援を受けて実施した。
 (4)「PROETEXプロジェクト」(レスキュー用のスマートスーツの開発)
    ベルギーのGent大学を中心に、レスキュー隊員用のスマートスーツの
   開発を進めている。このスマートスーツはインナー、アウター、ズボン
   および靴で構成され、それぞれにセンサー、電子デバイス、バッテリー
   が取付けられている。テキスタイルセンサーは遠距離通信が可能で、着
   用者の生命情報(血圧、心拍数等)を常時モニタリングし、危険な状態
   になると警報信号を送信して、レスキューの安全性が大幅に向上すると
   いう。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/gyokai/080930.html
(9/30)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■トヨタ紡織
 ポーランドに新工場

 トヨタ紡織は11年にアイシン精機と合弁で、ポーランドにシート部品工場を
稼動させる。
 部品の生産会社「TBAIポーランド」を11月に設立し工場を建設。トヨタ紡織
のフランス工場やロシア工場にシートフレームとシートカバーを供給する計画
で投資額は約49億円、初年度は30万台分を生産する。アイシンとの合弁は中国
の天津、広州両市の工場に次いで3ヵ所目。
(9/29 日刊工業)


■プロヴィデンシア社(米国)
 ノースカロライナ州に工場建設

■ウェスタン・ノンウーヴンズ社(米国)
 ミリケン社が工場と資産を買収

■ロックライン・インダストリーズ社(オランダ)
 米国のワイパー加工業、ロックライン社が、オランダ工場を2009年 6月まで
に閉鎖し、生産を米国と英国にシフトする計画


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■スリーエムヘルスケア
 消臭機能を有する断熱中綿素材“<3M><シンサレート>消臭/断熱中綿素
材”新発売

 スリーエムヘルスケアは衣料用断熱中綿ブランドの<3M><シンサレート>
高機能中綿シリーズに、「より軽く、より暖かく、よりソフト」という従来か
らの機能に加え、新たに消臭機能をもった“<3M><シンサレート>消臭/断
熱中綿素材”の販売を開始した。
 同素材はドレープ性の高いポリエステルのマイクロファイバー85%、酸化分
解機能を持つレーヨン(空気中に存在する臭いを分解・消臭する分解消臭機能
と、臭いの成分を即効的に捕集する吸着機能と消臭効果が持続)15%からなる。
臭気分子に対して吸着機能は即効的に分解機能は持続的に効果を発揮する。頻
繁に洗えないウインタースポーツウエアやユニフォームのほか寝具、インテリ
ア分野まで幅広い用途が期待できる。
 <3M><シンサレート>高機能中綿シリーズは、さまざまな材料から多様な
太さの繊維をつくり、織機ではつくれない複雑な糸の絡み合いを可能にした3M
の不織布テクノロジーから開発された。近年では、アパレル業界向けにロフト
(嵩高)性やドレープ性、デザインの自由度などに応えたシルキーな風合いの
軽量ソフト綿タイプや、防寒グローブやトレッキングシューズ用が開発されて
いる。 
http://www.mmm.co.jp/news/2008/20080929.pdf
(9/29)


■ユニ・チャーム
 “ライフリー ズボンを脱がずに交換 リハビリパンツ”新発売

 ユニ・チャームは、大人用排泄ケア用品ブランド“ライフリー”より、座る
ことのできる人のトイレでの排泄を応援する大人用紙パンツ“ライフリー ズ
ボンを脱がずに交換 リハビリパンツ”を、10月7日から全国にて新発売する。
 ズボンや下着をすべて脱いで交換しなければならず、負担の大きかった従来
の紙パンツに対し、同製品は紙パンツの両脇に何度でも付け外しができる「く
り返し柔らかテープ」を採用し、ズボンを膝まで下ろせば簡単に交換できるよ
うにした。これにより、ADLレベル 3〜4の立っているのが不安定でも、座るこ
とができる人であれば同製品を利用してトイレで排泄することが可能となる。
 また、今回の新発売を機に「生きることが、リハビリ。」を新しいブランド
メッセージとし、ジャズシンガーの綾戸智恵さんを起用してテレビCMや同社ホ
ームページウェブサイトなどで広くアピールする。商品の主な特長は以下の通
り。
 (1) 両脇の「くり返し柔らかテープ」で何度でも付け外しができ、ズボンや
   下着を膝まで下ろせば簡単に紙パンツ交換ができる
 (2) 交換時間が従来の紙パンツ(同社製品)の約2分の1に短縮できる
 (3) テープ部分を留めることで、従来の紙パンツと同じように上げ下げでき
   る
 (4) テープ付で脇をはずすのに大きな力が要らない
 (5) おしっこ約4回分を吸収して、長時間モレずに安心
http://www.unicharm.co.jp/company/news/
(9/25)


■ユニ・チャーム
 体につける新型ナプキン“ソフィ シンクロフィット”新発売

 ユニ・チャームは、生理用品“ソフィ”ブランドからサービス業・販売職な
ど立ち歩き仕事のユーザーを対象に、体につけるタイプの新しい生理用ナプキ
ン“ソフィ シンクロフィット”を10月7日から全国で新発売する。
 現在、働く女性の「立ち歩き仕事」は全体の48%を占め、仕事中は生理でも
動き回ることが多い上、長時間トイレに行けないこともあり経血モレが気にな
るという女性に向け、体につけるタイプの新しい生理用ナプキンを新開発した。
 また、同社では新たな環境活動の取組みとして、環境対応型商品にエコラベ
ル「エコチャーミング」を表示する。地球環境に配慮した(=エコ)商品や活動
を通じて、魅力ある(=チャーミングな)新しい価値を提案するとの趣旨で、
従来品と比べて環境負荷を低減しながら製品価値を向上させた商品のパッケー
ジに表示し、ユーザーが商品を購入する際の選択基準のひとつとして活用する。
対象商品は、今回新発売のソフィ シンクロフィット、およびベビー用紙オム
ツ“ムーニーマン スリムパンツ”。
 新商品のソフィ シンクロフィットの主な特長は以下の通り。
 (1) やわらかい素材でできた立体構造は女性のデリケートゾーンにぴったり
   つけやすい形で、立ち歩き仕事の女性に多い「立つ・座る・かがむ・歩
   く」などの動きにもシンクロ(同調)してフィットし続け、動作モレの
   原因をつくらない
 (2) 水解性の素材のため、使用後はそのまま水洗トイレに流せる。手も汚れ
   ず簡単に交換できて、外側の個別ラップも水洗トイレに流せて便利 
 (3) 環境面にも配慮した生理用品で、従来の生理用ナプキンのみの使用に比
   べ、原材料使用量を約2割削減、廃棄時の CO2排出量も約3割削減した。
   その結果、同社の「エコチャーミング」マーク表示基準を大幅にクリア、
   商品パッケージに表示した
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(10/1)


■住友スリーエム
 “<ネクスケア>マスク 夜に快適仕様NMY2”を新発売

 住友スリーエムは、口元空間の確保と天然素材のコットンやシルクの保湿性
によりのどや鼻を乾燥から守り、耳も痛くなりにくい就寝用マスク“<ネクス
ケア>マスク 夜に快適仕様NMY2“を新発売した。
 同社調査によると、空気が乾燥する秋口から冬場にかけて、のどの痛みや風
邪の予防にマスクを着用して就寝するユーザーが約半数いることがわかった。
同新製品では、昼と夜の生理的な違いを考慮して呼吸、感触およびフィット性
の 3点から就寝用マスクの必要構造を設計した。なお、同製品は粉じん、花粉
やウィルス飛沫の捕集用としては使用できない。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 呼吸が浅くなる就寝時用に、通気性の優れた素材を使用。口元側の天然
   素材のコットン&シルク不織布は、柔らかくふんわりと顔を包み込んで、
   湿度を適度に保持して保湿しのどと鼻を乾燥から守る
 (2) 新形状の空間プリーツおよび空間キーパーにより、口元空間をしっかり
   確保
 (3) 朝まで快適にのど・鼻を乾燥から守るため、フィット性の高いノーズフ
   ィッターと柔らかく幅広の耳ひもを採用。マスクがずれたり耳が痛くな
   ったりしない
http://www.mmm.co.jp/news/2008/20080925.pdf
(9/25)

┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.318
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不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■帝人ファイバー/副資材含む循環型リサイクル拡大に向けた協議会を発足
■富士経済/15年度の国内バイオマス関連市場を3,800億円と予測
■阿波製紙/日本製紙小松島工場跡地で工場立地へ
■日清紡/60億円を投じて燃料電池セパレーターを千葉で増産
■双日/米社に50%を出資して精密濾過膜を拡販
■三洋電機/充電池“エネループ”を最大20%実質値下げ
■NTT/リチウムイオン電池訴訟で米テキサス大学などと和解
■旭化成/出力を5倍以上に高めたリチウムイオンキャパシターを開発
■日立アプライアンス/廃プラから真空断熱材を自製し新型冷蔵庫に使用
■日本製紙グループ/人事異動を発表
■東レ/東レ製品販売サイト「東レブルーストア」をオープン

<製品開発>
■ユニ・チャーム/新キャラクター「超立体マスクマン」で冬のセルフケア習
 慣を啓発
■住友スリーエム/切削や研磨液のリサイクル処理に最適なリキッドフィルタ
 ーバッグを新発売
■日本製紙クレシア/“フリーダムアクティ におわないのは良いパンツ”リ
 ニューアル新発売

<催 事>
■日本不織布協会/「ANNA講演会」を10月27日に東京で開催
■繊維リサイクル技術研究センター/第9回講演会「地球温暖化と繊維リサイ
 クル」を10月15日・京都で開催
■オルガテクノ2008/次世代産業をリードする「有機テクノロジー展/会議」
 を開催


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■帝人ファイバー
 副資材含む循環型リサイクル拡大に向けた協議会を発足

 帝人ファイバーは、02年よりポリエステル製品の循環型リサイクルシステム
「エコサークル(R)」を展開しているが、表生地以外の裏地、ボタン、芯地な
ど付属パーツの副資材についてもリサイクル可能な製品設計を推進し、同シス
テムのさらなる拡大・普及を図るため、関連企業を集めた協議会「エコサーク
ル(R)ライニス会」を発足、10月6日より運営を開始した。
 同システムの趣旨や取組み内容に賛同する副資材関連企業の日東紡績梶Aダ
イニック梶A日本バイリーン梶A倉敷繊維加工梶Aアンビック鰍ネど計14社と
ともに、リサイクル可能な製品開発を推進するための副資材を共同で開発し普
及させる方針。衣料品などに使用される副資材で、原則“エコペット(R)”
“エコペットプラス(R)”を100%使用した素材であり、主要素材に同社が供給
する素材を使用しているもの、また同会メンバーによって商品化されたもの、
さらに品質および安全性について関連する法規・基準・規格などに合致してい
るものを「エコサークル(R)推奨副資材」とする。
 近年、同システムでリサイクル可能な表地および副資材を用いた繊維製品を
顧客に向けてトータルパッケージで提案・販売したり、回収認定作業の期間短
縮化などへのニーズが高まっていた。
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/2008/jbd081006_1.html
(10/6)


■富士経済
 15年度の国内バイオマス関連市場を3,800億円と予測

 富士経済は国内バイオマス(生物資源)関連市場の規模を調査した結果、15
年度には製造装置を含め07年度比5.4倍の3,817億円に拡大するとの予測をこの
ほど発表した。
 対象はバイオ燃料や木質ペレットなどバイオマス由来の製品 8品目と、バイ
オ燃料の製造装置9品目。07年度の市場規模は製品・装置ともに350億円程度だ
った。15年度に向けて製品市場が2,790億円と8倍近くになる。装置需要は15年
度に向け、液体バイオ燃料の製造装置の国内需要が拡大し、 1,000億円超まで
増える見通しだ。
 バイオエタノールの市場は 15年度に1,620億円となり、バイオマス関連市場
の 4割を占める見通し。政府はバイオ燃料の利用目標量を設定しており、その
多くがバイオエタノールになる見通しで、需要は確実に拡大するとみている。
 石油元売りが進めるエタノール化合物を利用する方式が先行するが、15年度
までに製造が簡易な直接混合方式がより多く普及するとみている。
(10/6 日経産業)


■阿波製紙
 日本製紙小松島工場跡地で工場立地へ

 阿波製紙は「日本製紙小松島工場跡地への進出」について徳島県、小松島市
を加えた四者で工場立地の覚書を取り交わし、工場の建設および操業に向けた
事業計画の具体化をスタートさせる。同跡地での操業が開始されれば、国内の
4工場(徳島、小松島、阿南、大潟)につぐ5番目の生産拠点となる。事業内容
・工場規模などについては今後協議していく方針。
 また、同社では歴代社長の“事業への思い・お客様への思い・一緒に働いた
皆さんへの思い・生き様”を「創業の精神」として、10月 1日に制定した。同
社の企業文化・組織風土の根本にあるものが集約された内容となっている。
http://www.awapaper.co.jp/company/news123.html
http://www.awapaper.co.jp/company/news122.html
(10/8)


■日清紡
 60億円を投じて燃料電池セパレーターを千葉で増産

 日清紡は燃料電池(FC)の重要部品であるセパレーターの生産設備を 5段階に
分けて増設する。総投資額は約60億円。
 10年3月に新工場(千葉市緑区)を完成後、10〜14年度の5年に段階的に総額
約25億円を投じ、年間でFC30万台分に相当するセパレーターを生産する設備を
増強する。09年から市場が立ち上がる家庭用定置式FCの需要拡大に合わせて量
産体制を整えるもので、総投資額は工場建設などの初期投資約35億円から約60
億円強になる。
(10/6 日刊工業)
 

■双日
 米社に50%を出資して精密濾過膜を拡販

 双日は、分離膜製造の米セプロ・メンブレン社に50%を出資した。取得金額
は約5億円。
 微粒子や不要成分などの除去に使われる分離膜は、上下水道や食品製造、医
療などの分野で需要が伸びており、双日はアジアなど新興国を中心に拡販を目
指す。
 セプロは廃液処理装置などを手掛ける独ローケムが全額出資し、1998年に設
立した企業で、双日は今回ローケムからセプロ株の 5割を買い取り、折半出資
に切り替えた。セプロは工場などで使う精密濾過膜に強い。
(10/6 日経産業)


■三洋電機
 充電池“エネループ”を最大20%実質値下げ

 三洋電機はニッケル水素充電池“エネループ”で単三形12個パックと単四形
 8個パックを発売する。価格はオープンだが、店頭実勢で単三形12個パックが
3,700円前後と、従来より最大で約20%安くなる。
 これまでは単三で2〜8個、単四で2〜4個パックだった。一度購入した人が買
い足したり、企業がまとめ買いしたりする需要が増えたのを受け、パック商品
を拡充する。実質的な値下げで、使い捨ての一次電池からの買い替えをさらに
促す狙いもある。
 ニッケル水素電池の市場では、パナソニックが“充電式エボルタ”を発売し
て同電池の販売強化を目指すなど、三洋のシェアを切り崩す動きが出ている。
過半のシェアを握る三洋はパック商品の投入でシェア維持を図る考え。
(10/7 日経産業)


■NTT
 リチウムイオン電池訴訟で米テキサス大学などと和解

  NTTはリチウムイオン二次電池の技術特許をめぐり、米国テキサス大学など
から損害賠償を求められていた訴訟で和解した。
  NTTが和解金として3,000万ドル(約33億円)を払うと同時に、関連特許のラ
イセンス権を原告側に譲渡する。訴訟の長期化などを懸念し和解することにし
た。
 訴えていたのはテキサス大学とカナダのエネルギー関連会社ハイドロケベッ
ク社。93年から1年間、同大学に留学していたNTTの元研究員が技術情報を持ち
出し、帰国後にNTTの独自技術として日本で特許を取得したと主張。01年にNTT
を相手取って特許の使用差し止めと損害賠償を求める訴えをテキサス州連邦地
裁に起こしていた。
 問題の技術は、リチウムイオン電池の正極にリン酸鉄リチウムなどを使うこ
とで寿命を延ばす技術。携帯電話やノートパソコンに使われているものとは別
の技術という。
(10/7 日経産業)


■旭化成
 出力を5倍以上に高めたリチウムイオンキャパシターを開発

 旭化成は、同社従来品に比べ出力を 5倍以上に高めたリチウムイオンキャパ
シターを開発した。
 正極材と負極材などの材料を改良することで、電極へのイオンの出入りを活
発にし、 1リットルあたり20〜30kWの出力を実現した。起動時に高電圧が必要
な複写機や、落雷時による瞬間停電を防ぐ電圧低下防止装置に使われる補助電
源としての使用を想定している。すでにサンプル出荷を開始しており、ユーザ
ーの評価を得た上で早期の事業化を目指す。
(10/13 日刊工業)


■日立アプライアンス
 廃プラから真空断熱材を自製し新型冷蔵庫に使用

 日立アプライアンスは家電製品からリサイクルしたポリスチレン樹脂を使う
冷蔵庫用真空断熱材を開発し、今秋発売の冷蔵庫から利用を始めた。
 冷蔵庫を生産する栃木事業所に約 1億円を投じ、リサイクル樹脂を繊維化す
る設備を導入。新真空断熱材を1日に1,000枚生産する。冷蔵庫に1台あたり5〜
7枚使用する断熱材の1枚として今秋発売の新型機種から搭載しており、今後、
使用を拡大する。ガラス繊維を使う通常の断熱材に比べて、生産時に発生する
 CO2の排出量を半減するとともに、樹脂のリサイクル拡大につながる。これを
消費者に訴え、環境に優しい冷蔵庫として売り込むのに役立てる。
(10/17 日経産業)

 
■日本製紙グループ
 人事異動を発表

 日本製紙グループは10月31日付で、主要グループ会社の人事異動を下記の通
り行うと発表した。
 日本製紙褐涛本製紙クレシア叶齧ア取締役技術本部長、環境・安全担当 
円谷典幸氏(現・日本製紙且謦役伏木工場長)、同兼国永紙業叶齧ア取締役
 小林永樹氏(現・日本製紙且Q与小松島工場長)、日本製紙クレシア且謦
役 東京工場長 熱海裕氏(現・取締役技術本部長、環境・安全担当兼東京工
場長)
http://www.np-g.com/contents/000168408.pdf
 (9/30)


■東レ
 東レ製品販売サイト「東レブルーストア」をオープン

 東レは、同社製品販売サイト「東レブルーストア」をオープンした。同サイ
トの売り上げの一部は「特定非営利活動法人日本水フォーラム」を通じて、水
不足に苦しむ世界の人々に安全な水を提供するための活動に使用される。
 同サイトでは、家庭用浄水器“トレビーノ”の最高機種“トレビーノ アク
アマイスター”や、超極細繊維のクリーニングクロス“トレシー”、また高級
スエード調人工皮革“エクセーヌ”を使用したバッグなど、同社の先端技術か
ら生まれた高品質な製品を購入することができる。
http://store.toray.jp/main
(10/8)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ユニ・チャーム
 新キャラクター「超立体マスクマン」で冬のセルフケア習慣を啓発

 ユニ・チャームは、立体型マスク“ユニ・チャーム 超立体マスク”(超立体
マスク)シリーズから、啓発キャラクター「超立体マスクマン」を新たに開発
し、正しい冬のセルフケア習慣を啓発する活動を10月31日より本格的に開始す
る。 
 冬の正しいセルフケア習慣を啓発する伝道師として、超立体マスクマンが
“スキマだらけの日本を救え!手洗い・うがい・正しいマスク”を合言葉に、
専用サイト(公開中、10月31日〜デラックス版公開予定)やCM(12月上旬〜)、
店頭での専用ボードの設置(10月3日〜)、オフィス・家庭・学習塾にて超立体
マスクマンによる超立体マスクの配布(12月上旬〜)などの活動を展開する予
定。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(10/9)


■住友スリーエム
 切削や研磨液のリサイクル処理に最適なリキッドフィルターバッグを新発売

 住友スリーエムは頻繁なフィルター交換を必要とする切削や研磨液のリサイ
クル処理に適したノミナルグレード(比較的粗めのろ過精度)のリキッドフィ
ルターバッグ、“<キュノ>リキッドフィルターバッグNBシリーズ”の販売を
開始した。
 同シリーズは、ポリプロピレンまたはポリエステル製のフェルトろ材と、同
素材のプラスチック成型シーリングカラーを熱溶着したバッグ型のフィルター
で、サイズは直径17.8cm・全長45.7cmのショートと、直径17.8cm・全長81.3cm
のロングがあり、ろ過精度(公称表示)で1〜200ミクロン(注)の 7タイプが
揃っている。
 同製品の主な特長は以下の通り。
 (1) カートリッジフィルターと比べ、折りたたんでかさを減らすことができ
   るため、廃棄コストの低減に有効
 (2) フィルターバッグの内側にろ過物が捕捉されることから、ハウジングの
   清掃が不要で作業環境を汚すことなくろ過物の回収や廃棄ができる
 (3) 他社製品と比べ経済的で、汎用カートリッジフィルターと比較しても人
   件費を含めたトータルコストを抑えられる
 (4) つかみやすい取っ手が迅速な交換作業を実現
 (5) 化学薬品や石油などの液体運搬時の受け渡し時のチェックフィルター用
   途や、食品・製薬用途にも適する
http://www.mmm.co.jp/news/2008/20080930_2.pdf
(9/30)


■日本製紙クレシア
 “フリーダムアクティ におわないのは良いパンツ”リニューアル新発売

 日本製紙クレシアは、大人用紙おむつ“フリーダムアクティ におわないの
は良いパンツ” をリニューアル新発売する。
 銀イオン配合の抗菌・消臭シートを増量したことでニオイがさらに安心にな
ったほか、幅広ウエストギャザー採用でしめつけすぎず、ズレ落ちにくくなっ
た。吸収性能アップで、いつもさらさらで快適。より下着のようなはき心地の
「うす型すっきり(おしっこ2回分)」、長時間使用でもしっかり吸収の「長時
間安心吸収(おしっこ5回分)」の2タイプを揃えた。商品ラインナップは下記
の通り。
 “フリーダムアクティ におわないのは良いパンツ”
 (1)「うす型すっきり」;「M16枚」(ウエストサイズ60〜90cm、希望小売価
   格 税別2,000円)/「L14枚」(同80〜130cm、同2,000円)
 (2)「長時間安心吸収」;「M9枚」(同60〜90cm、同1,300円)/「M18枚」
   (同、同2,500円)/「L8枚」(同80〜130cm、同1,300円)/「L16枚」
   (同、同2,500円)
http://www.crecia.co.jp/whatsnew/081001consumer/index.html
(10/1)


┏☆ 催  事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本不織布協会
 「ANNA講演会」を10月27日に東京で開催

 日本不織布協会(ANNA)は「ANNA講演会」を10月27日に東京都千代田区の総
評会館で開催する。
 今回は会場を東京に移し、世界的な流行が懸念される新型インフルエンザ、
環境配慮型の新しい人工皮革、さらに自動車における環境技術と燃料電池車に
関するテーマを取り上げる。
 当日の講演内容は以下の通り。
 (1)「新型インフルエンザとその感染予防」森兼啓太氏(国立感染症研究所感
   染情報センター主任研究員)
 (2)「環境配慮型・新規人工皮革 “ティレニーナ”」田中紀行氏(潟Nラレ 
   繊維カンパニークラリーノ事業部加工開発グループリーダー)
 (3)「トヨタ自動車における環境技術と燃料電池車の開発」高橋剛氏(トヨタ
   自動車梶@FC開発本部FC技術部企画総括室長)
 〔問合せ先〕
 日本不織布協会 事務局
 TEL 06-6233-0842


■繊維リサイクル技術研究センター
 第9回講演会「地球温暖化と繊維リサイクル」を10月15日・京都で開催

 京都工芸繊維大学 繊維リサイクル技術研究センターは第9回講演会「地球温
暖化と繊維リサイクル」を10月15日、同大学(京都市左京区)において開催す
る(参加費無料)。
 当日の講演会内容は下記の通り。
 (1) 「開会挨拶」木村照夫氏(京都工芸繊維大学教授)
 (2) 講演未定
 (3) 「『京都議定書』採択の地から地球温暖化への取組」黒田芳秀氏(京都市
   総合企画局地球温暖化対策室室長) 
 (4) 「省エネルギービジネスについて(含カーボンオフセット、カーボンフッ
   トプリント)」蒲生孝治氏(京都女子大学現代社会学部教授)
 〔問合せ先〕
 京都工芸繊維大学先端ファイブロ科学部門(担当;横山敦士)
 TEL/FAX 075-724-7754
http://www.kit.ac.jp/01/topics/2008/9seni080924.pdf


■オルガテクノ2008
 次世代産業をリードする「有機テクノロジー展/会議」を開催

 オルガテクノ2008「有機テクノロジー展/会議」が08年10月28、29の両日、
東京ビッグサイト会議棟(1F、6F)で開催される。
 有機材料は環境・人に優しい素材として新規機能をもつデバイスやメディカ
ル応用の分野にも用途が拡大しており、例えば生体親和性が高くエネルギーを
必要としない環境にやさしいプロセスでつくられている有機ナノチューブは、
環境によくないものやウィルスを除去するシステムなど医療や環境などの分野
で応用展開が期待されている。
 今年で第 4回目を迎えるオルガテクノは有機系高分子の新しい利用技術を展
望する展示会・会議として注目を集めてきているが、今回は各大学、研究機関
ごとに集積されている研究成果を利活用できるよう、“知のバリアフリー化”
を図ることで産業化へとつなげていくため「産学連携」「知財工学」「人材育
成」をキーワードとするセミナーも開催。産学だけではなく、社会、地域、学
学、国際連携へと新しい産学連携の在り方を提案し、有機エネルギー分野のみ
ならず異分野の企業や研究者にとっても新たなビジネスや研究の契機となるよ
うに構成する。
 開催概要は以下の通り。
 名 称;オルガテクノ(ORGATECHNO) 2008「有機テクノロジー展/会議」
 会 期;2008年10月28日(火)、29日(水)
 会 場;東京ビッグサイト・会議棟(1Fと6F)
 主 催;有機テクノロジー実行委員会(委員長・松重和美氏、京都大学副学
     長)
 事務局;日本イージェイケイ(株)
 講演テーマ;
〈10月28日〉
 ・基調講演
 「炭素系材料の新展開−白金代替カーボンアロイ触媒の研究開発」(独)新エ
  ネルギー・産業技術開発機構 シニアプログラムマネージャー、宮田清藏
  氏)
 「部材産業の戦略と課題(仮題)」経済産業省 技術総括審議官、照井恵光氏
 (予定)
 ・特別招待講演
 「英国におけるプラスティック・エレクトロニクス―量産に向けての将来の
  展開」英国ディスプレイ・アンド・ライトニング 知識移転ネットワーク/
  クリス・ウィリアムス氏
 「プラズマチューブアレイ技術を用いた超大画面フィルム型ディスプレイ」
  篠田プラズマ(株)会長、篠田傳氏
〈10月29日〉
 ・基調講演
 「機能性高分子の新たな領域」早稲田大学 理工学術院・教授、西出宏之氏
 ・特別招待講演
 「注目される電気自動車の今後の展望」慶応義塾大学 環境情報学部・教授、
  清水浩氏
 「サスティナブルモビリティ実現に向けたトヨタの対応」トヨタ自動車(株)
  東京技術部 部長、佐々木剛史氏
 「革新的な機能性材料研究開発の未来」帝人(株)新事業開発グループ研究企
  画推進部 部長、平坂雅男氏)
 有機ビジネステクニカルセミナー;
 〈10月28日〉
 ・A1コース「最新有機EL技術展望」
 ・B1コース「フィルム型太陽電池技術展望」
 ・C1コース「プラスチックエレクトロニクス技術展望」
 ・D1コース「革新的有機材料技術展望
 ・E1コース「有機分子エレクトロニクス技術展望」
 ・F1コース「自動車技術展望」
 ・S1コース「産学連携・知財工学・人材育成」
 〈10月29日〉
 ・A2コース「白色有機EL/LED技術展望」
 ・B2コース「有機薄膜太陽電池技術展望」
 ・C2コース「プリンタブルエレクトロニクス技術展望」
 ・D2コース「次世代高分子技術展望」
 ・E2コース「バイオエレクトロニクス技術展望」
 ・F2コース「電気自動車技術展望」
 なお、併催セミナーとして以下のものが予定されている。
 10月28日「有機エレ材研セミナー ―ナノ粒子、ナノドット、ナノクリスタ
      ル―」(主催;中間法人 有機エレクトロニクス材料研究会)
 10月29日「高分子学会セミナー印刷・情報記録・表示研究会 ―光学機能を
      有する有機・高分子材料の最前線―」(主催;高分子学会 印刷
      ・情報記録・表示研究会)
 10月29日「環境・オルガテクノセミナー ―JST新技術説明会inオルガテク
      ノ2008」(主催;(独)科学技術振興機構(JST))

 〔問合せ先〕
 オルガテクノ事務局(日本イージェイケイ鞄焉j
 TEL 03-5772-1321 FAX 03-5772-1324
 tahira@ejkjapan.co.jp (田平)


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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■クラレ/インドに現地法人を設立
■富士経済/マスクなどトイレタリー用品30品目の市場を調査
■ユニチカ/合流式下水道の不純物除去向けに簡易型繊維濾過施設を開発
■ユニチカ/車両照明グローブに特殊ガラスクロス製品が新規採用
■日本コカ・コーラ、帝人/映画祭にPETボトルリサイクル素材100%の「グリ
 ーンカーペット」提供
■東洋紡/高機能ナイロン樹脂のグレードを拡充
■愛媛県紙パルプ工業会/来年度から新人養成講座
■住友スリーエム/工業用研磨材の50周年キャンペーンサイトを公開
■日本化学繊維協会/アジアの繊維ミル消費量の推移を公表
■日本繊維産業連盟/環境と安全に関する検討会を立ち上げ
■日本規格協会/おはなし科学・技術シリーズで「不織布のおはなし」を刊行

<製品開発>
■サンゲツ/高病原性鳥インフルエンザなどのウィルスを不活化する壁紙を発
 表
■ユニ・チャーム/ムーニー「その成長におめでとうキャンペーン」を実施
■旭化成ホームプロダクツ/“ズビズバ フキン革命”を新発売

<催  事>
■機能紙研究会/第47回研究発表会を11月20日に名古屋で開催
■日本不織布協会/「ANNA講演会」を10月27日に東京で開催
■オルガテクノ2008/次世代産業をリードする「有機テクノロジー展/会議」
 を開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■クラレ
 インドに現地法人を設立

 クラレは、インドにおける市場開発を加速するため、現地法人「Kuraray 
India Private Limited(クラレ インディア)」(ニューデリー市サケット、
代表者;佐藤真一氏)を9月19日に設立した。
 資本金は7,200万ルピー(同社グループによる全額出資)で、インドにおけ
る同社グループ製品の販売・市場開発を展開する。
http://www.kuraray.co.jp/release/2008/081015_3.html
(10/15)


■富士経済
 マスクなどトイレタリー用品30品目の市場を調査

 富士経済は、今年7月〜8月にかけてトイレタリー用品30品目の市場調査を実
施し、その結果を調査報告書「トイレタリーグッヅマーケティング要覧 2008 
No.3」にまとめた。
 それによると、サニタリー関連の07年の市場は前年比4.1%増の4,277億円。
同分野で市場構成比の最も高いティシュは原材料価格高騰による販売単価の上
昇が、また大人用紙おむつも高齢化の進行を背景に、定期的な既存品の品質や
パッケージのリニューアル、新製品の発売により堅調な伸びを示した。さらに
家庭用マスクは花粉対策やインフルエンザ予防として装着するユーザーが増加
したほか、軽失禁ライナー・パッドは利用対象者の増加と、上位企業が既存ブ
ランドのラインアップを拡充したことで伸張した。
 08年はプレミアム訴求商品が年々増加しているティシュや、利用対象人口が
増加している大人用紙おむつ、軽失禁ライナー・パッドなどが伸び、市場は前
年比3.1%増の4,409億円と見込まれる。
 サニタリー関連製品で注目される市場動向は以下の通り。
 (1) 家庭用マスク;07年 128億円、08年見込 141億円(前年比110.2%)
 (2) 大人用紙おむつ;07年734億円、08年見込 774億円(同105.4%)
 (3) ティシュペーパー;07年 1、195億円 08年見込 1、250億円(同104.6
   %)
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/081010_08077.pdf
(10/10)


■ユニチカ
 合流式下水道の不純物除去向けに簡易型繊維濾過施設を開発

 ユニチカは、合流式下水道改善処理システムとして「簡易型繊維濾過施設」
を開発し、実証試験を開始した。
 同システムは集中豪雨で急激に増水する都市部の下水道処理施設に、オレフ
ィン系繊維濾材を使った濾過設備を簡易増設することでゴミや有機物を60%以
上削減する。
 国内ではプランクトンの異常増殖で海水が変色する赤潮の発生を抑制するた
め、河川や海に流す前の下排水基準を厳しくする方向にあり、同システムの導
入が急がれている。
(10/10 日刊工業)


■ユニチカ
 車両照明グローブに特殊ガラスクロス製品が新規採用

 ユニチカの高付加価値ガラスクロス“ティンクル”を使用した照明グローブ
が、10月19日開通の京阪電気鉄道・中之島線に合わせて投入される新型車両30
00系の全照明グローブに採用された。
 ティンクルは不燃性、耐溶融滴下性を合わせもち、柔らかな照度を演出する
とともに軽量化を実現したガラスクロスで、鉄道車両材料試験で「不燃」「耐
溶融滴下」の適合基準に合格しており、さらにコーンカロリーメーター燃焼発
熱性試験による耐燃焼性の適合基準にも合格している。従来の車両天井材には、
煙や有毒ガスが発生しやすい樹脂製部品が使用され、照明グローブにはアクリ
ル・ポリカーボネート類の樹脂成型物が多用されてきた。
 03年 2月に発生した韓国・地下鉄車両内での鉄道事故では、放火が原因で内
装材が延焼し、大量の煙と有毒ガスの発生から多数の死傷者が出た。この事故
を受け、日本の国土交通省は鉄道車両に対する火災対策の改正を04年 2月に行
い、省令改正後は不燃性、耐溶融滴下性を合わせもち、かつ安全性を有する材
料が強く求められていた。
http://www.unitika.co.jp/news/io-pdf/00184.pdf
(10/15)


■日本コカ・コーラ、帝人
 映画祭にPETボトルリサイクル素材100%の「グリーンカーペット」提供

 日本コカ・コーラと帝人は、「環境」をテーマに開催される「第21回東京国
際映画祭」のオープニングイベントに、従来のレッドカーペットの代替となる
「グリーンカーペット」を提供する。今回の映画祭の象徴ともなる同カーペッ
トには、約1万8,000本分のPETボトルのリサイクル素材が100%使用されており、
両社はこの取り組みを通じて幅広い人々にエコを身近なものとして意識しても
らうことを目指す。
 今回のグリーンカーペットの提供は、 4年にわたり同映画祭のスポンサーを
務める日本コカ・コーラが今回のテーマ「環境」の趣旨に賛同し、帝人との連
携により実現させたもの。映画祭のオープニングイベントに際して、会場の六
本木ヒルズけやき坂通りに1,418mのグリーンカーペットが敷かれる。また関係
者に配布されるオリジナルの「グリーンタイ」「グリーンチーフ」「グリーン
リボン」は、帝人ファイバーの循環型リサイクルシステム「エコサークル(R)」
によって再生されたポリエステル繊維からつくられており、映画祭終了後には
回収され新たなポリエステル繊維に生まれ変わる予定。
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/2008/jbd081015.html
(10/15)


■東洋紡
 高機能ナイロン樹脂のグレードを拡充

 東洋紡は、軽量化や薄肉化に寄与できる高機能ナイロン樹脂のグレードを拡
充した。
 特殊強化材をコンパウンドした“JFシリーズ”、耐衝撃性に優れた長繊維ガ
ラス強化ナイロン樹脂の“KBシリーズ”、軽量化に貢献する“NBシリーズ”お
よび“NCシリーズ”など。さらにガスアシスト成形やミューセル成形、プロー
成形といった中空成形方法にも対応可能な素材も開発した。
 自動車の燃費改善や安全性、さらには外観も損なわないといった要望にも対
応する。自動を中心にIT関連向けにも用途開拓を加速、15年度に高機能ナイロ
ン樹脂で売上高200億円の達成を目指す。
(10/15 化学工業日報)


■愛媛県紙パルプ工業会
 来年度から新人養成講座

 愛媛県紙パルプ工業会(四国中央市、服部正会長=大富士製紙社長)では09
年度から紙産業新任者人材養成講座を開始する。
 県の紙産業技術センターなど官や教育機関、業界団体が連携して紙産業企業
の新卒・中途採用による新任者の人材育成を図るのが狙い。四国中央市エリア
は紙産業集積地で、工業会ではこれまでの中核人材育成に、初任者向けプログ
ラムを加えて一貫した人材教育体制を整える。
 開始に向けて事業推進委員会の設置とプロジェクトコーディネーター 1名を
配置し、講座科目の設定やカリキュラムを開発する。
 講座では紙産業の歴史・生産統計や紙の製造方法、不織布製造・種類・規格、
紙の品質管理などを学ぶ。開始に先立ち09年 1月をめどに受講者50人程度で10
科目30時間の実証講義を開く。
(10/13 日刊工業)


■住友スリーエム
 工業用研磨材の50周年キャンペーンサイトを公開

 住友スリーエムは、“スコッチ・ブライトTM”工業用研磨材製品の50周年キ
ャンペーンサイトを公開した。
 同キャンペーンは商品についている応募券を集めて応募すると抽選でA〜Cコ
ースのプレゼントが当たるというもので、対象商品はスコッチ・ブライト(TM)
不織布表面処理材の「工業用パッド製品」「スーパーがんこ製品」「ベベル製
品(電動用)」「メタコンディスク」となっている。
 スコッチ・ブライトTM製品は、ナイロン不織布に研磨砥粒を均一に塗布・接
着した 3次元構造をもつ研磨材で、「削りすぎずきれいな仕上がり」「ワイヤ
ーブラシなどの作業よりも安全・快適」「目詰まりしないので長持ち」などの
特徴を有する。
http://www.mmm.co.jp/asd/campaign/index.html
(10/15)
  
 
■日本化学繊維協会
 アジアの繊維ミル消費量の推移を公表

 日本化学繊維協会は、「Fiber Organon」が発表したアジアの繊維ミル消費
量の推移を公表した。
 それによると、アジアの繊維ミル消費量は00年の1,967万tが07年には3,325
万t へと年率 7.8%の高い伸びで拡大していることがわかった。繊維ミル消費
(ミル消費)とは紡績、織物業者など紡織段階に投入される繊維量のことで、
その国の紡織産業の生産動態を示す指標となっている。
 このようなアジア地域の繊維ミル消費量の大幅な伸びは、アジアの化繊生産
が高い伸びとなっていること、欧米向けなどにアジアからの紡織品、衣類輸出
が拡大していることなどが背景とみられる。07年のミル消費を素材別にみると、
化合繊が3,325万tで全体の6割超、綿が2,036万tで4割弱を占めている。
 世界主要地域のミル消費をみると、北米、西欧など先進地域が製品輸入の増
加、近隣国との持ち帰り貿易の縮小などでミル消費が減少するなか、アジアが
拡大を続けており、その位置づけが高まっている。
 これまでのアジアにおけるミル消費の拡大は、欧米向けを中心とした繊維品
輸出の拡大に支えられてきた部分が大きいが、今後は欧米の景気減退への懸念
があることや、09年以降の中国と欧米の繊維貿易の完全自由化などがアジアお
よびその域内のミル消費の動向に影響を与える要因となるとみられている。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news.html
(10/10)


■日本繊維産業連盟
 環境と安全に関する検討会を立ち上げ

 日本繊維産業連盟(東京都中央区、前田勝之助会長)は、化成品工業協会な
どとともに、繊維業界における環境と安全の問題の検討会を立ち上げた。
 業界統一の安全基準の策定と有害物質の排除が狙い。09年 3月をめどに製造
段階に使用する染料や薬品の自主基準を策定する。将来は法制化も働きかける
考え。
(10/17 日刊工業)


■日本規格協会
 おはなし科学・技術シリーズで「不織布のおはなし」を刊行

 (財)日本規格協会はこのほど同協会のシリーズ企画「おはなし科学・技術シ
リーズ」から、『不織布のおはなし―織らない布って何だろう?―』を刊行し
た。東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻の工学博士・朝倉健太郎
氏と、元日本バイリーン梶E田渕正大氏による共著で、A5判・本文206頁、定
価1,680円(税込)となっている。
 不織布が世の中に登場してから50年以上が経過し、現在では身近な生活製品
に数多く利用されているが、目的や用途に応じてその形状を変える特徴のため
不織布自体への一般的認知度は低いのが実情である。
 そこで同書の第 1章では、多くが隠れた部分に使われ表面に出てこない不織
布を、その歴史から紐解き、また多様な原材料、織らないことによる高い生産
性といった基礎的な解説から、各用途分野での働きまでをわかりやすい言葉で
説明。以下、第2章「天然皮革への挑戦」、第3章「かさ高不織布の展開」、第
 4章「衣料用芯地の変遷」、第5章「医療現場の不織布」、第6章「電池・電気
絶縁材料の不織布」、第7章「自動車用不織布」、第8章の「スパンボンド不織
布とフラッシュ紡糸法」、第9章「不織布のリサイクルと資源」となっており、
幅広い視点から新旧用途分野の動向を取り上げるとともに最新技術の紹介、環
境対応の現状などにつていも取り上げている。
 実際の不織布製品別に解説を行い、これから不織布を勉強しようとする学生
や一般読者、さらには不織布業界関係者にも「不織布とは何か」を改めて理解
し、再確認できる構成となっており、これまでにない新しい不織布入門書と言
えそうである。
(10/20)

┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■サンゲツ
 高病原性鳥インフルエンザなどのウィルスを不活化する壁紙を発表

 サンゲツは、大流行が懸念される高病原性鳥インフルエンザなどのウィルス
を不活化し、またホルムアルデヒドなどシックハウス症候群の原因とされる物
質を吸着・分解する機能が注目される漆喰を使用した壁紙のカタログ「漆喰壁
紙」を10月15日に発表し、同時に収録商品を全国一斉発売した(全点防火認定
品、収録点数8点)。
 同社では今回の製品を、住宅から教育施設、さらに医療・福祉施設まで幅広
い分野に高機能壁紙として提案する考え。
 デザイン面ではベーシックな漆喰の表情をもつ無地と、スサ(麻の繊維や紙
などを細かく切ったもの)が練り込まれた状態をプリントで表現したパターン
を収録し、伝統的な「和」の雰囲気を基調とした風合いに仕上た。同製品の主
な特長は以下の通り。
 (1) 抗ウィルス効果;漆喰の主成分である消石灰が水分の吸収によって強ア
   ルカリ性となり、ウィルスを死滅させていく
 (2) 抗菌機能;院内感染の原因とされる大腸菌や黄色ブドウ球菌などの細菌
        繁殖を抑制する
 (3) 消臭機能;悪臭成分となるホルムアルデヒドなどの物質を吸着・分解す
        る
 (4) 調湿機能;結露の発生を抑える
http://www.sangetsu.co.jp/pdf/pr/572.pdf
(10月)

■ユニ・チャーム
 ムーニー「その成長におめでとうキャンペーン」を実施

 ユニ・チャームは、ベビー用紙オムツの“ムーニー”ブランドなどを対象商
品に、合計1,000名にプレゼントが当たる2種のキャンペーンを08年11月 1日か
ら09年1月15日まで実施する。
 この「その成長におめでとうキャンペーン」は、 (1)「成長を記録するコー
ス」と (2)「成長を実感するコース」の2コースから成り、(1)では「赤ちゃん
の○○に合わせて工夫されたオムツはムーニー。」の○○に当てはまるキーワ
ードに答えると、正解者のなかから抽選で「フルハイビジョンセット」が 5名
に当たる。(2)は対象商品についているキャンペーンマーク2枚を集めて応募す
ると抽選で300名に人気の「ボーネルンドのおもちゃ」、Wチャンスとして 695
名に「ムーニーオリジナル身長計」(合計995名)が当たる。応募は店頭の専用
応募ハガキまたは郵便ハガキで、(1)はインターネットでも受け付ける。
 また、同社は社内コミュニケーションの向上と一体感の醸成を図ることを目
的に11月 2日、香川県観音寺市(高須賀夕映え公園)にて「社内運動会」を実
施する。04年に10年ぶりに復活したこの社内運動会には昨年1,391名が参加し、
そのうち8割が「楽しかった」と回答するなど、秋の恒例行事になりつつある。
5回目となる今年はさらに充実した企画と演出を施し、約1,400名の参加人数を
見込んでいる。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
 (10/16)


■旭化成ホームプロダクツ
 “ズビズバ フキン革命”を新発売

 旭化成ホームプロダクツは、新開発のサンドイッチ構造不織布を使用したキ
ッチン掃除用台ふきん“ズビズバ フキン革命”(青柄・赤柄・白無地の3枚入、
税込441円)を11月1日より新発売する。2年後の10年に5億円の売上を目指す。
 03年に発売した、水だけで汚れを落とすアクリルスポンジ“ズビズバ”は、
「水だけで食器洗いを済ませたい」「環境にやさしいものがよい」というユー
ザーのニーズに応えた商品として好評を得ている。さらに今回、水ぶきだけで
台ふきからキッチンの油汚れ落としまでキッチン汚れをまるごとキレイにでき
る、キッチン掃除用不織布台ふきんを発売するもの。商品の主な特長は以下の
通り。
 (1) 同社独自のサンドイッチ構造の不織布台ふきんで、アクリル極細繊維の
   微細な凹凸による「汚れかき取り層」(表面層)と太い繊維の「汚れ閉
   じ込め層」(中間層)が、油膜・黒ズミ・手アカなどのキッチン汚れを
   水ぶきだけでキレイにしてくれる
 (2) 閉じ込めた汚れは水や洗剤で外に洗い流せる
 (3) 薄手の不織布台ふきんで、乾燥もスピーディ 
 (4) 丈夫で破れにくく、洗って繰り返し使える
 (5) 漂白剤も使用できて衛生的
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2008/li081015.html
(10/15)

┏☆ 催  事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■機能紙研究会
 第47回研究発表会を11月20日に名古屋で開催

 機能紙研究会は11月20日、愛知県名古屋市の今池ガスビルで「産業連携と機
能紙」をメインテーマとし「第47回機能紙研究会」を開催する。
 講演では産・学・官それぞれの立場から、新しい素材・繊維など時宜を得た
商品開発状況の発表が行われるほか、ポスター研究発表および新製品展示会も
あわせて行われる。
 翌日の21日にはAコース(産業技術総合研究所・中部センター、三菱電機・
名古屋製作所)およびBコース(トヨタテクノミュージアム・産業技術記念館、
ノリタケの森・クラフトセンター)の見学会も企画されている。当日の講演の
内容は下記の通り。
 (1)「イオン交換を利用した錯体触媒担持シートの開発」深堀秀史氏、ほか2
   名(愛媛県産業技術研究所紙産業技術センター・特別研究員)
 (2)「芯鞘高性能導電繊維“コアブリッドB”」山本洋氏(三菱レイヨン樺
   央技術研究所繊維開発研究室・副主任研究員)
 (3)「バイオマス素材“テラマック”とその機能紙への応用」岡本昌司氏(ユ
   ニチカ潟eラマック事業開発部・マネージャー)
 (4)「熱可塑性セルロース繊維“フォレッセ”について」荒西義高氏(東レ
   繊維研究所・主任研究員)
 (5) 特別講演「木材の細胞間層の流動性発現と大変形3次元成形加工」金山
   公三氏((独)産業技術総合研究所サステナブルマテリアル研究部門・主
   幹研究員)
 (6) 特別講演「環境に優しい自動車の技術開発動向」鈴木茂樹氏(トヨタ自
   動車鰹務役員)
 (7)「我が社のLCAへの取り組みについて」津田幸輔氏(阿波製紙褐、究開発
   部)
 (8)「セルラーゼの話題」苅田修一氏(三重大学大学院生物資源学研究科資源
   循環学専攻・准教授)
 (9)「酢酸セルロース限外濾過膜の水処理への利用」中塚修志氏(ダイセン・
   メンブレン・システムズ崖&Dセンター所長)
 (10)「粘土を主成分とするシート“クレースト”」蛯名武雄氏((独)産業技
   術総合研究所コンパクト化学プロセス研究センター・材料プロセッシン
グチーム長)
 (11)「全熱交換型換気扇ロスナイの歩みと工場省エネについて」杉山陽一氏
   (三菱電機樺津川製作所)
 〔問合せ先〕
 機能紙研究会・事務局
 TEL 0896-58-2055
http://www.ehime-iinet.or.jp/kinoushi/


■日本不織布協会
 「ANNA講演会」を10月27日に東京で開催

 日本不織布協会(ANNA)は「ANNA講演会」を10月27日に東京都千代田区の総
評会館で開催する。
 今回は会場を東京に移し、世界的な流行が懸念される新型インフルエンザ、
環境配慮型の新しい人工皮革、さらに自動車における環境技術と燃料電池車に
関するテーマを取り上げる。
 当日の講演内容は以下の通り。
 (1)「新型インフルエンザとその感染予防」森兼啓太氏(国立感染症研究所感
   染情報センター主任研究員)
 (2)「環境配慮型・新規人工皮革 “ティレニーナ”」田中紀行氏(潟Nラレ 
   繊維カンパニークラリーノ事業部加工開発グループリーダー)
 (3)「トヨタ自動車における環境技術と燃料電池車の開発」高橋剛氏(トヨタ
   自動車梶@FC開発本部FC技術部企画総括室長)
 〔問合せ先〕
 日本不織布協会 事務局
 TEL 06-6233-0842
 

■オルガテクノ2008
 次世代産業をリードする「有機テクノロジー展/会議」を開催

 オルガテクノ2008「有機テクノロジー展/会議」が08年10月28、29の両日、
東京ビッグサイト会議棟(1F、6F)で開催される。
 有機材料は環境・人に優しい素材として新規機能をもつデバイスやメディカ
ル応用の分野にも用途が拡大しており、例えば生体親和性が高くエネルギーを
必要としない環境にやさしいプロセスでつくられている有機ナノチューブは、
環境によくないものやウィルスを除去するシステムなど医療や環境などの分野
で応用展開が期待されている。
 今年で第 4回目を迎えるオルガテクノは有機系高分子の新しい利用技術を展
望する展示会・会議として注目を集めてきているが、今回は各大学、研究機関
ごとに集積されている研究成果を利活用できるよう、“知のバリアフリー化”
を図ることで産業化へとつなげていくため「産学連携」「知財工学」「人材育
成」をキーワードとするセミナーも開催。産学だけではなく、社会、地域、学
学、国際連携へと新しい産学連携の在り方を提案し、有機エネルギー分野のみ
ならず異分野の企業や研究者にとっても新たなビジネスや研究の契機となるよ
うに構成する。
 開催概要は以下の通り。
 名 称;オルガテクノ(ORGATECHNO) 2008「有機テクノロジー展/会議」
 会 期;2008年10月28日(火)、29日(水)
 会 場;東京ビッグサイト・会議棟(1Fと6F)
 主 催;有機テクノロジー実行委員会(委員長・松重和美氏、京都大学副学
     長)
 事務局;日本イージェイケイ(株)
 講演テーマ;
〈10月28日〉
 ・基調講演
 「炭素系材料の新展開−白金代替カーボンアロイ触媒の研究開発」(独)新エ
  ネルギー・産業技術開発機構 シニアプログラムマネージャー、宮田清藏
  氏)
 「部材産業の戦略と課題(仮題)」経済産業省 技術総括審議官、照井恵光氏
 (予定)
 ・特別招待講演
 「英国におけるプラスティック・エレクトロニクス―量産に向けての将来の
  展開」英国ディスプレイ・アンド・ライトニング 知識移転ネットワーク/
  クリス・ウィリアムス氏
 「プラズマチューブアレイ技術を用いた超大画面フィルム型ディスプレイ」
  篠田プラズマ(株)会長、篠田傳氏
〈10月29日〉
 ・基調講演
 「機能性高分子の新たな領域」早稲田大学 理工学術院・教授、西出宏之氏
 ・特別招待講演
 「注目される電気自動車の今後の展望」慶応義塾大学 環境情報学部・教授、
  清水浩氏
 「サスティナブルモビリティ実現に向けたトヨタの対応」トヨタ自動車(株)
  東京技術部 部長、佐々木剛史氏
 「革新的な機能性材料研究開発の未来」帝人(株)新事業開発グループ研究企
  画推進部 部長、平坂雅男氏)
 有機ビジネステクニカルセミナー;
 〈10月28日〉
 ・A1コース「最新有機EL技術展望」
 ・B1コース「フィルム型太陽電池技術展望」
 ・C1コース「プラスチックエレクトロニクス技術展望」
 ・D1コース「革新的有機材料技術展望
 ・E1コース「有機分子エレクトロニクス技術展望」
 ・F1コース「自動車技術展望」
 ・S1コース「産学連携・知財工学・人材育成」
 〈10月29日〉
 ・A2コース「白色有機EL/LED技術展望」
 ・B2コース「有機薄膜太陽電池技術展望」
 ・C2コース「プリンタブルエレクトロニクス技術展望」
 ・D2コース「次世代高分子技術展望」
 ・E2コース「バイオエレクトロニクス技術展望」
 ・F2コース「電気自動車技術展望」
 なお、併催セミナーとして以下のものが予定されている。
 10月28日「有機エレ材研セミナー ―ナノ粒子、ナノドット、ナノクリスタ
      ル―」(主催;中間法人 有機エレクトロニクス材料研究会)
 10月29日「高分子学会セミナー印刷・情報記録・表示研究会 ―光学機能を
      有する有機・高分子材料の最前線―」(主催;高分子学会 印刷
      ・情報記録・表示研究会)
 10月29日「環境・オルガテクノセミナー ―JST新技術説明会inオルガテク
      ノ2008」(主催;(独)科学技術振興機構(JST))

┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
      http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521  FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.320
━━☆No.320☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆              NONWOVENS  REVIEW  On-Line
□■□              http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2008.10.27☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■ホギメディカル/医療用不織布製品をインドネシアで増産
■NEDO、東レ/炭素繊維複合材料の自動車プラットフォームを10分で成形
■帝人/CO2削減に向けてバイオマスボイラーの本格操業を開始
■恵和/太陽電池バックシートの新工場棟を和歌山に建設
■東レ/国連協会ニューヨーク支部「ヒューマニタリアン賞」受賞
■ユニ・チャーム/11月11日・介護の日に向け「シニア世代の介護意識」を調査
■白元/パキスタンに学校を建設する「ホッカイロ Warm Heartキャンペーン」
 をスタート
■住友精化/機構改革および人事異動を発
■綿花/国際価格が下落
■化繊協/08年9月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

<製品開発>
■住友スリーエム/N95呼吸保護具“<ネクスケア>呼吸保護具 8670F” を新
 発売
■東レ/“お年賀トレシー” (2009年うし柄)を発売
■NI帝人商事/年賀用“干支刺繍入り あぶらとりハンカチ”を新発売
■クラレトレーディング/ゴム手袋の下にはめるメッシュインナー手袋“E・X
 ・E(エグゼ)”を新発売
■フットテクノ/輻射熱を利用して体温を暖める“ほかエコシート”を新発売

<催  事>
■繊維科学センター/「第1回繊維科学センター講演会」を11月12日・京都で
 開催
■JAPANTEX 2008/11月19〜22日・東京ビッグサイトで開催
■エコプロダクツ2008/12月11〜13日・東京ビッグサイトで開催


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ホギメディカル
 医療用不織布製品をインドネシアで増産

 ホギメディカルは、医療用不織布製品を生産するインドネシア工場の増産体
制を構築し、生産能力を現状の 2倍に引き上げる。
 この 9月から増産スペースを確保するため、第 3期増設工事を開始した。低
価格品・高機能・高品質製品を投入する「サーレム戦略」で手術用のガウン、
ドレープ、キャップなどの不織布製品需要が増加。インドネシア工場では現在
の 2交代制でも生産が追いつかなくなる可能性が出てきた。
 新工場は、昨年取得した既存工場の隣接地約33,000m2に増設する。建物は 3
階建てで延べ床面積は約 1,870m2。通常の不織布の縫製ラインとともに、キッ
ト製品などのバックアップ生産を可能にするため、部材を保管する自動倉庫シ
ステムも導入する。投資金額は建物・機械を含め約 1,800万ドル。来年10月の
完成を予定している。
(10/21 化学工業日報)


■NEDO、東レ
 炭素繊維複合材料の自動車プラットフォームを10分で成形

 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の委
託事業である「省エネルギー技術開発プログラム『自動車軽量化炭素繊維強化
複合材料の研究開発』」において、東レは炭素繊維複合材料(CFRP)を用いて自
動車プラットフォーム(車台)の前部フロアを10分以内に成形することに成功し
た。これにより従来のスチールに対して50%の軽量化を実現するとともに、1.5
倍以上の衝突安全性(エネルギー吸収量)を達成した。
 軽量化と安全性の両立が求められる次世代の自動車構造材料として注目され
るCFRPは、量産技術の確立に向け「大型・複雑構造の形成」と「成形時間の短
縮」が技術課題となっている。とくにCFRPの量産性向上とコストダウンに直結
する重要課題である成形時間の短縮に対し、東レはCFRPを10分サイクルで成形
することを目標に「ハイサイクル一体成形技術」の開発に取り組んできた。
 同技術は、金型の中に炭素繊維のプリフォーム(中間基材)を配置し、樹脂を
高速で注入・硬化させてCFRPを成形する RTM法を全面的に見直すことで実現し
た。今回、「ハイサイクル成形樹脂」「自動プリフォーム賦形技術」「ハイサ
イクル注入工法」「大型成形試験設備」および「自動搬送装置」の導入といっ
た新技術を融合することで、複数の部材が一体化した大型サイズのCFRPを10分
以内のハイサイクルで一貫して自動成形できるようシステム化した。
 同技術は自動車用途にとどまらず、航空機をはじめとした幅広い用途で展開
することも可能であり、同社は今後CFRPの本格普及に向けたキーテクノロジー
の一つと位置づけ、早期の実用化を目指す。
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr081021.html
(10/21)


■帝人
 CO2削減に向けてバイオマスボイラーの本格操業を開始

 帝人グループは、「環境経営」の一環となる CO2削減の推進施策として、高
機能繊維事業の中核会社である帝人テクノプロダクツが三原製造所(広島県三
原市)に設置したバイオマスボイラーの本格操業を開始した。投資額は約23億
円。
 同ボイラーによる発電電力は、三原地区にあるグループ企業への供給および
外販に供し、本格操業により CO2排出量を年間3.3万t削減することができる。
同ボイラーの運用管理は、帝人グループのエンジニアリング関連の業務を担う
帝人エンテックが担当する。
 同設備は建築廃材、製材屑、樹皮などの木質バイオマス、および使用済みタ
イヤなどのリサイクル燃料を利用する循環流動層ボイラーで、このボイラーか
ら発生する蒸気を既設のタービン発電機に送り発電に利用する。これにより同
製造所でのバイオマス燃料の使用比率は、全発電用燃料の23%(残りは石炭)
となる。同製造所では発電電力の60%を外販しており、この外販分は RPS法に
おける新エネルギーによる発電電力として登録している。電力外販分を控除し
た同製造所のCO2排出削減量は年間 1.3万tとなり、これは同社グループの国内
総排出量(07年度)の0.7%に相当する。同ボイラーの設備概要は以下のとおり。 
 (1)新設ボイラーの蒸気発生能力;55t/hr(常用時)
 (2)三原製造所の平均発電量;2万1,000KW、内 バイオマス発電量;4,800KW、
  内 外販可能電力;1万3,000KW 
 (3)バイオマス等の使用量;木質バイオマス 5万t /年、使用済みタイヤ 1万t
  /年
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/2008/jbd081022.html
(10/22)


■恵和
 太陽電池バックシートの新工場棟を和歌山に建設

 恵和(大阪市東淀川区)は、10年春までに太陽電池の主要部材であるバック
シートを生産する新工場棟「アタックテクノセンターV」を和歌山県御坊市に
建設する。
 投資額は約20億円で月産能力は200〜300万m2。同社は滋賀工場で同シートを
量産しており、太陽電池の需要増に対応可能な体制構築を目指す。
 バックシートは電池機能を長期間維持するために使用する部材で、国内につ
いては 1社のみのシート販売にとどまっていたが、太陽電池の需要拡大は確実
なことから増産が必要と判断した。
 滋賀工場で量産を開始したシートについては09年初めに月産80万m2とする。
販売先も順次拡大し、まず国内の取引先を新たに 2社増やす方針。また海外で
もドイツやイタリアなど欧州地域のほか中国や台湾、インドなどアジア地域の
太陽電池パネルメーカーに売り込む。
 和歌山県御坊市では、バックシート以外に液晶パネル用光拡散シートの生産
設備も09年6月中旬に稼動させる予定。
(10/20 日刊工業)


■東レ
 国連協会ニューヨーク支部「ヒューマニタリアン賞」受賞

 東レは、同社の環境配慮型事業活動ならびに CSR活動が気候変動や社会の持
続的成長に貢献しているとの評価により、国連協会ニューヨーク支部(UNA-NY)
から「2008年ヒューマニタリアン賞(Humanitarian Award)」を受賞した。
 表彰式はUNA-NYが開催するアニュアル・パーティにあわせて10月23日に国連
本部で開催され、同社の榊原定征代表取締役社長が代表して出席し、ピーター
・ラジシング博士(NYU大学院教授)UNA-NY代表から表彰を受けた。同賞は、00
年国連ミレニアム・サミットで採択された「ミレニアム・ゴール(15年までに
達成すべき21世紀の国際社会の8つのゴール)」から毎年 1つのテーマを選び、
その分野で大きな貢献が認められる企業・個人・団体へ授与される。
 同社はこのアニュアル・パーティの07年のプログラム製作に際し、VOC(揮発
性有機化合物)の発生量を大幅に抑制するのに加え、回収廃液を発生させずオ
フセット印刷ができる環境配慮型製品「東レ水なし平板」によるバタフライロ
ゴ付き印刷物で協力。これをきっかけに、同社の炭素繊維事業や水処理事業に
対する取組み、環境配慮型製品群の開発などが評価され、今回の受賞に至った。
http://www.toray.co.jp/news/manage/nr081020a.html
(10/20)


■パナソニック
 モバイル機器用直接メタノール型燃料電池システムの小型化を実現

 パナソニックは、モバイル性を向上する体積当たりの出力を高めたモバイル
機器用燃料電池システムを開発した。
 同システムは、従来の「燃料供給方式」と小型高出力リチウムイオン電池技
術に加え、今回新たにスタックの小型化技術、小型小電力のBOP(Balance Of 
Plant、発電補助機器類の総称)を融合させた直接メタノール型燃料電池システ
ムとなっている。今回の試作品は、ノートパソコンに搭載したモバイル燃料電
池システムと、マルチ充電器として使用するモバイル燃料電池システムの 2タ
イプで、ノートパソコン用途タイプはリチウムイオン電池パックと同等の体積
を実現、ノートパソコンの外観を損なうことなくリチウムイオン電池パックと
の置き換えができる。マルチ充電器タイプは、文庫本と同じサイズで USB出力
端子を2ポート備え、同時に複数の電子機器に電源を供給することができる。
 今回の試作品は、従来試作品と同じく平均10W、最大20Wの出力を維持しなが
ら、体積は270ccと約1/2の小型化を実現し、さらなるモバイル性を追求した。
燃料 200cc当たり約20時間の駆動が可能となっている。今回開発したスタック
は、従来品で発電に寄与していなかった部分の構造を見直すことで大幅に小型
化したほか、小型小電力の BOPについても小さな消費電力で駆動できる部品を
実現した。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn081020-1/
jn081020-1.html
(10/20)


■ユニ・チャーム
 11月11日・介護の日に向け「シニア世代の介護意識」を調査

 ユニ・チャームは、11月11日の「介護の日」に向けて、全国の40代〜80代の
男女 542人に介護に関する意識調査を実施した。その結果、シニア世代は介護
のなかでも「排泄ケア」を最も重視しており、介護をする時と受ける時といっ
た立場や、男女による意識の違いなども明らかとなった。
 今回の調査結果によると、介護を受ける時「これだけは自分でしたいこと」
の1位は「排泄」(92.1%)で、さらに介護する時に「一番大変なこと」の1位も
「排泄」(57.2%)となり、介護生活における「排泄ケア」の重要性が浮き彫り
となった。また、自立排泄が困難になった場合、たとえ大変でも「おむつによ
る排泄」ではなく「トイレでの自立排泄」を望む人が半数以上にのぼり、とく
に自分が介護をうける時には「トイレでの自立排泄」を希望する人が62.4%を
占めた。次に「排泄ケアをうけたい相手」では、男性の1位は「配偶者」(66.7
%)だったが、女性は1位「病院や施設の人」(32.7%)、2位「娘」(25.1%)
という結果で、「妻」頼りの男性に対し「プロ」や「娘」を希望する女性と夫
婦の意識に大きなギャップがあることがわかった。
 今回の調査結果について、初台リハビリテーション病院・理事長の石川誠氏
は、「在宅介護ではいかに日常の動作を維持・回復できるかがポイント。なか
でも重要なのが『食事と排泄』であり、『排泄』は人間の尊厳に関わること。
トイレでの自立排泄をサポートするさまざまな製品を活用することで、介護す
る人の負担を軽減しながら本人の生きる意欲を引き出す介護が実現できるので
はないか」とコメントしている。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
 (10/23)
 
 
■白元
 パキスタンに学校を建設する「ホッカイロ Warm Heartキャンペーン」をス
タート

 白元は、“ホッカイロ”で「世界の子どもたちに温もりを届ける」をテーマ
に05年よりスタートした「ホッカイロ Warm Heartキャンペーン」を、 4年目
となる今年も継続して実施する。
 誰でも気軽に参加できて社会貢献へとつながる同キャンペーンは、ホッカイ
ロの売上の一部をユニセフに寄付して世界の子どもたちを支援するもので、今
回は05年に発生したパキスタン地震被災地の子どもたちのために、ユニセフを
通して現地に学校を建設する。対象商品であるホッカイロシリーズの19アイテ
ムを店頭で購入すると、売上の一部がユニセフに寄付され、パキスタンの北西
辺境州に学校が建設される。前回の 07年キャンペーンの際には、2,000万円を
寄付した。
 パキスタンでは05年10月、マグニチュード 7.6の大地震が北東部を襲い、壊
滅的な被害をもたらした。被災地では復興支援が続いているものの、現在でも
多くの子どもたちが厳しい冬の寒さのなか、仮設テントの学校に通っている。
http://www.hakugen.co.jp/company/release/news1077.html
(10/22)


■住友精化
 機構改革および人事異動を発表

 住友精化は10月15日付で、機構改革および人事異動を発表した。
 機構改革では別府工場、姫路工場および千葉工場に、工場における安全・環
境・ユーティリティに関する業務を独立・統合して一層の強化を図ることを目
的に、それぞれ「安全環境・用役部」を設けたほか、製造を統括する組織「製
造部」を設け、より一層の強化を図る。人事異動については以下の通り。
 別府工場副工場長兼同工場安全環境・用役部長 竹中悟氏(旧 別府工場)、
別府工場製造部長 加賀野宏和氏(旧 精密化学品研究所)、姫路工場副工場長
兼同工場安全環境・用役部長 佐藤博樹氏(旧 姫路工場副工場長)、姫路工場
製造部長 赤藤敬司氏(旧 姫路工場第2製造課長)、千葉工場長兼同工場安全
環境・用役部長 釜島里志氏(旧 千葉工場長)、千葉工場製造部長 野田紳二
郎氏(旧 千葉工場ファインガス課長兼同工場ロジスティクセンター課長)
http://www.sumitomoseika.co.jp/files/up1224136969.pdf
(10/15)


■綿花
 国際価格が下落

 綿花の国際価格が下落している。指標となるニューヨーク先物(期近)は20
日の時点で1ポンド49.06セントと、今年 3月上旬に付けた直近高値から45%安
く、昨年6月以来の安値水準である。
 下げの主因は、世界的な金融危機によるファンドの手じまい売りと、綿花の
需給の違和感。世界最大の綿花輸出国の米国ではすでに収穫が始まり、生産量
は順調と伝えられている。一方、需要は世界経済の減速を受け、衣類販売に勢
いがない。米国など先進国における需要減への懸念を背景に、衣服の加工生産
基地である中国の綿花輸入量も減るとの見方が強い。市場では、中国向けの輸
出は振るわず、在庫は膨らむだろうとの声も出ている。
(10/22 日経)


■日本化学繊維協会
 08年9月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

 日本化学繊維協会は、08年 9月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発
表した。
 それによると、化学繊維生産は 8万5,025t・前年同月比12.6%減、うち合成
繊維生産は 7万398t・同16.4%減だった。 主要品種では、ナイロンF 9,391t
(前年同月比4.0%減)、アクリルS 9,661t(同49.6%減)、ポリエステルF 1万
8,337t(同9.6%減)、ポリエステルS 1万6,310t(同5.1%減)だった。
 他方、化学繊維在庫(生産者)は11万2,864t、前月比 6.7%減・前年同月比
5.9%増、うち合成繊維在庫は96,542t、前月比 8.1%減・前年同月比 1.2%増
だった。主要品種では、ナイロンF 1万4,289t(前月比1.0%減)、アクリルS 
1万3,611t(同7.3%減)、ポリエステルF 2万4,615t(同12.9%減)、ポリエス
テルS 2万5,604t(同6.4%減)だった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/seizai/seizai0809.pdf
(10/20)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■住友スリーエム
 N95呼吸保護具“<ネクスケア>呼吸保護具 8670F”を新発売

 住友スリーエムは、ウイルス対策の呼吸保護具として米国のFDA(米国食品医
薬品局)が初めて一般用として認可した、携帯しやすい折りたたみ式のN95呼吸
保護具“<ネクスケア>呼吸保護具 8670F”を11月1日より全国で販売する。
 N95呼吸保護具とは、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)が認定した規格で、
0.055〜0.095ミクロンの固形塩化ナトリウムエアゾル微粒子の捕集効率が95%
以上を有する呼吸保護具のことを指す。これまで N95呼吸保護具については、
同社グループのスリーエムヘルスケア鰍ェ備蓄用や医療機関向けに販売してい
たが、今回の市販により<ネクスケア>ブランドの一層の充実を図る。商品の
主な特長は以下の通り。
 (1) フィルター性の高いポリプロピレン不織布を積層した、携帯に便利な 3
   面構造の折りたたみ式呼吸保護具
 (2) 大人用で一回限りの使い捨てタイプ
 (3) 鼻の形に合わせて調整するアルミ製ノーズフィッターと密着性を高める
   ためのポリウレタンのノーズフォームで微粒子や細菌の吸入を防ぐ
 (4) ゴムバンドは頭と首の部分の2箇所で、顔への密着度が高い
 (5) 官公庁や企業の備蓄用と同等製品
http://www.mmm.co.jp/news/2008/20081020.pdf
(10/20)


■東レ
 “お年賀トレシー” (2009年うし柄)を発売

 東レは、09年の干支である「丑(うし)」のイラストを絵柄にした高機能クリ
ーニングクロス“お年賀トレシー”(2009年うし柄)を発売する(希望小売価格
・税込;小〈19×19cm〉630円、大〈24×24cm〉同840円)。ノベルティーは10
月下旬から受注開始、店頭は11月中旬から全国の眼鏡店等にて発売し、50万枚
の販売を見込んでいる。
 同製品は牧場にメルヘン調な牛を配したグリーンを基調とするにぎやかな明
るい図柄で、プリントの牛から09年の運勢が占える「お楽しみ企画 ラッキー
キャラを探そう」付きとなっている。今回は「エコ」をテーマとし、「eco」
の文字を図柄のところどころにちりばめたほか、新たな試みとして同商品の売
上の一部を日本ユネスコ協会連盟を通じて自然遺産や文化遺産を守る活動に寄
付する。パッケージは、今年も環境への負荷を考慮したバタフライロゴ付きの
「水なし印刷」を採用した。「お年玉スクラッチカード」付の「まとめ買い特
典」や「早得&まとめ買いでさらにお得」キャンペーンも実施する。
 このほか、今回新たに小松精練とコラボレーションした「加賀染め」ブラン
ド企画の和風の干支柄「加賀染めトレシー」や、卓上カレンダーとしても使用
できるコートールドコレクション絵柄を使用した「トレシーカレンダー2009」
もそれぞれ限定3,000枚ずつ販売する。
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr081020b.html
(10/20)


■NI帝人商事
 年賀用“干支刺繍入り あぶらとりハンカチ”を新発売

 NI帝人商事は、超極細繊維“ミクロスター(R) ”を使用したタオル関連商品
として、期間限定で来年の干支「丑」の刺繍を入れた “干支刺繍入り あぶら
とりハンカチ”(ピンク、スカイブルー〈共にラウンドカット〉、ダークブル
ー〈スクェアーカット〉、希望小売価格・税抜 650円)を発売する。
 この干支刺繍入り あぶらとりハンカチは申年より毎年発売され、今年で 12
支の半数が発売された人気アイテムで、今回は10万枚の販売を見込んでいる。
申込受付期間は10月22〜31日で納品は12月15日頃となる予定。商品の主な特長
は以下の通り。
 (1) ミクロン単位の皮膚の汚れや皮脂をしっかりキャッチしてきれいに落と
   す
 (2) 毛細管現象により吸水性・吸油性に優れる
 (3) 化粧品のあぶらや皮脂、汗をしっかり吸収して肌のテカリを防ぐ
 (4) 優れた吸水力と速乾性でいつも爽快な使用感
 (5) メガネ拭きとしても使用できる
http://www.teijin.co.jp/japanese/news/2008/jbd081021.html
(10/21)


■クラレトレーディング
 ゴム手袋の下にはめるメッシュインナー手袋“E・X・E(エグゼ)”を新発売

 クラレトレーディングは、各種作業用のゴム手袋の下にはめることでムレを
抑えるメッシュインナー手袋“E・X・E(エグゼ)”(1ケース・税込 5,400円、
36双入・1双当り150円)を、10月30日より業務用品販売ルートなどで新発売す
る。初年度 5,000万円、3年後に3億円の販売を目指す。
 ポリエステルをメッシュ状に編んだ同製品は、日常的にゴム手袋を使用する
歯科医のアイデアから生まれたもので、ゴム手袋特有のムレ、ベタつきを抑え
て作業性の向上を図る新発想のアイテム。食品加工、半導体、薬品など各種工
場を始め、病院、介護、家庭などにも好適。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) ゴム手袋での作業時のムレ、ベタつきを軽減して作業性を向上
 (2) 緻密作業などに合わせて指先をカットしてもほつれにくいメッシュ構造
 (3) 繰り返し洗えて経済的 
 (4) ゴム手袋の脱着が容易
http://www.kuraray.co.jp/release/2008/081022_2.html
(10/22)


■フットテクノ
 輻射熱を利用して体温を暖める“ほかエコシート”を新発売

 フットテクノ(神戸市中央区)では、輻射熱を利用して体温を暖める“ほか
エコシート”を発売した。
 アルミ層で体温を反射し、その熱で身体を芯から温める仕組み。アルミ層、
不織布、ポリウレタン、裏地からなる 4層構造で、敷布の下に敷く、掛け毛布
の上に乗せる、ひざ掛けにするなどの使い方がある。未使用時に比べ、体表温
度は1.5度上がるという。製品の幅は90cmで、長さは120cmのロング(9,975円)
と60cmのショート(6,615円)がある。
(10/22 日経MJ)


┏☆ 催  事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■繊維科学センター
 「第1回繊維科学センター講演会」を11月12日・京都で開催

 繊維科学センターは、「第1回繊維科学センター講演会」を11月12日・京都
市左京区の京都工芸繊維大学において開催する(参加費無料)。
 同センターでは、これまで企画してきた繊維に関連する講演会をシリーズ化
し、今回より「繊維科学センター講演会シリーズ」として参加費無料で一般に
公開していく予定。第1回目の講演内容は以下の通り。
 「ゼロへの抵抗 ―生き残りの道はオンリーワン 日本の繊維産業」繊研新聞
社 記者・松下義弘氏
 〈内容〉繊維産業縮小への過程と変遷を続ける現在の繊維メーカー、将来に
向け繊維の生き残る道はオンリーワンなのか、そして日本の繊維産業はどうな
っていくのか。記者の目から見た繊維産業の過去、現在、未来について講演す
る。
http://www.kit.ac.jp/01/topics/2008/1st_senni.pdf
(11/12)


■JAPANTEX 2008
 11月19〜22日・東京ビッグサイトで開催

 (社)日本インテリアファブリクス協会主催の「インテリアトレンドショー 
第27回  JAPANTEX2008」が、「ネクストデザイン インテリアスタイル」をテ
ーマに11月19〜22日の 4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトにおいて開催
される。出店社数は300社、来場者数は 3万5,000人を見込んでいる。昨年に続
き、今年も関連団体である有限責任中間法人 JIPA 日本インテリアプランナー
協会主催の「IPEC-2008」および(社)インテリア産業協会主催の「インテリア
フェスティバル2008」との同時開催により、国内最大級の本格的なインテリア
総合展示会となる。
 会場では 3団体によるアトリウム共同企画「HOTPOiNT」や公募「『布』イン
スピレーション展」、「JAPANESQUE MODERN STYLE」 をテーマに展開する「新
日本様式」など多彩な企画のほかに、第一線で活躍する女性講師陣による華や
かで役に立つセミナーもあわせて行われる。
 不織布・製紙関連ではJAPANTEX2008に、阿波手漉和紙工業協同組合が内装和
紙を、新日石プラストが独自の延伸積層技術による不織布“ミライフ”を展示
・紹介する。主な出展品目は以下の通り。
 ウィンドートリートメント(カーテン、ブラインド、スクリーンほか)、フ
ロアカバーリング(カーペット、じゅうたん、床材ほか)、ウォールカバリン
グ(壁紙、和紙ほか)、ホームファッション(寝装品、テキスタイルオブジェ、
テーブルウェアほか)など
http://www.japantex.jp/


■エコプロダクツ2008
 12月11〜13日・東京ビッグサイトで開催

 (社)産業環境管理協会と日本経済新聞社が主催する「エコプロダクツ2008」
が12月11〜13日、東京ビッグサイトで開催される。入場は無料。
 第10回の今回は  過去最大規模の750社・団体、1,700小間の展示となり、来
場者数は17万人を見込む。
 エコプロダクツ展は企業・団体、NGO・NPO、行政・自治体、大学・研究機関、
一般生活者がエコプロダクツや環境問題に直接触れ、エコライフの実現を考え
るためのイベントで、10周年記念テーマ展示では CO2半減につながるライフス
タイルや環境技術・プロジェクト、著名人や子供たちのメッセージを紹介する。
 また今回は環境ビジネス分野の企画を充実、商談サポートコーナーも設ける。
脱化石資源の有力な手段として注目されるバイオマス総合展や、温暖化防止技
術とされる超伝導の現状と将来を伝える超電導EXPO2008なども同時併催される。
http://www.eco-pro.com/
(10/22 化学工業日報)


┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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      http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
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