NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.333
━━☆No.333☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆              NONWOVENS  REVIEW  On-Line
□■□              http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2009.02.02☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■政府/省エネ投資に優遇策
■東京ガスなど 6社/家庭用燃料電池の販売開始と普及に向けた共同宣言を発
 表
■帝人グループ/社長交代と高機能繊維事業グループの組織再編へ
■カネカ/新しい生分解性樹脂を量産
■出光興産/全固体型のリチウムイオン電池開発
■電力中央研究所/リチウムイオン電池の耐久性を向上
■第一工業製薬/新型リン酸鉄リチウムイオン電池を開発
■NTT/極薄で曲げ可能なリチウムイオン電池を開発
■福岡水素エネルギー戦略会議/研究会発足で中小やベンチャー企業の新規参
 入を支援
■三菱レイヨン/「横浜先端技術研究所」を新設
■チッソ/膜・フィルター事業参入に向けて専門組織立ち上げ
■エーゼット/生鮮品保存が3倍になるシートを開発しシャトルで実験
■ライオン/クッキングペーパー「リード」を1割増量
■サンゲツ/コントラクト向けの壁紙「2009-2011不燃認定壁紙 1000」を発表

<海外ニュース>
■米ダウ・ケミカル/ローム・アンド・ハースの買収を延期

<製品開発>
■ダイヤコーポレーション/光触媒で抗菌効果をもつふきんを発売
■日本バイリーン/バイリーン不織布接着芯地 “Jシリーズ”新発売
■ユニ・チャーム/環境にもやさしい「ムーニー」新生児用・Sサイズを改良
 新発売
■花王/“クイックルワイパーハンディ 伸び縮みタイプ”新発売
■ロート製薬/男性用“オキシー パーフェクトスキンケアシート”新発売
■P&G/「あいのり」限定パッケージの「ウィスパー」を新発売


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■政府
 省エネ投資に優遇策

 政府は企業の省エネルギー投資の全額を初年度に費用として一括計上し、税
負担を軽くできる新たな「即時全額償却制度」を今夏にも導入する。
 省エネ投資が工場などのエネルギー効率を年 1%以上高めることなどが条件。
省エネ性能の高い製品を作る設備にも即時償却を認めるなどにより、景気後退
で省エネ事業の見直しを迫られている企業の投資意欲を下支えするとともに、
日本企業のエネルギー効率を一段と高め、二酸化炭素(C02)の排出量を削減す
る効果も期待している。
(1/26 日経)


■東京ガスなど6社
 家庭用燃料電池の販売開始と普及に向けた共同宣言を発表

 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、新日本石油、アストモスエネル
ギーの6社は、家庭用燃料電池“エネファーム”(08年6月から統一名称)の販
売を09年度から世界に先駆けて順次開始する。これにともない、共同メッセー
ジ「エネファームで環境立国ニッポンへ」を掲げ、各社社長による共同宣言を
行った。今後6社は、国の見通しである2030年における累計250万台の普及に向
けた取り組みを進め、地球環境問題の改善に貢献する方針。
 エネファームは自宅で発電し、その際に発生する熱をお湯として利用するこ
とで、 1次エネルギー利用効率を70〜80%と高めている。大規模実証事業にお
ける実使用環境下においても高い省エネルギー、省 CO2効果を発揮することが
確認されており、 CO2削減に向け日本が今後重点的に取り組むべき21の技術を
選定した「Cool Earth−エネルギー革新技術計画」の一つにも選定され、今後
の普及が期待されている。
http://www.eneos.co.jp/company2/press/2008_2009/20090128_01_0940197.html
(1/28)


■帝人グループ
 社長交代と高機能繊維事業グループの組織再編へ

 帝人グループは4月1日付けでグループ会社社長交代を以下の通り内定した。
 (1) 帝人ファイバー(株);現 代表取締役社長の唐澤佳長氏が退任、後任に
   亀井範雄氏(現  帝人グループ専務執行役員高機能繊維事業グループ長 
   兼 帝人テクノプロダクツ(株)代表取締役社長)が就任
 (2) 帝人テクノプロダクツ(株);現 代表取締役社長の亀井範雄氏が退任、
   後任にEiso W.A. Alberda van Ekenstein氏(現 帝人グループ常務執行
   役員テイジン・アラミド B.V.社長)が就任
 (3) NI帝人商事(株);現 代表取締役社長の森田順二氏が退任、後任に北野
   弘氏(現 帝人グループ執行役員NI帝人商事(株)常務取締役 衣料繊維部
   門長 兼 衣料第3本部長)が就任
 さらに同日付では帝人の人事異動も行われる。
 また、同グループは03年の持株会社制導入以降、持株会社である帝人のもと
7つの事業体制によりグループ経営を行っているが、そのなかの1つである「高
機能繊維事業グループ」について、4月1日より「アラミド繊維事業グループ」
と「炭素繊維事業グループ」に分割し、以後、 8事業グループ体制で運営する
組織再編も発表した。これにより、現「高機能繊維事業グループ」は廃止する。
 「アラミド繊維事業グループ」については、帝人テクノプロダクツを中核事
業会社として、テイジン・アラミド社(Teijin Aramid B.V.)などグループ会
社13社で構成する。「炭素繊維事業グループ」は、東邦テナックスを中核事業
会社としてトーホウ・テナックス・ヨーロッパ社(Toho Tenax Europe GmbH)
などグループ会社 8社で構成する。帝人テクノプロダクツ、テイジン・アラミ
ド社、東邦テナックスの各子会社については、それぞれの親会社が所属する事
業グループに属する。
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090128_3.html
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090128_4.html
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090128_5.html
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090128_2.html
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090128_6.html
(1/28)


■カネカ
 新しい生分解性樹脂を量産

 カネカは、植物由来で耐熱性や加工性に優れる新たな生分解性樹脂の商業生
産を開始する。
 高砂工業所(兵庫県高砂市)に製造技術検証を兼ねた生産プラントを設置し
て、10年に稼働する。年産能力は1,000tで投資額は25億円。同社が開発した樹
脂 PBH(3-ヒドロシキ酪酸と3-ヒドロシキヘキサン酸の共重合ポリエステル)
は植物を主原料とし、微生物体内で発酵生産したポリマーを精製した生分解樹
脂。ポリプロピレンやポリエチレンに似た軟質性の半結晶樹脂をもち100〜120
℃と高い耐熱性を示す。耐加水分解性をもち通常の使用条件下では劣化しにく
いが、嫌気・好気いずれの環境下でも生分解しやすい。フィルムや発泡体、繊
維など多様な製品に加工でき射出成型も可能。PLA(ポリ乳酸)に比べ耐熱性、
生分解性、水蒸気バリア性に優れている。
 同社では樹脂ペレットと樹脂発泡体の供給を行う。まず農業用マルチフィル
ムの実用化に向けフィルムメーカー 2社へ材料供給を始める。4〜5年後には年
産1万t、10年後には同5万tに増強、売上高 100億円以上の事業に育てたい意向。
(1/26 日刊工業)


■出光興産
 全固体型のリチウムイオン電池開発

 出光興産は、固体材料だけでリチウムイオン電池を作ることに成功した。
 固体材料と正極の接合部を混ぜることなどで通常の可燃性液体材料を不要に
したもので、出力も従来並みを確保した。電池や電子機器のメーカーを悩ませ
てきた発火や液漏れの問題を克服できるとして量産技術の開発を急ぎ、10年度
をめどに事業化したい考え。
(1/29 日経産業)
 

■電力中央研究所
 リチウムイオン電池の耐久性を向上

 電力中央研究所は、発火の危険がなく安全性の高い新型リチウムイオン電池
の耐久性を高めることに成功した。
 イオン液体は電導性が高く電解液としての性質をもつ一方、燃えにくいので
安全な電池を実現するための利用が期待されているが、充電と放電を繰り返す
と劣化して性能をうまく発揮できない問題があった。このため研究チームは、
イミダゾリウムとピラゾリウムを主成分とするイオン液体を作製し電解液に採
用した。リチウム電池で一般的なコバルト酸リチウムの正極、グラスファイト
の負極の間にはさんで電池を試作したところ、 300回充電と放電を繰り返して
も安定して電流が流れることを確認した。イオン液体を使った電池の耐久時間
としては世界最高レベルという。
(1/26 日経産業)


■第一工業製薬
 新型リン酸鉄リチウムイオン電池を開発

 第一工業製薬グループのエレクセルは、正極にリン酸鉄リチウム(LFP)を用
いたより安全で低コストなリン酸鉄リチウムイオン電池の開発に成功しサンプ
ル出荷に着手した。
 今回新開発したリチウムイオン電池の正極には、従来のコバルト系と比較し
て原理的に安全で潜在的に安価な材料であるリン酸鉄リチウム(LFP)を使用し
た。この新型リチウムイオン電池は大電流充放電特性に優れ、小容量プロトタ
イプ電池では5Cの電流レート(定格容量すべてを12分間で完全充電−完全放電
する、DOD100%)試験において 5,000サイクル後でも初期容量の80%以上を保
持した。さらに試作した中容量プロトタイプ電池(放電容量6Ah)の安全性試験
では、満充電状態からの釘刺し試験や過充電試験においても破裂や発火などは
起らず、高い安全性を確認している。
http://f01-022.204.fs-user.net/j/topics/pdf/20090126.pdf
(1/27)


■NTT
 極薄で曲げ可能なリチウムイオン電池を開発

 NTTは、薄くて曲がるフィルム状のリチウムイオン電池を開発した。
 薄型タイプでの性能は世界一で、商品管理に使う電子タグや電子ペーパー向
けの電源として実用化をめざす。
 今回試作した電池は12mm角で厚さは100分の6mm。リチウムやコバルトの化合
物を薄く重ねた構造で、1時間の充電で電圧3.8V、1cm2当たり0.3mAの電流を 1
時間流せる。NTTは今回試作した電池の4倍以上の性能を目標に、今後さらに改
良を加え実用化をめざす。
(1/26 日経)


■福岡水素エネルギー戦略会議
 研究会発足で中小やベンチャー企業の新規参入を支援

 福岡水素エネルギー戦略会議(福岡市博多区、羽矢惇会長=新日鉄エンジニ
アリング社長)は、中小企業やベンチャーなどの企業が家庭用燃料電池の補機
(周辺機器)分野に新規参入することを後押しするため、「補機研究会」を28
日にも発足する。
 会では新規参入を目指す企業を育成するため、セミナーによる情報提供や産
学官コーディネーターによる技術導入などを実施し、水素エネルギー産業の育
成・集積を加速させたい構え。
(1/27 日刊工業)


■三菱レイヨン
 「横浜先端技術研究所」を新設

 三菱レイヨンは2月1日、横浜事業所内に「横浜先端技術研究所」(所長;古
林祥正氏)を新設し、電子、光学材料およびライフサイエンス分野の新技術、
新事業創出拠点として研究棟のほか大型クリーンルームや試作開発機能強化の
ための実験棟を併設する。
 延床面積は約8,000m2の地上6階建てで、新研究棟には床面を含めたすべての
外周面の断熱構造化や、超省エネ型照明機器類の採用など最新の省エネ技術や
温室効果ガス削減技術を取り入れたほか、人工軽量土壌を使用した屋上緑化な
ど、環境にも配慮した設計となっている。 
 新研究所には現横浜技術研究所のバイオケミカルズ研究グループ、バイオデ
バイス研究グループ、先端機能材料研究グループなどに加え、東京技術・情報
センターの開発機能も順次移設・統合し、研究開発力の強化をめざす。今後は
要素技術であるバイオ技術、モノマー合成、高分子重合、高分子精密賦形技術
をベースに、全社の研究所と連携しながら、新素材新事業の創出を加速させる。
http://www.mrc.co.jp/press/p09/090128.html
(1/28)


■チッソ
 膜・フィルター事業参入に向けて専門組織立ち上げ

 チッソは、不織布やポリプロピレン(PP)などで培った技術を結集して膜・
フィルター事業に参入することを決定した。
 五井製造所には研究組織を、本社内にはマーケティング組織を設置するなど
専門組織を立ち上げており、新たなビジネスとして育成を図る。まずは同社が
知見をもつ液晶分野に照準を当て、コンタミなどの除去に用いるフィルターの
精度向上を図るとともに、高機能フィルターとして他メーカーへの採用を目指
す。将来的には環境・エネルギー事業として市場の掘り起こしも狙う方針で、
組織の拡充も行っていく。
(11/29 化学工業日報)


■エーゼット
 生鮮品保存が3倍になるシートを開発しシャトルで実験

 医療機器製造のエーゼット(本社・仙台市)と東北大学の河野雅弘教授の研
究グループは、生鮮品を通常の3倍の期間保存できるシートを開発した。
 このシートは天然糖質のトレハロースやミネラルなどの合成部分を塗布した
不織布で、生鮮品を包むと腐敗菌の増殖や酸化を抑えられる。 2月に米スペー
スシャトルに搭乗する若田光一さんが、このシートに包んだリンゴを宇宙に持
参して実験をする。またこの宇宙実験と並行して、電機メーカーなどに生鮮品
を手軽に長期保存できる製品の開発を呼びかけていく。
(1/28 日経)
 

■ライオン
 クッキングペーパー「リード」を1割増量

 ライオンは 3月からクッキングペーパー「リード」について、出荷価格を据
え置いたまま枚数を増やす実質値下げを実施する。
 4月出荷までの期間限定で、1枚当たりの下げ幅は 1割程度。同時に今年のリ
ードの広告宣伝費を前年比 5割増やす。景気後退にともない外食を控え自宅で
料理する人が増えており、割安感を前面に拡販する。
(1/29 日経産業)


■サンゲツ
 コントラクト向けの壁紙「2009-2011不燃認定壁紙 1000」を発表

 サンゲツは、商業施設やオフィスビル、医療・福祉施設など内装仕上げに不
燃性能が求められる物件において、法定不燃石膏ボードに直貼りして不燃認定
を取得できる壁紙のみを収録した見本帳「2009-2011不燃認定壁紙 1000」を 1
月28日に発表、同時に収録商品を全国一斉に発売した。
 今回の収録点数は270点で、1月14日発売の総合壁装材「エクセレクト」見本
帳から抜粋して編集しており、全点シックハウス規制で最上位の「F☆☆☆☆
認定品」となっている。豊富なデザインに加え、汚れが落ちやすく高い表面強
度と抗菌性を持つ「フィルム汚れ防止」や、引っ掻きキズや衝撃に強い「スー
パー耐久性」、消臭・抗菌機能を持つ「ルームエアー」など多様な機能性を兼
ね備えた高付加価値商品を収録した。同見本帳は同社ショールームのほか、設
計事務所や建設会社、工務店、内装工事店などで閲覧できる。
http://www.sangetsu.co.jp/pdf/pr/6266.pdf
(1/26)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■米ダウ・ケミカル
 ローム・アンド・ハースの買収を延期

 米化学大手のダウ・ケミカルは27日、ローム・アンド・ハース(R&H)の買
収を延期することを明らかにした。
 金融不況に加え、クウェートのペトロケミカルズ・インダストリーズ・カン
パニー(PIC)による土壇場での合弁契約の不履行が決定的な要因となった。
 一方R&Hでは買収の履行を求めてデラウェア州の裁判所にダウを訴え、事態
は深刻化の様相を見せはじめている。ダウ・ケミカルは基本的な戦略に変更は
ないとしているが、R&Hの買収が不可能になれば、機能性製品事業へのシフト
をどう進めていくかの戦略の練り直しを迫られる。
 ダウ・ケミカルによるR&Hの買収は連邦取引委員会(FTC)の承認によって買
収のすべての条件が整い、条件が満たされた 2日後の27日が買収実行の期限に
なっていた。ダウ社は08年12月末に PICとの合弁会社の設立ができなくなった
時点でR&Hを買収するための複数の方法を探り、現在でもこのための努力を続
けてはいるが、現在の環境下では実行できないと判断した。
(1/28 化学工業日報)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ダイヤコーポレーション
 光触媒で抗菌効果をもつふきんを発売

 ダイヤコーポレーション(東京都中野区)では光触媒の働きで抗菌、消臭効
果を発揮する“ダイヤ光触媒ふきん”を発売した。
 太陽光や蛍光灯などの光が当たると光触媒の働きで表面に強力な酸化力がう
まれ、有機化合物や最近などの有害物質を分解して清潔さを保つとともに、肉
や魚などの腐敗臭を消臭する効果もある。
 素材は吸水性の高いレーヨンとポリエステル。パイル状に編み込んだことで
毛抜けが少ない。価格は577円。
(1/26 日経MJ)


■日本バイリーン
 バイリーン不織布接着芯地 “Jシリーズ”新発売

 日本バイリーンでは、不織布接着芯地のコストメリットを最大限に活かした
“Jシリーズ”を新発売する。シリーズ全体で09年度300万m、 3年後には1,000
万mの販売を見込む。
 同シリーズは国産としての安定品質、ユーザー段階での芯地選定と縫製のし
やすさを維持しながらアパレルユーザーのコスト削減を目指し、一般的に使用
されている織物タイプの接着芯地よりも20〜40%以上の大幅なコスト削減が期
待できる(同社比)。“J-300”(4品種;ジャケットからブラウス素材向け芯
地。薄手〜中肉素材対応)、“J-700”(5品種;ジャケット・ブルゾン中肉素
材向け芯地。中肉〜厚手素材対応)、“J-900”(コート・ジャケット紡毛素材
向け芯地。中肉〜厚手素材対応)のシリーズ編成で、いずれも芯地としての必
要機能(可縫性、補強・成形性、保形性)と、表素材との相性によるやわらか
な風合いを有し、アパレルユーザーの品質向上に応える製品となっている。
 同社では今回の新製品をはじめ、高機能中綿・エアパックなどをユーザーに
紹介する「09〜10秋冬バイリーンプレゼンテーション」を企画し、東京・名古
屋・岐阜ほかで展開する予定。
http://www.vilene.co.jp/news/list/n583.htm
(1/28)


■ユニ・チャーム
 環境にもやさしい「ムーニー」新生児用・Sサイズを改良新発売

 ユニ・チャームはベビー用紙オムツ「ムーニー」の“生まれたて仕立て(新
生児用)”と“ねんね仕立て(Sサイズ)”を、赤ちゃんの成長段階に合わせて
新改良し、2月中旬から全国にて順次発売する。
 赤ちゃんの肌は非常にデリケートで、皮下組織がクッションのように分厚い
反面、外気や衣類に接する表皮の角質層が成人の約半分しかない。そのため同
社では肌へのやさしさを重視し、空気の力を利用して繊維をからめるエアジェ
ット製法により、ふわふわの肌着のような風合いを実現した新開発「ふわり〜
ウェーブ」をトップシートに採用した。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 新開発不織布「ふわり〜ウェーブシート」をトップシートに採用。 3回
   目のおしっこでも、紙オムツ表面の吸収速度は今までより約 2倍、リウ
   ェット(肌への尿戻り)量も約4割減少し、デリケートなお肌にも安心
 (2) 「安心スリム吸収体」採用で吸収力を維持したまま、約 3割のスリム化
   を実現。携帯に便利で、使用後のゴミの量も削減できる
 また、同社では大人用排泄ケア用品「ライフリー」から“ライフリー ズボ
ンを脱がずに交換 リハビリパンツ”などを対象商品としたプレゼントキャン
ペーン“ライフリー「生きることが、リハビリ。」応援キャンペーン!”を、
3月1日〜5月31日の期間に実施する。対象商品についているバーコード1枚で応
募すると、全国銘柄米、ハウスクリーニングなどの賞品が抽選で合計 830名に
当たる。 
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(1/27、29)


■花王
 “クイックルワイパーハンディ 伸び縮みタイプ”新発売

 花王は「クイックルワイパーハンディ」シリーズから、“クイックルワイパ
ーハンディ 伸び縮みタイプ”を4月4日より新発売する。
 柄の部分が自由自在に伸び縮みして、高い所や家具の隙間の奥など手の届か
ない所もラクに楽しく掃除をしたいというニーズに応える新商品。これひとつ
で家中のいろいろな場所をラクな姿勢で掃除できるユニバーサルデザインとな
っている。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 柄の部分が最短46cmから最長95cmまで伸び縮みして好みの長さで止めら
   れるため、手元から遠い所まで自由自在に掃除できる
 (2) ボタン操作ひとつで先端が 3段階に曲がり、見えない所にも確実にフィ
   ットしてホコリをしっかりとキャッチ
 (3) 折りたたむとわずか25.5cmでコンパクトに収納できる
 (4) 立体起毛構造でボリュームたっぷりの「ふわふわキャッチャー」が 360
   度全面で花粉・ホコリ・微細なハウスダストまでしっかりキャッチして
   逃さない
http://www.kao.co.jp/corp/news/2009/1/n20090126-02fhc.html
(1/26)


■ロート製薬
 男性用“オキシー パーフェクトスキンケアシート”新発売

 ロート製薬は男性用化粧品ブランド「オキシー」から、ふき取りシート“オ
キシー パーフェクトスキンケアシート”を新発売する。
 同ブランドでは、このほかに濃密な泡の洗顔料(新発売)のほか、薬用化粧
水とカラダ用ローション(パッケージリニューアル)も発売する。商品の主な
特長は以下の通り。
 (1) 薬用成分(サリチル酸)配合で、ニキビもしっかり予防
 (2) 「皮脂吸着パウダー」が皮脂やテカリを抑えてすっきりサラサラ肌に仕
   上げる
 (3) 汗や皮脂汚れをふき取りやすい大判シートを採用
http://www.rohto.co.jp/comp/news/?n=r090127
 (1/27)


■P&G
 「あいのり」限定パッケージの「ウィスパー」を新発売

 P&Gは生理用ナプキン「ウィスパー」において,人気TV番組の恋愛バラエテ
ィー「あいのり」(フジテレビ系、毎週月曜夜11時より放送)限定パッケージ
を新発売する(多い日安心ガード、座るときガード、朝までガード、パンティ
ライナーのすべすべコットンシート〈無香料・清潔なせっけんの香り〉)。
 「番組に出演するメンバーや視聴者に恋愛や生活を楽しんでほしい」という
同番組と、「生理期間中も仕事や恋愛など、普段通り過ごせるよう女性の生活
をサポートしたい」というウィスパーのコンセプトが合致し、今回のコラボレ
ーションが実現した。
 今回のコラボ企画に合わせ、 1月24日〜11月30日の期間にウィスパーオリジ
ナル・あいのりナプキンポーチを抽選で合計 2,000名にプレゼントするキャン
ぺーンも実施する。
http://www.happywhisper.com/ainori/index.html
(1/26)

┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
      http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521  FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.334
━━☆No.334☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆              NONWOVENS  REVIEW  On-Line
□■□              http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2009.02.09☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■日本政府/「環境関連」関税の軽減を促す物品リストをWTOに提案
■日本自動車工業会/08年の年間生産・輸出台数を発表―生産は 7年振りのマ
 イナス
■九州大学、日本バイリーン/シリカナノファイバーの製造技術を共同開発へ
■オルガノ/ユニット型膜浄水システムを拡販
■東リ/エコマーク認定タイルカーペットを新発売
■日鉄コンポジット/炭素繊維を使い作業簡素化したコンクリート補強の新工
 法を開発
■P&G/乳児用高級紙おむつ“パンパース プレミアムケア”の販売を開始
■日本板硝子/ガラス繊維を用いた3次元担体の試験販売を開始
■ダイニック/3月1日付けで人事異動を発表
■化繊協会/08年内外の化学繊維生産動向を発表
■不織布統計/生産量は昨年12月に14.2%減、年間では1.3%減へ
■ユニ・チャーム/ライフリー『生きることが、リハビリ。』応援キャンペー
 ンを実施
■ANNA/小冊子「不織布ってどんなもの!?」を発刊

<製品開発>
■ホームストレージ研究所/家庭備蓄用抗ウイルスマスク“SURIVON”を発売
■白元/会話が楽な医療用マスク“スーパーガードプロ N95マスク”

<催  事>
■ANNA/「衛生部会分科会」を2月27日大阪で開催


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本政府
 「環境関連」関税の軽減を促す物品リストをWTOに提案

 政府は環境対策に関連する物品の貿易自由化に向け、世界貿易機関(WTO)多
角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)に独自案を提出する方針を固めた。
 31日にスイスのダボスで開かれる WTO非公式閣僚会合で、二階俊博経済産業
相が近日中に提出する意向を表明する。 2月中旬をめどに日本として関税の撤
廃・削減が重要とみている環境物品の品目リストをまとめる。主な物品は次世
代自動車(乗用車・トラック)や家庭用燃料電池、太陽電池、リチウムイオン
電池、風力発電機、天井用や壁掛け用の LED照明など10数品目。外務、財務、
環境各省などと調整して詰める。政府は関税の大幅下げや撤廃の必要性を主張
する方針で、具体的な税率は提示せず交渉に委ねる。この背景には国内メーカ
ーが競争力のある環境分野で輸出促進が見込めるうえ、地球温暖化問題で積極
姿勢も示せるという事情がある。
(1/31 日経)


■日本自動車工業会
 08年の年間生産・輸出台数を発表―生産は7年振りのマイナス

 日本自動車工業会は08年の年間自動車生産・輸出台数を発表した。
 それによると、08年の四輪車生産台数は 1,156万3,629台で、前年の1,159万
6,327台に比べ3万2,698台・0.3%の減少となり、7年ぶりのマイナスとなった。
このうち乗用車は991万6,149台(前年比0.3%減)で5年ぶりのマイナス、トラ
ックは150万8,378台(同1.9%減)で 5年連続のマイナス、バスは13万9,102台
(同22.4%増)で4年連続のプラスとなった。
 また08年の国内需要は508万2,235台で前年に比べ5.1%の減少、4年連続のマ
イナスとなった。このうち乗用車は422万7,643台で前年比 3.9%の減少、トラ
ックは83万9,259台で同10.5%の減少、バスは1万5,333台で同1.8%の減少だっ
た。
 一方、08年四輪車輸出台数は672万7,091台で、前年の654万9,940台に比べる
と17万7,151台・2.7%の増となり、 7年連続の増加となった。車種別には、乗
用車 591万5,429台で1.8%増(10万3,470台増)、トラック65万8,218台で 6.8%
増(4万1,768台増)、バス 15万3,444台で 26.3%増(3万1,913台増)だった。こ
のうちノック・ダウン方式の輸出は、乗用車 18万3,874台(前年比8.4%増)、
トラック 25万7,353台(同13.1%増)、バス 1万1,428台(同6.4%減)で合計 45
万2,655台(同10.5%増)となった。
 輸出金額は車両分 1,276億6,577万ドル、部品分 334億7,562万ドルで、総額
1,611億4,139万ドルとなり、前年の1,500億9,621万ドルに対して、110億4,518
万ドル・7.4%増だった。車種別の構成比をみると、乗用車 87.9%(前年88.7
%)、トラック 9.8%(同9.4%)、バス 2.3%(同1.9%)となった。生産に占め
る輸出の割合は、1,156万3,629台の生産に対し58.2%(前年56.5%)となった。
 なお、08年12月の四輪車生産台数は72万5,552台で、前年同月の96万9,457台
に比べ24万3,905台・25.2%の減少となり、3ヵ月連続で前年同月を下回った。
乗用車の生産は62万5,921台で前年同月比25.1%の減少となり、3ヵ月連続のマ
イナス、トラックは 8万9,023台で同27.8%の減少となり、3カ月連続のマイナ
ス、バスは1万608台で同0.7%の増加となり、3カ月ぶりのプラスとなった。12
月の国内需要は30万6,319台で、前年同月比16.7%の減少となった。
 さらに、12月の輸出台数は42万2,077台で、前年同月の63万5,753台に比べる
と21万3,676台・33.6%の減少となり、3ヵ月連続で前年同月を下回った。車種
別内訳は、乗用車 36万6,745台 (内KD車 9,786台) 前年同月比 19万8,005台・
35.1%減、トラック 4万3,158台 (内KD車19,430台)同1万5,283台・26.2%減、
バス 12,174台 (内KD車531台) 同388台・3.1%減だった。輸出金額は、車両分
75億864万ドル、部品分 20億3,988万ドルの総額95億4,852万ドルとなり、前年
同月の145億5,231万ドルに比べると50億379万ドル・34.4%の減少となった。
http://www.jama.or.jp/stats/product/20090130.html
http://www.jama.or.jp/stats/export/20090130.html
(1/30)


■九州大学、日本バイリーン
 シリカナノファイバーの製造技術を共同開発へ

 九州大学大学院・工学研究院化学工業部門の境慎司助教、川上幸衛教授らの
グループは、福岡県工業技術センター生物食品研究所と静電紡糸法によるシリ
カナノファイバーの製造技術を開発した。
 このプロセスを用いて、シリカ単独あるいはシリカを含有する直径数 100nm
から数μm のファイバーからなる不織布を作成した。無機材料であるシリカ繊
維は、一般的な有機高分子と比較して熱的、化学的にきわめて安定であるため、
ファイバーをナノスケールまで微小化することによって、巨大な比表面積を生
かした動物細胞培養担体や触媒固定化担体としての新たな用途開発が期待でき
る。今後、独自のシリカナノファイバー製造技術を有する日本バイリーンが中
心となり、同社のナノファイバー技術に九州大学グループの知見を応用して、
バイオ利用可能なナノファイバー不織布の量産化技術の開発を加速する。
(2/4 化学工業日報)


■オルガノ
 ユニット型膜浄水システムを拡販

 オルガノは、ユニット型膜浄水システムの販売を強化する。
 同社は小型で短納期が特徴の標準品“オルファイン”シリーズで、これまで
に水道施設に多数の納入実績をもっている。日本最大のユニット型膜浄水シス
テムを納入した鳥取市の江山浄水場で現在試運転中で、 4月にも本格稼働する
予定。従来の高度処理施設の更新を中心に、地方自治体向けに提案していく。
また、膜メーカーとの技術提携をいっそう強め、海外展開も目指す。
(2/4 化学工業日報)


■東リ
 エコマーク認定タイルカーペットを新発売

 東リは、「東リ タイルカーペット」の4品目においてエコマーク認定商品を
2月5日より新発売した。
 今回新たに発売したのは 4柄38アイテムのタイルカーペットで、既存商品の
バッキング材の一部にリサイクルシートを使用し、再生材料比率25%(重量比)
を実現させた。これにより、東リ タイルカーペットにおけるエコマーク認定
商品は、従来品も含めて全 5種6柄110アイテムとなった。防汚・制電・防炎と
いった高い機能性も兼ね備えていることから、同社では多様化する用途の中で
安心と快適さを併せ持つ空間づくりに活用できると見込んでいる。
 タイルカーペット市場は大都市圏を中心としたオフィスの新築・リニューア
ル需要をベースとしながらも、商業施設から各種施設へと用途が広がりつつあ
り、近年では環境に配慮した商品を求められるケースが増加しているという。
(2/5)
 

■日鉄コンポジット
 炭素繊維を使い作業簡素化したコンクリート補強の新工法を開発
 
 日鉄コンポジット(東京中央区・平澤渉社長)はコンクリート構造物の補強新
工法の普及促進へ力を注ぐ。
 同工法は繊維強化プラスチック(FRP)加工した炭素繊維シートを施工現場で貼
り付けるもので、従来の連続繊維シート工法などに比べ作業を大幅に簡略化でき
るのが特徴。現在、同社姫路工場で成型ラインの増強に取り掛かっており、年内
をめどに量産体制を整える計画。能力増強を機に用途開拓を加速、当面年間 5万
m2の販売を目指す。
(2/2 化学工業日報)
 

■P&G
 乳児用高級紙おむつ“パンパース プレミアムケア”の販売を開始

 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)は、乳児用の高級紙お
むつの販売を他社に先駆けて開始、需要開拓へと乗り出す。
 新商品“パンパース プレミアムケア”は生後1ヵ月未満の新生児用と5ヵ月
程度までの乳児が使うSサイズを用意。店頭実勢価格はいずれも1,980円前後。
吸収体の表面にメッシュ状のシートをかぶせ、尿と便が混ざると紙おむつのな
かがアルカリ性になり肌を刺激しやすいが、同商品は赤ちゃんのお尻が便に触
れるのを防ぎ、かぶれにくくなる。胴回り部分も通気性を高め、紙おむつが蒸
れにくくなっている。1枚当たりの価格は通常品より6割程度高め。景気悪化で
消費者心理は冷え込んでいるが、少子化にともなって育児用品の品質を重視す
る人は一定数いると判断。販路は育児用品店の赤ちゃん本舗とベビザラス、通
信販売に限定。半年後には乳幼児おむつ市場で20%のシェアを獲得したい構え。
(1/19 日経MJ)
 

■日本板硝子
 ガラス繊維を用いた3次元担体の試験販売を開始

 日本板硝子は3次元細胞培養用にガラス繊維担体の試験販売を開始する。
 同社はベンチャー企業のバイオス医科学研究所(本社神奈川県平塚市)と共同
で、ガラス繊維製の“3Dセルキャリア”を開発した。素材はホウ珪酸ガラスで、
繊維径は約300μm、長さは300μmから 1mm。独自の成型加工技術と焼成技術を駆
使して接着剤を使わずに繊維同士を点接着させるとともに、空孔を維持すること
に成功した。
(2/2 化学工業日報)
http://www.nsg.co.jp/press/2009/0202.html


■ダイニック
 3月1日付けで人事異動を発表

 ダイニックは3月1日付けで下記人事異動(部長クラス以上)を実施する。カ
ッコ内は旧役職(敬称略)。
・情報関連事業統括(情報関連事業統括兼第二事業部長)取締役 公文 弘
・第二事業部長兼情報関連販売第1グループ長(名古屋支社営業所長)河野秀昭
・名古屋支社営業所長(第二事業部市場開拓販売グループ)佐々木克己
(1/26)
http://www.dynic.co.jp/ir/press/090126/jinji.pdf


■化繊協会
 08年内外の化学繊維生産動向を発表

 日本化学繊維協会は08年内外の化学繊維生産動向を発表した。それによると
世界の主要繊維生産(推定)は前年比 5%減の6,510万tで05年以来の減少とな
り、綿は8%減、化学繊維は3%減となった。
 化学繊維生産は前年比3%減の3,960万t、うち合繊(オレフィン繊維を除く)
は3%減の3,680万t、セルロース繊維(アセテートトウを除く)は 8%減の279
万tとなり、レーヨンブームは終了して7年ぶりに減少した。化学繊維の 3.3%
減は、世界的に景気が停滞した1982年の6.7%減以来の大きな落ち込みとなり、
国・地域ごとに差はあるものの、総じて8月以降に落ち込みが加速した。
 主要国・地域別に化学繊維生産をみると、14年連続で前年比 2桁増を続けて
いた中国は前年比2%増にとどまった。インドは 8%減で3年ぶりの生産減、ま
た今回 2桁減となった日本・台湾・米国・西欧の各地域では、00年以降生産減
を続けていたが、08年は減産幅がさらに拡大した。主要品種別では、ポリエス
テルはフィラメント1,850万t(前年比0.4%減)、ステープル1,210万t(同1.5
%減)だった。現状の推定ではフィラメント、ステープルをあわせると 0.8%
の微減となるが、ポリエステルが減少するのは1982年以来のこととなる。ナイ
ロンは360万t(同9%減)でフィラメント、ステープルともに減少となった。近
年は400万t前後で横ばいを続けていたが、94年以来の360万t台に減少した。ア
クリルSは202万t(同18%減)で、他素材との競合激化もあり、主要品種では最
大の落ち込みを見せた。セルロース繊維はフィラメント、ステープルともに減
少し、全体では8%減の279万tだった。
 他方、08年の日本の化学繊維生産は107万t(速報値。オレフィン、アセテー
トトウを含む)・前年比10%減だった。合繊が減少した一方でセルロース繊維
は増加となったが、化繊生産が前年比 2桁減となるのは、1975年以来のことと
なる。合成繊維の生産は90万t(同13%減)・8年連続の減少で、1969年以来の
100万t割れとなった。ポリプロピレンSが微増、ビニロンSがほぼ横ばいとなっ
たほかは、主要品種が軒並み減少し、アクリルは中国向け輸出の減少等から39
%と大幅減となった。セルロース繊維の生産は16.7万t(同6%増)、レーヨン
Sは5%減で3年ぶりの減少。輸出の好調でアセテートS(トウ)が15%増の9.8万
tで過去最高の生産となった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/doko/doko2008.pdf
(1/29)


■不織布統計
 生産量は昨年12月に14.2%減、年間では1.3%減へ

 経済産業省は 1月30日「繊維・生活用品統計速報(12月分)」を発表したが、
それによるとわが国の不織布生産量は経済環境の急速な悪化を反映し微減なが
らもマイナス成長に転じたことがわかった。
 2008年不織布生産量は33万8,540tで対前年比 1.3%減の98.7%となり、出荷
量は32万5,925tで99.2%、在庫は2万1,739tで106.3%となったが、これは昨年
後半の経済変動が要因であり、12月分だけでみると生産は 2万5,178tで13.5%
の減、出荷も2万4,387tで14.2%の減と2桁のマイナスを記録している。成長産
業と言われてきたわが国の不織布産業も米国発“世界同時不況”の影響から免
れることはできなかったわけで、輸出が大幅減少となった自動車産業向けを中
心とする需要縮小が直撃した格好となった。
(2/6)


■ユニ・チャーム
 ライフリー『生きることが、リハビリ。』応援キャンペーンを実施

 ユニ・チャームは大人用排泄ケア用品「ライフリー」から “ライフリー ズ
ボンを脱がずに交換 リハビリパンツ”“ライフリー リハビリパンツ”などを
対象商品としたプレゼントキャンペーン「ライフリー『生きることが、リハビ
リ。』応援キャンペーン!」を3月1日から実施する。 
 08年秋、同社は座れる方のトイレ排泄を応援する大人用紙パンツ“ライフリ
ー ズボンを脱がずに交換 リハビリパンツ”を新発売し、これを機に「ライフ
リー」のブランドメッセージを「生きることが、リハビリ。」へ刷新した。こ
のメッセージには、介護を受けるご本人が、いつまでも自分らしく生きること
ができる排泄ケアを実現したいという思いが込められている。
 メッセンジャーには母親介護の経験があるジャズシンガー綾戸智恵を起用し、
テレビCM、ウェブサイト、薬局・薬店など小売店の店頭コーナー、小冊子など
を通じて、介護に携わる人たちにエールを送ってきた。さらにこのほど、さら
に介護に携わる人たちを応援したいという気持ちを込め、賞品が合計 830名様
に当たる同キャンペーンを09年3月1日から3ヵ月間実施することにしたもの。 


■ANNA
  小冊子「不織布ってどんなもの!?」を発刊

 日本不織布協会(ANNA)は、一般向けの不織布の紹介・PRのための小冊子「不
織布ってどんなもの!?」を発刊した。
 同冊子では、製法・用途が多種多様で一般的にその全体像が捉えにくいとさ
れる不織布について、できるだけわかりやすく簡易に解説した。同協会では、
会員各社向けに企業の事業内容ならびに不織布の簡単な紹介媒体としての活用
を見込んでおり、1冊100円・50冊単位(送料別)で販売も行う。
〔問合せ先〕
 日本不織布協会事務局
 TEL 06-6233-0842
http://www.anna.gr.jp/news/n0901-04.html


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ホームストレージ研究所
 家庭備蓄用抗ウイルスマスク“SURIVON”を発売

 ホームストレージ研究所(大阪市西区)ではこのほど、家庭備蓄用抗ウイル
スマスク“SURIVON”(サライヴォン)を発売した。
 (株)モチガセ(鳥取市用瀬町)が開発した抗ウイルス素材「BR-p3」を採用、
マスク表面に付着したウイルスの感染力を1分後には10万分の1以下にできる。
「BR-p3」は、食品にも採用される安全性の高い天然鉱物「ドロマイト」 を特
殊加工し高い抗ウイルス活性を付与したもの。サライヴォンは、表面近くの不
織布にこの BR-p3を担持させてウイルスを不活性化し感染を予防する。さらに
家庭備蓄のために改良を行い、保存期間を5〜7年と長期の保管に耐えるように
 3層フィルムで個別包装した。また密着性や装着性も向上させている。価格は
10枚入りパックで3,800円(送料別)。
http://hellodoctor.jp/topics/2008_summer/01.html


■白元
 会話が楽な医療用マスク“スーパーガードプロ N95マスク”

 白元では、医療従事者が使用する密着型マスク“スーパーガードプロ N95マス
ク”を販売している。
 米国労働安全衛生研究所の規格をクリアし、結核菌の院内感染対策用の防護マ
スクとしても使われている商品で、空気・呼気が漏れにくい構造で密着性に優れ
ている。マスク内側には「ノーズクッション」を採用し、鼻部分とマスクのすき
間をなくした。唇がマスクに触れにくく会話が楽。1枚840円。コンビニなどで販
売。
(1/30 日経MJ)


┏☆ 催  事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ANNA
「衛生部会分科会」を2月27日大阪で開催

 日本不織布協会(ANNA)は2月27日、大阪市中央区の「大阪産業創造館」にお
いて「衛生部会 分科会」を開催する。
 今回は、低酸素社会に向け経済産業省主導で進められている、産官学が一体
となったカーボンフットプリントの制度実用化に関連した講演を下記の通り行
う。なお、参加者は会場の都合により受付先着70名までとなる。
 (1) 「わが国におけるカーボンフットプリント制度の実用化に向けた取組み
   について」経済産業省商務流通グループ流通政策課課長補佐・中村大紀
   氏
 (2) 「衛生材料用品のカーボンフットプリント制度の応用事例」ユニ・チャ
   ーム潟Oローバル開発本部執行役員・伊賀上隆光氏、同第 2商品開発部
   長・林洋雄氏
〔問合せ先〕
 日本不織布協会事務局
 TEL 06-6233-0842
http://www.anna.gr.jp/news/n0901-02.html


┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
      http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521  FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.335
━━☆No.335☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆              NONWOVENS  REVIEW  On-Line
□■□              http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2009.02.16☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■東レ、新日本石油、トヨタ自動車ほか/民間 6社で「バイオエタノール革新
 技術研究組合」を設立
■ホンダ/燃料電池と太陽電池による家庭用発電システムの開発に着手
■シキボウ/炭素繊維強化プラスチックを航空機材料として供給
■セーレン/温度上昇を抑える合成皮革を開発
■リンテック/積極的な研究開発投資を継続
■帝人/社員参加の使用済みペットボトル社内リサイクル活動を開始
■産業技術総合研究所/高効率マイクロ燃料電池モジュールを開発
■帝人グループ/アジアで初、タイで「エコサークル」を展開
■ナノファイバー学会/産学官連携で研究や用途開拓を推進
■首都大学東京/リチウムイオン電池の安全性を高める新電極材料を開発
■大王製紙/「エリエール」ブランド誕生30周年で新種のあじさいを開発
■ホギメディカル/人事異動を発表
■ユニ・チャーム/「軽失禁」に関する実態調査を実施
■富士経済/高機能分離膜・フィルターの市場を調査

<海外ニュース>
■米エルディブ・エンジニアリング・アンド・リサーチ/ LiB用セパレーター
 の市場規模を調査
■中国/繊維製品還付率を2月から15%引き上げ

<製品開発>
■ユニ・チャーム/「ウェーブ」シリーズにパステルピンク新発売
■ユニ・チャーム/尿ケア専用品“チャームナップ” “ライフリー さわやか
 パッド” 改良新発売
■花王/“めぐりズム蒸気でホットアイマスク”が日経MJ最優秀賞

<催  事>
■TOKYO FIBER '09/繊維とクリエーターの組み合わせが決定

┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■東レ、新日本石油、トヨタ自動車ほか
 民間6社で「バイオエタノール革新技術研究組合」を設立

 新日本石油、三菱重工業、トヨタ自動車、鹿島建設、サッポロエンジニアリ
ング、東レの 6社は、食料と競合しないセルロース系バイオエタノールの一貫
製造技術に関する研究開発を開始するため、「バイオエタノール革新技術研究
組合」(理事長;松村幾敏氏・新日本石油副社長執行役員)を 2月下旬に設立
する。
 同研究組合は原油と競合できる価格(40円/L)で、20万kL/年規模を生産でき
る製造プロセスの技術を2015年までに確立することを最終目標として、バイオ
マス資源に関する先端的な研究拠点である東京大学との共同研究や、農林水産
関係研究機関(農業・食品産業技術総合研究機構、森林総合研究所)、秋田県
農林水産技術センター総合食品研究所、北海道大学等との連携により、画期的
な革新技術の確立を目指す。東京都文京区の東京大学アントレプレナープラザ
内に開設され、活動期間は2013年度までの約5年間となる。
 バイオ燃料はエネルギー安定供給の観点から原料調達の安定性の確保、コス
トダウンと価格安定性の確保が不可欠であることに加え、食料との競合や森林
などの生態系破壊の防止が大きな課題となっている。さらに、京都議定書上で
はバイオ燃料はカーボンニュートラルとして扱われているが、 LCAの観点から
実際の二酸化炭素削減効果を評価していくことも必要とされる。
http://www.toray.co.jp/news/rd/nr090209b.html
(2/9)


■ホンダ
 燃料電池と太陽電池による家庭用発電システムの開発に着手

 ホンダは燃料電池と太陽電池による家庭用発電システムの開発に着手した。
 既存事業である家庭用コージェネレーション(熱電併給)システムの技術を
基盤に、都市ガス改質などを組み合わせ水素を生成・貯蔵、発電する技術を確
立する。電気自動車や燃料電池車などのエネルギー源である電気や水素を、住
宅で生成する分散型システムとして実用化を急ぐ。
 ホンダは家庭用燃料電池システムで要素技術を蓄積し、事業者向けに水素や
充電ステーション用プラントの開発まで踏み込む方針。同社は家庭用コージェ
ネ技術と燃料電池、太陽電池の製造技術を持つ強みを生かし、次世代エコカー
のエネルギー供給のあり方を検討する。事業化は2010年代後半になる見込み。
同社は米国で家庭用水素供給システムの実証を行っているほか、太陽光エネル
ギーで水から水素を生成する研究にも取り組んでいる。ノウハウを蓄積してき
た既存の要素技術を組み合わせ、家庭用システムを作り込む。
(2/6 日刊工業)


■シキボウ
 炭素繊維強化プラスチックを航空機材料として供給

 シキボウは独自製法による炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を“Zplus(ジ
プラス)”の製品名で、航空機の材料として供給する体制を整えた。
 ジプラスは、筐体と構造体の接合を補強するコーナーフィーラーのほか、人
工衛星の補強用構造材としても供給実績がある。局面形状でも設計しやすい、
「LRI」製法が特徴で、樹脂を含浸した炭素繊維シート(プリプレグ)を加圧し
て焼き固める「オートクレーブ」製法と比べて強度、耐衝撃性、せん断への耐
久性が高く、さらに複雑な形状も成形が容易であるという優位性も備える。こ
れまでに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で3次元曲面がある複雑な大型
部材の成形技術をLRIで開発、また防衛省や三菱重工業などとも3次元織物を基
材とするCFRPを共同開発した実績を持っている。
(2/6 日刊工業)
 

■セーレン
 温度上昇を抑える合成皮革を開発

 セーレンは、夏場の強い日光を受けても表面温度の上昇を抑制する自動車シ
ート用の合成皮革を開発した。
 開発したのは“レスサーモクォーレ”と呼ぶ製品で、形態保持性の高いポリ
エステル繊維を基布に樹脂含浸させた合成皮革で、表面に赤外線を皮革内にと
どめない特殊処理を施している。詳しい赤外線カットのメカニズムについては
明らかにしていないが、同社の試験によると室温50度、湿度30%の環境下でハ
ロゲン光源を照射した場合、これまでの通常の人工皮革シートでは80℃まで上
昇するが、レスサーモ加工した場合は60℃台を保てるという。同シートはスズ
キの軽SUV「ジムニーワイルドウインド」に装備される。
(2/9 化学工業日報)

 
■リンテック
 積極的な研究開発投資を継続
 
 リンテックは、積極的な研究開発投資を継続して実行する。
 世界同時不況への対応策として設備投資は抑制するものの、研究開発投資に
ついては当初の計画通り2010年度までの3年間で210億円を投じる予定。
 開発ターゲットはディスプレイ材料、光ディスク、環境対応分野、新規材料
分野などで、とくに有機ELなど次世代ディスプレイ用材料や、半導体関連粘着
製品・装置に重点を置いている。また環境関連製品にも注力し、新型バックシ
ートが好調な太陽電池分野に加え、燃料電池用素材やウインドフィルムを強化
する。新規材料分野ではヘルスケアが重点領域で、あすか製薬と共同開発した
経口フィルム製剤に続く新製品として、現在産官学連携によりピーリング関連
製品の開発にも取り組んでいる。
(1/28 化学工業日報)


■帝人
 社員参加の使用済みペットボトル社内リサイクル活動を開始

 帝人グループは、大阪本社および東京本社で発生する使用済みペットボトル
のグループ内でのリサイクル活動を2月上旬より展開する。
 これまで両本社で発生する使用済みペットボトルは、回収事業者などを通じ
て資源ごみとして回収されていたが、今回の活動では社員の協力によって回収
し帝人ファイバー徳山事業所に運び、ポリエステル製品のケミカルリサイクル
工場でポリエステル繊維原料に再生させる。
 今回の取組みは、同社グループ内のさまざまなセクションから若手・中堅社
員が参加するグループ横断型研修「若手交流会」発表会での積極的な提案から
始まったもの。同社グループは07年に「環境経営宣言」を行い、「環境保全」
「環境配慮設計」「環境ビジネス」を 3本柱として「環境経営」を推進してお
り、グループ社員一人ひとりにまで環境経営の浸透を図るため、従来から社員
参加型の環境活動を展開している。
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090209_1.html
(2/9)


■産業技術総合研究所
 高効率マイクロ燃料電池モジュールを開発

 産業技術総合研究所(産総研)の先進製造プロセス研究部門機能モジュール
化研究グループ研究グループ長・淡野正信氏および研究員・鈴木俊男氏らは、
日本特殊陶業の協力のもと、450〜550℃での低温作動が可能な小型チューブ型
固体酸化物形燃料電池(SOFC)を利用したマイクロ燃料電池モジュールの開発
に成功した。
 同モジュールは、ミリメートルからサブミリメートル径の小型チューブ型SO
FCを利用したもので、550℃以下の低温領域でも 2W/cm3の発電電力密度を持つ
1cm3クラスのマイクロ燃料電池モジュール。多孔質体の中に空気を送り込むた
めの動力がほとんど不要で、自然拡散による空気供給が可能なため、飛躍的な
システムの効率向上や小型化が可能となり、小型移動電子機器用の電源として
の幅広い応用が期待できる。
 SOFCは燃料電池のなかでもっともエネルギー変換効率が高く、すべて固体材
料で構成できるため高い信頼性があり、取り扱いが容易で炭化水素系燃料の使
用も可能という優れた特長を有する。しかし、これまでのSOFCは800〜900℃の
動作温度が必要なため大型・定置用電源といった分野での利用に限られており、
低温作動が可能で小型・可搬型電源に利用できるSOFCの実現が強く望まれてい
た。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090212/pr20090212.html
(2/12)


■帝人グループ
 アジアで初、タイで「エコサークル」を展開

 帝人グループで、タイにおいてポリエステル長繊維織物の製造販売を手がけ
る 「Thai Namsiri Intertex Co.、Ltd.」(タイ・ナムシリ・インターテック
ス、以下TNI)は、ポリエステル100%の再生可能なメンズジャケットをタイで
製造・販売する。
 このメンズジャケットはポリエステル製品の循環型リサイクルシステム「エ
コサークル」によりリサイクルされる計画で、日本を除くアジアでのエコサー
クルの取組みは初めてのケースとなる。使用済みとなったジャケットはユーザ
ーが TNI宛に返送し、帝人ファイバー松山事業所に送られポリエステル繊維原
料に再生される。今後、再生ポリエステル繊維を使用した商品ラインナップを
拡充し、さらに販路も東南アジア諸国、インド、中東へと拡大させる計画。
 このメンズジャケットは、タイ出身で著名なサックス奏者と TNIが共同で立
ち上げた「KOH MR. SAXMAN」ブランドのアイテム。350gと超軽量で裏地・芯地
・パッドを使用せず 1枚の表地のみでつくられ、さらに洗濯可能でしわになり
にくい。ポリエステル100%の容器に入った状態で店頭販売されるのが特長で、
2月12日よりタイの最大手百貨店および現地のジャズバーにて現地価格2,980バ
ーツで販売される。
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090212.html
(2/12)


■ナノファイバー学会
 産学官連携で研究や用途開拓を推進

 産学官が連携して高機能繊維に関する研究や用途開拓を進める「ナノファイ
バー学会」が08年12月に発足した。
 研究領域は有機・無機・金属の3分野にまたがり、 異分野の人がその枠を超
えて集い、日本の部材産業の発展をリードする場になることを目指す。
 新学会の構想を最初に打ち出したのは東京工業大学の主任研究参事でテクノ
戦略研究所代表の本宮達也氏。欧米が実績で先行するナノファイバー研究につ
いて、伝統的な研究領域の壁を破るとともに、産業界との対話を活性化させる
新学会の必要性を訴え、これに東京工業大学の谷岡明彦教授、京都大学の平尾
一之教授、東北大学の井上明久総長らが賛同、発起人として開設準備を進めて
きた。
 新学会ではナノファイバーを 「直径が1〜100nm、長さが直径の100倍超の繊
維状物質」、もしくは「太さにかかわらずナノサイズの精密な構造設計をもつ
ファイバー」と定義している。代表例として新素材として注目されるカーボン
ナノチューブがあげられる。新学会には帝人など約50の企業も賛同。研究のほ
か人材育成も目標として掲げており、新学会が軸となった異分野融合の成果が
期待される。
(2/5 日経産業)


■首都大学東京
 リチウムイオン電池の安全性を高める新電極材料を開発

 首都大学東京の金村聖志教授らの研究チームは、リチウムイオン電池の正極
向けに新しい電極材料を開発した。
 リン酸化合物の「マンガリン酸塩リチウム」という物質で、「水熱合成」と
呼ぶ製造法を応用して構造の揃った結晶を作成した。結晶が整ったことでリチ
ウムイオンの通り道ができ、電極として利用可能となった。この物質は酸素と
リンの結合が強く、発火の原因となる酸素を放出しないため安全性が高い。ま
た材料コストも、現在使われているコバルト系に比べ約10分の 1になる。今後
企業と協力して実用化を目指す。
(2/6 日経産業)


■大王製紙
 「エリエール」ブランド誕生30周年で新種のあじさいを開発

 大王製紙は今年 4月に「エリエール」ブランドが誕生30周年を迎えるのを機
に、国際大会での受賞経験も豊富な園芸家・谷田部元照氏の協力のもと、エリ
エールティシューパッケージのデザインをイメージした新種のあじさい「エリ
エールアニバーサリー」を開発した。この花はエリエールブランド30周年の象
徴として、年間を通して各メディアに露出していくのと同時に、生活者にプレ
ゼントするキャンペーンにも使用していく。
 同社ではブランド誕生30周年という節目に、ユーザーへの感謝の気持ちと社
員の団結を図る目的で、パッケージデザインのあじさいを再現するプロジェク
トに 3年前から取り組んできた。エリエールアニバーサリーは、著名な園芸家
である谷田部氏の高い技術をもとに西洋のあじさいを交配し、選抜を繰り返し
て完成させたもので、同ティシューのパッケージデザインそのままの花の輪郭
と、日本人が愛着を持つ和風の品種に仕上げた。同ブランド30周年を祝うのと
同時に、エリエールブランドを愛してくれた生活者のさまざまな記念日にも楽
しんでもらえるよう、ネーミングをアニバーサリーとした。
http://www.daio-paper.co.jp/newsrelease/archieve/n210209.pdf
 (2/9)


■ホギメディカル
 人事異動を発表

 ホギメディカルは2月9日付で、下記の通り人事異動を行った。
 ・執行役員研究開発部部長 徐吉夫氏(旧学術部部長)
 ・学術部部長 橋本章氏(旧学術部課長)
http://www.hogy.co.jp/pdf/090209jinji.pdf
(2/9)


■ユニ・チャーム
 「軽失禁」に関する実態調査を実施

 ユニ・チャーム生活科学研究所では、失禁経験のある全国55歳〜74歳の男女
1,055人に「軽失禁」に関する実態調査を実施した。
 同調査結果によると、女性の約 6割が何らかの対処しているのに対し男性の
対処率は2割にとどまり、8割以上が対処していないことがわかった。これは失
禁対処や対処品に対して、男女で意識が異なることが要因であると推察される。
 具体的には多くの女性が小さじ一杯程度の失禁を、また多くの男性がしずく
程度の失禁を週一回あるいはそれ以下の頻度で経験しており、女性は咳やくし
ゃみをした時、男性は排泄後に尿もれが発生することが多かった。失禁対処に
ついては、男性の 8割がいまだ対処しておらず、女性に比べ失禁に対して無頓
着な一方で、対処している男性は対処品に簡便性を求める傾向があることもわ
かり、このような男性の失禁対処への意識に配慮する必要性が示唆された。こ
れに対し、女性の対処率は 6割であるものの、生理用ナプキンなどの代替品の
使用も多く、対処品を選ぶ際はモレないことを重視する傾向があった。このこ
とから、自分の失禁量に適した専用品が気軽に購入できる工夫や、より快適に
過ごすためには専用品が代替品よりも吸収性能や装着感に優れるなど特長の理
解を促進する必要性が示唆された。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/2009/09feb-1.html
(2/10)


■富士経済
 高機能分離膜・フィルターの市場を調査

 富士経済は、高機能分離膜(膜)およびフィルターの市場について調査を実
施し、その結果を報告書「高機能分離膜/フィルター関連技術・市場の全貌と
将来予測 2009」にまとめた。
 それによると、膜・フィルター市場(国内市場および日系メーカーの海外販
売)の2015年度市場予測は、07年度比28.2%増の 2,827億円、RO膜は世界的な
水不足から海水淡水化向け需要などが拡大し、07年度比81.5%増の 590億円と
なると見込まれる。
 同報告書では、膜およびフィルター市場を、「水処理」「医療」「空気・大
気浄化」「プロセス(工業分野の製造プロセス)/エネルギー」といった業界
や技術、用途特性が異なる 4つの需要分野に分類し、各々の市場動向やビジネ
スの実態・方向性を明らかにした。また、これらの分離技術を用いるアプリケ
ーションの市場についても調査・分析した。
 とくに注目される膜・フィルター市場の動向としては、水処理分野の「水処
理用RO膜」市場(08年度見込み 375億円・07年度比115.4%、15年度予測590億
円・同181.5%)、空気・大気浄化分野の「ケミカルフィルター」市場(同190
億円・同 108.6%、同 220億円・同 125.7%)、プロセス/エネルギー分野の
「炭化水素系イオン交換膜」市場(同57億円・同100.0%、同65億円・同114.0
%)、プロセス/エネルギー分野の「アルコール脱水膜」市場(同 2億円・同
66.7%、同13億円・同 433.3%)となっている。なお、各需要分野における市
場は以下の通り。
 (1) 水処理;08年度見込847億円・07年度比109.6%、15年度見込1,194億円
   ・同154.5%
 (2) 医療(国内販売のみ);同615億円・同101.2%、同730億円・同120.1%
 (3) 空気・大気浄化;同642億円・同97.3%、同678億円・同102.7%
 (4) プロセス/エネルギー;同164億円・同99.4%、同225億円・同136.4%
 (5) 合 計;同2,268億円・同102.8%、同 2,827億円・同128.2%
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/090209_09012.pdf
(2/9)

┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■米エルディブ・エンジニアリング・アンド・リサーチ
 LiB用セパレーターの市場規模を調査

 エルディブ・エンジニアリング・アンド・リサーチ社はこのほど、リチウム
イオン2次電池(LiB)用セパレーター市場に関する調査結果を発表した。
 それによれば、 LiB用セパレーターの世界市場は2015年には40億ドルの規模
に達する見通しで、ハイブリッド車やプラグインタイプのハイブリッド車、電
気自動車向けの成長を背景にしてセパレーターの市場は大幅に拡大するとして
いる。また同調査では LiB用セパレーターメーカーの増設計画や製法の動向、
またLiBに対する米エネルギー省の施策や優位性なども紹介している。
(2/4 化学工業日報)


■中国
 繊維製品還付率を2月から15%引き上げ
 
 中国財政部と国家税務総局は 2月から繊維製品の増値税還付率を引き上げた。
2月1日の輸出品で還付率が15%となる。
 中国政府は、最近明らかにした繊維製品の産業振興策のなかで、繊維製品の
還付率を14%から引き上げる措置を掲げていた。今回の対象になったのは人造
繊維長繊維、短繊維、衣類など。中国の繊維製品輸出は、主要向け先である欧
米での景気後退の影響を受け、中小企業を中心に厳しい事業環境に直面してい
る。
(2/10 化学工業日報)


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ユニ・チャーム
 「ウェーブ」シリーズにパステルピンク新発売

 ユニ・チャームは、シートクリーナー「ウェーブ」シリーズの“ウェーブ 
ハンディワイパー”(ハンディタイプ)と“ウェーブ 立体フロアワイパー”
(フロアタイプ)、“ウェーブ 立体キャッチシート”(フロア用ドライシー
ト)からパステルピンクを3月3日より新発売する。従来のブルーに加えて新色
のパステルピンクを追加するもの。
 近年、新型ウイルスなどのさまざまな病原菌の流行に対する不安から衛生意
識が高まり、こまめに掃除をする人が増えている半面、掃除には時間をかけた
くない人も増加していることから、手軽に掃除ができるシートクリーナーの需
要が拡大し、部屋の隅に置いても気にならないお洒落な掃除用品に人気が集ま
っている。ウェーブシリーズは、きれいにカンタンに掃除ができる便利でお洒
落なお掃除用品として、多くのユーザーに支持されている。
http://www.unicharm.co.jp/company/news/2009/09feb-4.html
(2/12)


■ユニ・チャーム
 尿ケア専用品“チャームナップ”“ライフリー さわやかパッド” 改良新発
売

 ユニ・チャームは尿ケア専用品の“チャームナップ”を 3月24日から、“ラ
イフリー さわやかパッド”を4月上旬からそれぞれ改良新発売する。
 表面に残る水分量を同社従来品と比較して約80%カットする表面材「なみな
みシート」を新採用するなど、吸収量の違いによって求められるそれぞれの機
能性を改良した。各商品の主な特長は以下の通り。
 “チャームナップ”(微量用、少量用、中量用、長時間快適用)
 “チャームナップ安心スリム”(多くても安心用、長時間安心用)
 (1) 吸収体部分の真ん中が膨らんだ「真ん中ふっくら吸収体」構造に改良。
   スリムタイプなのに体にフィットして安心の着け心地を実現(多くても
   安心用・長時間安心用のみ)
 (2) 表面材の不織布に「なみなみシート」を新採用していつでもサラサラ
   (少量用・中量用・長時間快適用のみ)
 (3) 新パッケージには、微量用の5ccから長時間安心用の150ccまで各タイプ
   の特長がわかりやすく、さわやかなデザインを採用
 “ライフリー さわやかパッド”(少量用、安心の中量用、長時間・夜でも安
  心用)
 (1) 少量用20ccと安心の中量用80ccは、新採用の表面材「なみなみシート」
   でいつもサラサラ。また、少量用は15ccから20ccへ、中量用は70ccから
   80ccへアップしてより安心の吸収量に
 (2) 多い時でも安心用120ccと長時間・夜でも安心用170ccは「なみなみシー
   ト」の新採用に加え、「真ん中ふっくら吸収体」構造に改良。パッドが
   ヨレずに体にフィットして尿量が多くても安心の着け心地
http://www.unicharm.co.jp/company/news/2009/09feb-3.html
(2/10)


■花王
 “めぐりズム蒸気でホットアイマスク”が日経MJ最優秀賞

 花王は、07年 9月より発売した“めぐりズム蒸気でホットアイマスク”が
好評を得ている。発売後1年間で約300万個を出荷し、08年の「日経優秀製品賞
・MJ最優秀賞」を受賞した。
 同製品は「目を温めて気分までリラックスする新習慣」を提案することで、
働く女性はもとより男性からも好評を得ている。昨秋、全面改良するとともに
香りつきタイプ 2種類を発売しラインナップを拡充したことも奏功した。改良
では時間あたりの蒸気の量を大幅にアップし、さらに伸縮性のある柔らかな不
織布を採用することで、小顔の女性でもしなやかにフィットするようにした。
 発売後にドラッグストアの店頭や街頭などで累計 300万枚を配布した結果、
口コミで評判が広がり、計画に比べ約1.3倍の売れ行きとなった。
(2/8 日経MJ)
http://www.kao.co.jp/megurism/eye/


┏☆ 催  事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■TOKYO FIBER '09
 繊維とクリエーターの組み合わせが決定

 日本の繊維産業の潜在力を世界に周知させる目的で 4月22〜27日、イタリア
・トリエンナーレ美術館において日本化学繊維協会などが主催して開催される
(第2回)「TOKYO FIBER '09」の繊維とクリエーターの組み合わせおよび作品
の構想が発表された。
 日本の化繊メーカーが有する高水準な素材を、国際的にも著名なクリエータ
ーが作品化することで、素材のもつ機能や特長を目に見える形で世界に向けて
アピールしていく。主な繊維とその特長、クリエーターの組み合わせおよび作
品の構想は以下の通り。
 (1) 旭化成・モールディング不織布×ミントデザインズ、作品アイディア
   「人や動物の顔を模したマスク」;素材は加熱プレス成型できる高機能
   不織布「スマッシュ」。軽くて破れにくく通気性・通液性に優れ、表面
   が平滑なため印刷性にも優れる
 (2) クラレ・チューニング不織布×津村耕佑氏、作品アイディア「新生児を
   迎える繭のゆりかご」;素材は通気性、吸水性、吸音性、伸縮性等々の
   特性をもち、人体の快適性をチューニングする高機能不織布「フレクス
   ター」。スチームジェット製法で製造され、軽量で加工性が高く立体成
   型性に優れる
 (3) 東洋紡・三次元スプリング構造体×鈴木康広氏、作品アイディア「全身
   で呼吸するマネキン“呼吸の三重奏”」;素材は 3次元スプリング構造
   体「ブレスエアー」。全体の95%が空気のため非常に軽量で耐久性も高
   く、弾性を維持する
 (4) 東レ・炭素繊維×青木淳氏、作品アイディア「ウルトラロングアームの
   照明器具」;素材は炭素繊維「トレカ(R)」。 特殊なアクリル原料を高
   温で炭化してつくった繊維で、鉄よりも強くて軽量、屈曲にも耐えうる
   スーパーファイバー
http://www.tokyofiber.com/
(2/9)

┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
      http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521  FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NONWOVENS  REVIEW  On-Line No.336
━━☆No.336☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□◆              NONWOVENS  REVIEW  On-Line
□■□              http://nonwovens-review.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆2009.02.23☆━

「NONWOVENS REVIEW On-Line」は,テックタイムス発行の季刊誌「NONWOENS
REVIEW」が発信しているE-mailを利用した情報配信サービスです。

不織布に関する最新の情報を、本誌購読者およびクライアントの皆様にいち早
くお届けしていきます。

┏☆ 目 次 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<国内ニュース>
■旭化成ケミカルズ/水処理膜事業を印・中東で本格展開
■ホンダ/2015年度をめどに新燃料電池車を開発
■巴川製紙所/キャパシタ・電池用電極事業の合弁会社設立
■日立マクセル/リチウムイオン電池の新工場完成
■カネカなど素材大手/太陽電池事業を拡大
■東レ/太陽電池向けPETフィルムの生産体制を倍増
■クレハ/成形断熱材を太陽電池向けに拡大販売
■日清紡/事業買収で太陽電池製造設備事業を拡大
■トヨタ紡織/自動車用着せ替えシートを開発
■ダイワボウポリテック/抗ウイルス不織布使用マスクの販売を月平均100万
 枚へ強化
■ユニチカ/最高レベルの高熱伝導性を有するナイロン樹脂を開発
■三菱製紙/空調が最大35%省エネになる除湿シートを今春試験販売
■山陽製紙/“梅炭クレープ紙”を使った商品開発を積極展開
■産業技術総合研究所/リグニンから中空の炭素微粒子を作る技術を開発
■帝人グループ/「インド国際産業&技術フェア」に出展
■サンゲツ/リビングデザインセンターOZONEに最新壁紙を期間展示
■帝人グループ/携帯版サイト開設でインターネット通販を拡充
■化繊協会/09年1月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

<海外ニュース>
■インドラマ/タイでポリエステル繊維の生産能力を拡大 ほか

<製品開発>
■ユニ・チャーム/“マミーポコパンツ”商品ラインを一新
■ライオン商事/ペット用トイレシートとお掃除シートを新発売
■日本製紙クレシア/スコッティ(R)から3つの新製品を4月1日に発売
■資生堂/リヨセル混合不織布を採用したシート型制汗剤“クリアシャワーシ
 ート”

<催 事>
■日本包装学会/「第48回シンポジウム」を3月5日・東京で開催


┏☆ 国内ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■旭化成ケミカルズ
 水処理膜事業を印・中東で本格展開

 旭化成ケミカルズは、インド、中東市場における水処理膜の事業展開を本格
的にスタートさせる。
 同社では両市場とも都市化や工業基盤の急速な拡大にともない、水処理分野
でとくに有力な市場と判断。MBR(膜分離活性汚泥法)設備に最適なMF膜モジュ
ール製品を中心にシンガポール拠点が事業を推進、工業用排水や下水道関連施
設における採用を目指す。サウジアラビアは小規模施設向けで昨年までに納入
実績をあげており、年内にはアラブ首長国連邦(UAE)でも初納入となる。さら
にインドでも通常タイプのMFモジュールは数年前から販売実績をもつため、こ
れに続き MBR設備向けMFモジュールも市場への投入を始める。同社では今年を
両市場の本格開拓の元年と位置づけ、事業展開する地域を拡大していく。
(2/10 化学工業日報)


■ホンダ
 2015年度をめどに新燃料電池車を開発

 ホンダは2015年度にも市場投入を狙い燃料電池車(FCV)の新モデルを開発す
る。
 日米で08年にリース発売した現行のFCV「FCXクラリティ」をベースに機能の
絞り込みを行い、将来の年間1万〜2万台の生産を見据えたコストダウンに取り
組む。現行車は車体を専用設計し、年産 200台程度。量産効果が薄いことから
既存の乗用車への燃料電池システムの搭載も検討しコストを下げる。「アコー
ド」などが候補にあがっている。
(2/11 日刊工業)


■巴川製紙所
 キャパシタ・電池用電極事業の合弁会社設立

 巴川製紙所はエア・ウォーターとの共同で、キャパシタ・電池用電極事業の
合弁会社「ATエレクトロード株式会社」(茨木眞悟社長、大阪市中央区)を3月6
日に設立する。当初は巴川製紙所保有のプラントで生産をスタートし、2011年
には自社工場での生産を開始させる計画で、資本金は 3,000万円、株主構成は
巴川製紙所40%・エア・ウォーター60%となる。
 新会社はキャパシタおよび電池用の電極材、電極シートと関連部材の製造加
工・販売を事業内容とする。巴川製紙所がもつスラリー化・塗工・製紙技術と、
エア・ウォーターの樹脂製造・カーボン焼成技術を結集し、電極原料の樹脂か
ら電極シートの製造・加工まで一貫した技術で、顧客ニーズに合わせたフレキ
シブルな生産体制で高信頼性、高性能な電極を提供する。
 電気二重層キャパシタは太陽光・風力発電などの蓄電器、建設機械、事務用
機器などの民生用途のほか、自動車用途など幅広い分野で展開が進むことで年
率10%で市場が伸長し、08年には約 600億円規模となっている。また、新しい
方式のリチウムイオンキャパシタも実用化されつつあり、今後も著しい伸長が
期待されている。
http://www.tomoegawa.co.jp/topic/2008/topic20090213_2.html
(2/13)


■日立マクセル
 リチウムイオン電池の新工場完成
 
 日立マクセルの京都事業所でリチウムイオン電池の新工場が竣工した。
 生産能力は携帯電話など向けの小型サイズ換算で隣接する既存工場の 2倍の
約4,000万個。足元の受注は落ち込んでいるが将来の市場拡大に備える。3月に
は稼働開始、設備を増強すれば将来は月約 1億個以上に増やすことが可能とな
る。同社では中核事業であるリチウムイオン電池の主力工場にしたい考えで、
需要が回復すれば後行程の生産能力を増強する予定。
(2/16 日経産業)


■カネカなど素材大手
 太陽電池事業を拡大

 素材関連の大手企業が、太陽電池や関連素材の事業を拡大を急いでいる。
 カネカは薄膜太陽電池セル・モジュール、大幅にコストを削減した生産手法
を確立し、欧州での生産を見据える。原料の多結晶シリコンでは JFEスチール
や新日鉄マテリアルズ、トクヤマが、2011〜12年度までに能力を 2倍以上に引
き上げる。景気悪化で各社とも主力事業の見直しや投資の先送りなどを余儀な
くされるなかでも、成長分野として引き続き経営資源を集中していく。
(2/13 日刊工業)


■東レ
 太陽電池向けPETフィルムの生産体制を倍増

 東レは太陽電池市場の伸長にあわせ2010年以降をめどに、バックシート用耐
加水分解PETフィルムの生産体制を日・仏・韓・中の四極に拡大する。
 生産能力は現行比2倍の年2万4,000t。中国は4系列目となる新設備を増設し、
韓国は既存設備の改造も含め検討を進める。原料製造と製膜設備一体となった
設備増強を計画しており、各拠点にある既存重合設備を耐加水分解 PET原料製
造へ順次改造していく。
 同社では昨秋、フランス工場の製膜設備を耐加水分解 PETフィルム用に改造
し、年間生産能力は3倍の1万2,000tになった。これに併せて三島工場(静岡県)
の重合設備 1機を耐加水分解PET原料の専用機に改造。年間1万2,000tの原料供
給体制を整えている。
(2/16 日刊工業)
 

■クレハ
 成形断熱材を太陽電池向けに拡大販売

 クレハは炭素繊維事業の柱の一つである成形断熱材で、シリコン系太陽電池
向けを中心には販売を拡大する。
 同社は成形断熱材では50%前後の世界シェアを握るが、08年は供給能力不足
でシェアを下げた。そこで 1月にいわき事業所の炭素繊維原糸増強を完了し供
給能力の不足を解消、さらに今月には生産能力を 1.5倍に増強した。これによ
り09年はシェアを再び50%以上に引き上げる。今後も原糸に加えて中国・上海
および米国で断熱材の増強を検討、前倒しで設備投資を実施し炭素繊維事業の
12年度目標である売上高120億円の達成を目指す。
(2/12 化学工業日報)


■日清紡
 事業買収で太陽電池製造設備事業を拡大

 日清紡績は1月30日付けで、「株式会社アルプスエンジニアリング」(静岡県
浜松市)の事業の一部である機械設備を開発・設計・製造する装置製造事業部
門を買収し、同社が新たに設立した子会社「日清紡アルプステック株式会社」
がそのまま継承する。これにより、太陽電池製造装置事業の領域拡大と体制強
化を図る。
 太陽電池製造装置および各種専用工作機の開発・設計・製造を手がける日清
紡アルプステックは、昨年12月26日に日清紡の100%出資(資本金2億円)で設
立された。
http://www.nisshinbo.co.jp/press/20090213pv-nat.html
(2/13)


■トヨタ紡織
 自動車用着せ替えシートを開発

 トヨタ紡織は自動車のシートを専用カバーで模様替えできる“ら・シート”
を開発、2月9日にトヨタ自動車が発売したヴィッツ特別仕様車 F・Chambre a 
Paris collection(シャンブル ア パリ コレクション)の「着せ替えシート」
として採用された。
 この着せ替えシートは、自動車の車室空間を自分の部屋のように衣替えでき
たらという消費者視点の発想の下、女性デザイナーを中心に企画・開発を進め
てきたシートで、トヨタ自動車が遊びゴコロ満載のクルマを生み出すことをテ
ーマとした新プロジェクト「デコクレ」に今回採用された。内装システムサプ
ライヤーのトヨタ紡織が、これまで培った繊維・シートカバー技術を駆使し、
シートの意匠性や座り心地など高い品質はそのままに、簡単に模様替えできる
構造が特徴。
http://www.toyota-boshoku.co.jp/ps/qn/guest/news/showbody.cgi?CCODE=3&NCODE=4 
(2/19)


■ダイワボウポリテック
 抗ウイルス不織布使用マスクの販売を月平均100万枚へ強化

 ダイワボウグループのダイワボウポリテックでは、銅イオン担持抗ウイルス
不織布を使用したインフルエンザウイルス感染予防マスクの販売を強化する。
 昨秋から備蓄用として企業などに拡販を進めてきたが、今後は病院にも販路
を広げるなどし、09年度には現状比約3倍となる月間平均100万枚の販売を目指
す。これまでマスク向け不織布の供給を行ってきた実績はあるが、最終製品の
マスクの販売は初めて。
 昨年10月から発売した“プロテクシールド”は、インフルエンザウイルス感
染防止に特化したマスクで、京都産業大学の鳥インフルエンザ研究センターと
共同で開発した。同マスクは表地と裏地の間に、銅イオン担持レーヨン不織布
を含む 3層のフィルターを構成しウイルスを不活性化させる。日本化学繊維検
査協会で測定したバクテリア濾過効率(BFE)は99%を誇る。
 昨年10月から企業や自治体の備蓄用として販売を開始し、売上枚数も月30万
枚と好調に推移している。今後、医師や看護師など病院向けにも拡販を進める
考えで、09年度販売枚数を月平均 100万枚に引き上げる。ダイワボウではグル
ープ会社のダイワボウノイでも、昨年10月からプロテクシールドと同様の抗ウ
イルス素材に、花粉やアレルゲン吸着機能を兼ね備えた多機能マスクをコンビ
ニエンスストアで販売するなど、拡大基調にあるマスク市場での展開を強めて
いる。
(2/16 化学工業日報)


■ユニチカ
 最高レベルの高熱伝導性を有するナイロン樹脂を開発

 ユニチカは、代表的なエンジニアリングプラスチックであるナイロン樹脂の
熱伝導率を大幅に向上させる技術を開発した。
 これまでナイロン樹脂単独では熱伝導率0.2W/(mK)が最大値だったが、今回
の技術により熱伝導率を一気に50W/(mK)レベルへと高めることが可能となった。
汎用エンジニアリングプラスチックの熱可塑性樹脂としては世界最高レベルの
熱伝導性を付加したナイロン樹脂の開発により、OA 機器、IT 機器、電気・電
子部品、LED 照明部品やセンサー部品など幅広い要求分野への展開が期待され
る。
 今回の開発ではナイロン樹脂のポリアミド構造や配合成分を特殊設計し、さ
らに同社が独自開発したコンパウンド技術を応用することにより、熱伝導性フ
ィラーを大量に配合しても溶融流動性に優れ、また機械物性に優れるナイロン
樹脂材料を得ることに成功した。
 近年、電子機器の高性能化、高容量化、小型化が急速に進み、多くの部品や
ユニットにおいて放熱性能が問題となっており、ナイロン樹脂に対しても固有
の特性は劣ることなく熱伝導性に優れた樹脂の開発ニーズが高まっていた。
http://www.unitika.co.jp/news/news-data/high_polymer-00197.html
(2/17)


■三菱製紙
 空調が最大35%省エネになる除湿シートを今春試験販売

 三菱製紙は、除湿剤を使った省エネ型空調向け材料を製造する。
 産業技術総合研究所が開発した除湿剤をロールシート状に加工する技術を確
立し、今春から空調メーカーに試験販売する。シリカゲルなど既存の除湿剤に
比べ空調の消費エネルギーを20〜35%抑えられる。
 新しい空調材料は、空調機の内部でロールシート状の除湿剤を回転させ、空
気を通して除湿する「デシカント空調」向け。非結晶のアルミニウムケイ酸塩
の化合物でナノメートルサイズの微粒子を使う。
 不織布の製造技術を応用して、この微粒子をポリエステル樹脂と混ぜ、厚さ
100〜150μm のシートにした。化合物が均一に分散するよう配合率や添加剤を
調整した。
 同微粒子は水分を50℃前後で放出する性質をもつ。除湿剤が吸着した水分は
熱を加えて放出させるが、80〜100℃ を要する既存の除湿剤よりエネルギーが
少なくて済む。
(2/17 日経産業)


■山陽製紙
 “梅炭クレープ紙”を使った商品開発を積極展開

 山陽製紙(大阪府泉南市)は自社開発した“梅炭クレープ紙”を使った商品
開発を積極的に進めている。
 “梅炭クレープ紙”は、産業廃棄物として焼却処分されている梅の種を炭化
させ、粉末状にして練り込んだ再生紙。高い防臭・抗菌効果をもつことに加え、
焼却処分と比べCO2発生量が10分の1という環境負荷の低さも特徴である。
 同社では商品化を進めるため08年春に大阪府下の八千代パッケージ、森本紙
器工業所、巽製函、ユメックス、アネックス、マドックなど中小紙器メーカー
 6社と連携して「チーム梅炭」を結成。08年末にはブーツキーパーなどの商品
を発売、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された展示会に共同出展し、初
の展示即売会を開催。今後も展示会を通じて販売店を探し販路を広げる。商品
アイテムも拡充する計画で、梅炭クレープ紙を使った衣料品も構想している。
(2/10 日刊工業)


■産業技術総合研究所
 リグニンから中空の炭素微粒子を作る技術を開発

 産業技術総合研究所(つくば)では、木材などに含まれるリグニンから中空
の炭素微粒子を作る技術を開発した。
 きわめて軽い微粒子でや弾力のあるものなどを容易に作れ、樹脂に添加する
などして幅広い利用が期待できる。バイオエタノール生産の廃棄物も原料に利
用でき、木質バイオマスの効率化にもつながる。
 リグニンを塩化ナトリウムなどの無機塩と混ぜた水溶液をスプレーで微細な
水滴にしてから600〜800℃で熱分解、さらに水で無機塩を洗い流して乾燥させ
ると、大きさが数10μm以下の中空の炭素微粒子ができる。
 無機塩の種類や量を変えると殻の薄さなども制御でき、1リットルあたり10g
以下の極めて軽い微粒子が作れる。また大気圧の 4,200倍の圧力で押し潰して
も、圧力が減ると元の形に戻る弾力性の高い粒子もできた。
(2/10 日経産業)


■帝人グループ
 「インド国際産業&技術フェア」に出展

 帝人グループは、 2月23〜26日にインドのバンガロールで開催される「第18
回インド国際産業&技術フェア(IETF2009)」に出展する。経済発展が著しく、
環境への関心の高まりが期待されるインドにおいて、環境ビジネスの浸透・拡
大を図る。
 同展示会は工業・技術分野におけるインド最大の国際見本市で、インド工業
連盟(CII)の主催で2年に1度開催されている。同社グループは今回が初出展と
なり、日本貿易振興機構(ジェトロ)が出展するエネルギーと環境をテーマと
した日本パビリオンの一部として参加し、循環型リサイクルシステム「エコサ
ークル」と水処理ビジネスの紹介パネルを展示する。同社グループは06年にニ
ューデリーに駐在員事務所を設立(07年に現地法人化)して以来、インドにお
けるマーケティングや事業開拓などの活動を積極的に展開している。
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090217.html
(2/17)


■サンゲツ
 リビングデザインセンターOZONEに最新壁紙を期間展示

 サンゲツは2月19日〜3月17日の期間、東京都新宿区の「リビングデザインセ
ンターOZONE」7階のIC'sスクエアにおいて、高付加価値で個性的な最新壁紙18
点と4つのコーディネイトブースを展示する。
 展示品はすべて「プレミアム・ウォール」をキー・コンセプトに 1月に発表
した最新の壁紙見本帳「2009−2011エクセレクト」の収録品となる。いずれも
全国4カ所の同社ショールームで1〜2月に開催された新作壁装展示会で、1万人
を超える設計士やインテリアコーディネーターなどプロの来場者からとくに高
い評価を得た壁紙を厳選した。手漉き和紙や漆、インポートコレクション、高
級織物壁紙など工芸品に近いクオリティのものが多く、高級感や個性を演出し
たい商空間やホテルをはじめとする各種施設、また住空間でもとくにこだわり
たい部位に好適となっている。
 また、同社は3月3〜6日の4日間、東京都有明の東京ビッグサイトで開催され
る店舗総合見本市「ジャパンショップ2009」に出展し、新作壁紙を紹介する。
パビリオンの外観はギフトのラッピングをイメージして半透明の不織布を用い
るなど、空間全体の演出にも趣向を凝らす。
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200902161131
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200902181217
(2/16・18)


■帝人グループ
 携帯版サイト開設でインターネット通販を拡充

 NI帝人商事が運営する帝人グループのインターネット通販「くらし@サイエ
ンス」は、携帯版サイト(http://www.kurashi-science.com/m)を2月23日より
開設する。
 同通販サイトの利用者は、働く女性や子どもをもつ主婦など忙しいユーザー
が多いため、外出先や移動中でもパソコンを立ち上げずに携帯電話で手軽に商
品を購入できる環境を提供し、利便性の向上を目指す。PC版の同通販サイトの
取り扱い商品から厳選した商品を紹介し、PC版の会員は携帯版サイトでも同じ
IDとパスワードが利用できるため、最小限の入力で商品を購入することができ
る。決済方法もPC版と同様、カード決済・代引き決済が可能となる。
 同通販サイトは、帝人素材を使用した商品を中心に高機能生活雑貨を販売す
る一般消費者向けのインターネット通販として04年に開設された。30〜40代の
女性を主なターゲットとした会員制(登録料無料)ショップで、会員数は現在
7,000人を超える。
http://www.teijin.co.jp/news/2009/jbd090218.html
(2/18)


■化繊協会
 09年1月度の化学繊維生産・在庫の概況(速報)を発表

 日本化学繊維協会(化繊協会)は、09年1月度の化学繊維生産・在庫の概況(速
報)を発表した。それによると、化学繊維生産は6万8,062t・前年同月比29.2%
減、うち合成繊維生産は 5万4,563t・同34.1%の減だった。主要品種では、ナ
イロンF 7,180t・前年同月比24.8%減、アクリルS 6,406t・同60.0%減、ポリ
エステルF 1万4,607t・同33.3%減、ポリエステルS 1万1,321t・同32.4%減だ
った。
 一方、化学繊維在庫(生産者)は12万9,436t・前月比 3.2%増・前年同月比
11.8%増で、うち合成繊維在庫は11万1,769t・前月比3.6%増・前年同月比9.2
%の増だった。主要品種では、ナイロンF 1万8,378t・前月比 10.5%増、アク
リルS 1万5,659t・同1.6%増、ポリエステルF 2万9,123t・同5.4%増、ポリエ
ステルS 29,731t・同1.3%の増となった。
http://www.jcfa.gr.jp/f3-news/press_release/seizai/seizai0901.pdf
(2/19)


┏☆ 海外ニュース ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■インドラマ
 タイでポリエステル繊維の生産能力を拡大
 
 印僑系ポリエステル大手インドラマグループの「インドラマ・ポリエステル
・インダストリーズ(IPI)は、タイでポリエステル繊維の生産能力を拡大する。
 3月をめどに現状比倍増の年25万t体制とする計画。これに伴い 300名を新規
採用し、従業員を1,000名体制とする。IPIは台湾の東帝士グループから買収し
た子会社トゥンテックス(タイランド)が前身で、昨年に社名変更している。
増産するポリエステル繊維の6〜7割は世界50カ国・地域に輸出する予定。増産
体制を整備し今年の売上高は80億パーツを目指している。 
 (2/12 化学工業日報)


■韓国・中国繊維メーカー
 相次ぎパラ系アラミド繊維事業へ進出

 アジアの繊維メーカーが、相次いでパラ系アラミド繊維事業に進出する。
 量産に成功している韓国のコーロンは独自ブランドをテコに超高弾性の次世
代品の開発を進めているほか、暁星は400億ウォンを投資し6月に年1,000tの新
工場を完成させる。
 中国山東省の繊維メーカー、煙台スパンデックスはメタ系アラミド繊維の増
産に続き、新たにパラ系の生産にも乗り出す計画だ。従来この繊維は米デュポ
ンと帝人しか製造メーカーはなく寡占が続いている。防弾チョッキや自動車タ
イヤコードなど産業資材分野で世界的に需要が増加しており、これら進出企業
がどこまでシェアを拡大できるのか注目される。
 (2/12 化学工業日報)


■アールストローム社(欧州)
 イタリアのウェットワイパー事業を縮小

■ライオンデルバセル(オランダ)
 米国とドイツの事業に対して破産法第11条の適用を申請

■アヴゴル社(中国・米国)
 中国の合弁工場に第2スパンメルトラインを増設し生産能力を1万5,000t増強
し、米国ノースカロライナ工場の2ラインを改良

■アルビス・ジャーマニー・ノンウーヴン社(ドイツ)
 イタリアのアルビル・グループの一員であるアルビス・ジャーマニー・ノン
ウーヴン社が、2008年11月に破産申請を行い、破産管財人の管理下で操業中

■フィテサ社(米国)
 ブラジルのフィテサ社が、米国でのスパンメルト工場建設候補地の決定の遅
れにより、工事着工が45〜60日遅延。新工場はサウスカロライナ州ローレンス
郡に建設され、2010年第1四半期稼働予定

■ロックライン・インダストリーズ社(英国)
 米国で生産、英国で加工された再生綿75%、セルロース繊維25%のワイパー
を英国の顧客に供給


┏☆製 品 開 発☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ユニ・チャーム
 “マミーポコパンツ”商品ラインを一新

 ユニ・チャームはベビー用紙オムツ“マミーポコパンツ”の従来サイズの入
り枚数を変更するとともにビッグより大きいサイズを新発売して商品ラインを
一新、3月3日より新発売する(入り枚数変更は順次発売)。
 ベビー用紙オムツの消費者の志向は、価格よりも品質を重視する「プレミア
ムユーザー」と価格を重視する「スタンダードユーザー」に大きく二分され、
後者の割合は約35%となっている。同社では昨年、プレミアムユーザー向けに
“ムーニー”ブランドを一新したが、今回スタンダードユーザーのニーズに応
え、マミーポコパンツの入り枚数を変更して購入しやすくするとともに、月齢
の高いこどものためにビッグより大きいサイズを新発売してラインナップを一
新する。商品の主な特長は以下の通り。
 (1) 適用体重「13〜25kg」のビッグより大きいサイズを新発売し、商品ライ
   ンナップを充実。また従来のビッグサイズの適用体重表記を「12kg〜」
   から「12〜17kg」へと変更
 (2) おしりワンポイントだった従来サイズの図柄から、ディズニーのデザイ
   ンを全面に配置することでこどもにも楽しいオムツ換えを実現
 (3) 入り枚数を、M(42→48枚、66→74枚)、L(32→40枚、52→62枚)、ビ
   ッグ(30→34枚、48→52枚)にそれぞれ変更(従来のサイズ、M・L・ビ
   ッグ)
http://www.unicharm.co.jp/company/news/index.html
(2/17)


■ライオン商事
 ペット用トイレシートとお掃除シートを新発売

 ライオン商事は、高機能愛犬用トイレシート“瞬乾ペットシート Salari(サ
ラリ)”を3月2日に新発売するほか、4月にはペットの汚れもニオイも拭き取る
掃除用クリーナー“ペットキレイ お掃除シート”を改良新発売する。各商品
の主な特長は以下の通り。
“瞬乾ペットシート Salari(サラリ) ”(レギュラーサイズ[45cm×32cm]50
枚入、ワイドサイズ[60cm×44cm]24枚入)
 (1) 「2段構造立体ドライメッシュシート」が尿を瞬時に吸収層へ送り込み、
   さらに逆戻りしにくいため足濡れしにくい
 (2) 植物性消臭成分「国産天然ヒノキ」配合で、尿のニオイを長時間しっか
   り消臭
 (3) 2段構造立体ドライメッシュシートと若草色の外観で尿跡が見えにくく
   見た目の清潔感を保ち、フンも取り除きやすくて衛生的
 (4) コンパクトでもしっかり尿を吸収するため長時間使えて経済的。ゴミの
   減量にも役立ち、エコロジカル

“ペットキレイ お掃除シート”(22枚)
 (1) 除菌成分を食品にも使われる植物性のグレープフルーツ種子抽出成分に
   変更し、ペットがなめたときにもより安心に
 (2) 拭き取るだけでペットの汚れを手早くすっきり落とせる。消臭成分効果
   で気になるニオイも除去、除菌効果で清潔を保つ
 (3) フローリングワイパーに装着可能な200×300mmの超大判サイズ
 (4) さわやかなミントの香り
http://www.lion-pet.jp/press/2009/0217_01.htm
http://www.lion-pet.jp/press/2009/0217_08.htm
(2/17)


■日本製紙クレシア
 スコッティ(R)から3つの新製品を4月1日に発売
 
 日本製紙クレシア(酒井一裕社長)は4月1日に以下の3つの新製品を発売する。
“スコッティ(R)消毒ウェットタオル ウェットガード スリム”
 近年、新型インフルエンザなどのパンデミック対策やノロウィルスなどさま
ざまなバイ菌・ウィルスの流行などがマスコミにとりあげられ、消費者は不安
を感じ、「清潔・衛生」への関心が高まっている。市場では除菌機能のある台
所用洗剤や衣料用洗剤などの「清潔・衛生」商品、マスクや消毒用ハンドジェ
ルなどの「予防対策」商品の需要が年々高まっている。ウエットティシュ市場
においても、同様に付加価値をつけた「除菌タイプ」が主流となってきている。
こうした背景のもと、同社ではいち早く消毒効果のある医薬部外品ウェットテ
ィシュ“スコッティ(R)消毒ウェットタオル ウェットガード”を昨年4月に発
売、好評だったことからスリムボトルタイプ40枚入を新たにラインナップした
もの。特徴は以下の通り。
 (1) 女性や高齢者の方の手にも持ちやすい、「ウエストシェイプ スリムボ
   トル」
 (2) 小スペースに置け手軽に持ち運びもカンタン
 (3) ふんわり厚手の不織布シートでキレイに消毒
 (4) 香りを手肌に残さない無香料タイプ
 (5) 丸みをもたせた「プルアップキャップ」と「シャイニーパープル色」で
   やさしさ度アップ

“スコッティ(R)キッチンタオルボックス”
 ペーパータオル市場は年々拡大しており、素材別にみると不織布素材は減少
傾向にあるもののパルプ素材は増加傾向にある。この堅調に推移しているパル
プ素材の主流はロールタイプだが、ボックスタイプやフィルムタイプも確実に
市場に浸透している。こうした背景のもと、同社ではこのたびボックスタイプ
のなかで高いシェアを占める“スコッティ(R)キッチンタオルボックス”を、
シートサイズはそのままにさらに使いやすく改良した。特徴は以下の通り。
 (1) カートンサイズの変更(シートサイズはそのままに横幅をよりコンパク
   トに)
 (2) 取出し口を大きくして使いやすさアップ
 (3) シートの吸水性をアップ
 (4) デザインは好評の現行デザインをリフレッシュ
 (5) ワンプッシュで折りたためるイージーフォールド(箱を簡単にたためま
   す)
 (6) 専用マグネットバー(別売)を使用すれば冷蔵庫などのスチール部分に
   くっつき、さらに便利に使える

“スコッティ(R)ペーパーふきん サッとサッと”
 業務用品としてスタートしたペーパーふきん(手拭き)は、衛生意識の高ま
りにともない一般家庭での使用へと広がり、手拭き用途はもちろん、さまざま
な場面で使用されている。また、ティシュは鼻かみ用途以外に口を拭いたりテ
ーブルを拭いたりといった、ワイパー的な使用用途が多いことも特徴である。
こうした背景のもと、同社では2007年春にペーパータオルよりも丈夫でティシ
ュよりも厚手という「いいとこ取り」のペーパーふきん “スコッティ(R)ペー
パーふきん サッとサッと”を発売したが、このほど愛用者を対象に満足点や
不満足点を調査し、使用用途をわかりやすくイラスト化し、たっぷり使える容
量など訴求ポイントを分かりやすくデザインしたパッケージにリニューアルし
た。特徴は以下の通り。
 (1) ペーパータオルよりも丈夫。ティシュよりも厚い
 (2) サッと取り出しサッと使える便利なペーパーふきん
 (3) 1枚ずつ取り出せるポップアップタイプ
 (4) たっぷり使用できる200シート(400枚200組)
 (5) 水周りの使用に便利なフィルム形態
 (6) 使用シーンのバリエーションをパッケージにわかりやすく説明
http://www.np-g.com/news/news09021701.html
http://www.np-g.com/news/news09021702.html
http://www.np-g.com/news/news09021703.html
(2/17)


■資生堂
 リヨセル混合不織布を採用したシート型制汗剤“クリアシャワーシート”

 資生堂は、制汗剤ブランド“エージー プラス”から、シートタイプの新製
品“クリアシャワーシート”を発売する。
 極細のリヨセル(レーヨン繊維の一種)を混合した新規不織布を採用。毛穴
の奥に詰まった汗や汚れを取り除く機能を強化した。
 リヨセルは、ユーカリなどのパルプから採れるもので、環境配慮型素材とし
てファッション分野にも用いられている。同素材を通常の8分の1にした繊維を
使用し、メッシュと布の形状をストライプ構造で織り合わせた。また従来の無
香料とせっけん以外に、爽快感をもたらす「シトラススカッシュ」の香りを新
たに用意するとともに現行の大サイズを40枚に増やした。汗拭き用に持ち歩く
ユーザーに向けて拡販をはかる。
(2/17 化学工業日報)


┏☆ 催  事 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日本包装学会
 「第48回シンポジウム」を3月5日・東京で開催

 日本包装学会は3月5日、東京都品川区の「きゅりあん」で「包装と環境−こ
れからの循環型社会をめざして−」をテーマに「第48回シンポジウム」を開催
する。
 食品買い物袋持参運動や原油の高騰など、近年の環境問題は生活者に実感さ
れるレベルにまで高まっている。包装分野ではこれまでも廃棄物としてリサイ
クルやリデュースなど、環境問題に対して多くの取組みを実行してきたが、こ
れからのサスティナビリティ(循環型)社会を考えると、より多くの対策がま
すます求められている。今回のシンポジウムでは、最新の取組み例や考え方、
アプローチについてさまざまな分野から講演し、環境に本当にいいこととは何
か、また今後何ができるのかを考える機会とともに、実行可能な具体案へのヒ
ントを提案する。
 申込締切は2月26日(先着順)。当日行われる講演は下記の通り。
 (1) 「飲料包装における環境問題とキリングループにおける取組みについて」
   キリンビール叶カ産本部技術開発部パッケージング研究所・天野勉氏
 (2) 「バイオプラスチック(バイオマスプラスチックと生分解性プラスチッ
   ク)の現状と今後」日本バイオプラスチック協会・猪股勲氏
 (3) 「容器包装削減に向けた取組み事例〜減装(へらそう)ショッピング2008
   の実験結果より〜」NPOごみじゃぱん/神戸大学大学院経済学研究科・
   小島理沙氏
 (4) 「循環型社会にむけた包装容器メーカーの取り組み事例」凸版印刷叶サ
   造統括本部エコロジーセンター・北嶋信幸氏
 〔問合せ先〕
 日本包装学会事務局
 TEL 03-5337-8717
http://www.spstj.jp/event/sympo/index.html


┏☆ 発  行 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)テックタイムス NONWOVENS REVIEW 編集部
E-mail : nonwoven@st-times.co.jp
URL : http://nonwovens-review.com/
      http://www.h2.dion.ne.jp/~st-times/
   http://www.st-times.co.jp/
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7
TEL03-3233-2521  FAX03-3233-2690
■購読の開始・中止・アドレス変更は上記までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━