NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.329

 あけましておめでとうございます。
 新年もNONWOVENS  REVIEWをよろしくお願い申し上げます。

━━☆No.329☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2009.01.05☆━

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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■自工会/08年11月自動車生産・輸出実績を発表− 2ヵ月連続で前年同月を下
 回る
■パナソニック、三洋電機/資本・業務提携契約締結を発表
■東芝/新型2次電池“SCiB”の本格量産に向け拠点整備へ
■クレハ/ハイブリッド車用Lib電極材料を生産
■ヒラノテクシード/太陽電池の成膜装置を増産
■三井化学/東セロを完全子会社化
■東レ/UF・MF膜による世界展開を本格化
■ユニ・チャーム ペットケア/ペット市場で需要創造戦略を展開
■赤穂化成/にがりを使った生分解性の包装素材を開発
■デュポン/合弁会社の役員を内定
■レンゴー/「容器包装3R推進環境大臣賞」優秀賞を受賞
■富士経済/1次・2次電池材料の世界市場を調査
■化繊協/08年11月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表−前年同月
 比13.8%の減少
■化繊協/「内外の化繊工業の動向(08年7-9月)」を発表−6期連続の減少

<催  事>
■Convertech Japan 2009・新機能性材料展2009/2月18〜20日に東京ビッグサ
 イトで開催

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■自工会
 08年11月自動車生産・輸出実績を発表−2ヵ月連続で前年同月を下回る

 日本自動車工業会は、08年11月の自動車生産・輸出実績を発表した。
 それによると、四輪車生産台数は 85万4,171台で前年同月の107万2,519台に
比べ21万8,348台・20.4%の減少となり、2ヵ月連続で前年同月を下回った。乗
用車の生産は73万7,797台(前年同月比20.3%減)で2ヵ月連続のマイナス、ト
ラックは10万6,170台(同20.9%減)で2ヵ月連続のマイナス、バスは 1万204台
(同16.3%減)で2ヵ月連続のマイナスとなった。11月の国内需要は36万8,884
台で、前年同月比18.2%の減少だった(うち、乗用車29万5,752台・前年同月比
18.9%減、トラック7万2,241台・同15.7%減、バス891台・同0.8%増)。
 また 1〜11月の生産累計は1,083万8,077台で、前年同期の1,062万6,870台に
比べ21万1,207台・2.0%の増加となった。このうち乗用車は929万228台で18万
1,170台・前年同期比2.0%の増加、トラックは141万9,355台で4,676台・同0.3
%の増加、バスは12万8,494台で2万5,361台・同24.6%の増加だった。
 他方、四輪車輸出台数は49万1,990台で前年同月の60万422台に比べると10万
8,432台・18.1%の減少となり、2ヵ月連続で前年同月を下回った。車種別内訳
は、乗用車42万8,275台 (内KD車1万3,765台) 前年同月比10万3,821台・19.5%
減、トラック 5万1,536台 (内KD車1万9,514台) 同3,707台・6.7%減、バス1万
2,179台 (内KD車 528台) 同 904台・6.9%減だった。輸出金額は、車両分90億
9,927万ドル、部品分23億2,423万ドルの総額114億2,350万ドルとなり、前年同
月の139億174万ドルに比べると24億7,824万ドル、17.8%の減少となった。
http://www.jama.or.jp/stats/product/20081225.html
http://www.jama.or.jp/stats/export/20081225.html
(12/25)


■パナソニック、三洋電機
 資本・業務提携契約締結を発表

 パナソニックと三洋電機の両社は資本・業務提携契約を締結し、ソーラー事
業、 2次電池事業などで協業するほか、三洋電機の経営体質の強化でもシナジ
ー効果をねらう。今後、公開買付けによりパナソニックによる三洋電機の総株
式の完全希薄化後(A種優先株式およびB種優先株式の普通株式への転換後)に
おける議決権の過半数の取得を目指す。将来的には両社の組織再編も視野に入
れ、緊密な協業関係を構築していく方針。
  2次電池事業では、リーディングカンパニーである三洋電機の高い生産技術
などをパナソニックに導入し、パナソニックからは高容量技術などを提供する
ことで、両社の商品力をより一層強化していく。今後の市場急成長が予想され
ているHEV(ハイブリッド自動車)・EV(電気自動車)用電池でも積極投資を行
い、パナソニックグループとして、あらゆる完成車メーカーとの連携強化・拡
販を目指す。
 両社は「コラボレーション委員会」を発足し、子会社化後の協業成果の早期
実現に向けて、経営諸制度・技術開発・調達・ロジスティクス・品質管理・IT
インフラなどさまざまな項目について適用法令の範囲内で検討する。また、パ
ナソニックは両社のシナジー発揮に向け、1,000億円規模の投資も視野に入れ、
検討を加速させる。
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0812news-j/1219-2.pdf
(12/19)


■東芝
 新型2次電池“SCiB”の本格量産に向け拠点整備へ

 東芝は、新型 2次電池“SCiB”の将来の需要拡大を見据え、本格的な生産に
向けた第 2量産拠点の整備を決定した。現在生産を行う佐久工場(長野県佐久
市)に続く新しい量産工場は新潟県柏崎市を第 1候補として、今後具体的な検
討が進められる。
 新工場は09年秋頃の着工を目指し、産業用途の需要拡大が期待できる10年秋
を目処に量産を開始する計画。工場建設地の決定時期や具体的な建設予定地、
建設スケジュール等の詳細については今後の市場動向を踏まえ、改めて決定さ
れる。なお、今回の第1候補地である新潟県は、経済産業省が推進する「EV・
pHVタウン構想」 に柏崎・刈羽地域をモデル地域の一つとして応募し、電気自
動車に係わる取り組みを展開していることから、将来的に車載用途向けへの採
用も目指すSCiB事業と方向性が一致していること、先行する佐久工場に近接し
ていること、さらに助成制度などを総合的に判断し選定された。
 SCiBは、高い安全性と長寿命性能、急速充電性能を備え、すでにキャノンデ
ールスポーツグループの電動自転車への採用が決まっているほか、同社では現
在さまざまな提案活動を展開している。リチウムイオン電池は10年度以降、産
業用途、車載用途で大幅な需要の伸張が予想され、15年度にはグローバルなリ
チウムイオン電池市場全体で約1.7兆円の市場規模が見込まれている。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2008_12/pr_j2401.htm
(12/24)


■クレハ
 ハイブリッド車用Lib電極材料を生産

 クレハは、ハイブリッド車向けリチウムイオン電池に使う電極材料の生産を
始める。
 いわき事業所(福島県いわき市)で、リチウムイオン電池の負極材として使
う「ハイドロカーボン」を生産する。すでに自動車メーカーへサンプル出荷し
ており、10年以降の新型車への採用を見込む。これにあわせて主力拠点で生産
量を最大で10倍まで引き上げる。主力である携帯電話やノートパソコン用途の
需要が伸び悩むなかで、受注拡大が見込まれる環境対応車へ軸足を移す。
(12/22 日経産業)


■ヒラノテクシード
 太陽電池の成膜装置を増産

 塗工機最大手のヒラノテクシードは、太陽電池向けの真空成膜装置の生産能
力を3倍に引き上げる。
 従来は子会社のヒラノ光音だけで生産していたものを、本社でも09年 6月か
ら生産開始する。世界的な景気悪化によりこれまで業績の牽引役だった薄型テ
レビ関連の受注が悪化しており、同社では新エネルギー分野を新たな収益の柱
に育てる。
(12/25 日経産業)


■三井化学
 東セロを完全子会社化

 三井化学は 53.39%を出資する東証二部上場の樹脂フィルム子会社、東セロ
を09年4月1日付で完全子会社化すると発表した。
 樹脂原料からフィルム加工まで一貫した開発・販売体勢を整える狙い。グル
ープのフィルム事業も東セロに統合する方針だ。
 完全子会社化は三井化学が保有する自己株式を東セロの株主に割り当てる株
式交換方式で実施。東セロ株一株に対し三井化学 1.305株を割り当てる。東セ
ロが2月27日に開く臨時株主総会で承認を受け、3月16日付で上場廃止になる予
定。
(12/22 日経産業)


■東レ
 UF・MF膜による世界展開を本格化

 東レはUF(限外濾過)・MF(精密濾過)膜事業のグローバル展開を本格化する。
 北米や中東、中国などアジア市場における飲料水製造用途や海水淡水化の前
処理用途などをターゲットに、2009年には新しい浸漬型モジュールを投入する。
これまで製品化している加圧型モジュールは「リスト規制貨物」のため輸出許
可に時間がかかり、思うように海外展開ができていなかった。UF・MF膜では後
発のため世界シェアは 1%程度にとどまっていたが、この新製品投入をテコに
巻き返しを図り、まず10年後にシェア 6%を確保したい考え。事業拡大に合わ
せ、10年をめどに設備増強も実施する意向。
(12/25 化学工業日報)


■ユニ・チャーム ペットケア
 ペット市場で需要創造戦略を展開

 ユニ・チャームの子会社であるユニ・チャーム ペットケアは、 ペット用品
市場において、積極的な需要創造戦略を展開している。
 イヌとネコのペットフードと排せつ関連商品に的を絞り、08年 3月期までの
5年間に売上高は1.9倍、経常利益は3.7倍に拡大した。毎年、1,500頭の飼い主
に約 1,000項目のアンケート調査を実施して市場動向を徹底分析し、商品開発
を進めた成果である。
 同社によれば、現在の市場の四大潮流は「室内飼育、高齢化、肥満化、イヌ
の小型化」である。小型犬や室内飼育が増えるのはマンションで飼いやすくな
ったからで、健康に注意するため高齢化が進むが、室内飼育では運動不足のう
え飼い主が甘やかす傾向にあるため肥満が広がっている。こうした飼い主には
高齢者・高所得者層が多く、イヌ飼育者の平均年収は全世帯の 1.4倍、ネコ飼
育者は 1.3倍。高齢飼い主ほど長期間一緒に暮らしたペットが多く、「老い先
短いから」と高額品を与えがちで、この点に同社の商品戦略は注目している。
(12/22 日経MJ)


■赤穂化成
 にがりを使った生分解性の包装素材を開発

 にがりや塩の生産を手がける赤穂化成(兵庫県赤穂市)は、京都大学や兵庫
県立工業技術センターと共同で、生分解性の素材を使った包装用パッケージを
開発した。
 でんぷんに塩化マグネシウム(豆腐の生産に使うにがり)を加えたフィルム
に耐水性を高める膜を張った素材を使う。卵を入れるケースや食品トレーなど
に使用、土に埋めると数ヵ月後に分解される。量産技術をもつ企業と組み、早
期の実用化を目指す。
(12/24 日経)


■デュポン
 合弁会社の役員を内定

 デュポンは09年1月1日付けで、同社合弁会社の役員人事について下記のとお
り内定したことを発表した。
 デュポンMRCドライフィルム椛纒\取締役社長 藤居長門(旧デュポン且キ行
役員 特殊化学品事業部長)
http://www2.dupont.com/DuPont_Home/ja_JP/NewsEvents/news/2008/
article20081218.html
(12/18)


■レンゴー
 「容器包装3R推進環境大臣賞」優秀賞を受賞

 レンゴーは、環境省が実施する08年度「容器包装3R推進環境大臣賞」におい
て、「Cフルート段ボール(Cフルート)への取り組み」で「優秀賞」を受賞し
た。
 同賞は、環境省が容器包装廃棄物の3R(Reduce、 Reuse、 Recycle)の推進
に資する活動の奨励・普及を図り06年度に創設したもので、今年で 3回目を迎
える。3Rに優れた製品や地域における連携協働などの取組みが対象となってお
り、段ボール関連では初めての受賞となる。段ボールはリサイクル率が95.5%
の循環型で環境に優しい包装資材だが、さらにその環境性能を高めるため、同
社はより環境負荷の低い Cフルートへの切り替えを率先して積極的に進めてき
た取組みが評価されたもの。
 Cフルート(厚さ約4o)は、従来の一般的なAフルート(厚さ約5o)に較べて厚
さが約20%薄くなることで減容化が実現し、積載効率の向上や保管スペースの
節減につながる。AフルートからCフルートへ転換することで、生産や輸送など
に必要とされる化石燃料の消費も抑制されることとなり、仮に国内の Aフルー
トがすべてCフルートに転換されたとすると、同社の推定ではCO2排出量で年間
約11万tの削減効果が期待できるものと予想される。
http://www.rengo.co.jp/news/2008/2008_news_009.html
(12/22)
 
 
■富士経済
 1次・2次電池材料の世界市場を調査

 富士経済は1次電池・2次電池の材料・部品の国内および世界市場と、主要電
池材料メーカーの取組みについて調査を実施し、その結果を報告書「2008 電
池関連市場実態総調査 下巻」にまとめた。それによると、1次電池材料の07年
世界市場は1,637億円、2次電池材料は1兆5,537億円で、合計1兆7,174億円だっ
た。
 近年、電池メーカーから相次いで増産計画が発表されているリチウムイオン
2次電池は技術開発(製品改良)が行われ、安全性確保のために正極材や電解液、
セパレータ、集電体で製品改良が進められているほか、高容量化要求の観点か
ら新規材料の研究開発も進められている。さらにレアメタル価格の高騰対策の
ため、とくにリチウムイオン電池正極材ではより安価な材料を模索する動きも
活発化している。
 リチウムイオン 2次電池の市場の順調な伸長にともない、電池材料市場も拡
大し、08年以降市場は年率約11%で拡大、12年には6,187億円になると予測さ
れる。しかし、市場規模のもっとも大きい正極材(08年見込の市場構成比48%)
が、今後は高価なコバルトから安価な材料へシフトすると予想され、さらに正
極材に次ぐ規模のセパレータ(08年見込同16%)も強いコストダウン要求と、
より安価に製造できる製品の実績が中国を中心に増加すると考えられることか
ら、両品目に関しては数量ベースの伸びほど金額ベースの伸びは期待できない。
 他方、 2次電池のニッケル水素電池材料・ニカド電池材料の07年世界市場は
 1,044億円で、負極にカドミウムが使用されているニカド電池については、環
境面から需要が減少している。ニッケル水素電池は、民生用機器から業務用・
産業用機器まで幅広く採用されているほかニカド電池からのシフトもあり、需
要は拡大している。しかし一方では、リチウムイオン二次電池へのシフトも進
んでおり、10年以降市場は数量ベースで微減推移が予測される。
[1次・2次電池材料の世界市場]
 ※A;07年世界市場、B;12年予測、C;07年比
 (1) 1次電池材料 ;A・1,637億円、B・ 1,898億円、C・115.9%
 (2) 2次電池材料;A・1兆5,537億円、B・ 1兆8,832億円、C・121.2%
 (3) 合計; A・1兆7,174億円、B・2兆729億円 、C・120.7%
 (4) リチウムイオン2次電池材料;A・3,273億円、B・6,187億円、
   C・189.0%
 (5) リチウムイオン2次電池材料・セパレータ;(数量)A・20,000万m2、
   B・41,500万m2、C・207.5%、(金額)A・555億円、B・1,110億円、
   C・200.0%
 (6) ニッケル水素電池材料・ニカド電池材料; A・1,044億円、B・1,195億円、
   C・114.5%
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/08097.html
(12/24)


■化繊協
 08年11月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表−前年同月比13.8%
の減少

 日本化学繊維協会は、08年11月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発
表した。それによると、化学繊維生産は 8万469t(前年同月比13.8%減)、う
ち合成繊維生産は6万6,911t(同15.8%減)だった。主要品種では、ナイロンF
9,209t(前年同月比1.6%減)、アクリルS 7,860t(同49.1%減)、ポリエステ
ルF 1万8,606t(同11.9%減)、ポリエステルS1万4,042t(同13.4%減)だった。
 化学繊維在庫(生産者)は12万1,063t(前月比4.2%増・前年同月比12.4%増)、
うち合成繊維在庫は10万4,919t(前月比4.1%増・前年同月比10.0%増)だった。
主要品種では、ナイロンF 1万4,680t(前月比5.8%増)、アクリルS 1万5,125t
(同4.3%増)、ポリエステルF 2万6,775t(同3.0%増)、ポリエステルS 2万
9,070t(同4.6%増)だった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/seizai/seizai0811.pdf
(12/18)


■化繊協
 「内外の化繊工業の動向(08年7-9月)」を発表−6期連続の減少

 日本化学繊維協会は、「内外の化繊工業の動向(08年7-9月期)」をまとめ発
表した。それによると、国内の化繊生産は6期続けて減少したことがわかった。
 国内では衣料用は高水準な製品輸入や景気の先行き不透明感による消費マイ
ンドの後退により、一部実用衣料は堅調だったものの中・高価格品は弱含みで
推移した。自動車関連はタイヤコード、エアバックなどは順調だったが、カー
シートは米国の新車販売不振の影響をいち早く受け低迷した。建築関連は「改
正建築基準法」の影響は一段落したもののビル、マンションの着工件数の低調
により苦戦したことで、カーテン、カーペット需要も新規に加え、リニューア
ルの先送りによる需要低迷により厳しかった。不織布分野は、車両資材・生活
資材を中心に堅調な荷動きを示しているが、最終製品での輸入が増加している
といった不安要因を抱えている。
 化繊生産は26.7万t・前年比 10.9%減と 6期続けて前年割れとなった。セル
ロース繊維は10.3%増の4.3万tと5期連続の増加、合繊は14.1%減の22.4万tと
5期連続の前年割れ。期末在庫はセルロースで前年比・前期比ともに増加、
合繊は前年比・前期比ともに減少し、全体では前年比5.9%増・前期比5.1%減
の11.3万tとなった。操業率は前年比 6.2ポイント低下の61.8%だった。
 化繊輸出(繊維原料〜2次製品)は17.0万t・前年比8.8%減となり、好調を続
けていたレーヨンS が前年比マイナスに転じた。また合繊ではポリエステルF
が4.7%増加したのを除き、ナイロンF 11.3%減、ポリエステルS 8.0%減、ア
クリルS 30.9%減と減少した。化繊不織布の長繊維は 5.5%増、短繊維は2.4%
減だった。化繊輸入(繊維原料〜2次製品)は32.8万t・4.4%増と引き続き増加
している。
 他方、海外では韓国、台湾、米国、欧州と軒並み厳しい状況で、とくに中国
の繊維景況は年央以降急速に悪化し,第 3四半期の主要繊維生産の伸び率が大
幅に鈍化した。企業業績は悪化しており、08年 1-8月の規模以上の繊維企業の
売上は前年同期比15.3%増の2.988兆元、利益は 5.3%増の726.6億元と02年以
来最低レベルの伸びとなった。
 国内の主要合繊品種の動向は以下の通り。
 (1) ポリエステルF;生産は5万9,205t(前年比 7.1%減)と16期連続で前年
   実績を下回った
 (2) ポリエステルS;生産は5万184t(同2.2%減)と9期続けて前年実績を下
   回ったが、不織布用は総じて堅調に推移した
 (3) ナイロンF;生産は2万9,080t(同3.7%減)と6期続けて前年実績を下回
   った
 (4) アクリルS;生産は3万3,006t(同45.7%減)の大幅減で 5期連続で前年
   実績を下回った
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/shihanki/shihanki2008-3q.pdf
(12/19)

┏☆ 催  事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■Convertech Japan 2009/新機能性材料展2009
 2月18〜20日に東京ビッグサイトで開催

 「コンバーティングテクノロジー総合展(Convertech Japan 2009)」およ
び「新機能性材料展2009」(主催;加工技術研究会、共催;ICSコンベンション
デザイン)が、09年2月18〜20日の3日間、東京都江東区有明の東京ビッグサイ
トで開催される。
 Convertech JAPANの出展者数は 120社・250小間の予定で、紙パルプ技術協
会、機能紙研究会、日本不織布協会などが協賛する。同時開催は、「国際ナノ
テクノロジー総合展・技術会議(nano tech 2009)」「ナノバイオExpo2009」
「国際先端表面技術展・会議(ASTEC2009)」「第38回表面処理材料総合展(ME
TEC09)」。開催期間中には、フォーラムやセミナー、出展者による最新製品・
技術プレゼンテーションなどが多数行われる。主な出展対象分野は以下のとお
り。
 [Convertech Japan 2009]
 加工機械(コーター、ラミネーター、スリッター、真空蒸着・スパッタリン
グ装置ほか)/印刷機器、印刷関連資材・機材/表面処理装置/乾燥・硬化装
置/環境関連機器/制御システム/生産・品質管理システム/計測・分析機器
/試験機器、ほか
 [新機能性材料展2009]
 機能性マテリアル(機能性フィルム・樹脂、機能性インキ、機能性コーティ
ング剤ほか)/機能性材料製造支援テクノロジー(製膜、薄膜コーティング、
貼合、表面処理、スリッティングほか)/電気電子分野(FPD向け部材、燃料電
池、太陽電池、導電性ポリマーほか)
http://www.convertechjapan.com/index.html

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NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.330
━━☆No.330☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2009.01.13☆━

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┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<国内ニュース>
■厚生労働省、経済産業省、環境省/化審法を見直し
■東レ/ドイツのCFRP部品成形メーカーに資本参加
■日産、NEC/車用リチウムイオン電池の量産を前倒し
■三菱自動車/10年からプジョーシトロエングループに電気自動車を供給
■旭化成/極細セルロース繊維で目の細かい不織布を作る技術を開発
■クラレ/クラレグループが北欧拠点を設立
■クラレプラスチックス/工場向けタコ足型浄水フィルターを開発
■三光化学工業/防毒などマスク事業を強化
■東リ/研修センターを開設
■王子製紙/「nepia千のトイレプロジェクト」結果報告を発表
■日本バイリーン/2月25〜27日開催の「FC EXPO 2009」に出展
■日衛連/衛生材料特集の「日衛連NEWSNo.64」を発行
■アリババ/エコ自動車に関する調査を実施

<海外ニュース>
■合成繊維/アジア価格が急落しポリエステルは5年ぶりの安値に

<製品開発>
■ライオン/香るデオドラントシリーズ「Ban」 からボディ用汗ふきシート新
 発売

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■厚生労働省、経済産業省、環境省
 化審法を見直し

 厚生労働省と経済産業省、環境省は化学物質による環境汚染の防止を目的と
する「化学物質の審査及び製造等の規則に関する法律(化審法)」の見直しに関
する報告書をまとめた。
 すべての化学物質を対象にリスク評価を段階的進めていくことや、一定量以
上の製造・輸入について届け出などを提言。環境リスクが疑われる物質につい
ては「優先評価化学物質(仮称)」として制定、公表することも求めている。
 化審法は73年に制定され、2020年までの化学物質による環境や人体への悪影
響を最小化する使用と生産手法の実現が国際目標になっており、すべての化学
物質に対するリスク評価や事業者による適切な管理が求められている。
(12/29 日刊工業)


■東レ
 ドイツのCFRP部品成形メーカーに資本参加

 東レは、08年12月にドイツのCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)部品
メーカーである「ACE Advanced Composite Engineering GmbH(ACE社)」に資本
参加した(出資比率21%)。自動車分野でCFRP部品の採用が先行している欧州
市場で現地開発・生産を手掛けることにより、将来飛躍的な成長が期待される
自動車用CFRP部品事業の本格拡大を目指すもの。
 同社は今回の資本参加を通じて ACE社との技術交流を深め、同社独自のRTM
(Resin Transfer Molding)成形技術と ACE社の優れた技術を融合することで
成形技術の更なる革新と開発期間の短縮を図り、CFRP部品の量産車種への本格
採用を加速させる。同社は今後、 ACE社を欧州におけるCFRP開発拠点と位置づ
け、グローバルな開発体制の下で自動車用CFRP部品の開発を推進する。自動車
分野におけるCFRP部品の本格普及を加速させ、2015年近傍に同分野向けのCFRP
部品事業の売上高を500億円規模に拡大させる計画。
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr081226.html
(12/26)


■日産、NEC
 車用リチウムイオン電池の量産を前倒し

 日産自動車と NECは11年以降、電気自動車やハイブリッド車に使う大容量の
リチウムイオン電池を年20万台規模で量産する。
 増産計画を 1年前倒しした上で、日欧米に新工場を建設。総投資額は 1,000
億円を超える見通し。電池を作るのは日産と NECグループの共同出資会社、オ
ートモーティブエナジーサプライ(AESC、神奈川県座間市)で、座間市の工場
で09年春から年1万3,000台分の生産を始め、11年までに同6万5,000台分に拡張
する計画だったが、増産時期を10年に 1年前倒しする。国内では11年以降に新
工場を建設する。米欧メーカーへも電池の供給を目指し、欧州や米国に生産拠
点の設置を検討する。大型のリチウムイオン電池は危険物として安全上の輸出
規制があるため、欧米の自動車メーカーに納入するには現地生産が必要だと判
断した。欧米では環境対応車生産への低金利融資の活用も視野に入れる。国内
外の工場新設で総投資額は 1,000億円を超える見通し。
(12/29 日経)


■三菱自動車
 10年からプジョーシトロエングループに電気自動車を供給

 三菱自動車は独自開発した次世代型電気自動車を仏プジョーシトロエングル
ープ(PSA)に供給する。
 10年にも供給を開始し、11年以降には年 1万台の規模とする見込み。環境車
で大手メーカーが車両供給まで踏み込み供給するのは初めてで、日欧連合で世
界での普及加速を狙う。PSAはまずOEM供給を受けて一定のシェアを獲得し、次
いで三菱自の技術協力を得て自社開発する車両を含めた事業拡大を図る。今回、
三菱自は高性能なリチウムイオン電池を載せ、1度の充電で約160kmを走行でき
る“i MiEV(アイミーブ)”を供給する。今夏に日本で発売予定で、11年ごろの
価格は 200万円前後の見通し。補助金を考慮すれば仏市場で一般のガソリン車
と十分に競争できる。詳細な供給開始時期、規模などは現在詰めている段階。
(1/8 日経)


■旭化成
 極細セルロース繊維で目の細かい不織布を作る技術を開発

 旭化成は、極細のセルロース繊維を用いて従来の10分の1 以下の細かい目を
持つ不織布を作る技術を開発した。
 開発した技術は植物性セルロースをほぐして細くした状態で、紙すきの方法
で不織布を作るもので、まず紙の原料であるパルプ中のセルロース繊維を毛羽
立たせ、水に入れ100MPaの高圧力で壁に叩きつける。すると複雑に絡みあって
いた繊維がばらばらになり、直径0.1μm以下の極細セルロースになる。これを
水に均一分散した状態で濾過し、有機溶媒を加えた後に乾燥させると不織布が
できる。
 厚さは5μm〜20μm、表面積は1g当たり60〜160m2の範囲で調整でき、200℃
までの耐熱性を備え、繊維と繊維のすき間は0.1μm以下。これまでは直径数10
μmのセルロースを使う技術では 1〜10μmが限界だった。すき間の大きさを制
御して通れる物質を制限したり、特定の物質とくっつくように繊維の表面を加
工すればフィルターを作れる。また高機能マスクなどへの応用も見込める。植
物由来のため、化石燃料から作る通常の樹脂繊維に比べ環境負荷が少ない素材
としても展開も期待できる。
(12/24 日経産業)
 

■クラレ
 クラレグループが北欧拠点を設立

 クラレの欧州現地法人「Kuraray Europe GmbH」(クラレ100%子会社、本社
;ドイツ・フランクフルト、以下「KEG」)は、欧州におけるネットワークの充
実、今後の東欧市場への展開を加速するため、フィンランド ヘルシンキ ヴ
ァンターに現地法人「Kuraray Nordic Ab Oy(クラレ ノルディック)」(代表
者;Mr. Keijo Oksanen〈Managing Director〉)を08年12月19日に設立した。
 資本金はKEGによる全額出資の 5万ユーロで、初年度の従業員は約4名、北欧
におけるクラレグループ製品の販売(当初はPVA樹脂・PVB樹脂を担当し、順次
範囲を拡大)、市場開発を担う。
http://www.kuraray.co.jp/release/2008/081225.html
(12/25)


■クラレプラスチックス
 工場向けタコ足型浄水フィルターを開発

 クラレ子会社のクラレプラスチックスでは、タコ足型の工場内浄水フィルタ
ーを製品化した。
 チューブ状に織り込んだポリエステル製フィルターを排水溝に置いて、繊維
くずや樹脂くずを効率的に取り除くことができた。
 製品名は“クラドレン たこ足フィルター”。複数のチューブ状のフィルタ
ーが水を濾過してごみを取り除く。排水設備で使われる、すのこや金網に比べ
てごみを付着させる表面積が大きく、排水効率が高まるという。チューブ同士
が水流によって触れ合うことで、フィルターのごみ詰まりを自動的に解消する
機能もある。同社のポリエステル製フィルター“クラドレン”はこれまで、舗
装道路の導水管として販売されてきた。排水効率に加えて耐久性も高いことか
ら、工場内排水用としても売り上げが見込めると判断、販売に踏み切った。
 価格は20本で73,000円。初年度に2,000万円、3年後には 3億円の売り上げを
目指す。
(12/29 日経産業)


■三光化学工業
 防毒などマスク事業を強化

 三光化学工業(神奈川県高座郡寒川町)は、防毒・防塵マスクなどのマスク
事業を強化する。
 ユーザーに密着した営業や製品開発をさらに進め、現状で約 2億円の売上高
を、5年後をめどに5倍の10億円規模にまで引き上げる計画。同社は農薬などフ
ァインケミカル製品の製造販売を主力としているが、化学品に関する豊富な知
見を基に防毒マスクなどの保護具事業も展開。農薬散布の際に使用する保護マ
スクや、工場内で使用する防毒・防塵マスクなど、対象とするガス・粉塵に応
じて幅広い種類のマスクを取り揃えている。
 作業環境向上に対する意識の高まりからマスクの需要は伸びており、防毒・
防塵マスクの市場規模は約 200億円とみられる。同社ではユーザーに密着した
営業や製品開発を進めシェア拡大をめざす。現場作業者のマスクの装着状態を
把握して最適な製品を供給する「フィットチェック」などのサービスのほか、
商品ラインナップも充実させる。不織布を素材とする防塵マスクは、来春をめ
どに他社から仕入れ販売している製品も自社ブランド化して販売する。
(1/5 化学工業日報)


■東リ
 研修センターを開設

 東リでは、将来を見据えた人材育成に向けて効果的な教育研修の推進を図る
ために、昨年12月東リ伊丹本社敷地内に新たに研修センターを開設、今年 1月
より運営を開始した。
 当研修センターは大・小研修室のほか、討議室や施工実習室も備えており、
さまざまな研修に対応可能。また、宿泊ルーム(最大49名収容)やラウンジ・
談話室を設け、外部講師を招いての少数精鋭のリーダー研修やモチベーション
系の研修なども効果的に開催できる。
 立地としては大阪駅から約30分、伊丹空港からタクシーで約20分と交通の便
にも恵まれる。
 〔概 要〕
 施設名称;東リ研修センター
 所 在 地;兵庫県伊丹市東有岡5-125(東リ伊丹本社敷地内)
 敷地面積;70,463m2
 延床面積:2,670m2
 規  模;地上4階
 工  期;08年2〜12月
 施  設;大研修室、小研修室、討議室、実習室、宿泊室、ほか
(1/9)


■王子製紙
 「nepia千のトイレプロジェクト」結果報告を発表

 王子製紙、王子ネピア、および財団法人日本ユニセフ協会は、開発途上国の
トイレと水の問題を改善するため、08年7月1日から10月31日までをキャンペー
ン期間とした「nepia 千のトイレプロジェクト」を展開したが、今般その結果
報告を発表した。
 それによると、王子ネピアからユニセフに贈られる支援金額は 2,043万円と
なり、12月19日に贈呈式が執り行われた。同プロジェクトの支援によって新設
される家庭用トイレは、当初の計画を上回る約 1,200、トイレや給水設備の新
設または修復ができる学校が15校、これによりトイレを使えるようになる子ど
もとその家族は1万3,000人以上となる見込み。また、衛生習慣の普及・定着の
ための啓蒙活動、コミュニケーション活動も幅広く実施されており、今回の支
援金をもとにユニセフがトイレづくりに必要な便器やセメントなどの資材を提
供し、地元 NGOなどによる技術指導のもと、住民たちが一丸となった我が家の
トイレづくりが進められているという。
http://www.ojipaper.co.jp/release/cgi-bin/back_num.pl5?sele=3&page_view_selected_=1
(12/26)


■日本バイリーン
 2月25〜27日開催の「FC EXPO 2009」に出展

 日本バイリーンは、2月25〜27日の3日間、都内江東区有明の東京ビッグサイ
トにおいて開催される「第5回国際水素・燃料電池展(FC EXPO 2009)」に出展
する。同社は「部品・材料ゾーン」(ブースNo.FC8-71)に出展し、不織布によ
る新たな提案製品を下記の通り紹介する予定。
 (1) ガス拡散多孔体;高温低加湿運転対応に適した、炭素繊維を含まない多
   孔構造のガス拡散層材料を提案。炭素繊維を含まないため、将来的な低
   コスト化が可能
 (2) 燃料電池用フィルタ;燃料電池は供給される空気の汚染や粉じんで性能
   が低下する。燃料電池用フィルタは、燃料電池の耐久性を維持する働き
   をもつ
 (3) ナノファイバー不織布;エレクトロスピニング「静電紡糸」法で作製し
   たナノ繊維不織布で、高空孔率な補強用基材として用いることができる。
   濾過材料や支持体用途に適した材料
http://www.vilene.co.jp/news/list/n562.htm
(1/6)


■日衛連
 衛生材料特集の「日衛連NEWSNo.64」を発行

 日本衛生材料工業連合会(日衛連)は、綿を原材料とした衛生材料の種類と
製品についての正しい知識を特集した「日衛連NEWS No.64」を12月25日に発行
し、同連合会ホームページ上で公開している。
 同冊子では綿を原材料とした衛生材料として「医療脱脂綿」「清浄綿」「消
毒綿」「化粧綿」「綿棒」「医療ガーゼ」の 6つをあげて説明しているほか、
薬事法による分類として「医薬品」「医薬部外品」「医療機器」「雑貨品」の
 4種類の区分についても解説している。そのほか清浄綿と消毒綿の違いや、脱
脂綿とガーゼの各製造方法なども説明している。
 また、巻末には08年度7〜9月紙おむつ・ライナー生産数量が収録され、それ
によると合計は31億8,099万枚(前年比104%)・13万1,381t(同103%)となり、
このうち大人用紙おむつ 11億3,615万4,000枚(同104%)・6万1,438t(同104
%)、乳幼児用紙おむつ20億4,483万6,000枚(同105%)・6万9,943t(同102%)、
ライナー 1,949万6,000枚(同124%)・41t(同164%)だった。
http://www.jhpia.or.jp/pdf/news64.pdf
(12/25)


■アリババ
 エコ自動車に関する調査を実施

 アリババは「電気自動車に関する調査」を実施し、回答者の 4割強が環境に
もっともよいとイメージする車が「電気自動車」であることなどをまとめた。
 今回の調査結果によると、環境にもっともよいとイメージする自動車のトッ
プは「電気自動車」で41.7%、2位は「ハイブリッドカー」26.0%、3位「水素
自動車」23.7%となった。電気自動車の認知については、全体では「知ってお
り、内容も理解している」66.3%、「名前を聞いたことがあるが、内容は理解
していない」が32.7%となり、ほぼ全回答者が電気自動車を「知っている」こ
とが分かった。さらに電気自動車を知っている 297名に具体的な車種名を挙げ
て複数回答形式でたずねたところ、トップは「i MiEV(三菱自動車)」42.4%、
続いて「スバルR1e(富士重工)」16.5 %、「でんきキューブ (日産)」11.1%
となり、圧倒的にi MiEVの認知度が高いことがわかった。しかしその一方で、
具体的な車種名は「知らない」が48.0%を占め、電気自動車のことを知ってい
ても車種名までは認知されていない実態が明らかとなった。
 そのほか、電気自動車に「関心がある」のは6割強、「200万円未満」で購入
したいと思っているユーザーが全体の 5割、電気自動車の開発においてもっと
も期待するメーカーは 1位「トヨタ」39.8%、2位「ホンダ」19.9%、3位「三
菱」8.9%などの結果が得られた。
 同調査は08年12月9日〜12月11日の3日間、全国の自家用車を保有する20〜50
代の男女に対してインターネット調査を実施し、計300名(男女各150名)の回
答を集計したもの。
http://www.alibaba.co.jp/static/aboutalibaba/presscenter/news/interior090106.htm
(1/6)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■合成繊維
 アジア価格が急落しポリエステルは5年ぶりの安値に

 合成繊維のアジア価格が急落している。
 世界的な景気の急減速で、衣料に加え自動車向け需要が大きく減退。原料価
格の下落も影響した。
 代表的なポリエステル長繊維(150デニール)は1Kgあたり1.1ドルと前週から
27%(0.4ドル)、今年5月から11月にかけて付けた直近の高値から33%(0.55
ドル)それぞれ下落した。
 ポリエステル短繊維は1kg0.85ドルと前週比で23%(0.25ドル)、今年5月か
ら10月にかけての直近高値に比べ39%(0.55ドル)それぞれ安い。長、短繊維
ともに03年以来の安値となった。
 アクリル短繊維は1kgあたり2.1ドル。前週から13%(0.3ドル)、直近の高値
から19%(0.5ドル)それぞれ下がっている。安価なポリエステル繊維に置き換
えるユーザーが多く、需要が減退。ナイロン長繊維(70デニール)は1kg2.1ド
ルで、今年4月から8月につけた直近高値から35%(1.15ドル)安くなった。
(12/26 日経)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ライオン
 香るデオドラントシリーズ「Ban」からボディ用汗ふきシート新発売

 ライオンは、香るデオドラントシリーズ「Ban」を2月12日より全国にて新発
売する。
 同社調べによると、女性が「自分のニオイ」を不安だと感じる意識は高くな
っており、制汗剤に対しては制汗・防臭効果と同様に「香りの良さ」も重視し
ていることなどがわかった。こうしたことを受け、今回汗のニオイをきちんと
抑えてピュアな香りが実感できる「Ban」 シリーズを新発売する。同シリーズ
のボディ用汗ふきシート“Ban リフレッシュシャワーシート”の主な特長は以
下のとおり。
 なお、このほかにスプレータイプ、ミストタイプ、ロールオンタイプ、ステ
ィックタイプ、足用スプレータイプも新発売される。
 “Ban リフレッシュシャワーシート”
 (1) リフレッシュウォーターをたっぷり配合。汗のベタつきやニオイをサッ
   パリふき取れ、清涼感が長続きする(清涼成分配合)
 (2) 新開発「ソフトメッシュシート」採用で、柔らかな肌あたり
 (3) シートは大きめサイズに変更。2つに切り分けて使えるミシン目入り
 (4) 好みで選べる「無香料」「せっけん」「フェアリーフローラル」「クリ
   アシトラス」の4つの香調をラインナップ
http://www.lion.co.jp/ja/company/press/2009/2009001.htm
(1/6)

┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
      http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521  FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
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NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.332
━━☆No.332☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■□◆              NONWOVENS  REVIEW  On-Line
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2009.01.26☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■海外水循環システム協議会/地球規模での水問題解決に向け「海外水循環シ
 ステム協議会」設立
■クレハ/製造力強化を図るための運動「クレハ・パワーファイブ」を実施
■クレハ/炭素繊維原糸と加工品製造設備を前倒し増強
■三菱レイヨン/アクリル繊維事業の構造改革に着手
■三菱レイヨン/「三菱麗陽(上海)管理有限公司」を設立
■旭化成/“レオナ”繊維事業の移管を発表
■昭和電工/カーボンナノチューブを使ったウエハー搬送容器用添加剤を開発
■倉茂電工/セーレンなどと共同で繊維製の導電ケーブルを開発
■新神戸電機/産業用リチウムイオン電池の事業化を推進
■エリーパワー/大型LiBを使った電力貯蔵システムの事業化を推進
■パナソニックエナジー/大阪市住之江区でLiB電池新工場の起工式
■三井化学/太陽電池事業を強化
■リンテック/太陽電池用バックシートをグローバルに生産拡大
■ユニチカ/離型性とぬれ性を両立させた離型フィルムを開発

■帝人ファイバー、スワニーアメリカコープ/再生可能なスキー手袋の開発と
 リサイクルを共同展開
■クラレ/「ランドセルは海を越えて」キャンペーンで使用済みランドセルを
 受付開始
■森林総合研究所/木材のリグニンを利用した強力接着剤を開発
■化繊協会/08年の化学繊維生産の概況(速報)を発表

<海外ニュース>
■豊田通商/ベトナムに現地法人設立 ほか

<製品開発>
■P&G/「パンパース」からテープ型・パンツ型を改良新発売
■ユニ・チャーム/“シルコット ウェットティッシュ 99.99%除菌”改良新
 発売

<催  事>
■日本バイリーン/2月25〜27日開催の「PV EXPO2009」に出展
■日衛連/09年新年賀詞交歓会を1月19日・メルパルク東京で開催
■ANNA/「ANEX2009」視察ツアー参加者募集

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■海外水循環システム協議会
 地球規模での水問題解決に向け「海外水循環システム協議会」設立

 地球規模での水問題の解決に向け、日本の優れた技術・ノウハウを結集する
「有限責任事業組合 海外水循環システム協議会」(理事長;桑原 洋(株)日立
製作所特別顧問)が設立された。
 同協議会には東レや東芝、日立製作所などを含む14社(1月16日現在)の関連
企業が参加し、官・学との連携を図りながら2014年 3月までの間、海外展開の
ための水循環システム運営事業の基盤確立に向け、
 (1) 市場調査・国際交流・政策提言
 (2) 技術開発・国内開発拠点の形成と運営によるトータルシステム競争力強
   化
 (3) モデル事業検証による運営管理ノウハウ蓄積
などの目的を達成すべく活動を展開する。今後さらに、旭化成ケミカルズや東
洋紡績、横河電機などを含む14社が参加を予定している。
 水問題が深刻化する世界で、水ビジネスの市場規模は2025年に 100兆円規模
ともいわれているが、これまで日本は優れた水処理技術を持ちながら管理運営
面での実績が少なく、欧州をはじめとする海外企業に先行されているのが実情
だった。
http://www.toray.co.jp/news/water/nr090116.html
(1/16)


■クレハ
 製造力強化を図るための運動「クレハ・パワーファイブ」を実施

 クレハは、08年度から取組む中期経営計画「中計GG」の達成に向け、1月よ
り製造力強化を図るための運動「クレハ・パワーファイブ」を、いわき事業所
内の5工場と国内グループ会社8社において実施する。期間は「中計GG」の実施
期間の12年度までを目途とする。
 パワーファイブの「パワー」は製造力を指し、@品質力、A購買・物流力、
B製造技術力、C生産企画力、D環境・安全力の 5つ「力」を意味し、「ファ
イブ」はこの 5つの「力」のほか、ビジネスユニットごとの品質・製造力を全
社統一評価基準で 5段階に格付けすることを意味する。半期ごとにこの評価基
準に基づいて評価を行い、顕彰制度を設ける。
  09年度には初期段階として生産革新の原点である「5S」(整理・整頓・清掃・
清潔・習慣)を徹底するほか、「整流化」を実施して高度なQCD(Quality Cost
Delivery)を目指す。各ビジネスユニットを 3段階で評価することから始め、
「整流化」が軌道にのる11年度からは 5段階で評価する。同社では運動の推進
組織として1月19日、「クレハ・パワーファイブ委員会」(委員長;取締役専務
執行役員 技術・研究本部長 重田昌友氏)を設置した。
 http://www.kureha.co.jp/topics/pdf/20090116_731.pdf
(1/16)


■クレハ
 炭素繊維原糸と加工品製造設備を前倒し増強

 クレハはピッチ系炭素繊維原糸とその加工製品の製造設備を、当初計画より
前倒しして稼働する。
 主に太陽電池用シリコンの製造に用いる熱処理炉の断熱材として需要が急増
していることに対応したもので、原糸についてはいわき工場の増強工事を完了
し21日から稼働させた。これにより生産能力は従来比 3割増の年1,450tとなっ
た。加工製品については2月から生産能力を2倍に引き上げて稼働する。
 同社では12年を目標に炭素繊維原糸の年産能力を現行比64%増の1,800tへと
引き上げる計画で、中国・上海や米国・ペンシルバニア州でも炭素繊維事業を
強化している。
(1/22 日刊工業)


■三菱レイヨン
 アクリル繊維事業の構造改革に着手

 三菱レイヨンはアクリル繊維事業で構造改革に乗り出す。
 同社はアクリル繊維生産では国内最大手だが、衣料向け用途はポリエスル素
材への転換が進んでおり、需要が急速に減退している。このアクリル関連の収
益が二年続けて赤字になる見通しで事業見直しが急務となっていた。
(1/19 日経産業)


■三菱レイヨン
 「三菱麗陽(上海)管理有限公司」を設立

 三菱レイヨンは、中国の同社グループ会社に対する管理統括機能の強化によ
るリスクマネジメントの推進、および同社グループ製品の中国向け販売効率化
のため、販売機能をもった管理統括会社「三菱麗陽(上海)管理有限公司」(代
表者;小林浩一 董事長兼総経理)を08年11月26日に設立した(営業開始は09
年3月を予定)。
 資本金は300万米ドル、09年の売上高は150億円を見込んでいる。今後この新
会社を中心に、中国内グループ会社のコンプライアンス経営を徹底していく考
え。 
 http://www.mrc.co.jp/press/p09/090115.html
(1/15)


■旭化成
 “レオナ”繊維事業の移管を発表

 旭化成グループは4月1日付で、旭化成ケミカルズのナイロン66“レオナ”繊
維事業を、旭化成せんいに移管すると発表した。工場立地は宮崎県延岡市(生
産能力3万2,000t/年)となる。
 同社グループでは同事業の効率化を図るため、05年 4月に旭化成せんいから
旭化成ケミカルズに移管し、旭化成ケミカルズのレオナ原料・樹脂事業と一体
運営を行ってきた。今後、同事業の更なる拡大・発展を図るためには、繊維の
技術的知見を活用した用途開発の強化・加速が不可欠となるのに加え、旭化成
せんいでは衣料分野から資材分野への事業ポートフォリオ転換を中期経営計画
の戦略の柱としており、タイヤコードやエアバックなど資材分野に特化してい
る同事業と、せんい事業との技術・マーケティング両面でのシナジー追求によ
り、今回の移管を決定した。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2008/ze090122.html
(1/22)


■昭和電工
 カーボンナノチューブを使ったウエハー搬送容器用添加剤を開発

 昭和電工は米化学会社のハイぺリオン(マサチューセッツ州)と提携し、シ
リコンウエハーの搬送容器製造で添加剤として使うカーボンナノチューブを開
発、2010年に量産化すると発表した。
 添加材はこれまで容器の導電性を高め、半導体製造工程での静電気の発生抑
制のために多量の添加が必要だったが、新開発の「VGCF-X」は添加量が従来の
約10分の1で済み、微細な成型加工も簡易になった。売上目標は15年に160億円
を見込んでいる。
(1/20 日経産業)


■倉茂電工
 セーレンなどと共同で繊維製の導電ケーブルを開発

 通信用ケーブル製造の倉茂電工(福井県越前市、田中利則社長)は福井大学、
福井県工業技術支援センター、繊維大手のセーレンなどと共同で、折り曲げる
力への耐性を従来品の約100倍に高めたケーブルを開発した。
 これまでの銅線に代わり、折り曲げたり引っ張ったりする力に強いアラミド
繊維を採用。繊維をきめ細かくほぐしたうえ、μm 単位で銅メッキ処理を施す
ことで密度を高め、しなやかさと導電性を両立させることに成功。ロボットア
ームや自動車のワイヤとしての需要を掘り起こし、 2年後をめどに量産化を目
指す。
(1/20 日経産業)


■新神戸電機
 産業用リチウムイオン電池の事業化を推進

 日立グループの新神戸電機は、同社の開発戦略製品である産業用リチウムイ
オン2次電池(LiB)の事業化を推進する。
 今春、数億円を投じて彦根事業所(滋賀県)に月産 2千個程度の極板試作ラ
インを増設し秋から稼働を開始、10年には量産を開始したい考えで、組み立て
を行う埼玉事業所(深谷市)への投資も検討する。
 同社の LiBは日産自動車の電気自動車(EV)やヤマハのスクーターなどで採用
実績を持つ。自動車用途の開発は日立ビーグルエンジーが引き継ぎ、いすず自
動車や三菱ふそうのハイブリッド車両に供給するほか、米GMも10年に年間10万
台以上の規模で投入予定のハイブリッド電気自動車向けを受注している。
 新神戸電機では今後、産業機械分野を狙う。すでにJR小海線のハイブリッド
ディーゼル車両に採用されているが、今後は鉛蓄電池で実績のあるフォークリ
フトやゴルフカート、工場内の搬送機などに照準を定め、EV用をベースに複数
の企業と開発を進めている。
(1/14 化学工業日報)


■エリーパワー
 大型LiBを使った電力貯蔵システムの事業化を推進

 慶應大学発ベンチャーのエリーパワーは、大型 LiBを使った電力貯蔵システ
ムの事業化を目指す。
 早ければ09年度末に川崎市で工場を稼働させ、年産20万セルの規模で量産を
開始する予定。同社はセルやモジュールだけでなく、電力貯蔵システムを供給
するビジネスモデルを考えており、産業分野やセキュリティー向けにシステム
提案を積極展開する方針。12年にも第 2期設備を稼働させて量産効果を追求し、
低価格化を目指す。
(1/22 化学工業日報)


■パナソニックエナジー
 大阪市住之江区でLiB電池新工場の起工式

 パナソニックエナジーは大阪市住之江区でリチウムイオン電池(LiB)新工場
の起工式を行った。
 総投資額は約 1,000億円で今秋10月に稼働し、11年10月のフル稼働時には月
産能力 5,000万個とする計画。式典には橋下徹大阪府知事や平松邦夫大阪市長
など関係者80人が出席。同社の野口直人社長は「課題の生産能力を新工場で拡
大し、顧客の期待に応える」と意気込みを示した。
(1/20 日刊工業)


■三井化学
 太陽電池事業を強化

 三井化学は子会社のフィルムメーカーである東セロと協力して太陽電池用バ
ックシートを開発する。
 同社では現中期経営計画(08〜11年)でエネルギー分野を重点事業の一つに
捉えており、東セロの持つガスバリヤー性の高いフィルムなどを用いて従来よ
り価格を約50%低減するのが目標。バックシートにはガスバリヤー性を持たせ
るためにアルミニウム材料が使われているが、これをアルミ材料に近い性能を
持つ東セロのフィルムに代替する。加えてアルミ箔を使用する際に必要な絶縁
処理をなくすなど、材料費の削減や工程の簡素化で低コスト化することを検討
している。
 太陽電池分野は国が普及のため低コスト化を後押ししているほか、国内最大
手のシャープもコスト半減に向けた取り組みを進めている。三井化学では11年
度に太陽電池メーカーへの採用を目指し、売上高を200億円にしたい構えだ。
(1/20 日刊工業)


■リンテック
 太陽電池用バックシートをグローバルに生産拡大

 リンテックは太陽電池用バックシートのグローバル供給体制を強化する。
 まず5月に三島工場(愛媛県)での改造を完了し、千葉工場(千葉県)と米国
子会社「マディコ」と合わせた総生産能力を倍増させる。これに続き10年をめ
どに米国でも増強を行い、総生産能力を3倍まで拡大する。
 他社に先行して安定供給体制を拡充するのが狙いで、とくに各社の増産や新
規参入が続く日本国内は、全設備を長期信頼性とコスト競争力を両立したフッ
素コート型シートの生産に充てる考え。
(1/23 化学工業日報)


■ユニチカ
 離型性とぬれ性を両立させた離型フィルムを開発

 ユニチカはフレキシブル回路基板(FPC)製造に好適な、新しい離型フィルム
を開発した。
 従来のシリコーンコートフィルムで懸念された被着体汚染の心配がなく、か
つフィルム上に水系コーティング剤などを積層することが可能となる。これは
ポリエステルフィルムに特殊ポリオレフィン系離型層を形成することで実現し
たもので耐熱性も高い。 FPCや接着フィルムの工程フィルムなど、中〜重程度
の剥離性が求められる分野で初年度3億円、3年後に10億円の販売を目指す。
http://www.unitika.co.jp/news/news-data/high_polymer-00194.html


■帝人ファイバー、スワニーアメリカコープ
 再生可能なスキー手袋の開発とリサイクルを共同展開

 帝人ファイバーとスワニーアメリカコープ(本社;米国ニューヨーク州)は、
再生可能なスキー手袋を共同開発し、リサイクルプログラムを展開していく。
 このスキー手袋は、帝人ファイバーの循環型リサイクルシステム「エコサー
クル」による再生ポリエステル素材を使用した防水透湿素材「エコストーム」
を採用したもので、スワニーアメリカの09−10年シーズン向け新商品として共
同開発された。今年 9月より米国・カナダ・欧州の小売店で世界初の再生可能
なスキー手袋“ECO-X”として販売を開始する。使用後に不要となったECO-Xは
スワニーアメリカを介して回収し、「エコサークル」によって再び新しいポリ
エステル繊維に再生される。今後両社はさらに環境に配慮した取り組みを強化
し、10-11年シーズンには3アイテムを加え展開していく予定。
 また、帝人ファイバーは 1月18〜20日にフランス・パリで開催される世界最
大のインナー素材展示会「アンテルフィリエール展」に初出展し、海外インナ
ー市場での売上拡大を目指す。同社の展開するインナー素材は、現在約30%が
海外向けだが、今回ケミカルリサイクル素材や高機能素材を紹介することで、
1〜2年後にはインナー素材全体に占める海外の売上比率を50%にまで引き上げ
たい考え。
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090120.html
(1/20)


■クラレ
 「ランドセルは海を越えて」キャンペーンで使用済みランドセルを受付開始

 クラレは、「ランドセルは海を越えて」キャンペーンの09年度ランドセルの
応募受付を1月20日より開始した。
 同キャンペーンは、使用済みのランドセルにノート・えんぴつ・ボールペン
・クレヨンなどの学用品を入れて、世界でもっとも物資が不足している国のひ
とつであるアフガニスタンやモンゴルの子供たちにプレゼントするという活動
で、ランドセル用素材として7割以上のシェアを占める人工皮革“クラリーノ”
を生産する同社が中心となり04年からスタートした。今年で 6年目を迎え、す
でに 5万個以上のランドセルが海外の子供たちにプレゼントされている。同社
では、ランドセルという身近なものを通して、ボランティアとリサイクルの両
面を日本の子どもたちに広く知ってもらいたいとしている。
http://www.kuraray.co.jp/release/2009/090119.html
(1/19)


■森林総合研究所
 木材のリグニンを利用した強力接着剤を開発

 森林総合研究所は、東京農工大学や長岡技術科学大学と共同で、木材などか
ら強力な接着剤を作る技術を開発した。
 木材に30%含まれるリグニンを低分子化した後、遺伝子組み換え微生物で発
酵させて6-ジカルボン酸(PDC)を生産し、これを材料に接着剤を作った。接着
力は従来のエポキシより3倍強く、金属などの接着に利用できる。またPDCはフ
ィルムの材料としても使える可能性がある。今後より効率的な生産方法や、新
用途の開発に取り組み実用化を目指す。
(1/23 日経産業)


■化繊協会
 08年の化学繊維生産の概況(速報)を発表

 日本化学繊維協会は、08年の化学繊維生産の概況(速報)を発表した。それ
によると、08年(年間)の化学繊維生産は107.1万t(前年比10.3%減)で、う
ち合成繊維は90.3万t(同12.7%減)、セルロース繊維は16.7万t(同5.6%増)
だった。主要品種の生産は以下の通りだが、下記以外ではビニロンS 、ポリプ
ロピレンSが健闘した。
 (1) ナイロンF;11.2万t(前年比3.9%減)。衣料用は減少基調が続き、産業
   資材用も自動車減産などの影響で伸び悩んだ
 (2) アクリルS;14.5万t(同38.7%減)。中国向け輸出の不振や毛布など建
   寝装用途の不振で前年を大きく下回った
 (3) ポリエステルF;24.4万t(同6.9%減)。衣料用途は婦人物などで需要不
   振に歯止めがからず、産業資材用も自動車の減産などで低調だった
 (4) ポリエステルS;19.1万t(同6.2%減)。紡績用および製綿用の不振が続
   き、不織布用も景気の後退で陰りが出てきた
 また,08年12月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)は、化学繊維生産が
7万4,063t(前年同月比25.3%減)、うち合成繊維生産は6万1,746t(同28.1%
減)だった。主要品種では、ナイロンF 8,984t(前年同月比11.1%減)、アク
リルS 5,872t(同67.1%減)、ポリエステルF 1万7,269t(同20.8%減)、ポ
リエステルS 1万2,757t(同27.3%減)だった。
 化学繊維在庫(生産者)は12万5,872t・前月比 3.5%増・前年同月比13.3%
増、うち合成繊維在庫は10万8,336t・前月比3.1%増・前年同月比9.7%の増だ
った。主要品種では、ナイロンF 1万6,644t(前月比13.3%増)、アクリルS 1万
5,416t(同1.9%増)、ポリエステルF 2万7,602t(同3.3%増)、ポリエステルS
 2万9,217t(同0.1%増)だった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/seizai/seizai2008.pdf
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/seizai/seizai0812.pdf
(1/21)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■豊田通商
 ベトナムに現地法人設立

 豊田通商はベトナムに現地法人を設立した。09年1月より外資100%の商社現
地法人の設立が可能になったことを受けたもので、このほど営業を開始した。
 この会社は「Toyota Tsusho Vietnam Company Limited(TTVN)」(本社
ハノイ市)。資本金は 300万ドルで豊田通商の全額出資、ホーチミン市にも支
店が設けられている。同社では04年からベトナムを非自動車分野強化のモデル
国と位置づけており、主な取り組みとして洗剤原料の輸入販売や日系企業の現
地進出支援などで12年には約1200億円の売り上げを目指す。
(11/19 化学工業日報)


■ファイバーウェブ社(英国)
 ザッカー・トラスト社が株式保有率を10%以上に増加

■クイツ社(フィンランド)
 需要激減により12月に閉鎖

■米国
 フィラデルフィアで、フィルトレーション2008インターナショナル・コンフ
ァレンス&エキシビションが行われ、参加企業が前年比10%増の 126社に。景
気低迷の中、ナノファイバーに好調の兆し

■欧州
 ポリプロピレン、ポリエステル価格の下落率がそれぞれ33%、15%となり、
市場が混乱


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■P&G
 「パンパース」からテープ型・パンツ型を改良新発売

 P&Gは、ベビー用紙おむつ「パンパース」 からテープ型の“さらさらコット
ンケア”(新生児、S、M、L)、パンツ型 の“やわらかコットンケアパンツ”
(M)を3月上旬より改良新発売する。
 肌へのやさしさにこだわった従来からの素材・機能に加え、「赤ちゃんのび
のび」をキーワードに各成長段階の赤ちゃんの体の変化や動きにより対応可能
な製品を展開する。商品の主な特長は以下の通り。
 “パンパース さらさらコットンケア”(テープ型)
 (1) サイド部分にストレッチ素材「2倍のびる*メッシュサイド」を採用し、
   授乳の前後でサイズが変わる赤ちゃんのお腹まわりや、活発な動きにも
   対応してのびのびと動きやすい(*伸ばす前との比較)
 (2) 「新生児用」「Sサイズ」で初めてサイドテープにストレッチ素材を採
   用。オムツ替え初心者のママ・パパでもつけやすい
 “パンパース やわらかコットンケアパンツ”(パンツ型)
 (1) 新素材を採用した「やわらかのびのびサイド」で、お腹まわりのゴム跡を
   防ぐやわらかさを実現
 (2) 従来どおりサイドは 2倍以上のびて、「ハイハイ」や「たっち」の時期
   もおむつ替えが簡単
http://jp.pg.com/news/2009_01/200901/20090120p05.htm
(1/20)


■ユニ・チャーム
 “シルコット ウェットティッシュ 99.99%除菌”改良新発売

 ユニ・チャームは「シルコット ウェットティッシュ」シリーズから高濃度
アルコール配合で目に見えないバイ菌までしっかり拭き取り除菌できる“シル
コット ウェットティッシュ 99.99%除菌”(本体/つめかえ用)を、3月3日か
ら全国にて改良新発売する。
 新型ウイルスなどさまざまな病原菌の流行に対する不安から消費者の衛生意
識が高まり、ウエットティッシュ市場では除菌タイプの商品が前年比 110%と
大きく成長している。同社では、しっかり除菌したいというユーザーのニーズ
に応え、高濃度のアルコールを配合して強力に除菌できる新製品を発売する。
 揮発性が高い高濃度アルコール配合タイプのウエットティッシュでは、中身
が乾燥しにくいボトルタイプの容器が多いが、同社では独自の新技術(パッキ
ンでフタのスキマを埋めてしっかり密封、個包装の取り出し口シールで本体容
器と個包装を一体化、底フタの突起で個包装を押し上げ、個包装と本体容器を
密着)により、使いやすいワンプッシュオープンのボックスタイプの容器に仕
上げた。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 高濃度アルコールでしっかり除菌。目に見えないバイ菌までしっかり素
   早く除去できる
 (2) 同社独自の新技術によるワンプッシュオープンのボックスタイプ容器で
   使いやすい
 (3) 置き場所を選ばないスタイリッシュなパッケージデザイン
http://www.unicharm.co.jp/company/news/2009/09jan-2.html
(1/22)

┏☆ 催  事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■日本バイリーン
 2月25〜27日開催の「PV EXPO2009」に出展

 日本バイリーンは2月25〜27日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイト(西
展示棟)で開催される「第2回国際 太陽電池展(PV EXPO2009)」に出展する。
 「クリーン・静電対策ゾーン」(ブースNo.PV9-8)において、「不織布が拓
く快適な未来。」をテーマに以下の製品などを展示・紹介する予定。
 (1) “電気とーる”;静電気除去&除塵。油汚れにもOK
 (2) 電磁波シールド材;薄くて軽量な柔軟素材で、優れた加工性を有する
http://www.vilene.co.jp/news/list/n563.htm
(1/19)


■日衛連
 09年新年賀詞交歓会を1月19日・メルパルク東京で開催

 日本衛生材料工業連合会は 1月19日、東京都港区のメルパルク東京において
「09年新年賀詞交歓会」を開催し、会員や業界関係者など約250名が参集した。
 年頭の挨拶で天田忠正会長(白十字椛纒\取締役社長)は「現在のような厳
しい経済状況にあっても、当連合会の扱う衛生材料・衛生用品は日常生活にな
くてはならない必需品であり、こうした製品を供給する社会的責任を強く自覚
し、従来にも増して事業継続のための努力が望まれる」と述べた。
 また、別室にて行われた記者会見では、
 (1) 「事業継続のための新型インフルエンザ対策ガイドライン」の策定
 (2) 広報活動の強化、消費者視点の自主基準の見直しと国際標準化への対応
 (3) 環境問題への取組みなどの活動
が報告されたほか、当日は表彰式および新春講演会もあわせて行われた。
(1/19)


■ANNA
  「ANEX2009」視察ツアー参加者募集

 日本不織布協会(ANNA)は5月20〜22日の3日間、上海インテックス・上海マ
ートで開催される「ANEX(アジア国際不織布産業総合展示会・会議)2009」視察
ツアーの参加者を募集している。
 同展示会は欧州のINDEX、米国のIDEAと並ぶ世界3大不織布展示会のひとつで、
ANEX09はアジアでは06年の東京開催以来 3年ぶりとなる。今回は世界の不織布
生産拠点・消費地区として注目される中国での開催となり、今後も拡大が見込
まれるアジアの、また欧米を含む世界の不織布関連の最新の実態や動向を把握
し、ビジネスチャンスの拡大も期待できる内容となっている。
 ツアーでは同展示会の視察とともに台湾最大の不織布メーカーの上海工場見
学のほか、 Aコースでは中国で有力な衛生関連不織布メーカー「北京大源不織
布有限公司」ほか現地関連の工場の視察も計画している。申込締切は4月17日。
 [問合せ先]
 潟Cンセンティブ/TEL 06-6543-8875(担当;村松・金田)
 http://www.anna.gr.jp/news/image/090116.pdf


┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
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URL : http://nonwovens-review.com/
      http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
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